JP4456233B2 - 建築用横架材及びこれを備えたパネル - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、建築用横架材に係り、詳細には、端部が壁や柱などの建物の支持体に設置されることで支持される建築用横架材及びこれを備えたパネルに関する。
【0002】
【背景の技術】
端部が壁や柱などの建物の支持体に設置されて建物の構成体となる建築用横架材の一例として例えば、特開平11−159050号公報に開示された2階床パネルを構成する縦框材がある。
この2階床パネルは、縦横の框材を組むことにより構成された矩形枠状の枠体と、この枠体の上面に設けられた面材とを備えており、端部下面には切り欠き部が形成されている。また、この公報に示す枠体の下面には石膏ボードが取り付けられている。そして、この切り欠き部が形成された端部は、胴差とともに1階壁パネル上面に設けられ、これら床パネルの端部及び胴差の上面には2階壁パネルが立設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報のように建築用横架材を縦框材として用い、端部が1階壁パネル上部に設置された2階床パネルの構造において、例えば、2階床パネルのスパン(長辺方向の長さ)を大きくした場合、2階床パネルの端部にかかる荷重が大きくなる。このように2階床パネルの端部にかかる荷重が大きい場合、建築用横架材である縦框材の下面から上面までの高さを高くする、つまり縦框材の梁成を大きくすることにより建築用横架材自体の強度を上げて対応する構成が考えられる。
しかし、縦框材の梁成を大きくする分、その分の材料費がかさみ制作コストがかかるという問題があった。
本発明の課題は、制作コストがかかることなく、上方からの荷重を確実に支持できる建築用横架材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、端部111下面に切り欠き部18が設けられ、この切り欠き部18を建物の支持体(例えば、1階壁パネル2)に係合させることにより前記支持体2に支持される建築用横架材(例えば、縦框材11)において、例えば、図1〜図3に示すように、前記切り欠き部18の近傍には、該切り欠き部18の角部18aを補強する補強部材(例えば、補強合板9)が設けられ、前記補強部材9は、合板であることを特徴とする。
【0005】
請求項1記載の発明によれば、端部111下面に設けられた切り欠き部18の近傍には、該切り欠き部18の角部18aを補強する補強部材9が設けられているので、前記建物の支持体2に係合する切り欠き部18の角部18aが前記補強部材9により補強される。これにより、前記切り欠き部18を建物の支持体2に係合させることにより建築用横架材11を前記支持体2に支持させた際に、建築用横架材11の端部111は、建築用横架材11自体の荷重や建築用横架材11にかかる上方からの荷重を、前記補強部材9により前記切り欠き部18の角部18aが補強された状態で受けることができ、よって建築用横架材11は、その端部111を介して確実に前記支持体2に支持される。つまり、建築用横架材11のスパンを大きくすることにより端部111が受ける荷重が大きくなっても、建築用横架材11の梁成を大きくすることなく、端部111がその荷重に耐えて、前記支持体2に伝えることができる。したがって、スパンを大きくしても梁成を大きくすることなく、端部111下面の切り欠き部18を前記支持体2に係合させて上方からの荷重を確実に支持することができる。また梁成を大きくする必要がないことから、その分の材料費がかからず制作コストの低廉化を図ることができる。
また、前記補強部材9は合板であるので、その取り付け作業が行いやすい。つまり、ステープル、釘、ビス等といった止着部材(特にステープル、釘、ビスなどは汎用性が高い部材)により容易に取り付けることができる。さらに、前記補強部材が合板であることから、廃材なども使用してリサイクルすることも可能となる。
【0006】
