JPH04323436A - ラーメン構造体 - Google Patents

ラーメン構造体

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Publication number
JPH04323436A
JPH04323436A JP9423591A JP9423591A JPH04323436A JP H04323436 A JPH04323436 A JP H04323436A JP 9423591 A JP9423591 A JP 9423591A JP 9423591 A JP9423591 A JP 9423591A JP H04323436 A JPH04323436 A JP H04323436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
fixed
frame structure
reinforcing plate
channel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9423591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Takeda
武田 敏郎
Atsushi Takeuchi
淳 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9423591A priority Critical patent/JPH04323436A/ja
Publication of JPH04323436A publication Critical patent/JPH04323436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラーメン構造体に関す
るもので、更に詳細には、ユニット方式により構築され
る箱形骨枠に高剛性を持たせたラーメン構造体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユニット方式の箱形骨枠は、工
場において四隅の柱の上下端をそれぞれ梁で連結して組
立てられている。このように組立てられる箱形骨枠の天
井部及び床部を構成する梁は一般に溝形鋼が使用されて
おり、そして、床部を構成する床桁梁及び床妻梁の下フ
ランジにアンカーボルト等の締結具を介して基礎に締結
する工法が広く採用されている(特公昭58−3746
2号工法参照)。
【0003】ところで、この種の構造体は実際に設置さ
れた際に風や地震等による振動を防止する必要があり、
そのため、従来では、ラーメン構造の剛性を高めるため
に梁や桁間に補強部材を連結した仕口構造としたり、床
振動を防止するために束固定構造とするなどの構造が考
えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち仕口構造のものにおいてはラーメンの理論的剛性
は確保できる。しかし、図5に示すように、実際に構造
体を基礎aに固定した場合に、床桁梁及び床妻梁等の溝
形材bの締結部cにおける倒れが横方向の剛性に大きな
影響を及ぼすため、仕口構造のものではこの横揺れを防
止することができない。また、後者すなわち束固定構造
のものは上下の振動に対しては剛性を高めることは可能
であるが、上述と同様の理由により横揺れに対しては剛
性を高めることができないという問題があった。
【0005】更に、これら従来の構造のものはいずれも
多くの構成部材を有すると共に、施工が面倒であるとい
う問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
、横揺れに対しても高い剛性を有する簡単な構造で安価
なラーメン構造体を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のラーメン構造体は、箱形骨枠の床部の辺
部を構成する床桁梁と床妻梁のうちの少なくとも一方が
溝形材にて形成され、かつ、溝形材の下フランジが締結
具を介して基礎に締結されるラーメン構造体を前提とし
、上記溝形材の締結部位における溝形材の上フランジと
下フランジとの間に補強板を架設固定してなるものであ
る。
【0008】この発明において、上記補強板は溝形材の
上下フランジ間に架設固定されるものであればその架設
形態は任意であってもよいが、好ましくは溝形材の下フ
ランジの先端と上フランジの基端との間に架設固定する
か、あるいは、溝形材の下フランジの先端と上フランジ
の先端との間に架設固定する方がよい。
【0009】また、補強板は溝形材の締結部位に架設固
定されるものであれば、締結位置に近接させてもよいが
、好ましくは締結具の締結作業に支障をきたさない程度
の最小限の隙間を開けて締結位置に関して対称位置に架
設固定しておく方がよい。
【0010】
【作用】上記のように構成されるこの発明のラーメン構
造体によれば、箱形骨枠の床部を構成する床桁梁、床妻
梁に使用される溝形材の締結部位における溝形材の上フ
ランジと下フランジとの間に補強板を架設固定すること
により、溝形材自体の剛性を高めることができ、特に締
結位置の倒れに起因する横揺れを防止して、ラーメン構
造体全体の剛性を向上することができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0012】図1はこの発明のラーメン構造体の一例の
分解斜視図、図2は構造体の設置部の断面斜視図が示さ
れている。
【0013】この発明のラーメン構造体は、四隅に配設
される角柱1と、これら角柱1の上端部に固着される連
結片2を介して角柱1に連結される天井桁梁3と天井妻
梁4とを有する天井部5と、角柱1の下端部に固着され
る連結片2を介して角柱1に連結される床桁梁6と床妻
梁7とを有する床部8とで主要部が構成されている。こ
の場合、天井部5の辺部を構成する天井桁梁3、天井妻
梁4及び床部8の辺部を構成する床桁梁6、床妻梁7は
いずれも溝形鋼等の溝形材にて形成されている。また、
天井部5における天井桁梁3,3間には適宜間隔をおい
て天井根太9,9…が架設固定されており、床部8にお
ける床桁梁6,6間には適宜間隔をおいて床小梁10,
10…が架設固定されている。なおこの場合、天井根太
9は端部に設けた段部9aを天井桁梁3の下フランジ3
a上に載置した状態で固定されている。一方、床小梁1
0は両端に溝形断面の梁受片11を開口部を外側にして
溶接により固着してなり、そして、梁受片11の上下片
をそれぞれ床桁梁6の上下フランジ12,13の上面に
載置した状態で溶接等によって固定してなる。
【0014】また、床部8を構成する床桁梁6及び床妻
梁7の下フランジ13の適宜位置には基礎15に植設さ
れる締結用のアンカーボルト16を貫通する固定孔14
が穿設されており、この固定孔14にアンカーボルト1
6を貫通した後、アンカーボルト16の突出部にナット
17を締め付けることにより、構造体を基礎15上に設
置し得るようになっている。更に、床桁梁6、床妻梁7
