JP2999322B2 - 建物用床装置 - Google Patents

建物用床装置

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JP2999322B2
JP2999322B2 JP7365692A JP7365692A JP2999322B2 JP 2999322 B2 JP2999322 B2 JP 2999322B2 JP 7365692 A JP7365692 A JP 7365692A JP 7365692 A JP7365692 A JP 7365692A JP 2999322 B2 JP2999322 B2 JP 2999322B2
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靖雄 中原
國雄 中原
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株式会社三ツワ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築業界等におい
て用いる建物用床装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築業界等において構築され
る住宅建築用床、特に、二階以上の床は、図8に示すよ
うに形成されているものが一般的である。
【0003】このものは、所定間隔により桁や梁,胴差
し等の水平材30柱等の垂直材31に取り付けたその上部
に、平板状の防音材32を敷設して釘等の止着部材33等に
より前記水平材30と連結し、この防音材32の上部に根太
34を取り付け所定の支持棧を形成してあって、該根太34
上に床材35を敷き詰めて釘等の止着部材36によりこの根
太34へ打ち付け床37を構成していたものである。
【0004】しかしながら、前記した住宅建築用床の施
工にあっては、水平材へ取り付ける防音材は、移動防止
のために金具等により結合させておかなければならない
ためこの作業がしにくく面倒な上、床における水平度も
その精度が低く、後工程において床材を張設したときこ
の狂いにより防音材が割れたりすることがあって、しか
も、作業において移動するための足場は、前記防音材が
垂直方向に対する荷重に極めて脆いため、人の体重で簡
単に割れ等が発生して不良品となるばかりか、作業者が
この割れより下階へ転落して大きな人災事故を生ずるお
それがある。
【0005】したがって、作業者は強度を有する前記水
平材に沿って歩行しなければならないので、現場におい
てその作業における移動場所が限られる上、作業時間も
大幅に掛かってコストアップとなる。等の様々な問題点
を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、柱等の垂直材や桁
や梁,胴差し等の水平材を連結して骨組みを形成する木
造軸組建物において、前記骨組み内における垂直材へそ
の側縁または中間部が嵌り得るように形成した床パネル
を前記水平材上に張設して床体を形成し、この床体の上
部にこの床体と同様に骨組み内の垂直材へ側縁または中
間部が嵌り得るように形成した防音板材を張設して防音
体を形成することにより、複階における下階への防音効
果を良好な床を短期の工期により容易に構築することが
できる建物用床装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、柱等の垂直材や桁や梁,胴差し
等の水平材を連結して骨組みを形成する木造軸組建物に
おいて、前記骨組み内にその垂直材へ側縁または中間部
の切欠が係合する所定形状の床パネルを前記水平材上に
張設して形成される床体と、この床体の上部において前
記骨組み内にその垂直材へ側縁または中間部の切欠が係
合する所定形状の防音板材を張設して形成される防音体
と、を備えさせた建物用床装置の構成にある。
【0008】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0009】柱等の垂直材や桁や梁,胴差し等の水平材
を連結して形成された木造建築における骨組みにおい
て、前記水平材の上に床パネルを並べて支承させ、骨組
みにおける垂直材の立設部においては、該床パネルの側
縁または中間部に垂直材への嵌め込みに見合う切欠を施
して、横ずれしないように係合させると床体が形成され
る。
【0010】そして、この床体の上部にこの床体と同形
か異なる形状に成形した防音板材を並べて該床体に支承
させる。
【0011】また、前記床パネルと同様に、骨組みにお
ける垂直材の立設部においては、該防音板材の側縁また
は中間部に垂直材への嵌め込みに見合う切欠を施して、
横ずれしないように係合させると防音体が形成される。
【0012】この防音体の張設作業はあらかじめ敷設さ
れている床体にその下部全面が支持されているため、作
業中あるいは構築後であっても割れ等の損傷を生じな
い。
【0013】
【実施例】次に、本発明に関する建物用床装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1,図2および図7においてAは、在来
工法と呼ばれる木造軸組工法により構築される住宅等の
床装置で、住宅における二階以上の骨組みbにおいて床
体1と、防音体2とにより基本的に構成される。
【0015】この骨組みbは一階における骨組みcの上
部に結合されているものであって、該骨組みcは、コン
クリート等による基礎上に載置した土台(図示せず)
へ、所定間隔で複数本の柱等の垂直材3を立てて、該垂
