JP4276133B2 - 接合金具、接合構造及び接合方法 - Google Patents

接合金具、接合構造及び接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、建物の構造体の内側に配置する天井パネルと壁パネルとの突き合わせ部の接
合に用いる接合金具、及び天井パネルと壁パネルとを突き合わせ配置し接合する接合金具
を用いた接合構造、及びその接合方法に関するものである。
近年、建設現場の作業効率を向上させるために建物をユニット化した部材で組み立てる
工法が普及している。
例えば特許文献1の小屋裏部屋付き屋根ユニットは、屋根裏にユニット化した小部屋を
構築する工法である。
この工法では、予め天井と壁と床を有する箱体を構築しておき、この箱体に柱や梁で構
成される建物の構造体及び屋根パネルを組み付けて屋根を構築する。
このように各構成部をユニット化し、現場で組み合わせるだけにしておけば、現場作業
の効率を大幅に向上させることができる。
また、管理された工場で専門の工員によって製作されたユニット部材は、施工精度が高
いため、高品質の建物を構築することができる。
特開平6−173381号公報(図3)
しかしながら、従来のユニット工法にも作業性の面で改善の余地がある。
例えば図5に示すような接合構造を構築する場合は、構造体を構成する柱4に固定した
胴縁9に壁ボード10を取り付ける際に、壁ボード10が倒れないように作業者12が手
で押さえながら電動ドリル11を使用する。
壁ボード10は自立できないため、予め必要な工具を準備して、壁ボード10の配置、
固定を連続しておこなわなければならない。
石膏ボードなどで形成される壁ボード10の胴縁9への固定は、上向きの作業となる上
に重い壁ボード10を押さえつけながらの作業となるため、作業者12の負担が大きい。
また、天井ボード13や縁材部14の取付け作業も、狭い空間の上向きの高所作業とな
るため、施工性に優れた工法が望まれる。
そこで、本発明は、天井パネル及び壁パネルを仮置きすることができる接合金具、接合
構造及び接合方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、建物の構造体の内側に配置する天井パネルと壁パネルとの突き合わせ部の接合に用いる接合金具であって、前記天井パネルの一側縁から下向きに突出した天井パネル縁材部を挿入する対向する一対の側面部間に挟まれて形成された溝部と、前記壁パネルの上縁から背面方向に突出した壁パネル縁材部を係止する前記溝部の一方の前記側面部から外側へ突出して形成された棚部と、を一体に形成した金具本体に前記構造体へ固定する前記溝部の他方の前記側面部に形成された固定部を設けた接合金具であることを特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、建物の構造体の内側に天井パネルと壁パネルとを
突き合わせ配置し接合する接合構造であって、前記天井パネル縁材部を前記溝部に挿入し
、前記溝部を形成する一対の側面部のうち前記棚部を端部に設けた側面部に前記天井パネ
ル縁材部を固定し、前記壁パネル縁材部を前記棚部の上面に係止して前記天井パネル縁材
部の前面に前記壁パネルを配置した請求項1記載の接合金具を用いた接合構造であること
を特徴としている。
さらに、請求項3に記載されたものは、前記壁パネル縁材部の高さと、前記棚部上面と
前記天井パネル下面との間隔を略同一とした請求項2に記載の接合構造であることを特徴
としている。
また、請求項4に記載された方法は、建物の構造体の内側に天井パネルと壁パネルとを
突き合わせ配置し接合する接合方法において、前記構造体の所定の位置に前記固定部を固
定し、前記天井パネル縁材部を前記溝部に挿入し、前記天井パネルを横移動させることに
よって、前記天井パネル縁材部と対向する天井パネルの他側縁に設けた吊下げ部を、前記
構造体の天井部に設けた受梁に係止し、前記棚部を端部に設けた側面部に前記天井パネル
縁材部を固定し、前記壁パネル縁材部を前記棚部に係止し、前記壁パネルを前記天井パネ
ル縁材部の前面に固定する請求項1に記載の接合金具を用いた接合方法であることを特徴