ここで、建築用横架材とは建築において横方向に架け渡され、端部下面に切り欠き部が設けられた部材であれば、どのような部材であってもよく、例えば、梁、飛梁、根太、垂木、まぐさ等等が挙げられる。また、梁や根太、垂木に準ずる材、例えば、パネル工法における床パネルの縦框材、屋根パネルの縦框材等であってもよい。なお、パネル工法とは、住宅の構築において、予め工場等で製造された木質パネルを現場で組み付けることにより、住宅の床、壁、屋根等を構築する工法である。そして、このような建築用横架材が係合する前記建物の支持体として例えば、柱、壁やこれらに準ずる部材、つまり同じ作用効果を有するものであれば、どのようなものでもよい。例えば、パネル工法では壁パネルがこれに該当する。前記補強部材は前記切り欠き部の角部を補強するものであり、切り欠き部の近傍に設けられるものであれば、どのように構成されていてもよい。
つまり、切り欠き部の角部の少なくとも一方の辺部に沿って取り付けるようにもよい。具体的には、板状の補強部材を角部の一辺に沿うようにして、角部の外縁にかかるように取り付けた構成などが挙げられる。
【0007】
請求項2記載の発明は、例えば、図1〜図3に示すように、端部111下面に切り欠き部18が設けられ、この切り欠き部18を建物の支持体(例えば、1階壁パネル2)に係合させることにより前記支持体2に支持される建築用横架材(例えば、縦框材11)において、前記切り欠き部18の近傍には、該切り欠き部18の角部18aを補強する補強部材(例えば、補強合板9)が設けられ、前記補強部材9は、前記切り欠き部18内側の本体部110の側面11bに、該側面11bの上下端部11ba,11bbに渡って設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、前記補強部材9が、前記切り欠き部18内側の本体部110の側面11bに、該側面11bの上下端部11ba,11bbに渡って設けられているので、本体部110の端部をその上下幅に渡って補強することができる。したがって、建築用横架材11の端部111の強度の向上が図られ、建築用横架材の耐力を大きくすることができ、これにより前記建物の支持体2に前記荷重を確実に受けさせることができる。また、前記補強部材9を前記切り欠き部18内側の本体部110の側面11bに取り付ける際に、前記側面11bの上下端部11ba,11bbを基準に、これら上下端部11ba,11bbに渡るように取り付けることができ、その取り付け作業の際の位置決めが行いやすい。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の建築用横架材において、例えば、図1〜図3に示すように、
前記補強部材9が、前記角部18aを含む切り欠き部18に沿って設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前記補強部材9は、前記角部18aを含む切り欠き部18に沿って設けられているので、前記補強部材9を前記切り欠き部18の近傍に設けるだけで、角部18aを効率よく補強した状態とすることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、縦横の框材11,12を矩形枠状に組むことによりなる枠体10を備えたパネルにおいて、例えば、図1〜図3に示すように、前記縦框材11は請求項1〜3のいずれかに記載の建築用横架材11であり、前記横框材12は、前記縦框材11である建築用横架材の端部111で且つ前記切り欠き部18より上部分(例えば、突片部112)に接合されていることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、前記縦框材は請求項1〜3のいずれかに記載の建築用横架材11であり、前記横框材12は、前記縦框材である建築用横架材11の端部111で且つ前記切り欠き部18より上部分112に接合されているので、これら縦横の框材11,12を組むことよりなる枠体10を備えたパネルとなり、請求項1〜3のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることができるパネルとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態における建築用横架材は、パネル工法にて用いられる床パネル、特に2階床パネルを構成する縦框材に適用されている。
まず、このパネルの構成を説明する。
【0016】
図1に示す2階床パネル1は、縦框材(建築用横架材)11,横框材12を矩形枠状に組んでなる枠体10と、枠体10内で横框材12間で且つ前記縦框材11間で、該縦框材11と平行に所定間隔を開けて配置された補助桟材13と、枠体10及び補助桟材13の表面に設けられた面材16とを備えている。
