JPS61146946A - 床又は天井のプレハブユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ有用なプレハブ構造の建築物の改良に
関する。

〔発明の目的及び効果〕

本発明は本願出願人のカナダ特許第 １．０１８，７１９号の発明を改良することを目的とす
る。

本発明によれば、大規模な建築物の床や天井を予め製造
し、すなわちプレハブ生産し、比較的小さく分割し、内
部に梁や柱を収容できる空間を有し、梱包し、建築現場
に輸送し、組み上げて建築物とする床又は天井のプレハ
ブユニットを提供することができる。

上記建築物は上記ユニットを用いて簡単に組み上げるこ
とも、組み上げた後に解体し、再度小さく梱包して建築
現場に輸送することも容易である。

これは上記ユニットを上記建築物の中で柱その他の構造
部材に結合させることができるからであり、また上記ユ
ニットを上記構造部材と共に梱包し輸送できるからであ
る。

上記梱包したユニットは何処へでも輸送でき、また如何
なる他方へも出荷することができる。それは上記ユニッ
トを上記柱その他の建築物建設に必要な部材と共に梱包
し、上記各ユニットを構成する複数のユニット構成部を
入子式構造にして梱包を補強するからである。上記ユニ
ット及び柱その他の構造部材は、如何なる大きさにでも
、未熟練者でも、容易に組立建設することができる。

本発明は、正方形又は長方形であって短辺が高速道路の
輸送制限最大幅より広い任意の寸法の床又は天井を、上
記輸送制限最大幅以下の寸法の２箇以上のユニット構成
部に分割する。

上記床又は天井すなわちプレハブユニットは２箇以上の
上記ユニット構成部を含み、このユニット構成部は相互
に入子式に合わされることにより、自動的に上記建築物
の屋根又は床の上側又は下側すなわちパネルを隙間なく
構成することができる。

〔発明の概要〕

本発明が提供する床又は天井のプレハブユニットは、平
行に離間して差渡される複数の桁と、上記桁の一方の側
部に差渡されて床面又は天井面を形成するパネルとの組
合せより成り、上記ユニットは２箇のユニット構成部と
、このユニット構成部を共通の接合線に沿って取外し出
来るように合わせて保持する部材とを有し、上記接合線
は上記ユニット構成部を床面又は天井面を形成するよう
に合わせるためのものであって上記桁に平行に延び、上
記各ユニット構成部は上記接合線上で上記ユニット構成
部を選択的に合わせて保持するための保持部材を有し、
上記ユニット構成部は分離する時に相互に入子式に取り
外され、その一方のユニット構成部は他方のユニット構
成部に対し縦に１８０°裏返されて上記一方のユニット
構成部の保持部材が上記他方のユニット構成部材の対応
する保持部材に対し入子式に合わされることにより上記
平らなパネルが上記プレハブユニットの隙間のない上面
又は下面を形成し、上記プレハブユニットは上記ユニッ
ト構成部を上記プレハブユニット形成のために取外しで
きるように保持する部材を有する。

また、上記プレハブユニットを収めた梱包は相互に固定
できるので、より規模が大きく、所要部材を取り揃えた
形の梱包を作ることができる。上記梱包固定要領は、上
側の梱包箱の底板を下側の梱包箱の上蓋に固定するとい
う方法を採用するが、この固定は上記上側の梱包箱にユ
ニット構成部を入れて上側の梱包箱の蓋を閉じる時より
前に行なう。

上記ユニット構成部が組み合わされた時の寸法及び形状
がそのまま建築物の寸法及び形状となる。

従って上記ユニットを組み立てる方法と上記建築物の建
設方法とは相互に関連があり、同一である。

〔実施例〕

以下、図を用いて本発明の詳細な説明する。

各図において、対応する部分に対しては、形状が異なっ
ても同じ符号を使用する。

第１図に本発明に基づく床又は天井のプレハブユニット
の全体１０を部分的に組み立てた状態で示す。この第１
図に示す態様では、上記ユニット１０は２箇のユニット
構成部１０Ａ、１０Ｂより成る。ユニット１０は、建て
ようとする建築物の大きさや形状に応じて上記構成部の
数を増すことはできるが、少なくとも２つのユニット構
成部を含まなければならない。