としている。
さらに、請求項5に記載された方法は、前記壁パネル縁材部の高さと、前記棚部上面と
前記天井パネル下面との間隔を略同一とし、該壁パネル縁材部を棚部上面と天井パネル下
面の間に嵌合させる請求項4に記載の接合方法であることを特徴としている。
このように構成された請求項1の発明は、前記天井パネル縁材部を挿入可能な溝部と、
前記壁パネルを係止可能な棚部を有する接合金具である。
このため、固定する前の天井パネル及び壁パネルを一時的に支持することができる。す
なわち作業者は、固定前に天井パネルや壁パネルから手を離すことができるので作業性に
優れている。
また、請求項2に記載されたものは、前記天井パネル縁材部を前記溝部に挿入し、前記
棚部を端部に設けた側面部に前記天井パネル縁材部を固定する。そして、前記壁パネル縁
材部を前記棚部の上面に係止することで、前記天井パネル縁材部の前面に前記壁パネルを
配置する。
このため、天井パネルと接合金具の接合部を壁パネルによって覆い隠すことができる。
また、天井パネルと壁パネルの突き合わせ部を直角に仕上げることができる。
さらに、請求項3に記載されたものは、前記壁パネル縁材部の高さと、それを挿入する
前記棚部上面と前記天井パネル下面との間隔が略同一である。
このため両者はほとんど隙間なく嵌合するので、壁パネルは仮置きしただけで姿勢が安
定し、容易に壁パネルの固定作業をおこなうことができる。
また、請求項4に記載された方法は、前記溝部に前記天井パネル縁材部を挿入した後に
、横移動させることによって前記天井パネルを仮置きする。
このため、作業者が天井パネルを支持する力が早い時点で軽減され、その後の作業者の
負担を減らすことができる。また、前記壁パネルも前記棚部に仮置きした状態で固定作業
をおこなう。このため、作業者の負担が少なく、作業性に優れている。
そして、請求項5に記載された方法は、前記棚部上面と前記天井パネル下面との間隔と
前記壁パネル縁材部の高さを略同一とし、該壁パネル縁材部を前記棚部上面と前記天井パ
ネル下面との間に嵌合することで壁パネルを設置する。
このため、容易に壁パネルを正確な位置に配置することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1は、本実施の形態による接合金具を用いた接合構造を示している。
まず、構成から説明すると、このような本実施の形態の接合構造は、建物の天井を形成
する天井パネル2と、内壁を形成する壁パネル3と、両者の突き合わせ部の接合に用いる
接合金具1を有する構造である。
天井パネル2と壁パネル3は、柱4、梁、外壁などによって構成される建物の構造体の
内側に配置する。柱4や梁などの建物の構造体は、例えば鋼材や木材などで骨組み構造に
構築する。
天井パネル2は、天井面を形成する天井ボード2cと、天井パネル2の一側縁から下向
きに突出した天井パネル縁材部2aを有する。
天井ボード2cは石膏ボードや合板などで形成する。天井ボード2cの背面には、必要
に応じてグラスウールなどの断熱材を配置する。
天井パネル縁材部2aは、壁パネル3と接合する側の天井パネル2の縁部に設ける。天
井パネル縁材部2aは、天井ボード2cの下面よりも下方に突出するように形成する。天
井パネル縁材部2aは、天井ボード2cの端面に合板等の板材や角材を取り付けることに
よって形成できる。
天井パネル2の天井パネル縁材部2aを設けた一側縁と対向する側の他側縁には、吊下
げ部2bを設ける。
吊下げ部2bは、天井パネル縁材部2aとは反対側となる上方に突出した部材で、先端
を直角に折り曲げて受梁5に係止可能な形状に成形する。ここで、受梁5とは天井パネル
2の一端を支持するために構造体の天井部に配置される梁部材である。
吊下げ部2bは、先端部が断面L型に曲がった金属板を天井パネル2の縁部に取り付け
ることで形成できる。ここで、縁部とは必ずしもパネルの端面を指すものではなく、端面
から一定の幅を持った帯状の範囲をいう。
本実施の形態では、図1に示すように、吊下げ部2bは天井パネル2の端面から少し内
側(天井パネル縁材部2a側)に入った位置に取り付けられている。
