JPH10252146A - 建築物用接合金具 - Google Patents

建築物用接合金具

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JPH10252146A
JPH10252146A JP7644597A JP7644597A JPH10252146A JP H10252146 A JPH10252146 A JP H10252146A JP 7644597 A JP7644597 A JP 7644597A JP 7644597 A JP7644597 A JP 7644597A JP H10252146 A JPH10252146 A JP H10252146A
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JP
Japan
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holding piece
piece
floor
joist
building
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JP7644597A
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English (en)
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Nobuo Saito
信夫 斎藤
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NICHIEI JUTAKU KENSETSU KK
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NICHIEI JUTAKU KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業者の熟練度に左右されることなく建物の強
度及び精度が十分であり、作業が容易でありながら、し
かも建築コストの高騰を招来することなく、特に二階以
上の畳の間と板間とを略面一にできる建築物用接合金具
を提供する。 【解決手段】梁6を包持する梁用包持片30と、梁6に
対して大引き7を段落ちさせながら包持する大引き用包
持片40とからなる左右対称な2個の接合金具5を設
け、例えば畳の間の床を畳の厚さ分だけ段落ちさせて畳
の間と板間とを略面一している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者の熟練度に
左右されることなく建物の強度及び精度が十分であり、
作業が容易でありながら、しかも建築コストの高騰を招
来することなく、特に、二階以上の畳の間と板間とを略
面一にできる建築物用接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な住居用の木造建築物において
は、床をフローリング仕上げした板間である洋室、廊下
等が設けてある一方、床を畳敷きにした畳の間も設けて
ある。また、このような木造建築物の床構造としては、
二階以上に於いて梁に大引きを直角方向に張り渡し、こ
の梁と大引きとは略面一になっているのが一般的であ
る。従って、このように梁と大引きが略面一の場合に大
引きの上に床張りを行うと、板間と畳の間とでは、畳の
厚み分だけ段差ができ、畳の間の方が高くなる。従来、
このような段差は一般的であり、特に問題とされなかっ
たが、近年高齢化社会を迎えるとともにバリヤーフリー
の要請が強まり、畳の厚さ分の段差を少なくしたい、又
は段差を全くなくしたいといった要望が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような要望を満た
す方法としては、板間の床を畳の厚さ分だけ上げるとい
う方法と、畳の間の床を畳の厚さ分だけ下げるといった
方法とがある。しかし、上述した板間の床を上げる方法
では、畳の厚さ分に相当する厚みの床を付設しなければ
ならないが、このような分厚い床を建物全体の板間にわ
たって付設するとすると、分厚い床の材料コスト、また
その床の付設作業コストの増大を招き、建築コストの著
しい高騰を招来する。また、板間の床を上げた場合に
は、床から天井までの高さが低くなり、建物全体に影響
がでるといった問題がある。
【0004】また、畳の間の床を下げる方法では、大引
きのほぞを挿入する梁のほぞ穴を刻み加工により下げて
大引きを畳の厚さ分だけ段落ちさせているが、梁と大引
きとの接合が困難であり、作業者の熟練度にも左右され
ることもあり、さらに、耐震性能の劣化の虞れもあると
いった問題もある。
【0005】本発明の目的は、上述した事情に鑑みたも
のであり、作業者の熟練度に左右されることなく建物の
強度及び精度が十分であり、作業が容易でありながら、
しかも建築コストの高騰を招来することなく、特に二階
以上の畳の間と板間とを略面一にできる建築物用接合金
具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、建
築物の梁に、大引きを略直角方向に接合するための建築
物用接合金具であって、上記梁の大引き側の側面および
上面を包持する梁用包持片と、上記梁に対して大引きを
所定高さ段落ちさせながら上記大引きの両側面および底
面を包持する大引き用包持片と、を一体的に成形して具
備することを特徴としている。
【0007】このように、梁用包持片により梁を包持す
