JPH06136872A - 梁受け金具 - Google Patents
梁受け金具Info
- Publication number
- JPH06136872A JPH06136872A JP28475292A JP28475292A JPH06136872A JP H06136872 A JPH06136872 A JP H06136872A JP 28475292 A JP28475292 A JP 28475292A JP 28475292 A JP28475292 A JP 28475292A JP H06136872 A JPH06136872 A JP H06136872A
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- JP
- Japan
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- roof
- pieces
- fixed
- beam receiving
- fitting
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋切りパネル等の壁パネルと屋根梁等の梁と
の接合作業を簡略化する。 【構成】 屋切りパネル3の上端部における側部に固定
される支持部材12と、両側部方向へ突出された係止片
15を有しかつ屋根梁2の端部に固定される被支持部材
13とから梁受け金具11を構成する。支持部材12
に、支持部材本体12aとの間に被支持部材13の係止
片15が嵌合可能な隙間Sをあけて形成した固定片14
と、隙間Sの下方側に形成されかつ隙間Sへ被支持部材
13の係止片15を嵌合させた際に、係止片15を支持
する支持片17とを設ける。
の接合作業を簡略化する。 【構成】 屋切りパネル3の上端部における側部に固定
される支持部材12と、両側部方向へ突出された係止片
15を有しかつ屋根梁2の端部に固定される被支持部材
13とから梁受け金具11を構成する。支持部材12
に、支持部材本体12aとの間に被支持部材13の係止
片15が嵌合可能な隙間Sをあけて形成した固定片14
と、隙間Sの下方側に形成されかつ隙間Sへ被支持部材
13の係止片15を嵌合させた際に、係止片15を支持
する支持片17とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋根梁等の梁を屋切
りパネル等の壁パネルへ接合する梁受け金具に関するも
のである。
りパネル等の壁パネルへ接合する梁受け金具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅の屋根において屋根梁と
屋切りパネルとの接合には、図4に示すような梁受け金
具1が使用されていた。この梁受け金具を使用して屋根
梁2と屋切りパネル3とを接合するには、まず、梁受け
金具1の補強合板4を、接着剤及び釘、スクリュー釘等
によって屋切りパネル3の上端部における壁面へ取り付
け、さらに、この補強合板4に梁受け金物5を釘、スク
リュー釘等によって固定し、この梁受け金物5に設けら
れた梁受け部6へ屋根梁2を嵌め込み、釘、スクリュー
釘等によって固定することにより、屋根梁2を屋切りパ
ネル3へ接合していた。その後、屋切りパネル3の側面
に石膏ボード(図示略)を貼り付けていた。
屋切りパネルとの接合には、図4に示すような梁受け金
具1が使用されていた。この梁受け金具を使用して屋根
梁2と屋切りパネル3とを接合するには、まず、梁受け
金具1の補強合板4を、接着剤及び釘、スクリュー釘等
によって屋切りパネル3の上端部における壁面へ取り付
け、さらに、この補強合板4に梁受け金物5を釘、スク
リュー釘等によって固定し、この梁受け金物5に設けら
れた梁受け部6へ屋根梁2を嵌め込み、釘、スクリュー
釘等によって固定することにより、屋根梁2を屋切りパ
ネル3へ接合していた。その後、屋切りパネル3の側面
に石膏ボード(図示略)を貼り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術にあっては、梁受け金物5の梁受け部6が、屋切りパ
ネル3の側方へ大きく突出した状態に取り付けられるこ
とより、造作時にこの突出した梁受け部6が作業の妨げ
となり、作業効率を低下させてしまう問題があった。
術にあっては、梁受け金物5の梁受け部6が、屋切りパ
ネル3の側方へ大きく突出した状態に取り付けられるこ
