JP2008231788A - 建築用板及びその製造方法 - Google Patents

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崇 石田
Masahiro Miura
雅弘 三浦
Haruki Ohashi
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Abstract

【課題】耐水性、耐湿性に優れ、かつ表面性、施工性、耐傷性、耐衝撃性も問題がなく、生産性のよい建築用板が得られるようにする。
【解決手段】軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をフォーミングして形成したマット10が熱圧プレスにより成形されてなる板本体1と、この板本体1の片面に設けられ、マット10の熱圧プレスによる成形によって板本体1と一体化されるシート状物3とを備えた建築用板A1とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等建築物の床材等の内装材、パネル用基材、耐力面材として用いるのに好適な耐水性、耐湿性に優れ、かつ表面性、施工性、耐傷性、耐衝撃性も問題がなく、生産性のよい建築用板及びその製造方法に関するものである。
従来より、建築用板として合板、MDF、シージングボード、パーティクルボード等の木質系ボードが知られている。木質系ボードはその強度に加えてや吸放湿性等の特徴を持つが、吸水、吸湿時の寸法安定性が低く、吸水時では強度を保持し難い問題がある。
一方、珪酸カルシウム板、セメント板、石膏ボード等の無機質系ボードも知られている。この無機質系ボードは吸水、吸湿時の寸法安定性があるものの、耐衝撃性が低く、硬くかつ脆いので、施工時において割れや欠けが生じ易い問題がある。そこで、無機繊維を主体とすることで、強度や生産性を改善した無機質繊維板が提案されている(例えば特許文献1)。
しかし、この提案の無機質繊維板は、曲げ強度が高くなる反面、無機繊維は粘り気のある性質を有しないため、耐衝撃性が必ずしも有利とはいえない。また、無機繊維を50〜90wet%と多く使用しているので、繊維の弾力性により生産時に圧密化し難く、生産性が低くなってしまう難もある。
また、耐衝撃性を改善するために、特許文献2に示されるように、無機質粉体、軽量骨材に補強繊維を加えて硬化して得られる繊維補強無機質硬化体が提案されている。
特開平11−269795号公報 特開平10−721号公報
しかし、特許文献2のものでは、これら材料を均一混合するのに多くの水を使ってスラリーを硬化乾燥させるので、多くの熱エネルギーを必要とし生産性が低い。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑み、耐水性、耐湿性に優れ、表面性、施工性、耐傷性、耐衝撃性も問題がなく、生産性のよい建築用板を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、請求項1の発明の建築用板は、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をフォーミングして形成したマットが熱圧プレスにより成形されてなる板本体と、この板本体の少なくとも片面に設けられ、上記マットの熱圧プレスによる成形によって板本体と一体化されるシート状物とを備えてなることを特徴とする。
上記の構成によると、建築用板の主成分は耐水性のある材料のみからなるので、寸法安定性に優れており、かつ、表面性が高く、加工性に優れた建築用板が得られる。また、有機繊維を使用しているので、粘りのある耐衝撃性に優れた建築用板が得られる。さらに、シート状物が一体化されているので、寸法安定性が高く耐傷性、耐衝撃性も優れた建築用板が得られる。
請求項2の発明では、シート状物が板本体の厚さ方向中間部にも埋め込まれて一体化されていることを特徴とする。このことで、シート状物が板本体の厚さ方向中間部に埋め込まれて一体化されているので、より耐力(釘保持力)や衝撃性が優れた建築用板が得られる。
請求項3の発明の建築用板では、片面のみにシート状物が設けられた請求項1又は2に記載の建築用板を基材とし、その基材のシート状物とは反対側の面に木質基材が貼着されて一体化されていることを特徴とする。
この発明では、木質基材が一体化されているので、さらに強度があって、取り扱い易い建築用板が得られる。また、シート状物が木質基材と反対側の表面側に貼着されているので、突板や化粧シートを貼着すれば、表面性のよい化粧板や床材に仕上げることができる。
請求項4の発明の建築用板の製造方法は、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をシート状物上でフォーミングしてマットを形成する工程と、上記マットを上記シート状物と熱圧プレスして一体に成形する工程とを備えたことを特徴とする。
