JP2724290B2 - 天井の構造 - Google Patents

天井の構造

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JP2724290B2
JP2724290B2 JP7067126A JP6712695A JP2724290B2 JP 2724290 B2 JP2724290 B2 JP 2724290B2 JP 7067126 A JP7067126 A JP 7067126A JP 6712695 A JP6712695 A JP 6712695A JP 2724290 B2 JP2724290 B2 JP 2724290B2
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和典 西尾
俊夫 永野
達郎 村井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井の略全域に亘って
均一な断熱性能を確保しうる天井の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の天井は、図20に略示するよう
に、天井下地となる複数の木桟a…下面に現場で天井板
bを添着することにより形成されるとともに、この天井
板bの上面にガラスウールなどの断熱材cを敷込むこと
により断熱性を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のものにあっては、現場で天井を、各部材の接合
により組立てるものであるため、上向きの高所作業に要
する手間及び労力が増大しがちであり、施工工数を増
し、しかも作業者の技術の差などによって仕上がり精度
にバラツキが発生しやすい。
【0004】又前記天井板bの上面に敷込まれる断熱材
cと該天井板bとの間には、前記木桟a…により図20
に示すように空間sが発生し、このため天井の略全域に
亘る均一な断熱性能の確保を困難としている。
【0005】本発明は、上面を平坦な受面とした断熱層
を具える断熱用の天井パネルを用いることを基本とし
て、現場での上向き作業を減じ、施工の省力化及び仕上
がり精度の高品質化を図りうるとともに、均一な安定し
た断熱性能を確保しうる天井の構造の提供を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱用の天井
パネルを並べて取付けることによって断熱天井を形成す
る天井の構造であって、前記断熱用の天井パネルは、矩
形に配した周囲の枠材を含むパネル基体と、その下面に
配される天井板材とを具えるとともに、天井板材の上面
に、前記パネル基体の上面以上の高さの断熱材からなる
断熱層を一体に形成し、かつこの断熱層の上面は、前記
天井板材と平行かつ平坦な受面を具えるとともに、この
受面に、該受面に当接させて他の断熱材を敷設したこと
を特徴としている。
【0007】なお前記断熱用の天井パネルは、前記取付
けのための取付け部分に、前記断熱層を切欠いた切欠き
部を具えることが望ましい。
【0008】
【0009】さらに前記断熱用の天井パネルは、その断
熱材が前記パネル基体の上面をこえて立上がる高さを有
し、かつ立上がり側壁を、上狭まりの傾斜面とすること
が望ましい。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、断熱用の天井パネル
は、パネル基体の下面に配される天井板材の上面に、上
面がこの天井板材と平行かつ平坦な受面をなす断熱層を
一体に形成している。従って、断熱層を構成する断熱材
と天井板材との間の空間をなくすことが可能となり、天
井の略全域に亘って厚さの均一な安定した断熱層を配設
でき、高い断熱性能を確保できる。
【0011】又断熱層を予め組込んだ断熱用の天井パネ
ルを用いて断熱天井を形成するため、現場での施工工数
及び上向き作業による負担を低減し、しかもガラスウー
ルなどの断熱材の挿入時におけるガラス繊維によるチク
チクした痛感を排除でき、施工の省力化を図りうるとと
もに、仕上がり状態が作業者の技術の差の影響を受けに
くく、仕上がり精度のバラツキを防ぎうる。又前記受面
に、該受面に当接させて他の断熱材を敷設するため、該
受面が前記天井板材と平行な平坦面であることから、こ
の受面上面に前記他の断熱材を隙間なく積層でき、断熱
性能をより均一に高めることが可能となる。
【0012】又請求項の発明において、断熱用の天井
パネルの取付けのための取付け部分に、前記断熱層を切
欠いた切欠き部を形成したときには、この断熱用の天井
パネルを、断熱層に干渉されることなく容易に取付ける
