JP2597132Y2 - 床下収納庫 - Google Patents

床下収納庫

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JP2597132Y2
JP2597132Y2 JP1992067746U JP6774692U JP2597132Y2 JP 2597132 Y2 JP2597132 Y2 JP 2597132Y2 JP 1992067746 U JP1992067746 U JP 1992067746U JP 6774692 U JP6774692 U JP 6774692U JP 2597132 Y2 JP2597132 Y2 JP 2597132Y2
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響 井本
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床下収納庫に係り、特
にユニット建物の2階以上の床下に設けられる床下収納
庫に関する。
【0002】
【背景技術】従来、床下スペースの有効利用を図るため
に食料等の保存に利用される床下収納庫が床下に設けら
れる場合がある。床下収納庫を設けるには、建設現場に
おいて、1階の台所等の床に開口を形成し、この開口に
収納容器を支持させることにより設置していた。
【0003】一方、近年、多用されるようになってきた
ユニット建物、つまり、複数の建物ユニットを現場で上
下に積層することによって建設されるユニット建物に床
下収納庫を設けるには、現場において1階の建物ユニッ
トの床に容器を取付ける方法が採られている。このよう
な床下収納庫は、一戸建住宅では1階の台所の床に設置
される場合が大半であり、建物の2階以上に設置される
場合は少なかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、近年、二世
帯住宅のように2階にも1階とは別に台所が設けられる
こともあり、これに伴って2階にも大型の床下収納庫を
設置したいという要望が多くなってきている。このよう
な大型の床下収納庫を例えば在来工法住宅の2階に設置
しようとすると、収納容器の配置スペースを1階と2階
との間に確保しなければならないため、その分だけ1階
の天井が低くなる等、床下及び天井裏のデッドスペース
が増加する欠点がある。
【0005】従って、従来の在来工法住宅やユニット建
物のいずれにも2階以上の床に床下収納庫を設けたもの
は見られない。しかし、ユニット建物には、上下階の建
物ユニット間に隙間が生じているから、その隙間を利用
すれば、デッドスペースを何ら生じさせることなく床下
収納庫を設置することができる。
【0006】本考案は、このようなユニット建物特有の
事情に着目してなされたもので、上下の建物ユニット間
のデッドスペースを有効活用することができ、ユニット
建物の2階以上の床に設置可能な床下収納庫を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、四本の柱と、
これらの柱の上端間および下端間にそれぞれ架設された
複数の上梁および下梁とを含み、箱状に形成された骨組
みを有し、前記上梁に小梁を介して天井パネルが取付け
られるとともに、前記下梁に根太を介して床パネルが取
付けられた建物ユニットを上下に積層配置して建設され
るユニット建物に設けられる床下収納庫において、上階
建物ユニットの床を構成する根太と、下階建物ユニット
の天井を構成する小梁とが上下に対向配置され、隣接す
る根太および小梁間に前記床パネル下方から天井パネル
上方に至る空間が形成され、この空間内において、上階
建物ユニットの床パネル側に開口部を有する収納容器が
両建物ユニットにまたがるとともに下階建物ユニットの
互いに隣り合う小梁の間に臨むように配置されているこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本考案では、上階建物ユニットの床パネルと下
階建物ユニットの天井パネルとの間の空間に床下収納庫
の収納容器を両建物ユニットにまたがるとともに下階建
物ユニットの互いに隣り合う小梁の間に臨むように配置
するようにしている。このため、ユニット建物の2階以
上の床に床下収納庫を設置することができるとともに、
床下スペースの有効活用が可能となる。しかも、本願考
