JP2557159B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2557159B2
JP2557159B2 JP4041160A JP4116092A JP2557159B2 JP 2557159 B2 JP2557159 B2 JP 2557159B2 JP 4041160 A JP4041160 A JP 4041160A JP 4116092 A JP4116092 A JP 4116092A JP 2557159 B2 JP2557159 B2 JP 2557159B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニットで建築さ
れるユニット建物に関し、集合住宅等の外廊下を有する
建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造された建物ユニ
ットを建築現場で組立てて建築されるユニット建物があ
る。このような建物ユニットには、二階建て以上に建築
されて集合住宅を構成するものがある。集合住宅として
建築されたものには、戸外への出入りのために外部に連
通された外廊下がその全幅にわたって設置されたものが
一般的である。
【0003】ところで、都市部においては、建物の高層
化により空間の有効利用が図られている。この有効利用
は集合住宅にも適用され、ユニット建物で三階建て以上
の集合住宅が建築されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような高層のユニ
ット建物では、各建物ユニットの剛性や強度をユニット
建物の高さに応じて増大する必要がある。特に、ユニッ
ト建物を集合住宅として使用する場合には、外廊下をユ
ニット建物の全幅にわたって設ける必要があり、ユニッ
ト建物は外廊下の設置により大きな開口が側面に形成さ
れて剛性や強度が不足するので、各建物ユニットの剛性
や強度を大幅に増強する必要がある。このため、各建物
ユニット、特に低い階に配置される建物ユニットは、ユ
ニット建物の高さに応じてその柱や梁等を太くする必要
がある。しかしながら、生産効率の点から、高さに応じ
て柱や梁の異なる建物ユニットを多種製造することはで
きず、ユニット建物を高くすると剛性や強度が不足する
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、高層化によるを剛性や強
度の不足を補えるユニット建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、
建て以上に建築され、かつ外部に連通された外廊下を
有するユニット建物であって、一端側から中間位置まで
延びる通路部と他端側に設けられるとともに、周囲が
側壁で囲まれた箱状の収納部とを有する外廊下ユニット
各階の同一平面位置に配置され、これらの外廊下ユニ
ットの前記側壁の各々は、構造面材で形成されるととも
に、各階の同一平面位置に配置されて上下方向に連続し
ていることを特徴とする。また、本発明の第2発明は、
二階建て以上に建築され、かつ外部に連通された外廊下
を有するユニット建物であって、一端側から中間位置ま
で延びる通路部と他端側に設けられるとともに、周囲
が側壁で囲まれた箱状の収納部とを有する外廊下ユニッ
各階の同一平面位置に配置され、これらの外廊下ユ
ニットの前記収納部各々は、床が長方形状に形成され
るとともに、その四隅に柱が配置され、かつ、各階の同
一平面位置に配置され、前記四隅の柱が他の階の前記四
隅の柱と上下方向に連続し、さらに、前記四隅の柱のう
ち少なくとも一対の柱の両端が筋交いで相互に連結され
ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような本発明では、外廊下ユニットの収納
部の高さ寸法を当該外廊下ユニットの高さ寸法となるよ
うに設定し、複数の外廊下ユニットを縦に積み重ねるこ
とにより、各収納部が上下方向に積み重なって配置され
るようになる。そして、本発明の第1発明では、各収納
部を上下方向に積み重ねて配置することで、収納部の周
囲に配置された構造面材からなる側壁が上下方向に連続
し、通常の柱よりも著しく大きな閉鎖断面の柱がユニッ
ト建物のほぼ全高にわたって形成され、この柱により
ニット建物の剛性および強度が補強される。また、本発
明の第2発明では、各収納部の四隅に設けた柱のうち少
なくとも一対の柱の両端が筋交いで相互に連結されてい
るので、各収納部の柱を上下方向に積み重ねて相互に連
結することで、トラス構造を有する柱がユニット建物の
ほぼ全高にわたって形成され、この柱によりユニット建
物の剛性および強度が補強され、これにより前記目的が
達成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のユニット建物である住宅
1が示されており、この住宅1は三階建ての集合住宅で
ある。各階には、箱状の居室ユニット10が複数配列さ
れ、これにより、各階に居室部11,12,13が形成されてい
る。各階の居室部11,12,13の前面には外廊下ユニット2
0, 30が図中左右に配列され、これらの外廊下ユニット2
0, 30により住宅1の外部に露出する外廊下21,22,23が
形成されている。
【0009】図中右側の各外廊下ユニット20は、通常の
外廊下ユニットであり、左右方向のほぼ全長にわたって
通路部24が形成されている。外廊下ユニット20の図中左
側の端面は開口され、この端面側に他の外廊下ユニット
を接合して必要な長さの通路が形成可能となっている。
外廊下ユニット20の図中右側の端面には側壁25が設けら
れ、外廊下ユニット20の正面には通路部24の外側縁に沿
って手摺壁26が立設されるとともに、手摺壁26の上側が
開口されている。
【0010】図中左側の各外廊下ユニット30は、本発明
に基づく外廊下ユニットであり、図中右端側から中間位
置まで延びる通路部31を有している。外廊下ユニット30
の残りの部分は、外廊下ユニット30本体と同一高さに形
成された箱状の収納部32が設けられている。これらの外
廊下ユニット30は、住宅1の各階の同一平面位置に配置
されている。そして、各外廊下ユニット30の収納部32
は、図の如く、長方形状の床を有し、この床の周囲が側
壁で囲まれた空間であり、積み重なって配置され、
、その側壁が相互に連結されている。
【0011】ここで、図2および図3にも示されるよう
