JP2000054544A - 建物の床構造 - Google Patents

建物の床構造

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JP2000054544A
JP2000054544A JP10219008A JP21900898A JP2000054544A JP 2000054544 A JP2000054544 A JP 2000054544A JP 10219008 A JP10219008 A JP 10219008A JP 21900898 A JP21900898 A JP 21900898A JP 2000054544 A JP2000054544 A JP 2000054544A
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JP
Japan
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floor
building
cellular concrete
lightweight cellular
floor structure
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JP10219008A
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English (en)
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Nobufumi Yokoi
宣文 横井
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の床構造を大幅に変更することなく、遮
音性能を向上することができる建物の床構造を提供する
こと。 【解決手段】 パーチクルボード52の裏面52Aに、
当該パーチクルボード52とほぼ同寸法の軽量気泡コン
クリート板53を一体化し、パーチクルボード52の剛
性を向上させるとともに、重量を増加させる。ここで、
軽量気泡コンクリート板53および根太51の両方を合
わせた厚さ寸法tを床梁23の梁成に応じて設定し、軽
量気泡コンクリート板53の上面53Aが、床梁23の
上面23Aと同一面になるようにして、従来の建物ユニ
ットの床の納まりと同様にする。床構造を大幅に変更す
ることなく、遮音性能を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床構造に係
り、特に、建物ユニットを複数組み合わせて建築される
ユニット式建物に好適な床構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅等の建物に設けられる床と
しては、対向配置された土台や床梁の間に複数の根太を
架設し、これらの根太に床面材を支持させたものが利用
されている。ここで、上階の音が下階に伝わりにくいよ
うに、すなわち、遮音性能を確保するために、床面材と
して比較的厚くて重いパーチクルボードが採用されるこ
とがある。このようなパーチクルボードは、予め工場で
箱状に製造された複数の建物ユニットを建築現場で組み
合わせることによって建てられるユニット式建物でも採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような床では、パ
ーチクルボードによりある程度の遮音性能が得られる
が、パーチクルボードだけでは、これ以上優れた遮音性
能を得ることが困難となっている。なお、ユニット式建
物では、特願平9−18607号に示されるように、建
物ユニット間にコンクリート製のパネルユニットを設
け、建物ユニットの床構造を変更することで、遮音性能
を向上しているが、床構造の変更を要するので、建物ユ
ニットの生産性を損なうおそれがあるという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、建物の床構造を大幅に変
更することなく、遮音性能を向上することができる建物
の床構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、図
面を参照して説明すると、床面に沿って格子状に配列さ
れた複数の根太51と、これらの根太51に支持された
床面材(例えば、パーチクルボード52)とを有する建
物の床構造であって、床面材の裏面52Aに軽量気泡コ
ンクリート板53が一体化されていることを特徴とす
る。このような本発明では、軽量気泡コンクリート板の
一体化により、床面材は、剛性が向上し、かつ、重量が
増加するので、当該床面材に大きな衝撃等が加わって
も、床面材の振動が抑制され、遮音性能が大幅に向上さ
れる。
【0006】以上において、建物の床構造としては、床
面材および根太51の間に軽量気泡コンクリート板53
を介装する介装構造あるいは、軽量気泡コンクリート板
53を床面材の裏面52Aに吊り下げるとともに、根太
51の間に配置するようにした吊り下げ構造が採用可能
である。このように介装構造や吊り下げ構造を採用すれ
ば、従来の床構造を大きく変更することなく、床の納ま
りが実現可能となる。ここで、介装構造を採用すれば、
軽量気泡コンクリート板が床面材の全面に渡って設ける
ことにより、遮音性能が大幅に向上するようになる。一