の固定孔14に関して対称部位における下フランジ13
の先端と上フランジ12の基端には鋼板製の補強板18
,18が溶接等によって架設固定されている。したがっ
て、床桁梁、床妻梁すなわち溝形材6,7の剛性が高め
られると共に、構造体が設置された状態での溝形材6,
7の締結部の横揺れを防止できる。ここで、補強板18
間に隙間19を設けた理由は、固定孔14を貫通したア
ンカーボルト16にナット17を締め付ける作業を容易
にするためである。なお、必ずしも2枚の補強板18,
18を隙間19を持たせて架設固定する必要はなく、締
結位置と近接した部位に1枚の補強板18を同様に架設
してもよい。この場合はワンタッチアンカーを使用する
か、あるいは、溝形材6,7の垂直片20に取付け用の
開口を設けておけばよい。
【0015】上記説明では補強板18が溝形材6,7の
下フランジ13の先端と上フランジ12の基端との間に
架設固定される場合について述べたが、必ずしも補強板
18をこのように架設固定したものに限定されるもので
はなく、図3に示すように、溝形材6,7の下フランジ
13の先端と上フランジ12の先端との間に同様に溶接
等によって補強板18,18を架設固定してもよい。な
お、図3に示す補強板18の架設固定においても、上述
のように締結位置と近接した部位に補強板18を架設固
定してもよい。
【0016】上記のように構成されるこの発明の構造体
は、工場等で組立てられた後に現場に運搬され、そして
、予め基礎15に植設されたアンカーボルト16を固定
孔14に貫通するように載置された後、アンカーボルト
16にナット17を締め付けることによって設置固定さ
れる。なお、構造体同士は図示しない連結板を介して連
結されるか、あるいは直接溶接等によって連結される。
【0017】なお、上記説明では床桁梁6と床妻梁7の
双方が溝形材にて形成される場合について説明したが、
少なくとも基礎15に固定される部分が溝形材であれば
床桁梁6と床妻梁7のうちの一方のみを溝形材としても
よい。また、この発明の構造体は既存のラーメン構造体
住宅にも適用することができる。
【0018】次に、この発明の構造体(具体的には図2
に示す実施例Aと図3に示す実施例B)と補強板18を
有しない従来の構造体との剛性を比較したテストの結果
について説明する。
【0019】テストに当って、図4に示すように、四隅
の対称位置に幅900mmの外壁21を取付けた構造体
を用意し、そして、床桁梁6の中央を束22上に締結し
、床妻梁7の両端部を基礎15上に締結する。
【0020】上記のように、構造体を設置した状態で、
横方向加振を行い、固有振動数により剛性を比較したと
ころ、表1に示すような結果が得られた。
【0021】
【表1】
【0022】上記テストの結果、この発明の構造体によ
れば、いずれも従来の構造体に比較して剛性を1.5〜
1.6倍にアップすることができる。したがって、風や
地震等による横揺れを大きく低減することができる。ま
た、既存のラーメン構造体住宅が地盤の固有振動に共振
している場合でも、比較的簡単に剛性をアップすること
ができるため、交通振動等の影響を低減することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のラー
メン構造体によれば、上記のように構成されているので
、簡単かつ安価な構造によって構造体の床部を構成する
溝形材自体の剛性を高めることができ、特に締結位置の
倒れに起因する横揺れを防止して、ラーメン構造体全体
の剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラーメン構造体の一例を示す分解斜
視図である。
【図2】図1の構造体の設置部の断面斜視図である。
【図3】別の構造体の設置部の断面斜視図である。
【図4】剛性テストの構造体の概略斜視図である。
【図5】溝形材の横揺れの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
6  床桁梁(溝形材) 7  床妻梁(溝形材) 8  床部 12  上フランジ 13  下フランジ 16  アンカーボルト 17  ナット 18  補強板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  箱形骨枠の床部の辺部を構成する床桁
    梁と床妻梁のうちの少なくとも一方が溝形材にて形成さ
    れ、かつ、溝形材の下フランジが締結具を介して基礎に
    締結されるラーメン構造体において、上記溝形材の締結
    部位における溝形材の上フランジと下フランジとの間に
    補強板を架設固定してなることを特徴とするラーメン構
    造体。
  2. 【請求項2】  補強板を溝形材の下フランジの先端と
    上フランジの基端との間に架設固定してなることを特徴
    とする請求項1記載のラーメン構造体。
  3. 【請求項3】  補強板を下フランジの先端と上フラン
    ジの先端との間に架設固定してなることを特徴とする請
    求項1記載のラーメン構造体。
JP9423591A 1991-04-24 1991-04-24 ラーメン構造体 Pending JPH04323436A (ja)

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JP9423591A JPH04323436A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ラーメン構造体

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JP9423591A JPH04323436A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ラーメン構造体

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JP9423591A Pending JPH04323436A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ラーメン構造体

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JP (1) JPH04323436A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116678A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Toyota Motor Corp 建物ユニット
JP2010248720A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Nisshin Steel Co Ltd 溝形鋼製建築部材の製造方法

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