ると同時に、大引き用包持片により梁に対して大引きを
段落ちさせた状態にて大引きを包持している。そのた
め、例えば、畳の間の床を畳の厚さ分だけ段落ちさせる
ことができ、畳の間と板間とを略面一にできる。しか
も、この際、例えば板金の金型プレス成形による一体成
形により梁用包持片と大引き用包持片とを形成している
ため、作業者の熟練度に左右されることなく建物の強度
及び精度を十分にすることができ、作業が容易であり、
さらに、複雑なほぞ穴加工又は板の間の分厚い床張り等
が不要であるため、建築コストを著しく低減できる。
【0008】そして、大引き用包持片の底面を相互に近
接して使用する、左右対称な2個の接合金具から構成さ
れている。上記梁用包持片と、大引き用包持片とが互い
に略直角に接合されており、上記梁用包持片は逆L字状
の形状で、それぞれ梁の上面を受け入れる上面及び梁の
側面を受け入れる側面とを形成しており、上記大引き用
包持片はL字状の形状で、それぞれ大引きの側面を受け
入れる側面及び大引きの底面を受け入れる底面とを形成
されている。
【0009】上記大引き用包持片の側面の高さは、梁用
包持片側面より段落ちすべき寸法だけ低くなっており、
上記大引き用包持片の底面の幅は、大引きの幅の略半分
の寸法であり、上記梁用包持片の側面の一方の端面に、
大引き用包持片の側面の一方の端面が接合し、かつ大引
き用包持片の底面が外側即ち、大引き用包持片の側面が
接合する梁用包持片の側面方向に向いているいる。更
に、大引き及び梁に上記建築物用接合金具を取り付ける
ことができる。
【0010】このように、本発明の接合金具において、
上記梁用包持片および大引き用包持片を大引きの延出方
向に沿って相互に分離し、夫々を一体的に成形した対称
な2個の接合金具から構成しているため、例えば板金の
金型プレス成形の場合、プレス成形を容易に且つ精度良
く行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
建築物用接合金具を図面を参照しつつ説明する。図1乃
至図3に、本発明の実施形態に係る建築物用接合金具を
示す。図1は、本発明の実施形態に係る建築物用接合金
具の斜視図であり、図2は、図1に示す建築物用接合金
具に梁および大引きを付設した斜視図であり、図3は、
図1に示す建築物用接合金具に梁および大引きを付設し
た側面図である。図1に示した様に、本発明の建築物用
接合金具は左右対称な2個の接合金具5a,5bからな
っている。
【0012】図1乃至図3に示すように、本実施形態に
係る建築物用接合金具5は、大略的には、例えば木造建
築の二階を構成する梁6を包持する梁用包持片30と、
梁6に直交した大引き7を包持する大引き用包持片40
とからなり、鉄、特殊鋳物、又は合金等の板金を、曲げ
加工又は金型プレス加工により構成してある。梁用包持
片30は、梁6の側面に当接する一対の側面片31,3
1を有しており、これら一対の側面片31,31の上端
から直角に折曲して梁6の上面に当接する一対の上面片
32,32が形成してある。
【0013】各側面片31には、梁6を貫通する通しボ
ルト35,35のための取付穴33,33が形成してあ
り、図3に示すように固定するようになっている。各上
面片32には、梁6を固定するためのネジ釘を通挿する
取付穴34が形成してある。大引き用包持片40は、大
引き7の両側面に当接する一対の側面片41,41を有
しており、これら側面片41,41は、梁用包持片30
の側面片31,31から直角に折曲して連接してある。
これら側面片41,41の下端には、大引き7を受ける
底面片42,42が直角に折曲して側面片41,41に
連接してある。さらに、側面片41,41には、大引き
7に取付けるための通しボルトを通挿する取付穴43,
43が形成してある。
【0014】さらに、側面片41,41の上端は、梁用
包持片30の上面片32,32から所定高さ、例えば畳
みの厚み分だけ段落ちさせてあると共に、底面片42,
42も、所定の高さ段落ちして形成してある。これによ
り、後述するように、畳の間の床を下げることができ、
畳の間と板間とを略面一にできる。
【0015】以上のように構成した接合金具5を設置す
る際には、梁6の上面に梁用包持片30の上面片32を
載置し、梁6の側面に側面片31を当接する。側面片3
1,31の取付穴33,33に通しボルト35,35を
通挿して固定し、上面片32,32の取付穴34,34
にネジ釘を打ち込む。次いで、大引き7を梁6に直交す
るようにして大引き用包持片40内に包持させ、側面片
41,41の取付穴43,43にネジ釘を打ち込み、大
引き7を固定する。
【0016】このように、本実施形態では、梁用包持片
30により梁6を包持し、大引き用包持片40により大
引き7を梁6に直交して包持すると同時に、大引き7を
梁6に対して段落ちさせている。そのため、例えば、畳
の間の床を畳の厚さ分だけ段落ちさせることができ、畳
の間と板間とを略面一にできる。しかも、本実施形態で
は、接合金具5を金型プレス成形による一体成形により
形成してあり、強度も十分であり、作業者の作業として
は、梁6と大引き7とを接合金具5を用いて通しボルト
35等で接合するだけでよいため、作業者の熟練度に左
右されることなく建物の強度及び精度を十分にすること
ができると共に、作業が極めて容易である。
【0017】さらに、従来のように、複雑なほぞ穴加工
により畳の間を段落ちさせる場合、又は板の間への分厚
い床張り等により板間の床を上げる場合に比べて、建築
コストを著しく低減できる。さらに、本実施形態に係る