上記ユニット１０は、平行に離間する複数の桁１１．１
１．・・・を含み、この桁１１に床パネル、天井パネル
、又はデツキすなわちパネル１２が釘、ねじ、その他の
従来の固定具１３で取り付けられる。

この実施例では、上記桁がトラスであるが、従来の非ト
ラス梁を使用しても差し支えない。上記トラスは上記部
材１４、下部部材１５、縦部材１６及び斜部材１７を含
み、これらの部材はほとんど全て従来のものである。

また上記２箇のユニット構成部１０Ａ、１０Ｂは、横並
びに合わせる場合には、トラスの形の支持部材、すなわ
ち桁の内側の縁１８Ａ、１８Ｂを直接接合させ、ねじそ
の他の固定部材（図示せず）を用いて上記２箇のユニッ
ト構成部を接続する。

第１図に２種類のタイプの垂直支持部材すなわちＬ型部
材１９と平部材２０を示す。このＬ型部材１９は特に上
記ユニットの隅を支持する隅柱として作用し、平部材２
０はその間の部分を支持する間柱として作用する。

上記り型の隅柱１９は金属又は木で作られ、対をなすユ
ニット１０を、第１図に示すように床又は天井とするこ
とができるように、高さ方向に十分離間させる。

上記垂直支持部材は基礎（図示せず）に固定されて上に
延び、隣接する垂直支持部材と共に梁２１を後述のよう
に支持する。上記梁は上側水平部材２２、下側水平部材
２３、縦ストラット２４、及び斜めストラット２５を含
み、これらの部材は上記桁１１と同様に、上記梁２１を
構成する。ただし、端の縦ストラット２４Ａは上記中間
の縦ストラット２４より幅がやや広い。これは強度確保
のためである。梁ブロック２６．２７は梁２１の各端部
に設けられて上記梁２１を上記垂直支持部材１９．２０
に組み付けられる。梁ブロック２６は上記隅柱のフラン
ジ２８の上にあり、この７ランジ２８は上記平部材２０
に平行であり、組み立てられた時に梁２１の隣接する端
部も上記フランジに乗せ得る寸法であり、梁２１の端部
は後述のように釘又はねじで上記フランジ２８及び梁ブ
ロック２６に固定される。これと同じ要領で、梁ブロッ
ク２７とこれに隣接る梁の端部を上記平らな垂直支持部
材２０に取り付ける。言い換えれば、上記平らな垂直支
持部材２０の上縁の符号２９゜２９で示す部分は、梁ブ
ロック２７の取付位置であり、上記上縁の端からの距離
が等しくなるように離間している。これは上記隣接する
梁２１゜２１の隣接する端部を受け入れるためである。

固定用支持ストラット３０は、上記梁の下側部材２３と
、これに対応する梁ブロック２７の部材３１と、梁７Ｏ
ツク２６の部材３２とを保持する。

上記支持ストラット３０は内側に延び、釘又はねじ３３
が、第３図に破線で示すように、上記支持ストラット３
０を斜めに貫いて上記垂直支持部材１９又は２０の中に
係合する。必要に応じ、釘又はねじを用いて上記梁ブロ
ック２６を上記梁２１の隣接する端部に再度固定する。

１対の梁を第１図のように上記ユニット１０に挿入する
。

上記ユニット１０の各ユニット構成部１０Ａ。

１０Ｂは梁に係合するためのストラット３４を含む。こ
のストラット３４は上記桁１１に直角に、かつこの桁の
上側部材１４及び下側部材１５の間に差渡しになるよう
に保持される。このような支持ストラット３４は上記ユ
ニット構成部１０Ａ。