方、吊り下げ構造を採用すれば、床面材を根太で支持す
る従来の床構造を何ら変更することなくそのまま利用す
ることができるので、遮音性能の向上が容易に達成され
る。
【0007】さらに、建物は、四隅の柱21の上下端を
梁22、23で連結した直方体状のフレーム20を有す
る建物ユニット1を複数組み合わせたユニット式建物で
あり、これらの梁22、23のうち、床側に対向配置さ
れた梁23の間に複数の根太51が配列され、これらの
根太51の上に配置された軽量気泡コンクリート板53
の上面53Aが床側に配置された梁23の上面23Aと
同一面を形成していることが好ましい。このようにすれ
ば、軽量気泡コンクリート板の上に載置される床面材の
裏面が梁の上面と同じ高さレベルとなり、軽量気泡コン
クリート板を一体化しても、従来の建物ユニットの床の
納まりと同様となるので、天井面と床面との面間寸法が
変更されず、建物ユニットの内部に設けられる間仕切り
壁等の高さ寸法の変更が不要となり、建物ユニットの生
産性が損なわれない。
【0008】また、建物は、四隅の柱21の上下端を梁
22、23で連結した直方体状のフレーム20を有する
建物ユニット1を複数組み合わせたユニット式建物であ
り、これらの梁22、23のうち、床側に対向配置され
た梁23の間に複数の根太51が配列されていることが
望ましい。このような軽量気泡コンクリート板を吊り下
げた吊り下げ構造の床を採用すれば、軽量気泡コンクリ
ート板が根太の間に配置されるので、根太の高さ寸法を
変える必要がなく、軽量気泡コンクリート板を一体化し
ても、従来の床構造の変更をほとんど要しないので、建
物ユニットの生産性が損なわれない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態
に係る箱状の建物ユニット1が示されている。建物ユニ
ット1は、図示しない同形状の他の建物ユニットと組み
合わされて、ユニット式建物を形成するものである。建
物ユニット1は、四隅に立設される柱21と、これらの
柱21の上端および下端間を相互に連結する天井梁22
および床梁23とを直方体状に組んだフレーム20を有
したものである。
【0010】フレーム20の対向する天井梁22の間に
は、複数の天井小梁31が架け渡され、この天井小梁3
1には、天井面材32が取り付けられている。フレーム
20の側面には、壁材41が取り付けられている。
【0011】図2にも示すように、フレーム20の対向
する床梁23の間には、複数の根太51が架け渡され、
これらの根太51には、床面材であるパーチクルボード
52が取り付けられている。パーチクルボード52の裏
面52Aには、当該パーチクルボード52よりも一回り
小さい1枚の軽量気泡コンクリート板53が一体化され
ている。
【0012】軽量気泡コンクリート板53は、内部に埋
め込まれた鉄筋等で補強されたものである。この軽量気
泡コンクリート板53が一体化されたパーチクルボード
52は、充分な重さおよび剛性の両方が確保されたもの
となっている。また、軽量気泡コンクリート板53の上
面53Aが、床梁23の上面23Aと同一面となるよう
に、軽量気泡コンクリート板53と根太51とを合わせ
た厚さ寸法tが、床梁23の梁成に応じて設定されてい
る。これにより、パーチクルボード52の裏面52Aが
床梁23の上面23Aと同じ高さレベルとなり、従来の
建物ユニットの床の納まりと同様となっている。
【0013】ここで、建物ユニット1の床は、軽量気泡
コンクリート板53がパーチクルボード52と根太51
との間に介装された介装構造となっている。なお、パー
チクルボード52の表側の面には、フローリング等の床
仕上げ材7が貼り付けられている。
【0014】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、パーチクルボード52の
裏面52Aに、当該パーチクルボード52とほぼ同寸法
の軽量気泡コンクリート板53を一体化し、パーチクル
ボード52の剛性を向上させるとともに、重量が増加す
るようにしたので、当該パーチクルボード52に大きな
衝撃等が加わっても、パーチクルボード52の振動が抑
制され、遮音性能を大幅に向上することができる。
【0015】また、軽量気泡コンクリート板53および
根太51の両方を合わせた厚さ寸法tを床梁23の梁成
に応じて設定し、軽量気泡コンクリート板53の上面5
3Aが、床梁23の上面23Aと同一面になるようにし
たので、軽量気泡コンクリート板53を一体化しても、
従来の建物ユニットの床の納まりと同様となる。これに
より、天井面と床面との面間寸法が変更されず、建物ユ
ニット1の内部に設けられる間仕切り壁等の高さ寸法の
変更が不要となり、建物ユニット1の生産性を確保する
ことができる。
【0016】図3には、本発明の第2実施形態に係る建
物ユニット2が示されている。本第2実施形態は、前記
第1実施形態における床を介装構造としていた場合に変
えて、吊り下げ構造を採用したものである。具体的に
は、図3に示すように、根太61の上面にパーチクルボ
ード52が直接載置され、軽量気泡コンクリート板63
は、複数に分割されて、根太61を避けてパーチクルボ
ード52の裏面52Aに一体化されている。ここで、建
物ユニット2の床は、根太61の間に軽量気泡コンクリ
ート板63を吊り下げて配置するようにした吊り下げ構
造となっている。ここで、建物ユニット2の床から軽量
