JPH0356509Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356509Y2
JPH0356509Y2 JP1986072761U JP7276186U JPH0356509Y2 JP H0356509 Y2 JPH0356509 Y2 JP H0356509Y2 JP 1986072761 U JP1986072761 U JP 1986072761U JP 7276186 U JP7276186 U JP 7276186U JP H0356509 Y2 JPH0356509 Y2 JP H0356509Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panels
container
panel
folded
bottom member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986072761U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62185292U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986072761U priority Critical patent/JPH0356509Y2/ja
Publication of JPS62185292U publication Critical patent/JPS62185292U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0356509Y2 publication Critical patent/JPH0356509Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は嵌め込み式輸送用容器に関するもの
で、特に軽量であつて剛性が高く、組立てがきわ
めて簡易迅速になし得る嵌め込み式輸送用容器に
関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
輸送用容器(又はコンテナー)には種々のタイ
プのものが開発使用されているが、一般に容器の
強度、剛性を高めるために、縦、横、斜め等に支
柱材を組立て、これに鉄板などを側板(パネル)
として取付けている。このような構造は部品点数
が多くなり、容器自体の重量を増加させるという
難点に加え、容器組立てのために溶接、ボルト止
め、釘打ちなど煩瑣な作業を必要とし、組立て時
間及び製造コストを増加させるという欠点があ
る。
この点を改善するため、本出願人は先に容器の
剛性を低下させることなく軽量化、経済化をはか
るべく、波形鋼板で容器側面を構成する技術を開
発した。容器四側を波形鋼板で構成することによ
り、縦、横、斜め等の支柱材を全く使用しなくて
も、容器の強度はむしろ向上し、薄い(例えば
0.5mm厚)鋼板の使用が可能となるので、軽量化、
経済化に大いに寄与するところとなつた。しか
し、この波形鋼板も床部材上に組立て固定するた
めには、やはり釘打ちしなければならないので、
作業性の改善は今一歩であつた。すなわち、組立
てのためには、まず1枚の波形鋼板を床部材の一
辺上に立て、手で支えながら床の辺長沿いに端か
ら端へ順次釘打ちしていかなければならない。途
中で風にあおられたりするとパネル(波形鋼板)
が倒れ、損傷したりして作業は失敗する。
従つて、課題として、床部材上にパネルを立て
たら、ワンタツチで、すなわち辺長沿いに作業を
する必要なく、パネルが床に連結されることが望
ましいが、従来このような課題は満たされていな
い。なお、実公昭57−32112号公報には、床部材
(パレツト)の対向する2辺に「カギ型パレツト
金具3」を取り付ける構造が開示されているが、
他の2辺は単なるL型金具を取り付けるだけであ
るから、仮にL型金具2に先に側板を嵌め込んだ
時は側板を自立させることはむずかしく、また、
カギ型パレツト金具3にしても、これに嵌め込む
べきカギ型側板金具8の座りが不安定にならざる
を得ないから同じく側板自体での自立性に乏し
く、従つて組立て中の容器の辺長沿いの作業をま
つたく排除することはできないという難点が認め
られる。
〔考案の目的〕
本考案はこのような課題要望に応えるためにな
されたものであつて、安価軽量であるにもかかわ
らず剛性が高く、組立ても、また分解もワンタツ
チで行える嵌め込み式輸送用容器を提供すること
を目的とする。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案は、底部材の
各辺に波形鋼板を斜めに当てがい垂直に立てると
波形鋼板の基部を係合支持する一体構造でみぞ形
のレール材を横架固着し、このレール材により4
枚の波形鋼板を立設したのち各鋼板の重なり合う
コーナー部に連結板を上方から挿し込んで組立て
を完了するようにしたものである。
