JPH10266334A - 建造物構築パネル組合せ体及びそれを用いた建造物施工方法 - Google Patents

建造物構築パネル組合せ体及びそれを用いた建造物施工方法

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JPH10266334A
JPH10266334A JP9095125A JP9512597A JPH10266334A JP H10266334 A JPH10266334 A JP H10266334A JP 9095125 A JP9095125 A JP 9095125A JP 9512597 A JP9512597 A JP 9512597A JP H10266334 A JPH10266334 A JP H10266334A
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construction panel
building
wall construction
wall
panel
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JP9095125A
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Masaki Nakajima
中島正樹
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Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】独立した柱並びに梁を設けることなく建造物施
工を可能になした建造物構築パネル組合せ体並びにこれ
らを用いた建造物の施工方法を提供すること。 【解決手段】外枠8を有し、外枠内に剛域機構12を備
えた金属製の枠組立体5からなる建造物の外壁および間
仕切り壁などの垂直壁を構築するための垂直壁構築パネ
ルVPと、外枠17を有する金属製の枠組立体16から
なる建造物の床などの水平壁を構築するための水平壁構
築パネルHPとからなり、前記垂直壁構築パネルの一部
が建造物の柱を構成してなり、前記水平壁構築パネルの
一部が建造物の梁を構成してなっており、前記垂直壁構
築パネルおよび水平壁構築パネルの各パネル間を連結す
るための連結手段4を含む建造物構築パネル組合せ体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として一般住宅建
造物用の構築に適合する工場生産化、所謂プレファブ化
してなる一般住宅建造物のための建造物構築パネル組合
せ体並びにこの建造物構築パネル組合せ体を用いた建造
物の施工方法に関するもので、特に、独立した柱施工並
びに梁施工を必要としない建造物構築パネル組合せ体並
びにこの建造物構築パネル組合せ体を用いた建造物の施
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、建造物の構築に関して、
建造物の各部分を工場等において予め前もって製造準備
しておき、これらの建造物の各部分を施工現場に持ち込
んで、予め設計された建造物を構築施工する組立式建
築、所謂プレファブ (prefabrication) タイプの建築方
式はよく知られているものであって、その需要は目を見
張るものがあり、技術的にも多くの改良開発がなされ、
提供されてきている。
【0003】一方、各種建築物における内外装壁面構築
用の壁面パネル材として、軽量気泡コンクリートパネル
(ALCパネル)、中空押し出し成形セメントパネル等
の壁面パネル材の適用が隆盛をきめている。前者の軽量
気泡コンクリートパネルは、1泡コンクリート成形体を
オートクレーブ養成処理することによって造られるもの
であり、後者の中空押し出し成形セメントパネルは、セ
メントの押し出し成形によって造られるものであって、
それぞれ、軽量性、加工容易性並びに適度の強度性等の
点において優れた特性を有しており、それらの特性の範
囲において有効に利用されている。
【0004】しかしながら、一般的に上記軽量気泡コン
クリートパネルは、気泡性であるので、耐水性並びに耐
候性等の点において、特に、外装壁面構築用のパネル材
としては十分なものではなかった。さらに、上記軽量気
泡コンクリートパネルは、外表面が一様に粗地であり、
意匠的装飾性の点においても所望の目的を十分に達し得
るものではなかった。
【0005】そこで、従来、上記するような軽量気泡コ
ンクリートパネルや、あるいは中空押し出し成形セメン
トパネルを内外装の壁面構築材として利用する場合、耐
水性、耐候性並びに意匠的装飾性の向上を図る目的にお
いて、パネル体の表面に、金属製パネルあるいはタイル
片等の表装手段を貼り合わせによって形成しておき、さ
らに機械的強度性を高める意味において、外枠内に剛域
