JPH05239865A - 外廊下ユニットおよびユニット建物 - Google Patents
外廊下ユニットおよびユニット建物Info
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- JPH05239865A JPH05239865A JP4116092A JP4116092A JPH05239865A JP H05239865 A JPH05239865 A JP H05239865A JP 4116092 A JP4116092 A JP 4116092A JP 4116092 A JP4116092 A JP 4116092A JP H05239865 A JPH05239865 A JP H05239865A
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Abstract
な廊下ユニットおよびユニット建物の提供。 【構成】 住宅1の外部に露出する外廊下21,22,23を形
成する廊下ユニット30に対し、その一端側から中間位置
まで延びる通路部31を設け、かつ残りの部分に箱状の収
納部32を設ける。そして、複数の廊下ユニット30を各階
の同一平面位置に配置し、かつ各収納部32を上下に連続
させ、これらの収納部32で大柱39を形成し、この大柱39
で高層化により不足する住宅1の剛性および強度を補
う。
Description
ユニット建物に関し、建物ユニットで建築される集合住
宅等の建物に利用できる。
ットを建築現場で組立てて建築されるユニット建物があ
る。このような建物ユニットには、二階建て以上に建築
されて集合住宅を構成するものがある。集合住宅として
建築されたものには、戸外への出入りのために外部に連
通された外廊下がその全幅にわたって設置されたものが
一般的である。
化により空間の有効利用が図られている。この有効利用
は集合住宅にも適用され、ユニット建物で三階建て以上
の集合住宅が建築されている。
ット建物では、各建物ユニットの剛性や強度をユニット
建物の高さに応じて増大する必要がある。特に、ユニッ
ト建物を集合住宅として使用する場合には、外廊下をユ
ニット建物の全幅にわたって設ける必要があり、ユニッ
ト建物は外廊下の設置により大きな開口が側面に形成さ
れて剛性や強度が不足するので、各建物ユニットの剛性
や強度を大幅に増強する必要がある。このため、各建物
ユニット、特に低い階に配置される建物ユニットは、ユ
ニット建物の高さに応じてその柱や梁等を太くする必要
がある。しかしながら、生産効率の点から、高さに応じ
て柱や梁の異なる建物ユニットを多種製造することはで
きず、ユニット建物を高くすると剛性や強度が不足する
という問題がある。
度の不足を補える外廊下ユニットおよびユニット建物を
提供することにある。
は、建物の外部に連通された外廊下を形成する外廊下ユ
ニットであって、一端側から中間位置まで延びる通路部
を有し、他端側に箱状の収納部を有することを特徴とす
る。また、本発明のユニット建物は、二階以上に建築さ
れ、かつ外部に連通された外廊下を有するユニット建物
であって、一端側から中間位置まで延びる通路部と他端
側に箱状の収納部とを有する外廊下ユニットを各階の同
一平面位置に配置し、かつ各外廊下ユニットの収納部を
上下に連続させたことを特徴とする。
部の高さ寸法を当該外廊下ユニットの高さ寸法となるよ
うに設定し、複数の外廊下ユニットを縦に積み重ねるこ
とにより、各収納部を上下方向に連続して接続すること
を可能とする。そして、収納部を箱型の構造体として設
計しておき、複数の収納部を上下方向に連続して接続さ
せることで、これらの収納部をユニット建物の柱として
機能させ、この柱でユニット建物の剛性および強度を補
い、これにより前記目的が達成される。
明する。図1には、本実施例のユニット建物である住宅
1が示されており、この住宅1は三階建ての集合住宅で
ある。各階には、箱状の居室ユニット10が複数配列さ
れ、これにより、各階に居室部11,12,13が形成されてい
る。各階の居室部11,12,13の前面には外廊下ユニット2
0, 30が図中左右に配列され、これらの外廊下ユニット2
0, 30により住宅1の外部に露出する外廊下21,22,23が
形成されている。
外廊下ユニットであり、左右方向のほぼ全長にわたって
通路部24が形成されている。外廊下ユニット20の図中左
側の端面は開口され、この端面側に他の外廊下ユニット
を接合して必要な長さの通路が形成可能となっている。
外廊下ユニット20の図中右側の端面には側壁25が設けら
れ、外廊下ユニット20の正面には通路部24の外側縁に沿
って手摺壁26が立設されるとともに、手摺壁26の上側が
開口されている。
に基づく外廊下ユニットであり、図中右端側から中間位
置まで延びる通路部31を有している。外廊下ユニット30
の残りの部分は、外廊下ユニット30本体と同一高さに形
成された箱状の収納部32が設けられている。これらの外
廊下ユニット30は、住宅1の各階の同一平面位置に配置
されている。そして、各外廊下ユニット30の収納室31
は、上下に連続されかつ相互に連結されている。
に、外廊下ユニット30の収納部32の側面部分の各々には
側壁33〜36が設けられ、天井面および床面の各々には、
面材37, 38が設けられている。側壁33〜36および面材3
7, 38の各々は、内部に鉄筋が埋設されたコンクリート
パネル等からなる剛性および強度の大きい構造用面材で
ある。これらの収納部32を上下に連続させて接合するこ
とにより、住宅1の全高にわたる大柱39が形成されるよ
うになっている(図1参照)。
20側の端面は開口され、外廊下ユニット30の通路部31が
外廊下ユニット20の通路部24と連結可能となっている。
また、外廊下ユニット30の正面には通路部31の外側縁に