吊下げ部2bのL型に折れ曲がった先端部と、天井パネル2の上面の隙間は、少なくと
も受梁5の係止部5aが挿入できる間隔を確保する。ここで受梁5の係止部5aとは、受
梁5から壁パネル3方向に突出した棚状又は棒状の突出部であって、吊下げ部2bを介し
て天井パネル2の一端を支持する強度を有する。
壁パネル3は、壁面を形成する壁ボード3bと、壁パネル3の上縁において壁パネル3
の背面方向に突出した壁パネル縁材部3aを有する。
壁パネル縁材部3aは、角材などを壁ボード3bの上縁に固定して形成する。壁ボード
3bは石膏ボードや合板などで形成する。壁ボード3bの背面には、必要に応じてグラス
ウールなどの断熱材を配置する。
壁パネル縁材部3aの高さは、建物の構造体に固定した接合金具1の棚部1b上面と設
置後の天井パネル2下面との間隔と略同一とすることができる。
接合金具1は、天井パネル2と壁パネル3の突き合わせ部を接合する金具である。図2
に接合金具1の一部切断斜視図を示す。
接合金具1は、天井パネル2の天井パネル縁材部2aを挿入するための溝部1aと、壁
パネル3の壁パネル縁材部3aを係止するための棚部1bと、を一体に形成した金具本体
に、金具本体を柱4等へ固定するための固定部1eを設けたものである。
金具本体は、例えば1枚の金属板を折り曲げ加工して製作する。
間隔をおいて配置される一対の側面部1c,1dに挟まれた空間が溝部1aとなる。溝
部1aの幅は、挿入する天井パネル縁材部2aの厚みより広く設定し、挿入後に天井パネ
ル縁材部2aが横移動できるようにする。
さらに溝部1aの幅は、横移動させた天井パネル2の吊下げ部2bが、受梁5の係止部
5aに係止可能な幅に設定する。
一方の側面部1cには、先端から所定の間隔を置いた位置で直角に折り曲げて棚部1b
を設ける。また、天井パネル縁材部2aをネジ7で固定するためのネジ穴7aを側面部1
cに設ける。
棚部1bは、壁パネル3の壁パネル縁材部3aを一時的に係止し、支持できるだけの面
積と強度を確保する。
固定部1eは、金具本体を柱4や外壁等に固定するための部位であり、例えば金属板の
所定の位置にネジ穴7aを設けて製作する。
固定部1eは、接合金具1を取り付ける位置、及び向きによって、他方の側面部1dの
背面に固定したり、溝部1aの延伸方向の端に固定したりする。
また、他方の側面部1d自体にネジ穴7aを開口して固定部1eとすることもできる。
次に、接合金具を用いた接合方法を述べることによってこの実施の形態の作用について
説明する。
図3及び図4は、接合方法の手順を示した図である。図3では天井パネルの設置方法に
ついて説明し、図4では壁パネルの設置方法について説明する。
最初に柱4や、柱4の上端間を連結する水平材6等からなる建物の構造体を構築する。
そして接合金具1を所定の位置に取り付ける。
接合金具1は、レール状に延伸した長尺形状とすることもできるが、天井パネル2を部
分的に支える、柱4の幅程度の長さの金具であればよい。例えば、前面に壁パネル3を配
置する柱4の上部に接合金具1を取り付ける。
接合金具1はすべての柱に取り付ける必要はない。天井パネル2を一時的に支持できる
のであれば、1枚の天井パネル2の天井パネル縁材部2aを2箇所で支えるように配置す
ればよい。
また、1箇所でも天井パネル2を充分に支持できる場合は、天井パネル縁材部2aの中
央部付近が設置される1箇所に配置するだけでもよい。
接合金具1は、ネジ7で固定部1eを柱4や外壁等の建物の構造体に固定することによ
って取り付けることができる。
柱4,4の上端間に並行に配置した複数の水平材6,6,・・・間には、水平材6と直
交する方向に受梁5を配置する。
受梁5の下端面には天井パネル2の吊下げ部2bを係止するための係止部5aを設けて
おく。
係止部5aは、受梁5の下端に受梁5より幅が広い合板を取り付けることによって形成
できる。
接合金具1と受梁5の間隔は天井パネル2の幅より狭いため、水平にした天井パネル2
を下から持ち上げただけでは設置することができない。
そこで、天井パネル2を傾けた状態で持ち上げ、天井パネル縁材部2aを接合金具1の
溝部1aに挿入する。