機構を備えた金属製の枠組立体を組み合わせた壁面構築
パネルが開発され提供されてきており、それらを用いた
具体的な施工方法が種々研究され提供されてきている。
【0006】この種の壁面構築パネルによって建造物壁
面を構築する場合、多くの壁面構築パネルを準備し、こ
れらの壁面構築パネルをそれぞれ凹凸、ねじれ等が生じ
ないように面一的に施工しなければならない。従来、こ
の種の壁面構築パネルを建築構造体の生地に対して取り
付ける場合には、建築構造体側に設けたC型チャンネル
に鉄筋を介して壁面構築パネルを溶接するか、あるいは
C型チャンネルにアングルピースを溶接し、このアング
ルピースに壁面構築パネルを溶接して取り付けるもので
あった。
【0007】上記する化粧壁パネル取り付け施工のため
の溶接作業は、建築構造体の存する施工現場においてな
されるものであり、溶接作業そのものが高度な技術を要
するものであり、施工期間が長期化するなどの点と併せ
て大きな問題を有しているものであった。
【0008】また、上記する化粧壁パネルによる施工方
法によれば、その施工過程において、糸張りなどの手段
によって、各化粧壁パネルのねじれ、水平度、垂直度を
確認しながら、溶接施工しなければならないので、溶接
の熱による歪みの発生などにより、化粧壁パネル取付用
下地材を平滑化することが極めて困難であった。
【0009】さらに従来の建造物構築パネルによる建造
物の施工方法によれば、建造物のコンクリート基礎生地
上に予め独立した柱並びに梁を施工しておき、この柱並
びに梁を駆体生地として建造物の構築施工がなされてお
り、その施工期間の長期化を解消し得るものではなかっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
主として一般住宅建造物用の構築に適合する工場生産
化、所謂プレファブ化してなる一般住宅建造物のための
建造物構築パネル組合せ体並びにこの建造物構築パネル
組合せ体を用いた建造物の施工方法を供するものであ
り、とりわけ、上記する建造物構築パネル組合せ体によ
って一般住宅建造物の壁面を構築施工しようとする場合
にあって、自体に剛性を付与すべく剛域機構を有するユ
ニット化してなる外壁並びに間仕切り壁などの垂直壁を
構築する垂直壁構築パネルと、床壁などの水平壁を構築
する水平壁構築パネルとを供し、該各パネルによって、
独立した柱構造体並びに梁構造体を設けることなく、建
造物施工を可能になした建造物構築パネル組合せ体並び
にこの建造物構築パネル組合せ体を用いた建造物の施工
方法を提供することにある。
【0011】この発明では、例えば、軽量性、加工容易
性並びに適度の強度性の点において優れた軽量気泡コン
クリートパネル、或いは中空押し出し成形セメントパネ
ル等の壁面パネル体を用い、該母材パネル体の表面にタ
イル片等の表装手段を施してなる化粧壁パネルによっ
て、建造物壁面の構築施工を含むものであり、構築施工
するにあたって、重要な構成部分に対して溶接施工を適
用することなく構成し、溶接施工によって生じる構築壁
面の歪みの発生を防止するものである。
【0012】さらに、この発明は、工場サイドにおい
て、建造物建材としてのALCパネルなどの一方の面に
リップ溝型鋼製あるいは軽溝型鋼製の枠組立体を組み立
ててなる壁面構築パネルを供することによって、建築物
における壁面の構築の省力化を図り、もって工期の短縮
化を図り得るように構成した建造物構築パネル組合せ体
を提供することにある。
【0013】さらに、この発明は、外壁および間仕切り
壁などの垂直壁を構築する垂直壁構築パネルの組合せに
おいて建造物の柱を構成し、床などの水平壁を構築する
水平壁構築パネルによって建造物の梁を構成するもので
あって、独立した柱施工並びに梁施工を要しない建造物
構築パネル組合せ体による建造物の施工方法を提供する
ことにある。この発明では、前記垂直壁構築パネルは、
外壁構築パネルと間仕切り壁構築パネルとを含み、前記
水平壁構築パネルは、床壁構築パネル、屋根壁構築パネ
ルなどを含むものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、外枠を有し、前
記外枠内に剛域機構を備えた金属製の枠組立体からなる
建造物の外壁および間仕切り壁などの垂直壁を構築する
ための垂直壁構築パネルと、外枠を有する金属製の枠組
立体からなる建造物の水平壁を構築するための水平壁構
築パネルとからなり、前記垂直壁構築パネルの一部が建
造物の柱を構成してなり、前記水平壁構築パネルの一部
が建造物の梁を構成してなることを特徴とする建造物構
築パネル組合せ体を構成するものである。
【0015】さらに、この発明は、外枠を有し、前記外
枠内に剛域機構を備えた金属製の枠組立体からなる建造
物の外壁および間仕切り壁などの垂直壁を構築するため
