JP4315100B2 - 複合受け部材 - Google Patents

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Description

本発明は、受け部材に関する。さらに詳しくは、鋼材と木質材とを組み合わせてなる複合受け部材に関する。
従来、鋼材と木質材とを組み合わせた複合建築材料は公知であり、例えば、下記特許文献が知られている。
特開平8−284310号公報(第1−4頁、第1図、第5図)
上記特許文献1には、その第1図から明らかなように、H型鋼の上下フランジの一方または両方を溝形断面の開口部とするとともに、開口側に向けて徐々に縮小するこの開口部に木質材を加圧嵌合された複合梁材が開示されている。この複合梁材は特許文献1の図5に示されているように、根太を釘打ちされ、従来の木質部材どうしの釘打ちと同様に使用することができる。しかしながら、上記複合梁材は、フランジの溝形開口部への加工、さらに形成された上記溝形開口部への木質材の加圧嵌合等、金属、木質材の加工等種々の加工を必要とするため、手間がかかり、製造コストが高くなるという問題がある。本発明はこのような問題を解決して、鋼材と木質材とを組み合わせて簡単に複合化できるとともに、根太等を支えることが可能な複合受け部材を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、H型鋼と木質材とを複合させてなる受け部材であって、該H型鋼のフランジの一方の上面に上記フランジと同形で肉厚の木質材を載置して固定するとともに、上記木質材の厚さ方向には受け部材間に架設される被受け材の端部がタイトに嵌入するように側方へ開口して同木質材でなる溝底を有した上下方向の凹溝が同厚さ方向に貫通して垂設されたことを特徴とする複合受け部材が提供される。
上記H型鋼のフランジの上面と木質材との固定方法は、とくに限定されないが、上記フランジ上面に固定用ピンを溶接等により突設し、上記木質材に穿たれた貫入孔にこのピンが貫入、固定されることが好ましい。上記被受け材は好ましくは根太とされる。土間に束を立設し、この束に、本発明にかかる複合受け部材を直接、あるいは束の上に架け渡された構造材に間接的に釘等で固定すれば大引として使用される。すなわち、上記のようにして束に載置、固定された2本の複合受け部材の凹溝間に根太の両端部を嵌入するとともに根太を架設し、架設された根太に合板を釘打ち固定すれば、床下地とすることができる。
上記被受け材が好ましくは梁とされる。上記束に替えて、本柱、間柱に上記と同様にして本発明にかかる複合受け部材を載置、固定すれば梁として使用される。すなわち、梁とされた上記複合受け部材の凹溝に根太の両端部を嵌入し、2本の複合受け部材間に根太を架設するとともに、架設された根太に、例えば天井パネルを取り付ければ、そのまま、天井とすることができる。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、H型鋼のフランジの一方の上面に載置、固定された木質材の一側面または、両側面の厚さ方向には被受け材の端部が嵌入する凹溝が垂設されているため、例えば、根太の端部が上記凹溝にタイトに嵌入され、H型鋼の上面フランジによってしっかりと支持される。したがって、根太を複数の複合受け部材の間に簡単に、作業性よく架設することができる。
上記H型鋼のフランジの上面に固定用ピンを突設するとともに、上記木質材に穿たれた貫入孔にこの固定用ピンが貫入、固定されてなるため、簡単な作業でH型鋼と木質材とを複合化することができる。
上記被受け材を根太とすることにより、簡単に、作業性よく床下地を施工することができる。また、上記被受け材を梁とすることにより、簡単に、作業性よく天井を施工することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる複合受け部材Aを示す分解斜視図であり、図2は、上記複合受け部材Aを示す正面図である。図1、図2からよくわかるように、上記複合受け部材AはH型鋼1と木質材2とを複合させてなり、木質材2は、H型鋼1の上面フランジ11と同形で肉厚とされる。上記H型鋼1の上面フランジ11には固定用ピン3が溶接して設けられ、この固定用ピン3は図2に示すように木質材2に穿たれた貫入孔21に貫入、固定される。H型鋼1の下面フランジ12には上記複合受け部材Aを構造材あるいは躯体に固定するための釘孔4が設けられている。
木質材2の一側面または、両側面の厚さ方向には被受け材の端部が嵌入する凹溝5が垂設されているが、この凹溝5の幅d1は、図3に示す根太等の被受け材6の端部の幅d2と略同等か、それよりもやや狭いものとされる。図3は、土間9に立設された束8に構造材7を架け渡し、この構造材7に釘固定された本発明にかかる複合受け部材Aを用いて根太等の被受け材6を架設した状態を示す部分斜視図である。上記したように、凹溝5の幅d1は、根太等の被受け材6の端部61の幅d2と略同等か、それよりもやや狭いものとされているため、端部61は上記凹溝5にタイトに嵌入されるとともに、端部61の下面は上面フランジ11によってしっかりと支持される。このようにしてしっかりと架設された根太等の被受け材6に合板(図示せず)を釘打ち固定すれば、床下地を簡単に、作業性よく施工することができる。
なお、上記は本発明の複合受け部材Aを構造材7を介して間接的に束8に固定した場合を示したが、釘孔4を介して直接束8に釘打ち固定してもよい。また、束8を間柱、本柱等に置き換えて梁としても使用可能である。さらに、大引、梁等横置きのみならず、縦置きして凹溝に桟を架設して用いる等、種々の用途に利用可能であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明にかかる複合受け部材を示す分解斜視図である。 上記複合受け部材を示す正面図である。 本発明にかかる複合受け部材を大引として用い根太を架設した状態を示す部 分斜視図である。
符号の説明
A 本発明にかかる複合受け部材
1 H型鋼
11 上面フランジ
12 下面フランジ
2 木質材
21 貫入孔
3 固定用ピン
4 釘孔
5 凹溝
6 根太等の被受け材
61 被受け材の端部
7 構造材
8 束
9 土間

Claims (4)

  1. H型鋼と木質材とを複合させてなる受け部材であって、該H型鋼のフランジの一方の上面に上記フランジと同形で肉厚の木質材を載置して固定するとともに、上記木質材の1側面または、両側面の厚さ方向には受け部材間に架設される被受け材の端部がタイトに嵌入するように側方へ開口して同木質材でなる溝底を有した上下方向の凹溝が同厚さ方向に貫通して垂設されたことを特徴とする複合受け部材。
  2. 上記H型鋼のフランジの上面に固定用ピンを突設するとともに、上記木質材に穿たれた貫入孔に上記固定用ピンが貫入、固定されてなる請求項1に記載の複合受け部材。
  3. 上記被受け材が根太である請求項1に記載の複合受け部材。
  4. 梁として使用されるものである請求項1に記載の複合受け部材。
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