ことができ、施工性をより一層高めうる。
【0013】
【0014】又請求項4の発明において、前記断熱材が
前記パネル基体の上面をこえて立上がる高さを有し、か
つ立上がり側壁を、上狭まりの傾斜面としたときには、
並んで隣り合う断熱用の天井パネル間において、後に取
付けられる天井パネルの断熱層が先に取付けられた天井
パネルの断熱層に取付け時において干渉することを前記
傾斜面によって防止できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜14において本発明の天井の構造は、断熱用
の天井パネル2(以下天井パネル2という)を並べて取
付けることによって断熱天井Aを形成する。
【0016】又前記天井パネル2は、本実施例では天井
形成用の架構材3に、取付け金具4を介して取付けられ
る長尺の天井レール5によって支持されることにより取
付けられる。
【0017】前記天井パネル2は、図8に例示するよう
に、1対の平行な側の枠材6、6の両端間を平行な横の
枠材7、7でつないだ矩形の周囲枠9と、前記側の枠材
6、6をその長手方向中央でつなぐ中の枠材25とから
なる木質のパネル基体10、およびこのパネル基体10
の下面に添着される例えば防湿強化石膏ボードからなる
平面矩形の天井板材11とを具える。
【0018】なお前記側の枠材6、6の各一端部には、
その上部を矩形に切欠くことにより水平な段差面26、
26が形成されるとともに、側の枠材6、6の各他端部
の上部には、この段差面26、26に載置されうる寸法
の突出部27、27が前記横の枠材7から突出させて形
成される。
【0019】又前記段差面26側の横の枠材7は、その
両端部かつ外向き面が内向きに切欠かれることにより前
記天井レール5に係止する取付け金物29、29固定用
の欠切り部30、30を具える。
【0020】前記取付け金物29は、図8、図9に示す
ように、前記欠切り部30にビス止めされる垂直な固定
片29Aと、その上端から外向きに突出する水平な突片
29Bと、その突出端から立上がるとともに近くの側の
枠材6側に横にのびる延長部29C1を有する立片29
Cと、この立片29Cの前記延長部29C1下端からパ
ネル基体10と離れて外向きに突出する水平かつ小巾の
取付け片29Dとを一体に具える。なお前記取付け片2
9Dは、前記パネル基体10の上面よりも上方に位置す
る。
【0021】又前記天井板材11の上面には、パネル基
体10の上面以上の高さ、すなわちパネル基体10の上
面をこえて立上がる高さを有する例えば発泡フェノール
からなる断熱材12が該天井板材11の上面との間に隙
間、空間を形成することなく配設され、この断熱材12
によって断熱層13を一体に形成する。
【0022】さらに前記断熱層13の上面は、前記天井
板材11と平行かつ平坦な受面14を形成するととも
に、天井パネル2の取付けのための取付け部分15…と
なるパネル基体10の四隅には、前記取付け金物29、
29が挿入しうる寸法の切欠き部16…を、断熱層13
の切欠きにより形成している。
【0023】なお前記切欠き部16…のうち、取付け金
物29、29側の切欠き部16、16は、前記横の枠材
7の前記欠切り部30、30上方で設けられるととも
に、横の枠材7、7から立上がる断熱層13の立上がり
側壁17、17は、上狭まりの傾斜面19、19として
いる。
【0024】又前記側の枠材6、6上には、前記受面1
4よりも上面が低所に位置する薄肉の断熱材31、31
が貼着されるとともに、この側の枠材6、6の向き合う
縁から立上がる前記断熱層13の立上がり側壁17A、
17Aも、上狭まりの傾斜面19A、19Aとしてい
る。
【0025】このような天井パネル2は工場等において
予め一体に製造されるため、品質及び精度のバラツキを
抑制しうるとともに、断熱層13と天井板材11との間
に空間を形成することがないため、均一な断熱性能を確
保しうる。
【0026】又天井パネル2を支持して取付ける前記長
尺の天井レール5は、取付け金具4を介して天井形成用
の架構材3に取付けられる。
【0027】前記架構材3は、本実施例では、図1〜7
に示すように、例えば2階の床を形成する床パネル32
の枠材33…、34…によって形成される。床パネル3
2は、断面コ字の形鋼材からなる枠材34…を矩形に接
合した周囲枠内に、2本の溝形鋼を背中合わせに固着し
た複数の前記枠材33…を平行に架け渡した鋼製の枠組
を具えるとともに、前記枠材33の水平な下のフランジ
33A及びこの枠材33に平行な前記枠材34の下のフ
ランジ34Aの各上面に固着された根太受け35…間に