の垂直壁構築パネルと、外枠を有する金属製の枠組立体
からなる建造物の水平壁を構築するための水平壁構築パ
ネルと、建造物基礎生地の頂面と下層階の垂直壁構築パ
ネルの各外枠底面との間、並びに、下層階の垂直壁構築
パネルの各外枠頂面と上層階の垂直壁構築パネルの各外
枠底面との間に、前記水平壁構築パネルを介在させた状
態で各パネル間を連結するための連結手段とを含るため
の連結手段とを含み、前記垂直壁構築パネルの一部が建
造物の柱を構成してなり、前記水平壁構築パネルの一部
が建造物の梁を構成してなる建造物構築パネル組合せ体
を構成するものである。
【0016】さらにまた、この発明は、外枠を有し、前
記外枠内に剛域機構を備えた金属製の枠組立体からなる
建造物の外壁および間仕切り壁などの垂直壁を構築する
ための垂直壁構築パネルと、外枠を有する金属製の枠組
立体からなる建造物の床壁を構築するための床壁構築パ
ネルと、建造物基礎生地の頂面と下層階の垂直壁構築パ
ネルの各外枠底面との間、並びに、下層階の垂直壁構築
パネルの各外枠頂面と上層階の垂直壁構築パネルの各外
枠底面との間に、前記水平壁構築パネルを介在させた状
態で各パネル間を連結するための連結手段とを含む建造
物構築パネル組合せ体によって、建造物を構築する施工
方法であって、前記垂直壁構築パネルと、水平壁構築パ
ネルおよび前記連結手段を準備する工程と、建造物のコ
ンクリート基礎生地の頂面側に前記連結手段を介して下
層階の水平壁構築パネルを連結固定する工程と、前記下
層階の水平壁構築パネル上面に前記連結手段を介して下
層階の垂直壁構築パネルを連結固定する工程と、前記下
層階の垂直壁構築パネルの各外枠頂面に前記連結手段を
介して上層階の水平壁構築パネルを連結固定する工程
と、前記上層階の水平壁構築パネル上面に前記連結手段
を介して上層階の垂直壁構築パネルを連結固定する工程
とを含んでなる建造物構築パネル組合せ体を用いた建造
物の施工方法に係るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明になる建造物構築
パネル組合せ体および建造物構築パネル組合せ体を用い
た建造物の施工方法について、図面に示す具体的な実施
例にもとづいて詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明になる建造物構築パネル
組合せ体による住宅建造物の一施工例において、最上層
階に屋根裏室を有する実質的には三階建ての切妻屋根型
(この発明の具体的な実施例には、屋根の形態は二次的
なものであって、当然に平坦な屋根構造のものに対して
も変更することなく適用が可能である)の住宅建造物の
具体例にあって、外壁および間仕切り壁などの垂直壁を
構築するための垂直壁構築パネルと、床などの水平壁を
構築するための水平壁構築パネルの組み立て状態を一外
壁面側からみた概略的な側面図、図2は、建造物のコン
クリート基礎生地に対する下層階の水平壁構築パネルお
よび下層階の外壁構築パネルの連結構造部分の詳細を示
す概略的な斜視図、図3は、図2に示す連結構造部分の
詳細を拡大して示す概略的な側断面図である。
【0019】また、図4は、窓付きの下層階外壁構築パ
ネルに対する上層階の水平壁構築パネルおよび上層階の
外壁構築パネルの連結構造部分の詳細を示す概略的な斜
視図、図5は、図4に示す連結構造部分の詳細を拡大し
て示す概略的な側断面図、図6は、上層階外壁構築パネ
ルに対する最上層階の水平壁構築パネルおよび屋根パネ
ルの連結構造部分の詳細を示す概略的な斜視図、図7
は、図6に示す連結構造部分の詳細を拡大して示す概略
的な側断面図、図8は、下層階の水平壁構築パネルの施
工形態を示す概略的な平面図、図9は、上層階の水平壁
構築パネルの施工形態を示す概略的な平面図である。
【0020】この発明になる建造物構築パネル組合せ体
は、基本的には、建造物の外壁および間仕切り壁などの
垂直壁を構築する垂直壁構築パネルVPと、建造物の床
壁などの水平壁を構築する水平壁構築パネルHPと、こ
れらの各パネルを連結固定する連結手段4とを含むもの
によって構成されるものである。前記垂直壁構築パネル
VPは、例えば、建造物の外壁を構築する外壁構築パネ
ル1および建造物の間仕切り壁を構築する間仕切り壁構
築パネル2を含むものであり、前記水平壁構築パネルH
Pは、例えば、建造物の床壁を構築する床壁構築パネル
3を含むものとして構成されている。
【0021】まず、この発明の一例において、前記外壁
構築パネル1は、金属製の枠組立体5と、外壁材パネル
6とからなっている。前記外壁材パネル6は、前記金属
製枠組立体5の一方の面に重ね合わせ状に組み合わされ
ていて、ボルト−ナット等の適宜固定連結手段(図示せ
ず)によって固定連結されている。
【0022】前記外壁構築パネル1における外壁材パネ
ル6は、例えば、気泡コンクリート成形体をオートクレ
