JPH1081394A - 組立式輸送容器 - Google Patents
組立式輸送容器Info
- Publication number
- JPH1081394A JPH1081394A JP8237595A JP23759596A JPH1081394A JP H1081394 A JPH1081394 A JP H1081394A JP 8237595 A JP8237595 A JP 8237595A JP 23759596 A JP23759596 A JP 23759596A JP H1081394 A JPH1081394 A JP H1081394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- side plate
- leg member
- transport container
- toe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度が低下することなく各部材を軽量化でき
る構造にした組立式輸送容器を提供する。 【解決手段】 脚部材7の両端付近における下部構成面
11に筒状内方に突出する被係入片14を設け、この被
係入片14の上方に位置するレール材6に上記支柱8,
9が遊挿できる挿通孔10を設け、上記被係入片14の
下側に係入できる係入板部22を、少なくともつま板3
又は側板4のうちの一方の支柱8,9の下端21に設け
てなることを特徴とする。
る構造にした組立式輸送容器を提供する。 【解決手段】 脚部材7の両端付近における下部構成面
11に筒状内方に突出する被係入片14を設け、この被
係入片14の上方に位置するレール材6に上記支柱8,
9が遊挿できる挿通孔10を設け、上記被係入片14の
下側に係入できる係入板部22を、少なくともつま板3
又は側板4のうちの一方の支柱8,9の下端21に設け
てなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立式の輸送容器
に関するものであって、特に、パネル部材(つま板又は
側板)の取付構造を改良したものに関する。
に関するものであって、特に、パネル部材(つま板又は
側板)の取付構造を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の輸送容器にあっては、容器を構成
するパネル部材(つま板及び側板)によって強度が保た
れており、このパネル部材が、波形鋼板によって製造さ
れてなるものであるか、又は、平鉄板に横補強材及び縦
補強材を固着してなるものであった。また、組立式の輸
送容器に関する従来の技術には、実公平4−3953公
報に示されるものや、実開昭63−70992公報に示
されるものがあったが、これらはいずれも、パネル部材
がワンタッチで組付けができることを目的として開発さ
れたものであって、パネル部材には波形鋼板や縦横の補
強材が使用されることが予定され、このパネル部材の下
縁に設けられる補強縁部や下辺横補強材が、容器の床部
材の周辺四辺上に固着される嵌合支持レール材に係合で
きる構造にしたものであった。
するパネル部材(つま板及び側板)によって強度が保た
れており、このパネル部材が、波形鋼板によって製造さ
れてなるものであるか、又は、平鉄板に横補強材及び縦
補強材を固着してなるものであった。また、組立式の輸
送容器に関する従来の技術には、実公平4−3953公
報に示されるものや、実開昭63−70992公報に示
されるものがあったが、これらはいずれも、パネル部材
がワンタッチで組付けができることを目的として開発さ
れたものであって、パネル部材には波形鋼板や縦横の補
強材が使用されることが予定され、このパネル部材の下
縁に設けられる補強縁部や下辺横補強材が、容器の床部
材の周辺四辺上に固着される嵌合支持レール材に係合で
きる構造にしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、容器の強度はパネル部材によって保たれている
ので、強度のない軽量素材を採用し、又は、同一素材の
肉厚を薄くすることは困難であった。即ち、容器を軽量
化すれば梱包される物品量を多くすることが可能となる
が、容器の各部材を安易に軽量化することは強度の点か
ら問題があった。特に、輸送段階においては、梱包され
た状態の容器が3段から5段程度に積まれることが多
く、下部の容器には、容器そのものの重量に加えて積ま
れた上部の容器及び物品の総重量が作用することとな
り、従来の構造では、強度を低下させても軽量化するこ
とは既に限界であった。
ように、容器の強度はパネル部材によって保たれている
ので、強度のない軽量素材を採用し、又は、同一素材の
肉厚を薄くすることは困難であった。即ち、容器を軽量
化すれば梱包される物品量を多くすることが可能となる
が、容器の各部材を安易に軽量化することは強度の点か
ら問題があった。特に、輸送段階においては、梱包され
た状態の容器が3段から5段程度に積まれることが多
く、下部の容器には、容器そのものの重量に加えて積ま
れた上部の容器及び物品の総重量が作用することとな
り、従来の構造では、強度を低下させても軽量化するこ
とは既に限界であった。
【0004】また、パネル部材に作用した重量は、この
パネル部材を支えている嵌合支持レールにも及ぶことと
なり、この嵌合支持レールは頑丈でなければならない。
しかも、床部材の下部には、フォークリフトのフォーク
が進入できる隙間が必要であるために、この床部材の下
面には脚部材(又は横枠材ともいう)が設けられるが、
上記のようにパネル部材や嵌合支持レールに作用する荷
重は、最下部においては脚部材に作用することとなり、
必然的に嵌合支持レールや脚部材などの各部材をも強化