逆に、コーナー連結板を引き抜き、各鋼板を直
立から斜めに倒せば簡単にレール材から外れるか
ら、分解もまたきわめて容易である。
〔考案の実施例〕
図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図は本考案の輸送用容器を概念的に示す斜
視図で、基本的に、本考案の輸送用容器は底部材
1と、この四辺に嵌め込み立設される波形鋼板、
好適に波形亜鉛鋼板製の側パネル10及びつまパ
ネル20と、両パネルのコーナー部を連結する連
結板25(後出第7図参照)とから構成され、頂
部に蓋30を被せるようになつている。
底部材1の詳細は第2図及び第3図に示すよう
なもので、角パイプ又は木材角柱などから成る横
枠材2に鉄板又は木板などの床板3が固着され、
四辺にレール材4が固着される。レール材4は鋼
材など剛性ある材質で一体構造に製作するものと
し、その断面形状は第3図に示すように外側には
折り返し傾斜した係止前縁5を有し、前縁5から
続く底部6を介し内側に外方へ傾斜した支持後縁
7が形成されたみぞ形となつている。傾斜した支
持後縁7に直角に測って後縁7と前縁5との開口
間隔はDであり、後縁7の傾斜角はθである。前
縁5も同じ傾斜角とすることが好適である。後縁
7は、第2図から認められるように、各レール材
4に全長に亘り形成されるが、前縁5は後述する
側パネル及びつまパネルの平坦化された連結部1
6,21に相当する幅だけ両端8,9において切
り欠かれている。本考案におけるレール材4(後
述の44も同じ)が一体構造で、みぞ形をなして
いることは、容器を構成する部品数を減少させ、
その製作の手間と重量を軽減させて、なおかつ頑
丈な構造を実現すると共に、このみぞ形レール材
にパネルを嵌め込んだ時、支持後縁とパネル背面
との当接によりレール材自体でパネルを自立させ
ることを可能にし、他に補助手段を必要としない
利点がある。
このようなレール材に嵌め込み立設される側パ
ネル10及びつまパネル20は、好適に波形亜鉛
鋼板から製作され、コーナー連結部16,21の
構成を除けば本質的に同構造であるから、第4図
及び第5図においては側パネル10で代表して説
明する。
第4図A〜Eは波形鋼板からパネル10の下端
に折り重ね基部11を形成する過程を順次説明す
るためのもので、まずAに示すような山aと谷b
を有する波形板の下端を、Bに示すように容器の
外側に面する山aの高さにそろえて、例えば約30
mmの長さLにわたつてプレス加工により扁平部1
2に押し潰す。これにより扁平部12にほぼ直角
な段部13が形成され、波形の谷bの下端を閉じ
る。同時に、Cに示すように扁平部12に続く山
の下端をプレス加工で潰し斜凹面14を形成す
る。続いて第4図Dに示すように扁平部12の下
端を内側へ折り返し15、長さ≒30mmに対し扁平
部12′の長さl≒18mmを残す。さらに、この扁
平部12′と折り返し15とを一緒に段部13の
裏面へ第4図Eのように折り重ねて、波形の山と
谷とにほぼ直角をなして連続する折り重ね基部1
1が形成される。この折り重ね基部11の幅Tは
上記l≒18mmに等しく、この幅Tは前記レール材
4の後端7と前縁5の開口間隔Dに等しいか、そ
れよりやや小である。このような波形鋼板の下端
にプレス加工により形成される折り重ね基部11
及び斜凹面14は、前述のように、側パネル10
及びつまパネル20に共通である。
両パネルの相違はコーナー連結部にある。側パ
ネル10の両側端は、第1図に示すように折り曲
げ連結部16に形成される。より詳細には、第7
図を参照すると、一方の側端の折り曲げ連結部1
6が示されており、これは波形をプレスで潰して
平坦部17とし、その外端をL字形に曲げた折り
曲げ縁18として形成される。この平坦部17の
幅に相当する長さだけ前記底部材1のレール材4
の係止前縁5が切り欠かれている。
つまパネル20の両側端にも折り曲げ連結部2
1が形成されるが、これは連結部16よりも大き
い幅にわたつて平坦部22をプレス加工し、その
外端を直角に折り曲げ部23とし、さらにその外
端を内側に折り込んだ折り返し部24としてある
(第7図参照)。折り曲げ部23と折り返し部24
の間にはすき間がある。
このような側パネル10及びつまパネル20を
底部材1上に立設する手順を第5図に示してあ
る。まず、側パネル10をその斜凹面14が容器
の外側にくるようにして第5図に破線で示すよう
にレール材4の後縁7の傾斜角θとほぼ同じに傾
けてレール材4に挿入する。レール材4の開口間
隔Dよりパネルの折り重ね基部11の幅Tは大き
くないから挿入は容易である。ついで矢印Fで示
すようにパネル10を立てると、折り重ね基部1
1はレール材4の係止前縁5の下に嵌まり込み、
同時に波形パネルの谷bの背(容器の内側)は支
持後縁7の上端7aで支えられるから、パネルは
手を離しても少なくとも内側に倒れ込まないよう
に立設される。このように立設された状態の概念
を第6図に部分斜視図として示してある。側パネ
ル10を2枚立てたら、ついでつまパネル20を