直材3を桁や梁,胴差し等の水平材4により連結してあ
る。
【0016】そして、前記した骨組みbは、柱等の垂直
材3や桁や梁,胴差し等の水平材4を連結して構成され
ている。
【0017】前記した床装置Aにおける床体1は、図
1,図2,図7に示すように、前記桁や梁,胴差し等の
水平材4上に床パネル5を張設して形成させたもので、
前記骨組みbにおいてその全面に設けられている。
【0018】そして、前記した床パネル5は、図3に示
すように、縦枠6,6および中枠7と横枠8,8とによ
り所定の方形状の枠体9を形成して、この枠体9の上面
に該枠体9に見合う大きさに形成した合板等の平板10を
釘,タッカー11等により止め付けて貼設してあり、その
大きさは任意の寸法や形状のものを選定し得るものであ
るが、通常は、900 ×2400mm,1200×1800mm、更に、18
00×3650mm等が適当である。
【0019】なお、この床パネル5は、図示してないが
前記した縦枠6,6と中枠7のみの並設により形成され
る場合もある。
【0020】そして、この床パネル5の適所には、前記
一階骨組みcに上部に骨組みbされた柱等の垂直材3へ
嵌り込む切欠12を設けてあるもので、この切欠12は、前
記垂直材3の立設位置に対応して、図5(a),(b) に示す
ように、床パネル5の外側縁における隅部および中間部
の一箇所または複数箇所へ、垂直材3角の形状に切除し
て凹ませて設けるか、図5(c) に示すように、床パネル
5の中間の適所へ垂直材3角の形状に切除して穴をあけ
るかしてある。
【0021】なお、この床パネル5は、水平材の外側部
においては、水平材4の外側縁と床パネル5の外側縁と
を一致させて載置(一致させない場合もある。)し、こ
れに水平材4と床パネル5とに連係した連結金具(図示
せず)により位置決めと固着がなされるものであり、床
体1はこの床パネル5の張設により精度の高い水平性が
得られるもので、後記する防音平板13の取り付けが容易
かつ整然と行なわれ、水平度の不良による割れ等が生じ
にくく万一割れ等を生じても床体1が全面において支承
するから、階下への落下等のおそれがない。
【0022】前記した防音体2は、前記床体1の上部に
おいて前記骨組みb内に所定形状、例えば、前記床体1
と同形状か大きいまたは小さく成形した発泡コンクリー
ト製等の防音板材13を張設して、釘等の止着部材14によ
り床体1へ止め付け、該床体1の全面に形成されるもの
で、階上において生じた音の階下への伝達を防止させる
と共に、防火壁が形成される。
【0023】そして、この防音板材13の適所には、前記
床パネル5と同様に、前記一階骨組みcに上部に骨組み
bされた柱等の垂直材3へ嵌り込む切欠15を設けてある
もので、この切欠15は、前記垂直材3の立設位置に対応
して、図6(a),(b) に示すように、該防音板材13の外側
縁における隅部および中間部の一箇所または複数箇所
へ、垂直材3角の形状に切除して凹ませて設けるか、図
6(c) に示すように、防音板材13の中間の適所へ垂直材
3角の形状に切除して穴をあけるかしてある。
【0024】図2において16は、前記床体1と防音体2
との間に設けた吸音パッキンで、防音性の向上と、防音
板材13の床体1への定着性を向上させるものである。
【0025】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、建物
における階上からの騒音等が階下へ伝達されないいわゆ
る防音効果が十分に発揮されるものであり、この施工が
簡単に行なえて工期が短縮する。
【0026】施工時において、骨組みへあらかじめ床パ
ネルが張設されて床体が形成されるので、作業中の歩行
等において床パネル上を自由に移動できるので安全な工
事が行なえる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物用床装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1における要部を示す縦断正面図である。
【図3】図1における床パネルを示す斜視図である。
【図4】図1における防音板材を示す斜視図である。
【図5】図3における他の各例を示す平面図である。
【図6】図4における他の各例を示す平面図である。
【図7】図1において骨組みに形成した床体を示す斜視
図である。
【図8】従来の木造住宅における床構造を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 床体 2 防音体 3 垂直材 4 水平材 b 骨組み 5 床パネル 12 切欠 13 防音材 15 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02 E04B 5/43 E04F 15/20 E04F 15/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱等の垂直材や桁や梁,胴差し等の水平
    材を連結して骨組みを形成する木造軸組建物において、
    前記骨組み内にその垂直材へ側縁または中間部の切欠が
    係合する所定形状の床パネルを前記水平材上に張設して
    形成される床体と、この床体の上部において前記骨組み
    内にその垂直材へ側縁または中間部の切欠が係合する所
    定形状の防音板材を張設して形成される防音体とを備え
    させたことを特徴とする建物用床装置。
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