せざるを得ないこととなり、十分な強度を保持するため
には容器の軽量化は一層困難であった。
パネル部材を支えている嵌合支持レールにも及ぶことと
なり、この嵌合支持レールは頑丈でなければならない。
しかも、床部材の下部には、フォークリフトのフォーク
が進入できる隙間が必要であるために、この床部材の下
面には脚部材(又は横枠材ともいう)が設けられるが、
上記のようにパネル部材や嵌合支持レールに作用する荷
重は、最下部においては脚部材に作用することとなり、
必然的に嵌合支持レールや脚部材などの各部材をも強化
せざるを得ないこととなり、十分な強度を保持するため
には容器の軽量化は一層困難であった。
【0005】本発明は、上記諸点にかんがみ、強度が低
下することなく各部材を軽量化できる構造にした組立式
輸送容器を提供することを目的とする。
下することなく各部材を軽量化できる構造にした組立式
輸送容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、横向きに並列
する筒状の脚部材が下部に固着される底板と、この底板
の端部に設けられるレール材と、このレール材に載置さ
れてつま面を構成するつま板と、上記レール材に載置さ
れて側面を構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所
に固設される支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包
囲しつつ上部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器
において、上記脚部材の両端付近における下部構成面に
筒状内方に突出する被係入片を設け、この被係入片の上
方に位置するレール材に上記支柱が遊挿できる挿通孔を
設け、上記被係入片の下側に係入できる係入板部を、少
なくともつま板又は側板のうちの一方の支柱の下端に設
けてなることを特徴とする組立式輸送容器を要旨とす
る。
する筒状の脚部材が下部に固着される底板と、この底板
の端部に設けられるレール材と、このレール材に載置さ
れてつま面を構成するつま板と、上記レール材に載置さ
れて側面を構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所
に固設される支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包
囲しつつ上部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器
において、上記脚部材の両端付近における下部構成面に
筒状内方に突出する被係入片を設け、この被係入片の上
方に位置するレール材に上記支柱が遊挿できる挿通孔を
設け、上記被係入片の下側に係入できる係入板部を、少
なくともつま板又は側板のうちの一方の支柱の下端に設
けてなることを特徴とする組立式輸送容器を要旨とす
る。
【0007】そして、前記脚部材が角筒状に構成され、
この下部構成面の一部を隆起して被係入片を構成させる
ことが好ましい。また、前記脚部材が、平板を樋状に折
曲して成形された脚部材であり、開口部を上向きにして
底板の下面に設けてなるのが好ましい。さらに、前記被
係入片が、脚部材の下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させてなる被係
入片であってもよく、前記係入板部が、側板から垂直外
向きに折曲されてなる係入板部であってもよい。
この下部構成面の一部を隆起して被係入片を構成させる
ことが好ましい。また、前記脚部材が、平板を樋状に折
曲して成形された脚部材であり、開口部を上向きにして
底板の下面に設けてなるのが好ましい。さらに、前記被
係入片が、脚部材の下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させてなる被係
入片であってもよく、前記係入板部が、側板から垂直外
向きに折曲されてなる係入板部であってもよい。
【0008】また、本発明は、横向きに並列する筒状の
脚部材が下部に固着される底板と、この底板の端部に設
けられるレール材と、このレール材に載置されてつま面
を構成するつま板と、上記レール材に載置されて側面を
構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所に固設され
る支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上
部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器において、
上記脚部材を樋状に折曲成形して構成し、かつ、該樋状
の開口部を上向きにして底板の下面に設け、この脚部材
の両端付近における下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させて被係入片
を構成し、この被係入片の上方に位置するレール材に上
記支柱が遊挿できる挿通孔を設けるとともに、少なくと
もつま板又は側板のうちの一方の支柱を該つま板又は側
板の下端縁から突出するように設け、上記被係入片の下
側に係入できる係入板部をつま板又は側板の突出した支
柱の下端に設けてなることを特徴とする組立式輸送容器
を要旨とする。
脚部材が下部に固着される底板と、この底板の端部に設
けられるレール材と、このレール材に載置されてつま面
を構成するつま板と、上記レール材に載置されて側面を
構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所に固設され
る支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上
