JP2002138603A - 耐震パネル壁構造及びその施工方法 - Google Patents
耐震パネル壁構造及びその施工方法Info
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】建設現場において容易に製作され、地震等の大
きな振動に対しても十分に耐えられる耐震パネル壁構造
の提供。 【解決手段】左右に立設された柱1,1′とパネル材で
壁を構成する耐震パネル壁構造であって、左右に立設さ
れた柱1,1′と、壁の室外側に配置され、左右の柱
1,1′の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネ
ル材2と、上記左右に立設された柱1,1′の内側面に
接した状態で嵌合される柱と同厚の四周枠材3と、さら
に室内側に配置され、左右の柱1,1′の一部の厚さま
で拡張してカバーする内側パネル材4とを備えてなり、
上記四周枠材3はその内側から左右の柱1,1′に釘着
され、外側パネル材2及び内側パネル材4はその拡張部
の柱との当接面で柱に釘着され、またその四周枠材3と
の当接面で四周枠材に釘着されてなる。
きな振動に対しても十分に耐えられる耐震パネル壁構造
の提供。 【解決手段】左右に立設された柱1,1′とパネル材で
壁を構成する耐震パネル壁構造であって、左右に立設さ
れた柱1,1′と、壁の室外側に配置され、左右の柱
1,1′の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネ
ル材2と、上記左右に立設された柱1,1′の内側面に
接した状態で嵌合される柱と同厚の四周枠材3と、さら
に室内側に配置され、左右の柱1,1′の一部の厚さま
で拡張してカバーする内側パネル材4とを備えてなり、
上記四周枠材3はその内側から左右の柱1,1′に釘着
され、外側パネル材2及び内側パネル材4はその拡張部
の柱との当接面で柱に釘着され、またその四周枠材3と
の当接面で四周枠材に釘着されてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物におけ
る耐震パネル壁構造及びその施工方法に関する。
る耐震パネル壁構造及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとしている課題】従
来、木造建築物における耐震構造としては、基礎部を鉄
筋コンクリート造の布基礎とし、柱と梁の接合部をT型
金物や受け金物などの補強金物で補強したり、柱の上下
や垂木の接合に補強金物を使用するなどという方法が採
られている。また、柱と柱の間に対角線状に筋違を架設
して耐力壁とするなどの方法が、前述の補強金物による
補強とともに採用され、耐震性を向上させている。その
他、地震の水平力を耐力壁に均等に伝達するために、梁
の断面を同一としたり、床に構造用合板を用いて剛床と
したり、木材には乾燥材を使用するなど、さまざまな耐
震のための手段が採られている。
来、木造建築物における耐震構造としては、基礎部を鉄
筋コンクリート造の布基礎とし、柱と梁の接合部をT型
金物や受け金物などの補強金物で補強したり、柱の上下
や垂木の接合に補強金物を使用するなどという方法が採
られている。また、柱と柱の間に対角線状に筋違を架設
して耐力壁とするなどの方法が、前述の補強金物による
補強とともに採用され、耐震性を向上させている。その
他、地震の水平力を耐力壁に均等に伝達するために、梁
の断面を同一としたり、床に構造用合板を用いて剛床と
したり、木材には乾燥材を使用するなど、さまざまな耐
震のための手段が採られている。
【0003】しかし、補強材として使用される筋違は水
平力に対し座屈を起こしやすく、一度破断あるいは損傷
した後は、本来の強度を保持することができず、また、
柱や梁等も、一旦破損や剪断した場合、耐震性能を復元
することができないという問題があった。さらに、それ
らの耐震構造をもってしても、設計強度を超える地震の
際には、建築物全体の破損、崩壊により、人命を奪いか
ねないという点が問題とされていた。
平力に対し座屈を起こしやすく、一度破断あるいは損傷
した後は、本来の強度を保持することができず、また、
柱や梁等も、一旦破損や剪断した場合、耐震性能を復元
することができないという問題があった。さらに、それ
らの耐震構造をもってしても、設計強度を超える地震の
際には、建築物全体の破損、崩壊により、人命を奪いか
ねないという点が問題とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題の解
決を目的とするものであり、耐震性能を著しく向上させ
ることを目的とする耐震パネル壁構造及びその施工方法
であり、本発明者等は、鋭意実験研究の結果、下記の手
段によりこの課題を解決した。 (1)左右に立設された柱とパネル材で壁を構成する耐
震パネル壁構造であって、左右に立設された柱と、壁の
室外側に配置され、左右の柱の一部の厚さまで拡張して
カバーする外側パネル材と、上記左右に立設された柱の
内側面に接した状態で嵌合される柱と同厚の四周枠材
と、さらに室内側に配置され、左右の柱の一部の厚さま
で拡張してカバーする内側パネル材とを備えてなり、上
記四周枠材はその内側から左右の柱に釘着され、外側パ
ネル材及び内側パネル材はその拡張部の柱との当接面で
柱に釘着され、またその四周枠材との当接面で四周枠材
に釘着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構造。 (2)左右に立設された柱及び上下に横架された横架材
とパネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造であって、
左右に立設された柱と上下に横設された横架材と、壁の
室外側に配置され、左右の柱及び横架材の一部の厚さま
