JP2879652B2 - ボックス型建築構造物及びその建築工法 - Google Patents

ボックス型建築構造物及びその建築工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築構造物における
地震の被害や建設廃棄物による環境汚染の被害を防止す
るためのボックス型建築構造物及びその建築工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の建築構造物は骨組みを設け、その
骨組みに間仕切壁や外壁などの壁あるいは床等を設ける
構造である。そして、その建築工法は建築構造物の骨組
みを設けた後、その骨組みに床や壁を設け、これらの壁
や床等の施工完了後に室内の施工を行う方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の建築構造物
及びその建築工法には次のような難点があった。 (イ)地震の被害により柱、壁が倒壊した場合、室内自
体に強度が無いため、つぶれてしまうという難点があっ
た。 (ロ)壁、床等躯体の全てを型枠支保材等によりコンク
リートを打設するため、建築工事終了後、型枠支保材等
の建設産業廃棄物を多く発生することとなり、自然環境
を汚染したり、害することとなっていた。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは建築構造物における地震の
被害や建設廃棄物による環境汚染の被害を防止するため
のボックス型建築構造物及びその建築工法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るボックス
型建築構造物は、建築構造物の骨組みを設けるとともに
該骨組みに床版を設け、その床版上に建築構造物の間取
りに合わせて間仕切られた各部屋ごとの大きさのボック
スをそれぞれ配置し、各部屋を構成する各ボックスは連
通する出入り口を備え、該隣接するボックス間に間仕切
を設け、かつ前記ボックス上に次の階の床版を設け、
該次の階の床版に当該階の間取りに合わせて間仕切ら
れた各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞれ配置し、
順次繰り返す構造としたものである。
【0006】また発明に係るボックス型建築構造物の建
築工法は、建築構造物の骨組みを設け、最初の床版を設
けた後、その床版上に建築構造物の間取りに合わせて間
仕切られた各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞれ
置し、該ボックスの配置完了後、ボックス間にボックス
を利用して間仕切壁を形成し、次いで前記ボックス上に
次の階の床版を設置し、順次上記工程を繰り返して構築
するようにしたものである。
【0007】
【作用】建築構造物の骨組みを設け、最初の床版を設け
た後、該最初の床版に建築構造物の間取りに合わせて
仕切られた各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞれ
置する。ボックスの配置完了後にボックス間を利用して
間仕切壁を形成するとともに外壁を形成し、次いで該ボ
ックスの上に次の階の床版をコンクリート等によって設
置する。こうして順次、上記工程を繰り返し設ける。し
たがって、本発明に係る建築構造物はそれぞれ独立した
ボックスを建築構造物の間取りに合わせて間仕切られた
各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞれ配置するた
め、ボックスは各部屋ごとに建築構造物の構造材として
寄与し、垂直荷重と水平荷重を負担する、いわば耐力壁
としての役割を果すことは勿論のこと、各ボックスの六
面(六面より多い場合又は少ない場合も含む)が一体的
な構造となり強度が一層増し、かつボックスは各間取り
に合わせて間仕切られた各部屋ごとの大きさにそれぞれ
配置される結果、ボックスを構成する各板材が余り長く
なることが無く、強度的にも好ましく、一つのボックス
がたとえ損傷しようとも他のボックスへの影響は無い。
【0008】また、建築構造物の間取りに合わせて配置
したボックス間の隙間にはコンクリートポンプ車等によ
りモルタル等を打設することができ、外壁の型枠だけを
用意するだけで間仕切壁を形成する場合の間仕切り用の
型枠は不要となる。したがって、従来のような支保材等
は不要となり、型枠も外壁用の型枠を用意するだけで、
間仕切り用の型枠は不要となる。その結果、建設用産業
廃棄物は最小限に留めることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面により説明
する。図面に示すように、最初に、建築構造物の骨組み
(4)を設ける。骨組み(4)は柱、はりなどを用いて
つくる構造で、木構造のほか鉄骨構造、軽量鉄骨構造、
鉄筋コンクリート構造などの何れでもよい。次に、最初
の床版(3)を設ける。最初の床版(3)を設けた後、
建築構造物の間取りに合わせて間仕切られた各部屋ごと
の大きさのボックス(1)をそれぞれ配置する。ボック
ス(1)は木材、合板、ファイバーボード、パーティク
ルボード、合成樹脂板、アルミニウムその他の金属鋼
板、軽量コンクリートあるいはコンクリート等の各種材