部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器において、
上記脚部材を樋状に折曲成形して構成し、かつ、該樋状
の開口部を上向きにして底板の下面に設け、この脚部材
の両端付近における下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させて被係入片
を構成し、この被係入片の上方に位置するレール材に上
記支柱が遊挿できる挿通孔を設けるとともに、少なくと
もつま板又は側板のうちの一方の支柱を該つま板又は側
板の下端縁から突出するように設け、上記被係入片の下
側に係入できる係入板部をつま板又は側板の突出した支
柱の下端に設けてなることを特徴とする組立式輸送容器
を要旨とする。
【0009】そして、前記つま板又は側板のうち、側板
の支柱のみに係入板部を設けてなることが好ましい。
の支柱のみに係入板部を設けてなることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
は、組立式の輸送容器1に関するものであって、底板2
の周辺にパネル部材であるつま板3と側板4を立て、こ
のつま板3及び側板4の上端縁を天板5で包囲するよう
に組み立てることができるようになっている。そして、
底板2の周辺にはレール材6が四辺のそれぞれに固設さ
れていて、つま板3及び側板4を所定の位置に案内しつ
つ、そのつま板3及び側板4を載置できるようになって
いる。また、底板2の下面には、つま板3に沿った方向
に並列する筒状の脚部材7が設けられており、かつ、こ
の脚部材7の両端は、側板4を載置する二本のレール材
6の直下に至っている。上記のつま板3の適宜箇所には
支柱8が固設され、また、側板4には、上記脚部材7が
配置される間隔に合わせて支柱9が固設されている。こ
の支柱9は、側板4の下端縁から下方に突出する部分が
設けられている。そして、この突出している部分は、上
記のレール材6に側板4を載置するとき、該レール材6
を挿通しつつ脚部材7に到達するように構成されてい
る。
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
は、組立式の輸送容器1に関するものであって、底板2
の周辺にパネル部材であるつま板3と側板4を立て、こ
のつま板3及び側板4の上端縁を天板5で包囲するよう
に組み立てることができるようになっている。そして、
底板2の周辺にはレール材6が四辺のそれぞれに固設さ
れていて、つま板3及び側板4を所定の位置に案内しつ
つ、そのつま板3及び側板4を載置できるようになって
いる。また、底板2の下面には、つま板3に沿った方向
に並列する筒状の脚部材7が設けられており、かつ、こ
の脚部材7の両端は、側板4を載置する二本のレール材
6の直下に至っている。上記のつま板3の適宜箇所には
支柱8が固設され、また、側板4には、上記脚部材7が
配置される間隔に合わせて支柱9が固設されている。こ
の支柱9は、側板4の下端縁から下方に突出する部分が
設けられている。そして、この突出している部分は、上
記のレール材6に側板4を載置するとき、該レール材6
を挿通しつつ脚部材7に到達するように構成されてい
る。
【0011】そこで、各部の詳細を順次説明する。ま
ず、底板2の下面に設けられる筒状の脚部材7は、図2
に示すように、板材が樋状に成形されており、上面開口
部は底板2の下面が当接して、全体的に筒状を構成でき
るようになっている(図5参照)。そして、この脚部材
7の下部構成面11のうち、該脚部材7の端縁12から
少し離れた箇所には、脚部材7の長手方向に垂直な切溝
13が設けられており、この切溝13と脚部材7の端縁
12とによって挟まれる部分を、該下部構成面11から
上方に隆起させて被係入片14が構成されている。この
被係入片14は、上記脚部材7の下部構成面11とに間
隙を有するようになっている。
ず、底板2の下面に設けられる筒状の脚部材7は、図2
に示すように、板材が樋状に成形されており、上面開口
部は底板2の下面が当接して、全体的に筒状を構成でき
るようになっている(図5参照)。そして、この脚部材
7の下部構成面11のうち、該脚部材7の端縁12から
少し離れた箇所には、脚部材7の長手方向に垂直な切溝
13が設けられており、この切溝13と脚部材7の端縁
12とによって挟まれる部分を、該下部構成面11から
上方に隆起させて被係入片14が構成されている。この
被係入片14は、上記脚部材7の下部構成面11とに間
隙を有するようになっている。
【0012】次に、図3に示すように、側板4の支柱9
の下部には、側板4の下端縁から下方に突出する突出部
21が設けられ、レール材6には挿通孔10が貫設され
ており、このレール材6に側板4を載置するとき、突出
部21は挿通孔10内を遊びを有しつつ挿通できるよう
になっているとともに、この挿通孔10に突出部21を
挿通させることで側板4の位置を確定させるようになっ
ている。また、この突出部21の先端には、薄肉平板に
よって断面L字形に折曲された係入板部22が設けられ
ており、この係入板部22の自由端側の平面部23は支
柱9に対して垂直に維持されている。そして、支柱9を
直立させるとき、この平面部23が上記被係入片14の
下側に係入できるようになっている。
の下部には、側板4の下端縁から下方に突出する突出部
21が設けられ、レール材6には挿通孔10が貫設され
ており、このレール材6に側板4を載置するとき、突出
部21は挿通孔10内を遊びを有しつつ挿通できるよう
になっているとともに、この挿通孔10に突出部21を
挿通させることで側板4の位置を確定させるようになっ
ている。また、この突出部21の先端には、薄肉平板に
よって断面L字形に折曲された係入板部22が設けられ