接合金具5も、在来工法、ツーバイフォー工法、又はパ
ネル工法等の木造建築の工法に拘わりなく採用すること
ができる。左右対称の2個の接合金具5a,5bを設け
ているため、例えば金型プレス成形の場合、プレス成形
を容易に且つ精度良く行うことができる。なお、本発明
は、上述した実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸
脱しない範囲において種々変形可能である。
【0018】
【発明の効果】板金の金型プレス成形による一体成形に
より梁用包持片と大引き用包持片とを形成しているた
め、例えば、畳の間の床を畳の厚さ分だけ段落ちさせる
ことができ、畳の間と板間とを略面一にできると共に、
作業者の熟練度に左右されることなく建物の強度及び精
度を十分にすることができ、作業が容易であり、さら
に、建築コストを著しく低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る建築物用接合金具の斜
視図である。
【図2】図1に示す建築物用接合金具に梁および大引き
を付設した斜視図である。
【図3】図2に示す建築物用接合金具に梁および大引き
を付設した側面図である。
【符号の説明】
5 接合金具 6 梁 7 大引き 30 梁用包持片 31 側面片 32 上面片 33、34、43 取付穴 40 大引き用包持片 41 側面片 42 底面片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の梁に、大引きを略直角方向に接合
    するための建築物用接合金具であって、 上記梁の大引き側の側面および上面を包持する梁用包持
    片と、 上記梁に対して大引きを所定高さ段落ちさせながら上記
    大引きの両側面および底面を包持する大引き用包持片
    と、を一体的に成形して具備することを特徴とする建築
    物用接合金具。
  2. 【請求項2】上記大引き用包持片の底面を相互に近接し
    て使用する、左右対称な2個の接合金具から構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建築物用接合金具。
  3. 【請求項3】上記梁用包持片と、大引き用包持片とが互
    いに略直角に接合されていることを特徴とする、請求項
    1又は請求項2に記載の建築物用接合金具。
  4. 【請求項4】上記梁用包持片は逆L字状の形状で、それ
    ぞれ梁の上面を受け入れる上面及び梁の側面を受け入れ
    る側面とを形成していることを特徴とする、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の建築物用接合金具。
  5. 【請求項5】上記大引き用包持片はL字状の形状で、そ
    れぞれ大引きの側面を受け入れる側面及び大引きの底面
    を受け入れる底面とを形成していることを特徴とする、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の建築物用接合
    金具。
  6. 【請求項6】上記大引き用包持片の底面の幅は、大引き
    の幅の略半分の寸法であることを特徴とする、請求項1
    から請求項5のいずれかに記載の建築物用接合金具。
  7. 【請求項7】上記梁用包持片の側面の一方の端面に、大
    引き用包持片の側面の一方の端面が略直角に接合し、か
    つ大引き用包持片の底面が外側即ち、大引き用包持片の
    側面が接合する梁用包持片の側面方向に向いているいる
    ことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに
    記載の建築物用接合金具。
  8. 【請求項8】上記大引き用包持片の側面の高さが梁用包
    持片上面より段落ちすべき寸法だけ低くなる様に大引き
    用包持片と梁用包持片とが接合されていることを特徴と
    する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の建築物
    用接合金具。
  9. 【請求項9】大引き及び梁に上記建築物用接合金具を取
    り付けるために、取り付け用金具を具備させたことを特
    徴とする、請求項1記載の建築物用接合金具。
JP7644597A 1997-03-12 1997-03-12 建築物用接合金具 Withdrawn JPH10252146A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328646A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Sekisui House Ltd 大梁と小梁の接合部構造
GB2430683A (en) * 2005-09-22 2007-04-04 Stuart Crossley Jnr Bracket for supporting a beam
CN110904822A (zh) * 2019-12-25 2020-03-24 中国地震局工程力学研究所 一种易于维护的内嵌型桥梁防落梁及其桥梁连接结构
JP7174387B1 (ja) * 2021-08-18 2022-11-17 三井ホーム株式会社 腕木受金物及び庇構造

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Effective date: 20040601