１０Ｂの各端部にある。

上記梁を上記ユニットに係合させるためのストラット３
５が、上記梁の斜部材２５及び上下両水平部材２２．２
３の中間の内側面に、この上下両水平部材に平行に保持
されるので、上記ユニット１０を取り付けるために下ろ
した時に、上記ストラット３４が第２図及び第３図のよ
うに上記ストラット３５に係合し、この両ストラットは
上記パネル１２の上面を上記梁の上側部材２２とほぼ同
じ高さにする。この位置決めが終れば、上記ユニット１
０の外側の桁１１が上記梁２１によって完全に支持され
るようになり、この支持荷重は上記ユニットの穴３６よ
り外側の隅の部分で支えられると共に、梁ブロックの上
部部材２６及び桁１４の上部部材１４の端部に伝達され
る。

上記垂直支持部材上部の補強が必要な場合には、上記ユ
ニットの外側の隅に斜めに棒状部材すなわちストラット
３７を取り付け、Ｌ型の柱の７ランジ２８．２８Ａで支
持し、このストラット３７を上記ユニット構成部１０Ａ
の外側の隅の穴３６の中に入れ、上記上側部材２６．１
４の上面に固定する。上述のように組み立てる前に、上
記パネルの中に配線又は配管を済ませておく。この配線
又は配管は上記穴３６及び追加の穴３８を通して接続す
る。上記追加の穴３８は上記構成部１０Ａ。

１０Ｂの支持端部に隣接させる。

第２図及び第３図に吊上げフック３９を用いて上記組立
て及び解体を行なう方法を示す。上記フックはローブ又
はケーブル４０に取り付けられ、このロープ又はケーブ
ルはクレーン又はウィンチ（図示せず）に取り付けられ
る。

上記フック３９の下端部３９Ａは爪の形であり、この爪
３９Ａは穴３８から中に入り、上記パネル１０Ａ、ＩＯ
Ｂの端部のトラスの穴４１に係合する。この穴４１は梁
に設けられ、この梁はストラット３４に結合しているか
ら、フック３９で上記パネルを容易に吊り上げることが
できる。

上記パネルを第２図の位置ま、で下げると、桁の端部の
傾斜部分がストラット３４を結合ストラット３５に係合
するように案内し、この係合の後、第３図で説明したの
と同じ要領で釘を打ち込んで固定する。

すでに説明したように、上記プレハブユニット１０は２
箇以上のユニット構成部、たとえば図に示すように２箇
の構成部から成り、この各構成部は、たとえば４８００
Ｘ３０００ＪＩＩであり、第１図乃至第３図に示すよう
に突き合せに組み合されて４８００Ｘ６０００順のパネ
ルになる。

上記率らな垂直支持部材２０に間仕切壁部材（図示せず
）を取り付け、又は上記ユニット１０をすでに組み立て
であるユニットの側部に付加することもできる。１つの
室を完成させるためには、さらに他方の端部に２本のし
復往を立てることは勿論である。さらに、上記垂直支持
部材に端壁、ドア、及び窓を組み込むこともできる。そ
の細部については本願出願人の上記カナダ特許第１．０
１８．７１９号に詳細に記載されている。

しかしながら本発明の最も重要な思想は、上記プレハブ
ユニットを完全な建物に組み上げた後も、道路輸送でき
る大きさに分割し梱包して輸送し保管できる点にある。

この梱包の寸法は、上記各図に示した例では、全幅で約
３０００ａｍ＋（９３／４フイート）、全長で約４８０
０＃ＩＩＩ（１５３／４フイート）である。

第４図乃至第６図に上記包装の方法を示す。上記ユニッ
ト１０の各構成部分は１８０°裏返すことができるので
、第４図乃至第６図に示すように最初上側であった面を
下側にし、最初上記桁の上側部材であった部材を（この
ユニットを裏返した後に、隣接するユニットの）桁の下
側部材に隣接させることができ、梁に係合するためのス
トラット３４．３４．・・・を第４図に示すように相互
に隣接させ、このストクツ下を第６図に示すように横並
びにすることができる。

上記ユニットを何部か重ね、ねじその他の固定具４３．
４３．・・・をこのユニットの桁の縦部材又は斜め部材
に係合させて上記何枚かのユニットの桁を固定し、その
他の構造部材たとえば垂直支持部材１９．２０を上記上
側甲板及び下側甲板すなわちパネル１２と上記桁との間
の空間に収容することもできる。