該枠材33と直角に複数の根太36…を架け渡し、かつ
枠組上面に床下地板37を添着している。
【0028】前記床パネル32は、図1に示すように、
階上、階下の外壁パネル39A、39Bの間に介在する
胴差状の断面コ字の水平な梁材40A、この梁材40A
から直角に家屋内部にのびる例えばI形鋼からなる床梁
40B、および前記梁材40Aと平行かつ例えばI形鋼
からなる床梁40Cによって囲まれる空間に配されると
ともに、ボルトなどを用いて該梁材40A、床梁40
B、40Cなどに固定される。
【0029】又床パネル32の前記枠材33、34に取
付け金具4を介して取付けられる天井レール5は、図
1、図10などに示すように、水平な長尺の基片20
と、その両側縁で垂下する1対の側片21、21と、こ
の側片21、21下端から両側に水平に張出す1対のフ
ランジ22、22とを有する断面ハット状をなす長尺体
である。
【0030】又前記取付け金具4は、図1などに示しか
つ図10に詳示するように、平面矩形の底片23と、そ
の平行な側縁から立上がりかつ前記架構材3をなす前記
枠材33、34の各下のフランジ33A、34Aを嵌入
することにより該架構材3に係止される嵌入溝41、4
1を設けた1対の立上げ片24、24とを有する上開放
のコ字状の基部8、およびこの基部8の前記底片23の
一端から突出する小長さの水平部42Aを介して設けら
れた斜め部42B両側縁で垂下しかつ下端が前記天井レ
ール5のフランジ22、22の各上面に当接する1対の
下向きの脚片18、18を具える。
【0031】前記天井レール5は、その基片20に設け
た長孔20aを通りかつ該基片20下面に配される膨出
部43により上方への抜け止めをされたボルト44のネ
ジ軸45を、前記取付け金具4の底片23に刻設したネ
ジ孔23aに螺締することにより該取付け金具4を介し
て前記架構材3に取付けられる。
【0032】従って、前記基片20と底片23とを通る
前記ボルト44の螺進退により、該基片20と底片23
との間の距離を調整でき、天井レール5を容易に高さ調
節することが出来る。
【0033】又前記取付け金具4の1対の脚片18、1
8を天井レール5の前記フランジ22、22の各上面に
当接させるため、該天井レール5のねじれを効果的に防
止でき、この天井レール5を水平に精度よく保持しうる
とともに、前記脚片18、18を前記側片21、21に
夫々当接させることによって、天井レール5のねじれを
より一層確実に防ぎうる。
【0034】又前記底片23の上方において、前記ネジ
軸45に高さ設定固定用のロックナット46(図3に示
す)をワッシャを介して螺着する。
【0035】なお底片23に、ネジ溝を刻設しない単な
る孔を穿設しておき、前記ネジ軸45に該底片23の上
方においてナットを螺着したときには、この底片23が
前記脚片18、18をへて天井レール5の前記フランジ
22、22により常に反力を受けるため、ボルト44の
締め付け時において該ナットの共廻り及び緩みを防止す
ることが出来る。
【0036】このように架構材3をなす前記床パネル3
2の枠材33…、34…に取付け金具4を介して取付け
られた前記天井レール5は、前記天井パネル2を並べて
取付けるために用いられる。
【0037】すなわちまず前記天井パネル2を、前記取
付け金物29、29を設けたパネル基体10の一辺縁E
1を上にして、かつ図12に示すようにこの天井パネル
2を前記天井レール5の長手方向と直交する方向に対し
て一定角度ずれた姿勢Yで持上げ前記一辺縁E1側の両
端に形成した前記取付け片29D、29Dを該天井レー
ル5、5の各フランジ22、22上面よりも上方に位置
させる。なおこのとき取付け片29Dは、パネル基体1
0と離れて外向きに突出するため、このパネル基体10
を前記フランジ22よりも下方に配しうる。
【0038】然る後、この天井パネル2の一辺縁E1を
天井レール5の長手方向と直交する向きに回転させしか
も下降させることにより、図11に実線で示すように前
記取付け片29D、29Dを前記フランジ22、22の
上面のなす受面に載置して天井パネル2を保持させる。
このとき前記断熱層13の立上がり側壁17Aを前記傾
斜面19Aとしているため、断熱層13と天井レール5
との干渉を防ぎうる。
【0039】さらにこの保持された前記取付け片29
D、29Dを回転の中心として図11の矢印B1で示す
如く前記他辺縁E2を天井パネル2を回動させつつ上昇
させ該天井パネル2を図11に一点鎖線で示すように水
平状態とし、かつ先行して取付けてある天井パネル2の
前記段差面26、26に向けての水平移動B2によっ
て、この段差面26、26に前記突出部27、27を図
