JP2001317155A - 耐力パネル構造及び製造方法 - Google Patents

耐力パネル構造及び製造方法

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JP2001317155A
JP2001317155A JP2000138807A JP2000138807A JP2001317155A JP 2001317155 A JP2001317155 A JP 2001317155A JP 2000138807 A JP2000138807 A JP 2000138807A JP 2000138807 A JP2000138807 A JP 2000138807A JP 2001317155 A JP2001317155 A JP 2001317155A
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JP
Japan
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frame
wall
bearing panel
reinforcing plate
load
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Application number
JP2000138807A
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English (en)
Inventor
Kotaro Nagai
高太郎 永井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネル枠内の空間を確保し、外力が加えら
れても初期から面内剪断耐力に優れた耐力パネル構造及
び製造方法を提供する。 【解決手段】 縦枠17と上枠18と下枠19とによっ
て組み立てられた壁枠組みと壁面材20,21と壁枠組
みの内部の補強板22からなる耐力パネル16であっ
て、壁枠組みに補強板22の端面を密着させるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁式工法等に用
いられる耐力パネル構造及び製造方法に係わり、特に面
内剪断耐力に優れた耐力パネル構造及び製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の工業生産化率を高める一方
式として、ユニット建物が広く普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかのユニットに分
けて工場で生産した後、これらのユニットを建築現場に
輸送し、予め準備した基礎の上で施工、組立する方式の
建物である。また、各ユニットを組み立てる工法として
は、例えば、特公昭58−30978号公報に記載され
ているように、床パネル及び壁パネルを箱形に近い立体
構造に組み上げる壁式工法が知られている。この壁式工
法によれば、柱と梁等とからなる軸組工法による場合に
比して、外力を床全体、壁全体で均等に支持することと
なり、高い構造強度を得ることが可能となる。
【0003】壁式工法においては、図3に示すように、
まず、基礎に土台101が固定される。この上に根太1
02,102,…が組まれて床枠組が形成され、次に、
この上面に構造用の床面材103が貼着されて床パネル
104が構成される。次に、床パネル104の上に、上
枠105と下枠106と縦枠107,107,…とが組
まれて壁枠組が形成され、この壁枠組の内外両面に構造
用の壁面材108,108が取り付けられることによっ
て構成される壁パネル109が立設される。さらに、こ
の壁パネル109の上枠105の上に、根太が架け渡さ
れ、上述と同様にして2階の床パネルが形成されるとい
う順序でユニット建物の組立がなされる。この壁式工法
によれば、壁パネル109の内部には、上枠105と下
枠106と左右の縦枠107,107と内外の壁面材1
08,108とで仕切られる所定の空間が生じることに
なる。ここで、上記のようにして形成された壁パネル内
部空間を断熱材であるグラスウール等を取り付けるスペ
ースとして利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記壁
パネル109の面内剪断力を上げるためには、補強とし
て上枠105と下枠106と左右の縦枠107,107
との枠内に筋交いを締結する方法が挙げられるが、筋交
いを枠内に入れると断熱材であるグラスウール等を取り
付けるスペースが無くなるという問題があった。
【0005】或いは、上記上枠105と下枠106と左
右の縦枠107,107との枠内に合板等を入れて補強
する方法があるが、この方法は枠組み後に合板等を枠内
に挿入して固定する方法であるため、合板等と枠との間
にクリアランスを設ける必要があった。このような場合
に壁パネルに面内剪断応力が加わった場合、枠と合板等
の補強材が当たるまでは、合板等は補強としての効果を
発現しない。特に耐力壁は初期の面内剪断力で壁耐力が
決定される場合があるため、上記のような方法では補強
効果が十分ではなかった。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、壁パネル枠内の空間を確保し、外力が加えられ
ても初期から面内剪断耐力に優れた耐力パネル構造及び
製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、縦枠と上枠と下枠とによっ
て組み立てられた壁枠組みと壁面材と壁枠組みの内部の
補強板からなる耐力パネルであって、壁枠組みに補強板
の端面を密着させるように構成したことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の耐力パネルの製造方法であって、前記補強板の外周
に端面どうしが同一面となるように木桟を取付け、その
後縦枠、又は横枠を木桟側より釘打ちして補強板付枠組
を形成し、その内外面に面材を積層することを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】請求項1記載の耐力パネル構造によれば、壁枠
組みに補強板の端面を密着させるように構成しているの
