JP2511321B2 - 超高層建築物における鉄骨構造 - Google Patents
超高層建築物における鉄骨構造Info
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- JP2511321B2 JP2511321B2 JP40507290A JP40507290A JP2511321B2 JP 2511321 B2 JP2511321 B2 JP 2511321B2 JP 40507290 A JP40507290 A JP 40507290A JP 40507290 A JP40507290 A JP 40507290A JP 2511321 B2 JP2511321 B2 JP 2511321B2
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超高層建築物の鉄骨構造
に係るものである。
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超高層建築物においては、1層4
mとすると、柱断面が2.5m×1.5mとなり、柱重
量は24,0トンに達し、この大きさでは鉄骨加工場に
特別なラインを設けなければならないし、現場での運搬
および現場での建方に支障をきたす。柱断面の大きさを
抑えるには板厚を大きくするしかないが、現在の技術で
は100mm程度におさえる必要がある。
mとすると、柱断面が2.5m×1.5mとなり、柱重
量は24,0トンに達し、この大きさでは鉄骨加工場に
特別なラインを設けなければならないし、現場での運搬
および現場での建方に支障をきたす。柱断面の大きさを
抑えるには板厚を大きくするしかないが、現在の技術で
は100mm程度におさえる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように柱を1本
の部材より構成しようとすれば、断面寸法がおおきくな
るのに伴って板厚が大きくなり、現在の加工技術では不
安が残る。また鉄骨の加工ラインは特別のものが必要に
なるし、運搬、建方上においても1本の柱の重さが問題
になる。
の部材より構成しようとすれば、断面寸法がおおきくな
るのに伴って板厚が大きくなり、現在の加工技術では不
安が残る。また鉄骨の加工ラインは特別のものが必要に
なるし、運搬、建方上においても1本の柱の重さが問題
になる。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、鉄骨加工の
簡便化と搬送および建方時の部材重量の軽減を図り、作
業性が向上された超高層建築物の鉄骨構造を提供する点
にある。
案されたもので、その目的とするところは、鉄骨加工の
簡便化と搬送および建方時の部材重量の軽減を図り、作
業性が向上された超高層建築物の鉄骨構造を提供する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係る超高層建築物における鉄骨構造は、
梁間方向の外端に、梁間方向に亘って対向する2本の鋼
管柱の対向する垂直面より夫々突設された接合板同士を
添板を介してボルト接合して、2本の鋼管柱を1単位と
した外端部柱を構成し、同外端部柱間に亘って桁行方向
に延びる水平トラスを架構して構成されている。
めに、本発明に係る超高層建築物における鉄骨構造は、
梁間方向の外端に、梁間方向に亘って対向する2本の鋼
管柱の対向する垂直面より夫々突設された接合板同士を
添板を介してボルト接合して、2本の鋼管柱を1単位と
した外端部柱を構成し、同外端部柱間に亘って桁行方向
に延びる水平トラスを架構して構成されている。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、梁間方向の外
端部の柱が従来のように大断面の1本の柱より構成され
ることなく、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱の
対向面より突設された接合板同士をボルト接合して2本
の鋼管柱を一単位とした外端部柱を構成し、同外端部柱
間に亘って桁行方向に延びる水平トラス梁を架構したこ
とによって桁行方向の梁剛性が高められる。また外端部
柱を2本の鋼管柱を一単位として構成したことによっ
て、同各柱構成部材の大きさ、および重量が軽減される
ものである。
端部の柱が従来のように大断面の1本の柱より構成され
ることなく、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱の
対向面より突設された接合板同士をボルト接合して2本
の鋼管柱を一単位とした外端部柱を構成し、同外端部柱
間に亘って桁行方向に延びる水平トラス梁を架構したこ
とによって桁行方向の梁剛性が高められる。また外端部
柱を2本の鋼管柱を一単位として構成したことによっ
て、同各柱構成部材の大きさ、および重量が軽減される
ものである。
【0007】
【実施例】Aは超高層建築物における梁間方向の外端部
柱で、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱1より構
成され、同各鋼管柱1の対向する垂直面に突設された接
合板2間が添板3とボルト4とを介して接合されてい
る。更に桁行方向の前記各外端部柱A間に亘って水平ト
ラス梁Bが架構されている。図中、5は柱梁接合用の鋼
製ウエブ、5′はフランジで、前記接合板2の場合と同
様に添板6とボルト7で接合されている。その他、8は
内部柱、9は前記各柱1、8間に架構された梁、10は
同梁9に接合されたブレースである。
柱で、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱1より構
成され、同各鋼管柱1の対向する垂直面に突設された接
合板2間が添板3とボルト4とを介して接合されてい
る。更に桁行方向の前記各外端部柱A間に亘って水平ト
ラス梁Bが架構されている。図中、5は柱梁接合用の鋼
製ウエブ、5′はフランジで、前記接合板2の場合と同
様に添板6とボルト7で接合されている。その他、8は