11に二点鎖線で示すように相じゃくり状に支持させ
る。なお先行して最初に取付けられる天井パネル2の突
出部27、27側は、図5に示すように例えば階下の外
壁パネル39Bの内部上端にスペーサ47を介在させて
載置される。
【0040】なお天井パネル2は、取付けのための取付
け部分15…に前記切欠き部16…を具えるため、前記
取付け金物29…と断熱層13とが干渉することはな
く、該天井パネル2の取付け作業を容易とする。
【0041】又前記天井パネル2…の上面がなす平坦な
前記受面14…には、図6に一点鎖線で示すように、
受面14…に当接させ現場において他の断熱材Bがこ
受面14…との間で隙間なく敷設されこれによっ
て、断熱性能を大巾に向上しうるとともに、図6に示す
ように、この他の断熱材Bは、並べて取付けられた天井
パネル2、2を跨がり前記受面14に敷設される
【0042】さらに前記断熱層13の立上がり側壁17
を、上狭まりの前記傾斜面19としたため、天井パネル
2の一辺縁E1を保持して他辺縁E2を持上げる取付け
方法において、該天井パネル2の断熱層13が先行して
配設されている天井パネル2と干渉することを防止でき
る他、壁際で持上げられる天井パネル2の断熱層13と
壁体との衝接を防ぎうる。
【0043】なお図1の左側に示す壁際の天井レール4
9は、図2に示すように断面コ字の長尺体からなり、前
記枠材34の下のフランジ34Aに係止される取付け金
具50の垂下片50Aにボルト止めされ水平に保持され
るとともに、その下のフランジ49A上に前記取付け金
物29の取付け片29Dを載置する。
【0044】又前記天井レール5下方で隣り合う天井パ
ネル2、2は、図3に示すように下から斜めに打入され
る釘などの固着具51…によって連結されるとともに、
前記床梁40Cを挟んで隣り合う天井パネル2、2は、
図4に示すように継ぎ材52を用いて連結される。
【0045】又図13に示すように上面、下面に山と谷
とを形成しかつ先端部を先細のテーパ部53Aとした例
えば合成樹脂からなる楔片53を、図14に示すように
前記切欠き部16において天井パネル2の前記側の枠材
6と天井レール5のフランジ22との間に該テーパ部5
3から打込むことによって、前記フランジ22を前記取
付け金物29の取付け片29Dと前記楔片53との間で
強固に挟持でき、この天井パネル2のガタツキを防止し
うる。
【0046】なお前記床梁40Bを挟んで一直線状に隣
り合う天井レール5、5は、図7に示すように、両端部
で該天井レール5、5の一方の側片21、21を夫々ボ
ルト止めする垂直な矩形平板状の翼部54を有する連結
金具55を用いて高さ精度を維持して確実に結合される
とともに、この連結金具55の前記翼部54の下端中央
部に設けた下開放のコ字状の受部56に、間仕切り用の
壁パネル57の上端の桟材59を嵌入して釘打ちするこ
とによって、確実かつ容易にこの壁パネル57を固定で
きる。
【0047】又本発明に係る前記天井パネル2は、図1
5〜18に示すように、架構材3をなすトラスの下弦材
60に図19に示す取付け金具4を介して取付けられる
天井レール5によって並べて支持されることにより、最
上階の断熱天井Aを形成しうる。
【0048】なお該取付け金具4(図19に示す)は、
底片23に、この底片23から直角に立上がる垂直片6
1を介して、前記下弦材60の立片60Aを嵌入溝41
A、41Aに嵌入することによりこの立片60Aに係止
される1対の立上げ片24、24を設けた基部8と、こ
の基部8の前記底片23両側から垂下しかつ下端が天井
レール5の前記フランジ22、22の各上面に当接する
1対の下向きの脚片18、18とを具え、天井レール5
の前記基片20と、前記底片23の孔23aとを通るボ
ルト44の螺締により基片20と底片23との間の距離
を容易に調整できる。
【0049】又取付け金具4の前記垂直片61にはネジ
孔61aが刻設されるとともに、このネジ孔61aには
前記立片60Aに先端が当接するボルト62が螺着さ
れ、該取付け金具4の揺動を防ぐ。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、断熱用の天井
パネルは、パネル基体の下面に配される天井板材の上面
に、上面がこの天井板材と平行かつ平坦な受面をなす断
熱層を一体に形成している。従って、断熱層を構成する
断熱材と天井板材との間の空間をなくすことが可能とな
り、天井の略全域に亘って厚さの均一な安定した断熱層
を配設でき、高い断熱性能を確保できる。
【0051】又断熱層を予め組込んだ断熱用の天井パネ
ルを用いて断熱天井を形成するため、現場での施工工数