案では、上階建物ユニットの床を構成する根太と、下階
建物ユニットの天井を構成する小梁とを上下に対向配置
することにより、隣接する根太および小梁間に前記床パ
ネル下方から天井パネル上方に至る空間が形成されるの
で、収納容器の配置スペースを床パネル下方から天井パ
ネル上方まで確保することができる。これにより、収納
容器の高さ寸法を大きくすることができる。つまり、収
納容器は、上階建物ユニットの床パネル下方から下階建
物ユニットの天井パネル上方に至る空間内に両建物ユニ
ット間にまたがるとともに下階建物ユニットの互いに隣
り合う小梁の間に臨むように配置されているので、高さ
寸法を十分に確保することができ、びん等のかさばるも
のでもそのまま立てた状態で収納できるとともに、収納
量を増加させることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に従って本考案に係る床下収
納庫の実施例について詳説する。
【0010】図1は、本実施例に係る床下収納庫が設置
された建物ユニットの概略斜視図、図2は、図1の建物
ユニットの一部断面図、図3及び図4は、図1の建物ユ
ニットに設置された床下収納庫の要部断面図、図5は、
図1の建物ユニットが下階の建物ユニット上に積層配置
された状態を示す正面断面図である。
【0011】図1の建物ユニット10は、主に柱11、
上梁12、下梁14から構成される。柱10の上端間及
び下端間には、上梁12、下梁14が各々架設され、こ
れにより直方体状の建物ユニット10の骨組みが形成さ
れている。長辺側の対向する下梁14間には、図2に示
すように、根太15が図示しない取付具を介して架設さ
れ、この根太15によって床パネル16が支持されてい
る。
【0012】床パネル16の中央部下方には、図3に示
すように床下収納庫18が設置されている。この床下収
納庫18は、収納容器20、蓋板22、桟24から構成
される。床パネル16の開口には、桟24が取付けられ
ており、この桟24上に蓋板22の周縁部が支持され、
この蓋板22によって収納容器20が閉塞される。
【0013】内部に被収納物が収納される収納容器20
は、箱26,28,30の三つからなる。箱26の上端
及び下端には鍔部26A,26Bが、箱28の上端及び
下端には鍔部28A,28Bが、箱30の上端には鍔部
30Aが各々形成されている。箱26は、鍔部26Aに
よって角材19上に支持されており、箱28は、その鍔
部28Aが箱26の鍔部26Bに支持され、箱30は、
その鍔部30Aが箱28の鍔部28Bに支持されてい
る。
【0014】また、箱28,30は、図4に示すよう
に、上方にスライドさせることができ、これらの箱2
8,30を建物ユニット10の底面からはみ出さない位
置にスライド移動しておくことができる。従って、工場
での建物ユニット10の製造時に収納容器20を建物ユ
ニット10に取付けても、建物ユニット10の輸送に際
して収納容器20を建物ユニット10からはみ出さない
位置までスライドさせておけば輸送に何ら支障はない。
【0015】前記の如く構成した建物ユニット10を下
階建物ユニット上に積層配置する場合は、以下の通りと
なる。
【0016】先ず、建物ユニット10をユニット式建物
を構成する他の建物ユニットとともに建設現場へ輸送す
るが、建物ユニット10を輸送する際は、図4に示すよ
うに収納容器20を構成する箱28,30を上方にスラ
イドさせて、建物ユニット10の底面からはみ出さない
位置に収納しておく。すると、建物ユニット10の底部
は、フラットとなるので建物ユニット10を通常の建物
ユニットと同様にトラックの荷台にそのまま載置して輸
送することができる。
【0017】建設現場への輸送後、図5に示すように、
建物ユニット10を下階建物ユニット32上に積層配置
する。ここで、建物ユニット32は、建物ユニット10
と同様に柱34と上梁36、下梁38によって直方体状
に形成されており、長辺側の上梁36間に架設された小
梁40を利用して天井パネル42が設けられ、これによ
り天井面が形成されている。
【0018】また、建物ユニット32の小梁40A,4
0Bは一定の間隔をあけて長辺側の上梁36間に架設さ
れ、前記建物ユニット10の根太15と上下に対向する
ように配置されている。これにより、隣接する根太15
および小梁40A,40B間に前記床パネル16下方か
ら天井パネル42上方に至る空間が形成されるので、収
納容器20の配置スペースを床パネル16下方から天井