【0017】
縦框材11は、図1及び図2に示すように、枠体10の長手方向の長辺部となるものであり、両側の端部111下面に切り欠き部18が形成されている。なお、端部111において、切り欠き部18より上部分を突片部112と称す。また、この切り欠き部18より内側の縦框材11の本体部110の側面11bには、切り欠き部18の角部18aを補強する補強合板(補強部材)9が設けられている。
【0018】
補強合板9は、縦框材11において、切り欠き部18より内側の側面11bに、該側面11bの上下端部11ba,11bbに渡って配置されており、切り欠き部側の一辺9aが切り欠き部18の角部18aの鉛直方向の一辺18aaに沿うように、止着材、例えばステープルにより固定されている。
また、補強合板9を切り欠き部18内側の本体部110の側面11bに取り付ける際に、側面11bの上下端部11ba,11bbを基準に、これら上下端部11ba,11bbに渡るように取り付けることができ、その取り付け作業における位置決めが行いやすくなっている。
このように補強合板9は、角部18aを含む切り欠き部18に沿って設けられているので、補強合板9を切り欠き部18の近傍に設けるだけで、角部18aを効率よく補強した状態とすることができる。また、補強合板9は合板であるので、その取り付け作業が行いやすい。つまり、釘、ステープル、ビスなどの止着部材(この実施の形態ではステープル)により容易に取り付けることができる。さらに補強合板9として廃材の合板を使用してもよい。
横框材12は、縦框材11の端部111(詳細には、端部111において切り欠き部より上部分である突片部112)が係合する切り欠き部121(後述する)が設けられるとともに枠体10の短辺部を構成している。また、この横框材12の上下方向の幅は突片部の上下方向の幅と同一の寸法で構成されている。
【0019】
つまり枠体10は、所定間隔を開けて対向して配置された横框材12間に、1組の縦框材11を、それぞれ該縦框材11の端部111の切り欠き部18より上の部分(突片部112)の端面11aを横框材12の切り欠き部121の底面に突き合わせて、枠体10の厚み方法に並べられた釘などの止着材8を、外側面12bから打ち込むことにより直角に接合されて矩形枠状に形成されている。
【0020】
また、横框材12の内側面12aの中央部には、内側に開口する桟材欠込み部(切り欠き部)122が設けられ、この桟材欠込み部122に補助桟材13の端部130が係合されている。補助桟材13は縦框材11とほぼ同様な形状で構成され、横框材12に対して直交するように、端面を桟材欠込み部122の底面に突き合わせた状態で釘(止着材)8を介して前記横框材12に結合されている。補助桟材13を横框材12に接合する釘8は、横框材12に該横框材12の外側面12bから枠体10の厚さ方向に打ち込まれている。
【0021】
さらに、このように構成された2階床パネル1の枠体10の内部中央には、縦框材11と直交して、かつ横框材12と平行に根太・ブロッキング材15が設けられている。この根太・ブロッキング材15は、一方の縦框材(図1では奥側の縦框材)11と補助桟材13との間に設けられる板材15aと、補助桟材13の上部と他方の縦框材11の上部に架設される架設桟材15bとを有し、架設桟材15bは、その両端部が補助桟材13および他方の縦框材(図1の手前側の縦框材)11の上面にそれぞれ形成された溝部に嵌るように設けられている。
【0022】
次に2階床パネルの設置構造について図3を参照して説明する。
図3に示す2階床パネル1は、端部(縦框材11の端部111部分)が、1階壁パネル2の上端面の厚さの略半分のところに設置され、該壁パネル2の上端面の厚さの残りの略半分には、胴差3が設置されている。
詳細には、2階床パネルを構成する横框材12全体と、この横框材12に接合されている縦框材11の端部111の切り欠き部18が1階壁パネル2の上部に係合しており、これにより縦框材11及び横框材12は1階壁パネルにより支持された状態となっている。