この発明では、表面性、加工性、寸法安定性、耐傷性、耐衝撃性に優れた建築用板が生産性よく製造できる。また、熱圧プレスすることで、有機繊維が溶融し、結合剤の役割も果たすので、より衝撃性や強度のある建築用板が生産できる。さらに、熱圧プレスでシート状物を一体的に貼着できるので、生産性よく製造できる。
請求項5の発明の建築用板の製造方法は、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物を第1シート状物上でフォーミングしてマットを形成する工程と、このマットに第2シート状物を載置し、その第2シート状物上に再度上記混合物をフォーミングしてマットを形成する工程と、上記両マットを上記第1及び第2のシート状物と熱圧プレスして一体に成形する工程とを備えたことを特徴とする。
この発明では、より耐力(釘保持力)や衝撃性の優れた建築用板が、生産性よく製造できる。
以上説明したように、請求項1の発明の建築用板によると、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物のフォーミングによるマットが熱圧プレスにより成形されてなる板本体と、その少なくとも片面に設けられ、マットの熱圧プレスによる成形によって板本体と一体化されるシート状物とを備えていることにより、寸法安定性、表面性、加工性、耐衝撃性、耐傷性のいずれにも優れた建築用板が得られる。
請求項2の発明の建築用板によると、シート状物が板本体の厚さ方向中間部にも埋め込まれて一体化されていることにより、耐力(釘保持力)や衝撃性がより優れた建築用板が得られる。
請求項3の発明の建築用板によると、片面のみにシート状物が設けられた請求項1又は2の建築用板を基材とし、その基材のシート状物とは反対側の面に木質基材が貼着されて一体化されていることにより、さらに強度があって取り扱い易い建築用板が得られるとともに、突板や化粧シートの貼着によって表面性のよい化粧板や床材に仕上げることができる。
請求項4の発明の建築用板の製造方法によると、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をシート状物上でフォーミングしてマットを形成し、そのマットをシート状物と熱圧プレスして一体に成形することにより、表面性、加工性、寸法安定性、耐傷性、耐衝撃性に優れた強度のある建築用板が生産性よく製造できる。
請求項5の発明の建築用板の製造方法によると、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物を第1シート状物上でフォーミングしてマットを形成し、このマットに第2シート状物を載置した後、その第2シート状物上に再度混合物をフォーミングしてマットを形成し、これら両マットを第1及び第2シート状物と熱圧プレスして一体に成形することにより、より耐力(釘保持力)や衝撃性の優れた建築用板が生産性よく製造できる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
[実施形態1]
図1は本発明の実施形態1に係る建築用板A1を示し、この建築用板A1は板本体1と、この板本体1の表面(片面)に一体に設けられたシート状物3とからなる。上記板本体1は、軽量骨材、無機質粉状体、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維、及び熱硬化性樹脂を含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%(3%以上でかつ15%以下)に調製された混合物をフォーミングして形成したマットが熱圧プレスにより成形されてなるもので、このマットの熱圧プレスによる成形によってシート状物3が板本体1と一体化されている。すなわち、建築用板A1は、上記混合物をフォーミングして形成されたマットが、該マットの表面(片面)に位置するシート状物3と一体化されて熱圧プレスにより成形されてなるものである。
(軽量骨材)
上記板本体1に成形されるマットにおける軽量骨材は、圧縮強度を確保しつつ、嵩を持たせるために添加されるものであり、例えばパーライト、シラス発泡体、シリカフラワー、ガラス発泡体が挙げられる。軽量骨材は、固形成分全体の例えば10〜70重量%(10重量%以上でかつ70重量%以下)添加される。10重量%未満であると、フォーミング時に嵩が低くなり、圧密化し難くなるだけでなく、所望の圧縮強度が得られないからであり、70重量%を超えると、プレス装置の負担が大きくなるだけでなく、他の材料の添加率が相対的に少なくなり、所望の強度が得られないからである。この軽量骨材の添加率は、用途により好ましい範囲が変動し、例えば床基材であれば15〜70重量%が、またパネル用基材であれば30〜70重量%が、さらに耐力面材用であれば50〜70重量%がそれぞれ好ましい。
軽量骨材として使用される平均粒径は50〜2000μm(50μm以上でかつ2000μm以下)が望ましい。平均粒径が50μm未満であると、フォーミング時に均一に撒くことが難しくなる一方、2000μmを超えると、圧縮強度が低くなって破壊し易くなり、表面性が悪くなるからである。
