JPH07232729A - 鋼板製輸送容器及びそのコーナー金具 - Google Patents
鋼板製輸送容器及びそのコーナー金具Info
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- JPH07232729A JPH07232729A JP5846894A JP5846894A JPH07232729A JP H07232729 A JPH07232729 A JP H07232729A JP 5846894 A JP5846894 A JP 5846894A JP 5846894 A JP5846894 A JP 5846894A JP H07232729 A JPH07232729 A JP H07232729A
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Abstract
容易で、剛性も高い鋼板製の輸送容器と剛性を高めるコ
ーナー金具を提供する。 【構成】 床部材11の周縁に一対のがわパネル12A
と一対のつまパネル12Bを起立させる。がわパネル1
2Aはコーナー支柱21、上かまち22、下かまち2
3、複数の桟24、25で構成する。つまパネル12B
は、上かまち30、下かまち31、複数の桟32、33
で構成する。コーナー支柱21の縦壁21cをつまパネ
ル12Bの上かまち30内に嵌め込み、かつつまパネル
12Bの上かまち30の端壁30dをコーナー支柱21
位及び上かまち22内に嵌め込む。さらに、がわパネル
12A及びつまパネル12Bの上かまち22、30の突
合せコーナー部にコーナー金具13を被せ、コーナー金
具13に設けた係止部36、37を各上かまち22、3
0に形成されたスリット34、35に嵌入させた構造と
なっている。
Description
製輸送容器とその輸送容器に用いるコーナー金具に関す
るものである。
製の輸送容器は、台脚を備えた4角形状の床部材の4周
縁にパネルを起立させ、各パネルの両側を結合させて側
壁を構成した箱形に形成している。側壁を構成するパネ
ルの内、台脚と平行なパネルをがわパネルと称し、台脚
と直交するパネルをつまパネルと称し、がわパネル或い
はつまパネルの大きさを変えて、様々な大きさの輸送容
器を作成している。
に、がわパネル(3A)及びつまパネル(3B)共に、
支柱(4A)・(4B)と上かまち(5A)・(5
B)、下かまち(6A)・(6B)とで構成された外枠
に波板鋼板(7A)・(7B)を取付けた構造となって
おり、組立てに際しては、例えばつまパネル(3B)の
支柱(4B)をがわパネル(3A)の支柱(4A)へ嵌
め合せて位置決めしている。また複数本の台脚(1)を
備えた床部材(2)にグリップ金具(8A)(8B)を
設け、各グリップ金具(8A)(8B)にてがわパネル
(3A)及びつまパネル(3B)の抜け止めを行ってい
る。
A)及びつまパネル(3B)を波板鋼板で構成した密閉
型の輸送容器以外に、軽量化のために、がわパネル(3
A)及びつまパネル(3B)を波板鋼板を省いて骨組の
みで構成したクレート型(透かし構造)の輸送容器(以
下クレート容器と称す)もある。
がわパネル(3A)及びつまパネル(3B)のそれぞれ
に設けられた支柱(4A)(4B)を嵌め合せるので、
組立て時の位置決めが容易であり、しかも輸送容器を積
重ねて使用した時に上方からがわパネル(3A)及びつ
まパネル(3B)にかかる荷重を、各々に設けられた支
柱(4A)(4B)にて受けるので、剛性が高い。また
床部材(2)とがわパネル(3A)及びつまパネル(3
B)とが分離することもなく、安全である。
B)が2重構造となっており、しかも抜け止めのための
グリップ金具(8A)(8B)も2種類用いており、部
品数が多いため、重量が非常に重く、コストも高くつい
ていた。また軽量化のために構成されるクレート容器に
おいても、波板鋼板(7A)(7B)を省いて軽量化し
ても、依然として重量が重く、コストも高くなるので、
さらなる部品数の低減が望まれていた。
パネル(3B)の上端のコーナー部分の剛性を高め、し
かも輸送容器への脱着が容易なコーナー金具の開発も望
まれている。
し、しかも組立てが容易で、剛性も高い鋼板製輸送容器
