JPH05331942A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JPH05331942A
JPH05331942A JP14148492A JP14148492A JPH05331942A JP H05331942 A JPH05331942 A JP H05331942A JP 14148492 A JP14148492 A JP 14148492A JP 14148492 A JP14148492 A JP 14148492A JP H05331942 A JPH05331942 A JP H05331942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
floor panel
beams
panel unit
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14148492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Tomita
貴彦 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH05331942A publication Critical patent/JPH05331942A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床パネルの梁への固定作業の作業性を向上さ
せることができる床構造を得ることを目的とする。 【構成】 床パネルユニット18は、一対の梁16上を
跨いで載置される二対の根太材20とその露出端部20
Aを残して固定される床板24と、露出端部20A間に
固定される固定金具26と、を備えており、固定金具2
6と梁16とをボルト締めすることにより床パネルユニ
ット18を梁16に固定するようになっている。ここ
で、固定金具26と桟木22との間には作業空間36が
形成されているので、作業者は梁16に乗って作業空間
36から手を通しながらボルト締め作業を行うことがで
きる。従って、梁16上での作業のみとなるので、床パ
ネルユニット18の梁16への固定作業の作業性を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梁上に床パネルユニッ
トを固定することにより床を構築するための床構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】梁上に床パネルユニットを固定すること
により住宅等の床を構築するための床構造の一例として
は、実開昭63−179315号公報に開示された技術
があり、以下図6を用いてこの構造について簡単に説明
する。
【0003】図6に示されるように、この床構造によれ
ば、H型鋼もしくはI型鋼といった梁100の上フラン
ジ100A上にウェブ100Bを境にして二枚のALC
製の床パネル102の端部同士が近接した状態に載置さ
れており、これらの二枚の床パネル102が一対のZ型
のパネル固定具104を介してボルト106及びナット
108で固定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造による場合、まず重量物である床パネル102を
梁100の上フランジ100A上に仮置きした後、その
下側からパネル固定具104をあてがい、この状態でボ
ルト106及びナット108を締結するという手順によ
らなければならない。このため、床パネル102の梁1
00への固定作業を行う場合、床パネル102の上下か
ら作業を行わなければならない。従って、床パネル10
2の梁100への固定作業の作業性が低下するという問
題点がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、床パネルの梁
への固定作業の作業性を向上させることができる床構造
を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床構造は、
互いに平行に配置された二本の梁上を跨いで載置される
少なくとも二本の根太材と、これらの根太材の長手方向
の端部を露出させた状態で前記根太材上に固定される床
材と、前記少なくとも二本の根太材における互いに対向
する露出端部間に固定されると共に前記床材の縁部との
間に所定の作業空間を有する固定金具と、を備えた複数
の床パネルユニットを有し、前記少なくとも二本の根太
材が前記二本の梁上に載置された状態で、前記作業空間
を用いて前記固定金具と前記梁とを締結具で締結するこ
とにより、各床パネルユニットを前記梁に固定し、各床
パネルユニットが固定された状態で、前記床材によって
覆われていない部分をその形状に合わせた継ぎ材で覆っ
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の本発明によれば、固定金具と床材の
縁部との間には所定の作業空間が設けられている。
【0008】従って、床パネルユニットを梁に固定する
には、まず各床パネルユニットを二本の梁上に載置させ
る。すなわち、前記少なくとも二本の根太材が二本の梁
上を跨ぐように、各床パネルユニットが梁上に載置され
る。次いで、作業者が梁の上に乗り、固定金具と床材の
縁部との間に設けられた所定の作業空間を用いて、固定
金具と梁とが締結具によって締結される。これにより、
床パネルユニットが梁に固定される。つまり、床パネル
ユニットの梁への固定作業は、梁の上側からの作業のみ