とより、造作時にこの突出した梁受け部6が作業の妨げ
となり、作業効率を低下させてしまう問題があった。
【0004】しかも、梁受け部6へ屋根梁2を固定する
ために、現場において、釘打ち作業を行わなければなら
ず、その作業に多大な労力を要していた。また、この梁
受け金物5にあっては、梁受け部6の梁の受け面の高さ
位置が決まっているので、屋根梁2の厚さが異なると、
この屋根梁2の上面の高さ位置が変化してしまう。この
ため、屋根梁2の厚さに応じて梁の受け面の高さ位置の
異なる種々の梁受け金物5を用意しておかなければなら
ず、その管理に手間がかかっていた。
ために、現場において、釘打ち作業を行わなければなら
ず、その作業に多大な労力を要していた。また、この梁
受け金物5にあっては、梁受け部6の梁の受け面の高さ
位置が決まっているので、屋根梁2の厚さが異なると、
この屋根梁2の上面の高さ位置が変化してしまう。この
ため、屋根梁2の厚さに応じて梁の受け面の高さ位置の
異なる種々の梁受け金物5を用意しておかなければなら
ず、その管理に手間がかかっていた。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易に屋切りパネル等の壁パネルへ屋根梁
等の梁を接合させることが可能な梁受け金具を提供する
ことを主目的としている。
ので、極めて容易に屋切りパネル等の壁パネルへ屋根梁
等の梁を接合させることが可能な梁受け金具を提供する
ことを主目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の梁受け金具
は、壁パネルの上端部における側部に固定される支持部
材と、両側部方向へ突出された係止片を有しかつ梁の端
部に固定される被支持部材とから構成され、前記支持部
材には、前記被支持部材の係止片が嵌合可能な隙間をあ
けて形成された固定片と、前記隙間の下方側に形成され
かつ前記隙間へ前記被支持部材の係止片を嵌合させた際
に、前記係止片の下端部を支持する支持片とが設けられ
てなることを特徴としている。第2の発明の梁受け金具
は、第1の発明の支持部材の固定片に、窓部が形成さ
れ、前記被支持部材の係止片に、これら係止片を前記支
持部材の隙間へ嵌合させた際に、前記窓部へ嵌合する嵌
合片が形成されてなることを特徴としている。第3の発
明の梁受け金具は、第1または第2の発明の被支持部材
が、前記梁の端部における上部に取り付けられることを
特徴としている。
は、壁パネルの上端部における側部に固定される支持部
材と、両側部方向へ突出された係止片を有しかつ梁の端
部に固定される被支持部材とから構成され、前記支持部
材には、前記被支持部材の係止片が嵌合可能な隙間をあ
けて形成された固定片と、前記隙間の下方側に形成され
かつ前記隙間へ前記被支持部材の係止片を嵌合させた際
に、前記係止片の下端部を支持する支持片とが設けられ
てなることを特徴としている。第2の発明の梁受け金具
は、第1の発明の支持部材の固定片に、窓部が形成さ
れ、前記被支持部材の係止片に、これら係止片を前記支
持部材の隙間へ嵌合させた際に、前記窓部へ嵌合する嵌
合片が形成されてなることを特徴としている。第3の発
明の梁受け金具は、第1または第2の発明の被支持部材
が、前記梁の端部における上部に取り付けられることを
特徴としている。
【0007】
【作用】第1の発明の梁受け金具によれば、梁の端部に
固定した被支持部材の係止片を壁パネルに固定した支持
部材の隙間へ嵌合させることにより、容易に、梁が壁パ
ネルの上端部に接合される。第2の発明の梁受け金具に
よれば、支持部材と被支持部材とを接合した際に、支持
部材の窓部へ被支持部材の嵌合片が嵌合し、壁パネルへ
接合させる梁が位置決めされるとともに、壁パネルへ接
合させた梁の上方への抜けが防止される。第3の発明の
梁受け金具によれば、梁を壁パネルへ接合すると、梁の
厚さに係わらず、壁パネルへ接合した梁の上面の高さが
適切な位置に設定される。
固定した被支持部材の係止片を壁パネルに固定した支持
部材の隙間へ嵌合させることにより、容易に、梁が壁パ
ネルの上端部に接合される。第2の発明の梁受け金具に
よれば、支持部材と被支持部材とを接合した際に、支持
部材の窓部へ被支持部材の嵌合片が嵌合し、壁パネルへ
接合させる梁が位置決めされるとともに、壁パネルへ接
合させた梁の上方への抜けが防止される。第3の発明の
梁受け金具によれば、梁を壁パネルへ接合すると、梁の
厚さに係わらず、壁パネルへ接合した梁の上面の高さが
