JP3940507B2 - 床梁と床パネルの接合方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床梁と床パネルの接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床梁と床パネルの接合方法としては、例えば特開平7−76880号公報に記載の方法がある。この従来技術は、ウエブとフランジとからなる床接合材を用い、床接合材のウエブを、フランジを下にして床梁の側面に固定した後、そのフランジに床パネルの端部を載置し、釘等で固着する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平7−76880号公報における床梁と床パネルの接合方法の場合以下の問題点があった。
【0004】
床接合材のウエブを床梁の側面に固着した後、フランジに床パネルの端部を載置する構造のため、フランジと床パネルとの固着のための釘打ち等を床パネルの下面側から上向き作業で行う必要があり、作業性がわるい。
【0005】
また、床接合材のウエブを床梁の垂直側面に沿って固着するので、床接合材の床梁への取り付け精度の確保が難しい。そのため、床パネルの床梁への取り付け精度が悪くなることがあった。
【0006】
以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、床パネルと床梁との接合を下向き作業で行うことを可能とし、作業性を向上することにある。
【0007】
また、本発明の課題は、床パネルの床梁への取り付け精度を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明の床梁と床パネルの接合方法は、床接合材を使用する床梁と床パネルとの接合方法であって、前記床接合材がウエブとフランジとからなるとともに、該ウエブには長孔が設けられて、そのフランジを上にして前記ウエブを床パネルの側面に前記長孔を通じて固着した後、床接合材のフランジを床梁の上面に載置しフランジの上から固定具で床梁に固着することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の発明の床梁と床パネルの接合方法は、治具を使って前記床接合材の床パネル側面における取付け高さを決める、請求項1記載の床梁と床パネルの接合方法において、前記治具が基準面に当接する基準部と前記床接合材のフランジの前記基準面からの取付け高さを決める位置決め部とを有し、前記治具の基準部を床パネルの上面に当接し、その治具の位置決め部に床接合材のフランジを位置させた状態で、床接合材を床パネルの側面に固着することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3記載の発明の床梁と床パネルの接合方法は、請求項2において、前記治具の位置決め部に前記床接合材の仮着手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明における床接合材は強度が強く防錆性能に優れる亜鉛メッキ鋼板やステンレス鋼板で形成するのが効果的である。
【0012】
本発明においては、治具は温度による寸法変化が小さく、機械的強度にも優れる金属製やガラス繊維等で補強した合成樹脂製とするのがよい。
【0013】
さらに、前記治具の仮着手段は磁石,ビス止め用ネジ孔,フランジの嵌合溝等の手段を選択できる。
【0014】
【作用】
請求項1記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、床接合材がウエブとフランジとからなるとともに、該ウエブには長孔が設けられて、そのフランジを上にして前記ウエブを床パネルの側面に前記長孔を通じて固着した後、床接合材のフランジを床梁の上面に載置し,フランジの上から固定具で床梁に固着するので、床パネルと床梁との接合を下向き作業で行うことができる。
【0015】
請求項2記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、治具が基準部と位置決め部よりなり、治具の基準部を床パネルの上面に当接し、その治具の位置決め部に床接合材のフランジを位置させた状態で、床接合材を床パネルの側面に固着するので、基準面となる床パネル上面から床接合材のフランジまでの距離を正確に決めることができる。
【0016】