そして、天井パネル2の一端を接合金具1で支持させながら、天井パネル2の下がった
側を持ち上げて水平にする。
水平状態にした天井パネル2は横移動させる。横移動は、吊下げ部2bの先端が受梁5
の係止部5aの上面を上回る位置まで持ち上げておこなう。
移動時の天井パネル2の一端は、天井パネル縁材部2aを介して接合金具1によって支
持させることもできる。
天井パネル2を受梁5方向に横移動させると、吊下げ部2bが受梁5の係止部5aに係
止可能な状態になる。すなわち、天井パネル2を接合金具1と受梁5で支持させることが
できる。
また、天井パネル2を横移動させて棚部1bを設けた側面部1cに天井パネル縁材部2
aを接触させると、他方の側面部1dと天井パネル縁材部2aの間に隙間ができる。この
隙間に合板などで形成した間詰材8を配置して、天井パネル2が移動しないように仮固定
する。
そして、接合金具1の側面部1cのネジ穴7aから挿入したネジ7によって天井パネル
縁材部2aを固定する。これによって、天井パネル2の一端が接合金具1に固定される。
天井パネル2の吊下げ部2bを設けた側の縁部は、下方から打ち込んだネジ7によって
受梁5に固定する(図1参照)。
天井パネル2を固定した後に、天井パネル2下面と接合金具1の棚部1bとの隙間に壁
パネル3に設けた壁パネル縁材部3aを挿入し、棚部1bに壁パネル縁材部3aを係止す
る(図4参照)。
壁パネル縁材部3aを棚部1bに係止させると、側面部1cと天井パネル縁材部2aの
固定箇所は壁パネル3によって覆い隠される。
また、設置された接合金具1の棚部1b上面と天井パネル2下面との間隔が、壁パネル
縁材部3aの高さと略同一であって、壁ボード3bの上端が壁パネル縁材部3aの上面よ
り突出していなければ、次のように壁パネル3を設置できる。
まず、壁パネル3の上端が天井パネル2の下面に接触するまで持ち上げた後に、壁パネ
ル3を横移動させる。棚部1b上面と天井パネル2下面との間隔は壁パネル縁材部3aの
高さと略同一であるため、壁パネル縁材部3aは棚部1b上面と天井パネル2下面との隙
間に嵌合される。
天井パネル2は既に接合金具1に固定されているため、壁パネル3を押し当てた力によ
って移動することはなく、壁パネル3は天井パネル2のガイドによって所定の位置に配置
される。
一時的に棚部1bで支持された壁パネル3は、壁パネル縁材部3aを貫通して天井パネ
ル縁材部2aまで達するネジ7によって固定する。天井パネル縁材部2aは壁パネル縁材
部3aの背面に位置するため、ネジ7を水平に打ち込めば固定することができる。
天井パネル縁材部2aは天井パネル2の一部であるため、天井パネル縁材部2aを介し
て天井パネル2に壁パネル3を固定したことになる。また、接合金具1を介して建物の構
造体にも壁パネル3を固定したことになる。
ネジ7で壁パネル3を固定する際に、壁パネル縁材部3aと天井パネル2下面及び棚部
1b上面の間にほとんど隙間がなければ、壁パネル3の上下方向のがたつきはほとんど生
じない。
このようにして形成された天井パネル2と壁パネル3との突き合わせ部は、天井ボード
2cと壁ボード3bが直交した形態になる。
以上に述べたような接合方法によれば、天井パネル3の一側縁が早い時点で接合金具1
によって支持される。このため、それ以降の天井パネル2を支えるための作業者12の負
担が軽減される。
また、天井パネル2は、接合金具1と受梁5によって一時的に支持される。このため、
ネジ7で固定する前であっても作業者12は天井パネル2から手を離すことができる。
また、重い天井パネルを作業者12自身が支えなくともよいため、微妙な位置調整も容
易におこなえる。
さらに、接合金具1に設けた棚部1bによって壁パネル3を一時的に支持することがで
きる。このため、壁パネル3を所定の位置に配置した後に、作業者12は壁パネル3から
手を離すことができる。
このため、作業の自由度が大きく、作業者12の負担も軽減されるので作業性に優れて
いる。
また、天井パネル2と壁パネル3との突き合わせ部の接合に用いる接合金具1は、前面
に配置された壁パネル3によって覆い隠すことができる。
また、天井パネル2と壁パネル3との突き合わせ部を、天井ボード2cの平面と壁ボー
