JP2515467Y2 - 屋根ユニット組立・輸送治具 - Google Patents

屋根ユニット組立・輸送治具

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JP2515467Y2
JP2515467Y2 JP1991059594U JP5959491U JP2515467Y2 JP 2515467 Y2 JP2515467 Y2 JP 2515467Y2 JP 1991059594 U JP1991059594 U JP 1991059594U JP 5959491 U JP5959491 U JP 5959491U JP 2515467 Y2 JP2515467 Y2 JP 2515467Y2
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Japan
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roof unit
roof
unit
jig
assembling
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誠之 岩井
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Misawa Homes Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅の屋根を構成する
屋根ユニットの組立・輸送時に使用する屋根ユニット組
立・輸送治具に関する。
【0002】
【背景技術】近年、現場における住宅の施工期間を短縮
するためにユニット工法が多用されつつある。このユニ
ット工法は、モジュール化したユニットを予め工場で組
立て、これらのユニットを現場までトラック等で輸送し
た後、基礎上にて組み合わせてユニット住宅の施工を行
うものである。
【0003】このユニット工法では、ユニット住宅の屋
根も複数の屋根ユニットを組み合わせることにより施工
されていた。このユニット住宅の屋根としては、一般に
図3に示す断面五角形の中央屋根ユニット30と、断面
直角三角形の側部屋根ユニット31とを組み合わせるこ
とで構成されていた。
【0004】しかしながら、このような屋根ユニット3
0,31を用いた屋根では、隣接する中央屋根ユニット
30と側部屋根ユニット31との接続部分の各柱32,
33は、極めて接近して並設されることになる。このた
め、屋根全体から見れば柱32,33が重複することに
なって材料の無駄が生じ、コストが高くなるという問題
があった。
【0005】このため、本出願人は、図4に示すよう
に、柱および下部の梁を無くした断面山形の中央屋根ユ
ニット40を用い、この中央屋根ユニット40を側部屋
根ユニット31の柱33上で支持することで柱の重複を
無くし、材料の無駄使いを防止してコストの低減を図る
ことを考えた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、特に小
屋裏等を物置等で使用するため、屋根ユニット40の下
面に梁等を設けられない場合には、断面山形の中央屋根
ユニット40ではトラス等の強固な構造が得られず、組
立・輸送時に力が加わると特に屋根の棟にあたる屋根ユ
ニット40の最上部で折れ曲がって変形する虞れがある
という問題があった。また、断面山形の中央屋根ユニッ
ト40だけでなく、断面が直角三角形の側部屋根ユニッ
ト31においても、その底面の梁を無くさなければなら
ない場合には同様の問題が生じる虞れがあった。
【0007】本考案の目的は、柱や梁が設けられていな
い屋根ユニットであっても、その組立・輸送を容易に行
え、かつ屋根ユニットの変形を防止できる屋根ユニット
組立・輸送治具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の屋根ユニット組
立・輸送治具は、住宅の屋根を構成する屋根ユニットの
組立・輸送時に使用する屋根ユニット組立・輸送治具で
あって、屋根ユニットの底面と略同じ大きさで枠状に組
まれたフレームと、該フレームの前記屋根ユニットの隅
部に対応した位置に立設されて屋根ユニットを支持する
支持部材と、この支持部材の上端に立設されかつ前記屋
根ユニットに形成された孔に嵌合して屋根ユニットを位
置決めするガイドピンとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】このような本考案では、工場において組み立て
られた屋根ユニットを屋根ユニット組立・輸送治具の支
持部材上のガイドピンによって位置決めしながら、支持
部材上に載置して固定し、この状態で屋根ユニットの仕
上作業を行い、トラック等で現場に輸送する。このた
め、組立時や輸送時にユニットに力が加わっても、屋根
ユニット組立・輸送治具が屋根ユニットの柱や梁の代わ
りになるため十分な強度が確保され、ユニットの変形が
防止される。
【0010】また、屋根ユニット組立・輸送治具に屋根
ユニットを載置し、治具をフォークリフトやトラック等
で運搬することが可能であるので、柱や梁がない屋根ユ
ニットであっても一般の住宅ユニットと同様に容易に輸
送することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本考案の一実施例に係る屋根ユニッ
ト組立・輸送治具1が示されている。治具1は、所定の
大きさで四角枠状に組まれた複数の鋼製材で形成された
フレーム2と、フレーム2の四隅に立設された4本の支
持部材3とを備えて構成されている。また、フレーム2
の下面の複数箇所には工場の床や地面に設置するための
足部4が設けられている。4本の支持部材3の上端に
は、それぞれ所定角度に折曲された支持プレート5が固
着され、これら支持プレート5にはガイドピン6がそれ
ぞれ立設されている。また、支持プレート5の折曲され
た斜面には、屋根ユニット結合用の孔7がそれぞれ形成
されている。
【0012】このような治具1には、図2に示すような
屋根ユニット10が載置固定される。屋根ユニット10
は、枠状に組まれた鋼製フレームからなる2枚の屋根パ
ネル11を備えている。屋根パネル11は、上端部をピ
ース状の連結金具12で連結され山形に配置されてい
る。屋根パネル11の上面には、面状の屋根下地材13
が貼付され、屋根下地材13には小面積の屋根材14が
順次積み重ねて取付けられている。各屋根パネル11の
屋根下地材13の上端部には、棟木15および棟包み板