ーブ養成処理によって造られるものであって、軽量性、
加工容易性並びに適度の強度性等の点において優れた特
性を有する軽量気泡コンクリートパネル、あるいはセメ
ントの押し出し成形によって供される押し出し成形セメ
ントパネル、プレキャストコンクリート成形パネル、石
綿セメント硅酸カルシウム成形パネル、石綿セメント成
形パネル等の耐火性、あるいは防火性を有するものから
なっていて、必要に応じてその表面は、吹付処理層7な
どによって表装処理される。この外壁材パネル6に対す
る吹付処理層7などの表装処理は、工場サイドにおいて
予め処理される。
【0023】前記外壁材パネル6に対する表装処理の他
の例としては、例えば、金属板、本石、石調シートある
いはこれに類する板体でなる一枚のパネル材、さらには
タイル片、陶磁器片、天然石片、金属片、ガラス片、そ
の他これらに類する材料片でなるプレート片の集合体等
の表装手段を全面的に貼り合わせた構成のものであって
もよい。
【0024】前記外壁構築パネル1は、例えば、予め設
計される建造物における一連なりの壁面を図1に示すよ
うに各階層ごとの構成部分に分割した状態で設計される
ものであり、その寸法は、幅寸法W1 、長さ寸法L1
より構成される。
【0025】この発明において、前記外壁構築パネル1
の上記幅寸法W1 、長さ寸法L1 は、構築施工すべき建
造物における予めユニット化される壁面ユニットサイズ
に符合するように設計されるものであって、この発明の
範囲において自由に選定されるものである。
【0026】一方、この発明において、前記枠組立体5
は、矩形の外枠8と補強梁9との組み合わせでなってお
り、好ましくはそれぞれがリップ溝型鋼10によって構
成されるものである。このリップ溝型鋼10は、比較的
幅広い一対の側壁10a、10b、及び比較的幅狭い一
対の側壁10c、10dの横断面矩形体にあって、その
うちの一側壁10aに長さ方向に沿ってのびるチャンネ
ル開口11を備えたチャンネル型材である。
【0027】前記枠組立体5における外枠8は、リップ
溝型鋼10における一側壁10aが内向きになるよう、
すなわち、前記チャンネル開口11が枠体の内側に向く
ように組み立てられていて、図1に示すように、施工す
べき建造物の規模に応じて、例えば同様のリップ溝型鋼
製縦補強梁9A、横補強梁9B並びにこれらに対して傾
斜方向に組み合わせてある剛域機構12を含むものとし
て構成されている。
【0028】この発明において、前記枠組立体5の厚さ
寸法tは、実質的には、リップ溝型鋼10の横断面形状
における長幅外寸法に等しいものであって、一例におい
て約100mm程度のものである。また、枠組立体5
は、リップ溝型鋼の他に、軽溝型鋼であってもよい。
【0029】前記枠組立体5において、前記補強梁9
は、前記外枠8と同様のリップ溝型鋼10、あるいは、
軽溝型鋼によるものであってもよいし、さらには、横断
面矩形の型鋼材によるものであってもよい。前記枠組立
体5において、前記外枠8に対する前記補強梁9および
剛域機構12の組み形態の具体的な実施例を図1の各部
分に示す。
【0030】図1に示されるように、前記補強梁9およ
び剛域機構12の組み形態は、閉鎖壁面部分を構成する
ための外壁構築パネル1M 、窓等のサッシ体S1
2 、S3 、S4 を組み合わせてなる壁面部分を構成す
るための外壁構築パネル1N1、1N2、1N3、1N4におい
てそれぞれ異なるものである。前記枠組立体5について
は、図1に示されるように、縦補強梁9A、横補強梁9
B、剛域機構12を含み、場合によっては、前記縦補強
梁9Aに関して1つの枠組立体内に柱を構成するような
太い補強梁9Cとして組み合わせることもできる。
【0031】一方、前記枠組立体5における前記剛域機
構12は、その構造上、この発明において極めて重要な
要素である。すなわち、この発明では、前記剛域機構1
2が、外壁構築パネル1における枠組立体5の枠内であ
って、枠組立体5の厚さ寸法t内に収まるように組み合
わせ構成されているのである。この発明において、前記
剛域機構12では、圧縮力による剛域の構築をなすもの
であって、その幾つかの異なる形態例を図1に示す。
【0032】前記剛域機構12は、前記外枠8と同様の
リップ溝型鋼10、あるいは、軽溝型鋼によるものであ
ってもよい。この場合、枠組立体5の厚さ寸法tと剛域
機構12の厚さ寸法とは等しくなる。また、前記剛域機
構12は、横断面矩形の型鋼材によるものであってもよ
い。この場合、前記剛域機構12の厚さ寸法は、枠組立
体5の厚さ寸法tに等しいものであってもよいし、ある
いは、枠組立体5の厚さ寸法tより僅かに小さなもので
あってもよい。
【0033】次いで、建造物の間仕切り壁を構築するた
めの間仕切り壁構築パネル2の構成について説明する。
前記間仕切り壁構築パネル2は、各階毎に各階を所望の