ており、この係入板部22の自由端側の平面部23は支
柱9に対して垂直に維持されている。そして、支柱9を
直立させるとき、この平面部23が上記被係入片14の
下側に係入できるようになっている。
【0013】上記のような構成から、図4に示すよう
に、レール材6に設けられた挿通孔10(図3)内に支
柱9の突出部21を挿通させつつ、側板4をレール材6
に載置することによって、支柱9の突出部21は脚部材
7に到達し、かつ、支柱9が固着されている側板4の位
置が規制されることとなる。さらに、脚部材7に到達し
た突出部21は、その先端の係入板部22の平面部23
を被係入片14の下側に差し込むことによって係入され
るのである。この係入によって、支柱9の突出部21が
脚部材7に接続され、側板4の位置が固定されることと
なる。ここで、係入板部22を被係入片14の下側に差
し込むためには、まず、図5(a)に示すように、側板
4をやや斜め(上端を外方)にして挿通孔10に支柱9
を挿通するのであり、そのために、支柱9の突出部21
が挿通孔10内に遊びを有して挿通できるように構成し
ているのである。続いて、この状態から、図5(b)に
示すように、側板4を垂直に立たせる(上端を内側に移
動させる)ことによって、係入板部22は被係入片14
の下側に容易に差し込まれることとなる。この差込みの
ためには、下部構成面11と被係入片14とに設けられ
る間隙は、係入板部22が通過できる程度に設けられて
いるのである。
に、レール材6に設けられた挿通孔10(図3)内に支
柱9の突出部21を挿通させつつ、側板4をレール材6
に載置することによって、支柱9の突出部21は脚部材
7に到達し、かつ、支柱9が固着されている側板4の位
置が規制されることとなる。さらに、脚部材7に到達し
た突出部21は、その先端の係入板部22の平面部23
を被係入片14の下側に差し込むことによって係入され
るのである。この係入によって、支柱9の突出部21が
脚部材7に接続され、側板4の位置が固定されることと
なる。ここで、係入板部22を被係入片14の下側に差
し込むためには、まず、図5(a)に示すように、側板
4をやや斜め(上端を外方)にして挿通孔10に支柱9
を挿通するのであり、そのために、支柱9の突出部21
が挿通孔10内に遊びを有して挿通できるように構成し
ているのである。続いて、この状態から、図5(b)に
示すように、側板4を垂直に立たせる(上端を内側に移
動させる)ことによって、係入板部22は被係入片14
の下側に容易に差し込まれることとなる。この差込みの
ためには、下部構成面11と被係入片14とに設けられ
る間隙は、係入板部22が通過できる程度に設けられて
いるのである。
【0014】以上に各部の詳細とそれらの関連について
説明した。次に、使用の態様について説明する。上記の
構成からも明らかなとおり、梱包すべき物品(以下、梱
包物という)は、図1に示す底板2の上に置かれ、この
四方につま板3や側板4を直立し、天板5によって蓋を
するのである。即ち、梱包物の重量は底板2に作用し、
さらに、この底板2から脚部材7に伝わるようになって
いるのである。従って、1個の輸送容器1にあっては、
脚部材7が梱包物の全重量を支持するのである。次に、
図6に示すように、2個の輸送容器1a,1bが上下に
重なるとき、通常は、上位の輸送容器1aの重量が下位
の輸送容器1bに作用し、下位の輸送容器1bの脚部材
7bに2個分の重量が作用することとなる。そこで、本
実施形態においては、上位の輸送容器1aに関しては、
前記1個の輸送容器の場合と同様に脚部材7aが梱包物
の全重量を支持する。しかし、下位の輸送容器1bに関
しては、上位の輸送容器1aの重量は、上位の脚部材7
aから下位の天板5bを介し、側板4bの支柱9bによ
って支持されるのである。即ち、上位の輸送容器1aの
重量を下位のつま板3bや側板4bに分散させることな
く、側板4bの支柱9bに集中させるのである。これに
より、つま板3b及び側板4bそのものには大きな荷重
が作用しないので、強度の要求されない軽量素材によっ
て製造することができる。また、側板4bの支柱9bに
集中する荷重が、レール材6bに作用することなく、脚
部材7bの被係入片14又は下部構成面11(図2)に
作用することとなるので、該脚部材7bの筒形状は変形
しない。即ち、脚部材7bは上位の輸送容器1aの重量
の影響を受けず、下位における梱包物の重量を支持する
のみであって、上位の輸送容器1aの重量は、支柱9b
の突出部21bが直接に地面に伝えるのである。従っ
て、レール材6b及び脚部材7bもまた必要最低限度の
強度を有するものであれが薄肉にすることは可能とな
り、これまた軽量化を招来することができる。
説明した。次に、使用の態様について説明する。上記の
構成からも明らかなとおり、梱包すべき物品(以下、梱
包物という)は、図1に示す底板2の上に置かれ、この
四方につま板3や側板4を直立し、天板5によって蓋を
するのである。即ち、梱包物の重量は底板2に作用し、
さらに、この底板2から脚部材7に伝わるようになって
いるのである。従って、1個の輸送容器1にあっては、
脚部材7が梱包物の全重量を支持するのである。次に、
図6に示すように、2個の輸送容器1a,1bが上下に
重なるとき、通常は、上位の輸送容器1aの重量が下位
の輸送容器1bに作用し、下位の輸送容器1bの脚部材
7bに2個分の重量が作用することとなる。そこで、本
実施形態においては、上位の輸送容器1aに関しては、
前記1個の輸送容器の場合と同様に脚部材7aが梱包物
の全重量を支持する。しかし、下位の輸送容器1bに関
しては、上位の輸送容器1aの重量は、上位の脚部材7
aから下位の天板5bを介し、側板4bの支柱9bによ
って支持されるのである。即ち、上位の輸送容器1aの