上記フック３９は、まだ、穴３８を通って穴すなわち爪
３９Ａに係合させることができるので、上記梱包された
キットを梱包のまま、他の位置に移すことができ、さら
に固定箇所を増やすために、固定用のブロック又は小片
４４を第５図に示すように上記桁にさし渡し、この桁を
上記固定材料４４と釘又はねじを用いて固定することも
できる。

上記梱包の上に、第６図に仮想線４５で示すように、次
の梱包を重ね、釘又はねじ４６を用いて上段の梱包の下
部を下段の梱包の上部に固定して一体の梱包にすること
ができる。

本発明の好ましい実施例を第２Ａ図乃至第４Ａ図に示す
。第２Ａ図及び第３Ａ図は上記キットを梁２１に取り付
ける要領を示し、第４Ａ図は梱包のために２箇のキット
を固定する要領を示す。

上記図面では、梁に結合するためのストラット３４とユ
ニット結合用ストラット３５を省略しである。

支持部材たとえば桁１１の端部は符号４７で示すように
内側下方に傾斜し、上部部材１４の端部も第２Ａ図及び
第３Ａ図に示すように上記傾斜に合わせて傾斜している
。

下部部材１５の端部は、上記支持部材すなわち桁１１の
下側の端部材１６Ａに固定され、この端部材１６Ａに沿
って下に延び、その下端部は符号４８で示すようにさら
に内側下方に傾斜する。

板状部材又はこれに類似する部材４９は上記上部部材１
４に釘又はねじで固定され、上記端部材１６Ａの傾斜部
４７の途中まで延びてパネル１２の下側に係合する。ブ
ロック又は小片より成る固定部材４９はパネル１２の下
側にフック穴３８を取り囲むように取り付けられる。こ
のフック穴３８は第２図及び第３図に示すようにパネル
の縁より若干内側にある。上記板状部材４９は、第２Ａ
図に符号５０で示すように、釘その他の固定部材で上記
ブロック状の固定部材に固定される。

フック３９はフック穴３８を通り、第２Ａ図及び第４Ａ
図に示すように上記何れかのブロック状の固定部材４９
の下側に傾斜した状態で係合し、上記傾斜部４７．４８
は上記ユニットを対向する横梁２１の間に案内する。ユ
ニットが上記横梁の間に来た時に、端部材１６Ａの水平
な狭い縁５１に支持ストラット３０を係合させ、第３Ａ
図に示すように、釘その他の固定部材５２を用いて上記
パネル１２を梁２１の上側部材２２に固定すると共に支
持ストラット３０を端部材１６Ａに固定する。

上記２箇のユニット構成部１０Ａ、１０Ｂを、第４Ａ図
に示すように入り組ませて梱包する場合には、上記フッ
ク３９を用いて上側になる構成部１０Ａを下側になる構
成部１０Ｂの中に入れる。

この時に固定部材４９の上記傾斜面を位置決めに利用す
る。このようにすれば、端部材４４Ａをパネル１２の端
部の間に入れ、ねじ又は釘等の固定部材５３を用いて上
記構成部を上記梁状の端部材４４Ａに固定することがで
き、ねじ又は釘等の固定部材５４を用いて隣接し合うト
ラスの斜部材１７が交差する部分を固定すれば梱包が終
了する。

この状態になれば、フック３９を用いて、上記構成部を
組み合せた梱包をそのまま吊り上げることができる。

上記板状の固定部材４９は、比較的薄く、上記梱包を吊
り上げる時に上記ユニットのゆがみを防ぎ得るものであ
る。

また、上記ユニットを２本の梁２１の間に下ろす時には
、上記固定された桁の傾斜した端部を利用して上記ユニ
ットを所期の位置にスムーズに導くことができ、この梁
の上部と板状の固定部材４９の外面との間、及び上記桁
の下部の傾斜面４８と上記梁の支持ストラット３０の上
部内側の隅との間の間隙をほとんどゼロにすることがで
きる。上記実施例では、荷重を上記桁や梁から開口部の
ない壁又は開口部の上の横行架材すなわち楯（ホテル等
の離間した壁に作られる）（図示せず）に直接伝達する
。上記ユニットを適当に位置決めすれば、そのユニット
を間隙のないようにスムーズに固定することができ、こ
の、ようにユニットを隙間なく固定すれば、梁と上記ユ
ニットとの納まりが自然に調整される。