規模の部屋などに仕切るための壁構築パネルであり、基
本的には、前記外壁構築パネル1における枠組立体5に
対応するような金属製の枠組立体13によって構成され
るものであって、外枠14を有し、前記外枠14内に剛
域機構15を備えたものからなっている。
【0034】前記間仕切り壁構築パネル2は、例えば、
予め設計される建造物における各階層ごとの部屋の構成
態様によって決定されるものであり、その寸法は、幅寸
法については任意であり、長さ寸法については前記外壁
構築パネル1の長さ寸法L1に等しいものとして形成さ
れる。
【0035】一方、この発明になる建造物構築パネル組
合せ体において重要な構成要素である床壁構築パネル3
の構成について説明する。前記床壁構築パネル3は、建
造物の床壁を各階毎に平面的に区分して構築するための
ものであり、金属製の枠組立体16によって構成されて
おり、外枠17を有していて、該外枠17内に複数本の
横桟18を結合した構造体でなっている。
【0036】前記床壁構築パネル3は、各階毎の床壁を
構成する一方、例えば、図1に詳細に描かれているよう
に、建造物の外壁を越えて外方に向けて一体的にのびる
延長部分19を有し、ベランダ20の床壁を形成する構
成のものであってもよい。
【0037】前記床壁構築パネル3は、前記枠組立体1
6の一方の面16aに対して、例えば木製のプレート部
材21を予め貼り合わせておくことにより、構築施工段
階における足場の確保に有利であり、且つ、この木製の
プレート部材21は、コンパネ下地材としてそのまま適
用することができるものからなっている。また、この床
壁構築パネル3に対しては、図8ないしは図9に示すよ
うに水平ブレス40をパネルの対角線に沿って組み合わ
せておくことができる。
【0038】図1に示す実施例のもののように、専ら、
切妻屋根型の建造物の施工に関連して、傾斜屋根を構築
するための屋根壁構築パネル22が別途準備される。こ
の屋根壁構築パネル22は、前記床壁構築パネル3と同
様に、金属製の枠組立体23によって構成されており、
外枠24を有していて、該外枠24内に複数本の横桟2
5を結合した構造体でなっている。
【0039】この発明になる建造物構築パネル組合せ体
は、上記する外壁構築パネル1、間仕切り壁構築パネル
2、床壁構築パネル3、図1に示す切妻屋根型の建造物
のような特別な場合、屋根壁構築パネル19を連結固定
する連結手段4を含むものからなっている。
【0040】図に示す実施例において、前記連結手段4
は、建造物基礎生地26の頂面26aと下層階の外壁構
築パネル1Aの外枠底面8aおよび間仕切り壁構築パネ
ル2Aの外枠底面14aとの間、並びに、下層階の外壁
構築パネル1Aの外枠頂面8bおよび間仕切り壁構築パ
ネル2Aの外枠頂面14bと上層階の外壁構築パネル1
Bの外枠底面8aおよび間仕切り壁構築パネル2Aの外
枠底面14aとの間に、前記床壁構築パネル3を介在さ
せた状態で、これらを突き合わせ状にして各パネル間を
連結するためのものである。
【0041】前記連結手段4は、外壁構築パネル1およ
び間仕切り壁構築パネル2に対し、各枠組立体における
外枠の底面および頂面に設けたボルト挿通孔27、2
8、前記床壁構築パネル3に対し、その枠組立体23に
おける外枠24の一部であって、ボルト挿通孔30を備
えた連結用チャンネル部29、および連結用締め付けボ
ルト31、ナット32とを含むものからなっている。
【0042】前記連結手段4の介在によって、前記建造
物基礎生地26と下層階の外壁構築パネル1Aとの間、
下層階の外壁構築パネル1Aと上層階の外壁構築パネル
1Bとの間に形成される横帯状の間隙に対して化粧外壁
部材33が装着されるようになっている。前記化粧外壁
部材33の装着に際しては、その上縁および下縁にガス
ケット部材34、35が装着されるようになっている。
【0043】次いで、この発明になる建造物構築パネル
組合せ体を用いた住宅建造物の構築施工方法について、
図面を参照して詳細に説明する。まず、この発明では、
図1に示すような異なるタイプの外壁構築パネル1M
N1、1N2、1N3、1N4等、各種間仕切り壁構築パネル
2、床壁構築パネル3、連結手段4および必要に応じて
屋根壁構築パネル22等が、工場サイドにおける工場生
産ラインにのって製造され準備される。
【0044】一方、建築施工現場では、予め設計される
所望の建造物のためのコンクリート基礎生地26が一部
地上に露出する態様で地中に打設によって形成される。
前記コンクリート基礎生地26の頂面26aには、アン
カーボルト36が設けられている。アンカーボルト36
のネジ端36aはコンクリート基礎生地26の頂面26
aから上方に向けて突出するように植設形成されてい
る。
【0045】この発明になる建造物構築パネル組合せ体
を用いた住宅建造物の壁面構築施工方法によれば、ま