重量を下位のつま板3bや側板4bに分散させることな
く、側板4bの支柱9bに集中させるのである。これに
より、つま板3b及び側板4bそのものには大きな荷重
が作用しないので、強度の要求されない軽量素材によっ
て製造することができる。また、側板4bの支柱9bに
集中する荷重が、レール材6bに作用することなく、脚
部材7bの被係入片14又は下部構成面11(図2)に
作用することとなるので、該脚部材7bの筒形状は変形
しない。即ち、脚部材7bは上位の輸送容器1aの重量
の影響を受けず、下位における梱包物の重量を支持する
のみであって、上位の輸送容器1aの重量は、支柱9b
の突出部21bが直接に地面に伝えるのである。従っ
て、レール材6b及び脚部材7bもまた必要最低限度の
強度を有するものであれが薄肉にすることは可能とな
り、これまた軽量化を招来することができる。
【0015】さらに、この下位の輸送容器1bの下方に
もう1個の輸送容器1cが存在する場合であって、下位
の輸送容器1bにおける突出部21bに集中する荷重
を、さらに下方の輸送容器1cの支柱9及び突出部21
に伝達させることによって、上記と同様に、該輸送容器
1cの突出部21が直接に重量を地面に伝えることがで
きるのである。
もう1個の輸送容器1cが存在する場合であって、下位
の輸送容器1bにおける突出部21bに集中する荷重
を、さらに下方の輸送容器1cの支柱9及び突出部21
に伝達させることによって、上記と同様に、該輸送容器
1cの突出部21が直接に重量を地面に伝えることがで
きるのである。
【0016】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、上記の実施形態では、支柱9の下端
に断面L字形の係入板部22は、支柱9とは個別に設け
るように構成したもののみについて説明したが、支柱9
の一部を加工して設けるものであってもよい。また、支
柱9の形状は、本発明の趣旨を左右するものではなく、
支柱9の下部のすべてに突出部21を設ける必要はな
い。しかも、輸送容器1が1回使用限り(ワンウエイ
式)であれば、被係入片14と係入板部22は、脚部材
7に突出部21を連結させる際にのみ必要となるから、
この両者の形状や寸法に高い精度が要求されることはな
く、突出部21が被係入片14の上に位置する構造でも
よく、その場合、輸送容器1が積み重なるとき、突出部
21が被係入片14を押しつぶすことになるが、問題と
なることはない。
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、上記の実施形態では、支柱9の下端
に断面L字形の係入板部22は、支柱9とは個別に設け
るように構成したもののみについて説明したが、支柱9
の一部を加工して設けるものであってもよい。また、支
柱9の形状は、本発明の趣旨を左右するものではなく、
支柱9の下部のすべてに突出部21を設ける必要はな
い。しかも、輸送容器1が1回使用限り(ワンウエイ
式)であれば、被係入片14と係入板部22は、脚部材
7に突出部21を連結させる際にのみ必要となるから、
この両者の形状や寸法に高い精度が要求されることはな
く、突出部21が被係入片14の上に位置する構造でも
よく、その場合、輸送容器1が積み重なるとき、突出部
21が被係入片14を押しつぶすことになるが、問題と
なることはない。
【0017】さらに、樋状に構成された脚部材7の上面
開口部は、必ずしも全体が、底板2の下面に当接するも
のではないことは予想できるが、底部2や脚部材7の形
状を変更して全体を当接させることは可能であり、他の
構造によって、支柱9の突出部21を脚部材7内に突出
させることも可能である。また、上記説明には、つま板
3の支柱8を脚部材7に係入する場合について触れてい
ないが、脚部材7を設ける箇所によっては、同様の構成
によって係入させることもできる。
開口部は、必ずしも全体が、底板2の下面に当接するも
のではないことは予想できるが、底部2や脚部材7の形
状を変更して全体を当接させることは可能であり、他の
構造によって、支柱9の突出部21を脚部材7内に突出
させることも可能である。また、上記説明には、つま板
3の支柱8を脚部材7に係入する場合について触れてい
ないが、脚部材7を設ける箇所によっては、同様の構成
によって係入させることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明は、横向きに並列
する筒状の脚部材が下部に固着される底板と、この底板
の端部に設けられるレール材と、このレール材に載置さ
れてつま面を構成するつま板と、上記レール材に載置さ
れて側面を構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所
に固設される支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包
囲しつつ上部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器
において、上記脚部材の両端付近における下部構成面に
筒状内方に突出する被係入片を設け、この被係入片の上
方に位置するレール材に上記支柱が遊挿できる挿通孔を
設け、上記被係入片の下側に係入できる係入板部を、少
なくともつま板又は側板のうちの一方の支柱の下端に設
けてなることを特徴とする組立式輸送容器を要旨とする
ので、つま板又は側板のどちらかの支柱は、レール材を
遊挿して脚部材の下部構成面に到達することができ、少
なくとも、この支柱に作用する下向きの重量は、脚部材
を変形するような大きな力を及ぼすことはなく、同時
に、つま板又は側板はレール材によって支持される必要
がなくなる。従って、レール材及び脚部材は、最低限度