上記桁の端部材の傾斜角度、板状固定部材４９の厚さ、
及び梁の高さは、組み立てられるユニット及び「梱包」
の形状と関係がある。

上記梱包は仕上り時に、全幅が高速道路輸送上許容され
る最大幅より狭く、しかも輸送するトラック又は列車に
できるだけ多くのキットを積載できる形状にする。

上記ユニットを組み立てる手順は次の３段階から成る。

第１段階では、上記梱包を解き、この梱包の下部に収め
である梁を図面どおりに垂直支持部材に取り付ける。こ
の垂直支持部材が同じ梱包に収められている場合には、
それを先ず立てる。各梁２１を上記ユニットの一方の端
部に一体になるように取り付けてこの梁２１に上記ユニ
ットを支持、させる。この梁取付作業は上記ユニット１
０の構成部１０Ａおよび１０Ｂの両方について行ない、
ユニットが３個以上の構成部で構成される場合にはその
全ての構成部について行なう。上記垂直支持部材１９．
２０の間隔、すなわちスパンが上記ユニットの支持部材
すなわち１枚分の梁の長さより短い場合には、その梁を
ユニットと同じ梱包の中の空いている所に収めることが
できる。これとは逆に梁が上記スパンより短い場合には
、すでに説明した梁ブロック２６．２７と同様の梁ブロ
ックを上記梁に継ぎ足して梁を延ばすことができる。

この梁と梁ブロックは上記ユニットの梱包の中の空間に
収納することができる。

第２段階では、上記第１段階で梁に取り付けた２枚又は
複数枚のユニット構成部を、第２図及び第３図に示すよ
うに垂直支持部材に取り付ける。

この取付作業によって、上記梁は全荷重を支えるだけで
なく、上記ユニットを建築する建物の一部として密着保
持する作用を発揮する。全ての結合部、たとえば上記ユ
ニットの上側のパネルを上記梁に結合するねじ、又は梁
ブロックを垂直支持部材の頂部に結合するねじは上記ユ
ニット構成部の寸法によって垂直方向に形成される空間
の内側からのみ挿入することができる。上記ユニット構
成部のパネルの隅の開口部３６にＬ型の柱の方杖３７を
収めて固定することにより、上記予め製造された垂直支
持部材の縦、横、高さを自動的に位置決めすることがで
き、そのために寸法の測定や調整を行なう必要はない。

上記穴３６は次に取付ける柱部材の方杖３７と同形であ
り、上記ユニット構成部のパネルの厚さは上記方杖の厚
さと同じである。この方杖は必要ならば上記パネルの一
部としてもよく、その場合には穴３６は不要になる。

また、上の階の柱の下部を、下の階のユニットのパネル
に、この下の階のユニット構成部の下側から、ねじ等で
固定すれば、上記連結部分は全体として上記建築物を強
くする。

第３段階は次のとおりである。すなわち第２段階までの
作業では、上記ユニット構成部を支える垂直支持部材１
９．２０は１箇又は２箇のユニット構造部の荷重を支え
るが、１箇のユニット構成部の梁２１は他のユニット構
成部の梁と充分に結合されない。それ故、建物全体を建
てるためには、地上で各階毎の全部のユニット構成部の
組合せ及び結合を行ない、この一体化した各隔分のユニ
ットを吊り上げて、上記立てである垂直支持部材に取り
付ける。