とその鋼板製輸送容器に用いられるコーナー金具を提供
しようとするものである。
4角形状の床部材と、コーナー支柱及び上かまち、下か
まち、前記上下かまち間を連結する複数の桟とからな
り、前記床部材の周縁に向い合って起立される一対の第
1のパネルと、上かまち及び下かまち、前記上下かまち
を連結する複数の桟とからなり、前記床部材の周縁に向
い合って起立される一対の第2のパネルと、前記床部材
の周縁に取付けられ、前記第2のパネルの下かまちを係
合保持するグリップ金具とを備え、前記コーナー支柱
に、前記第2のパネルの上かまちを支える縦壁を設け、
前記第2のパネルの上かまちに、前記コーナー支柱内に
侵入し、かつ第1のパネルの上かまちに係合する端壁を
設け、前記コーナー支柱の縦壁を前記第2のパネルの上
かまち内へ挿入させ、かつ第2パネルの上かまちの端壁
を前記第1のパネルのコーナー支柱及び上かまち内へ挿
入させて組立てたものである。
パネルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁
と、前記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1
及び第2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに
嵌入係止する係止部を備えたコーナー金具を、前記第1
のパネルと第2のパネルの各上かまちの突合せコーナー
部に被せている。
時に上部の輸送容器の台脚を支持する支持突部を形成
し、かつ上壁の撓みを押える変形防止用リブを上壁の斜
辺に沿って形成する。
壁に第1パネル及び第2パネルの上かまちに係合する係
合部を形成したり、或いは上かまちのスリットに嵌入係
止する係止部に上かまちに係合する突起部を形成する。
られたコーナー支柱の縦壁が第2のパネルの上かまち内
に嵌まり、第2のパネルの上かまちに設けられた端壁が
コーナー支柱内に嵌まり込むので、両者の位置決めが容
易である。
柱が第2のパネルの支柱も兼用しており、支柱部品を少
なくできる。また第2のパネルの上かまちがコーナー支
柱にて支えられるので、輸送容器を積重ねた時に第2の
パネルにかかる荷重は、上かまちを介してコーナー支柱
に受け止められ、変形を生じない。
ちに押えられ、かつ第2のパネルはグリップ金具にて床
部材に保持されているので、第1のパネルが床部材から
外れることがなく、第1のパネルを保持するるための手
段が不要になる。
金具に設けられた係止部が、第1のパネル及び第2のパ
ネルの各上かまちに設けられたスリットに嵌入して位置
ずれを防止するので、第1のパネルと第2のパネルの接
合がより確実なものとなる。また輸送容器を積重ねた時
にコーナー金具の支持突部に上部の輸送容器の荷重が集
中しても、コーナー金具の上壁に設けた変形防止用リブ
がコーナー金具の変形を防止するので、荷崩れを生じな
い。
いは係止部に設けた突起部が上かまちに係合して抜けを
防止するので、第1パネルと第2パネルとが不用意に分
離して輸送容器が分解されることがない。
参照して説明する。尚、実施例では第1のパネルをがわ
パネルとし、第2のパネルをつまパネルとしたクレート
容器を示している。
脚(10)を有する床部材(11)に一対の透かし構造
のがわパネル(12A)と一対の透かし構造のつまパネ
ル(12B)を起立させ、それらの両端を接合させ、か
つ接合したコーナー部の上端にコーナー金具(13)を
装着し、対向するつまパネル(12B)(12B)間に
はり(14)を架設した構造となっている。
(10)を複数本平行に並べ、その上に床を構成する波
形鋼板(15)を載せて結合させている。両端に配置し
た台脚(10)は、輸送容器のコーナ部の下方に来るよ
うに配置する。またその両端の台脚(10)の側面には
コーナー部の下方に角錐形状の係止突起(16)を内側
に突出形成している。波形鋼板(15)は谷筋が台脚
(10)と直交するように配置させる。
に示す様につまパネル(12B)の浮き上がりを防止す
るグリップ金具(17)を設け、台脚(10)のフラン
ジ(10a)と波形鋼板(15)の端縁に一体結合して
いる。グリップ金具(17)は、底面(17a)の両側
を起立させ、内側の垂直壁(17b)を下かまち(3