(無機質粉状体)
マットに含まれる無機質粉状体は、硬度を確保するために添加されるものであり、例えば炭酸カルシウム、フライアッシュ、スラグ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等が挙げられる。無機質粉状体は、固形成分全体の10〜60重量%(10重量%以上でかつ60重量%以下)添加される。10重量%未満であると、所望の表面硬度が得られないからであり、60重量%を超えると、他の材料の添加率が相対的に少なくなり、所望の強度が得難くなるからである。この無機質粉状体の添加率は、用途により好ましい範囲が変動し、例えば床基材であれば10〜40重量%が、またパネル用基材であれば20〜50重量%が、さらに耐力面材用であれば10〜30重量%がそれぞれ好ましい。
無機質粉状体として使用される平均粒径は、50〜2000μm(50μm以上でかつ2000μm以下)が望ましい。平均粒径が50μm未満であると、フォーミング時に均一に撒くことが難しくなる一方、2000μmを超えると、圧縮強度が低くなって破壊し易くなり、表面性が悪くなるからである。
(有機繊維)
マットに含まれる有機繊維は、粘りと強度とを持たせつつ、高い表面性と寸法安定性を得るために添加される材料で、例えばPP、PE、PET等の合成樹脂からなる繊維であり、廃棄物からの再利用繊維(反毛繊維)であっても使用可能である。有機繊維は、固形分全体の5〜20重量%(5重量%以上でかつ20重量%以下)添加される。5重量%未満であると、粘りがなくなって所望の曲げ強度や耐衝撃性が得られないからであり、一方、20重量%を超えると、製造時に均一な混合がしずらく、生産性が劣ることになるだけでなく、強度にバラツキができるからである。この有機繊維の添加率は、用途により好ましい範囲が変動し、例えば床基材であれば10〜20重量%が、またパネル用基材であれば5〜15重量%が、さらに耐力面材用であれば10〜20重量%がそれぞれ好ましい。
また、有機繊維は、繊維径が50dtex以下で、かつ繊維長が20mm以下のものが必要である。繊維径が50dtexを超えると、表面性が悪くなり、切断加工時において毛羽立ちが発生するからである。また、繊維長が20mmを超えると、繊維の分離が起こり、均一に混合することが困難になるためである。
(熱硬化性樹脂)
マットに含まれる熱硬化性樹脂は、有機繊維や軽量骨材等を結合するために添加されるものであり、例えばメラミン、フェノール、レゾルシノール等が挙げられ、粉体でも液体でもよく、これらを単体又は組み合わせて使用することができる。熱硬化性樹脂は、固形成分全体の5〜20重量%(5重量%以上でかつ20重量%以下)添加される。5重量%未満であると、強度が不足する一方、20重量%を超えると、製造時にパンクが発生し易くなり、生産性が低くなるからである。熱硬化性樹脂の添加率は、用途により好ましい範囲が変動し、例えば床基材であれば10〜20重量%、パネル用基材であれば5〜15重量%、耐力面材用であれば10〜20重量%である。
尚、粉体の熱硬化性樹脂を使用する場合には、平均粒径2000μm以下が望ましい。2000μmを超えると、材料混合時に均一分散し難いからである。
(シート状物)
上記シート状物3は寸法安定性、表面性、耐傷性、耐衝撃性を向上させるために、板本体1の片面に貼着されるものであり、例えばガラス繊維不織布、ガラスクロス等が挙げられる。その坪量は25〜120g/m(25g/m以上でかつ120g/m以下)のものが望ましい。25g/m未満であると、寸法安定性の効果が低く、120g/mを超えると、取扱が難になるともに、コストも上昇するので望ましくない。
上記建築用板A1(板本体1)の密度は0.6〜1.4g/cm(0.6g/cm以上でかつ1.4g/cm以下)が望ましい。0.6g/cm未満であると、強度が弱く、建築用板として適さないからであり、1.4g/cmを超えると、取扱性や加工性が劣るだけでなく、高圧プレス設備が必要となり、生産性も劣るからである。この密度は、用途により好ましい範囲が変動し、例えば床基材であれば0.9〜1.4g/cm、パネル用基材であれば0.6〜1.0g/cm、耐力面材用であれば0.7〜1.2g/cmの範囲である。
建築用板A1の厚さは特定されるものではないが、例えば床基材やパネル用基材であれば1〜6mm(1mm以上でかつ6mm以下)がよい。また、耐力面材用であれば6〜15mm(6mm以上でかつ15mm以下)がよく、6mm未満であると、釘保持力等の強度が弱く、耐力面材として適さないからであり、15mmを超えると、取扱性や加工性が劣り、また、プレス時間も長くなって生産性が劣るからである。より好ましくは6〜12mmがよい。
(製造方法)
次に、上記実施形態1の建築用板A1の製造方法について説明する。この製造方法は本発明の請求項4に係るものであり、(1)混合物生成工程、(2)マット形成工程及び(3)成形工程を有する。