本発明によれば、極めて強く、軽量化したユニット構成
部を、輸送及び建設が容易なように予め製造し、この構
成部分を建築現場に輸送して、大規模で強度のより大ぎ
い建築物を容易に建設することができる。上記各構成部
を建設現場で連続的に行ない得るように、すでに説明し
たとおり、電気配線や配管を、床や屋根を従来通りの構
造にして予め製造する場合には不可能な程大幅に、上記
床部材及び屋根部材に予め組み込むことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく床又は天井のプレハブユニット
を構成する２箇のユニット構成部及びその関連支持構造
部材の分解図、第２図は上記ユニット構造部の、一方の
梁への取１付は作業の途中の段階における部分断面図、
第２Ａ図は上記ユニット構造部の好ましい態様の梁取付
作業途中段階の部分断面図、第３図は第２図のユニット
構成部の梁への取付作業終了後の状態の部分断面図、第
３Ａ図は第２Ａ図のユニット構成部の梁取付終了後の部
分断面図、第４図は上記ユニット構成部を輸送又は（及
び）保管のために入子式に組み合せた状態の部分断面図
、第４Ａ図は上記ユニット構成部の好ましい態様の入子
式に組み合せた状態の部分断面図、第５図は上記ユニッ
ト所要関連部材を共に収容したユニット構成部の梱包で
きる状態の。 斜視図（説明の便宜のために上記関連部材を分解して示
す）、第６図は第５図のユニット構成部の梱包の部分破
断縦断面図である。 １０・・・ユニット、１０Ａ、１０Ｂ・・・ユニット構
酸部、１１・・・桁、１２・・・パネル、１３，１４゜
４６．５２・・・固定具、１４・・・上部部材、１５・
・・下部部材、１６・・・縦部材、１７・・・斜め部材
、１８Ａ。 １８Ｂ・・・桁の内側縁、１９．２０・・・垂直支持部
材、２１・・・梁、２２・・・上側水平部材、２３・・
・下側水平部材、２４・・・縦ストラット、２５・・・
斜めストラット、２６．２７・・・梁ブロック、２８．
２８Ａ・・・フランジ、２９・・・垂直支持部材頂部、
３０・・・支持ストラット、３４．３５・・・ストラッ
ト、３６．３８・・・穴、３７・・・方杖、３９・・・
吊上げフック、３９・・・爪、４０・・・Ｏ−ブ、４１
・・・穴、４４・・・固定部材、４５・・・上段の梱包
、４７．４８・・・桁の端部傾斜部、４９・・・固定部
材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平行に離間した支持用の桁と、上記桁を横断する方
   向に延びて床又は天井の面となる平らなパネルとの組み
   合せより成り、プレハブ建築物に使用される床又は天井
   のプレハブユニットにおいて、上記ユニットは２箇のユ
   ニット構成部と、上記ユニット構成部を共通の接合線に
   沿って取外しできるように保持して床又は天井のユニッ
   トを形成する部材とを含み、上記接合線は上記桁に平行
   に延び、上記各ユニット構成部はこのユニット構成部を
   選択的に保持するために上記共通の支持用の桁を有し、
   上記ユニット構成部は分離されている時には相互に入子
   式に接合されて上記ユニットを形成し、上記１箇のユニ
   ット構成部は上記他のユニット構成部に対して縦に１８
   ０°回転して裏返しに置くことができ、それによって上
   記１箇のユニット構成部の桁は上記他方のユニット構成
   部の対応する桁に対して横並びに入子式に合わされるの
   で上記平らなパネルが上記ユニットの上面及び下面を形
   成することができ、上記ユニットは上記ユニット構成部
   を取外しできるように保持して上記ユニットを形成する
   部材を有することを特徴とする床又は天井のプレハブユ
   ニット。 ２、梁部材を含み、この梁部材は上記桁の端部に保持さ
   れたストラットに係合し、上記各ユニット構成部の幅方
   向に、上記桁に直角に延び、上記桁の上側と下側との中
   間に収まることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の床又は天井のプレハブユニット。 ３、上記パネルに吊上げフック挿入孔を有し、上記パネ
   ルの下側に吊上げフックを係合させることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の床又は天井の
   プレハブユニット。 ４、上記ユニット構成部を取外しできるように組み合せ
   て上記ユニットを形成する部材は複数の板状結合部材を
   含み、この結合部材は上記ユニットの各端部で上記ユニ