で拡張してカバーする外側パネル材と、上記左右に立設
された柱及び横架材の内側面に接した状態で嵌合される
柱と同厚の四周枠材と、さらに室内側に配置され、左右
の柱及び横架材の一部の厚さまで拡張してカバーする内
側パネル材とを備えてなり、上記四周枠材はその内側か
ら左右の柱及び横架材に釘着され、外側パネル材及び内
側パネル材はその拡張部の柱との当接面で柱に釘着さ
れ、またその四周枠材との当接面で四周枠材に釘着され
てなることを特徴とする耐震パネル壁構造。 (3)外側パネル又は内側パネルの拡張部である一部の
厚さが、左右の柱又は横架材の1/2厚さであることを
特徴とする請求項1又は2記載の耐震パネル壁構造。
決を目的とするものであり、耐震性能を著しく向上させ
ることを目的とする耐震パネル壁構造及びその施工方法
であり、本発明者等は、鋭意実験研究の結果、下記の手
段によりこの課題を解決した。 (1)左右に立設された柱とパネル材で壁を構成する耐
震パネル壁構造であって、左右に立設された柱と、壁の
室外側に配置され、左右の柱の一部の厚さまで拡張して
カバーする外側パネル材と、上記左右に立設された柱の
内側面に接した状態で嵌合される柱と同厚の四周枠材
と、さらに室内側に配置され、左右の柱の一部の厚さま
で拡張してカバーする内側パネル材とを備えてなり、上
記四周枠材はその内側から左右の柱に釘着され、外側パ
ネル材及び内側パネル材はその拡張部の柱との当接面で
柱に釘着され、またその四周枠材との当接面で四周枠材
に釘着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構造。 (2)左右に立設された柱及び上下に横架された横架材
とパネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造であって、
左右に立設された柱と上下に横設された横架材と、壁の
室外側に配置され、左右の柱及び横架材の一部の厚さま
で拡張してカバーする外側パネル材と、上記左右に立設
された柱及び横架材の内側面に接した状態で嵌合される
柱と同厚の四周枠材と、さらに室内側に配置され、左右
の柱及び横架材の一部の厚さまで拡張してカバーする内
側パネル材とを備えてなり、上記四周枠材はその内側か
ら左右の柱及び横架材に釘着され、外側パネル材及び内
側パネル材はその拡張部の柱との当接面で柱に釘着さ
れ、またその四周枠材との当接面で四周枠材に釘着され
てなることを特徴とする耐震パネル壁構造。 (3)外側パネル又は内側パネルの拡張部である一部の
厚さが、左右の柱又は横架材の1/2厚さであることを
特徴とする請求項1又は2記載の耐震パネル壁構造。
【0005】(4)請求項1〜3のいずれか1項に記載
の耐震パネル壁構造において、外側パネル材と内側パネ
ル材との間に中間枠部材が一体的に挟装され、両パネル
材に釘着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構
造。 (5)釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と枠材と内
側パネル材とを貫通させてナットで締着したことを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐震パネル
壁構造。 (6)釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と柱及び横
架材と内側パネル材とを貫通させてナットで締着したこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐
震パネル壁構造。 (7)請求項1〜6のいずれかに記載の耐震パネル壁構
造が、間仕切壁に適用されることを特徴とする耐震パネ
ル壁構造。
の耐震パネル壁構造において、外側パネル材と内側パネ
ル材との間に中間枠部材が一体的に挟装され、両パネル
材に釘着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構
造。 (5)釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と枠材と内
側パネル材とを貫通させてナットで締着したことを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐震パネル
壁構造。 (6)釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と柱及び横
架材と内側パネル材とを貫通させてナットで締着したこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐
震パネル壁構造。 (7)請求項1〜6のいずれかに記載の耐震パネル壁構
造が、間仕切壁に適用されることを特徴とする耐震パネ
ル壁構造。
【0006】(8)左右に立設された柱とパネル材で壁
を構成する耐震パネル壁構造の施工方法であって、上記
左右に立設された柱間に同柱と同厚で、柱に接した状態
で四周枠材を嵌合し、柱との嵌合接触側面に釘着し、ま
た壁の室外側に、左右の柱の一部の厚さまで拡張してカ
バーする外側パネル材を当接し、上記四周枠材との当接
部と、前記外側パネル材の拡張部裏面の当接部を釘着け
し、さらに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠
材との当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当
接部を釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の
施工方法。 (9)左右に立設された柱と上下に横設された横架材と
パネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造の施工方法で