(1)混合物生成工程
最初の混合物生成工程では、例えば10〜70重量%の軽量骨材と、例えば10〜60重量%の無機質粉状体と、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の例えば5〜20重量%の有機繊維と、例えば5〜20重量%の熱硬化性樹脂とをミキサーに投入し、水を噴霧しながら混合して、上記の如く含水率3〜15%(3%以上でかつ15%以下)に調整された混合物を得る。
これらの材料を混合するときに添加される水は固形成分の3〜15重量%であることが好ましい。3重量%未満であると、混合時や成形時に粉体の散乱が多く、作業性が悪くなるためであり、逆に、15重量%を超えると、加熱・圧締に時間がかかり、パンクし易くなるためである。
(2)マット形成工程
図2(a)に示すように、予めシート状物3を用意しておき、そのシート状物3上で、上記混合物をフォーミングしてマット10を形成する。
(3)成形工程
図2(b)に示すように、上記マット10とシート状物3とを熱圧プレス装置(図示せず)により所定の圧力及び温度で熱圧プレス処理して一体に成形する。その温度は150〜260℃(150℃以上でかつ260℃以下)が望ましい。150℃未満であると、結合剤の硬化反応に時間がかかって生産性が劣るためであり、260℃を超えると、有機繊維の炭化が始まって脆くなるからである。
この熱圧プレス処理に用いる熱圧プレス装置は、連続プレス装置でも多段プレス装置でもよい。尚、熱圧プレス処理によって、上記有機繊維が溶融し、接着剤として役割も期待できる。
このような工程を経て、密度が0.6〜1.4g/cmの建築用板A1が成形される。
したがって、この実施形態1においては、建築用板A1の主成分は耐水性のある材料のみからなるので、寸法安定性に優れており、かつ、表面性が高く、加工性に優れた建築用板A1が得られる。
また、有機繊維を使用しているので、粘りのある耐衝撃性に優れた建築用板A1が得られる。
さらに、シート状物3が一体化されているので、寸法安定性が高く耐傷性、耐衝撃性も優れた建築用板A1が得られる。
また、マット10とシート状物3とを熱圧プレスして成形されているので、マット10内の有機繊維が溶融し、結合剤の役割も果たすようになり、より衝撃性や強度のある建築用板A1が、生産できる。
さらに、熱圧プレスでシート状物3を一体的に貼着できるので、生産性よく製造できる。
[実施形態2]
図2は本発明の実施形態2に係る建築用板A2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施形態1ではシート状物3を板本体1の片面である表面のみに設けたのに対し、板本体1の厚さ方向中間部にも設けたものである。
すなわち、この実施形態では、板本体1の表面に、実施形態1と同様に第1シート状物3が一体化されているとともに、板本体1の厚さ方向中間部にも同様の第2シート状物4が第1シート状物3と略平行に埋め込まれて一体化されており、この第2シート状物4により板本体1が表層部1aと裏層部1bとに分けられている。第1シート状物3と第2シート状物4とは必ずしも同じ坪量及び材質である必要はなく、必要に応じて適宜選択することができる。その他の構成は実施形態1と同様である。
(製造方法)
次に、この実施形態2の建築用板A2の製造方法について説明する。この製造方法は本発明の請求項5に係るものであり、(1)混合物生成工程、(2)第1マット形成工程、(3)第2マット形成工程及び(4)成形工程を有し、第2シート状物4が板本体1の厚さ方向中間部に位置するように、マットのフォーミングの途中にシート状物4を挿入し、さらにフォーミングしてマットを形成した後、熱圧プレスして一体化する。
(1)混合物生成工程
この工程は上記実施形態1の混合物生成工程と同じである。すなわち、例えば30〜70重量%の軽量骨材と、例えば10〜30重量%の無機質粉状体と、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の例えば10〜20重量%の有機繊維と、例えば10〜20重量%の熱硬化性樹脂とをミキサーに投入し、水を噴霧しながら混合して含水率3〜15%に調整された混合物を得る。
また、これらの材料を混合するときに添加される水は、固形成分の3〜15重量%であることが好ましい。その理由は実施形態1の場合と同じである。
(2)第1マット形成工程
図4(a)に示すように、予め第1シート状物3を用意し、その第1シート状物3上で、上記混合物をフォーミングして板本体1の表層部1aとなる表面側マット10aを形成する。
(3)第2マット形成工程
図4(b)に示すように、上記裏面側マット10a上に第2シート状物4を載置した後、その第2シート状物4上に、さらに上記混合物をフォーミングして板本体1の裏層部1bとなる裏面側マット10bを形成する。尚、事前に第2シート状物4を用意し、その第2シート状物4の上で裏面側マット10bを形成しておいていてもよい。
