JPH06220921A - ユニット式建物 - Google Patents

ユニット式建物

Info

Publication number
JPH06220921A
JPH06220921A JP1093093A JP1093093A JPH06220921A JP H06220921 A JPH06220921 A JP H06220921A JP 1093093 A JP1093093 A JP 1093093A JP 1093093 A JP1093093 A JP 1093093A JP H06220921 A JPH06220921 A JP H06220921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fireproof
floor
wall
unit
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1093093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3145223B2 (ja
Inventor
Satoshi Inagaki
聡 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP01093093A priority Critical patent/JP3145223B2/ja
Publication of JPH06220921A publication Critical patent/JPH06220921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145223B2 publication Critical patent/JP3145223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料の無駄をなくしてコストを低くできると
ともに、容易に耐火構造とでき、かつ、紛失しにくい耐
火材を備えたユニット式建物を提供する。 【構成】 ユニット式建物1は、複数の下階建物ユニッ
ト2A,2Aと、その上に載せられた上階建物ユニット2B,
2B等により構成してある。下階建物ユニット2Aの天井梁
4の内側には界壁取付け梁10を固着してあり、この界壁
取付け梁10に取付け具15によって耐火内壁14を取り付け
てある。耐火内壁14の下端は耐火床材13に連結してあ
り、耐火床材13の下面には、接着剤等により軟質耐火材
21を固着する。この軟質耐火材21は、耐火内壁14の上端
から界壁取付け梁10の上面にわたる幅とされているの
で、材料の無駄使いが少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の建物ユニットが
組み合わされて建てられるユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】図3に示すように、一般的な建物ユニット
2は、四隅の4本の柱3と、これらの柱3の上端間およ
び下端間同士を結合する天井梁4,床梁5からなる骨組
み6に、予め工場で天井材や床材および壁材等を取り付
けて略箱型に形成されている。そして、このような建物
ユニット2を複数個組み合わせて、図4に示すような、
例えば、下階建物ユニット2Aと、その上に載せられた上
階建物ユニット2B等からなる二階建ての、ユニット式建
物1が建てられる。
【0003】このようなユニット式建物のうち、共同住
宅や病院およびホテル等を用途とする3階建て以上のも
のについては、建築基準法に基づき、柱,梁,床,壁,
屋根等の主要構造部が所定の耐火性能を有する耐火構造
とされていることが要求されている。そこで、一般的に
は床材や天井材および壁材を耐火材で覆うことで前記要
求に対応している。
【0004】前記共同住宅等における界壁材近傍の耐火
構造としては、界壁材が建物ユニット10の側面に配置さ
れており、共同住宅等の界壁を構成していくにあたって
は、界壁材が設けられている隣接の建物ユニットを、各
ユニットの界壁材が互いに対向するように隣接して配置
させることにより、両ユニット間に立設されるものが知
られていた。そして、これらの建物ユニットを上下に配
置し、その界壁を上下に接合していた。このようなユニ
ット式建物では、上下の界壁の接合を硬質の界壁材同士
の直接の接合で行っていたから、接合作業が困難である
とともに、精度も悪いことから、例えば、特開昭63−
300140号公報に記載されるような技術が開発され
ている。
【0005】この技術によるユニット式建物は、住宅ユ
ニットの上下に隣接する界壁間に、防火性を有する軟質
のスペーサを介在させた技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両隣の住宅
ユニットは所定の厚さとされた界壁材を備え、従って、
それらの界壁材に挟まれた空間、すなわち両ユニットの
界壁間は耐火空間が形成されている。ユニット式建物に
おいて、上述のような界壁間の耐火空間を構成するため
には、上下の住宅ユニットのそれぞれの界壁材の端部同
士が接合されていれば足りる。しかし、前記公報のユニ
ット式建物では、上下の住宅ユニットの界壁間に介在さ
せた軟質のスペーサは、界壁材の端部のみを接合してい
るものではなく、両隣の住宅ユニットの界壁間にわたっ
て設けられている。従って、材料の無駄使いとなってお
り、経費が嵩み、コストが高くつくという問題があっ
た。
【0007】また、スペーサは上下の住宅ユニットを組
み合わせる際に、それらの間に介在させているので、作
業が面倒である。さらに、スペーサは単独製品なので紛
失しやすいという問題もあった。
【0008】ここに、本発明の目的は、材料の無駄をな
くしてコストを低くできるとともに、容易に耐火構造と
でき、かつ、紛失しにくい耐火材を備えたユニット式建
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、梁に付
随構造物を介して取り付けられた耐火内壁および耐火床
材を有する建物ユニットを上下に配置し、耐火床材を挟
んで上下階建物ユニットの耐火内壁が連続する介壁を構
成するユニット式建物において、前記下階建物ユニット
