JP2515906B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2515906B2
JP2515906B2 JP2070588A JP7058890A JP2515906B2 JP 2515906 B2 JP2515906 B2 JP 2515906B2 JP 2070588 A JP2070588 A JP 2070588A JP 7058890 A JP7058890 A JP 7058890A JP 2515906 B2 JP2515906 B2 JP 2515906B2
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joist
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寛孝 宮崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ユニット建物に関する。
(従来の技術) ユニット建物は、建築現場で複数の建物ユニットが組
合わされて構築される建物である。建物ユニットは、工
場で運搬可能な大きさの箱型に組み立てられ、内部、外
部をほぼ仕上げられて、建築現場に運ばれる。
このユニット建物は、工期が短く且つ寸法精度の良い
標準化された建物となる特徴があることから、近年、だ
んだん広く採用されている。
そして、この建物ユニットの基本的骨組は、特公昭58
−37462号公報に記載あるように、四隅に配設された角
柱と、隣合う前記角柱の間に取り付けられたC型鋼の床
梁及び天井梁とからなるものである。なお、玄関、階
段、吹き抜け、続き間等に使われる建物ユニットには、
一部の梁や一部の柱の無いものもある。
この建物ユニットの床は、相対する前記床梁間に床小
梁を橋渡しし、この上に床根太を取り付け、更に、この
床根太の上に床板を取り付ける構造をしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記ユニット建物の建物ユニットにおいて、床小梁の
上に床根太を取り付けた部分の床は頑丈である。しか
し、床梁上に位置する床根太の端部は床根太を切り欠い
ており、厚みのある部分の端部は下から支持されていな
いため、他の部分より若干機械的強度が劣る。
即ち、ユニット建物は建物ユニットをトラック等で運
送するため、建物ユニットの高さに限度がある。
そこで、部屋の高さを可能な限り高くしたいため、第
2図に示されるように、床根太7の端部を切り欠き、こ
の床根太7の切り欠き部を床梁6の上部フランジ61の上
に載せ、床根太7の一般部は床小梁65の上に載せる構造
としている。このように、切り欠きのある床根太7の端
部は、通常の荷重では支障がないが、書棚等を多く載せ
る等、特に重いものを載せると、切り欠き吹から割れる
という問題があった。
又、このように、床根太7の端吹の床に重量物が載る
と、上部フランジ61の先端に荷重がかかり、ここが撓
み、その結果、床根太7の端吹及び床板が下方に撓み、
居住者に不安感を与えるという問題があった。
そこで、本発明は床の上に重量物が載っても、床根太
が割れたり、床が撓んで、居住者に不安感を与えること
のないようなユニット建物を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記問題を解決し、上記目的を達成するた
めになしたもので、複数の建物ユニットが組み合わされ
てなるユニット建物であって、C型鋼の床梁と、相対す
る床梁間に橋渡しされた床小梁と、この床小梁の上に設
けられた床根太とを有し、前記床梁であるC型鋼の開口
部と床補助材であるC型鋼の開口部とが向い合わされ、
それぞれの上部及び下部のフランジ同士が重ね合わされ
て床梁と床補助材とが接続され、棚板を有する床根太受
け棚が前記床補助材のウェブに取り付けられ、この床根
太受け棚の棚板に前記床根太の下面の端部が載せられて
なる建物ユニットを有するようにする。
(作用) 本発明においては、床補助材に取り付けられた床根太
受け棚の棚板に床根太の下面の端部が載せられるように
なっており、その高さを床梁の上部フランジの上面より
低くすることができる。このため、棚板が支持できる床
根太の厚みを確保できる。例えば、床小梁の上面と棚板
の上面を同じ高さに設定すれば、この床根太の端部を、
床小梁の上に取り付けた部分と同じ厚みに設定でき、床
根太の端部は、床小梁の上に取り付けた部分と同じよう
に頑丈であって、割れたりしない。
又、床梁であるC型鋼の開口部と床補助材であるC型
鋼の開口部とが向い合わされ、それぞれの上部及び下部
のフランジ同士が重ね合わされて床梁と床補助材とが接
続されているから、棚板及び床補助材に荷重が掛かって
も、C型鋼の床梁の上部及び下部両方のフランジで支持
することになり、従来の上フランジのみで支持するより
強固になり、この部分が撓むことがない。
(実施例) 以下、図面を参照しながら、本発明の一実施態様を説
明する。
第1図は、本発明のユニット建物の建物ユニットの床
の端部を示す断面図である。
図示の建物ユニットの骨組は、四隅に配接された角柱
と、隣合う前記角柱の間に取り付けられたC型鋼の床梁
及び天井梁とからなり、運搬可能な大きさの箱型に形成
されている。なお、建物ユニットは、一部の柱の無い建
物ユニットや一部の梁の無い建物ユニットであってもよ
い。これら複数の建物ユニットは、工場で箱型に組み立
てられ、内部、外部をほぼ仕上げられて、建築現場に運
ばれ、組み合わされてユニット建物に組み立てられる。
第1図では、これらの建物ユニット及びユニット建物に
共通の構成である床梁付近のみを示す。