あって、上記左右に立設された柱間及び上下に横設され
た横架材に同柱及び横架材と同厚で、柱及び横架材に接
した状態で四周枠材を嵌合し、柱と横架材との嵌合接触
側面に釘着し、また壁の室外側に、左右の柱及び横架材
の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネル材を当
接し、上記四周枠材との当接部と、前記外側パネル材の
拡張部裏面の当接部を釘着けし、さらに室内側に左右の
柱及び横架材の一部の厚さまで拡張してカバーする内側
パネル材の裏面を当接し、上記四周枠材との当接部と、
柱と同内側パネル材の拡張部裏面の当接部を釘着けする
ことを特徴とする耐震パネル壁構造の施工方法。 (10)左右に立設された柱とパネル材で壁を構成する
耐震パネル壁構造の施工方法であって、上記左右に立設
された柱間に、同柱と同厚の柱に接した状態で柱間に嵌
合される四周枠材が裏面に釘着けにより固着され、左右
の柱の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネル材
を四周枠材は柱間に嵌入し、拡張部は柱の一部に当接さ
せ、四周枠材を柱に釘着けし、拡張部を柱に釘着し、さ
らに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠材との
当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当接部を
釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の施工方
法。
を構成する耐震パネル壁構造の施工方法であって、上記
左右に立設された柱間に同柱と同厚で、柱に接した状態
で四周枠材を嵌合し、柱との嵌合接触側面に釘着し、ま
た壁の室外側に、左右の柱の一部の厚さまで拡張してカ
バーする外側パネル材を当接し、上記四周枠材との当接
部と、前記外側パネル材の拡張部裏面の当接部を釘着け
し、さらに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠
材との当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当
接部を釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の
施工方法。 (9)左右に立設された柱と上下に横設された横架材と
パネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造の施工方法で
あって、上記左右に立設された柱間及び上下に横設され
た横架材に同柱及び横架材と同厚で、柱及び横架材に接
した状態で四周枠材を嵌合し、柱と横架材との嵌合接触
側面に釘着し、また壁の室外側に、左右の柱及び横架材
の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネル材を当
接し、上記四周枠材との当接部と、前記外側パネル材の
拡張部裏面の当接部を釘着けし、さらに室内側に左右の
柱及び横架材の一部の厚さまで拡張してカバーする内側
パネル材の裏面を当接し、上記四周枠材との当接部と、
柱と同内側パネル材の拡張部裏面の当接部を釘着けする
ことを特徴とする耐震パネル壁構造の施工方法。 (10)左右に立設された柱とパネル材で壁を構成する
耐震パネル壁構造の施工方法であって、上記左右に立設
された柱間に、同柱と同厚の柱に接した状態で柱間に嵌
合される四周枠材が裏面に釘着けにより固着され、左右
の柱の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネル材
を四周枠材は柱間に嵌入し、拡張部は柱の一部に当接さ
せ、四周枠材を柱に釘着けし、拡張部を柱に釘着し、さ
らに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠材との
当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当接部を
釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の施工方
法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の木造建築物における耐震
パネル壁構造を図に基づいて説明する。図1及び図2、
図10は、本発明の耐震パネル壁構造の製作例の横断面
説明図であり、図3〜図4は、本発明の耐震パネル壁構
造のいくつかの実施例を示す縦断面図である。また、図
5〜図9は、本発明の耐震パネル壁構造のいくつかの実
施例の製作説明斜視図である。図中1、1’は柱、2は
外側パネル材、3は四周枠材、4は内側パネル材であ
る。6は釘、10は横架材である梁、10’は横架材で
ある土台、21は外側パネル材2の拡張部、31は四周
枠材3の中間枠部材、41は内側パネル材4の拡張部で
ある。
パネル壁構造を図に基づいて説明する。図1及び図2、
図10は、本発明の耐震パネル壁構造の製作例の横断面
説明図であり、図3〜図4は、本発明の耐震パネル壁構
造のいくつかの実施例を示す縦断面図である。また、図
5〜図9は、本発明の耐震パネル壁構造のいくつかの実
施例の製作説明斜視図である。図中1、1’は柱、2は
外側パネル材、3は四周枠材、4は内側パネル材であ
る。6は釘、10は横架材である梁、10’は横架材で
ある土台、21は外側パネル材2の拡張部、31は四周
枠材3の中間枠部材、41は内側パネル材4の拡張部で
ある。
【0008】図1は、耐震パネル壁構造の製作の第1実
施例を示す横断面説明図であり、(A)工程において、
左右に立設された柱1、1’間に四周枠材3及び中間枠
部材31(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱1、