(4)成形工程
図4(c)に示すように、上記表面側マット10a及び裏面側マット10bと第1及び第2シート状物3,4とを熱圧プレス装置(図示せず)により所定の圧力及び例えば150〜260℃の温度でプレスして一体に成形する。このプレス温度が150℃未満であると、結合剤の硬化反応に時間がかかり、生産性が劣るためであり、260℃を超えると、有機繊維の炭化が始まって脆くなるからである。この熱圧プレス装置は、連続プレス装置でも多段プレス装置でもよい。
したがって、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果が得られる。特に、シート状物4が板本体1の厚さ方向中間部に埋め込まれて一体化されているので、より耐力(釘保持力)や衝撃性が優れた建築用板A2が得られる。
[実施形態3]
図3は本発明の実施形態3に係る建築用板A3を示し、合板基材を貼着して一体化したものである。すなわち、この実施形態では、上記実施形態1のように、表面にシート状物が一体に成形された建築用板A1を基材として、該基材A1の裏面(シート状物3と反対側面)に合板基材6が貼着されて一体化されている。その他の構成は実施形態1と同じである。
したがって、このように合板基材6が一体化されていると、さらに強度があって取り扱い易い建築用板A3が得られる。
尚、上記実施形態2の建築用板A2を基材として、該基材A2の裏面(第1シート状物3と反対側面)に合板基材を貼着して一体化してもよい。
[その他の実施形態]
尚、上記実施形態1又は実施形態2では、板本体1の両面のいずれか一方のみにシート状物3を貼着しているが、両面にシート状物を貼着してもよい。例えば、板本体1の厚さ方向中間部にシート状物が埋め込まれていない建築用板を製造する場合、実施形態1の建築用板の製造工程において、シート状物3上で混合物をフォーミングしてマット10を形成した後、そのマット10上にさらにシート状物を載せて、熱圧プレスして一体化することで、両面にシート状物が貼着した建築用板が得られる。また、板本体1の厚さ方向中間部にシート状物が埋め込まれている建築用板では、実施形態2の建築用板の製造工程において、裏面側マット10bの上にシート状物を載置すればよい。このように板本体1の両面にシート状物を貼着することで、より強度があり、寸法安定性のよい建築用板が生産性よく得られる。
また、本発明の実施形態に係る建築用板は、上記実施形態3のように合板基材6に限らず、その他の木質系基材(MDFやパーティクルボード等)と貼着一体化することもできるのは勿論である。さらには、床暖房用パネルと貼着一体化することで、床暖房床材として適用することも可能である。また、表面に突板や化粧シートを貼着することで、化粧板や床材の用途にも用いることができる。
次に、具体的に実施した実施例について説明する。
(実施例1)
軽量骨材として平均粒径300μmのシラス発泡体60重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム20重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維10重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール10重量%とに水を加えて含水率10%にした混合物を、坪量30g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、さらに210℃180秒の熱圧プレスを行い、密度0.8g/cm、厚さ6.0mm、幅175mm、長さ350mmの、床基材として適用可能な建築用板を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例1について吸湿試験、吸水試験を行った結果を図6に示す。
(実施例2)
軽量骨材として平均粒径300μmのシラス発泡体30重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム40重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維15重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール15重量%とに水を加えて含水率5%にした混合物を、坪量30g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、さらに240℃120秒の熱圧プレスを行い、密度1.3g/cm、厚さ3mm、幅175mm、長さ350mmの、床基材として適用可能な建築用板を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例2について吸湿試験、吸水試験を行った結果を図6に示す。
(実施例3)