16が取付けられて2枚の屋根下地材13間の接合部の
防水処理が施されている。
【0013】屋根ユニット10の各屋根パネル11の下
面には、パネル11に釘打ちされた連結板17を介して
天井パネル18がそれぞれ吊下げ支持されている。天井
パネル18は、枠状に組まれた木製フレーム19と、フ
レーム19の下面に貼付された石膏ボード20とを備え
て構成されている。このフレーム19内の区画された空
間には図示しない断熱材が充填されている。
【0014】屋根パネル11の下端には、治具1の支持
プレート5と同様の角度に折曲された接合プレート21
が溶接等で固着されている。この接合プレート21に
は、支持プレート5に立設されたガイドピン6が嵌合す
る孔が形成されている。また、屋根パネル11には屋根
ユニット10をクレーン等で吊り上げる際に用いられる
吊りボルト22が螺合されるナット23と、屋根ユニッ
ト10を治具1に結合するボルト24が螺合されるナッ
ト25とが溶接等で固着されている。なお、屋根パネル
11の下端部には、図2に2点鎖線で示す補強治具26
がボルト止めされる。この補強治具26は、建設現場等
で治具1から屋根ユニット10を外し、クレーン等で屋
根ユニット10を吊り下げて輸送する場合に、屋根ユニ
ット10が変形することを防止するものであり、工場で
の屋根ユニット10の組立時や輸送時に取付けられる。
【0015】このような本実施例の作用について説明す
る。工場において屋根下地材13、屋根材14等が取付
けられた屋根パネル11を連結金具12を用いて山形に
接合して屋根ユニット10を形成した後、接合プレート
21の孔にガイドピン6を嵌合させて位置決めしながら
屋根ユニット10を支持部材3の支持プレート5上に載
置する。そして、支持プレート5の孔7を通してボルト
24およびナット25を螺合し、屋根ユニット10を治
具1に固定する。
【0016】次に、屋根パネル11に連結板17を介し
て天井パネル18を取付け、さらに補強治具26を適宜
取付けて屋根ユニット10を完成させる。
【0017】次いで、屋根ユニット10を治具1に載置
固定した状態でトラック等で現場に輸送する。具体的に
は、フォークリフト等で屋根ユニット10が載置された
治具1を持ち上げてトラックの荷台に積み、建設現場に
輸送する。現場においては、ボルト24およびナット2
5を外して治具1から屋根ユニット10を取り外し、図
2に示すように屋根パネル11のナット23に吊りボル
ト22を螺合する。そして、屋根ユニット10をクレー
ン等で吊り上げて住宅ユニットの上に設置し、屋根を形
成する。
【0018】このような本実施例によれば次のような効
果がある。すなわち、屋根ユニット10のように柱や梁
が設けられていないユニットであっても、治具1に載置
固定することで、従来の柱、梁を設けた場合と同様の強
度を得ることができる。このため、屋根ユニット10の
組立時や輸送時に力が加わっても屋根ユニット10の変
形を防止することができる。
【0019】また、屋根ユニット組立・輸送治具1に屋
根ユニット10をボルト止めしているので、柱や梁がな
い屋根ユニット10であっても一般の住宅ユニットと同
様の作業で容易に輸送することができる。
【0020】さらに、治具1の鋼製のフレーム2に立設
された支持部材3上に屋根ユニット10を配置している
ので、図2に示すように屋根パネル11の下方まで延長
される天井パネル18等も取付けることができ、工場で
の屋根ユニット10の完成度を高められ、現場作業を軽
減することができる。
【0021】なお、本考案は前述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本考案に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、屋根ユニット組立・輸送治具1を山形に
構成された屋根ユニット10の組立・輸送用に用いてい
たが、山形でなく側部屋根ユニットのように断面直角三
角形の屋根ユニットの組立・輸送用に用いてもよく、本
考案は種々の屋根ユニットの組立・輸送に使用すること
ができる。また、屋根ユニットとしては、柱や梁等が設
けられたものであってもよく、要するに治具1の支持部
材3上に載置固定できる屋根ユニットであればよい。こ
の際、治具1の形状、大きさは固定される屋根ユニット
の形状、大きさに合わせて設定すればよい。
【0022】
【考案の効果】このような本考案によれば、柱や梁が設
けられていない屋根ユニットであっても、その組立・輸
送を容易に行え、かつ屋根ユニットの変形を防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の屋根ユニット組立・輸送治具の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】前記実施例の屋根ユニット組立・輸送治具およ
び屋根ユニットを示す正面図である。
【図3】従来の屋根ユニットを示す概略斜視図である。
【図4】本出願人が考えた屋根ユニットを示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1 屋根ユニット組立・輸送治具 2 フレーム 3 支持部材 5 支持プレート 6 ガイドピン 10 屋根ユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の屋根を構成する屋根ユニットの組
    立・輸送時に使用する屋根ユニット組立・輸送治具であ
    って、屋根ユニットの底面と略同じ大きさで枠状に組ま
    れたフレームと、該フレームの前記屋根ユニットの隅部
    に対応した位置に立設されて屋根ユニットを支持する支
    持部材と、この支持部材の上端に立設されかつ前記屋根
    ユニットのフレームに形成された孔に嵌合して屋根ユニ
    ットを位置決めするガイドピンと、を備えたことを特徴
    とする屋根ユニット組立・輸送治具。
JP1991059594U 1991-07-02 1991-07-02 屋根ユニット組立・輸送治具 Expired - Lifetime JP2515467Y2 (ja)

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JPH053499U JPH053499U (ja) 1993-01-19
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