ず、建造物における下層階の床壁構築パネル3Aが前記
コンクリート基礎生地26の頂面26aに複数枚突き合
わせ状に敷きつめられ、前記連結手段4における連結用
チャンネル部29のボルト挿通孔30をアンカーボルト
36に挿通させナット37によって固着される。すなわ
ち、図2および図3に示すように、前記コンクリート基
礎生地26に対し、建造物における下層階の床壁構築パ
ネル3Aがセットされる。
【0046】次いで、建造物における下層階の外壁構築
パネル1Aおよび間仕切り壁構築パネル2Aが前記下層
階の床壁構築パネル3A上に立設施工される。前記下層
階の外壁構築パネル1Aの立設施工は、前記下層階の床
壁構築パネル3Aの上に前記連結手段4における連結用
チャンネル部29のボルト挿通孔30と前記下層階の外
壁構築パネル1Aの外枠の底面に設けたボルト挿通孔2
7を整合させ、連結用締め付けボルト31を挿通し、ナ
ット32によって固着セットする。この段階で、左右に
隣接する下層階の外壁構築パネル1Aは、その側縁外枠
に予め設けてある外壁構築パネル間連結用ボルト通し孔
を介してボルト−ナット連結手段によって互いに連結固
着される。前記下層階の間仕切り壁構築パネル2Aの立
設施工も同様にして固着セットされる。
【0047】建造物の最下段の外壁面および間仕切り壁
面が施工された段階で、その上に中層階の床壁構築パネ
ル3Bが複数枚突き合わせ状に敷きつめられ、前記下層
階の外壁構築パネル1Aの外枠の頂面に設けたボルト挿
通孔28と前記連結手段4における連結用チャンネル部
29のボルト挿通孔30とを整合させ、連結用締め付け
ボルト31を挿通し、ナット32によって固着セットす
る。この場合、前記下層階の間仕切り壁構築パネル2A
の頂面と中層階の床壁構築パネル3Bとの間も前記連結
手段4によって固着される。
【0048】同様にして、建造物における中層階の外壁
構築パネル1Bおよび間仕切り壁構築パネル2Bが前記
下層階の床壁構築パネル3B上に立設施工される。前記
中層階の外壁構築パネル1Bの立設施工は、前記中層階
の床壁構築パネル3Bの上に前記連結手段4における連
結用チャンネル部29のボルト挿通孔30と前記中層階
の外壁構築パネル1Bの外枠の底面に設けたボルト挿通
孔27を整合させ、連結用締め付けボルト31を挿通
し、ナット32によって固着セットする。この段階で、
左右に隣接する下層階の外壁構築パネル1Bは、その側
縁外枠に予め設けてある外壁構築パネル間連結用ボルト
通し孔を介してボルト−ナット連結手段によって互いに
連結固着される。前記下層階の間仕切り壁構築パネル2
Bの立設施工も同様にして固着セットされる。
【0049】建造物の中層階の外壁面および間仕切り壁
面が施工された段階で、その上に上層階の床壁構築パネ
ル3Cが複数枚突き合わせ状に敷きつめられ、前記中層
階の外壁構築パネル1Bの外枠の頂面に設けたボルト挿
通孔28と前記連結手段4における連結用チャンネル部
29のボルト挿通孔30とを整合させ、連結用締め付け
ボルト31を挿通し、ナット32によって固着セットす
る。この場合、前記下層階の間仕切り壁構築パネル2B
の頂面と中層階の床壁構築パネル3Cとの間も前記連結
手段4によって固着される。
【0050】次いで、建造物における上層階の外壁構築
パネル1Cおよび間仕切り壁構築パネル2Cが前記下層
階の床壁構築パネル3C上に立設施工される。前記上層
階の外壁構築パネル1Cの立設施工は、前記上層階の床
壁構築パネル3Cの上に前記連結手段4における連結用
チャンネル部29のボルト挿通孔30と前記上層階の外
壁構築パネル1Cの外枠の底面に設けたボルト挿通孔2
7を整合させ、連結用締め付けボルト31を挿通し、ナ
ット32によって固着セットする。この段階で、左右に
隣接する下層階の外壁構築パネル1Cは、その側縁外枠
に予め設けてある外壁構築パネル間連結用ボルト通し孔
を介してボルト−ナット連結手段によって互いに連結固
着される。前記下層階の間仕切り壁構築パネル2Cの立
設施工も同様にして固着セットされる。
【0051】最後に、建造物の上層階の外壁構築パネル
1Cおよび間仕切り壁構築パネル2Cにおける頂面の上
に屋根壁構築パネル22が構築施工される。前記屋根壁
構築パネル22は、前記連結手段4を介して前記上層階
の外壁構築パネル1Cおよび間仕切り壁構築パネル2C
における頂面に固着セットされる。
【0052】この発明において、前記建造物基礎生地2
6と下層階の外壁構築パネル1Aとの間、下層階の外壁
構築パネル1Aと上層階の外壁構築パネル1Bとの間に
形成される横帯状の間隙に対する外装処理は、次のよう
な構成のものである。前記床壁構築パネル3の端面に
は、適宜固着連結手段によって化粧外壁部材33が工場
サイドにおいて予め取り付けてある。この化粧外壁部材
33の上縁および下縁にガスケット部材34、35が装
着されている。