軽量骨材として平均粒径300μmのシラス発泡体70重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム10重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維10重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール10重量%とに水を加えて含水率10%にした混合物を、坪量30g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、240℃120秒の熱圧プレスを行い、密度0.80g/cm、厚さ2.7mm、幅200mm、長さ400mmの、パネル用基材(ドアや収納扉に適用する基材)として適用可能な建築用板を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例3について吸湿試験、吸水試験を行った結果を図6に示す。
(実施例4)
軽量骨材として平均粒径600μmのシラス発泡体10重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム60重量%と、有機繊維として繊維経が1.7dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維15重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール15重量%とに水を加えて含水率5%にした混合物を、坪量30g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、さらにマット上にも坪量30g/mのガラス不織布を載置した後、240℃90秒の熱圧プレスを行い、密度0.85g/cm、厚さ3.0mm、幅200mm、長さ400mmの、パネル用基材として適用可能な建築用板を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例4について吸湿試験、吸水試験を行った結果を図6に示す。
(実施例5)
軽量骨材として平均粒径500μmのシラス発泡体50重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム30重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が10mmのポリエステル繊維10重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール10重量%とに水を加えて含水率10%にした混合物を、坪量30g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、さらにマット上にも坪量30g/mのガラス不織布を蔵置した後、240℃90秒の熱圧プレスを行い、密度0.84g/cm、厚さ3.0mm、幅175mm、長さ350mmの、床表面用基材(合板等の基材に貼着する基材)として適用可能な建築用板を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。キャスター試験での凹み量は0.1m、落球衝撃試験での凹み量は0.14mmであり、共に割れや欠けば認められなかった。
(比較例1)
比較例1として、5.5mm厚さのMDF(XMタイプ)を用意し、実施例1〜5と同様に吸湿試験、吸水試験を行った。結果を図6に示す。
(比較例2)
比較例2として、2.7mm厚さのMDF(Uタイプ)を用意し、実施例1〜5と同様に吸湿試験、吸水試験を行った。結果を図6に示す。
尚、上記キャスター試験は、荷重25kgの単輪鉄キャスターを500回往復させて外観・凹み量を確認するものである。また、落球衝撃試験は、500gの鋼球を75cmの高さから落下させて外観・凹み量を確認するものであり、JIS A 1408に準じて行い、錘はW2−500を用いた。
この図6により、実施例1〜4は比較例1〜3に比べて吸湿時、放湿時、吸水時において優れた寸法安定性を示すことが判った。
(実施例6)
軽量骨材として平均粒径300μmのシラス発泡体50重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム30重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維10重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール10重量%とに水を加えて含水率10%にした混合物を、坪量50g/mのガラス不織布の上にフォーミングしてマットを形成し、240℃180秒の熱圧プレスを行い、密度0.7g/cm、厚さ6mm、幅200mm、長さ400mmの耐力面材を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例6について曲げ試験、釘側面抵抗試験、釘頭貫通力試験、吸水試験を行った結果を図7に示す。
(実施例7)