内部柱、9は前記各柱1、8間に架構された梁、10は
同梁9に接合されたブレースである。
【0008】図示の実施例によれば前記梁間方向の外端
部柱Aが梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱1を1
単位として構成され、同両鋼管柱1の梁間方向に対向す
る垂直面に突出する接合板2がボルト接合され、且つ前
記外端部柱A間に亘って桁行方向に延びる水平トラス梁
Bが架構されているので桁行方向の梁剛性が高められ
る。また柱を2本の鋼管柱1を1単位として構成するこ
とによって、柱部材の加工工場における加工は通常のラ
インを使用することができ、溶接も容易に行われる。ま
た1部材当たりの重量、および大きさを低減することが
できるので、加工工場から現場への運搬、および鉄骨の
建方が容易に行われるものである。
部柱Aが梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱1を1
単位として構成され、同両鋼管柱1の梁間方向に対向す
る垂直面に突出する接合板2がボルト接合され、且つ前
記外端部柱A間に亘って桁行方向に延びる水平トラス梁
Bが架構されているので桁行方向の梁剛性が高められ
る。また柱を2本の鋼管柱1を1単位として構成するこ
とによって、柱部材の加工工場における加工は通常のラ
インを使用することができ、溶接も容易に行われる。ま
た1部材当たりの重量、および大きさを低減することが
できるので、加工工場から現場への運搬、および鉄骨の
建方が容易に行われるものである。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、梁間方
向の外端部柱を従来のように1本の大断面の柱より構成
することなく、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱
を1単位として構成し、同各鋼管柱の梁間方向に対向す
る垂直面より突設された接合板同士をボルト接合するこ
とによって工場において鉄骨加工上、特別なラインを設
けることがなく製作することができ、搬送、建方時の部
材重量を軽減して作業性を向上しうるものである。
向の外端部柱を従来のように1本の大断面の柱より構成
することなく、梁間方向に亘って対向する2本の鋼管柱
を1単位として構成し、同各鋼管柱の梁間方向に対向す
る垂直面より突設された接合板同士をボルト接合するこ
とによって工場において鉄骨加工上、特別なラインを設
けることがなく製作することができ、搬送、建方時の部
材重量を軽減して作業性を向上しうるものである。
【0010】また桁行方向の外端部柱間に亘って桁行方
向に延びる水平トラス梁を架構して梁剛性を高め、構造
的に信頼性の高い超高層建築物の鉄骨構造を構造しうる
ものである。
向に延びる水平トラス梁を架構して梁剛性を高め、構造
的に信頼性の高い超高層建築物の鉄骨構造を構造しうる
ものである。
【図1】本発明に係る超高層建築物の鉄骨構造の1実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】外端部柱の正面図である。
【図4】図3の矢視イ−イ図である。
【図5】図3の矢視ロ−ロ図である。
A 外端部柱 B 水平トラス梁 1 鋼管柱 2 接合板 3 添板 4 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 梁間方向の外端に、梁間方向に亘って対
向する2本の鋼管柱の対向する垂直面より夫々突設され
た接合板同士を添板を介してボルト接合して、2本の鋼
管柱を1単位とした外端部柱を構成し、同外端部柱間に
亘って桁行方向に延びる水平トラスを架構してなること
を特徴とする超高層建築物における鉄骨構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40507290A JP2511321B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 超高層建築物における鉄骨構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40507290A JP2511321B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 超高層建築物における鉄骨構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04221137A JPH04221137A (ja) | 1992-08-11 |
JP2511321B2 true JP2511321B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=18514713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40507290A Expired - Fee Related JP2511321B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 超高層建築物における鉄骨構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107558743A (zh) * | 2017-08-28 | 2018-01-09 | 南通振华重型装备制造有限公司 | 一种升压站分段划分及合拢工艺 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP40507290A patent/JP2511321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04221137A (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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