気泡コンクリート板63を省略したものが従来の床構造
であり、本実施形態の根太61は、従来の床構造と同様
の高さ寸法となっている。
【0017】このような本実施形態によれば、軽量気泡
コンクリート板63がパーチクルボード52に一体化さ
れているので、前記第1実施形態と同様の効果が得られ
る他、次のような効果が得られる。すなわち、軽量気泡
コンクリート板63を分割し、根太61を避けて軽量気
泡コンクリート板63をパーチクルボード52に一体化
し、パーチクルボード52が根太61に直接載置される
ようにしたので、パーチクルボードを根太で直接支持す
る従来の床構造を何ら変更を要することなく、そのまま
利用可能となり、遮音性能の向上を容易に達成すること
ができる。
【0018】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、軽量気泡コンクリート板の厚さ寸法としては、
図2および図3で示した軽量気泡コンクリート板53、
63の厚さに限らず、例えば、パーチクルボード52に
加わる衝撃の大きさによって変えればよく、軽量気泡コ
ンクリート板の厚さ寸法は実施に当たって適宜決めれば
よい。
【0019】また、建物としては、箱状に形成された建
物ユニットを複数組み合わせたユニット式建物に限ら
ず、板状に形成された壁パネルおよび床パネルを複数組
み合わせたパネル方式のプレハブ建物や、柱および梁等
の軸組材を建築現場で接合する在来工法による建物でも
よい。
【0020】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の建物の床
構造によれば、建物の床構造を大幅に変更することな
く、遮音性能を向上することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建物ユニットを示
す斜視図である。
【図2】前記実施形態における要部を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態における図2に相当する
図である。
【符号の説明】
1、2 建物ユニット 20 フレーム 21 柱 22 天井梁 23 床梁 23A 上面 51、61 根太 52 床面材であるパーチクルボード 52A 裏面 53、63 軽量気泡コンクリート板 53A 上面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に沿って格子状に配列された複数の
    根太と、これらの根太に支持された床面材とを有する建
    物の床構造であって、前記床面材の裏面には、軽量気泡
    コンクリート板が一体化されていることを特徴とする建
    物の床構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物の床構造におい
    て、前記床面材および前記根太の間には、前記軽量気泡
    コンクリート板が介装されていることを特徴とする建物
    の床構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の建物の床構造におい
    て、前記根太の上面に前記床面材が直接載置され、前記
    軽量気泡コンクリート板は、複数に分割されるととも
    に、前記根太の間に配置されていることを特徴とする建
    物の床構造。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の建物の床構造におい
    て、前記建物は、四隅の柱の上下端を梁で連結した直方
    体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせ
    たユニット式建物であり、前記梁のうち、床側に対向配
    置された梁の間に前記複数の根太が配列され、これらの
    根太の上に配置された前記軽量気泡コンクリート板の上
    面が前記床側に配置された梁の上面と同一面を形成して
    いることを特徴とする建物の床構造。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の建物の床構造におい
    て、前記建物は、四隅の柱の上下端を梁で連結した直方
    体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせ
    たユニット式建物であり、前記梁のうち、床側に対向配
    置された梁の間に前記複数の根太が配列されていること
    を特徴とする建物の床構造。
JP10219008A 1998-08-03 1998-08-03 建物の床構造 Withdrawn JP2000054544A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231716A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 トヨタホーム株式会社 建物の床構造
CN113235911A (zh) * 2021-03-27 2021-08-10 慈溪市庵东建筑安装工程有限公司 一体化浇筑的建筑房屋施工结构及方法

Cited By (3)

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