適切な位置に設定される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の梁受け金具の実施例を図1及
び図2によって説明する。なお、従来例と同一構造部分
には、同一符号を付して説明を省略する。図において、
符号11は、梁受け金具である。この梁受け金具11
は、屋切りパネル(壁パネル)3の上端部に固定される
支持部材12と、屋根梁2の端部における上面に固定さ
れて、支持部材12によって屋切りパネル3の上端部に
支持される被支持部材13とからなるもので、例えば、
鉄板等に打ち向き、曲げ加工を施すことにより形成され
ている。
び図2によって説明する。なお、従来例と同一構造部分
には、同一符号を付して説明を省略する。図において、
符号11は、梁受け金具である。この梁受け金具11
は、屋切りパネル(壁パネル)3の上端部に固定される
支持部材12と、屋根梁2の端部における上面に固定さ
れて、支持部材12によって屋切りパネル3の上端部に
支持される被支持部材13とからなるもので、例えば、
鉄板等に打ち向き、曲げ加工を施すことにより形成され
ている。
【0009】前記支持部材12には、側方から折り曲げ
られて形成された固定片14、14が設けられており、
この固定片14、14と支持部材本体12aとの間に
は、隙間S、Sが形成されている。また、被支持部材1
3には、支持部材12に形成された隙間S、Sへ嵌合可
能な係止片15、15が両側部方向へ延在された状態に
形成されている。
られて形成された固定片14、14が設けられており、
この固定片14、14と支持部材本体12aとの間に
は、隙間S、Sが形成されている。また、被支持部材1
3には、支持部材12に形成された隙間S、Sへ嵌合可
能な係止片15、15が両側部方向へ延在された状態に
形成されている。
【0010】また、支持部材本体12aには、固定片1
4、14によって形成された隙間S、Sの下方にて、支
持片16、16が形成されている。そして、この支持片
16、16によって、前記隙間S、Sへ嵌合させた被支
持部材13の係止片15、15の下部が支持されるよう
になっている。
4、14によって形成された隙間S、Sの下方にて、支
持片16、16が形成されている。そして、この支持片
16、16によって、前記隙間S、Sへ嵌合させた被支
持部材13の係止片15、15の下部が支持されるよう
になっている。
【0011】また、支持部材12の固定片には、それぞ
れ窓部17、17が形成されており、この窓部17、1
7には、被支持部材13の係止片15、15を隙間S、
Sへ嵌合させた際に、この係止片15、15に形成され
た嵌合片18、18が嵌合されるようになっている。
れ窓部17、17が形成されており、この窓部17、1
7には、被支持部材13の係止片15、15を隙間S、
Sへ嵌合させた際に、この係止片15、15に形成され
た嵌合片18、18が嵌合されるようになっている。
【0012】なお、符号19は、この支持部材12を屋
切りパネル3へ釘、スクリュー釘等によって固定させる
ために形成された孔部である。また、被支持部材13に
は、その上面側に孔部(図示略)が形成されており、こ
の孔部へボルト21、21を挿通させて、屋根梁2の端
部近傍に形成した挿通孔(図示略)へ挿通させて、ナッ
ト22、22を締結させることにより、被支持部材13
が屋根梁2の端部に固定されるようになっている。なお
また、符号24は、支持部材12の補強のために形成し
たリブである。
切りパネル3へ釘、スクリュー釘等によって固定させる
ために形成された孔部である。また、被支持部材13に
は、その上面側に孔部(図示略)が形成されており、こ
の孔部へボルト21、21を挿通させて、屋根梁2の端
部近傍に形成した挿通孔(図示略)へ挿通させて、ナッ
ト22、22を締結させることにより、被支持部材13
が屋根梁2の端部に固定されるようになっている。なお
また、符号24は、支持部材12の補強のために形成し
たリブである。
【0013】次に、上記構成の梁受け金具11を使用し
た屋切りパネル3と屋根梁2との接合作業の一例を説明
する。まず、屋切りパネル3の上端部に支持部材12を
釘、スクリュー釘等によって固定する。また、屋根梁2
の端部に被支持部材13を上方より当接させて、ボルト
21、21及びナット22、22によって固定する。
た屋切りパネル3と屋根梁2との接合作業の一例を説明