の強度を有するまで肉厚を薄くすることができ、これに
よって軽量化することができる。さらに、積み重ねられ
た状態においても、上方に位置する輸送容器の脚部材か
ら下向きに作用する重量は、下方に位置する輸送容器の
つま板又は側板、レール材、底板、及び、脚部材をそれ
ぞれ介して下方に伝達することなく、脚部材に突出して
いる支柱によって直接下方に伝達されることとなる。即
ち、輸送容器の一部を構成するつま板や側板などによっ
て上方の輸送容器を支持しないのである。従って、支柱
を除くつま板又は側板は強度を要求されないので、材質
選択の範囲が拡大し、より軽量化を可能にする。また、
レール材の挿通孔に支柱を挿通させることができること
から、つま板又は側板の位置を規制できるので、組立作
業の効率を良くするという効果をも有している。
する筒状の脚部材が下部に固着される底板と、この底板
の端部に設けられるレール材と、このレール材に載置さ
れてつま面を構成するつま板と、上記レール材に載置さ
れて側面を構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所
に固設される支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包
囲しつつ上部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器
において、上記脚部材の両端付近における下部構成面に
筒状内方に突出する被係入片を設け、この被係入片の上
方に位置するレール材に上記支柱が遊挿できる挿通孔を
設け、上記被係入片の下側に係入できる係入板部を、少
なくともつま板又は側板のうちの一方の支柱の下端に設
けてなることを特徴とする組立式輸送容器を要旨とする
ので、つま板又は側板のどちらかの支柱は、レール材を
遊挿して脚部材の下部構成面に到達することができ、少
なくとも、この支柱に作用する下向きの重量は、脚部材
を変形するような大きな力を及ぼすことはなく、同時
に、つま板又は側板はレール材によって支持される必要
がなくなる。従って、レール材及び脚部材は、最低限度
の強度を有するまで肉厚を薄くすることができ、これに
よって軽量化することができる。さらに、積み重ねられ
た状態においても、上方に位置する輸送容器の脚部材か
ら下向きに作用する重量は、下方に位置する輸送容器の
つま板又は側板、レール材、底板、及び、脚部材をそれ
ぞれ介して下方に伝達することなく、脚部材に突出して
いる支柱によって直接下方に伝達されることとなる。即
ち、輸送容器の一部を構成するつま板や側板などによっ
て上方の輸送容器を支持しないのである。従って、支柱
を除くつま板又は側板は強度を要求されないので、材質
選択の範囲が拡大し、より軽量化を可能にする。また、
レール材の挿通孔に支柱を挿通させることができること
から、つま板又は側板の位置を規制できるので、組立作
業の効率を良くするという効果をも有している。
【0019】そして、前記脚部材が角筒状に構成され、
この下部構成面の一部を隆起して被係入片を構成させる
ことによって、脚部材の下部構成面を平面状にすること
ができるので、被係入片を容易に構成できるとともに、
脚部材の下部構成面と被係入片との間隙を平坦に構成さ
せることができ、よって、係入板部を平板の簡単な構造
にすることができる。また、前記脚部材が、平板を樋状
に折曲して成形された脚部材であり、開口部を上向きに
して底板の下面に設ければ、脚部材の上側が開口してい
るので、脚部材の下部構成面に被係合片を設ける際の加
工が容易となる。さらに、前記被係入片が、脚部材の下
部構成面に該脚部材の長手方向に垂直な切溝を設け、こ
の切溝部分を隆起させてなる被係入片であれば、個別に
被係入片を設けることがない。そして、前記係入板部
が、側板から垂直外向きに折曲されてなる係入板部であ
れば、脚部材の下部構成面に設けた被係入片の下側に容
易に係入板部を係入させることができる。
この下部構成面の一部を隆起して被係入片を構成させる
ことによって、脚部材の下部構成面を平面状にすること
ができるので、被係入片を容易に構成できるとともに、
脚部材の下部構成面と被係入片との間隙を平坦に構成さ
せることができ、よって、係入板部を平板の簡単な構造
にすることができる。また、前記脚部材が、平板を樋状
に折曲して成形された脚部材であり、開口部を上向きに
して底板の下面に設ければ、脚部材の上側が開口してい
るので、脚部材の下部構成面に被係合片を設ける際の加
工が容易となる。さらに、前記被係入片が、脚部材の下
部構成面に該脚部材の長手方向に垂直な切溝を設け、こ
の切溝部分を隆起させてなる被係入片であれば、個別に
被係入片を設けることがない。そして、前記係入板部
が、側板から垂直外向きに折曲されてなる係入板部であ
れば、脚部材の下部構成面に設けた被係入片の下側に容
易に係入板部を係入させることができる。
【0020】また、本発明は、横向きに並列する筒状の
脚部材が下部に固着される底板と、この底板の端部に設
けられるレール材と、このレール材に載置されてつま面
を構成するつま板と、上記レール材に載置されて側面を
構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所に固設され
る支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上
部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器において、
上記脚部材を樋状に折曲成形して構成し、かつ、該樋状
の開口部を上向きにして底板の下面に設け、この脚部材
の両端付近における下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させて被係入片