また、前記2階床パネル1の端部および胴差3上には、2階壁パネル4が設置されている。そして、前記壁パネル2,4は、図示しないスクリュー釘を前記床パネル1の横框材12および胴差3に斜め打ちすることで固定されている。さらに、前記壁パネル2,4は、胴差ボルト6を2階床パネル1と胴差3との接合部において上下に貫通させ、該胴差ボルト6の上端部6aを壁パネル4の下端の横框材4aに貫通させるとともに、該胴差ボルト6の下端部6bを壁パネル2の上端の横框材2aに貫通させ、該胴差ボルト6の上下端部6a,6bにナット7,7を螺合して締め付けることで、互いに連結されている。なお、前記壁パネル2,4は、それぞれ横の框材2a,4aと縦の框材(図示略)を矩形枠状に組み付けて構成した枠体を有するとともに、この枠体内に補強桟材(図示略)を縦横に組み付け、さらに、前記枠体の両面に面材となる石膏ボード2b,4bを貼設することで構成されている。なお、2階床パネル1の縦框材の切り欠き部18は、1階壁パネル2の上面とともに、該1階壁パネル2の内壁面の上部に、上面が1階壁パネルの上面とほぼ面一となるように取り付けられた根太受け5に係止された状態となっている。
【0023】
このように端部が1階の壁パネル2の上部に配置されて1階壁パネルの上部に係合する、2階床パネル1の縦框材11の端部111下面に設けられた切り欠き部18より内側の本体部110の側面11bには、該切り欠き部18の角部18aを補強する補強合板9が設けられているので、切り欠き部18の角部18aは補強合板9により補強されたものとなる。よって、図3に示すように縦框材11の切り欠き部18を1階壁パネル2に係合させることにより2階床パネル1を1階壁パネル2に支持させると、縦框材11の端部111は、縦框材11自体の荷重を含む2階床パネル1の荷重や縦框材11にかかる上方からの荷重を補強合板9により切り欠き部18の角部18aが補強された状態で受けることができる。これにより1階壁パネル2上に設置される横框材12とともに2階床パネル1は、その縦框材11の端部111を介して確実に1階壁パネル2に支持される。つまり、縦框材11のスパンを大きくした2階床パネル1でも2階床パネル1における縦框材11の端部111が受ける荷重が大きくなっても、縦框材11の梁成を大きくすることなく、縦框材11の端部111がその荷重に耐えて、この荷重を該縦框材11の端部111が接合されている横框材12とともに1階壁パネル2に伝えることができる。したがって、床パネル1を構成する縦框材11のスパンを大きくしても梁成を大きくすることなく、端部111下面を1階壁パネル2に係合させて、該1階壁パネル2上に載置される横框材12と縦框材11の端部111を介して上方からの荷重を確実に支持することができる。また梁成を大きくする必要がないことから、その分の材料費がかからず制作コストの低廉化を図ることができる。
【0024】
また、補強合板9が、2階床パネル1を構成する縦框材11の切り欠き部18内側の本体部110の側面11bに、該側面11bの上下端部11ba,11bbに渡って設けられているので、本体部110の端部をその上下幅に渡って補強された状態となっている。したがって、縦框材11の端部111の強度の向上が図られ、横框材12とともに、2階床パネル1の端部にかかる荷重を1階壁パネル2に確実に受けさせ、2階床パネル1は1階壁パネル2に確実に支持された状態となる。
また、上記構成の2階床パネル1を1階壁パネル2に設けた構成では、2階床パネル1の縦框材11及び補助桟材13の端部が1階壁パネル上面に設置された状態となっており、これら縦框材11及び補助桟材13が接合されている横框材12とともに2階床パネル1に上方からかかる荷重を確実に1階壁パネル2に伝えることができる。
【0025】
なお、以上の実施の形態においては、枠体10を縦框材11の端面11aを横框材12に突き合わせて接合して組むことで構成されているが、これに限らず、縦框材11間に横框材12を架設して矩形枠状に形成してもよい。つまり、横框材の端面を縦框材に突き合わせて矩形枠状に組んで、これら縦横の框材を接合した構成としてもよい。また、補強合板は、縦框材11において、切り欠き部18の内側の本体部側面、該側面の上下端部に渡って取り付けたものとしたが、これに限らず、角部18aに沿って、左右に取り付けてもよい。また、補強合板をL字型に成形して、角部の2辺を沿って取り付けてもよい。