の耐火内壁上端面および付随構造物上面の少なくとも一
方、または、これらと対向する上階建物ユニットの耐火
内壁の下面に軟質耐火材を取り付けたユニット式建物と
したものである。
【0010】
【作用】このような本発明では、上下階建物ユニットを
組み合わせてユニット式建物を建てる際、両者の間に軟
質耐火材が介在される。軟質耐火材は、下階建物ユニッ
トの耐火内壁上端面および付随構造物上面の少なくとも
一方、または、これらと対向する上階建物ユニットの耐
火内壁の下面に取り付けられているので、材料の無駄が
なくなりコストを低くできる。また、軟質耐火材は予め
取り付けられているので、建物ユニットを組み立てるだ
けで容易に耐火構造とできるともに、紛失しにくく、こ
れらにより、前記目的が達成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のユニット式建物の要部の
構造が示されており、ユニット式建物1は、複数の下階
建物ユニット2A,2Aと、その上に載せられた上階建物ユ
ニット2B,2B等により構成されている。
【0012】下階建物ユニット2Aの天井梁4は、ウエブ
4Aと上下のフランジ4B,4Cを有する溝型鋼材からなり、
その内側には、天井梁4と同様にウエブ10A 等を備えた
構成の付随構造物である界壁取付け梁10が固着され、天
井梁4と界壁取付け梁10とで断面略四角形が形成されて
いる。
【0013】図示しないが、下階建物ユニット2Aの床部
は、図1に示す上階建物ユニット2Bの床部と略同一構造
となっている。すなわち、床梁5は、ウエブ5Aと上下の
フランジ5B,5Cを有する溝型鋼材からなり、その内側
に、床取付け梁11が固着されている。床取付け梁11に
は、断面略L字状の床取付け具12が取り付けられてお
り、この床取付け具12にALC材等からなる耐火床材13
が設置されるようになっている。以下、下階建物ユニッ
ト2Aの床部についての説明は、上階建物ユニット2Bの床
部の説明に使用された符号を用いて行う。
【0014】界壁取付け梁10のウエブ10A の外側面に
は、石膏ボードを主体にして耐火性能を補強した2枚の
材料でなる耐火内壁14が、取付け具15を介して下階建物
ユニット2Aの耐火床材13にわたって取り付けられてい
る。耐火内壁14の上端は、界壁取付け梁10の上端面と略
同一高さとされているとともに、耐火内壁14の上方に
は、釘等により耐火内壁14に固着された木芯材16を介し
て、天井材17が取り付けられている。耐火内壁14の下端
は、取付け具18を介して前記耐火床材13と連結されてい
る。なお、耐火内壁14と柱19との間には断熱材20が介装
されており、上下階建物ユニット2B,2Aの耐火内壁14
は、耐火床材13を挟んで連続する界壁材とされている。
【0015】前記上階建物ユニット2Bの耐火床材13の下
面には、接着剤等により固着されて軟質耐火材21が設け
られており、この軟質耐火材21は、下階建物ユニット2A
の耐火内壁14の上端から界壁取付け梁10の上面にわたる
幅に形成されている。
【0016】このような複数の上下階建物ユニット2A,
2Bを組み合わせるには、予め上階建物ユニット2Bの耐火
床材13の裏面に軟質耐火材21を接着剤等により固着して
おいて、下階建物ユニット2Aを組み立てた後、その上
に、軟質耐火材21が下階建物ユニット2Bの耐火内壁14の
上端および界壁取付け梁10の上面を覆うようにして、上
階建物ユニット2Bを載せて組み立てる。
【0017】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、本実施例のユニット式建物1に
おける軟質耐火材21は、下階建物ユニット2Aの耐火内壁
14の上端および界壁取付け梁10の上面にわたる幅に止ま
る幅とされており、隣の建物ユニットの耐火内壁間に跨
がっていないので、材料の無駄がない。
【0018】また、本実施例における軟質耐火材21は、
予め上階建物ユニット2Bの耐火床材13の下面に接着剤等
により固着してあるので、建物ユニットの組み立て時に
はそのまま下階建物ユニット2Aの上に載せればよく、作
業が楽であり、容易に耐火構造とできる。
【0019】さらに、上階建物ユニット2Aの耐火床材13
と、下階建物ユニット2Bの耐火内壁14および界壁取付け
梁10との間に軟質耐火材21を介在させてあるので、上下
階建物ユニット2A,2Bの密着性が高まり、防火性能も高
くなるととともに、耐火内壁14等の寸法誤差や建物ユニ
ット2A,2Bの組み立て誤差を吸収できるという効果があ
る。
【0020】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では、軟質耐火材21を予め上
階建物ユニット2Bの耐火床材13の下面に固着してある
が、これに限らず、例えば、下階建物ユニット2Aの耐火
内壁14の上端面、あるいは界壁取付け梁10の上面に固着
してもよい。
【0021】また、前記実施例では、軟質耐火材21の大
きさを耐火内壁14から界壁取付け梁10にわたる幅とした
が、例えば、図2に示すようにしてもよい。本実施例で
は、界壁取付け梁10の上面に所定の幅の軟質耐火材21A
が取り付けられている。この際、耐火内壁14の上端面は
界壁取付け梁10の上面より高く形成され、耐火床材13の
下面に極めて接近しており、この点でも火災時の火の侵
入がしにくいようになっている。
【0022】さらに、図示しないが、耐火内壁14の上端
面の幅の軟質耐火材を、耐火内壁14、あるいは耐火床材
13に取り付けるようにしてもよい。
【0023】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト式建物によれば、材料の無駄をなくしてコストを低く
できるとともに、容易に耐火構造とでき、かつ、耐火材
を紛失しにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るユニット式建物の要部
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るユニット式建物の要部
の変形例を示す縦断面図である。
【図3】ユニット式建物を構成する建物ユニットの骨組