料が使用される。ボックス(1)の形状は建築構造物の
間取りに合わせて間仕切られた各部屋ごとの大きさに
られるが、各構成面には出入り口や窓等となる開口部
(図示せず)を形成する。
【0010】またボックス(1)は六面体に限らずそれ
よりも少ない面で形成される場合のほか、六面体よりも
多い面で形成される場合のいずれであってもよい。各間
取りに合わせて間仕切られた各部屋ごとの大きさに作ら
たボックス(1)の上面は同一高さに形成されること
が好ましいが高さが異なる場合であってもよい。高さが
異なる場合は例えば高さが同じになるように高さを調整
する材料等を使用してもよい。さらに本発明において配
置するボックス(1)は最初の床版(3)と次の階に相
当する床版(2)との間に一つを配置するだけに限定さ
れるものではなく、例えば天井空間等を利用して配線、
配管等を行う場合には前記ボックス(1)の上に重ねて
高さの低いボックス(図示せず)を配置する場合も含
む。そして各間取りに合わせて間仕切られた各部屋ごと
の大きさにそれぞれ配置したボックス(1)同士の間に
は例えばコンクリートポンプ車等によってコンクリート
を打設するか、あるいは断熱材、遮音材等を配置するよ
うにして間仕切壁(図示せず)を形成する
【0011】ボックス(1)の配置、完了後、その外側
に位置するボックス(1)を利用して外壁(図示せず)
を形成する。そして次の階に相当する床版(2)をコン
クリート等により設置する。次に床版(2)の上に前記
同様に建築構造物の間取りに合わせて間仕切られた各部
屋ごとの大きさにそれぞれボックス(1)を配置する。
以下順次、これを繰り返し設けてボックス型建築構造物
を建設する。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の説明から判るように、建
築構造物の骨組みを設け、最初の床版を設けた後、該最
初の床版に建築構造物の間取りに合わせて間仕切られた
各部屋ごとの大きさにそれぞれボックスを配置し、ボッ
クスの配置完了後に間仕切壁及び外壁を形成し、次いで
該ボックスの上に次の階の床版をコンクリート等によっ
て設置し、順次、上記工程を繰り返し行ってボックス型
建築構造物を建設するものであり、こうして得られた本
発明に係る建築構造物は、それぞれ独立したボックスを
建築構造物の間取りに合わせて間仕切られた各部屋ごと
の大きさにそれぞれ配置するため、ボックスは各部屋ご
とに建築構造物の構造材として寄与し、垂直荷重と水平
荷重を負担する、いわば耐力壁としての役割を果すこと
は勿論のこと、各ボックスの六面(六面より多い場合又
は少ない場合も含む)が一体的な構造となり強度が一層
増し、かつボックスは各間取りに合わせて配置される結
果、ボックスを構成する各板材が余り長くなることが無
く、強度的にも好ましく、一つのボックスがたとえ損傷
しようとも他のボックスへの影響は無い。したがって、
地震の被害、家屋倒壊による人命等の被害が解消され
る。
【0013】また、建築構造物の間取りに合わせて間仕
切られた各部屋ごとの大きさにそれぞれ配置したボック
ス間の隙間にはコンクリートポンプ車等によりモルタル
等を打設したり、断熱材、遮音材等を設けたりして間仕
切壁を形成することができ、外壁の型枠だけを用意する
だけで間仕切壁を形成する場合の間仕切り用の型枠は不
要となる。したがって、従来のような支保材等は不要と
なり、型枠も外壁用の型枠を用意するだけで、間仕切り
用の型枠は不要となる。その結果、建設用産業廃棄物は
最小限に留めることができ、建設廃棄物による環境汚染
の被害を防止することができ、きわめて有効で、確実な
ボックス型建築構造物及びその建築工法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ボックス 2 床版 3 最初の床版 4 建築構造物の骨組み

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造物の骨組みを設けるとともに該
    骨組みに床版を設け、その床版上に建築構造物の間取り
    に合わせて間仕切られた各部屋ごとの大きさのボックス
    それぞれ配置し、各部屋を構成する各ボックスは連通
    する出入り口を備え、該隣接するボックス間に間仕切壁
    を設け、かつ前記ボックス上に次の階の床版を設け、該
    次の階の床版に当該階の間取りに合わせて間仕切られ
    た各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞれ配置し、順
    次繰り返す構造としたことを特徴とするボックス型建築
    構造物。
  2. 【請求項2】 建築構造物の骨組みを設け、最初の床版
    を設けた後、その床版上に建築構造物の間取りに合わせ
    て間仕切られた各部屋ごとの大きさのボックスをそれぞ
    配置し、該ボックスの配置完了後、ボックス間にボッ
    クスを利用して間仕切壁を形成し、次いで前記ボックス
    上に次の階の床版を設置し、順次上記工程を繰り返して
    構築することを特徴とするボックス型建築構造物の建築
    工法。
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