を構成し、この被係入片の上方に位置するレール材に上
記支柱が遊挿できる挿通孔を設けるとともに、少なくと
もつま板又は側板のうちの一方の支柱を該つま板又は側
板の下端縁から突出するように設け、上記被係入片の下
側に係入できる係入板部をつま板又は側板の突出した支
柱の下端に設けてなることを特徴とする組立式輸送容器
を要旨とするので、天板から脚部材の下部構成面に至る
までには、支柱を除けば各部材の肉厚だけが介在するこ
ととなり、空間部分が存在しないこととなる。従って、
天板の位置に重量が作用するとき、支柱と各部材の厚み
が当該重量を支持することとなり、比較的容易に強度を
保持させることができるものである。そして、上記の支
柱の長手方向及び各部材厚み方向に対する強度を除け
ば、他の部材の肉厚を薄くすることなどが可能となるた
め、全体的な軽量化を実現させることができるのであ
る。また、輸送容器がワンウエイ式であれば、被係入片
や係入板部は、支柱と脚部材との連結時にのみ必要であ
るので、高い精度が要求されることはないので、安価に
製造することができるものである。
脚部材が下部に固着される底板と、この底板の端部に設
けられるレール材と、このレール材に載置されてつま面
を構成するつま板と、上記レール材に載置されて側面を
構成する側板と、つま板及び側板の適宜箇所に固設され
る支柱と、上記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上
部を閉鎖する天板とからなる組立式輸送容器において、
上記脚部材を樋状に折曲成形して構成し、かつ、該樋状
の開口部を上向きにして底板の下面に設け、この脚部材
の両端付近における下部構成面に該脚部材の長手方向に
垂直な切溝を設け、この切溝部分を隆起させて被係入片
を構成し、この被係入片の上方に位置するレール材に上
記支柱が遊挿できる挿通孔を設けるとともに、少なくと
もつま板又は側板のうちの一方の支柱を該つま板又は側
板の下端縁から突出するように設け、上記被係入片の下
側に係入できる係入板部をつま板又は側板の突出した支
柱の下端に設けてなることを特徴とする組立式輸送容器
を要旨とするので、天板から脚部材の下部構成面に至る
までには、支柱を除けば各部材の肉厚だけが介在するこ
ととなり、空間部分が存在しないこととなる。従って、
天板の位置に重量が作用するとき、支柱と各部材の厚み
が当該重量を支持することとなり、比較的容易に強度を
保持させることができるものである。そして、上記の支
柱の長手方向及び各部材厚み方向に対する強度を除け
ば、他の部材の肉厚を薄くすることなどが可能となるた
め、全体的な軽量化を実現させることができるのであ
る。また、輸送容器がワンウエイ式であれば、被係入片
や係入板部は、支柱と脚部材との連結時にのみ必要であ
るので、高い精度が要求されることはないので、安価に
製造することができるものである。
【0021】そして、前記つま板又は側板のうち、側板
の支柱のみに係入板部を設ければ、輸送容器を構成する
つま板又は側板のうちのどちらがつま板で、どちらが側
板であるかが一目瞭然となるとともに、つま板をレール
材上に単に載置するのみでよく、一方の側板の支柱下端
の係入板部のみを脚部材に接続させればよくなるので、
作業が極めて簡便となり、作業能率を著しく向上させる
ことができる。
の支柱のみに係入板部を設ければ、輸送容器を構成する
つま板又は側板のうちのどちらがつま板で、どちらが側
板であるかが一目瞭然となるとともに、つま板をレール
材上に単に載置するのみでよく、一方の側板の支柱下端
の係入板部のみを脚部材に接続させればよくなるので、
作業が極めて簡便となり、作業能率を著しく向上させる
ことができる。
【図1】実施形態の組立斜視図である。
【図2】底板及び脚部材の説明図である。
【図3】支柱の突出部の説明図である。
【図4】支柱と脚部材との関係を示す説明図である。
【図5】係入板部と被係入片との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図6】使用の態様を示す説明図である。
1 輸送容器 2 底板 3 つま板 4 側板 5 天板 6 レール材 7 脚部材 8,9 支柱 10 挿通孔 11 下部構成面 13 切溝 14 被係入片 21 突出部 22 係入板部 31 側板の下端縁 32 突出部の先端縁
Claims (7)
- 【請求項1】 横向きに並列する筒状の脚部材が下部に
固着される底板と、この底板の端部に設けられるレール
材と、このレール材に載置されてつま面を構成するつま
板と、上記レール材に載置されて側面を構成する側板
と、つま板及び側板の適宜箇所に固設される支柱と、上
記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上部を閉鎖する
天板とからなる組立式輸送容器において、上記脚部材の
両端付近における下部構成面に筒状内方に突出する被係
入片を設け、この被係入片の上方に位置するレール材に
上記支柱が遊挿できる挿通孔を設け、上記被係入片の下
側に係入できる係入板部を、少なくともつま板又は側板
のうちの一方の支柱の下端に設けてなることを特徴とす
る組立式輸送容器。 - 【請求項2】 前記脚部材が角筒状に構成され、この下
部構成面の一部を隆起して被係入片を構成させてなる請
求項1記載の組立式輸送容器。 - 【請求項3】 前記脚部材が、平板を樋状に折曲して成
形された脚部材であり、開口部を上向きにして底板の下
面に設けてなる請求項1記載の組立式輸送容器。 - 【請求項4】 前記被係入片が、脚部材の下部構成面に
該脚部材の長手方向に垂直な切溝を設け、この切溝部分
を隆起させてなる被係入片である請求項1記載の組立式
輸送容器。 - 【請求項5】 前記係入板部が、側板から垂直外向きに