する。まず、屋切りパネル3の上端部に支持部材12を
釘、スクリュー釘等によって固定する。また、屋根梁2
の端部に被支持部材13を上方より当接させて、ボルト
21、21及びナット22、22によって固定する。
【0014】そして、被支持部材13の係止片15、1
5を支持部材12の固定片14、14によって区画され
た隙間S、Sへ挿入させる。さらに挿入させると、この
被支持部材13の係止片15、15の下端部が支持部材
12の支持片16、16へ当接されるとともに、挿入時
に固定片14、14によって押し込まれていた係止片1
5、15の嵌合片18、18が復元し、固定片14、1
4の窓部17、17へ嵌め込まれ、被支持部材13が位
置決めされて支持部材12に支持され、屋根梁2が屋切
りパネル3の上端部近傍へ確実にかつ容易に接合され
る。
5を支持部材12の固定片14、14によって区画され
た隙間S、Sへ挿入させる。さらに挿入させると、この
被支持部材13の係止片15、15の下端部が支持部材
12の支持片16、16へ当接されるとともに、挿入時
に固定片14、14によって押し込まれていた係止片1
5、15の嵌合片18、18が復元し、固定片14、1
4の窓部17、17へ嵌め込まれ、被支持部材13が位
置決めされて支持部材12に支持され、屋根梁2が屋切
りパネル3の上端部近傍へ確実にかつ容易に接合され
る。
【0015】このように、上記実施例の梁受け金具11
によれば、屋根梁2の端部に固定した被支持部材13の
係止片15、15を屋切りパネル3に固定した支持部材
12の隙間S、Sへ嵌合させることにより、極めて容易
に、位置決めした状態にて屋根梁2を屋切りパネル3の
上端部に接合させることができる。また、工場にて、予
め、支持部材12を屋切りパネル3へ固定し、被支持部
材13を屋根梁2へ固定しておくことができるので、現
場における作業効率を向上させることができ、工期短縮
を図ることができる。また、従来の梁受け金物5のよう
に、梁受け部6の突出がほとんどないので、梁受け部6
の突出による造作時の妨げを低減させることができる。
によれば、屋根梁2の端部に固定した被支持部材13の
係止片15、15を屋切りパネル3に固定した支持部材
12の隙間S、Sへ嵌合させることにより、極めて容易
に、位置決めした状態にて屋根梁2を屋切りパネル3の
上端部に接合させることができる。また、工場にて、予
め、支持部材12を屋切りパネル3へ固定し、被支持部
材13を屋根梁2へ固定しておくことができるので、現
場における作業効率を向上させることができ、工期短縮
を図ることができる。また、従来の梁受け金物5のよう
に、梁受け部6の突出がほとんどないので、梁受け部6
の突出による造作時の妨げを低減させることができる。
【0016】また、支持部材12と被支持部材13とを
接合した際に、支持部材12の窓部17、17へ被支持
部材13の嵌合片18、18が嵌合することにより、屋
切りパネル3へ接合させる屋根梁2の位置決めを極めて
容易に行うことができるとともに、屋切りパネル3へ接
合させた屋根梁2の上方への抜けを確実に防止すること
ができる。
接合した際に、支持部材12の窓部17、17へ被支持
部材13の嵌合片18、18が嵌合することにより、屋
切りパネル3へ接合させる屋根梁2の位置決めを極めて
容易に行うことができるとともに、屋切りパネル3へ接
合させた屋根梁2の上方への抜けを確実に防止すること
ができる。
【0017】また、屋根梁2の端部における上面側へ、
被支持部材13を固定するものであるので、異なる厚さ
の屋根梁2を容易にその上面側を位置決めした状態に接
合させることができる。即ち、屋根梁2の厚さに係わら
ず、接合することにより、屋根梁2の上面の高さが適切
な位置に設定されるものであるので、従来のように、屋
根梁2の厚さに応じて複数の梁受け金物5を用意する必
要がなく、部品の管理を極めて簡単にすることができ
る。
被支持部材13を固定するものであるので、異なる厚さ
の屋根梁2を容易にその上面側を位置決めした状態に接
合させることができる。即ち、屋根梁2の厚さに係わら
ず、接合することにより、屋根梁2の上面の高さが適切
な位置に設定されるものであるので、従来のように、屋
根梁2の厚さに応じて複数の梁受け金物5を用意する必
要がなく、部品の管理を極めて簡単にすることができ
る。
【0018】なお、被支持部材13を支持部材12へ支
持させる構造としては、上記実施例に限定されることな
く、例えば、図3に示すように、隙間S、Sの下方に、