1)の案内面とし、外側の垂直壁(17c)の上端を内
側斜下方へ折り返して下かまち(31)の抜け止め片
(17d)を形成している。そしてグリップ金具(1
7)の底面(17a)の両端には台脚(10)に対応さ
せて開口部(20)を形成している。また抜け止め片
(17d)は後述のつまパネル(12B)の支柱(3
2)に対応する位置を切り欠いて、抜け止め片(17
d)にて支柱(32)を両側から挟むようにしている。
またグリップ金具(17)は他に図6に示す様に、L形
に形成し、底面(18a)の端縁を上方へ折り返して抜
け止め片(18d)とし、垂直壁(18b)を下かまち
(31)の案内面とするグリップ金具(18)を用いて
もよい。
支柱(21)を配置させ、コーナー支柱(21)(2
1)の上端間に上かまち(22)を取付け、下端間に下
かまち(23)を取付け、上かまち(22)と下かまち
(23)との間に複数の桟、例えば1本の中支柱(2
4)と2本のブレース(25)を取付けている。
示す様に、矩形状に折り曲げられ、内側のつま側縦壁
(21a)の一端をがわ側に折り曲げて取付けフランジ
(21b)を形成し、取付けフランジ(21b)に近い
がわ側縦壁(21c)を取付けフランジ(21b)より
つま側へ突出させている。またがわ側縦壁(21c)の
端縁と取付けフランジ(21b)に隣接するつま側縦壁
(21a)との間に後述のつまパネル(12B)の端壁
(30d)が入る隙間(26)を形成している。また取
付けフランジ(21b)は、下端から一定高さまで切除
している。この高さは台脚(10)の底面からグリップ
金具(17)の垂直壁(17b)の上端までの高さに合
せる。またコーナー支柱(21)の外側のがわ側縦壁
(21d)の下端には台脚(10)に形成された係止突
起(16)が係止する係止孔(27)を形成している。
下で対称な形状を有し、互いに対向する側が開放された
リップ溝形に折り曲げられている。そして上かまち(2
2)は両側のコーナー支柱(21)の上端に載せられ、
内側の垂直壁(22a)を取付けフランジ(21b)の
内面へ重ねて一体結合している。下かまち(23)は両
側のコーナー支柱(21)(21)間の下端から少し高
い位置に配置され、取付けフランジ(21b)の外面に
重ねて一体結合している。
ト形断面を有し、上かまち(22)と下かまち(23)
との間に起立固定されている。ブレース(25)はコ字
形断面又はL形断面を有し、中支柱(24)の両側で上
かまち(22)の垂直壁(22a)と下かまち(23)
の垂直壁(23a)との間に開放側を外に向けて一体結
合している。
0)と下かまち(31)との間に複数の桟、例えば支柱
(32)とブレース桟(33)とを結合させた構造とな
っている。上かまち(30)はリップ溝形に折り曲げら
れ、内側の垂直壁(30a)の両端にがわパネル(12
A)のコーナー支柱(21)内へ入り込む端壁(30
d)を延長させている。下かまち(31)はL形に折り
曲げられ、垂直壁(31a)を内側にしている。この下
かまち(31)は上かまち(30)より短くなってい
る。支柱(32)はハット形断面に成形され、開放側を
内側に向けて起立させ、上かまち(30)の垂直壁(3
0a)と下かまち(31)の垂直壁(31a)とに一体
結合している。ブレース桟(33)はコ字形断面又はL
形断面に形成され、上かまち(30)の垂直壁(30
a)と下かまち(31)の垂直壁(31a)との間に開
放側を外側に向けて一体結合している。尚、両端のブレ
ース桟(33)は上側の間隔が下側の間隔より広くなる
ように傾斜させている。
B)との接合部の上端を補強するコーナー金具(13)
は、図1及び図9、図10に示す様に、三角形の上壁
(13a)の直交する斜辺を下方へ折り曲げて側壁(1
3b)(13c)を一体に形成し、その側壁(13b)
(13c)の一部を切り欠いて下方へ垂らし、がわパネ
ル(12A)及びつまパネル(12B)の上かまち(2
2)(30)に形成されたスリット(34)(35)に
挿入される係止部(36)(37)を形成している。ま
た上壁(13a)には輸送容器を積重ねた際に、上部の
輸送容器の台脚(10)を支持する支持突部(39)を
上方へ突出形成し、さらに側壁(13b)(13c)に
はがわパネル(12A)及びつまパネル(12B)の上