折曲されてなる係入板部である請求項1ないし4のいず
れかに記載の組立式輸送容器。 - 【請求項6】 横向きに並列する筒状の脚部材が下部に
固着される底板と、この底板の端部に設けられるレール
材と、このレール材に載置されてつま面を構成するつま
板と、上記レール材に載置されて側面を構成する側板
と、つま板及び側板の適宜箇所に固設される支柱と、上
記つま板及び側板の上端縁を包囲しつつ上部を閉鎖する
天板とからなる組立式輸送容器において、上記脚部材を
樋状に折曲成形して構成し、かつ、該樋状の開口部を上
向きにして底板の下面に設け、この脚部材の両端付近に
おける下部構成面に該脚部材の長手方向に垂直な切溝を
設け、この切溝部分を隆起させて被係入片を構成し、こ
の被係入片の上方に位置するレール材に上記支柱が遊挿
できる挿通孔を設けるとともに、少なくともつま板又は
側板のうちの一方の支柱を該つま板又は側板の下端縁か
ら突出するように設け、上記被係入片の下側に係入でき
る係入板部をつま板又は側板の突出した支柱の下端に設
けてなることを特徴とする組立式輸送容器。 - 【請求項7】 前記つま板又は側板のうち、側板の支柱
のみに係入板部を設けてなる請求項1ないし6のいずれ
かに記載の組立式輸送容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8237595A JPH1081394A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 組立式輸送容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8237595A JPH1081394A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 組立式輸送容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081394A true JPH1081394A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17017656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8237595A Pending JPH1081394A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 組立式輸送容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1081394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066843A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Sanko Co Ltd | 組立・分解可能容器 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8237595A patent/JPH1081394A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066843A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Sanko Co Ltd | 組立・分解可能容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20180131781A (ko) | 앵글선반프레임 | |
JPH1081394A (ja) | 組立式輸送容器 | |
JP2675521B2 (ja) | 鋼板製輸送容器 | |
JP7220451B2 (ja) | リターナブル輸送パレット | |
JP2537019B2 (ja) | 鋼板製輸送容器 | |
JP3236094B2 (ja) | ユニット建物 | |
JP3542384B2 (ja) | 鋼板製輸送容器 | |
JPH07156945A (ja) | 鋼板製輸送容器 | |
JP3149800U (ja) | ダンボールパレット | |
AU674203B2 (en) | Container base with three perpendicular fixing elements in the corners | |
JPS5940282Y2 (ja) | 支柱付パレツトの積重ね構造 | |
JP4271670B2 (ja) | 輸送用パレット | |
KR200414148Y1 (ko) | 팰릿 | |
KR200157554Y1 (ko) | 팰릿 | |
JP4732797B2 (ja) | 組立式コンテナ | |
JP3512086B2 (ja) | 浴室ユニット用コンテナ及びこれを用いた浴室ユニットの運搬方法 | |
JPS5846988Y2 (ja) | 輸送用コンテナ | |
JPH0544270Y2 (ja) | ||
JPH0611938Y2 (ja) | 保管棚 | |
JP3079799U (ja) | パレット | |
JP2912817B2 (ja) | 建材運搬用パレット | |
JP2024531225A (ja) | スタッキングされた箱及びコンテナを支持するための補強システム及び方法 | |
JP2005059931A (ja) | 組み立て式コンテナおよび組み立て式コンテナユニット | |
JP2004035072A (ja) | 運搬用パレット | |
JPH11292227A (ja) | 枠組棚 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |