JPS61204450A

JPS61204450A - 床パネル

Info

Publication number: JPS61204450A
Application number: JP60044385A
Authority: JP
Inventors: 干場　秀雄; 森崎　浩美
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1985-03-06
Filing date: 1985-03-06
Publication date: 1986-09-10
Also published as: JPH0248697B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、建物ユニット等に用いられる床パネルに関す
る。

［従来の技術］建物の工業生産化率を高め、かつ施工に要するコストを
軽減するため、最近、ユニット建物が広く普及されてい
る。ユニット建物は、特公昭５Ｂ−３０９７８号公報に
示されているように、−軒の建物を予めいくつかの建物
ユニットに分けて工場生産し、これらを建築現場におい
て施工し、組立てる方式の建物である。ユニット建物の
各ユニットを構成する建物ユニットは、壁、床等の各枠
組に構造用の面材を打ちつけて壁パネルあるいは床パネ
ルとし、ざらに該床パネルの各側縁部上に壁パネルを立
設状態で接続して形成される。この結果、箱型構造の建
物ユニットが完成されることとなる。完成された建物ユ
ニットは、建築現場に輸送され、予め準備された基礎の
上に据付けられる。建物ユニットは、基礎上において上
下および水平方向に複数隣接され、これにより複数階の
ユニット建物が施工されることとなる。

ここで従来の型式１法によるユニット建物の場合、基礎
に対する建物ユニットの据付けは、建物ユニットの下側
の各側縁部、すなわち床パネルの各側縁部が基礎上に対
応配置される状態で行なわれる。また、下階を構成する
建物ユニットに対する上階を構成する建物ユニットの搭
載も、上階を構成する建物ユニットの下側の各側縁部、
すなわち床パネルの各側縁部が下階を構成する建物ユニ
ットの壁パネルの上部に直接的に対応配置される状態で
行なわれる。これは、基礎に対する建物ユニットの荷重
あるいは下階を構成する建物ユニットに対する上階を構
成する建物ユニットの荷重、特に壁パネルの荷重を、基
礎あるいは下階を構成する建物ユニットに分散させるた
めである。

［発明が解決しようとする問題点］上記従来の工法による場合には、建築現場における基礎
を予め建物ユニットの各側縁部を支持可能とするように
形成する必要がある。また、上階を構成する建物ユニッ
トの下側の側縁部と下階を構成する壁パネルを必ず対応
させる必要がある。

このため、上下の建物ユニットが形成する部屋空間の広
さが一定となり、ユニット建物の間取りの自由度が制約
される。また、基礎の設計、施工の自由度も制約される
。

そこで、建物ユニットを構成する床パネルの側縁部の下
方に、基礎または壁パネルを配置しない工法が考えられ
る。

しかしながら、上記のように床パネルの側縁部の下方に
、基礎または壁パネルを配置しない場合には、床パネル
の上記側縁部に作用する荷重を基礎または壁パネルに伝
えることができない、したがって、床パネルの上記側縁
部が異常に大なるたわみを生じて妥当でない。

本発明は、床パネルの少なくとも一側縁部の強度、剛性
を向上させることを目的としている。

［問題点を解決するための手段］上記目的を達成するために、本発明は床枠組の上面に床
面材を取着してなる床パネルにおいて、床枠組の少なく
とも一側縁部に、床枠組の高さより大なる高さの床梁を
配設することとしている。

［作　用］本発明によれば、床枠組の少なくとも一側縁部に、床枠
組の高さより大なる高さの床梁を配設したため、床パネ
ルの少なくとも一側縁部の強度、剛性を向上することが
可能となる。

［実施例］以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る床パネルを用いてなる
ユニット建物に係り、第２図のＩ−Ｉ線に沿う断面図、
第２図はユニット建物の一部を示す斜視図、第３図はユ
ニット建物における各ユニットの接続状態を示す斜視図
、第４図はユニット建物における各ユニットの接続状態
を示す第１図同様の断面図である。

ユニット建物１０は、２階建ての住宅に係り。

基礎１１の上部に下階部分を構成する各建物ユニット１
２を水平方向で隣接するとともに、該下階部分を構成す
る建物ユニッ）１２の上部に上階部分を構成する建物ユ
ニット１３を対応配置してなる。ここで、このユニット
建物１０は、上記のように複数の下階および上階部分を
構成する建物ユニッ）１２．１３を組合せて建物本体部
１４を形成するとともに、該建物本体部１４の下階部分
に、建物本体部１４に対して突出する状態で付設下階建
物ユニット１５を接続するようにしている。付設下階建
物ユニット１５は、第３図に示すように長方形状の床パ
ネル１６の４つの各側縁部のうち、３つの側縁部にそれ
ぞれ対応する各壁パネル１７Ａ、１７Ｂ、１７ｃを立設
状態で接続して形成される。付設下階建物ユニツ）１５
は、内部に部屋空間１８が備えられ、正面側、すなわち
壁パネル１７Ｂには、ガラス窓１９が形成される。付設
下階建物二ニア１・１５は、建物本体部１４の下階部分
のうち、建物ユニット１２又と接続される。建物ユニツ
）１２Ｘも第３図に示すように長方形状の床パネル２０
の４つの各側縁部のうち、３つの側縁部にそれぞれ対応
する各壁パネル２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃを立設状態で接
続して形成される。建物ユニツ）１２Ｘの内部には部屋
空間２２が備えられる。建物ユニツ）１２Ｘと付設下階
建物ユニット１５の接続は、第１図および第４図に示す
ように建物ユニット１２ｘの壁パネル２１Ａと付設下階
建物ユニット１５の壁パネル１７Ａ、建物ユニット１２
Ｘの壁パネル２１Ｃと付設下階建物ユニット１５の壁パ
ネル１７ｃを衝合する状態で行なわれ、さらに床パネル
１６と２０の一側縁部同士も衝合するようにする。衝合
された壁パネル同士および床パネル同士は、不図示の釘
、ボルト等により接続され、第１図に示すように建物ユ
ニツ）１２Ｘと付設下階建物ユニット１５が一体化され
ることとなる。これにより、下階建物ユニット１５の部
屋空間１８と建物ユニー、ト１２Ｘの部屋空間２２が連
続され、一つの大きな部屋空間となる。

付設下階建物ユニット１５の上部には、バルコニー付屋
根ユニット２３が搭載され、該屋根ユニット２３は長方
形状の屋根パネル２４の４つの側縁部のうち３つの側縁
部に手摺部２５を連続状態で立設してなる。バルコニー
付屋根ユニット２３の屋根パネル２４は、第１図および
第４図に示すように複数の屋根枠材２６を縦横に配設し
て形成され、該屋根枠材２６の上部に屋根板材２７を取
着してなる。屋根板材２７は、建物本体部１４側を基準
としてやや下方に傾斜する状態で配設され、該屋根板材
２７の上面を陸屋根部２８としている。陸屋根部２８の
端部には排水溝２９が形成され、陸屋根部２８上を流れ
る雨水等を排水可能としている。さらに屋根枠材２６の
下部には天井板材３０が取着される。天井板材３０は、
付設下階建物ユニット１５に対する屋根ユニット２３の
搭載状態において１部屋空間１８の天井部分としている
。

一方、建物本体部１４を構成する建物ユニット１２．１
３のうち、下階を構成する建物ユニット１２Ｘの上部に
は、上階を構成する建物ユニット１３Ｘが搭載される。

この建物ユニツ）１３Ｘは、長方形状の床パネル３１の
４つの各側縁部のうち、３つの側縁部にそれぞれ対応す
る各壁ノくネル３２Ａ、３２Ｂ、３２Ｃを立設状態に接
続して形成される。建物ユニツ）１３Ｘの内部には、部
屋空間３３が形成され、また３つの壁パネル３２Ａ、３
２Ｂ、３２Ｃのうちの壁パネル３２Ｂにはガラス窓３４
が備えられる。床パネル３１は、床枠組３５の上面に床
面材３６を取着されている。

３７は畳である。

しかして、上記床パネル３１にあっては、床枠組３５の
一側縁部に、床枠組３５の高さより大なる高さＨｌの床
梁３８が配設されている。この床梁３８は、床面材３６
よりも上方に突出され、突出された床梁３８の先端部分
と壁パネル３２Ｂの壁枠組３９とを第１図に示すように
釘４０等を用いて接続するようにしている。床梁３８と
床枠組３５の下端部は、同一高さレベルとされ、該床梁
３８と床枠組３５の下部には、天井板材４１が各下端部
に連続する状態で取着される。この天井板材４１は、第
１図に示すように下階部分を構成する建物ユニット１２
ｘの部屋空間２２の天井部分としている。すなわち、天
井板材４１は、建物ユニット１３ｘの搭載状態において
、バルコニー付屋根ユニット２３の天井板材３０と連続
する状態となる。

下階部分を構成する建物ユニツ）１２Ｘに対する上階部
分を構成する建物ユこツ）１３Ｘの搭載および接続は、
建物ユニッ）１３Ｘにおける壁パネル３２Ａの下側上部
を建物ユニ、、ト１９Ｘの壁ハネル２１Ａの上部に、建
物ユニット１３ｘにおける壁パネル３２Ｃの下側縁部を
建物ユニット１２Ｘの壁パネル２１Ｇの上部にそれぞれ
載置する状態で行なわれる。この際、床パネル３１の一
側縁部に配設される床梁３８の一端部は壁パネル２１Ａ
の上部に、床梁３８の他端部は壁パネル２１Ｇの上部に
それぞれ支持される。この状態で建物ユニッ）１３Ｘに
おける床パネル３１の床枠組３５と、建物ユニッ）１２
Ｘの各壁パネル２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃとをそれぞれ不
図示の釘、ボルト等を用いて接続するようにする。また
、該建物ユニット１３ｘは、水平方向に隣接される建物
二ニー２ト１３の壁パネル４２とそれぞれ釘等を用いて
接続される。さらに、第１図に示すように床パネルの床
梁３８と該床梁３８に衝合されるバルコニー付屋根ユニ
ット２４の屋根枠材２６とはボルト４３およびナツト４
４を介して接続される。

このようにして、各建物ユニットが接続され、陸屋根部
２８上をバルコニ一部としたユニット建物１０が完成さ
れることとなる。

次に、上記実施例の作用を説明する。

上記ユニット建物１０における上階部分を構成する建物
ユニッ）１３Ｘの床パネル３１は、床枠組３５の一側縁
部に、床枠組３５の高さより大なる高さＨｌの床梁３８
を配設されているため、該床パネル３１の一側縁部の強
度、剛性を確保することが可能となる。すなわち、床梁
３８を床枠組３５の高さより大なる高さとすることによ
り、鉛直方向［矢示Ａ方向］にかかる壁パネル等の荷重
を該床梁３８を介して下階建物ユニット１２ｘに分散支
持させることが可能となる。床梁の高さを床枠組と同一
にして強度、剛性を確保しようとすると、床梁の幅が非
常に大きなものになってしまうのである。さらに該床梁
３８の下端を床枠組３５の下端と同一高さレベルとし、
床梁３８の上端を床面材３６より上方に突出させること
で、該床梁３８が下階部分を構成する建物ユニット１２
Ｘの部屋空間２２に突出することなく、天井板材３０と
４１を連続させ１部屋空間２２の天井高さを全体にわた
って高くすることが可能となる。したがって、該床梁３
８の下方位置の全体に亘って壁パネルが存しない状態に
おいても下階を構成する建物ユニット１２Ｘの上部に上
階を構成する建物ユニッ）１３Ｘを支持させることが可
能となる。よって、ユニット建物ｌＯの下階部分の部屋
空間１８と部屋空間２２を連続させて広い部屋空間を形
成する等が可能となり、ユニット建物の設計上の自由度
を大きく向上させることが可能となる。なお、本実施例
においては、床枠組３５の一側縁部のみに床梁３８を配
設することとしているが、複数の側縁部にそれぞれ床梁
３８を配設し、それぞれの側縁部の強度、剛性を確保す
るようにしてもよい、これにより、ユニット建物ｌＯを
施工する上での設計上の自由度がさらに大幅に向上され
ることとなる。また、上記実施例においては、建物ユニ
ット１３Ｘを上階に配設する場合についてのみ述べてい
るが、該建物ユニッ）１３Ｘを基礎上に配設する下階を
構成するものとし、床梁３８の各端部を基礎に対して支
持させるようにしてもよい。

［発明の効果］以上のように、本発明は、床枠組の上面に床面材を取着
してなる床パネルにおいて、床枠組の少なくとも一側縁
部に、床枠組の高さより大なる高さの床梁を配設するこ
ととしたため、床パネルの少なくとも一側縁部の強度、
剛性が向上し、下方から支持のない場合でもたわむこと
なく使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る床パネルを用いてなる
ユニット建物に係り、第２図のＩ−Ｉ線に沿う断面図、
第２図はユニット建物の一部をポす斜視図、第３図はユ
ニット建物における各ユニットの接続状態を示す斜視図
、第４図はユニット建物における各ユニットの接続状態
を示す第１図同様の断面図である。１０−−Ｌ　ニー／　）建物、１２．１２Ｘ、１３．１
３Ｘ、１５・・・建物ユニット、１６．２０．３１・・
・床パネル、３５・・・床枠組、３８・・・床梁。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）床枠組の上面に床面材を取着してなる床パネルに
おいて、床枠組の少なくとも一側縁部に、床枠組の高さ
より大なる高さの床梁を配設することを特徴とする床パ
ネル。
（２）床梁が、その下端を、床枠組の下端と略同一高さ
レベルとし、その上端を、床面材より上方に突出させて
配設されている特許請求の範囲第１項記載の床パネル。