JP4660810B2 - 境界梁ダンパー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物内の空間を阻害することなく、合理的にRC造構造物における振動を抑制することの可能な境界梁ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、超高層RC集合住宅は、高品質化のために天井を高く、しかも天井から梁型を出さない構造とすることが一般的になりつつある。階高を抑えつつ、天井高を確保するためには、梁成を小さく抑える必要がある。
【0003】
その解決策の一つとして、RCコアウォールを用いた構造が一般に採用されている。超高層RC集合住宅へのRCコアウォールの採用は、建物の耐震性能を高めるとともに、RCコアウォールに境界梁タイプの制震ダンパーを組み込むことで、建物のエネルギー吸収能力を向上させるといった効果をもたらすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなRCコアウォールに境界梁タイプの制震ダンパーを組み込むといった手法は、施工が困難であるとともに、コスト高となる場合が多い。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、ローコストで施工性がよく、建築物内の空間を阻害することなく、合理的にRC造構造物における振動を抑制することの可能な境界梁ダンパーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の境界梁ダンパーは、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートとより構成され、前記H形鋼の両端部が各々隣り合う前記鉛直部材の内部に収められていることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の境界梁ダンパーは、前記鉄筋コンクリートが、プレストレスを与えられていることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の境界梁ダンパーは、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートと、一方の面には前記H形鋼の端部が接合されているベースプレートと、より構成され、該ベースプレートの他方の面には鉄筋の端部が複数取り付けられて、複数の該鉄筋が前記鉛直部材内に収められることを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の境界梁ダンパーは、前記ベースプレートに取り付けられた鉄筋には、頭部付き鉄筋が用いられることを特徴としている。
【0010】
請求項5記載の境界梁ダンパーは、前記ベースプレートには、前記H形鋼の端部が対向しない箇所に複数のボルト孔が設けられるとともに、前記鉛直部材の側部には、境界梁ダンパーを設けたい所望位置で、前記ベースプレートのボルト孔と対向するようにボルト孔が取り付けられ、ボルトを介して前記H形鋼と前記鉛直部材が緊結されることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の境界梁ダンパーは、前記鉄筋コンクリートに用いられる主筋には、頭部付き鉄筋が用いられることを特徴としている。
【0012】
請求項7記載の境界梁ダンパーは、前記鉄筋コンクリートが、その外周を鋼板により覆われていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る境界梁ダンパーの実施形態について、図1から図9を用いて説明する。
【0014】
本発明の境界梁ダンパー1は、隣り合う鉛直部材間のスパンが短いような部位において、短スパン梁として有効に用いられるものである。設置例としては、図1及び図2に示すように、RCコアウォール3を用いた超高層RC集合住宅において、RCコアウォール3同士に挟まれた区間S1、RCコアウォール3と柱2に挟まれた区間S2、もしくは柱2同士に挟まれた区間を連結するような短スパン梁として用いている。本実施の形態では、RCコアウォール3同士S1に適用されている場合を例に挙げて、詳述する。
【0015】