支持片16、16の代わりに当て板27、27を溶接等
によって固定し、この当て板27、27によって被支持
部材13の係止片15、15を支持させるようにしても
良い。また、リブ24の形状も図3に示すように、内面
側へ突出させるように形成しても良い。
持させる構造としては、上記実施例に限定されることな
く、例えば、図3に示すように、隙間S、Sの下方に、
支持片16、16の代わりに当て板27、27を溶接等
によって固定し、この当て板27、27によって被支持
部材13の係止片15、15を支持させるようにしても
良い。また、リブ24の形状も図3に示すように、内面
側へ突出させるように形成しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の梁受け
金具によれば、下記の効果を得ることができる。第1の
発明によれば、梁の端部に固定した被支持部材の係止片
を壁パネルに固定した支持部材の隙間へ嵌合させること
により、極めて容易に、位置決めした状態にて梁を壁パ
ネルの上端部に接合させることができる。また、工場に
て、予め、支持部材を壁パネルへ固定し、被支持部材を
梁へ固定しておくことができるので、現場における作業
効率を向上させることができ、工期短縮を図ることがで
きる。また、従来の梁受け金物のように、梁受け部の突
出がほとんどないので、梁受け部の突出による造作時の
妨げを低減させることができる。
金具によれば、下記の効果を得ることができる。第1の
発明によれば、梁の端部に固定した被支持部材の係止片
を壁パネルに固定した支持部材の隙間へ嵌合させること
により、極めて容易に、位置決めした状態にて梁を壁パ
ネルの上端部に接合させることができる。また、工場に
て、予め、支持部材を壁パネルへ固定し、被支持部材を
梁へ固定しておくことができるので、現場における作業
効率を向上させることができ、工期短縮を図ることがで
きる。また、従来の梁受け金物のように、梁受け部の突
出がほとんどないので、梁受け部の突出による造作時の
妨げを低減させることができる。
【0020】第2の発明によれば、支持部材と被支持部
材とを接合した際に、支持部材の窓部へ被支持部材の嵌
合片が嵌合することにより、壁パネルへ接合させる梁の
位置決めを極めて容易に行うことができるとともに、壁
パネルへ接合させた梁の上方への抜けを確実に防止する
ことができる。
材とを接合した際に、支持部材の窓部へ被支持部材の嵌
合片が嵌合することにより、壁パネルへ接合させる梁の
位置決めを極めて容易に行うことができるとともに、壁
パネルへ接合させた梁の上方への抜けを確実に防止する
ことができる。
【0021】第3の発明によれば、梁の端部における上
面側へ、被支持部材を固定するものであるので、異なる
厚さの梁を容易にその上面側を位置決めした状態に接合
させることができる。即ち、梁の厚さに係わらず、接合
することにより、梁の上面の高さが適切な位置に設定さ
れるものであるので、従来のように、梁の厚さに応じて
複数の梁受け金物を用意する必要がなく、部品の管理を
極めて簡単にすることができる。
面側へ、被支持部材を固定するものであるので、異なる
厚さの梁を容易にその上面側を位置決めした状態に接合
させることができる。即ち、梁の厚さに係わらず、接合
することにより、梁の上面の高さが適切な位置に設定さ
れるものであるので、従来のように、梁の厚さに応じて
複数の梁受け金物を用意する必要がなく、部品の管理を
極めて簡単にすることができる。
【図1】本発明の梁受け金具の構成及び構造を説明する
梁受け金具が取り付けられた屋切りパネル及び屋根梁の
斜視図である。
梁受け金具が取り付けられた屋切りパネル及び屋根梁の
斜視図である。
【図2】梁受け金具を構成する支持部材の構造を説明す
る支持部材の断面図である。
る支持部材の断面図である。
【図3】他の構造の梁受け金具を説明する支持部材の断
面図である。
面図である。
【図4】従来の梁受け金具を説明する屋切りパネル及び
屋根梁の端部の斜視図である。
屋根梁の端部の斜視図である。
【符号の説明】 2 屋根梁(梁) 3 屋切りパネル(壁パネル) 11 梁受け金具 12 支持部材 12a 支持部材本体 13 被支持部材 14 固定片 15 係止片 16 支持片 17 窓部 18 嵌合片 S 隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 壁パネルの上端部における側部に固定さ