図において、1は床梁であり、C型軽量型鋼でできて
いて、上部フランジ11、下部フランジ12、ウェブ13とか
らなる。
15は床小梁であり、図示されていない相対する床梁に
橋渡しされ、床小梁15の端部がこの床梁に溶接されてい
る。この際、この床小梁15の上面は床梁1の上面より若
干低く、各床小梁15の上面が同じ高さになるように溶接
されている。
2は床補助材であり、床梁と同じC型軽量型鋼ででき
ていて、上部フランジ21、下部フランジ22、ウェブ23と
からなる。
床梁1の開口部と、床補助材2の開口部とを向い合わ
せ、床梁1の上部フランジ11と床補助材2の上部フラン
ジ21とを重ね合わせ、床梁1の下部フランジ12と床補助
材2の下部フランジ22とを重ね合わせ、この部分を溶接
してある。
3は、棚板32を有する床根太受け棚であって、L型鋼
からなる。床根太受け棚3を構成するL型鋼の一辺31は
床補助材2のウェブ23に溶接され、他の辺は棚板32を形
成しており、ウェブ23に溶接され一辺31と棚板32との対
向する面の間は、ほぼ三角形の補強リブで補強されてい
る。
そして、床根太受け棚3は、棚板32の上面が床小梁15
の上面と同じ高さになるように、床補助材2のウェブ23
に溶接されている。
4は床根太であり、木材でできている。この床根太4
の下面の端部は、床根太受け棚3の棚板32の上に載せら
れ、支持されている。又、この床根太4の一般部は床小
梁15の上に載せられ、支持されている。床根太4の端部
には、床根太4の上面と床補助材2の上方のフランジ21
の上面との段差を埋める延設部が設けられており、この
延設部は床補助材2の上方のフランジ21の上に載せら
れ、取り付けられている。
5は床材であり、床根太4の上に取り付けられてい
る。
次に、本発明の床の施工方法及び作用について説明す
る。
先ず、四隅の角柱、隣り合うこの角柱の間に取り付け
られた床梁及び天井梁とからなる建物ユニットの骨組み
を作製する。
次に、図示されていない相対する床梁に床小梁5を溶
接し、床梁1に床補助材2を溶接し、床補助材2に床根
太受け棚3を溶接する。
そして、床根太4を床小梁15の上に載せる。なお、床
根太4の端部は床根太受け棚3の棚板32の上に載せ、延
設部を床補助材2の上方のフランジ21の上に載せる。床
根太4を釘で床小梁15及び棚板32に固定する。
更に、この床根太4の上に床板5を釘止めして床を作
製する。
このように床を作製すると、床根太4の下面の端部は
棚板32に支持されているので、床根太4の端部を、床小
梁15の上に取り付けた床根太4の一般部分と同じ厚みに
設定でき、床根太4の端部は床小梁15の上に取り付けた
床根太4の一般部分と同じように頑丈であって、割れた
りしない。更に、延設部が床補助材2の上方のフランジ
21に支持されているから、この部分も強固である。
又、床補助材2は、床梁1の上部フランジ11及び下部
フランジ12で支持されているから、床補助材2に荷重が
掛かってもこの部分が撓むことがない。
建物ユニットのその他の部分を完成させ、施工現場に
運び、これら建物ユニットを組み合わせて、ユニット建
物を完成させる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明では、床補助材のウェブ
には床根太受け棚が、この棚板の上面を床梁の上部フラ
ンジの上面より低くすることができ、棚板が支持できる
床根太の厚みを確保できる。例えば、床小梁の上面と棚
板の上面を同じ高さに設定すれば、この床根太の端部
を、床小梁の上に取り付けた部分と同じ厚みに設定で
き、床根太の端部は、床小梁の上に取り付けた部分と同
じように頑丈であって、割れたりしない。
又、床梁であるC型鋼の開口部と床補助材であるC型
鋼の開口部とが向い合わされ、それぞれの上部及び下部
のフランジ同士が重ね合わされて床梁と床補助材とが接
続されているから、棚板及び床補助材に荷重が掛かって
も、C型鋼の床梁の上部及び下部両方のフランジで支持
することになり、従来の上フランジのみで支持するより
強固になり、この部分が撓むことがない。
このように、床根太の端部を補強し、頑丈にした構造
にしたから、床の上に重量物を載せても、撓んだり床根
太が割れるということがなく、安心して重量物を床に設
置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のユニット建物の建物ユニットの床の
端部を示す断面図、第2図は、従来のユニット建物の建
物ユニットの床の端部を示す断面図である。 1……床梁 11……上部フランジ 12……下部フランジ 13……ウェブ 2……床補助材 21……上部フランジ 22……下部フランジ 23……ウェブ 3……床根太受け棚 4……床根太

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の建物ユニットが組み合わされてなる
    ユニット建物であって、C型鋼の床梁と、相対する床梁
    間に橋渡しされた床小梁と、この床小梁の上に設けられ
    た床根太とを有し、前記床梁であるC型鋼の開口部と床
    補助材であるC型鋼の開口部とが向い合わされ、それぞ
    れの上部及び下部のフランジ同士が重ね合わされて床梁
    と床補助材とが接続され、棚板を有する床根太受け棚が
    前記床補助材のウェブに取り付けられ、この床根太受け
    棚の棚板に前記床根太の下面の端部が載せられてなる建
    物ユニットを有することを特徴とするユニット建物。
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