なお、該境界梁ダンパー1が架け渡される柱2、及びRCコアウォール3は、鉄筋コンクリート等によりなるもので、境界梁ダンパー1が設けられる位置には主筋の間隔があらかじめ大きく設けられて、境界梁ダンパー1の端部が収まるように配筋されている。
【0016】
また、前記境界梁ダンパー1の基本的な構成(後述する各実施の形態において共通する基本構成)は、以下に示すとおりである。該境界梁ダンパー1は、H形鋼4と、該H形鋼4とRCコアウォール3との取り合い部を覆う鉄筋コンクリート6と、より構成される。前記H形鋼4は、両端部に高張力鋼等の強度の高い部材よりなる対をなす端部部材4aと、中央部に極軟鋼パネル5と、が用いられている。これらは、H形鋼4における極軟鋼パネル5を配置したい中央部のウェブをくりぬいて開口部を設け、該開口部のウェブ側の両側面に上下フランジと略同一の巾と上下フランジ間の高さとを有するリブプレート5aを配設し、リブプレート5a間と上下フランジ間の開口部に、極軟鋼パネル5をその面がウェブ面と一致するように配置してはめ込み、溶接等の緊結手段により剛となるように結合し、一体化したものである。このような構成によるH形鋼4の極軟鋼パネル5は、地震等が生じた際に、せん断変形を起こしてエネルギー吸収することにより、制震ダンパーの機能を果たすものである(図3〜図11参照)。
【0017】
なお、ダンパーとして用いられる該極軟鋼パネル5は、H形鋼4の端部部材4aよりも降伏点の低い鋼材であれば極軟鋼にこだわるものではなく、軟鋼や一般鋼等によるパネルを用いても良い。
【0018】
また、前記鉄筋コンクリート6は、主筋6aと、あばら筋6bと、コンクリート6cとよりなり、前記H形鋼4における極軟鋼パネル5と端部部材4aとの境界部から、RCコアウォール3との取り合い部までを(すなわち、図3〜図11に示されるように、リブプレート5aの位置からRCコアウォール3までの範囲全体を)根巻きして、前記境界梁ダンパー1とRCコアウォール3とを剛となるよう結合している。
【0019】
このとき、鉄筋コンクリート6を構成する主筋6aは、前記H形鋼4と平行に配置されているが、該主筋6aの前記RCコアウォール3側の端部は、RCコアウォール3の内部に収まるように配設されている。
【0020】
なお、該主筋6aは一般的に用いられる棒鋼を用いているが、RCコアウォール3側にコブ状の頭部が設けられた頭付き鉄筋を適用すれば、主筋6aにおけるRCコアウォール3への収まり長さを短くできるとともに、これらの定着強度はさらに増すものである。また、境界梁ダンパー1側の端部にもコブ上の頭部が設けられた頭付き鉄筋を適用すれば、主筋6aの定着強度が増し境界梁ダンパー1の効果を向上することができる。
なお、頭部付き鉄筋における両端部の形状はこれにこだわるものではなく、鉄筋径より断面の大きい部位が両端部に設けられる等、固まったコンクリートの中から抜けにくい端部を有する鉄筋であればよい。
【0021】
(第1の本発明の実施の形態)
図3に境界梁ダンパー1の第1の実施の形態を示す。該境界梁ダンパー1は、本発明において、もっとも基本的な構成を示したもので、境界梁ダンパー1を構成するH形鋼4が、隣り合う前記RCコアウォール3のスパンよりも十分長い部材長を有しているものである。
【0022】
このような構造による境界梁ダンパー1は、前記H形鋼4の端部(端部部材4aの先端部)がRCコアウォール3の内部に収められるとともに、鉄筋コンクリート6により前記H形鋼4の端部部材4aの全体が覆われ、RCコアウォール3との取り合い部が根巻きされていることから、境界梁ダンパー1とRCコアウォール3との取り合い部には、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)が形成されるものである。これにより、境界梁ダンパー1における端部の曲げ耐力、及びせん断耐力が大きくなるため、前記極軟鋼パネル5より構成されるダンパー機能の容量を大きくできるものである。
【0023】
(第2の本発明の実施の形態)
図4に境界梁ダンパー1の第2の実施の形態を示す。基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるが、前記H形鋼4の端部付近とRCコアウォール3との取り合い部に設けられる前記鉄筋コンクリート6には、前記H形鋼4と平行に複数本のPC鋼材7が張られ、前記H形鋼4と前記RCコアウォール3との取り合い部を根巻きする鉄筋コンクリート6にプレストレスが与えられている。なお、ここで用いられるPC鋼材7は、PC鋼棒、PC鋼線等、何れを用いても良い。