同じ手順で2枚立設すると、第7図に示したよう
に側パネル10とつまパネル20のコーナー部が
重なり合う。
この重なり合つたコーナー部にはコーナー連結
板25が挿入され、側パネル10とつまパネル2
0を連結する。コーナー連結板25は、第7図で
一部引き抜いた状態で示すように、直角に折り曲
げた2つの平面26,27と、平面27の先端の
折り返し縁28とから成る。平面26は、つまパ
ネル20の折り曲げ部23と折り返し部24との
すき間に挿入され、平面27と折り返し縁28と
は側パネル10の折り曲げ縁18を抱持するよう
に挿入される。第7図で、他の3つのコーナーに
も連結板25を略示してあり、それぞれ向きが異
なつているが、いずれも最初に示した連結板25
と同じもので、逆さにしたり、向きを変えただけ
のものである。
こうして第1図に示したように嵌め込み式輸送
用容器が構成されるが、底部材1と側パネル10
及びつまパネル20の連結はレール部材4による
だけであり、釘打ち、ボルト止め、溶接等は一切
使われていない。側パネル10とつまパネル20
との連結も、それぞれの連結部16,21を重ね
てコーナー連結板25を嵌め込むだけである。
レール材4はパネルと底との連結材であると同
時に床の剛性を補強する作用もあり、特に第1図
から認められるようにつまパネル20の下端の補
強に役立つ。
第8図はレール材の変形例を示す部分断面図で
ある。このレール材44は押し潰した形の係止前
縁45を有し、前縁45から続く底面46から前
例と同様に傾斜した支持後縁47が斜立してい
る。開口間隔Dはパネル10の折り重ね基部11
の幅T(第4図参照)よりやや大きめである。係
止前縁45と底面46とは断面コ字状をなしてい
る。この例の係止前縁45はパネルの折り重ね基
部11の前縁部を抱え込むように保持し、同時に
支持後縁47が谷bの背に当接してパネルを支え
るから、パネルは容易に立設され、倒れることが
ない。
本考案の嵌め込み式容器は、組立て時と逆に、
コーナー連結板25を引き抜いてパネル10又は
20をレール材4の中でその基部11を後方へず
らすように斜めに倒せば(第5図破線の状態)容
易にレール材から外れ、分解される。各パネル1
0,20及び連結板25を底部材1の床3上に重
ねて載置すれば小体積となるから、運搬・収納に
便である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、側パネル及びつまパネルとな
る波形鋼板の下端をプレス成形して折り重ね基部
と斜凹部とを形成し、これを斜めに受け入れ直立
に保持し自立させる、みぞ形で一体構造のレール
材を底部材上に設けたから、側及びつまパネルの
立設は斜めに当てがい垂直に立てるだけというワ
ンタツチで行なうことができ、側パネルとつまパ
ネルの連結もコーナー連結板をさし込むだけで簡
易に行なえ、組立ても分解も作業性がきわめてす
ぐれたものとなる。
本考案の容器は波形鋼板を主材として構成さ
れ、支柱材、骨組の類は一切使用しないから、軽
量でありながらきわめて強度的にもすぐれたもの
であり、しかも安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の嵌め込み式輸送用容器の組立
てた状態を概念的に示す斜視図、 第2図は本考
案容器の底部材の斜視図、第3図は第2図−
線における部分拡大断面図、第4図A〜Eは波形
鋼板から本考案の側パネル(及びつまパネル)を
形成する過程を示す部分断面図で、Aは素材たる
波形鋼板、Bは下端の扁平化、Cは斜凹部の形
成、Dは扁平部の折り返し、Eは折り重ねて完
成、の各過程を示し、第5図は本考案のパネルの
レール材への嵌め込み立設を説明する部分断面
図、第6図は第1図−線における部分拡大断
面図で、立設されたパネルの基部及び斜凹部とレ
ール材との関係を示し、第7図は側パネルとつま
パネルのコーナー連結部及び連結板を示す断片斜
視図、第8図はレール材の変形例を示す部分断面
図である。 主要符号、1……底部材、4,44……レール
材、5,45……係止前縁、7,47……支持後
縁、10……側(がわ)パネル、11……折り重
ね基部、14……斜凹部、16,21……コーナ
ー連結部、20……つまパネル、25……コーナ
ー連結板、30……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器底部材を構成すべき並置した数本の枠材2
    が形成する四辺形の各辺上に、 上端が容器の外方へ向かつて傾斜する支持後縁
    7,47と、該支持後縁の下端に連続する平らな
    底部6,46と、該底部の前縁に連続して起立し
    内方へ折り返されて前記支持後縁との間に開口間
    隔Dを残す係止前縁5,45とから成る一体構造
    のみぞ形レール材4,44をそれぞれ固着して四
    辺形の底部材1を構成し、 該底部材1上に立設されるべき一対の側パネル
    10及び一対のつまパネル20は、山と谷が交互