れる支持部材と、両側部方向へ突出された係止片を有し
かつ梁の端部に固定される被支持部材とから構成され、 前記支持部材には、前記被支持部材の係止片が嵌合可能
な隙間をあけて形成された固定片と、前記隙間の下方側
に形成されかつ前記隙間へ前記被支持部材の係止片を嵌
合させた際に、前記係止片の下端部を支持する支持片と
が設けられてなることを特徴とする梁受け金具。 - 【請求項2】 前記支持部材の固定片には、窓部が形成
され、前記被支持部材の係止片には、これら係止片を前
記支持部材の隙間へ嵌合させた際に、前記窓部へ嵌合す
る嵌合片が形成されてなることを特徴とする請求項1記
載の梁受け金具。 - 【請求項3】 前記被支持部材は、前記梁の端部におけ
る上部に取り付けられることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の梁受け金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28475292A JPH06136872A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 梁受け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28475292A JPH06136872A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 梁受け金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06136872A true JPH06136872A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17682545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28475292A Withdrawn JPH06136872A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 梁受け金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06136872A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110107716A1 (en) * | 2009-11-12 | 2011-05-12 | The Foley Group, LLC | Connector system for securing an end portion of a steel structural member to a vertical cast concrete member |
US20110107711A1 (en) * | 2009-11-12 | 2011-05-12 | The Foley Group, LLC | Connector system for securing an end portion of a steel structural member to a vertical cast concrete member |
JP4767967B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2011-09-07 | シンプソン ストロング タイ カンパニー インコーポレーテッド | 強化用エンボス部を備えた頂部フランジ式ハンガ |
US20130232758A1 (en) * | 2012-03-06 | 2013-09-12 | Inter-Med, Inc. | Bracket Assembly and Systems |
US9206594B1 (en) | 2014-09-04 | 2015-12-08 | Columbia Insurance Company | Hanger with locator tooth |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP28475292A patent/JPH06136872A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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