【0053】一方、建造物の内装施工は、各階毎にその
室内側に対して、横木部材が取り付けられ、断熱材が充
填され、前記横木部材に対し内装パネル等が固着される
ようになっている。
【0054】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の建造物構築
パネル組合せ体は、各構成パネル体の組み立て、加工の
ほとんど全てを、工場サイドにおける工場生産ラインに
のせて一体的に加工処理し得る点において、多量生産に
適合するとともに、品質精度の高い信頼性に優れた壁面
構築材を供し得るものであって、それらの点において極
めて有利に作用するものといえる。
【0055】さらに、この発明になる建造物構築パネル
組合せ体は、外壁構築パネル1および間仕切り壁構築パ
ネル2における枠組立体の枠内であって、その厚さ寸法
t内に、該壁面構築パネルの変形を防止し、剛性を付与
する剛域機構を設けた点において、該壁面構築パネルの
両面に余分な構成要素がなく、壁面構築パネルの両面利
用を可能にするものであり、壁面構築パネル自体の剛性
を図り、以て一連なりの耐力壁の施工に効果的に適合し
得るものであって、それらの点において極めて有利に作
用するものといえる。
【0056】一方、この発明になる建造物構築パネル組
合せ体を用いた住宅建造物壁面構築施工方法によれば、
別途支柱並びに梁などの駆体生地を要せずして、外壁構
築パネル1および間仕切り壁構築パネル2における枠組
立体の外枠が互いに固着連結されることによって支柱を
構成し、床壁構築パネル3における枠組立体の外枠が互
いに固着連結されることによって、建造物の各室が箱型
に構築され、それらが相俟って強靱な柱並びに梁を構成
する点において、この種の建造物壁面構築施工において
極めて有利に且つ有効に作用するものといえる。
【0057】さらに、この発明になる建造物構築パネル
組合せ体を用いた住宅建造物壁面構築施工方法によれ
ば、工場サイドで一体化された壁面構築パネルを重機で
施工し得る点、さらには、内装材によっては、壁面構築
パネルにおける下地である枠組立体に直接内装仕上げが
できる点等において、施工期間の短縮化を図り得るもの
であり、これらの点においても極めて効果的に作用する
ものといえる。
【0058】さらにまた、この発明になる建造物構築パ
ネル組合せ体を用いた住宅建造物壁面構築施工方法によ
れば、システム化された壁面構築パネルを準備しておけ
ばよいので、管理が容易であるという作用効果をも奏す
るものである。
【0059】また、この発明になる建造物構築パネル組
合せ体を用いた住宅建造物壁面構築施工方法によれば、
施工作業が、足場工事を要することなく工事現場敷地内
において行うことができ、現場施工作業における近隣へ
の迷惑を低減化し得る点、隣地の狭い現場での施工が可
能である点、さらには、壁面構築パネルを重機でつり上
げ、各パネル間をボルト−ナット等の連結手段で固定す
るだけのため作業の簡易化を図り得る点等においても極
めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる建造物構築パネル組合
せ体による住宅建造物の一施工例において、最上層階に
屋根裏室を有する実質的には三階建ての切妻屋根型(こ
の発明の具体的な実施例には、屋根の形態は二次的なも
のであって、当然に平坦な屋根構造のものに対しても変
更することなく適用が可能である)の住宅建造物の具体
例にあって、外壁および間仕切り壁などの垂直壁を構築
するための垂直壁構築パネルと、床などの水平壁を構築
するための水平壁構築パネルの組み立て状態を一外壁面
側からみた概略的な側面図である。
【図2】図2は、建造物のコンクリート基礎生地26に
対する下層階の水平壁構築パネルおよび下層階の外壁構
築パネルの連結構造部分の詳細を示す概略的な斜視図で
ある。
【図3】図3は、図2に示す連結構造部分の詳細を拡大
して示す概略的な側断面図である。
【図4】図4は、窓が付いた下層階の外壁構築パネルに
対する上層階の水平壁構築パネルおよび上層階の外壁構
築パネルの連結構造部分の詳細を示す概略的な斜視図で
ある。
【図5】図5は、図4に示す連結構造部分の詳細を拡大
して示す概略的な側断面図である。
【図6】図6は、上層階外壁構築パネルに対する最上層
階の水平壁構築パネルおよび屋根パネルの連結構造部分
の詳細を示す概略的な斜視図である。
【図7】図7は、図6に示す連結構造部分の詳細を拡大
して示す概略的な側断面図である。
【図8】図8は、下層階水平壁構築パネルの施工形態を
示す概略的な平面図である。
【図9】図9は、上層階水平壁構築パネルの施工形態を
示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