によって行われる。この結果、床パネルユニットの梁へ
の固定作業の作業性を向上させることができる。
【0009】また、このようにして複数の床パネルユニ
ットが梁上に固定された状態では、根太材の露出端部を
含む隣接する床材の縁部間等に隙間が生じるが、床材に
よって覆われていない部分は、その形状に合わせた継ぎ
材によって覆われる。従って、隣接する床パネルユニッ
トの床材の縁部間等に隙間が生じることはない。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る床
構造の一実施例について説明する。
【0011】図5には、建築途中の二階建て住宅の骨組
10が斜視図で示されている。この骨組10は、柱1
2、ラチス柱14、及び梁16等を相互に組付けること
により構成されている。なお、ラチス柱14は、一対の
柱14A及びこれらの柱14A間にジグザグ状に配置さ
れたラチス14Bから成り、自重を増大させることなく
大きな曲げ耐力を有するものである。
【0012】この骨組10の二階部分の床に相当する部
位には、本発明の主要な構成に係る床パネルユニット1
8が複数個組み付けられており、以下図1〜図3を用い
てその構成を詳細に説明する。
【0013】図1に示されるように、互いに平行に配置
された二本の梁16は共にI型鋼とされており、これら
の梁16の上フランジ16A上に床パネルユニット18
が載置されている。
【0014】床パネルユニット18は、互いに平行に配
置された二対の木製の根太材20を備えており、これら
の根太材20は二本の梁16に対して直交して配置され
ている。また、根太材20の長手方向寸法は、二本の梁
16の内側端縁間の距離よりも長く外側端縁間の距離よ
りも短い長さとされており、長手方向の両端面が二本の
梁16のウェブ16B上にくるような長さに設定されて
いる。また、一対の根太材20の間隔は、前述した柱1
2、ラチス柱14等の柱部材の最小間隔よりも小さく設
定されている。さらに、根太材20間には、後述する床
板24の端縁に相当する位置に木製の桟木22が組み付
けられている。なお、桟木22は、床板24の端縁から
若干はみ出すように組み付けられており、後述する継ぎ
板38の取付座面をも形成している。
【0015】これら二対の根太材20の上端面には、方
形状の床材としての床板24が釘等により打ちつけられ
て固定されている。この床板24の一辺の長さは、根太
材20の長手方向寸法よりも所定長さだけ短い長さに設
定されている。従って、床板24を根太材20上に打ち
つけた状態では、根太材20の長手方向両端部が露出し
ている(以下、この部分を「露出端部20A」と称
す)。
【0016】この露出端部20A間には、その下端面に
固定金具26が配置されている。図3に示されるよう
に、固定金具26はアングル状とされており、その一方
の端部26Aは図示しないビスで各根太材20の露出端
部20Aに固定されている。また、固定金具26の他方
の端部26Bの上端面と根太材20の下端面との間には
スペーサ28が介在されており、床パネルユニット18
の高さが予め決められた高さになるようにしている。さ
らに、固定金具26の他方の端部26Bには、ボルト貫
通用の孔30(図2参照)が所定の間隔で形成されてい
る。なお、このボルト貫通用の孔30と同軸上に、梁1
6の上フランジ16Aにも同様の孔が形成されている。
従って、固定金具26の他方の端部26Bは、締結具と
してのボルト32及びナット34によって梁16の上フ
ランジ16Aに固定されるようになっている。
【0017】上述した固定金具26の他方の端部26B
の内側端縁と床板24の端縁(正確には桟木22の端
縁)との間には、所定の作業空間36が形成されてい
る。そして、この作業空間36を使って、上述した固定
金具26ひいては床パネルユニット18と梁16との締
結作業が行われる構成である。
【0018】また、複数の床パネルユニット18が梁1
6上に固定された状態において、互いに隣接する床板2
4の端縁間の隙間には、図3及び図4に示される継ぎ材
としての継ぎ板38が嵌着され、釘40で固定されてい
る。従って、継ぎ板38が組み付けられた状態では、床
パネルユニット18の床板24及び継ぎ板38が同一面
を形成し、床が構成される。なお、継ぎ板38は、矩形
平板状であるが、その大きさ等は隙間の形状等に応じて
適宜変更されるようになっている。
【0019】以下に、本実施例の作用を説明する。床パ
ネルユニット18は予め工場で製品化され、必要な個数
だけ現場に搬入される。そして、骨組10を構築する過
程で、床パネルユニット18は予め設定した場所に順次
据えつけられていく。この作業は、具体的には以下のよ
うにして行われる。
【0020】まず、床パネルユニット18が二本の梁1
6上に載置される。載置された状態では、二対の根太材
20の露出端部20Aがこれらの梁16の上端面に位置
すると共に固定金具26の内側端縁はほぼ梁16の上フ
ランジ16Aの内側端縁に沿って位置する。従って、こ
の状態では、固定金具26と床板24(桟木22)の端
縁との間に作業空間36が確保されている。
【0021】次いで、作業者が梁16上に乗って、作業
空間36を用いることにより、ボルト32及びナット3
4の締結作業が行われる。すなわち、作業者は梁16上
に乗り、この状態で作業空間36から梁16の上フラン
ジ16Aの裏側へ手を通しながら、固定金具26と梁1
6とをボルト32及びナット34で締結する。これによ
り、床パネルユニット18が梁16上に固定される。
【0022】このようにして必要個数の床パネルユニッ
ト18が梁16上に固定された後、隣接する床パネルユ
ニット18における床板24の端縁間の隙間に、継ぎ板
38が嵌め込まれて釘40にて組付けられる。これによ
り、二階部分の床が構成される。
【0023】このように本実施例では、固定金具26と
床板24の端縁との間に作業空間36を有する床パネル
ユニット18を用いたので、作業者は床パネルユニット
18の梁16への固定作業を梁16の上に乗った状態で
行うことができる。すなわち、作業空間36を用いるこ
とにより、梁16上での作業のみで、床パネルユニット
18を梁16上に固定することができる。従って、床パ
ネルユニット18の梁16への固定作業を簡単に行うこ
とができ、その作業性を向上させることができる。
【0024】また、一階部分の骨組10の据付終了後に
床パネルユニット18を順次梁16に固定することによ
り、床板24を施工用の足場として用いることができ
る。
【0025】さらに、一対の根太材20の間隔を柱1
2、ラチス柱14等の柱部材の最小間隔よりも小さく設
定したので、柱12やラチス柱14の配置に影響される
ことなく床パネルユニット18を固定することができ
る。
【0026】なお、本実施例では、一つの床パネルユニ
ット18に対して二対の根太材20(合計四本)が用い
られているが、これに限らず、一対だけにしてもよい
し、三対以上にしてもよい。
【0027】また、本実施例では、固定金具26がアン
グル状であるが、これに限らず、例えば平板状でもよ
く、所定の作業空間36を確保することができ、かつ、
床パネルユニット18と梁16とを締結することができ
る構成であればすべて適用することができる。
【0028】さらに、本実施例では、二階部分の床を対
象として、本発明に係る床構造を適用しているが、これ
に限らず、一階部分に本発明に係る床構造を適用しても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る床構造
は、所定の作業空間を有する床パネルユニットを用いて
床を構築する構成であるので、床パネルの梁への固定作
業の作業性を向上させることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る床パネルユニットが一対の梁に
固定された状態を示す斜視図である。
【図2】図1の床パネルユニットを示す平面図である。
【図3】図1の床パネルユニット、梁、及び両者を締結
するための固定金具を根太材の長手方向を含む垂直面で
切断した状態を示す断面図である。
【図4】図1に示される床パネルユニットが固定された
後に隙間に継ぎ板が嵌め込まれる状態を示す拡大斜視図
である。
【図5】図1の床パネルユニットによって床が構成され
る住宅の骨組の一部を示す斜視図である。
【図6】従来例に係る床パネルの梁への固定構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
16 梁 18 床パネルユニット 20 根太材 20A 露出端部 24 床板(床材) 26 固定金具 32 ボルト(締結具) 34 ナット(締結具) 36 作業空間 38 継ぎ板(継ぎ材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配置された二本の梁上を跨
    いで載置される少なくとも二本の根太材と、 これらの根太材の長手方向の端部を露出させた状態で前
    記根太材上に固定される床材と、 前記少なくとも二本の根太材における互いに対向する露
    出端部間に固定されると共に前記床材の縁部との間に所
    定の作業空間を有する固定金具と、 を備えた複数の床パネルユニットを有し、 前記少なくとも二本の根太材が前記二本の梁上に載置さ
    れた状態で、前記作業空間を用いて前記固定金具と前記
    梁とを締結具で締結することにより、各床パネルユニッ
    トを前記梁に固定し、 各床パネルユニットが固定された状態で、前記床材によ
    って覆われていない部分をその形状に合わせた継ぎ材で
    覆ったことを特徴とする床構造。
JP14148492A 1992-06-02 1992-06-02 床構造 Pending JPH05331942A (ja)

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JP14148492A JPH05331942A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 床構造

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JP (1) JPH05331942A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001123550A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Sekisui House Ltd 梁と床パネルの気密構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001123550A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Sekisui House Ltd 梁と床パネルの気密構造

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