みを示す全体斜視図である。
【図4】ユニット式建物を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 10 界壁取付梁(付随構造材) 13 耐火床材 14 耐火内壁 21 軟質耐火材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁に付随構造物を介して取り付けられた
    耐火内壁および耐火床材を有する建物ユニットを上下に
    配置し、耐火床材を挟んで上下階建物ユニットの耐火内
    壁が連続する介壁を構成するユニット式建物において、
    前記下階建物ユニットの耐火内壁上端面および付随構造
    物上面の少なくとも一方、または、これらと対向する上
    階建物ユニットの耐火内壁の下面に軟質耐火材を取り付
    けたことを特徴とするユニット式建物。
JP01093093A 1993-01-26 1993-01-26 ユニット式建物 Expired - Fee Related JP3145223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01093093A JP3145223B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ユニット式建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01093093A JP3145223B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ユニット式建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06220921A true JPH06220921A (ja) 1994-08-09
JP3145223B2 JP3145223B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=11763957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01093093A Expired - Fee Related JP3145223B2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ユニット式建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145223B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4887692A (en) * 1987-04-13 1989-12-19 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Noise reducing device for marine propulsion
JP2010126945A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Toyota Home Kk ユニット式建物の界壁構造
KR20230037361A (ko) * 2021-09-09 2023-03-16 지에스건설 주식회사 건축용 모듈, 이를 포함하는 건축용 모듈 조립체 및 건축용 모듈 조립체를 제조하는 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4887692A (en) * 1987-04-13 1989-12-19 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Noise reducing device for marine propulsion
JP2010126945A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Toyota Home Kk ユニット式建物の界壁構造
KR20230037361A (ko) * 2021-09-09 2023-03-16 지에스건설 주식회사 건축용 모듈, 이를 포함하는 건축용 모듈 조립체 및 건축용 모듈 조립체를 제조하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3145223B2 (ja) 2001-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257111B2 (ja) 耐火構造
JP3145223B2 (ja) ユニット式建物
JPH06229036A (ja) 建物の耐火構造
JP5501725B2 (ja) ユニット式建物
JPH06136833A (ja) 天井付き床パネル及びこれを備える部屋ユニット
JP3142995B2 (ja) ユニット式建物
JP2512176B2 (ja) 工業化住宅における遮音構造
JP3335716B2 (ja) 壁 体
JP3753501B2 (ja) 壁組構造
JPH08177124A (ja) 建物ユニットの界壁構造
JP3516770B2 (ja) ユニット式建物の面材取付構造
JP3195242B2 (ja) ユニット式建物の耐火施工方法
JPH0623619Y2 (ja) 床パネル
JPH094088A (ja) 建物用壁パネル
JP2023110690A (ja) 建物ユニットの組付け構造
JPH0790940A (ja) ユニット式建物の界壁構造
JPH07158188A (ja) 天井兼用床パネル構造
JPH05133031A (ja) 木質構造建築物の床構造
JP3190213B2 (ja) ユニット式建物の耐火被覆構造
JPH064976B2 (ja) 吹抜けを備えた建物
JPH052725Y2 (ja)
JP2000054544A (ja) 建物の床構造
JPH1150582A (ja) 床構造
JPH05302377A (ja) 耐火構造
JPH08232344A (ja) 準耐火構造のユニット式建物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees