JPH11324205A - 建物の床衝撃音遮断構造 - Google Patents

建物の床衝撃音遮断構造

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JPH11324205A
JPH11324205A JP13400798A JP13400798A JPH11324205A JP H11324205 A JPH11324205 A JP H11324205A JP 13400798 A JP13400798 A JP 13400798A JP 13400798 A JP13400798 A JP 13400798A JP H11324205 A JPH11324205 A JP H11324205A
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impact sound
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Shunji Hosoda
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、遮音板の取付け作業が容易
な床衝撃音遮断構造を提供することである。 【解決手段】 本発明は、複数階でなるユニット建物1
0の上階床構造体17に衝撃音減衰板31、32からな
る複合遮音板を設けたユニット建物10の床衝撃音遮断
構造において、上階床構造体17が、床大梁20と、こ
の間に架け渡された複数の床小梁21とからなり、衝撃
音減衰板31(遮音板)の両側縁部に取り付けられた桟
材33が、隣接する床小梁21の上面に跨がって取付け
可能になされているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床衝撃音遮
断構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物等の建物の床衝撃音
遮断構造として、特許第2573745号公報(登録日
平成8年10月24日)に記載の如く、上階建物ユニ
ットの床構造体に遮音板を設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の床衝撃音遮断構造は、遮音板を床小梁の上に設
置される床根太と干渉することなく取り付けるため、床
小梁の側面に木桟を取り付け、木桟の上に遮音板を載せ
て上面より釘固定するという複雑な作業が必要であっ
た。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであって、本発明の目的は、遮音板
の取付け作業が容易な床衝撃音遮断構造を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数階でなる建物の上階床構造体に遮音板を設けた建物
の床衝撃音遮断構造において、上階床構造体が、床大梁
と、この間に架け渡された複数の床小梁とからなり、遮
音板が隣接する床小梁の上面に跨がって取付け可能にな
されているものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
物の床衝撃音遮断構造において、遮音板の両側縁部に取
り付けられた桟材が、隣接する床小梁間に架け渡されて
いるものである。
【0007】上記請求項1または2記載の床衝撃音遮断
構造において、遮音板を床小梁と直交して配置される床
根太から外れた位置に設置するとよい。すると、遮音板
と床根太とが干渉しないので、床根太の上に支障なく床
下地材または床面材を貼設できる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の建物の床衝撃音遮断構造において、建物が、柱と
床構造体と天井構造体とを箱型に組み合わせた建物ユニ
ットを上下に積層して構成されるユニット建物であるこ
とを特徴とする。
【0009】(作用)請求項1記載の建物の床衝撃音遮
断構造は、遮音板が隣接する床小梁の上面に跨がって取
付け可能になされているので、床小梁の上面に遮音板を
載せ、上から釘等を打ち込んで床小梁に固定するだけで
遮音板を取り付けることができ、遮音板の取付け作業が
上面からの作業のみとなり容易である。
【0010】請求項2記載の建物の床衝撃音遮断構造
は、さらに、遮音板の両側縁部に取り付けられた桟材
が、隣接する床小梁間に架け渡されているので、桟材を
床小梁に載せて釘等で固定しさえすれば遮音板を取り付
けでき、取付け作業が一層容易となる。
【0011】請求項3記載の建物の床衝撃音遮断構造
は、さらに、建物が、柱と床構造体と天井構造体とを箱
型に組み合わせた建物ユニットを上下に積層して構成さ
れるユニット建物であるから、遮音板を予め工場等で建
物ユニットに取り付ける場合は、遮音板の取付け作業が
容易となることで建物ユニットの生産性が向上する。ま
た、遮音板を施工現場で取り付ける場合は、遮音板の取
付け作業が容易となることでユニット建物の現場工期を
短縮する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
一実施例であって、遮音材が取り付けられる床構造体の
要部斜視図、図2は図1のA−A線における断面図、図
3は図1のB−B線における断面図、図4は建物ユニッ
トの模式図、図5はユニット建物の模式図である。
【0013】図5に示すユニット建物10は、基礎11
の上部に複数の下階建物ユニット12を隣接配置し、そ
れら下階建物ユニット12の上部に複数の上階建物ユニ
ット13を隣接配置し、更にそれら上階建物ユニット1
3の上部に複数の屋根ユニット14を搭載している。こ
こで、建物ユニット12、13は、図4に示すように、
軸組式からなり、4本の角鋼管製柱15を4隅に配置
し、各柱15の下端部に設けた溝形状鋼板製連結片16
に床構造体17の4隅を接合するとともに、各柱15の
上端部に設けた溝形状鋼板製連結片18に天井構造体1
9の4隅を接合することにて、箱形をなす如くに構成さ
れている。
【0014】床構造体17は、4本の溝形鋼製床大梁2
0を上記連結片16の内側に嵌合し、溶接して外枠を形
成している。また、床構造体17は、複数の相互に並列
配置される床小梁21のそれぞれを相対する床大梁2
0、20のそれぞれに溶接している。さらに、床構造体
17は、複数の相互に並列配置される木製床根太23の
それぞれを各床小梁21の上部に接着剤または釘打ちに
て固定し、各床根太23の上部に床板22を接着剤また
は釘打ちにて固定している。
【0015】天井構造体19は、4本の溝形鋼製天井大
梁25を上記連結片18の内側に嵌合し、溶接して外枠
を形成している。また、天井構造体19は、複数の相互
に並列配置される天井根太26のそれぞれを相対する天
井大梁25の下フランジに接着剤または釘打ちにて固定
している。さらに、天井構造体19は、各天井根太26
の下部に天井板を接着剤または釘打ちにて固定してい
る。
【0016】なお、下階建物ユニット12の天井構造体
19には遮音材を設けている。この遮音材としては、例
えば、天井裏石膏ボードと合板とから構成される。石膏
ボードは枠組された天井大梁により囲まれる枠組空間を
略全面的に閉塞する如くに天井根太の上部に釘打ち固定
される。また、合板は、上記石膏ボードの上部に釘打ち
固定される。
【0017】然るに、ユニット建物10にあっては、図
1〜図3に示す如く、上階建物ユニット13の床構造体
17に遮音板として、衝撃音減衰板31と、この衝撃音
減衰板31の上面中央部に取り付けられた衝撃音減衰板
32とからなる複合板を設けている。衝撃音減衰板31
はパーティクルボードであり、衝撃音減衰板32は石膏
ボードで形成されている。上記遮音板は、パーティクル
ボード、石膏ボードの他、硬質木片セメント板等、また
はこれらの複合板、またはこれらと鉄板との複合体のい
ずれかからなり、隣接する床小梁21の上面に跨がって
取付け可能になされている。
【0018】また、上記衝撃音減衰板31(遮音材)の
両側縁部には、木製桟材33、33が取り付けられてい
る。この桟材33は、隣接する床小梁間に架け渡される
床小梁取付け用角材と、この床小梁取付け用角材の中央
下部に設けられた遮音材取付け用角材とからなってい
る。なお、上記床小梁取付け用角材の垂直方向の厚さ
は、床根太23の垂直方向の厚さより小になされ、床板
22を床根太23の上面に貼設するときに支障のないよ
うになされている。
【0019】上記床構造体17に遮音材を設けたユニッ
ト建物10の床衝撃音遮断構造の施工方法について説明
する。先ず、桟材33には、予め衝撃音減衰板31(遮
音材)の両側縁部を接着剤または釘打ちにて取り付け
る。この遮音材が取り付けられた桟材33を、図1と図
2に示すように、床根太23の方向に向け、床根太2
3、23の間に配置し、隣接する床小梁21、21の間
に架け渡し、釘34を打ち込んで桟材33を床小梁21
に固定する。その際、遮音材の衝撃音減衰板31のパー
ティクルボードと床小梁21とは接触しないように固定
する。接触すると、床衝撃音に起因するパーティクルボ
ードの上下振動が抑制されてしまい、高い床衝撃音遮断
性能が得られなくなる。なお、同様の手順で遮音材を床
大梁20(桁側)の方向に複数設置するが、この際、隣
接する一方の桟材33の側方に他方の桟材33を設置し
て配置する。そして、床構造体17の床根太23の上に
床板22を貼設して床仕上げする。
【0020】(実施例の作用)本実施例のユニット建物
10の床衝撃音遮断構造は、衝撃音減衰板31(遮音
材)が隣接する床小梁21の上面に跨がって取付け可能
になされている。すなわち、床小梁21の上面に遮音板
の両縁部に取り付けられた桟材33を載せ、上から釘3
4等を打ち込んで床小梁21に固定するだけで遮音板を
取り付けることができるので、遮音板の取付け作業が上
面からの作業のみとなりきわめて容易である。また、こ
れによって上階建物ユニット13の生産性が向上する。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の建物の床衝撃音遮断構造
は、遮音板が隣接する床小梁の上面に跨がって取付け可
能になされているので、床小梁の上面に遮音板を載せ、
上から釘等を打ち込んで床小梁に固定するだけで遮音板
を取り付けることができ、遮音板の取付け作業が上面か
らの作業のみとなり容易である。
【0022】請求項2記載の建物の床衝撃音遮断構造
は、さらに、遮音板の両側縁部に取り付けられた桟材
が、隣接する床小梁間に架け渡されているので、桟材を
床小梁に載せて釘等で固定しさえすれば遮音板を取り付
けでき、取付け作業が一層容易となる。
【0023】請求項3記載の建物の床衝撃音遮断構造
は、さらに、建物が、柱と床構造体と天井構造体とを箱
型に組み合わせた建物ユニットを上下に積層して構成さ
れるユニット建物であるから、遮音板を予め工場等で建
物ユニットに取り付ける場合は、遮音板の取付け作業が
容易となることで建物ユニットの生産性が向上する。ま
た、遮音板を施工現場で取り付ける場合は、遮音板の取
付け作業が容易となることでユニット建物の現場工期を
短縮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、遮音材が取り付け
られる床構造体の要部斜視図。
【図2】図1のA−A線における断面図。
【図3】図1のB−B線における断面図。
【図4】建物ユニットの模式図。
【図5】ユニット建物の模式図。
【符号の説明】
10 ユニット建物 12、13 建物ユニット 17 床構造体 20 床大梁 21 床小梁 31、32 衝撃音減衰板31(遮音材) 33 桟材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階でなる建物の上階床構造体に遮音
    板を設けた建物の床衝撃音遮断構造において、上階床構
    造体が、床大梁と、この間に架け渡された複数の床小梁
    とからなり、遮音板が隣接する床小梁の上面に跨がって
    取付け可能になされていることを特徴とする建物の床衝
    撃音遮断構造。
  2. 【請求項2】 遮音板の両側縁部に取り付けられた桟材
    が、隣接する床小梁間に架け渡されていることを特徴と
    する請求項1記載の建物の床衝撃音遮断構造。
  3. 【請求項3】 建物が、柱と床構造体と天井構造体とを
    箱型に組み合わせた建物ユニットを上下に積層して構成
    されるユニット建物であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の建物の床衝撃音遮断構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107965080A (zh) * 2018-01-19 2018-04-27 辽宁工业大学 顶层模块化楼盖板及其安装方法
JP2020012299A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 大和ハウス工業株式会社 防音床構造および床の防音方法

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