軽量骨材として平均粒径300μmのシラス発泡体50重量%と、無機質粉状体として炭酸カルシウム30重量%と、有機繊維として繊維経が8dtexでかつ繊維長が5mmのポリエステル繊維10重量%と、熱硬化性樹脂として粉体フェノール10重量%とに水を加えて含水率10%にした混合物を、坪量50g/mのガラス不織布の上にフォーミングして表面側マットを形成した後、坪量80g/mのガラスクロスを載置し、さらにその上に上記混合物をフォーミングして裏面側マットを形成し、240℃180秒の熱圧プレスを行い、密度0.7g/cm、厚さ6mm、幅200mm、長さ400mmの耐力面材を得た。その外観を確認したところ、表面平滑性は問題がなかった。また、問題なく切削加工可能であった。この実施例7について曲げ試験、釘側面抵抗試験、釘頭貫通力試験、吸水試験を行った結果を図7に示す。
(比較例4)
比較例4として、9m厚さのセメントケイカル系耐力面材を用意し、実施例6及び7と同様に曲げ試験、釘側面抵抗試験、釘頭貫通力試験、吸水試験を行った。その結果を図7に示す。尚、この比較例4の曲げ強度の2つの結果は、方向性による違いである。
(比較例5)
比較例5として、12mm厚さの木質系耐力面材(シージングボード)を用意し、実施例6及び7と同様に曲げ試験、釘側面抵抗試験、釘頭貫通力試験、吸水試験を行った。その結果を図7に示す。
尚、上記曲げ試験での曲げ強度はJIS A 1408に準じて測定した。また、釘側面抵抗試験での釘側面抵抗力はJIS A 5404に準じて測定した。さらに、釘頭貫通力試験での釘頭貫通力はASTM D 1037に準じて測定した。
この図7の結果を考察するに、実施例7は実施例6に比べて釘側面抵抗力、釘頭貫通力が高く、耐力が高いことが判る。また、実施例6及び7は比較例4及び5に比べて吸水率が低く、吸水時の釘強度保持率も高く、耐水性が高いことが判る。
本発明は、住宅等建築物の床材等の内装材、パネル用基材、耐力面材として用いるのに好適な新しい建築用板として極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態1に係る建築用板の要部を示す断面図である。 図2は、実施形態1に係る建築用板の製造工程を示す図である。 図3は、実施形態2に係る建築用板の要部を示す断面図である。 図4は、実施形態2に係る建築用板の製造工程を示す図である。 図5は、実施形態3に係る建築用板の要部を示す断面図である。 図6は、実施例1〜4及び比較例1〜3の試験結果を示す図である。 図7は、実施例6、7及び比較例4、5の試験結果を示す図である。
符号の説明
A1,A2,A3 建築用板
1 板本体
3 シート状物(第1シート状物)
4 第2シート状物
6 合板基材
10 マット
10a 表面側マット
10b 裏面側マット

Claims (5)

  1. 軽量骨材と、無機質粉状体と、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維と、熱硬化性樹脂とを含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をフォーミングして形成したマットが熱圧プレスにより成形されてなる板本体と、
    上記板本体の少なくとも片面に設けられ、上記マットの熱圧プレスによる成形によって板本体と一体化されるシート状物とを備えてなることを特徴とする建築用板。
  2. シート状物が板本体の厚さ方向中間部にも埋め込まれて一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用板。
  3. 片面のみにシート状物が設けられた請求項1又は2に記載の建築用板を基材とし、該基材のシート状物とは反対側の面に木質基材が貼着されて一体化されていることを特徴とする建築用板。
  4. 軽量骨材と、無機質粉状体と、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維と、熱硬化性樹脂とを含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物をシート状物上でフォーミングしてマットを形成する工程と、
    上記マットを上記シート状物と熱圧プレスして一体に成形する工程とを備えたことを特徴とする建築用板の製造方法。
  5. 軽量骨材と、無機質粉状体と、繊維径が50dtex以下でかつ繊維長が20mm以下の有機繊維と、熱硬化性樹脂とを含む組成材料に水を加えて含水率3〜15%に調製された混合物を第1シート状物上でフォーミングしてマットを形成する工程と、
    上記マットに第2シート状物を載置し、該第2シート状物上に再度上記混合物をフォーミングしてマットを形成する工程と、
    上記両マットを上記第1及び第2シート状物と熱圧プレスして一体に成形する工程とを備えたことを特徴とする建築用板の製造方法。
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