   ット構成部の桁の端部に取外しできるように保持される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第３項の何
   れか１項に記載の床又は天井のプレハブユニット。 ５、床又は天井の同じような２箇以上のユニット構成部
   と、上記ユニット構成部の各隅を支持し、上記ユニット
   構成部の間で相互平行に離間して延びて上記ユニット構
   成部を支持し、２箇以上が断面Ｌ形である垂直支持部材
   と、上記断面がＬ形の垂直支持部材の１箇及び他の垂直
   支持部材の各端部に隣接して上記各垂直支持部の間で延
   びる梁部材と、上記他の断面Ｌ形の垂直支持部材と上記
   他の垂直支持部材との間で上記最初の梁部材に平行に離
   間して延びる他の梁部材と、上記梁部材を上記垂直支持
   部材に取外しできるように保持し、上記ユニット構成部
   を上記梁部材を上記垂直支持部材の各端部に隣接係合さ
   せる部材と、上記ユニット構成部を上記梁部材に保持す
   る部材と、上記ユニット構成部を上記梁部材に取外しで
   きるように保持する部材とを含むことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項乃至第４項の何れか１項に記載の床又
   は天井のプレハブユニット。 ６、上記各梁部材の各端部と、この端部に隣接する上記
   垂直支持部材の端部とに取外しできるように保持される
   梁結合ブロックを含み、この梁結合ブロックの端部と上
   記梁部材の端部が上記立てられた垂直支持部材に係合す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の床又
   は天井のプレハブユニット。 ７、上記梁部材に上記プレハブユニットを支持させる部
   材は、上記各梁部材の内側に保持され、上記梁部材の上
   側との中間で、上記梁部材に沿って延びるユニット構成
   部結合部材を含み、この結合部材は上記ユニット構成部
   に係合することを特徴とする特許請求の範囲第５項又は
   第６項に記載の床又は天井のプレハブユニット。 ８、上記梁部材に上記ユニット構成部を支持させる部材
   は固定支持ストラットを含み、この固定支持ストラット
   は上記梁部材の下側に保持されて内側に延び、上記各桁
   の下側を上記固定支持ストラットの上側に係合させ、上
   記平らなパネルの下側を上記梁部材の上側に係合させる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第５項又は第６項に記
   載の床又は天井のプレハブユニット。 ９、上記床又は天井のプレハブユニットは上記ユニット
   構成部の隅に隣接して上記断面Ｌ形の垂直支持部材に係
   合する部材を含み、この部材は次の隣接する垂直支持部
   材の下端部を取外しできるように受け入れ、上記次の隣
   接する垂直支持部材は上記平らなパネルに斜めに形成さ
   れた開口部と、上記次の隣接する垂直支持部材の下端部
   に掛け渡され、前記開口部に収まって上記次の隣接する
   垂直部材をこの垂直部材の下側に隣接する垂直部材に対
   して位置決めすると共に保持する斜めの部材とを含み、
   上記プレハブユニットは上記次の隣接する垂直支持部材
   を上記プレハブユニットに取外しできるように保持する
   部材を含むことを特徴とする特許請求の範囲第５項乃至
   第８項の何れか１項に記載の床又は天井のプレハブユニ
   ット。 １０、上記プレハブユニットは組立ての際に上記ユニッ
   ト構成部を上記梁部材に係合させる部材を含み、この部
   材は上記桁の第１端部及び第２端部を含み、上記第１端
   部は桁の端部で上記平らなパネルの下側から上記桁の下
   側に向かって内側下方に延び、上記第１端部の下端は上
   記桁の下側には達せず、上記第２端部は上記桁の下側で
   かつ上記第１端部より内側で下方に傾斜し、上記第１端
   部の傾斜部分は、上記ユニット取付けの際に上記平行に
   離間する梁部材と上記桁の端部との間に、ほとんど間隙
   のないように係合し、上記第２端部の傾斜部分は、上記
   ユニット取付の際に、上記固定支持ストラットの内縁部
   と上記桁の端部との間にほとんど間隙のないように係合
   することを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載の床
   又は天井のプレハブユニット。