請求項3記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、治具の位置決め部に床接合材の仮着手段を設けたので、床接合材のウエブを床パネルに固着するときに床接合材は治具に保持でき、床接合材を固着後は治具を取り外すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1はユニット建物を示す斜視図、図2は本発明の床梁と床パネルの接合方法を示す断面図、図3は本発明の方法に使用する床接合材の斜視図、図4は本発明の床梁と床パネルの接合手順を示す断面図、図5,図6は本発明の方法に使用する治具の使用方法を示す断面図である。
【0018】
図1のユニット建物10は、相隣接する上から見てコの字建物ユニット10Aとニの字建物ユニット10Bとを互いに接合して構築するものである。
【0019】
コの字建物ユニット10Aは、相対する妻壁パネル11A,11Aと、桁壁パネル11Bをコの字状に配置し、相対する妻壁パネル11A,11Aの内壁面の間に床梁14を掛け渡し、これら妻壁パネル11A,11Aと、桁壁パネル11Bの各内面と床梁14とに床パネル12の端部を接合している。
【0020】
ニの字建物ユニット10Bは、相対する妻壁パネル11A,11Aをニの字状に配置し、相対する妻壁パネル11A,11Aの内壁面の間に床梁14を掛け渡し、これら妻壁パネル11A,11Aの各内壁面と床梁14,14とに床パネル12の端部を接合している。
【0021】
また、妻壁パネル11Aはその両側端に柱13,13を有している。
【0022】
図1と図2とで床パネル12と床梁14とそれらの接合構造について説明する。図2は図1のA−A矢視図である。
【0023】
床パネル12は、床梁14と垂直方向に延びる複数本の床根太16を有し、床梁14と平行に床パネル12の両端部に設けられる端根太15と、床梁14と垂直に床パネル12の両端部に設けられる側根太(不図示)をそれぞれ備えて床枠組みが形成され、この床枠組みの上下のそれぞれにパーチクルボード等からなる床表面材17とパーチクルボード等からなる床裏面材18のそれぞれが釘打ち及び/又は接着剤を用いて取り付けられたものである。
【0024】
床梁14は、桁方向に延びる木質梁材(形鋼材でも可)からなり、相対する妻壁パネル11A,11Aの壁なし桁面に配置される。そして、床梁14の両端で妻壁パネル11A,11Aの柱13,13にボルトとナットとで締結することにより、床梁14を妻壁パネル11A,11Aの内壁面の間に掛け渡し可能としている。
【0025】
次に、床パネル12の壁なし桁面側での床梁14への接合構造を説明する。
床梁14は、木質梁材からなり、床接合材1を介して、床パネル12の壁なし桁面側の端部(端根太15)を支持する。床接合材1は、亜鉛メッキ鋼板からなり、図3に示すように断面L形でありフランジ1aを床梁14への載置部とし、ウエブ1bを床支持部としている。つまり、床接合材1は、床パネル12の側面(端根太15の側面)にウエブ1bを使って木ねじ3により固着し、フランジ1aを床梁14の上面に載置して木ねじ3により下向き作業で固定する。これにより、床パネル12の壁なし桁面側の端部が床梁14を介して妻壁パネル11A,11Aに支持されるものとなる。
【0026】
建物ユニット10Aは以下のごとく組み立てられる。建物ユニット10Bについても桁壁パネル11Bがないこと以外は同様である。
(1)妻壁パネル11A,11A,桁壁パネル11Bと床パネル12とを個別に仕上げる。このとき、床接合材1は、床パネル12の側面(端根太15の側面)に木ねじ3によりウエブ1bを使って取り付けておく。また、妻壁パネル11A,11A,桁壁パネル11Bに不図示の床パネルの固定金物を取り付けておく。
【0027】
(2)相対する妻壁パネル11A,11Aの間の壁なし桁面に床梁14を掛け渡す。
【0028】
(3)床パネル12の端部を床パネルの固定金物に載置し、床パネル12の側面の床接合材1のフランジ1aを床梁14に載置する。
【0029】
(4)床パネル12の端部を床パネルの固定金物に固着する。さらに、床パネル12の壁なし桁面側の端部を床梁14に固着する。つまり、床接合材1のフランジ1aを床梁14の上面に載置して下向き作業で木ねじを用いて固着する。
【0030】
以上のように建物ユニット10A,10Bが組み立てられるが、床接合材の床パネルのへの固着方法について、さらに詳しく説明する。
【0031】
床接合材1は図3に示すように、ウエブ1bの一端から略直角にフランジ1aが設けてある。ウエブ1bとフランジ1aには孔1cが、ウエブ1bには長孔1dが設けてある。
この長孔1dにより床接合材1が端根太15に木ねじにより仮止めでき、必要に応じて取り付け位置を微調整できる。
【0032】
床接合材1を床パネル12の側面(端根太15の側面)に取り付けるにときは、床パネル12の表面からの距離を正確にするために治具を使うのが好ましい。つまり、図4に示すように治具2を基準面である床パネル12表面に基準部21が接するように置き、治具2の位置決め部22aに床接合材1のフランジ1aを当てることにより床接合材1の取り付け高さを正確に決めることができる。さらに、治具2の位置決め部22aにフランジ1aの脱着可能な仮着手段として磁石2aを設けてあり、亜鉛メッキ鋼板製の床接合材1のフランジ1aが固定できる。つまり、ウエブ1bに木ねじ3をねじ込むときに治具2と床接合材1とを同時に固定する必要がないので作業の効率が良い。
【0033】
つまり、治具2には、治具2のフランジ1aを脱着できる仮着手段を設けることが好ましい。
仮着手段としては、その他、図5に示すように、ねじ孔2bを利用して床接合材1をビスで取り付けたり、図6に示すように、位置決め部としてフランジ1aの嵌合部22cを設け、さらに、フランジ1aの固定をしっかりするために嵌合部の内側に弾性体2cを設けたりする方法がある。
これらの方法によれば、磁石にひっつかない材質の床接合材1でも、治具2に固定できる。
【0034】
以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0035】
例えば、治具2の基準部21は必ずしも平坦でなくともよく、多数の突起で床パネル12の上面に接してもよい。
【0036】
また、治具2の長さは、床接合材1の壁パネル11Aからの位置を決めることのできるように長さを決めてもよい。さらに、治具2の長さを床パネル12の長さと略同一とすることもできる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、床パネルと床梁との接合を下向き作業で行うことができるので、作業性がよい。
【0038】
請求項2記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、基準面となる床パネル上面から床梁の上面に載置する床接合材のフランジまでの距離を正確に決めることができ、床接合材を正確に固着することができる。したがって、床梁に床パネルを正確な高さで固着できる。そのため、ユニット建物を構築するときに隣合う建物ユニットの床パネルを床梁を基準として段差なく施工できる。
【0039】
請求項3記載の発明の床梁と床パネルの接合方法においては、床接合材のウエブを床パネルに固着するときに床接合材は治具に保持できるので、床接合材を釘等で固着するときに治具だけを固定すれば床接合材が動くことはなく作業が容易となる。さらに、床接合材を固着後は治具を取りはずし、他の床接合材の固着に何度でも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット建物を示す斜視図である。
【図2】本発明の床梁と床パネルの接合方法を示す断面図である。
【図3】本発明の方法に使用する床接合材の斜視図である。
【図4】本発明の床梁と床パネルの接合手順を示す断面図である。
【図5】本発明の方法に使用する治具の使用方法を示す断面図である。
【図6】本発明の方法に使用する治具の使用方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 床接合材
1a フランジ
1b ウエブ
2 治具
21 基準部
21a,21b,21c 位置決め部
2a 磁石(仮着手段)
2b ビス孔(仮着手段)
2c 弾性体(仮着手段)
3 固定具(木ねじ)
12 床パネル
14 床梁
15 端根太

Claims (3)

  1. 床接合材を使用する床梁と床パネルとの接合方法であって、
    前記床接合材がウエブとフランジとからなるとともに、該ウエブには長孔が設けられて、
    そのフランジを上にして前記ウエブを床パネルの側面に前記長孔を通じて仮止めした後、
    床接合材のフランジを床梁の上面に載置しフランジの上から固定具で床梁に固着することを特徴とする床梁と床パネルの接合方法。
  2. 治具を使って前記床接合材の床パネル側面における取付け高さを決める、請求項1記載の床梁と床パネルの接合方法において、前記治具が基準面に当接する基準部と前記床接合材のフランジの前記基準面からの取付け高さを決める位置決め部とを有し、前記治具の基準部を床パネルの上面に当接し、その治具の位置決め部に床接合材のフランジを位置させた状態で、床接合材を床パネルの側面に固着することを特徴とする床梁と床パネルの接合方法。
  3. 前記治具の位置決め部に前記床接合材の仮着手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の床梁と床パネルの接合方法。
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