1’の太さと同一)をその四周枠材3の縦枠部を柱1、
1’の内側面に多数の釘6で直線状に釘着する。次い
で、(B)工程において、左右の柱の一部の厚さ(好ま
しくは柱の1/2の厚さ)まで拡張してカバーする外側
パネル材2をその拡張部21裏面を室外側から柱1、
1’の外面及び四周枠材3の外面に当接させて、釘6で
四周枠材3と柱1、1’に打ち付けて固定する。この
際、外側パネル材2の柱1、1’部に当接する部分は拡
張部21という。その後、(C)工程において、内側パ
ネル材4を、その拡張部41裏面を室内側から柱1、
1’の内面及び四周枠材3の内面に当接させて、釘6で
四周枠材3、中間枠部材31と柱1、1’に打ち付けて
固定する。以上の(A)〜(C)工程を、隣接する柱
1、1’・・に対しても実施し、本発明実施例の耐震パ
ネル壁構造が製作される。
施例を示す横断面説明図であり、(A)工程において、
左右に立設された柱1、1’間に四周枠材3及び中間枠
部材31(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱1、
1’の太さと同一)をその四周枠材3の縦枠部を柱1、
1’の内側面に多数の釘6で直線状に釘着する。次い
で、(B)工程において、左右の柱の一部の厚さ(好ま
しくは柱の1/2の厚さ)まで拡張してカバーする外側
パネル材2をその拡張部21裏面を室外側から柱1、
1’の外面及び四周枠材3の外面に当接させて、釘6で
四周枠材3と柱1、1’に打ち付けて固定する。この
際、外側パネル材2の柱1、1’部に当接する部分は拡
張部21という。その後、(C)工程において、内側パ
ネル材4を、その拡張部41裏面を室内側から柱1、
1’の内面及び四周枠材3の内面に当接させて、釘6で
四周枠材3、中間枠部材31と柱1、1’に打ち付けて
固定する。以上の(A)〜(C)工程を、隣接する柱
1、1’・・に対しても実施し、本発明実施例の耐震パ
ネル壁構造が製作される。
【0009】以上の工程は、図5〜図8に示す製作説明
斜視図とも同じである。すなわち、図5において、基礎
部上の土台10’に立設された柱1、1’及び上下に横
架された梁10と前記土台10’間に、厚みが柱1、
1’及び梁10、土台10’の太さと同一の四周枠材3
をその縦枠部を柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け、
その横枠部を梁10、土台10’の内側面に釘6で打ち
付け固定する。次いで、外側パネル材2をその拡張部2
1裏面を室外側から柱1、1’及び梁10、土台10’
の外面及び四周枠材3、中間枠部材31の外面に当接さ
せて、釘6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台
10’に打ち付けて固定する。その後、図6において、
内側パネル材4を、その拡張部41裏面を室内側から柱
1、1’及び梁10、土台10’の内面及び四周枠材3
の内面に当接させて、釘6で四周枠材3と柱1、1’及
び梁10、土台10’に打ち付け、図7のごとくに固定
する。以上の工程を、広げて施工し、図8のごとく、本
発明例の耐震パネル壁構造を製作する。
斜視図とも同じである。すなわち、図5において、基礎
部上の土台10’に立設された柱1、1’及び上下に横
架された梁10と前記土台10’間に、厚みが柱1、
1’及び梁10、土台10’の太さと同一の四周枠材3
をその縦枠部を柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け、
その横枠部を梁10、土台10’の内側面に釘6で打ち
付け固定する。次いで、外側パネル材2をその拡張部2
1裏面を室外側から柱1、1’及び梁10、土台10’
の外面及び四周枠材3、中間枠部材31の外面に当接さ
せて、釘6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台
10’に打ち付けて固定する。その後、図6において、
内側パネル材4を、その拡張部41裏面を室内側から柱
1、1’及び梁10、土台10’の内面及び四周枠材3
の内面に当接させて、釘6で四周枠材3と柱1、1’及
び梁10、土台10’に打ち付け、図7のごとくに固定
する。以上の工程を、広げて施工し、図8のごとく、本
発明例の耐震パネル壁構造を製作する。
【0010】なお、上記四周枠材3を外側パネル材2の
外周縁から所定間隔をあけた位置に取り付けているの
で、外側パネル材2の拡張部の全周部に拡張部21が形
成されており、また前記内側パネル材4の四周枠材3当
接部の外縁に形成された拡張部41が形成されている。
こうして構成された耐震パネル壁構造は、壁の外側と内
側の双方にパネル2,4が、柱1、1’と梁10、土台
10’及び四周枠材3に釘着されて、柱を含む壁全体が
恰も一枚岩のごときものとなってしまうため、地震等の
大きな振動に対しても十分に耐えられるものとなる。実
験によれば、本願発明による耐震パネル壁構造の3階建
て木造家屋は震度7の地震に対しても、全く損壊すると
ころがなかった。
外周縁から所定間隔をあけた位置に取り付けているの
で、外側パネル材2の拡張部の全周部に拡張部21が形
成されており、また前記内側パネル材4の四周枠材3当
接部の外縁に形成された拡張部41が形成されている。
こうして構成された耐震パネル壁構造は、壁の外側と内
側の双方にパネル2,4が、柱1、1’と梁10、土台
10’及び四周枠材3に釘着されて、柱を含む壁全体が
恰も一枚岩のごときものとなってしまうため、地震等の
大きな振動に対しても十分に耐えられるものとなる。実
験によれば、本願発明による耐震パネル壁構造の3階建
て木造家屋は震度7の地震に対しても、全く損壊すると
ころがなかった。
【0011】また図2は、耐震パネル壁構造の製作の第
2実施例を示す横断面説明図であり、(A)工程におい
て、柱1、1’が左右に立設されており、(B)工程
で、前記柱1、1’間に、四周枠材3及び中間枠部材3
1(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱1、1’の
太さと同一)が外側パネル材2の室内側面外周部に一体
に取り付けられた四周枠材3付外側パネル材2が嵌合さ
れる。次いで、(C)工程において、四周枠材3の縦枠
部を柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け固定し、外側
パネル材2の拡張部21裏面を室外側から柱1、1’の
外面に当接させて、釘6で柱1、1’に打ち付けて固定
する。この際、外側パネル材2の柱1、1’部に当接す
る部分は、第1実施例と同様拡張部21という。その
後、(D)工程において、内側パネル材4を、その拡張
部41裏面を室内側から柱1、1’の内面及び四周枠材
3の内面に当接させて、釘6で四周枠材3、中間枠部材
31と柱1、1’に打ち付けて固定する。以上の(A)
〜(D)工程を、隣接する柱1、1’・・に対しても実
施し、本発明実施例の耐震パネル壁構造が製作される。
2実施例を示す横断面説明図であり、(A)工程におい
て、柱1、1’が左右に立設されており、(B)工程
で、前記柱1、1’間に、四周枠材3及び中間枠部材3
1(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱1、1’の
太さと同一)が外側パネル材2の室内側面外周部に一体
に取り付けられた四周枠材3付外側パネル材2が嵌合さ
れる。次いで、(C)工程において、四周枠材3の縦枠
部を柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け固定し、外側
パネル材2の拡張部21裏面を室外側から柱1、1’の
外面に当接させて、釘6で柱1、1’に打ち付けて固定
する。この際、外側パネル材2の柱1、1’部に当接す
る部分は、第1実施例と同様拡張部21という。その
後、(D)工程において、内側パネル材4を、その拡張
部41裏面を室内側から柱1、1’の内面及び四周枠材
3の内面に当接させて、釘6で四周枠材3、中間枠部材
31と柱1、1’に打ち付けて固定する。以上の(A)
〜(D)工程を、隣接する柱1、1’・・に対しても実
施し、本発明実施例の耐震パネル壁構造が製作される。
【0012】また、図9は、第2実施例の製作説明斜視
図であり、厚みが柱1、1’及び梁10、土台10’の
太さと同一の四周枠材3が、外側パネル材2の室内側面
拡張部に外周縁から所定間隔をあけて拡張部21を残し
て一体に取り付けられ、四周枠材3付き外側パネル材2
が製作されており、基礎部上の土台10’に立設された
柱1、1’間に、前記四周枠材3付き外側パネル材2
が、室外側から嵌合される。そして、嵌合された四周枠
材3の縦枠部は柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け固
定され、横枠部は、梁10及び土台10’の内側面に釘
(6)で打ち付け固定され、外側パネル材2はその拡張
部21裏面を室外側から柱1、1’、梁10、土台1
0’の外面に当接させ、釘6で柱1、1’に打ち付けて
固定される。その後の工程は、第1実施例の製作説明斜
視図の図6〜図8と同様である。
図であり、厚みが柱1、1’及び梁10、土台10’の
太さと同一の四周枠材3が、外側パネル材2の室内側面
拡張部に外周縁から所定間隔をあけて拡張部21を残し
て一体に取り付けられ、四周枠材3付き外側パネル材2
が製作されており、基礎部上の土台10’に立設された
柱1、1’間に、前記四周枠材3付き外側パネル材2
が、室外側から嵌合される。そして、嵌合された四周枠
材3の縦枠部は柱1、1’の内側面に釘6で打ち付け固
定され、横枠部は、梁10及び土台10’の内側面に釘
(6)で打ち付け固定され、外側パネル材2はその拡張
部21裏面を室外側から柱1、1’、梁10、土台1
0’の外面に当接させ、釘6で柱1、1’に打ち付けて
固定される。その後の工程は、第1実施例の製作説明斜
視図の図6〜図8と同様である。
【0013】図3及び図4は、本発明のいくつかの実施
例を示す縦断面図である。すなわち、図3において、上
下に横架された梁10と土台10’間に、厚みが柱1、
1’(図1参照)及び梁10、土台10’の太さと同一
の四周枠材3が嵌合され、その横枠部が梁10、土台1
0’の内側面に釘6で打ち付けられている。そして、外
側パネル材2がその拡張部21裏面を室外側から柱1、
1’(図1参照)及び梁10、土台10’の外面及び四
周枠材3、中間枠部材31(図1参照)の外面に当接さ
れ、釘6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台1
0’に打ち付けられて固定されている。また、内側パネ
ル材4は、その拡張部41裏面を室内側から柱1、1’
及び梁10の内面及び四周枠材3の内面に当接され、釘
6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10に打ち付けられ
固定されている。図3に示す実施例においては、床板
は、土台10’上に設置され、四周枠材3の横枠材は、
床板を貫通して、土台10’に釘6で打ち付けられ固定
されており、土台10’及び床板と四周枠材3が頑強に
固定されている構成となっている。
例を示す縦断面図である。すなわち、図3において、上
下に横架された梁10と土台10’間に、厚みが柱1、
1’(図1参照)及び梁10、土台10’の太さと同一
の四周枠材3が嵌合され、その横枠部が梁10、土台1
0’の内側面に釘6で打ち付けられている。そして、外
側パネル材2がその拡張部21裏面を室外側から柱1、
1’(図1参照)及び梁10、土台10’の外面及び四
周枠材3、中間枠部材31(図1参照)の外面に当接さ
れ、釘6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台1
0’に打ち付けられて固定されている。また、内側パネ
ル材4は、その拡張部41裏面を室内側から柱1、1’
及び梁10の内面及び四周枠材3の内面に当接され、釘
6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10に打ち付けられ
固定されている。図3に示す実施例においては、床板
は、土台10’上に設置され、四周枠材3の横枠材は、
床板を貫通して、土台10’に釘6で打ち付けられ固定
されており、土台10’及び床板と四周枠材3が頑強に
固定されている構成となっている。
【0014】また、図4においては、上下に横架された
梁10と土台10’間に、厚みが柱1、1’(図1参
照)及び梁10、土台10’の太さと同一の四周枠材3
が嵌合され、その横枠部が梁10、土台10’の内側面
に釘6で打ち付けられている。そして、外側パネル材2
がその拡張部21裏面を室外側から柱1、1’(図1参
照)及び梁10、土台10’の外面及び四周枠材3、中
間枠部材31(図1参照)の外面に当接され、釘6で四
周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台10’に打ち付
けられて固定されている。また、内側パネル材4は、そ
の拡張部41裏面を室内側から柱1、1’及び梁10、
土台10’の内面及び四周枠材3の内面に当接され、釘
6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台10’に
打ち付けられ固定されている。図4に示す実施例におい
ては、床板は内側パネル材4に当接するように設置さ
れ、床板下に設けられた根太により、固定されており、
内側パネル材4が土台10’に釘で打ち付けられ頑強に
固定されている構成となっている。
梁10と土台10’間に、厚みが柱1、1’(図1参
照)及び梁10、土台10’の太さと同一の四周枠材3
が嵌合され、その横枠部が梁10、土台10’の内側面
に釘6で打ち付けられている。そして、外側パネル材2
がその拡張部21裏面を室外側から柱1、1’(図1参
照)及び梁10、土台10’の外面及び四周枠材3、中
間枠部材31(図1参照)の外面に当接され、釘6で四
周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台10’に打ち付
けられて固定されている。また、内側パネル材4は、そ
の拡張部41裏面を室内側から柱1、1’及び梁10、
土台10’の内面及び四周枠材3の内面に当接され、釘
6で四周枠材3と柱1、1’及び梁10、土台10’に
打ち付けられ固定されている。図4に示す実施例におい
ては、床板は内側パネル材4に当接するように設置さ
れ、床板下に設けられた根太により、固定されており、
内側パネル材4が土台10’に釘で打ち付けられ頑強に
固定されている構成となっている。
【0015】また、図10は、本発明の耐震パネル壁構
造のその他の製作例の横断面説明図である。図10にお
いては、柱1と柱1’の厚さが異なる場合の耐震パネル
壁構造の製作例を示している。柱1と柱1’は、厚さが
異なっており、四周枠材3は、柱1’と同厚に構成さ
れ、柱1、1’の内側面に接した状態で嵌合され構成さ
れている。すなわち、(A)工程において、左右に立設
された厚さの異なる柱1、1’間に四周枠材3及び中間
枠部材31(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱
1’の太さと同一)をその四周枠材3の縦枠部を柱1、
1’の内側面に釘6で打ち付け固定する。次いで、
(B)工程において、外側パネル材2をその拡張部21
裏面を室外側から柱1’の外面及び四周枠材3の外面に
当接させて、釘6で四周枠材3と柱1’に打ち付けて固
定する。その後、(C)工程において、内側パネル材4
を、その拡張部41裏面を室内側から柱1、1’の内面
及び四周枠材3の内面に当接させて、釘6で四周枠材
3、中間枠部材31と柱1、1’に打ち付けて固定す
る。以上の(A)〜(C)工程を、隣接する柱1、1’
・・に対しても実施し、本発明における他の実施例の耐
震パネル壁構造が製作される。
造のその他の製作例の横断面説明図である。図10にお
いては、柱1と柱1’の厚さが異なる場合の耐震パネル
壁構造の製作例を示している。柱1と柱1’は、厚さが
異なっており、四周枠材3は、柱1’と同厚に構成さ
れ、柱1、1’の内側面に接した状態で嵌合され構成さ
れている。すなわち、(A)工程において、左右に立設
された厚さの異なる柱1、1’間に四周枠材3及び中間
枠部材31(四周枠材3と中間枠部材31の厚みは柱
1’の太さと同一)をその四周枠材3の縦枠部を柱1、
1’の内側面に釘6で打ち付け固定する。次いで、
(B)工程において、外側パネル材2をその拡張部21
裏面を室外側から柱1’の外面及び四周枠材3の外面に
当接させて、釘6で四周枠材3と柱1’に打ち付けて固
定する。その後、(C)工程において、内側パネル材4
を、その拡張部41裏面を室内側から柱1、1’の内面
及び四周枠材3の内面に当接させて、釘6で四周枠材
3、中間枠部材31と柱1、1’に打ち付けて固定す
る。以上の(A)〜(C)工程を、隣接する柱1、1’
・・に対しても実施し、本発明における他の実施例の耐
震パネル壁構造が製作される。
【0016】本発明の耐震パネル壁構造において、外側
パネル材2は、通常、合板や石膏板などで構成され、ま
た内側パネル材4は、合板やダイライト(商品名:大建
工業株式会社社製の火山性ガラス質複層板)などで構成
されている。また、四周枠材3、中間枠部材31は通
常、木材、集成材等で製作されるが、金属材料で製作し
てもよい。そして、釘着は、木釘のほか木ネジ釘、ある
いはボルト締着によってもよい。
パネル材2は、通常、合板や石膏板などで構成され、ま
た内側パネル材4は、合板やダイライト(商品名:大建
工業株式会社社製の火山性ガラス質複層板)などで構成
されている。また、四周枠材3、中間枠部材31は通
常、木材、集成材等で製作されるが、金属材料で製作し
てもよい。そして、釘着は、木釘のほか木ネジ釘、ある
いはボルト締着によってもよい。
【0017】また、本発明の耐震パネル壁構造及びその
施工方法は、室内における間仕切壁にも、適用すること
ができる。
施工方法は、室内における間仕切壁にも、適用すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、建設現場において容易
に耐震パネル壁構造が製作され、製作される耐震パネル
壁構造は、壁の外側と内側の双方にパネル2、4が、柱
1と四周枠材3に釘着されて、柱を含む壁全体が恰も一
枚岩のごときものとなってしまうため、地震等の大きな
振動に対しても十分に耐えられるものとなる。
に耐震パネル壁構造が製作され、製作される耐震パネル
壁構造は、壁の外側と内側の双方にパネル2、4が、柱
1と四周枠材3に釘着されて、柱を含む壁全体が恰も一
枚岩のごときものとなってしまうため、地震等の大きな
振動に対しても十分に耐えられるものとなる。
【図1】本発明の耐震パネル壁構造の製作例の横断面説
明図である。
明図である。
【図2】本発明の耐震パネル壁構造の製作例の横断面説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の耐震パネル壁構造の実施例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の耐震パネル壁構造の実施例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の耐震パネル壁構造の実施例の製作説明
斜視図である。
斜視図である。
【図6】本発明の耐震パネル壁構造の実施例の製作説明
斜視図である。
斜視図である。
【図7】本発明の耐震パネル壁構造の実施例の製作説明
斜視図である。
斜視図である。
【図8】本発明の耐震パネル壁構造の実施例の製作説明
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明の耐震パネル壁構造の実施例の製作説明
斜視図である。
斜視図である。
【図10】本発明の耐震パネル壁構造の製作例の横断面
説明図である。
説明図である。
1、1’:柱 2:外側パネル材 3:四周枠材 4:内側パネル材 6:釘 10:梁(横架材) 10’:土台(横架材) 21:外側パネル材2の拡張部 31:四周枠材3の中間枠部材 41:内側パネル材4の拡張部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/38 E04C 2/38 J
Claims (10)
- 【請求項1】左右に立設された柱とパネル材で壁を構成
する耐震パネル壁構造であって、 左右に立設された柱と、壁の室外側に配置され、左右の
柱の一部の厚さまで拡張してカバーする外側パネル材
と、上記左右に立設された柱の内側面に接した状態で嵌
合される柱と同厚の四周枠材と、さらに室内側に配置さ
れ、左右の柱の一部の厚さまで拡張してカバーする内側
パネル材とを備えてなり、 上記四周枠材はその内側から左右の柱に釘着され、外側
パネル材及び内側パネル材はその拡張部の柱との当接面
で柱に釘着され、またその四周枠材との当接面で四周枠
材に釘着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構
造。 - 【請求項2】左右に立設された柱及び上下に横架された
横架材とパネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造であ
って、 左右に立設された柱と上下に横設された横架材と、壁の
室外側に配置され、左右の柱及び横架材の一部の厚さま
で拡張してカバーする外側パネル材と、上記左右に立設
された柱及び横架材の内側面に接した状態で嵌合される
柱と同厚の四周枠材と、さらに室内側に配置され、左右
の柱及び横架材の一部の厚さまで拡張してカバーする内
側パネル材とを備えてなり、 上記四周枠材はその内側から左右の柱及び横架材に釘着
され、外側パネル材及び内側パネル材はその拡張部の柱
との当接面で柱に釘着され、またその四周枠材との当接
面で四周枠材に釘着されてなることを特徴とする耐震パ
ネル壁構造。 - 【請求項3】外側パネル又は内側パネルの拡張部である
一部の厚さが、左右の柱又は横架材の1/2厚さである
ことを特徴とする請求項1又は2記載の耐震パネル壁構
造。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐震
パネル壁構造において、外側パネル材と内側パネル材と
の間に中間枠部材が一体的に挟装され、両パネル材に釘
着されてなることを特徴とする耐震パネル壁構造。 - 【請求項5】釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と枠
材と内側パネル材とを貫通させてナットで締着したこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐震
パネル壁構造。 - 【請求項6】釘着に代えて、ボルトを外側パネル材と柱
及び横架材と内側パネル材とを貫通させてナットで締着
したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
載の耐震パネル壁構造。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の耐震
パネル壁構造が、間仕切壁に適用されることを特徴とす
る耐震パネル壁構造。 - 【請求項8】左右に立設された柱とパネル材で壁を構成
する耐震パネル壁構造の施工方法であって、 上記左右に立設された柱間に同柱と同厚で、柱に接した
状態で四周枠材を嵌合し、柱との嵌合接触側面に釘着
し、また壁の室外側に、左右の柱の一部の厚さまで拡張
してカバーする外側パネル材を当接し、上記四周枠材と
の当接部と、前記外側パネル材の拡張部裏面の当接部を
釘着けし、 さらに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠材と
の当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当接部
を釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の施工
方法。 - 【請求項9】左右に立設された柱と上下に横設された横
架材とパネル材で壁を構成する耐震パネル壁構造の施工
方法であって、 上記左右に立設された柱間及び上下に横設された横架材
に同柱及び横架材と同厚で、柱及び横架材に接した状態
で四周枠材を嵌合し、柱と横架材との嵌合接触側面に釘
着し、また壁の室外側に、左右の柱及び横架材の一部の
厚さまで拡張してカバーする外側パネル材を当接し、上
記四周枠材との当接部と、前記外側パネル材の拡張部裏
面の当接部を釘着けし、 さらに室内側に左右の柱及び横架材の一部の厚さまで拡
張してカバーする内側パネル材の裏面を当接し、上記四
周枠材との当接部と、柱と同内側パネル材の拡張部裏面
の当接部を釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構
造の施工方法。 - 【請求項10】左右に立設された柱とパネル材で壁を構
成する耐震パネル壁構造の施工方法であって、 上記左右に立設された柱間に、同柱と同厚の柱に接した
状態で柱間に嵌合される四周枠材が裏面に釘着けにより
固着され、左右の柱の一部の厚さまで拡張してカバーす
る外側パネル材を四周枠材は柱間に嵌入し、拡張部は柱
の一部に当接させ、四周枠材を柱に釘着けし、拡張部を
柱に釘着し、 さらに室内側に内側パネル材を当接し、上記四周枠材と
の当接部と、柱と同内側パネル材の裏面拡張部の当接部
を釘着けすることを特徴とする耐震パネル壁構造の施工
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000336783A JP2002138603A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 耐震パネル壁構造及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000336783A JP2002138603A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 耐震パネル壁構造及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002138603A true JP2002138603A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18812266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000336783A Pending JP2002138603A (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | 耐震パネル壁構造及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002138603A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011226166A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Daito Trust Construction Co Ltd | 木造軸組建築物における耐力壁構造 |
| JP2013224581A (ja) * | 2013-08-06 | 2013-10-31 | Shinshu Univ | 木質系建物の高剛性耐力壁装置 |
| JP2022064505A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 株式会社 アキュラホーム | 耐力壁 |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000336783A patent/JP2002138603A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011226166A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Daito Trust Construction Co Ltd | 木造軸組建築物における耐力壁構造 |
| JP2013224581A (ja) * | 2013-08-06 | 2013-10-31 | Shinshu Univ | 木質系建物の高剛性耐力壁装置 |
| JP2022064505A (ja) * | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 株式会社 アキュラホーム | 耐力壁 |
| JP2024144716A (ja) * | 2020-10-14 | 2024-10-11 | 株式会社AQ Group | 耐力壁 |
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