JP3247785B2 - 天井下地パネルおよびそれを用いた天井下地構造 - Google Patents

天井下地パネルおよびそれを用いた天井下地構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井下地を構築する天
井下地パネルおよび天井下地パネルを用いた天井下地構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井下地構造としては図3および
図4に示すものが知られている。
【0003】床、壁等をパネル化してパネルを組み立て
ることにより建物を構築していくパネル工法を例にとっ
て、1階天井下地構造を説明する。
【0004】図3に示すように立設された壁パネル10
0上面に床パネル110が敷き込まれ2階床部が構築さ
れる。また床パネル110下面には、遮音および防振の
ための石膏ボード90が取り付けられる。
【0005】2階床部下に構築される天井下地は、吊梁
50、吊木70、受け野縁62および野縁60とから構
成されている。
【0006】吊梁50は、床パネル110内部に設けら
れていて、その側面には適所に吊木70が取り付けられ
ている。そして吊木70の側面下方には、図4に示すよ
うに、受け野縁62が取り付けられ、格子状に枠組みし
た野縁60を受けている。
【0007】上記のような構成の天井下地を構築し、天
井下地の下面に天井仕上げ材(図示せず)を取り付ける
ことにより天井が完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の天井下地構造では以下のような問題が生じた。
【0009】天井下地を支持する吊梁50は径が大きい
大型の部材で、取り付け作業に手間がかかり、コストも
高い。また野縁60を組んで吊木70により吊梁50に
吊る作業は全て施行現場で行われる作業であり、また吊
木70は石膏ボード90を貫通して設けられるものなの
で、石膏ボード90への孔あけ作業が現場にて必要で、
しかも作業者は前記のような煩雑な作業を高所で仰向け
になり行わねばならず大変作業性が悪いという問題点が
あった。
【0010】また石膏ボード90に貫通孔を設けること
により建物の遮音性が低下するという問題点もあった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は煩雑な施行現場での組み立て取り付け作
業をなくし、天井下地を吊り部材を用いずに直接建屋に
取り付けることにより作業の簡略化、効率化を図り、し
かも工業化に対応し、建物の気密性を低下させない天井
下地パネルおよびそれを用いた天井下地構造を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る天井下地パネルは、縦横に格子状
に組まれた長手辺及び短手辺を有する下地材より成り、
前記短手辺を壁に固定可能にされた下地パネル本体と、
前記下地パネル本体の前記長手辺の2辺にそれぞれ取り
付け、下地材上面より上方に突出し、下地パネル本体を
補強すると共に、壁への固定及び下地パネル本体同士の
固定を行うための補強部材と、から構成されることを特
徴としている。
【0013】第2の発明は、前記天井下地パネルにおい
て、前記補強部材は、合板または集成材より成ることを
特徴としている。
【0014】第3の発明は、予め取り付けられる部屋の
大きさに相応した長さおよび分割幅に設定されているこ
とを特徴としている。
【0015】第4の発明に係る天井下地構造は、縦横に
格子状に組まれた下地材より成る下地パネル本体と、前
記下地パネル本体の長手辺の2辺にそれぞれ取り付けら
れ、かつ下地材上面より上方に突出された補強部材とか
ら構成され、予め取り付けられる部屋の大きさに相応し
た長さおよび分割幅に設定されている天井下地パネル
を、長手辺の補強部材と壁、長手辺の補強部材同士、短
手辺と壁とをそれぞれ取り付け固定し、複数枚接合して
天井下地を構成することを特徴としている。
【0016】
【作用】第1および第4の発明においては、天井下地を
パネル化することにより、予め工場での製造が可能にな
り、コスト削減が図られる。
【0017】下地パネル本体の長手辺に補強材を取り付
けたことにより、下地材の反りを防止することができ
る。また補強部材は下地材より上方に突出していること
により、天井下地パネルを天井下地として用いた場合に
起こりやすい下側への撓みをより効果的に防止する。さ
らに補強部材の上方突出部分を、天井下地パネル同士お
よび天井下地パネルと壁部との取り付け部として利用す
ることが可能で、取り付けが容易になる。
【0018】天井下地パネルを直接壁部に取り付けるこ
とにより天井下地を構築するので、吊梁、吊木および野
縁の各部材が不要であり取り付け作業が容易で、作業の
簡略化、効率化およびコスト削減が可能となる。
【0019】第2の発明においては、合板または集成材
を用いることにより、補強材自体の反りを防止すること
ができる。
【0020】第3の発明においては、現場において調整
材にて寸法合わせをする必要がなく作業性が向上する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例に係る天井下地パ
ネル10を示す斜視図である。
【0023】天井下地パネル10は縦横に格子状に組ま
れた下地材22より成る下地パネル本体20と、下地パ
ネル本体20の外側面に取り付けられた補強部材30と
により構成される。
【0024】下地パネル本体20は、下地材22を方形
状に枠組みした枠体と、枠体内の長手辺24間に短手辺
26と平行に渡された複数の下地材22とにより構成さ
れている。
【0025】補強部材30は、合板より成る方形状の板
材で、前記下地パネル本体の長手辺24外側面に釘打ち
等により取り付けられる。補強部材30の長さは長手辺
24と等しく、その上端は、長手辺24の上端よりも上
方に突出している。
【0026】上記のような構成の天井下地パネル10
は、予め工場にて製造され施工現場に搬送され、現場に
て天井下地部を構築する。
【0027】天井下地パネル10は、取り付けられる部
屋の寸法に合わせて予め製造されていて、天井下地パネ
ル10の長さは部屋の長さに対応し、幅は部屋の分割幅