かまち(22)(30)のリップ(22c)(30c)
の下端に係合する点状の係合部(40)(41)を形成
している。
つまパネル(12B)(12B)の上かまち(30)
(30)が入る装着溝(42)(42)を形成してい
る。
して図4及び図7、図8に示す要領で先ずがわパネル
(12A)を起立させ、続いて図5に示す要領でつまパ
ネル(12B)を起立させ、がわパネル(12A)とつ
まパネル(12B)の上端を接合させた後、各コーナー
部にコーナー金具(13)を装着し、最後にはり(1
4)をつまパネル(12B)(12B)間に架設して組
立てを完了する。
(12A)を起立させた状態で床部材(11)の両端の
台脚(10)上に載せ、コーナー支柱(21)の下端を
グリップ金具(17)の開口部(20)から台脚(1
0)内へ挿入する。コーナー支柱(21)の下端が台脚
(10)の底面に着座すると、図7及び図8に示す様
に、下かまち(23)が台脚(10)のフランジ(10
a)上に着座し、取付けフランジ(21b)の下端がグ
リップ金具(17)の垂直壁(17b)の上端に着座
し、台脚(10)に形成された係止突起(16)がコー
ナー支柱(21)の下部に形成された係止孔(27)へ
嵌り込む。この状態では、コーナー支柱(21)の抜け
が防止され、コーナー支柱(21)の下部が台脚(1
0)に保持され、下かまち(23)が台脚(10)に着
座しているので、がわパネル(12A)は自立し、倒れ
ない。
態で図5に示す様に、下かまち(31)をグリップ金具
(17)内へ挿入し、下かまち(31)の底壁(31
b)がグリップ金具(17)の抜け止め片(17d)内
へ入るようにつまパネル(12B)を起立させる。下か
まち(31)がグリップ金具(17)内に着座すると、
下かまち(31)がグリップ金具(17)に密着する。
つまパネル(12B)が完全に起立する前にがわパネル
(12A)を少し外側へ傾けて、つまパネル(12B)
の上かまち(30)の端壁(30d)と干渉しないよう
にしておき、つまパネル(12B)が起立した後がわパ
ネル(12A)を再度起立させ、つまパネル(12B)
の端壁(30d)をがわパネル(12A)の隙間からコ
ーナー支柱(21)内へ挿入し、同時にがわパネル(1
2A)のコーナー支柱(21)のがわ側縦壁(21c)
をつまパネル(12B)の上かまち(30)内に挿入す
る。この状態では、つまパネル(12B)の荷重が上か
まち(30)を介してがわパネル(12A)のコーナー
支柱(21)に支えられ、逆にコーナー支柱(21)が
つまパネル(12B)の上かまち(30)に押えられて
浮き上がりが防止される。
B)との接合が終ると、図1に示す様に、接合された各
コーナー部へコーナー金具(13)を被せ、係止部(3
6)(37)をがわパネル(12A)及びつまパネル
(12B)の上かまち(22)(30)に形成されたス
リット(34)(35)内へ挿入し、下方へ押し込む。
コーナー金具(13)の上壁(13a)が上かまち(2
2)(30)上に着座すると、図9及び図10に示す様
に、側壁(13b)(13c)に形成された係合部(4
0)(41)が上かまち(22)(30)のリップ(2
2c)(30c)の下端に係合する。この状態では、コ
ーナー金具(13)の抜けが防止され、係止部(36)
(37)にてがわパネル(12A)とつまパネル(12
B)との分離が防止され、がわパネル(12A)とつま
パネル(12B)との接合部が補強されて外れない。
着溝(42)(42)をつまパネル(12B)(12
B)の上かまち(30)(30)に被せて、つまパネル
(12B)(12B)間に架設する。すると、つまパネ
ル(12B)(12B)間の内外への変形が防止され
る。
(12A)のコーナー支柱(21)の下端を台脚(1
0)内へ挿入せずに、図11乃至図13に示す様に、床
部材(11)のグリップ金具(17)上に載せるタイプ
のものもある。これは、グリップ金具(17)の底面
(17a)に開口部を形成せず台脚(10)を覆ってい
る。また台脚(10)上にがわパネル(12A)の浮き
上がりを防止するがわグリップ金具(28)を取付け
る。がわグリップ金具(28)は外側の端縁の一部を台
脚(10)のフランジ(10a)の下方へ折曲げて固定
し、残りを斜上方へ折返して抜け止め片(28a)と