パネル42上方まで確保することができる。従って、収
納容器20の高さ寸法を大きくすることができる。
【0019】つまり、建物ユニット10に取付けられた
収納容器20は、建物ユニット10の床パネル16下方
から建物ユニット32の天井パネル42上方に至る空間
内に両建物ユニット10,32にまたがるとともに下階
建物ユニット32の互いに隣り合う小梁40A,40B
の間に臨むように配置されているので、高さ寸法を十分
に確保することができ、びん等のかさばるものでもその
まま立てた状態で収納できるとともに、収納量を増加さ
せることができる。
【0020】このように、本実施例によれば、建物ユニ
ット10の床パネル16に設置される収納容器20を三
つの箱26,28,30で構成しているので、建物ユニ
ット10の輸送時に収納容器20を建物ユニット10の
底面からはみ出さない位置までスライド移動させてから
建設現場へ輸送することができる。
【0021】これにより、建設現場において収納容器2
0の設置作業を行わなくてすみ、建設現場での作業量が
低減される。また、下階の建物ユニット10の床パネル
16と、上階の建物ユニット32の天井パネル42との
間のデッドスペースを利用して床下収納庫を設置してい
るので、デッドスペースを有効に活用できるとともにユ
ニット建物の2階以上の床にも床下収納庫の設置が可能
となる。
【0022】尚、本実施例では、図3に示すように収納
容器20を三つの箱26,28,30で構成したが、三
つの箱26,28,30のうち、箱28,30を収納容
器20から取り外し、箱26の鍔部26Bに底板を支持
させて使用することもできる。この場合は、高さ寸法を
それ程必要としない床下収納庫を設置する際に便宜とな
る。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ユニット建物の2階以上の床に床下収納庫の設置が可能
となる。また、上下の建物ユニット間のデッドスペース
の有効活用が可能となる。さらに、上階建物ユニットの
床を構成する根太と、下階建物ユニットの天井を構成す
る小梁とを上下に対向配置することにより、隣接する根
太および小梁間に前記床パネル下方から天井パネル上方
に至る空間が形成されるので、収納容器の配置スペース
を床パネル下方から天井パネル上方まで確保することが
できる。しかも、収納容器を下階建物ユニットの互いに
隣り合う小梁の間に臨むように配置したので、収納容器
の高さ寸法を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る床下収納庫が設置された建物ユ
ニットの概略斜視図である。
【図2】図1の建物ユニットの一部断面図である。
【図3】図1の建物ユニットに設置された床下収納庫の
要部断面図である。
【図4】図1の建物ユニットに設置された床下収納庫の
要部断面図である。
【図5】図1の建物ユニットが下階の建物ユニット上に
積層配置された状態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
10 上階建物ユニット 16 床パネル 18 床下収納庫 20 収納容器 22 蓋板 26 28 30 箱 32 下階建物ユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四本の柱と、これらの柱の上端間および下
    端間にそれぞれ架設された複数の上梁および下梁とを含
    み、箱状に形成された骨組みを有し、前記上梁に小梁を
    介して天井パネルが取付けられるとともに、前記下梁に
    根太を介して床パネルが取付けられた建物ユニットを上
    下に積層配置して建設されるユニット建物に設けられる
    床下収納庫において、 上階建物ユニットの床を構成する根太と、下階建物ユニ
    ットの天井を構成する小梁とが上下に対向配置され、隣
    接する根太および小梁間に前記床パネル下方から天井パ
    ネル上方に至る空間が形成され、この空間内において、
    上階建物ユニットの床パネル側に開口部を有する収納容
    器が両建物ユニットにまたがるとともに下階建物ユニッ
    トの互いに隣り合う小梁の間に臨むように配置されてい
    ることを特徴とする床下収納庫。
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