及び上向き作業による負担を低減し、しかもガラスウー
ルなどの断熱材の挿入時におけるガラス繊維によるチク
チクした痛感を排除でき、施工の省力化を図りうるとと
もに、仕上がり状態が作業者の技術の差の影響を受けに
くく、仕上がり精度のバラツキを防ぎうる。又前記受面
に、該受面に当接させて他の断熱材を敷設するため、該
受面が前記天井板材と平行な平坦面であることから、こ
の受面上面に前記他の断熱材を隙間なく積層でき、断熱
性能をより均一に高めることが可能となる。
【0052】又請求項の発明において、断熱用の天井
パネルの取付けのための取付け部分に、前記断熱層を切
欠いた切欠き部を形成したときには、この断熱用の天井
パネルを、断熱層に干渉されることなく容易に取付ける
ことができ、施工性をより一層高めうる。
【0053】
【0054】又請求項4の発明において、前記断熱材が
前記パネル基体の上面をこえて立上がる高さを有し、か
つ立上がり側壁を、上狭まりの傾斜面としたときには、
並んで隣り合う断熱用の天井パネル間において、後に取
付けられる天井パネルの断熱層が先に取付けられた天井
パネルの断熱層に取付け時において干渉することを前記
傾斜面によって防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その部分断面図である。
【図3】その部分断面図である。
【図4】その部分断面図である。
【図5】その部分断面図である。
【図6】その部分断面図である。
【図7】その部分断面図である。
【図8】断熱用の天井パネルを例示する斜視図である。
【図9】断熱用の天井パネル取付け用の取付け金物を示
す斜視図である。
【図10】取付け金具と天井レールとを例示する斜視図
である。
【図11】断熱用の天井パネルの取付け方法を説明する
ための部分側面図である。
【図12】断熱用の天井パネルを取付ける際の姿勢を示
す平面図である。
【図13】楔片を例示する斜視図である。
【図14】その取付状態を示す部分斜視図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図16】その部分断面図である。
【図17】その部分断面図である。
【図18】その部分断面図である。
【図19】取付け金具の他の例を示す斜視図である。
【図20】従来の技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
2 断熱用の天井パネル 6、7 枠材 10 パネル基体 11 天井板材 12 断熱材 13 断熱層 14 受面 15 取付け部分 16 切欠き部 17、17A 立上がり側壁 19、19A 傾斜面 A 断熱天井 B 他の断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−339946(JP,A) 特開 昭57−68435(JP,A) 実公 昭51−52828(JP,Y1) 実公 昭62−339(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱用の天井パネルを並べて取付けること
    によって断熱天井を形成する天井の構造であって、 前記断熱用の天井パネルは、矩形に配した周囲の枠材を
    含むパネル基体と、その下面に配される天井板材とを具
    えるとともに、天井板材の上面に、前記パネル基体の上
    面以上の高さの断熱材からなる断熱層を一体に形成し、
    かつこの断熱層の上面は、前記天井板材と平行かつ平坦
    な受面を具えるとともに、この受面に、該受面に当接さ
    せて他の断熱材を敷設したことを特徴とする天井の構
    造。
  2. 【請求項2】前記他の断熱材は、並べて取付けられた断
    熱用の天井パネルを跨がり前記受面に敷設されたことを
    特徴とする請求項1記載の天井の構造。
  3. 【請求項3】前記断熱用の天井パネルは、前記取付けの
    ための取付け部分に、前記断熱層を切欠いた切欠き部を
    具えることを特徴とする請求項1記載の天井の構造。
  4. 【請求項4】前記断熱用の天井パネルは、その断熱材が
    前記パネル基体の上面をこえて立上がる高さを有し、か
    つ立上がり側壁を、上狭まりの傾斜面としたことを特徴
    とする請求項1記載の天井の構造。
JP7067126A 1995-02-28 1995-02-28 天井の構造 Expired - Fee Related JP2724290B2 (ja)

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