し、内側に抜け止め片(28a)と対向させてガイド片
(28b)を切り起こしている。一方がわパネル(12
A)の下端にはコーナー支柱(21)の下端間にL形の
下かまち(29)を取付けている。
の組立て時、がわパネル(12A)の下かまち(29)
をがわグリップ金具(28)の抜け止め片(28a)と
ガイド片(28b)との間に挿入し、かつコーナー支柱
(21)をグリップ金具(17)の底面(17a)に載
せ、この状態でがわパネル(12A)を起立させて組立
てる。尚、この場合、台脚(10)の係止突起(16)
及びコーナー支柱(21)の係止孔(27)は形成され
ない。
14に示す様に、コーナー金具(13)の上壁(13
a)に設けた支持突部(39)に上部の輸送容器の台脚
(10)が載り、支持突部(39)に荷重が集中する。
そこで大きな荷重がかかる場合には、図15にも示す様
に、上壁(13a)に変形防止用リブ(45)を斜辺に
沿って適当長さ形成する。リブ(45)は上壁(13
a)を内側へ凹ませて形成している。このようにすれ
ば、リブ(45)が補強部材となって、コーナー金具
(13)の変形を防止し、荷崩れを防止する。
て、側壁(13b)(13c)に点状の係合部(40)
(41)を形成したが、他に図16に示す様に、側壁
(13b)(13c)に点状の係合部(40)(41)
に加えて、上かまち(22)(30)のリップ(22
c)(30c)の下端に係合する線状の係合部(46)
(47)を設けてもよい。この様にすれば、コーナー金
具(13)の抜け止めが確実となり、がわパネル(12
A)とつまパネル(12B)とが外れず、輸送容器が分
解することがない。
として、図17に示す様に、側壁(13b)(13c)
の端縁下部に舌片(50)(51)を形成し、この舌片
(50)(51)の端部を内側へ湾曲させて、上かまち
(22)(30)のリップ(22c)(30c)の下端
に係合する係合部(52)(53)を設けてもよい。ま
た他にコーナー金具(13)は抜け止めとして、図18
に示す様に、上かまち(22)(30)に設けられたス
リット(34)(35)に嵌入する係止部(36)(3
7)に、内側に突出する突起部(54)(55)を形成
してもよい。この突起部(54)(55)は、嵌入した
上かまち(22)(30)の上面下部に係合するように
なっている。
として、図19に示す様に、係止部(36)(37)の
両側に側方へ突出し、スリット(34)(35)を貫通
して上かまち(22)(30)の上面に係合する突起部
(56)(57)を形成してもよい。尚、この場合、係
止部(36)(37)の中間部に下端側から逃げ溝(6
0)(61)を形成して、スリット(60)(61)へ
嵌入する際に、突起部(56)(56)間及び(57)
(57)間が狭くなるようにしておく。
止用リブ(45)は他に図20に示す様に、コーナー金
具(13)の上壁(13a)の斜辺の中央部を下方に折
曲げて形成したリブ(48)でもよい。
示す様に、上壁(13a)の斜交部の端部を3分割して
下方へ折曲げ、中間のリブ(62)を斜交部に沿って形
成し、その両側の内壁(63)(64)をそれぞれ向い
合う側壁(13b)(13c)に沿って形成している。
また側壁(13b)(13c)には中間部分を下方から
切込みを入れて下部を内側へ折曲げて内側へ突出させた
係合部(65)(66)を形成している。
側側面(65a)(66a)が後方へ傾斜しており、図
22及び図23に示す様に、コーナー金具(13)をが
わパネル(12A)の上かまち(22)とつまパネル
(12B)の上かまち(30)上に装着する際に、コー
ナー金具(13)を傾斜させた状態で、上かまち(2
2)(30)に被せ、上面(13a)が水平になるよう
に押し下げて取付けると、側面(65a)(66a)が
ガイドとなって係合部(65)(66)を一旦外側へ拡
げ、装着完了時に上かまち(22)(30)の下部へ入
り込んで抜け止めを行う。また装着時、コーナー金具
(13)は、一方の側壁(13b)と内壁(63)とで
がわパネル(12A)の上かまち(22)を保持し、他
方の側壁(13c)と内壁(64)とでつまパネル(1
2B)の上かまち(30)を保持する。またリブ(6
2)が上かまち(22)(30)間に入り込み、上壁
(13a)の変形を防止すると共にコーナー金具(1
3)の位置ずれも防止する。
両端にコーナー支柱(21)を設け、つまパネル(12
B)にはコーナー支柱(21)を省いた構造を示してい
るが、逆につまパネル(12B)にコーナー支柱(2
1)を設け、がわパネル(12A)のコーナー支柱(2
1)を省いてもよい。
(12B)もクレート型以外に波板を取付けた密閉構造
のパネルを用いても同様に構成できる。
られたコーナー支柱の縦壁を第2のパネルの上かまち内
に嵌め、第2のパネルの上かまちに設けられた端壁をコ
ーナー支柱内に嵌め込んで組立てるので、両者の位置決
めが容易であり、組立てが容易となる。
ルに設けられたコーナー支柱にて支えられるので、コー
ナー支柱が第2のパネルの支柱を兼用でき、支柱部品を
少なくできる。またコーナー支柱が第2のパネルの上か
まちに押えられ、かつ第2のパネルはグリップ金具にて
床部材に保持されているので、第1のパネルが床部材か
ら外れることがなく、第1のパネルを保持するるための
手段が不要になる。従って、部品数が少なくなり、輸送
容器が軽量になり、コストも安価になる。 またコーナ
ー金具を第1のパネルと第2のパネルの各上かまちの突
合せコーナー部に取付けると、コーナー金具に設けられ
た係止部が、第1のパネル及び第のパネルの各上かまち
に設けられたスリットに嵌入して位置ずれを防止するの
で、第1のパネルと第2のパネルの接合がより確実なも
のとなり、非常に剛性の高い輸送容器を構成できる。
成したものでは、輸送容器を積重ねて使用しても、コー
ナー金具の変形を生じず、輸送容器の歪等を押えること
ができる。さらにコーナー金具に第1パネル及び第2パ
ネルの上かまちに係合する係合部や突起部を形成したも
のでは、コーナー金具が不用意に外れず、安全性が向上
する。
接合構造を示す分解斜視図
視図
の接合構造を示す分解斜視図
との接合構造を示す断面図
との他の接合構造を示す断面図
との接合構造を示す断面図
との接合構造を示す断面図
接合部の断面図
の接合部の断面図
部の他の接合構造を示す分解斜視図
ルとの他の接合構造を示す断面図
ルとの他の接合構造を示す断面図
ーナー金具を示す断面図
示す斜視図
示す斜視図
示す斜視図
示す斜視図
示す斜視図
示す斜視図
示す斜視図
Claims (6)
- 【請求項1】4角形状の床部材と、コーナー支柱及び上
かまち、下かまち、前記上下かまち間を連結する複数の
桟とからなり、前記床部材の周縁に向い合って起立され
る一対の第1のパネルと、上かまち及び下かまち、前記
上下かまちを連結する複数の桟とからなり、前記床部材
の周縁に向い合って起立される一対の第2のパネルと、
前記床部材の周縁に取付けられ、前記第2のパネルの下
かまちを係合保持するグリップ金具とを備え、前記コー
ナー支柱に、前記第2のパネルの上かまちを支える縦壁
を設け、前記第2のパネルの上かまちに、前記コーナー
支柱内に侵入し、かつ第1のパネルの上かまちに係合す
る端壁を設け、前記コーナー支柱の縦壁を前記第2のパ
ネルの上かまち内へ挿入させ、かつ第2パネルの上かま
ちの端壁を前記第1のパネルのコーナー支柱及び上かま
ち内へ挿入させて組立てたことを特徴とする鋼板製輸送
容器。 - 【請求項2】直交配置された第1のパネルと第2のパネ
ルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁と、前
記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1及び第
2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに嵌入係
止する係止部を備えたコーナー金具を、前記第1のパネ
ルと第2のパネルの各上かまちの突合せコーナー部に被
せたことを特徴とする請求項1に記載の鋼板製輸送容
器。 - 【請求項3】直交配置された第1のパネルと第2のパネ
ルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁と、前
記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1及び第
2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに嵌入係
止する係止部を備えたコーナー金具。 - 【請求項4】直交配置された第1のパネルと第2のパネ
ルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁と、前
記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1及び第
2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに嵌入係
止する係止部を備え、前記上壁に上方へ突出する支持突
部を形成し、かつ変形防止用リブを斜辺に沿って形成し
たコーナー金具。 - 【請求項5】直交配置された第1のパネルと第2のパネ
ルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁と、前
記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1及び第
2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに嵌入係
止する係止部を備え、前記上壁の直交する斜辺から下方
へ折り曲げられた側壁に前記第1のパネル及び第2パネ
ルの各上かまちに係合する係合部を少なくとも一個所に
設けたコーナー金具。 - 【請求項6】直交配置された第1のパネルと第2のパネ
ルの各上かまちの突合せコーナー部に被せる上壁と、前
記上壁の直交する斜辺に一体形成され、前記第1及び第
2のパネルの各上かまちに形成されたスリットに嵌入係
止する係止部を備え、前記係止部に前記第1のパネル及
び第2パネルの各上かまちに係合する突起部を設けたコ
ーナー金具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6058468A JP2675521B2 (ja) | 1993-12-24 | 1994-03-29 | 鋼板製輸送容器 |
KR1019950702870A KR100359275B1 (ko) | 1993-11-11 | 1994-11-10 | 강판제수송용기 |
PCT/JP1994/001891 WO1995013233A1 (fr) | 1993-11-11 | 1994-11-10 | Conteneur de transport en acier |
Applications Claiming Priority (3)
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JP32654393 | 1993-12-24 | ||
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Publications (2)
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JP2675521B2 JP2675521B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=26399525
Family Applications (1)
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JP6058468A Expired - Lifetime JP2675521B2 (ja) | 1993-11-11 | 1994-03-29 | 鋼板製輸送容器 |
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JP (1) | JP2675521B2 (ja) |
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Also Published As
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---|---|
JP2675521B2 (ja) | 1997-11-12 |
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