に、外廊下ユニット30の収納部32は、前述したように周
囲を囲む側壁33〜36を有するものとなっている。また、
収納部32の天井面および床面の各々には、面材37, 38が
設けられている。側壁33〜36および面材37, 38の各々
は、内部に鉄筋が埋設されたコンクリートパネル等から
なる剛性および強度の大きい構造用面材である。これら
の収納部32を上下に積み重ねることにより、側壁33〜36
が上下方向に連続して配列される。これらの側壁33〜36
により、住宅1の全高にわたる大柱39が形成されるよう
になっている(図1参照)。
【0012】なお、外廊下ユニット30の外廊下ユニット
20側の端面は開口され、外廊下ユニット30の通路部31が
外廊下ユニット20の通路部24と連結可能となっている。
また、外廊下ユニット30の正面には通路部31の外側縁に
沿って手摺壁40が立設され、かつ手摺壁40の上側は開口
されている。手摺壁40は外廊下ユニット20の手摺壁26と
連続するようになっている。さらに、収納部32の側壁33
〜36のうち通路部31に面する側壁33にはドア33A が開閉
自在に設置され、収納部32の内部に家財道具等が収納可
能となっている。
【0013】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、外廊下ユニット30と同一高さ
に形成した箱状の収納部32を各外廊下ユニット30に設
け、これらの外廊下ユニット30を外廊下21,22,23の同一
平面位置に配置して各収納部32を上下に積み重ねた
で、その側壁33〜36により、住宅1の全高にわたる大柱
39が形成され、この大柱39で住宅1の高層化による剛性
および強度不足を補強できる。
【0014】また、収納部32の側壁33〜36のうち通路部
31に面する側壁33にはドア33A が開閉自在に設置され、
収納部32の内部に家財道具等を収納可能としたので、大
柱39の剛性を増大するために収納部32の平断面積を大き
くしても、無駄なデッドスペースが形成されず、住宅1
内の空間全体を有効利用できる。
【0015】なお、本発明は前述の一実施例に限定され
るものではなく、次に示されるような変形等をも含むも
のである。すなわち、外廊下ユニット30は、通路部31の
外側縁に沿って手摺壁40が立設されたものに限らず、例
えば、格子状の手摺部材を有するものでもよい。
【0016】また、外廊下ユニットとしては、側面部
分、天井面および床面の各々に鉄筋入りのコンクリート
パネル等の構造用面材で形成されるものに限らず、柱や
梁等で形成したフレームの各側面に面材を張り付けたも
のでもよい。例えば、図4に示されるように、柱41およ
び梁42でボックス状のフレーム43を形成し、このフレー
ム43の一端側に収納部44を設け、この収納部44の長方形
状に形成された床の四隅に設けられた柱41の間に面材が
張り付けられる外廊下ユニット45でもよい。ここで、収
納部44は、図の如く、その床の四隅の柱41のうち、外廊
下ユニット45の角隅に配置された一対の柱41の両端が筋
交い46で相互に連結されるとともに、外廊下ユニット45
の角隅に配置された一方の柱41の両端と、外廊下ユニッ
ト45の中間部分に配置された柱41の両端とが筋交い46で
相互に連結されている。そして、図5に示されるよう
に、各収納部44を上下方向に積み重ねるとともに、これ
らの収納部44の床の四隅に配置された柱41を連結するこ
とにより、トラス構造を有する柱47がユニット建物のほ
ぼ全高にわたって形成され、この柱47によりユニット建
物の剛性および強度が補強されるようになっている。
【0017】さらに、収納部の内部を複数に仕切る仕切
壁を増設してパイプシャフト等を形成してもよく、これ
により収納部の平断面を「口」字形状から「日」字形状
や「目」字形状に変更して収納部の剛性および強度をさ
らに増大してもよい。
【0018】また、ユニット建物としては、三階建ての
集合住宅1に限らず、例えば、四階建ての事務所用建物
等でもよく、複数階のフロアを有するユニット建物であ
れば何階建てでもよい。
【0019】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、高層化に
よるを剛性や強度の不足を補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のユニット建物の全体を示す
概略斜視図である。
【図2】同実施例の外廊下ユニットの全体を示す概略斜
視図である。
【図3】図2で示した外廊下ユニットの平断面図であ
る。
【図4】変形例に係る外廊下ユニットのフレーム全体を
示す斜視図である。
【図5】図4の外廊下ユニットの積み重ねられた状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物としての住宅 21,22,23 外廊下 30, 45 外廊下ユニット 31 通路部 32, 44 収納部33〜36 側壁 41 柱 46 筋交い

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二階建て以上に建築され、かつ外部に連
    通された外廊下を有するユニット建物であって、一端側
    から中間位置まで延びる通路部と他端側に設けられる
    とともに、周囲が側壁で囲まれた箱状の収納部とを有す
    る外廊下ユニット各階の同一平面位置に配置され、
    れらの外廊下ユニットの前記側壁の各々は、構造面材で
    形成されるとともに、各階の同一平面位置に配置されて
    上下方向に連続していることを特徴とするユニット建
    物。
  2. 【請求項2】 二階建て以上に建築され、かつ外部に連
    通された外廊下を有するユニット建物であって、一端側
    から中間位置まで延びる通路部と他端側に設けられる
    とともに、周囲が側壁で囲まれた箱状の収納部とを有す
    る外廊下ユニット各階の同一平面位置に配置され、
    れらの外廊下ユニットの前記収納部各々は、床が長方
    形状に形成されるとともに、その四隅に柱が配置され、
    かつ、各階の同一平面位置に配置され、前記四隅の柱が
    他の階の前記四隅の柱と上下方向に連続し、さらに、前
    記四隅の柱のうち少なくとも一対の柱の両端が筋交いで
    相互に連結されていることを特徴とするユニット建物。
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