ド3bの平面が直交する形態に仕上げることができる。
また、壁パネル縁材部3aの高さと、棚部1b上面と天井パネル2下面との間隔を略同
一とすれば、天井パネル2下面がガイドになって壁パネル3を正確な位置に容易に設置す
ることができる。
さらに、壁パネル3を設置した後も、棚部1b上面と天井パネル2下面によって壁パネ
ル縁材部3aの移動が拘束されるため、固定作業中であっても壁パネル3が上下にずれる
ことがほとんどない。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は
、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含
まれる。
例えば、上記実施の形態では、壁パネル3を天井パネル2の天井パネル縁材部2aに固
定したが、ネジ7を斜めに打ち込むことで壁パネル3を直接、天井パネル2に固定するこ
ともできる。
また、固定手段としてネジ7を使用したが、釘や接着剤などを使用することもできる。
さらに、吊下げ部2bには断面L型の金具を使用したが、受梁5からの突出部を棒材と
し、その棒材に挿入可能な穴を設けた部材を吊下げ部2bとすることもできる。
本発明の最良の実施の形態の接合金具を用いた接合構造を示した断面図である。 本発明の最良の実施の形態の接合金具を示した一部切断斜視図である。 本発明の最良の実施の形態の接合方法の天井パネルを配置するときの説明図である。 本発明の最良の実施の形態の接合方法の壁パネルを配置するときの説明図である。 従来の天井パネルと壁パネルの接合方法の説明図である。
符号の説明
1 接合金具
1a 溝部
1b 棚部
1c、1d 側面部
1e 固定部
2 天井パネル
2a 天井パネル縁材部
2b 吊下げ部
2c 天井ボード
3 壁パネル
3a 壁パネル縁材部
3b 壁ボード
4 柱(建物の構造体)
5 受梁
5a 係止部
6 水平材(建物の構造体)

Claims (5)

  1. 建物の構造体の内側に配置する天井パネルと壁パネルとの突き合わせ部の接合に用いる接合金具であって、
    前記天井パネルの一側縁から下向きに突出した天井パネル縁材部を挿入する対向する一対の側面部間に挟まれて形成された溝部と、前記壁パネルの上縁から背面方向に突出した壁パネル縁材部を係止する前記溝部の一方の前記側面部から外側へ突出して形成された棚部と、を一体に形成した金具本体に前記構造体へ固定する前記溝部の他方の前記側面部に形成された固定部を設けたことを特徴とする接合金具。
  2. 建物の構造体の内側に天井パネルと壁パネルとを突き合わせ配置し接合する接合構造であって、
    前記天井パネル縁材部を前記溝部に挿入し、前記溝部を形成する一対の側面部のうち前記棚部を端部に設けた側面部に前記天井パネル縁材部を固定し、前記壁パネル縁材部を前記棚部の上面に係止して前記天井パネル縁材部の前面に前記壁パネルを配置したことを特徴とする請求項1記載の接合金具を用いた接合構造。
  3. 前記壁パネル縁材部の高さと、前記棚部上面と前記天井パネル下面との間隔を略同一としたことを特徴とする請求項2に記載の接合構造。
  4. 建物の構造体の内側に天井パネルと壁パネルとを突き合わせ配置し接合する接合方法において、
    前記構造体の所定の位置に前記固定部を固定し、前記天井パネル縁材部を前記溝部に挿入し、前記天井パネルを横移動させることによって、前記天井パネル縁材部と対向する天井パネルの他側縁に設けた吊下げ部を、前記構造体の天井部に設けた受梁に係止し、前記棚部を端部に設けた側面部に前記天井パネル縁材部を固定し、前記壁パネル縁材部を前記棚部に係止し、前記壁パネルを前記天井パネル縁材部の前面に固定することを特徴とした請求項1に記載の接合金具を用いた接合方法。
  5. 前記壁パネル縁材部の高さと、前記棚部上面と前記天井パネル下面との間隔を略同一とし、該壁パネル縁材部を棚部上面と天井パネル下面の間に嵌合させることを特徴とする請求項4に記載の接合方法。
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