に対応している。
【0028】図2は、本実施例に係る天井下地パネル1
0を用いた天井下地構造を示す斜視図である。
【0029】天井下地の構築方法を以下に述べる。
【0030】まず1枚めの天井下地パネル10を天井構
築位置に合わせて、壁側の補強部材30の外側面および
短手辺26をそれぞれ壁部80に当接させ、釘打ちする
ことにより取り付け固定する。次に2枚めの天井下地パ
ネル10を、補強部材30の外側面と1枚めの天井下地
パネル10の壁側でない補強部材30の外側面とを当接
させて釘打ちすることにより接合し、短手辺26は壁部
80に釘打ち固定する。
【0031】同様にして天井下地パネル10を必要数接
合固定していき、端部の天井下地パネルの壁側の補強部
材30外側面を壁部80に釘打ち固定することにより天
井下地を構築する。
【0032】よって、天井下地の壁部80側において
は、構造体に直接固定されることにより、また天井下地
パネル同士の接合部分においては、下地材22が並列す
ることにより、十分な強度を保つことができる。
【0033】上述したように、天井下地をパネル化した
ことにより、煩雑な作業であった野縁60を組んで、受
け野縁62および吊木70を用いて吊梁50に吊る作業
が不要となり、天井下地パネル10は工場で製造するこ
とができるので、施工現場での作業の効率を向上させる
ことができ、コストの削減も可能である。
【0034】吊木70等他の部材を使わずに、天井下地
パネル10を直接壁部80に取り付けることにより、部
品点数の削減をはかることができ、この天井下地構造で
あれば、上階の床パネル110下面に設けられた石膏ボ
ード90に貫通孔を設ける必要がないので、建物の遮音
性を従来構造より向上させることができる。
【0035】また吊木70を用いずに大型の天井下地パ
ネル10により天井下地を構築することにより、生じる
ことが予想される天井下地パネル10の反り、撓みは天
井下地パネル10の長手辺24側面に合板より成る補強
部材30を設けたことにより防止することができる。
【0036】天井下地パネル10は、取り付けられる部
屋の大きさに合わせて予め製造されているので、現場で
調整材等を用いて調整を行う必要がないので作業性はよ
り向上する。
【0037】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
【0038】例えば、補強部材は必ずしも合板である必
要はなく、反りにくい材質であれば集成材等でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る天井
下地パネルおよびそれを用いた天井下地構造によれば、
施工現場において天井下地を組み立てる必要がなく、施
工現場における作業効率を向上させることができ、施工
時間の短縮化を成し得る効果がある。
【0040】また、天井下地パネルは予め工場にて組み
立てることが可能なので精度の向上をはかることができ
工業化にも対応している。
【0041】天井下地パネルは直接壁部に取り付けられ
るので、高所での吊り作業が必要なくなり、取り付け作
業を簡略化することができ、コストの削減をはかること
ができる。また吊木を省いたことにより、取り付けに際
して天井下地上部に位置する石膏ボードに吊木を通す貫
通孔を設けなくてすむので、建物の遮音性を向上させる
という効果がある。
【0042】天井下地パネルは、合板または集成材より
成る補強部材を有することにより、反り、撓みが防止さ
れる。補強部材の上方突出部分を、天井下地パネル同士
および天井下地パネルと壁部との取り付け部として利用
することが可能で、取り付けが容易になる。
【0043】さらに天井下地パネルは、予め取り付けら
れる部屋の大きさに相応した幅および分割幅に製造され
ているので施工現場での作業性をより向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る天井下地パネルを示す斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係る天井下地パネルを用いた天井下
地構造を示す斜視図である。
【図3】従来の天井下地構造を示す斜視図である。
【図4】従来の天井下地構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 天井下地パネル 20 下地パネル本体 22 下地材 24 長手辺 26 短手辺 30 取り付け補強部材 80 壁部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に格子状に組まれた長手辺及び短手
    辺を有する下地材より成り、前記短手辺を壁に固定可能
    にされた下地パネル本体と、 前記下地パネル本体の前記長手辺の2辺にそれぞれ取り
    付け、下地材上面より上方に突出し、下地パネル本体を
    補強すると共に、壁への固定及び下地パネル本体同士の
    固定を行うための補強部材と、 から構成されることを特徴とする天井下地パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記補強部材は、合板または集成材より成ることを特徴
    とする天井下地パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 予め取り付けられる部屋の大きさに相応した長さおよび
    分割幅に設定されていることを特徴とする天井下地パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 縦横に格子状に組まれた下地材より成る
    下地パネル本体と、 前記下地パネル本体の長手辺の2辺にそれぞれ取り付け
    られ、かつ下地材上面より上方に突出された補強部材と
    から構成され、予め取り付けられる部屋の大きさに相応
    した長さおよび分割幅に設定されている天井下地パネル
    を、 長手辺の補強部材と壁、長手辺の補強部材同士、短手辺
    と壁とをそれぞれ取り付け固定し、複数枚接合して天井
    下地を構成することを特徴とする天井下地構造。
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