JPH0487978A - パネル組立式コンテナ、そのパネル縁材及びパネル組立式コンテナの組立方法 - Google Patents

パネル組立式コンテナ、そのパネル縁材及びパネル組立式コンテナの組立方法

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JPH0487978A
JPH0487978A JP2193494A JP19349490A JPH0487978A JP H0487978 A JPH0487978 A JP H0487978A JP 2193494 A JP2193494 A JP 2193494A JP 19349490 A JP19349490 A JP 19349490A JP H0487978 A JPH0487978 A JP H0487978A
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Takao Takeno
竹野 貴雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、航空輸送、海上輸送、並びに陸上輸送等の輸
送や物品の保管に使用されるコンテナに関し、特に、上
下多段数に積み重ねた時に箱形れしないようにするとと
もに、不使用時には分解でき、しかも、簡単に分解や組
立てができる上、通い箱として使用可能な、パネル組立
式コンテナ、そのパネル縁材及びパネル組立式コンテナ
の組立方法に関するものである。
(b)従来の技術 航空輸送等の貨物の輸送に使用されるコンテナとしては
、載貨重量20トン程度の大型のものから縦横各1.5
メートル、高さ1.6メ一トル程度のものがあり、載貨
重量5トン以上の大型のコンテナでは、アルミニウム、
ノユラルミン等の軽金属からなる壁材、柱材、梁材等が
爆接、リベット等によって分解不能且つ強固に連結され
ている。
しかし、これよりも小さい、中型あるいは小型のコンテ
ナとしては、グンボール紙を使用した簡易なコンテナが
使用されている。
このダンボール製のコンテナは、例えば#&6図に示す
ように、パレット101の上にコンテナ本体102を載
置されて輸送される。
このコンテナ本体102に使用されるグンボールとして
は、各面のベニつきやへたりを長期間にわたって防止す
るため、3層のフルートを有する特別に強靭なものが使
用されている。
(c)発明が解決しようとする課題 上記の大型コンテナのように金属製の各部材が分解不能
且つ強固に連結されたコンテナは、繰り一退し使用が可
能であるが、分解することができないので、不使用時の
保管スペースが大きくなったり、通い箱とした場合、空
のコンテナを輸送するとき大きなスペースが必要となり
、その保管や輸送のコストが嵩むなどの課題がある。
一方、ダンボール製のコンテナは、通常、コンテナ本体
102を祈り畳んだ状態で保管し、貨物の荷重りに際し
て箱形に広げてパレット101に結合している。
そして、この場合には、一般に、パレッ)101は繰り
返し使用されるが、コンテナ本体102は1度使用した
だけで使捨てされている。このため、多量のコンテナ本
体102が消費されることになり、資源保護を図る上で
好ましくなかった。
また、ダンボール製のコストは、上下に多段に積み重ね
ると、側壁部分に板面方向に荷重が作用し、側壁部分が
厚さ方向に変形する、いわゆる、箱形れが発生し、内容
物が変形したり、破損したりする恐れがあり、このため
、一般に上下多段数に積み重ねることができないのであ
る。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、上
下多数段に積み重ねた時に箱形れしないようにするとと
もに、また、通い箱として使用可能で、且つ不使用時に
は分解することにより、保管スペースを小さくしたり或
いは輸送コストの低下を実現し、しかも、簡単に繰り返
して分解や組立てができるようにした、パネル組立式コ
ンテナ、そのパネル縁材及びパネル組立式コンテナの組
立方法を提供することを目的とするものである。
(d)課題を解決するための手段 本発明のパネル組立式コンテナは、上記の目的を達成す
るために、 コンテナの床、四方の横側及び天井の各面を覆うパネル
からなり、 各パネルは、板材とその周縁に固定されるパネル縁材と
を備え、 各パネルの縁材を他のパネルの縁材に突き合わせ状に当
接させて箱状に組立て、 互いに当接させる縁材のうちの一方の縁材の当接面には
パネルのその周縁に沿って延びる凸条部を設け、その他
方の縁材の当接面にはパネルのその周縁に沿って延び、
且つ上記凸条部が位置決め状に嵌合される凹溝部を設け
、 上記凸条部と凹溝部とを嵌合させた縁材同士を固定手段
により分解可能に固定する、 という技術的手段を講じている。
以下、本発明に係るパネル組立式コンテナの構成を更に
詳細に説明する。
本発明のコンテナにおいては、例えば航空機内の貨物室
のスペースを有効に利用するため、互いに連結される床
面または天井面と横側面とにわたり、もしくは、互いに
連結される211i側面にわたり傾斜面を設けてもよい
この場合、傾斜面のパネルを水平面あるいは垂直面のパ
ネルに傾斜面を連続させた屈曲パネルを使用することも
可能である。しかしながら、コンテナを分解した時の占
有スペースの嵩を低くするため、傾斜面のパネルを水平
に組み付けられる床面または天井面のパネル及び垂直に
組み付けられる横側面のパネルと別体に形成することが
好ましく1 。
また、床面のパネルは、コンテナを7オークリ7Fで運
ぶためのパレットと別に形成し、使用時にパレットに固
定するように構成してもよく、また、パレットと一体に
形成してもよい。
更に、各パネルのコーナー部同士は各パネルのパネル縁
材同士を嵌合させで連結しでもよく、別に作られたコー
ナーピースを介して連結してもよ各パネルの板材は、板
状のものであればよく、その素材は特に限定されない。
従って、金属板を使用することも可能であるが、特に、
軽量で価格的に安価であるグンボール板紙、合成樹脂、
木質材で板材を形成することが好ましい。
グンボール板紙を使用する場合には、特に限定はされな
いが、できるだけ強度的に有利な構造のものを使用する
ことが好ましく、例えば、2N以上、特に3N以」二の
フルートを有するグンボール板紙を使用することが好ま
しい。また、グンボール板紙の紙の素材としては、天然
パルプ、再生パルプあるいは合成樹脂等を使用すること
ができる。
合成樹脂等の板材としては、合成樹脂のみで形成された
ものの他に、合成樹脂をガラス繊維、ナイロン繊維、カ
ーボン繊維、ボロン繊維、金属繊維等の繊維材で強化し
たもの(F RP ’)が含まれ、単板状あるいは合板
状の中実板であっても、中空板であってもよい。また、
表裏両面材の間にハニカム状のコア材を挟んだサンドイ
ッチ構造に成形したものでもよい。
木質材とは、単板状あるいは合板状の木材と、合成樹脂
あるいは接着剤で木質チップあるいは木質粉末を結合さ
せたものが含まれる。
本発明において、各パネル同士は、一つのパネルのパネ
ル縁材の凸条部を他のパネルのパネル縁材の凹溝部に嵌
合させることにより互いに位置決め状に当接させて、箱
状に組立てられるが、互いに当接されたパネル縁材同士
の嵌合が解離することを防止するため、凸条部と凹溝部
との嵌め合いを密にすることが考えられる。しかしなが
ら、凸条部と凹溝部との嵌め合いは使用を繰り返すこと
により短期間で甘くなるので、本発明においては互いに
当接されたパネル縁材同士が固定手段で互いに固定され
たものが望ましい。
この固定手段としては、パネル縁材同士を直接に結合さ
せる固定具だけで構成したものと、互いに当接されたパ
ネル縁材にわたって当てがわれる連結板と、連結板を各
パネル縁材に結合させる固定具とで構成したものとが考
えられる。
ここで、固定具としては、釘、鋲、ボルト等が考えられ
るが、これらの中では、特に、結合と分解とを繰り返し
行えるボルトを使用することが推奨される。
連結板を使用する場合には、連結板は各パネル縁材と分
離させてあってもよく、また、互いに連結されるパネル
縁材のうちの一つに予め溶接、ボルト止め、リベット止
め、あるいは釘止め等によって分解不能に固定しておい
てもよい。
また、各パネルのコーナー部同士をコーナーピースを介
して連結する場合には、コーナーピースと、各パネルの
板材、パネルの縁材の一方あるいは両方とをボルト、釘
、リベット等の固定具を使用して互いに固定して、コー
ナーピースが−に記連結板の機能を果たすように構成し
てもよい。
本発明に係るパネル組立式コンテナのパネル縁材では、
上記の目的を達成するために、板材の端縁部の表面と裏
面とを覆う1対の取付壁と、この両取付壁の先端縁部同
士を連結するとともに両取付壁に対して所定の角度で交
差する端縁壁とを備え、 各取イ]壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの少なく
とも一つの外側面に板材の端縁部に沿って延びる凸条部
または凹溝部が形成された、という技術的手段を講じて
いる。
以下、このパネル縁材について詳細に説明する。
本質的には各パネル縁材には1条の凸条部または凹溝部
を一つの外側面に形成してあればよいが、部材の共通化
を図るため、一つのパネル縁材に凸条部を有する面と凹
溝部を有する面とを設けることができる。
即ち、各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの少
なくとも一つの外側面に板材の端縁部に沿って延びる凹
溝部が設けられ、他の外側面に板材の端縁部に沿って延
び、」二記凹溝部に位置決め状に内嵌される形状の凸条
部を設けるように構成することができる。
また、このパネル縁材は、一体のものとして製造するこ
とも可能であるが、主部材と補助部材との2種類の部材
に分割して形成し、主部材と補助部材とを組立てて一つ
のパネル縁材を構成するようにしてもよい。
即ち、上−肥土部材は、板材の端縁部の表面と裏面とを
覆う1対の取付壁と、この両取付壁の先端縁部同士を連
結するとともに両取付壁に対して所定の角度で交差する
端縁壁とを備え、両取付壁及び端縁壁の各外側面には板
材の端縁部に沿って延設された凹溝部が形成され、 一方、上記補助部材は、主部材の各側面同士を突き合わ
せた時に連続する1対の凹溝部に位置決め状に内嵌され
る形状に形成されると共に、主部材の少なくとも1つの
凹溝部に内嵌するように構成してもよい。
このように、パネル縁材を主部材と補助部材との2種類
の部材に分割して形成し、主部材と補助部材とを組立て
て一つのパネル縁材を構成する場合には、凸条部の設置
面と凹溝部の設置面との設置が異なる複数種類のパネル
縁材を補助部材の配置を変更するだけで作り分けること
ができ、凸条部の設置面と凹溝部の設置面との設置が異
なる複数種類の金型を作らずにすみ、金型費用を安価に
できるとともに、凸条部の設置面と凹溝部の設置面との
配置が異なる複数種類のパネル縁材の製造及び備蓄の融
通性が高められる。
本発明のパネル縁材においては、両取付壁に対して端縁
壁が直角に交差する場合と、両取付壁に対して端縁部が
傾斜状に交差する場合がある。・両取付壁に対して端縁
壁を直角に交差させたパネル縁材はパネル同士を直角に
突き合わせる場合に適しており、両数イ」壁に対して端
縁壁を傾斜状に交差させたパネル縁材はパネル同士を直
角に突き合わせる場合にも、一方のパネルに対して他方
のパネルを傾斜させて突き合わせる場合にも適している
両取付壁に対して端縁壁を傾斜状に交差させる場合、そ
の交差角度はパネルの夾角の補角としでもよく、また、
パネルの夾角の1/2としてもよ(1。
本発明のパネル縁材の凸条部及び凹溝部の断面形状は特
に限定されず、矩形、三角形あるいは台形に形成しても
よい。また、凸状部の断面形状と凹溝部の断面形状は必
ずしも同じにする必要はなく、例えば凹溝部の断面形状
を矩形に形成し、凸条部の断面形成を三角形または台形
に形成してもよい。この場合、凸条部の稜線が他物に衝
突して変形しても簡単に凸条部が凹溝部に代金でき、し
かも、凸条部の基端部と凹溝部の口部との嵌合による位
置決め機能が長期間にわたって失われ難くなるので有利
である。
本発明のパネル縁材の素材は、特に限定されず、例えば
アルミニウム合金、鋼鉄等の金属や、合成樹脂を使用す
ることができる、金属を使用する場合には、例えば、圧
延成形、押し出し成形、あるいは、引抜き成形等によっ
て所定の断面形状の条材を形成し、所定の寸法に裁断す
るという手順でパ・ネル縁材が製造される。また、合成
樹脂を使用する場合には、例えば、押し出し成形によっ
て所定の断面形状の条材を形成し、所定の寸法に裁断す
るという手順でパネル縁材が製造される。
本発明のパネル組立式コンテナの組立て方法は、−ヒ記
の目的を達成するために、周縁にパネル縁材を備えた床
、四方の横側及び天井の各面を覆う各パネルのパネル縁
材同士を突き合わせ、各パネルのパネル縁材同士を突き
合わせる時に、互いに突き合わされるパネル縁材におい
て、一方のパネル縁材に形成した凸条部と他方のパネル
縁材に形成した凹溝部とを嵌め合わせて各共ネルを互い
に他方のパネルに対して位置決めさせ、互いに突き合わ
せた縁材同士を固定手段で固定する、という手段を講じ
でいる。
本発明のパネル組立式コンテナの組立方法においては、
まず、各パネルを少なくとも1面のパネルを除いて組立
て、この後、貨物を積み込んだ後に1ユ記少なくとも1
面のパネルが組立てられる。
ここで、天井が作業者の身長よりも低いコンテナにおい
て、床及び3方の横11111のパネルを組立て、貨物
を収納した後に、残りの1方の横側と天井とのパネルを
組み付ける場合には、貨物の積込に際して天井が邪魔に
ならず、作業者は自然に立った状態で両手に貨物を持っ
てコンテナの中まで歩いて入ることができ、楽な作業姿
勢で貨物の積込が行えることになる。
この場合、互いに組み立てられたパネルのパネル縁材同
士を、ボルト或いは連結板とボルトで連結してもよいの
である。
(e)作用 本発明のパネル組4式コンテナにおいては、コンテナの
床、四方の横側及び天井の各面を覆う各パネルがそれら
の周縁に凸条部あるいは凹溝部を有するパネル縁材を備
えているので、各パネルの周縁部同士を突き合わせ状に
当接させることにより、互いに当接さぜたパネル縁材の
うちの一方の縁材の当接面に設けた凸条部とその他方の
縁材の当接面に設けた凹溝部とを突き合わせて嵌合させ
て位置決めした後固定手段により固定することにより、
箱形で、しかも、その稜線が全てパネル縁材で補強され
たコンテナが形成される。このコンテナを積み重ねると
、上側のコンテナの重量は縦向き(垂直方向)のパネル
縁材に分担されるので、横側′面のパネルの板材に作用
する荷重が小さくなり、箱形れが発生し難くなる。
また、各パネルを固定手段で分解可能に固定するので、
不使用時にコンテナを各パネルに分解して重ねることに
より保管スペースが小さくしたり、輸送の際のスペース
を小さくすることができる。
更に、分解された各パネルは、各パネルのパネル縁材を
他のパネルの縁材に突き合わせ状に当接させて箱状に組
Vで、突き合わた縁材の凸条部と凹溝部とを嵌合させて
各パネルを互いに位置決めし、固定手段で縁材同士を固
定することにより再び頑丈なコンテナに組立てることが
できる。つまり、このコンテナは組み立て、分解が容易
になLうるのである。
本発明のパネル組立式コンテナのパネル縁材においては
、板材の端縁部の表面と裏面とを覆う1対の取付壁と、
この両取付壁の先端縁部同士を連結するとともに両取付
壁に対して所定の角度で交差する端縁壁とを備えるので
、両取付壁の間に板材の周縁部を挿入することにより、
板材の周縁に固定される。
また、各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの少
なくとも−っの外側面に、板材の端縁部に沿って凸条部
または凹溝部が形成されているので、互いに組み合わせ
るパネルにおいで、一方に凸条部を備えるパネル縁材を
固定し、他方に凹溝部を備えるパネル縁材を固定して、
一方のパネル縁材の凸条部を他方のパネル縁材の凹溝部
に嵌め合わせるようにして両パネル縁材を突き合わせ状
に当接させることにより、両パネルが互いに位置決め状
に組み合わされることになる。
本発明のパネル組立式コンテナの組立て方法においては
、コンテナの床、4方の横側及び天井の各面を覆うパネ
ルをそれぞれ別体に形成し、各パネルを板材とその周縁
に固定されるパネル縁材とで構成し、各パネルのパネル
縁材同士を突き合わせて箱状に組み今わせ、互いに突き
合わせた縁材同士を固定手段で固定するという簡単な手
順でコンテナが組立てられ、また、固定手段を分解する
ことにより部用に各パネルに分解することができる。
しかも、その組立てに際しては、各パネルのパネル縁材
同士を突き合わせる時に、互いに突き合わされるパネル
縁材において、一方のパネル縁材に形成した凸条部と他
方のパネル縁材に形成した凹溝部とを嵌め合わせて各パ
ネルを互いに他方のパネルに対して位置決めさせるので
、分解と組立てとを繰り返してもパネルのAJL、立て
位置がずれる恐れがなく、正確な形状に組立てることが
できる。
(f)実施例 以下、本発明の実施例を第1図ないし第5図に基づき詳
細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
コンテナ全体の概略構成 この実施例は、航空機用コンテナに適用されるものであ
り、第1図に示すように、床面、4方の横側面及び天井
面と、右方の横側面から天井面にわたって形成された傾
斜面とを覆う各パネル1〜7がそれぞれ別体に形成され
、それらの互いに周縁部同士を突き合わせ状に当接させ
て箱状に組み合わされる。
また、床面のパネル1は、コンテナを7オークリ7トで
運」ζためのパレット8と別に形成し、使用時にパレッ
トに載置するように構成しである。
この場合、床面のパネル1をパレット8と一体に形成し
てもよい。
また、傾斜面のパネル7と天井面のパネル6あるいは右
方の横側面のパネル5とを一連の屈曲パネルに形成する
ことも可能である。しかしながら、この実施例では、分
解した時の占有スペースの嵩を一層低くするために、傾
斜面のパネル7を水平に組み付けられる天井面のパネル
6及び垂直に組み付けられる右方の横側面のパネル5と
別体に形成している。
更に、各パネル1〜7のコーナー部同士は各パネル1〜
7同士を嵌合させてから、固定手段20(ここでは、連
結板とボルトとを使用しているが、図面」二では連結板
のみを示す)を用いて連結している。
各パネルの構成 各パネル1〜7は、例えば第2図及び!¥;3図に示す
ように、板材91〜97と、その周縁に固定されるパネ
ル縁材10とを備える。
各パネル1〜7の板材91〜97は、板状のものであれ
ばよく、その素材は特に限定されない。
従って、金属板を使用することも妨げないが、価格的に
安価で軽量なダンボール板紙、合成樹脂又は木質材で板
材を形成することが好ましく、ここでは、価格的に最も
有利なダンボール板紙で各板材91〜97を形成しであ
る。
各板材91〜97の素材としてダンボール板紙を使用す
る場合には、特に限定はされないが、できるだけ強度的
に有利な構造のものを使用することが好ましく、ここで
は3層のフルートを有するダンボール板紙を使用してい
る。また、ダンボール板紙の紙の素材としては、天然パ
ルプ、再生パルプあるいは合成樹脂等を使用することが
できるが、ここでは、−船釣な天然パルプ、あるいは再
生パルプがダンボール板紙の紙の素材として使われてい
る。
なお、各板材91〜97の素材として合成樹脂を使用す
る場合には、合成樹脂のみで形成されたものの他に、合
成樹脂をガラス繊維、ナイロン繊維、カーボン繊維、ボ
ロン繊維、金属繊維等の繊維材で強化したもの(F R
P )が含まれ、−tB版板状るいは合板状の中実板で
あっても、中空板であってもよい。また、表裏両面材の
間にハニカム状のコア材を挟んだサンドインチ構造に形
成したものでもよい。
また、各板材91 = 97の素材として使用する木質
材には、単板状あるいは合板状の木材と、合成樹脂ある
いは接着剤で木質チップあるいは木質粉末を結合させた
ものが含まれる。
上記パネル縁材10は、fIS4図(a)ないし14図
(d)に示すように、板材91〜97の端縁部の表面と
裏面とを覆う1対の取付壁11と、両取付壁11の先端
縁部同士を連結するとともに両取付壁11に対して所定
の角度で交差する端縁壁12とを備えている。
各取付壁11の外側面と端縁壁12の外側面とのうちの
少なくとも一つの外側面(ここでは、各取付壁11及び
端縁壁12の各外側面)に板材91〜97の周縁に沿っ
て凸条部13または凹溝部14が形成されている。
本質的には、@5図(rL)ないし第5図(d)に示す
ように、各パネル縁材10には1条の凸条部13または
凹溝部14を一つの外側面に形戒してあればよい。しか
し、ここでは、凸□条部13の設置面と凹溝部14の設
置面との設置が異なる複数種類のパネル縁材10を簡単
に作り分けることができるようにするために、第4図に
示すように、一つのパネル縁材10に凸条部13を有す
る面と凹溝部14を有する面とを設けている。
すなわち、各取付壁11の各外側面に凹溝部14を、端
縁壁12の外側面に凸条部13を設けるように構成して
いる。
このパネル縁材10は、一体のものとして製造すること
も可能であるが、第4図(、)〜第4図(d)に示すよ
うに、主部材10aと補助部材10bとの2fffl類
の部材に分割して形成し、主部材10aと補助部材10
1〕とを組立てて一つのパネル縁材10を構成している
すなわち、主部材10aは1対の取付壁11と、端縁壁
12とで溝成し、この両取付壁11及び端縁壁12の各
外側面に凹溝部14を形成している。
また、補助部材10bは、主部材10aの外側面同士を
突ぎ合わせた時に連続する1対の凹溝部14に位置決め
状に内嵌1される形状に形成されるとともに、主部材1
0aの端縁壁12の凹溝部14に一半部分を内嵌され、
必要に応じて主部材10aにビス+Lめにより固定しで
ある。
このパネル縁材10としては、第5図(a)に示すよう
に、両取付壁11に対して端縁壁12が直角に交差する
場合と、第5図(1〕)、第5図(C)あるいは第5図
(d)に示すように、両取付壁11に対しで端縁壁12
が傾斜状に交差する場合がある。
両取付壁11に対して端縁壁12を直角に交差させたパ
ネル縁材10はパネル1〜7同士を直角に突き合わせる
場合に適しており、両取付壁11に対して端縁壁12を
傾斜状に交差させたノくネル縁材10はパネル1〜7同
士を直角に突き合わせる場合にも、一方のパネル1〜7
に対して他方のノ(ネル1〜7を傾斜させて突き合わせ
る場合にも適している。
この実施例では、@2図及び第3図に示すように、斜面
のパネル7と天井面のパネル6とが当接される部分、及
び、斜面のパネル7と右方の横側面のパネル5とが当接
される部分の各パネル5〜7のパネル縁材10に両取付
壁11に対して端縁壁12を傾斜状に交差させたパネル
縁材10を使用し、他の部分のパネル1〜7のパネル縁
材10には両取付壁11に対して端縁壁12を直角に交
差させたパネル縁材10を使用している。
両取付壁11に対して端縁壁12を傾斜状に交差させる
場合、その交差角度αはパネル1〜7の夾角βの補角と
してもよく、また、パネルの夾角βの1/2としてもよ
い。ここでは、斜面のパネル7と天井面のパネル6との
夾角及び斜面のパネル11と右方の横側面のパネル5と
の夾角を135に設定しであるので、両取付壁11に対
する端縁壁12の交差角度αは45°にしている。この
場合、パネル縁材10の取付壁11を1枚だけとし、例
えば、板材をステープル(ホチキスの針)で1枚の取付
壁に取イ」けで組み立てる二とも可能である。
」1記パネル縁材10の凸条部13及び\凹溝部14の
断面形状は特に限定されず、例えば、14図(d)に示
すような矩形、第4図(e)に示すような三角形、第4
図(b)に示すような台形、図示はしないが半円形、あ
るいはU字形に形成してもよい。
また、凸条部13の断面形状と凹溝部14の断面形状は
必ずしも同じにする必要はなく、この実施例では、第4
図(、)に示すように、凹溝部14の断面形状を矩形に
形成し、凸条部13の断面形状を台形(または三角形)
に形成している。
このように凸条部13の断面形状を台形(または三角形
)に形成し、凹溝部14の断面形状を矩形に形成する場
合には、凸条部13の稜線が他物に衝突して変形しても
簡単に凸条部13を凹溝部14に嵌合させることができ
、しかも、凸条部13の基端部と凹溝部14との嵌合に
よる位置決め機能が長期間にわたって失われ難くなり、
有利である。
上記固定手段20としては、パネル縁材10同士を直接
に結合させる釘、鋲、ボルト等の固定具だけで構成した
ものと、互いに当接されたパネル縁材10にわたって当
てがわれる連結板20と、連結板を各パネル縁材10に
結合させる釘、鋲、ボルト等の固定具とで構成したもの
とが考えられる。
ここで、固定具としては、釘、鋲、ボルト等が考えられ
るが、この実施例では、結合と分解とを繰り返し行える
ボルトを固定具として使用している。
連結板20は予め溶接、ボルト止め、リベット止め、あ
るいは釘11−め等によって連結されるパネル縁材10
のうちの−っに分解不能に固定しておいてもよいが、こ
こでは、各パネル縁材10と分離させておき、パネル1
へ7の組立てに際してボルトからなる固定具で各パネル
縁材10に接合される。
コンテナの組立て手順例 次に、このパネル組立式コンテナの組立て方法について
説明する。
まず、第1図及び$2図に示すように、床面の4つのコ
ーナー部に連結板20をボルトで固定した後、パレット
8に床面のパネル1を載置して、釘、鋲、ボルト等の・
固定具で固定する。パネル1の面と平行なパネル縁材1
0の外側面には凹溝部14が位置しているので、パレッ
ト8に固定されたパネル1の前後及び左右の各パネル縁
材10の1−面には凹溝部14が位置することになる。
次に、垂直に立てた左方、後方及び右方の横側面のパネ
ル3〜5の下縁のパネル縁材10の凸条部13を床面の
パネル1の左方、後方及び右方のパネル縁材10の上向
外の凹溝部14に嵌め込むとともに、これら3方の横側
面のうち左右両方の横側面のパネル3.5の後縁のパネ
ル縁材10の凸条部13を後側の横側面の左右両側のパ
ネル縁材10の前向きの凹溝部14に嵌め込むことによ
り、前方の横側面、傾斜面及び天井面が開放された箱形
のコンテナ部分が組立てられる。
これにより、左方の横側面のパネル3の後下コーナー部
及び後方の横側面のパネル4の左下コーナー部が接合さ
れている部分には先に床面のパネル1に取り付けである
連結板20が当てがわれることになり、この連結板20
を左側の横側面のパネル3の下側及び後側のパネル縁材
10と、後側の横側面のパネル4の左側及び下側のパネ
ル縁材10とをボルトからなる固定具21で固定する。
また、右方の横側面のパネル5における後下コーナー部
及び後方の横側面のパネル4の右下コーナー部が接合さ
れている部分には別の連結板20が当てがわれることに
なり、連結板20を右側の横側面のパネル5の下側及び
後側のパネル縁材10と後側の横側面のパネル4の右側
及び下側のパネル縁材10とにボルトからなる固定具で
固定する。
このようにして、バレント8、床面のパネル1、左方、
後方及び右方の横側面のパネル3〜5を互いに固定した
後、傾斜面のパネル7における後縁のパネル縁材10の
後向き凸条部13を、後方の横側面のパネル4の斜辺部
におけるパネル縁材10の前向き凹溝部14に嵌合する
とともに、傾斜面のパネル7の右下縁におけるパネル縁
材10の下向き凹溝部14を右方の横側面におけるパネ
ル5の上向き凸条部13に嵌合して傾斜面のパネル7を
組み付け、また別の連結板20とボルトからなる固定具
で後方及び右方の横側面のパネル4.5と傾斜面のパネ
ル7とを固定する。
この後、貨物をこれらのパネル1.3〜5.7で囲まれ
た空間に積み込む。
更に、貨物の積込が終了してから、前方の横側面のパネ
ル2の下縁におけるパネル縁材10の凸条部13を床面
のパネル1の前側におけるパネル縁材10の凹溝部14
に嵌合するとともに、前方の横側面のパネル2の左右各
側におけるパネル縁材10の凹溝部14を左右各方の横
側面のパネル3.5の前縁のパネル縁材10の凸条部1
3に嵌合させ、更に別の連結板20とボルトからなる固
定具で前方の横側面のパネル2を床面のパネル1及び左
右両横側面のパネル3.5に固定する。
そして、最後に天井面のパネル6の四方におけるパネル
縁材10の下向き凹溝部14を前方、後方及び左方の各
横側面におけるパネル2.4.3及び傾斜面のパネル7
における上向き各凸条部13に嵌合させ、また更に別の
連結板20とボルトからなる固定具で天井面のパネル6
を前方、後方及び右方の各横側面のパネル2.4.3並
びに傾斜面のパネル7に固定する。
このような手順でコンテナを組立てる場合には、貨物の
積込み時に前方の横側面及び天井面Cが開放されている
ので貨物の積込に際して天井が邪魔にならず、作業者は
自然に立った状態で両手に貨物を持ってコンテナの中ま
で歩いで入ることができ、楽な作業姿勢で貨物の積込が
行えることになり、作業条件が楽になるとともに、作業
能率を高めることができる。特に、天井面が作業者の身
長よりも低いコンテナにおいてこの効果は一層顕著にな
る。
上記パネル組立式コンテナの組立方法は、上記の一例に
限定されることはなく、例えば、天井面が作業者の身長
よりも高い場合には、横側面のノくネル1〜4のうちの
一方のパネルを残して他のノ(ネルを組み立て、互いに
固定してから貨物を積込み、貨物の積込みが終了した後
−に記一方の横側面のパネルを組み付けるようにしても
より1゜また、例えば、天井面が作業者の腰よりも低0
場合には、天井面のパネル6、あるいはこれとともに傾
斜面のパネル7を貨物の積込み後に組み付けるようにし
てもよい。
更に、各パネル1〜7同士の固定に使用する連結板20
は、互いに連結されるパネル1〜7のいずれか一つのパ
ネル縁材10に予め固定しておいてもよく、また、連結
板20を省略して互いに凸部13と四部14とが嵌合さ
れるパネル縁材10同士を例えばボルトからなる固定具
で直接に固定してもよい。
コンテナの強度 このようにして組立てられたコンテナは、各パネル1〜
7が互いに他のパネル1〜7と接合される周縁にパネル
縁材10を備えているので、組立てられたコンテナを上
下に積み重ねた時に横側面のパネル2〜5に作用する荷
重の一部分がこれらのパネル2〜5の前後あるいは左右
の周縁のパネル縁材10に分担される。従って、横側面
のパネル2〜5が板厚方向に変形する、いわゆる、箱屋
れを防止することができる。
コンテナの分解 上記のようにして組立てられたコンテナは、組立てと逆
の手順で分解することができる。
すなわち、前に方の3つの固定手段(連結板)20を取
り外し、更に前下方の二つの固定手段(連結板)20と
前方の横側面のパネル2とを連結するボルトを外した後
、前方の横側面のパネル2を取り外し、また更に、天井
面のパネル6における後側の二つの固定手段(連結板)
20を分解した後、天井面のパネル6を取り除くことに
より、前方の横側面と天井面とを開放することができる
この後、貨物を下ろし、あるいは貨物を下ろす前に同様
にして傾斜面のパネル7、左方、後方及び右方の各横側
面のパネル3〜5を分解することにより、コンテナはパ
レット8、床面のパネル1及びその4隅の連結板20の
組立物と、ボルトとの集合物とに分解される。そして、
分解されたパレット8、床面のパネル1及びその4隅の
連結板20の組立物の上に6枚のパネル2〜7を積み重
ね、6つの連結板20と、ボルトとを−まとめにまとめ
てそのトに置くことにより、組立てられたコンテナより
もはるかに嵩が低くなる。
このようにして分解されたコンテナは、再び、上記の手
順で組立てることができるので、組立てと分解とを繰り
返すことができる。
(g)発明の効果 以上のように、本発明のパネル組立式コンテナによれば
、各パネルが互いに他のパネルと接合される周縁にパネ
ル縁材を備えているので、組立てられたコンテナを1−
下に積み重ねた時に横側面のパネルに作用する荷重の一
部分がこれらのパネルの前後あるいは左右の周縁のパネ
ル縁材に分担される。従って、横側面のパネルが板厚方
向に変形する、いわゆる、箱形れを防止することができ
る。
また、コンテナの各面を覆うパネルが固定手段によって
互いに分解可能に連結されるので、簡単に組み立てたり
、分解したりでき、何度も組立と分解を繰り返して使用
することができ、資源の保護を図る十で有利になる。
しかも、分解時には各パネルを積み重ねることにより組
立てられたコンテナよりもはるかに嵩を低くできるので
、風袋輸送時や不使用時の保管スペースを小さくできる
特に、本発明のパネル組立式コンテナにおいて、互いに
連結される床面または天井面と横側面とにわたり、もし
くは、互いに連結される2横側面にわたり傾斜面を設け
る場合には、例えば航空機の貨物室等非直方形の貨物室
内の空間を有効に利用でき、輸送効率を高める」ユで有
利になる。しかも、この場合に、この傾斜面のパネルを
水平に組み付けられる床面または天井面のパネルもしく
は垂直に組み付けられる横側面のパネルとを別体に形成
する場合には、分解時の嵩を一層低くできる。
また、本発明のパネル組立式コンテナにおいて、特に、
上記固定手段が、互いに連結されたパネル縁材どうしを
直接に結合するボルトで構成される場合には、部品点数
を少なくして、組立ての手間を少なくできるとともに、
分解時の嵩を一層小さくできる。