また、上記実施の形態では、建築用横架材としてパネル工法における縦框材としたが、これにかぎらず、端部下面に切り欠き部が設けられ、この切り欠き部を建物の支持体に係合させることにより前記支持体に支持されるものであれば、どのような建築部材に適用してもよい。例えば、根太、垂木、梁などであってもよい。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記建物の支持体に係合する切り欠き部の角部が前記補強部材により補強されるので、前記切り欠き部を建物の支持体に係合させることにより前記支持体に支持させた際に、前記建築用横架材の端部は、建築用横架材自体の荷重や建築用横架材にかかる上方からの荷重を前記補強部材により前記切り欠き部の角部が補強された状態で受けることができ、よって、前記建築用横架材は、その端部を介して確実に前記支持体に支持される。したがって、スパンを大きくしても梁成を大きくすることなく、端部下面を前記支持体に係合させて上方からの荷重を確実に支持することができる。また梁成を大きくする必要がないことから、その分の材料費がかからず制作コストの低廉化を図ることができる。
また、前記補強部材は合板であるので、その取り付け作業が行いやすい。つまり、ステープル、釘、ビス等といった止着部材(特にステープル、釘、ビスなどは汎用性が高い部材)により容易に取り付けることができる。さらに、前記補強部材が合板であることから、廃材なども使用してリサイクルすることも可能となる。
【0027】
請求項2記載の発明によれば、前記本体部をその上下幅に渡って補強することができ、縦框材の端部の強度の向上が図られ、これにより前記建物の支持体に前記荷重を確実に受けさせることができる。
また、前記補強部材を前記切り欠き部内側の本体部の側面に取り付ける際に、前記側面の上下端部を基準に、これら上下端部に渡るように取り付けることができ、その取り付け作業の位置決めが行いやすい。
【0028】
請求項3記載の発明によれば、前記補強部材は、前記角部を含む切り欠き部に沿って設けられているので、前記補強部材を前記切り欠き部の近傍に設けるだけで、角部を効率よく補強した状態とすることができる。
【0030】
請求項4記載の発明によれば、前記縦框材は請求項1〜3のいずれかに記載の建築用横架材であり、前記横框材は、前記縦框材である建築用横架材の端部で且つ前記切り欠き部より上部分に接合されているので、これら縦横の框材を組むことよりなる枠体を備えたパネルとなり、請求項1〜3のいずれかに記載の発明と同様の効果を得ることができるパネルとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の縦框材を用いてなる2階床パネルの全体斜視図である。
【図2】図1の縦框材の斜視図である。
【図3】図1の床パネルの端部を壁パネルに設けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 2階床パネル(パネル)
2 1階壁パネル(建物の支持体)
9 補強合板(補強部材)
11 縦框材(建築用横架材)
12 横框材
18 切り欠き部
18a 角部
110 縦框材の端部(建築用横架材の端部)
Claims (4)
- 端部下面に切り欠き部が設けられ、この切り欠き部を建物の支持体に係合させることにより前記支持体に支持される建築用横架材において、
前記切り欠き部の近傍には、該切り欠き部の角部を補強する補強部材が設けられ、
前記補強部材は合板であることを特徴とする建築用横架材。 - 端部下面に切り欠き部が設けられ、この切り欠き部を建物の支持体に係合させることにより前記支持体に支持される建築用横架材において、
前記切り欠き部の近傍には、該切り欠き部の角部を補強する補強部材が設けられ、
前記補強部材は、前記切り欠き部内側の本体部の側面に、該側面の上下端部に渡って設けられていることを特徴とする建築用横架材。 - 請求項1または2記載の建築用横架材において、前記補強部材が、前記角部を含む切り欠き部に沿って設けられていることを特徴とする建築用横架材。
- 縦横の框材を矩形枠状に組むことによりなる枠体を備えたパネルにおいて、
前記縦框材は請求項1〜3のいずれかに記載の建築用横架材であり、
前記横框材は、前記縦框材である建築用横架材の端部で且つ前記切り欠き部より上部分に接合されていることを特徴とするパネル。
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