VP 垂直壁構築パネル HP 水平壁構築パネル 1 外壁構築パネル 2 間仕切り壁構築パネル 3 床壁構築パネル 4 連結手段 5 金属製の枠組立体 8 矩形の外枠 9 補強梁 10 リップ溝型鋼 11 チャンネル開口 12 剛域機構 13 間仕切り壁構築パネルの枠組立体 14 外枠 15 剛域機構 16 床壁構築パネルの枠組立体 17 外枠 20 ベランダ 22 屋根壁構築パネル 26 建造物基礎生地 26a 建造物基礎生地の頂面 29 連結用チャンネル部 31、32 連結用締め付けボルト、ナット 33 化粧外壁部材 34、35 上縁および下縁にガスケット部材 36 アンカーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 603 E04B 2/56 603Z 604 604A 604D 605 605E 605D 605J 611 611B 621 621H 621J 632 632D 632J 633 633A 633G 633C 2/00 E04C 2/46 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠を有し、前記外枠内に剛域機構を備
    えた金属製の枠組立体からなる建造物の外壁および間仕
    切り壁などの垂直壁を構築するための垂直壁構築パネル
    と、 外枠を有する金属製の枠組立体からなる建造物の水平壁
    を構築するための水平壁構築パネルとからなり、 前記垂直壁構築パネルの一部が建造物の柱を構成してな
    り、前記水平壁構築パネルの一部が建造物の梁を構成し
    てなることを特徴とする建造物構築パネル組合せ体。
  2. 【請求項2】 外枠を有し、前記外枠内に剛域機構を備
    えた金属製の枠組立体からなる建造物の外壁および間仕
    切り壁などの垂直壁を構築するための垂直壁構築パネル
    と、 外枠を有する金属製の枠組立体からなる建造物の水平壁
    を構築するための水平壁構築パネルと、 建造物基礎生地の頂面と下層階の垂直壁構築パネルの各
    外枠底面との間、並びに、下層階の垂直壁構築パネルの
    各外枠頂面と上層階の垂直壁構築パネルの各外枠底面と
    の間に、前記水平壁構築パネルを介在させた状態で各パ
    ネル間を連結するための連結手段とを含み、 前記垂直壁構築パネルの一部が建造物の柱を構成してな
    り、前記水平壁構築パネルの一部が建造物の梁を構成し
    てなることを特徴とする建造物構築パネル組合せ体。
  3. 【請求項3】 外枠を有し、前記外枠内に剛域機構を備
    えた金属製の枠組立体からなる建造物の外壁および間仕
    切り壁などの垂直壁を構築するための垂直壁構築パネル
    と、 外枠を有する金属製の枠組立体からなる建造物の床壁を
    構築するための床壁構築パネルと、 建造物基礎生地の頂面と下層階の垂直壁構築パネルの各
    外枠底面との間、並びに、下層階の垂直壁構築パネルの
    各外枠頂面と上層階の垂直壁構築パネルの各外枠底面と
    の間に、前記水平壁構築パネルを介在させた状態で各パ
    ネル間を連結するための連結手段とを含む建造物構築パ
    ネル組合せ体によって、建造物を構築する施工方法であ
    って、 前記垂直壁構築パネルと、水平壁構築パネルおよび前記
    連結手段を準備する工程と、 建造物のコンクリート基礎生地の頂面側に前記連結手段
    を介して下層階の水平壁構築パネルを連結固定する工程
    と、 前記下層階の水平壁構築パネル上面に前記連結手段を介
    して下層階の垂直壁構築パネルを連結固定する工程と、 前記下層階の垂直壁構築パネルの各外枠頂面に前記連結
    手段を介して上層階の水平壁構築パネルを連結固定する
    工程と、 前記上層階の水平壁構築パネル上面に前記連結手段を介
    して上層階の垂直壁構築パネルを連結固定する工程とを
    含んでなることを特徴とする建造物構築パネル組合せ体
    を用いた建造物の施工方法。
JP9095125A 1997-03-27 1997-03-27 建造物構築パネル組合せ体及びそれを用いた建造物施工方法 Pending JPH10266334A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000273985A (ja) * 1999-03-24 2000-10-03 Hosoda Kensetsu Kk 薄板構造2段ブレースパネル、建物の建築構造及び建物の建築方法
GB2409469A (en) * 2003-12-15 2005-06-29 Spaceover Ltd A flat wall frame comprising perimetral frame members

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