【0024】
前記鉄筋コンクリート6にプレストレスを与えることは、前記境界梁ダンパー1の端部における曲げひび割れを遅らせる機能を有することとなり、前記極軟鋼パネル5により構成されるダンパーの制震効果を向上させるものである。
【0025】
このように、第1及び第2の実施の形態における境界梁ダンパー1は、該境界梁ダンパー1の端部がRCコアウォール3の内部に埋め込まれる構造となる。したがって、境界梁ダンパー1はRCコアウォール3の施工と同時に、隣り合うRCコアウォール3間に架け渡されることとなる。
【0026】
(第3の本発明の実施の形態)
図5に境界梁ダンパー1の第3の実施の形態を示す。前記境界梁ダンパー1を構成するH形鋼4は、隣り合う前記RCコアウォール3のスパンと同じ長さの部材長を有しており、その両端部にはベースプレート8が取り付けられている。
【0027】
該ベースプレート8は、一方の面8aがH形鋼4の端部に溶接等の緊結手段により固着されるとともに、他方の面8bには複数の鉄筋9の一方の端部が溶接等により緊結されている。なお、該鉄筋9とベースプレート8の他方の面8bとは溶接に限ることなく、鉄筋9をあらかじめ前記RCコアウォール3内に頭部を突出した状態で埋設するとともに、ベースプレート8に鉄筋9を貫通する孔を設けておき、鉄筋9をアンカーボルトとしてベースプレート8に緊結しても良い。
【0028】
また、図6に示すように、前記H形鋼4の端部近傍にジョイント部4bを設けて、上述する方法によりベースプレート8側をRCコアウォール3に固着しておき、該RCコアウォール3の施工後に、前記極軟鋼パネル部5を含むH形鋼4を緊結しても良い。
【0029】
このような構成による前記ベースプレート8は、他方の面8bに設けられた複数の鉄筋9が前記RCコアウォール3の内部に突出しており、一方の面8aはRCコアウォール3の側面と同一平面を形成する状態でRCコアウォール3に埋設されている。また、前記H形鋼4の端部と前記RCコアウォール3との取り合い部は、鉄筋コンクリート6により根巻きされている。
【0030】
なお、前記ベースプレート8の他方の面8bに取り付けられた鉄筋9は、一般的に用いられる棒鋼が採用されているが、これにこだわるものではなく、前記RCコアウォール3に埋設される側の端部、境界梁ダンパー側の端部、またはその両方に頭部のついた、頭部付き鉄筋等の定着強度の高い部材を用いても良い。
【0031】
(第4の本発明の実施の形態)
図7に境界梁ダンパー1の第4の実施の形態を示す。前記境界梁ダンパー1の構成は、第3の実施の形態と同様であるが、前記鉄筋コンクリート6の外周面には鋼板10が巻かれている。これら鋼板10等は、表面に凹凸を設けたチェッカードプレートを裏曲げ加工して用いると良い。なお、ここで用いる鋼板10はこれに限るものではなく、鋼管等を用いても良い。
このとき前記鉄筋コンクリート6には、あばら筋6bが配設されていない。
【0032】
このような前記鉄筋コンクリート6を補強する鋼板10は、境界梁ダンパー1の端部におけるせん断補強筋の役割を果たすこととなり、ダンパー5の容量を大きくすることができる。
【0033】
(第5の本発明の実施の形態)
図8に境界梁ダンパー1の第5の実施の形態を示す。基本的な構成は第3、4の実施の形態と同様であるが、前記H形鋼4の両端部に設けられるベースプレート8は、一方の面8aにガセットプレート11が垂直に取り付けられている。前記H形鋼4の両端部は、このガセットプレート11を介してボルト12によりベースプレート8と緊結される。また、該ベースプレート8の他方の面8bには、鉄筋9の端部が溶接等により固着されており、前記RCコアウォール3の内部に突出している。
【0034】
このような構成のベースプレート8は、RCコアウォール3を施工する際に、あらかじめ境界梁ダンパー1を設けたい位置に対して、該RCコアウォール3のコンクリート打設時に同時に他方の面8bに固着された鉄筋9を埋め込むようにして取り付けるもので、前記境界梁ダンパー1は、該RCコアウォール3の施工後に取り付けられることとなる。
なお、前記ベースプレート8は、上述する構成に限ることなく、図8(d)に示すように、RCコアウォール3に雌ネジ14を埋設するとともに、ベースプレート8には対向する位置に孔を設けておき、ボルト12を用いて所望位置に固定する方法や、(e)に示すように、RCコアウォール3にアンカーボルト16を埋設するとともに、ベースプレート8には対向する位置に孔を設けておき、ナット17を用いて所望位置に固定する方法等により、取り付けても良い。
【0035】
このような構造による第3〜5の実施の形態に示す境界梁ダンパー1は、前記H形鋼4の両端部に鉄筋9が突出したベースプレート8が設けられ、鉄筋9等がRCコアウォール3に埋設されるようにしてベースプレート8が前記RCコアウォール3の側部に固着される構造となる。これにより、H形鋼4に発生する曲げ応力を前記鉄筋9に振り替えることが可能となる。したがって、設計上、前記鉄筋コンクリート6の曲げ耐力にH形鋼4の曲げ耐力を加算することができ、前記極軟鋼パネル5が構成するダンパーの容量を大きくすることができる。
【0036】
なお、第3〜5の実施の形態における前記ベースプレート8の他方の面8bに取り付けられた鉄筋9は、一般的に用いられる棒鋼が採用されているが、これにこだわるものではなく、前記RCコアウォール3に埋設される側の端部、境界梁ダンパー1側の端部、またはその両方に頭部のついた、頭部付き鉄筋等の定着強度の高い部材を用いても良い。
【0037】
(第6の本発明の実施の形態)
図9に境界梁ダンパー1の第6の実施の形態を示す。基本的な構成は第3〜5の実施の形態と同様であるが、前記H形鋼4の両端部に溶接により固着されたベースプレート8には、前記H形鋼4の端部と対向しない面に複数の図示しないボルト孔が設けられている。
一方、前記RCコアウォール3には、境界梁ダンパー1を設けたい位置で、前記ベースプレート8のボルト孔と対向するように、袋ナット等によりあらかじめ雌ネジ14等を埋め込むなどしてボルト孔13を設けておき、これらにボルト12を緊結することにより、RCコアウォール3にH形鋼4を緊結するものである。
【0038】
このような構成は、前記ベースプレート8のボルト孔を貫通し、RCコアウォール3に緊結されるボルト12が前記H形鋼4の端部に生じるせん断力を負担するものである。なお、施工時にはボルト12にせん断耐力を期待するが、境界梁ダンパー1完成時には、両端部が鉄筋コンクリート6で根巻きされるため、ボルト12のせん断耐力を期待する必要はなくなる。
【0039】
図10に境界梁ダンパー1の第6の実施の形態の変形例を示す。基本的な構成は第6の実施の形態と同様であり、前記H形鋼4の両端部に溶接により固着されたベースプレート8には、前記H形鋼4の端部と対向しない面に複数の図示しないボルト孔が設けられている。
一方、前記RCコアウォール3には、境界梁ダンパー1を設けたい位置で、前記ベースプレート8のボルト孔と対向するように、袋ナットを埋め込んでボルト孔13を設けておき、前記RCコアウォール3とベースプレート8の間にボルト貫通孔を有する間隔保持プレート18を挟み込んだ上で、アンカーボルト16を介して、RCコアウォール3にH形鋼4を緊結するものである。
【0040】
図10に示した前記ベースプレート8は、4本のアンカーボルト16によりRCコアウォール3にH形鋼4を緊結するものであるが、さらに施工の容易な2本のアンカーボルトによる例を図11に示す。この2本のアンカーボルト16による境界梁ダンパー1について、その施工方法を以下に示す。
【0041】
まず、前記RCコアウォール3を先行して施工する。該RCコアウォール3へコンクリートを打設する際には、該RCコアウォール3には、主筋6aを配設する位置にねじ込み用金物15を取り付けるとともに、前記境界梁ダンパー1を取り付ける位置には、前記ボルト孔13として袋ナットを取り付けておく。
コンクリートの硬化後、RCコアウォール3の型枠を脱型し、前記H形鋼4をRCコアウォール3に固定する。該H形鋼4を取り付けたい高さ位置まで吊り込んだ状態で、前記ボルト孔13にアンカーボルト16を図示しないベースプレートの前記アンカーボルト16の貫通孔を通してねじ込み、RCコアウォール3と前記H形鋼4のベースプレート8の隙間に前記間隔保持プレート18を配置する。前記アンカーボルト16にナット17を締め付けることにより、H形鋼4は、RCコアウォール3に固定される。