沿って手摺壁40が立設され、かつ手摺壁40の上側は開口
されている。手摺壁40は外廊下ユニット20の手摺壁26と
連続するようになっている。さらに、収納部32の側壁33
〜36のうち通路部31に面する側壁33にはドア33A が開閉
自在に設置され、収納部32の内部に家財道具等が収納可
能となっている。
な効果がある。すなわち、外廊下ユニット30と同一高さ
に形成した箱状の収納部32を各外廊下ユニット30に設
け、これらの外廊下ユニット30を外廊下21,22,23の同一
平面位置に配置して各収納部32を上下に連続させたの
で、住宅1の全高にわたる大柱39が形成され、この大柱
39で住宅1の高層化による剛性および強度不足を補強で
きる。
31に面する側壁33にはドア33A が開閉自在に設置され、
収納部32の内部に家財道具等を収納可能としたので、大
柱39の剛性を増大するために収納部32の平断面積を大き
くしても、無駄なデッドスペースが形成されず、住宅1
内の空間全体を有効利用できる。
るものではなく、次に示されるような変形等をも含むも
のである。すなわち、外廊下ユニット30は、通路部31の
外側縁に沿って手摺壁40が立設されたものに限らず、例
えば、格子状の手摺部材を有するものでもよい。
分、天井面および床面の各々に鉄筋入りのコンクリート
パネル等の構造用面材で形成されるものに限らず、柱や
梁等で形成したフレームの各側面に面材を張り付けたも
のでもよい。例えば、図4に示されるように、柱41およ
び梁42でボックス状のフレーム43を形成し、このフレー
ム43の一端側に収納部44を設け、この収納部44の側面等
に面材が張り付けられる外廊下ユニット45でもよい。こ
こで、収納部44は、側面部分が筋交い46で補強されたも
のであり、図5に示されるように、上下方向に複数積み
重ねられることにより、所定の剛性および強度を有する
大柱47を形成するようになっている。要するに、外廊下
ユニットは、その収納部を上下に接合することで所定の
剛性および強度を有する大柱を形成するものであれば、
その具体的な構造は限定されない。
壁を増設してパイプシャフト等を形成してもよく、これ
により収納部の平断面を「口」字形状から「日」字形状
や「目」字形状に変更して収納部の剛性および強度をさ
らに増大してもよい。
集合住宅1に限らず、例えば、四階建ての事務所用建物
等でもよく、複数階のフロアを有するユニット建物であ
れば何階建てでもよい。
よるを剛性や強度の不足を補うことができる。
概略斜視図である。
視図である。
る。
示す斜視図である。
示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 建物の外部に連通された外廊下を形成す
る外廊下ユニットであって、一端側から中間位置まで延
びる通路部を有し、他端側に箱状の収納部を有すること
を特徴とする外廊下ユニット。 - 【請求項2】 二階以上に建築され、かつ外部に連通さ
れた外廊下を有するユニット建物であって、一端側から
中間位置まで延びる通路部と他端側に箱状の収納部とを
有する外廊下ユニットを各階の同一平面位置に配置し、
かつ各外廊下ユニットの収納部を上下に連続させたこと
を特徴とするユニット建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041160A JP2557159B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ユニット建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041160A JP2557159B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ユニット建物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239865A true JPH05239865A (ja) | 1993-09-17 |
JP2557159B2 JP2557159B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=12600675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041160A Expired - Fee Related JP2557159B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | ユニット建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557159B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185531A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 制震建物 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041160A patent/JP2557159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185531A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Sekisui Chem Co Ltd | 制震建物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557159B2 (ja) | 1996-11-27 |
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