    に連続する波形鋼板の下端部分を扁平に押し潰し
    直角に折り曲げて波形の山と谷とに一体に連続し
    てほゞ直角をなす平らな折り重ね基部11を前記
    開口間隔Dと等しいか又は小さい幅Tを有するも
    のとして形成すると共に、該基部に続く波形の山
    の下端部を斜凹面14に変形させ、且つ両側縁に
    コーナー連結部16,21を設けて構成し、 以つてこれら側パネル及びつまパネルの下端を
    前記みぞ形レール材4,44に嵌め込み、前記折
    り重ね基部11の前縁を前記前縁5に係合させ、
    両パネルの波形の谷の背を支持後縁7に当接させ
    ることにより底部材1上に合計4枚のパネルを自
    立的に立設させ、重ね合わせたコーナー連結部1
    6,21に連結板25を嵌め込んで隣接する側パ
    ネルとつまパネルとを連結し、頂部に蓋30を被
    せるようにして成る嵌め込み式輸送用容器。
JP1986072761U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH0356509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986072761U JPH0356509Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986072761U JPH0356509Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62185292U JPS62185292U (ja) 1987-11-25
JPH0356509Y2 true JPH0356509Y2 (ja) 1991-12-19

Family

ID=30916503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986072761U Expired JPH0356509Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0356509Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405217B1 (ko) * 2001-07-16 2003-11-17 주식회사 솔링크 컨테이너형 조립식 포장상자

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732112U (ja) * 1981-06-23 1982-02-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732112U (ja) * 1981-06-23 1982-02-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62185292U (ja) 1987-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5253465A (en) Multiple framing member connection
US4461134A (en) Sheet metal beam
US6708627B1 (en) Shelf section and method
JPH0356509Y2 (ja)
US5146727A (en) Cladding panel
NZ230840A (en) Support member for use as construction beam or pallet component; method of fabrication
JPS63154436U (ja)
US5117602A (en) Structural panel for pre-fabricated buildings
JPH043953Y2 (ja)
WO1995013233A1 (fr) Conteneur de transport en acier
JP3287672B2 (ja) 鋼板製輸送容器
JPH07187184A (ja) 改良グリップアングル及び組立式鋼製輸送容器
JPH043954Y2 (ja)
JPH08104322A (ja) 鋼板製輸送容器
JPS63202623U (ja)
JP7010775B2 (ja) 厚紙製陳列台
JPH08143035A (ja) 鋼製輸送容器
JPH0642988Y2 (ja) 輸送用容器
JPH0612082Y2 (ja) ベランダコーナー部における梁連結構造
JPH07232729A (ja) 鋼板製輸送容器及びそのコーナー金具
JPH07132933A (ja) 輸送容器のコーナ連結金具
JP3462320B2 (ja) 展示台
JPS6235410Y2 (ja)
JPH037452Y2 (ja)
JPH0745710Y2 (ja) パネル工法によるユニット構造体用補強部材