【0042】
なお、前記アンカーボルト16とナット17は、一体の頭付きボルトとすることも可能である。また、アンカーボルト16の本数は、前記H形鋼4のベースプレート8に各々2本ずつとしたが、荷重の大きい場合には、図10に示すように4本としても良い。
【0043】
次に、主筋6aを、前記RCコアウォール3内にあらかじめ設けた前記ねじ込み用金物15にねじこみ、RCコアウォール3内の鉄筋と一体化させておく。その後、せん断補強筋6bを主筋6aの直交方法周囲に配設し、型枠を立て込み、コンクリート6cを打設する。前記せん断補強筋6bは、取り付け前は前記H形鋼4に預けることが可能であり、前記型枠をH形鋼4から吊り支持することもできる。
【0044】
このような施工方法では、施工時には図12(a)に示すように、前記H形鋼4が鉄骨造の単純梁として、コンクリート打設時の荷重をH形鋼4によりRCコアウォール3に伝達する。前記H形鋼4の両端部が鉄筋コンクリート6により根巻きされると、RCコアウォールとH形鋼4のベースプレート8との隙間にもコンクリート6cが充填され、前記鉄筋コンクリート6とH形鋼4が一体化する。
完成時には図12(b)に示すように、中央部が鉄骨造で端部が鉄骨鉄筋コンクリート造の境界梁ダンパー1として、地震時(水平荷重時)の曲げモーメント及びせん断力をRCコアウォール3に伝達することができる。
【0045】
(第1〜第6の本発明における実施の形態の説明のまとめ)
上述する構成によれば、前記境界梁ダンパー1は、前記H形鋼4が、隣り合うRCコアウォール3のスパンより部材長が長く、その端部がRCコアウォール3の内部に収められるとともに、鉄筋コンクリート6により前記H形鋼4の端部部材4aが覆われ、RCコアウォール3との取り合い部が根巻きされることから、前記H形鋼4とRCコアウォール3との取り合い部にSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)が形成されるため、該境界梁ダンパー1における端部の曲げ耐力、及びせん断耐力が大きくなり、前記極軟鋼パネル5より構成されるダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。
【0046】
また、前記鉄筋コンクリート6にプレストレスを持たせることにより、境界梁ダンパー1の曲げひび割れを遅らせ、ダンパー機能の制震効果を向上させることが可能となる。
【0047】
さらに、前記鉄筋コンクリート6の外周を鋼板10を用いて補強することにより、境界梁ダンパー1の端部におけるせん断補強がなされ、ダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。
【0048】
一方、前記H形鋼4の部材長が、隣り合うRCコアウォール3のスパンと同じ場合においても、その両端部に鉄筋9が取り付けられたベースプレート8を設け、該鉄筋9及びベースプレート8が前記RCコアウォール3に埋設される構造とすることにより、H形鋼4に発生する曲げ応力を前記鉄筋9に振り替えることができ、前記鉄筋コンクリート6の曲げ耐力にH形鋼4の曲げ耐力を加算することが可能となるため、前記境界梁ダンパー1の端部をSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)にする場合と同じように、ダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。
【0049】
また、前記H形鋼4の部材長が、隣り合うRCコアウォール3のスパンより小さい場合においては、前記ベースプレート8のボルト孔を貫通し、RCコアウォール3に緊結されるボルト12が前記H形鋼4の端部に生じるせん断力を負担するものである。なお、施工時にはボルト12にせん断耐力を期待するが、境界梁ダンパー1完成時には、両端部が鉄筋コンクリート6で根巻きされるため、ボルト12のせん断耐力を期待する必要はなくなる。
【0050】
該境界梁ダンパー1に用いられる鉄筋コンクリート6の主筋6aや、前記ベースプレート8の他方の面8bに取り付けられる鉄筋9に頭部付き鉄筋を用いることにより、一般に用いられる棒鋼を用いる場合に比べて、コンクリートとの定着強度を向上させることが可能となるとともに、部材長を短くすることができ、施工性が向上するとともに、工期短縮、コスト縮減を図ることが可能となる。
【0051】
また、境界梁ダンパー1は構成が簡略で合理的なためプレキャスト化が可能であり、これにより現場における境界梁ダンパー1の施工は前記RCコアウォール3に接合するのみでよく、現場施工が簡略化され施工性を向上することが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の境界梁ダンパーによれば、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートとより構成され、前記H形鋼の両端部が各々隣り合う前記鉛直部材の内部に収められていることから、境界梁ダンパーの端部にSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)が形成されるため、該境界梁ダンパーにおける端部の曲げ耐力、及びせん断耐力が大きくなり、前記極軟鋼パネルより構成されるダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。
【0053】
請求項2記載の境界梁ダンパーによれば、前記鉄筋コンクリートが、プレストレスを与えられていることから、境界梁ダンパー端部の曲げひび割れを遅らせ、ダンパー機能の制震効果を向上させることが可能となる。
【0054】
請求項3記載の境界梁ダンパーによれば、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートと、一方の面には前記H形鋼の端部が接合されているベースプレートと、より構成され、該ベースプレートの他方の面には鉄筋の端部が複数取り付けられて、複数の該鉄筋が前記鉛直部材内に収められることから、H形鋼に発生する曲げ応力を前記鉄筋に振り替えることができ、前記鉄筋コンクリートの曲げ耐力にH形鋼の曲げ耐力を加算することが可能となるため、前記境界梁ダンパーの端部をSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)にする場合と同じように、ダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。また、H形鋼が柱やRCコアウォール内に貫通しないため、柱やRCコアウォールを構成する鉄筋コンクリートの主筋との干渉を防止することができる。
【0055】
請求項4記載の境界梁ダンパーによれば、前記ベースプレートに取り付けられた鉄筋には、頭部付き鉄筋が用いられることから、一般に用いられる棒鋼を用いる場合に比べて、コンクリートとの定着強度を向上させることが可能となるとともに、部材長を短くすることができ、施工性が向上するとともに、工期短縮、コスト縮減を図ることが可能となる。
【0056】
請求項5記載の境界梁ダンパーによれば、前記ベースプレートには、前記H形鋼の端部が対向しない箇所に複数のボルト孔が設けられるとともに、前記鉛直部材の側部には、境界梁ダンパーを設けたい所望位置で、前記ベースプレートのボルト孔と対向するようにボルト孔が取り付けられ、ボルトを介して前記H形鋼と前記鉛直部材が緊結されることから、前記境界梁ダンパーの端部をSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート構造)にする場合と同じような効果を確保しながら、現場施工を簡略化することが可能となる。また、H形鋼が柱やRCコアウォール内に貫通しないため、柱やRCコアウォールを構成する鉄筋コンクリートの主筋との干渉を防止することができる。
【0057】
請求項6記載の境界梁ダンパーによれば、前記鉄筋コンクリートに用いられる主筋には、頭部付き鉄筋が用いられることから、一般に用いられる棒鋼を用いる場合に比べて、コンクリートとの定着強度を向上させることが可能となるとともに、部材長を短くすることができ、施工性が向上するとともに、工期短縮、コスト縮減を図ることが可能となる。
【0058】
請求項7記載の境界梁ダンパーによれば、前記鉄筋コンクリートが、その外周を鋼板により覆われていることから、境界梁ダンパーの端部におけるせん断補強がなされ、ダンパー機能の容量を大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る境界梁ダンパーの設置例を示す図である。
【図2】 本発明に係る境界梁ダンパーの設置例を示す図である。
【図3】 本発明に係る境界梁ダンパーの第1の実施の形態を示す図である。
【図4】 本発明に係る境界梁ダンパーの第2の実施の形態を示す図である。
【図5】 本発明に係る境界梁ダンパーの第3の実施の形態を示す図である。
【図6】 本発明に係る境界梁ダンパーの第3の実施の形態の変形例を示す図である。
【図7】 本発明に係る境界梁ダンパーの第4の実施の形態を示す図である。
【図8】 本発明に係る境界梁ダンパーの第5の実施の形態を示す図である。
【図9】 本発明に係る境界梁ダンパーの第6の実施の形態を示す図である。
【図10】 本発明に係る境界梁ダンパーの第6の実施の形態の変形例を示す図である。
【図11】 本発明に係る境界梁ダンパーの第6の実施の形態の変形例を示す図である。
【図12】 本発明に係る境界梁ダンパーの第6の実施の形態の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 境界梁ダンパー
2 柱
3 RCコアウォール
4 H形鋼
4a 端部部材
4b ジョイント部
5 極軟鋼パネル
5a リブプレート
6 鉄筋コンクリート
6a 主筋
6b あばら筋
6c コンクリート
7 PC鋼材
8 ベースプレート
8a 一方の面
8b 他方の面
9 鉄筋
10 鋼板
11 ガセットプレート
12 ボルト
13 ボルト孔
14 雌ネジ
15 ねじ込み用金物
16 アンカーボルト
17 ナット
18 間隔保持プレート
Claims (7)
- 隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、
鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、
該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートとより構成され、
前記H形鋼の両端部が各々隣り合う前記鉛直部材の内部に収められていることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 請求項1記載の境界梁ダンパーにおいて、
前記鉄筋コンクリートが、プレストレスを与えられていることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、
鉛直部材に対して直交するように配され、両端部に対をなす端部部材を配するとともにそれら端部部材の間に他の部位に比べて降伏点の低い鋼材を配したH形鋼と、
該H形鋼における前記端部部材と前記降伏点の低い鋼材との境界部から、前記鉛直部材の側部との取り合い部を覆うように設けられた鉄筋コンクリートと、
一方の面には前記H形鋼の端部が接合されているベースプレートと、より構成され、
該ベースプレートの他方の面には鉄筋の端部が複数取り付けられて、複数の該鉄筋が前記鉛直部材内に収められることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 請求項3記載の境界梁ダンパーにおいて、
前記ベースプレートに取り付けられた鉄筋には、頭部付き鉄筋が用いられることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 請求項3記載の境界梁ダンパーにおいて、
前記ベースプレートには、前記H形鋼の端部が対向しない箇所に複数のボルト孔が設けられるとともに、
前記鉛直部材の側部には、境界梁ダンパーを設けたい所望位置で、前記ベースプレートのボルト孔と対向するようにボルト孔が取り付けられ、ボルトを介して前記H形鋼と前記鉛直部材が緊結されることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 請求項1から5のいずれかに記載の境界梁ダンパーにおいて、
前記鉄筋コンクリートに用いられる主筋には、頭部付き鉄筋が用いられることを特徴とする境界梁ダンパー。 - 請求項1から6のいずれかに記載の境界梁ダンパーにおいて、
前記鉄筋コンクリートが、その外周を鋼板により覆われていることを特徴とする境界梁ダンパー。
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