で、面内剪断力が加わった場合、初期から面内剪断耐力
を発揮する。また、枠内に余分な筋交い等がないのでグ
ラスウール等を従来通り取り付けることができる。
【0010】請求項2記載の耐力パネルの製造方法によ
れば、前記補強板の外周に端面どうしが同一面となるよ
うに木桟を取付け、その後縦枠、又は横枠を木桟側より
釘打ちして補強板付枠組を形成し、その内外面に面材を
積層するので、枠組と補強板は密着しており、出来上が
った耐力パネルは面内剪断力が加わった場合、初期から
面内剪断耐力を発揮する。また、グラスウール等の取付
けも支障がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一
実施例である耐力パネル構造からなる建物ユニットの部
分破断斜視図、図2は、耐力パネルの製造方法を示す説
明図である。
【0012】図1に示すように、建物ユニット1は、床
パネル10の側縁に沿って耐力パネル16,16・・・
が立設されてなっている。耐力パネル16は、縦枠1
7,17,・・・および上枠18、下枠19からなる方
形の枠組み内に補強板として合板22を木桟31,3
2,33と共に各枠材17,18,19に釘打ちされて
固定され、枠組みを補強している。そして外面及び内面
の両側に木片セメント板や石膏ボード等の外壁面材20
や内壁面材21が取り付けられ、さらに内部に断熱材で
あるグラスウール等が充填されることにより構成されて
いる。上記のように構成された耐力パネル16は補強板
である合板22と枠材17,18,19からなる枠組み
とが木桟31,32,33と共に釘打ちされ密着固定さ
れているので、面内剪断力が加わった場合、初期から面
内剪断耐力を発揮する。又枠組内に筋交い等が無いので
グラスウール等を従来通り取り付けることができる。
【0013】次に、耐力パネル16の製造方法について
説明する。図2に示すように、補強板である合板22の
周縁部に木桟31,31及び上桟32,下桟33を釘打
ち或いは接着剤等により取り付ける。次いで縦枠17,
17に木桟側より釘打ち41して固定する。その後上枠
18,下枠19に同様にして上桟、下桟側から釘打ち4
1して固定する。このようにして枠組み内に補強板であ
る合板22が木桟31,32,33と共に密着固定され
るので、面内剪断耐力に優れた枠組みになされている。
最後に枠組みの外面及び内面の両側に木片セメント板や
石膏ボード等の外壁面材20や内壁面材21が取り付け
られ、さらに内部に断熱材であるグラスウール等が充填
されることにより耐力パネル16ができあがる。上記の
ような製造方法であるので、補強板である合板22と枠
組みとは密着しており、出来上がった耐力パネル16は
面内剪断力が加わった場合、初期から面内剪断耐力を発
揮する。又グラスウール等の取付けも支障がない。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の耐力パネル構造によれ
ば、壁枠組みに補強板の端面を密着させるように構成し
ているので、面内剪断力が加わった場合、初期から面内
剪断耐力を発揮する。また、枠内に余分な筋交い等がな
いのでグラスウール等を従来通り取り付けることができ
る。
【0015】請求項2記載の耐力パネルの製造方法によ
れば、前記補強板の外周に端面どうしが同一面となるよ
うに木桟を取付け、その後縦枠、又は横枠を木桟側より
釘打ちして補強板付枠組を形成し、その内外面に面材を
積層するので、枠組と補強板は密着しており、出来上が
った耐力パネルは面内剪断力が加わった場合、初期から
面内剪断耐力を発揮する。また、グラスウール等の取付
けも支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である耐力パネル構造から
なる建物ユニットの部分破断斜視図である。
【図2】耐力パネルの製造方法を示す説明図である。
【図3】従来の技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット 10 床パネル 16 壁パネル 17 縦枠 18 上枠 19 下枠 20 外壁面材(壁面材) 21 内壁面材(壁面材) 22 合板(補強板) 31 木桟 32 上桟 33 下桟

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠と上枠と下枠とによって組み立てら
    れた壁枠組みと壁面材と壁枠組みの内部の補強板からな
    る耐力パネルであって、壁枠組みに補強板の端面を密着
    させるように構成したことを特徴とする耐力パネル構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の耐力パネルの製造方法で
    あって、前記補強板の外周に端面どうしが同一面となる
    ように木桟を取付け、その後縦枠、又は横枠を木桟側よ
    り釘打ちして補強板付枠組を形成し、その内外面に面材
    を積層することを特徴とする耐力パネルの製造方法。
JP2000138807A 2000-05-11 2000-05-11 耐力パネル構造及び製造方法 Pending JP2001317155A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231788A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Daiken Trade & Ind Co Ltd 建築用板及びその製造方法
JP2017110460A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 原田木材株式会社 耐力壁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231788A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Daiken Trade & Ind Co Ltd 建築用板及びその製造方法
JP2017110460A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 原田木材株式会社 耐力壁構造

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