また、本発明のパネル組立式コンテナにおいて、特に、
」1記固定手段が、互いに連結されたパネル縁材同士を
直接に結合するボルトで構成される場合には、部品点数
を少なくして、組み立ての手間を少なくできるとともに
、分解時の嵩を一層小さくできる。
また、本発明のパネル組立式コンテナにおいて、特に、
−上記固定手段が、互いに連結された各パネル縁材にわ
たって当てがわれる連結板と、連結板を各パネル縁材に
結合するボルトで構成される場合には、連結板によって
パネル縁材の結合部の強度が高められ、耐久性を高める
ことができる。
本発明のパネル組立式コンテナのパネル縁材によれば、
板材の端縁部の表面と裏面とを覆う1対の取付壁と、両
取付壁の先端縁同士を連結するとともに両取付壁に対し
て所定の角度で交差する端縁壁とを備えるので、両取付
壁の間に板材の周縁部を挿入することにより、簡単に板
材の周縁に固定される。
また、各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの少
なくとも−っの外側面に板材の端縁部に沿って凸条部ま
たは凹溝部が形成されているので、互いに紹み合わせる
パネルの一方に凸条部を備えるパネル縁材を固定し、他
方に凹溝部を備えるパネル縁材を固定して、一方のパネ
ル縁材の凸条部を他方のパネル縁材の凹溝部に嵌め合わ
せるようにして両パネル縁材を突き合わせ状に当接させ
ることにより、両パネルが互いに位置決め状に組み合わ
されることになり、各パネルの組みVてか容易になる。
更に、本発明のパネル組立式コンテナのパネル縁材にお
いて、特に、各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのう
ちの少なくとも一つの外側面に板材の端縁部に沿って延
びる凹溝部が設けられ、他の少なくとも一つの外側面に
板材の端縁部に板材の端縁部に沿って延び、上記凹溝部
に対応する形状の凸条部を設ける場合には、部品を共通
化してコストダウンを図ることができる。
また更に、本発明のパネル組立式コンテナのパネル縁材
において、特に、パネル縁材を主部材と補助部材とで構
成し、主部材は、板材の端縁部の表面と裏面とを覆う1
対の取付壁と、両取付壁の先端縁同士を連結するととも
に両取付壁に対して所定の角度で交差する端縁部とを備
え、両取付壁及び端縁壁の各外側面のうちの少なくとも
二つの外側面に板材の端縁部に沿って延設された凹溝部
が形成され、補助部材は、主部材の外側面同士を突き合
わせた時に連続する1対の凹溝部の両方に位置決め状に
内嵌される形状に形成される場合には、部品の共通化を
一層推進することができ、コストダウンを一層推進する
ことができる。
本発明のパネル組立式コンテナの組立方法においでは、
コンテナの床、4方の横側及び天井の各面を覆う各パネ
ルを板材とその周縁に固定されるパネル縁材とで構成し
、各パネルのパネル縁材同士を突き合わせで箱状に組み
合わせ、互いに突き合わせた縁材同士を固定手段で固定
するという簡単な手順でコンテナが組立てられ、また、
固定手段を分解することにより簡単に各パネルに分解す
ることができる。しかも、その組立てに際しては、各パ
ネルのパネル縁材同士を突き合わせる時に、互いに突き
合わされるパネル縁材の一方のパネル縁材に形成した凸
状部と他方のパネル縁材に形成した凹溝部とを嵌め合わ
せて各パネルを互いに他方のパネルに対して位置決めさ
せるので、分解と組立てとを繰り返してもパネルの組立
て位置がずれるおそれがなく、正確な形状に組み立てる
ことができる。従って、例えば、ある所で貨物を積み込
み、他所で貨物を降ろした後、分解して、もとのある所
まで返送し、再び、組み立てである所で貨物を積み込み
、他所で貨物を降ろすというように、何度も分解や組立
てを繰り返して使用することができる。
特に、本発明のパネル組立式コンテナの組立法において
、貨物を積み込む前に一つの横側面と天井面の以外のパ
ネルを組立て、貨物を積み込んだ後にその一つの横側面
と天井面のパネルを組み付ける場合には、貨物の積込に
際して天井が邪魔にならず、作業者は自然に立った状態
で両手に貨物を持ってコンテナの中まで歩いて入ること
ができ、楽な作業姿勢で貨物の植込が行えることになる
したがって積込作業の効率も高くなり、梱包費用を安価
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るパネル組立式コンテナ
の斜視図であり、fJS2図はその縦断正面図であり、
第3図はその縦断側面図であり、第4図(a)はそのパ
ネル縁材の断面図であり、t!S4図(b )ないし第
4図(d )はその変形例の断面図であり、第5図(a
 )ないし第5図(d)はそのパネル縁材同士の嵌合の
態様を示す説明図であり、第6図は従来例の斜視図であ
る。 1〜7・・・パネル、8・・・パレット、10・・・パ
ネル縁材、10n・・・主部材、101〕・・・補助部
材、11・・・取付壁、12・・・端縁壁、13・・・
凸条部、14・・・凹溝部、20・・・固定手段(連結
板)、91〜97・・・板材。 86一

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コンテナの床、四方の横側及び天井の各面を覆う
    パネルからなり、 各パネルは、板材とその周縁に固定されるパネル縁材と
    を備え、 各パネルの縁材を他のパネルの縁材に突き合わせ状に当
    接させて箱状に組立て、 互いに当接させる縁材のうちの一方の縁材の当接面には
    パネルのその周縁に沿って延びる凸条部を設け、その他
    方の縁材の当接面にはパネルのその周縁に沿って延び、
    且つ上記凸条部が位置決め状に嵌合される凹溝部を設け
    、 上記凸条部と凹溝部とを嵌合させた縁材同士を固定手段
    により分解可能に固定したことを特徴とするパネル組立
    式コンテナ。
  2. (2)互いに連結される床面または天井面と横溝部とに
    わたり、もしくは、互いに連結される2横側面にわたり
    傾斜面を設け、この傾斜面のパネルを水平に組み付けら
    れる床面または天井面のパネル及び垂直に組み付けられ
    る横側面のパネルと別体に形成した請求項1に記載のパ
    ネル組立式コンテナ。
  3. (3)床面のパネルがパレットと一体に形成された請求
    項1または2に記載のパネル組立式コンテナ。
  4. (4)各パネルのコーナー部同士をコーナーピースを介
    して連結する請求項1ないし3のいずれかに記載のパネ
    ル組立式コンテナ。
  5. (5)板材がダンボール板紙で形成された請求項1ない
    し4のいずれかに記載のパネル組立式コンテナ。
  6. (6)板材が合成樹脂で形成された請求項1ないし4の
    いずれかに記載のパネル組立式コンテナ。
  7. (7)板材が木質材で形成された請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のパネル組立式コンテナ。
  8. (8)板材が金属材で形成された請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のパネル組立式コンテナ。
  9. (9)互いに連結されたパネル縁材同士が固定手段で連
    結されている請求項1ないし8のいずれかに記載のパネ
    ル組立式コンテナ。
  10. (10)固定手段が直接に連結しうるボルトで構成され
    た請求項9に記載のパネル組立式コンテナ。
  11. (11)固定手段が、互いに連結された各パネル縁材に
    わたって当てがわれる連結板と、該連結板を各パネル縁
    材に連結するボルトで構成された請求項9に記載のパネ
    ル組立式コンテナ。
  12. (12)連結板が、互いに連結されるパネル縁材のうち
    の一つのパネル縁材に予め分解不能に固定された請求項
    11に記載のパネル組立式コンテナ。
  13. (13)コーナーピースと、互いに連結される各パネル
    のパネル縁材とを釘、鋲、又はボルトで連結された請求
    項4に記載のパネル組立式コンテナ。
  14. (14)板材の端縁部の表面と裏面とを覆う1対の取付
    壁と、この両取付壁の先端縁部同士を連結するとともに
    両取付壁に対して所定の角度で交差する端縁壁とを備え
    、 各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの少なくと
    も一つの外側面に板材の端縁部に沿って延びる凸条部ま
    たは凹溝部が形成された、パネル組立式コンテナ用のパ
    ネル縁材。
  15. (15)各取付壁の外側面と端縁壁の外側面とのうちの
    少なくとも一つの外側面に板材の端縁部に沿って延びる
    凹溝部が設けられ、他の少なくとも一つの外側面に板材
    の端縁部に沿って延び、上記凹溝部に対応する形状の凸
    条部が設けられたことを特徴とする、請求項14に記載
    のパネル組立式コンテナ用のパネル縁材。
  16. (16)主部材と補助部材とからなり、 上記主部材は、板材の端縁部の表面と裏面とを覆う1対
    の取付壁と、この両取付壁の先端縁部同士を連結すると
    ともに両取付壁に対して所定の角度で交差する端縁壁と
    を備え、両取付壁及び端縁壁の各外側面のうちの少なく
    とも二つの外側面に板材の端縁部に沿って延設された凹
    溝部が形成され、 上記補助部材は、主部材の各側面同士を突き合わせた時
    に連続する1対の凹溝部の両方に位置決め状に内嵌され
    る形状に形成されていることを特徴とする請求項14又
    は15に記載のパネル組立式コンテナ用のパネル縁材。
  17. (17)両取付壁に対して端縁壁が直角に交差する請求
    項14ないし16のいずれかに記載のパネル組立式コン
    テナ用のパネル縁材。
  18. (18)両取付壁に対して端縁壁が傾斜状に交差する請
    求項12ないし16のいずれかに記載のパネル組立式コ
    ンテナ用のパネル縁材。
  19. (19)凸条部及び凹溝部の断面形状が矩形である請求
    項12ないし18のいずれかに記載のパネル組立式コン
    テナ用のパネル縁材。
  20. (20)凸条部及び凹溝部の断面形状が三角形または台
    形である請求項12ないし18のいずれかに記載のパネ
    ル組立式コンテナ用のパネル縁材。
  21. (21)凹溝部の断面形状が矩形であり、凸条部の断面
    形状が三角形または台形である請求項12ないし18の
    いずれかに記載のパネル組立式コンテナ用のパネル縁材
  22. (22)パネル縁材が金属で形成されている請求項12
    ないし21のいずれかに記載のパネル組立式コンテナ用
    のパネル縁材。
  23. (23)パネル縁材が合成樹脂で形成されている請求項
    12ないし21のいずれかに記載のパネル組立式コンテ
    ナ用のパネル縁材。
  24. (24)周縁にパネル縁材を備えた床、四方の横側及び
    天井の各面を覆う各パネルのパネル縁材同士を突き合わ
    せ、各パネルのパネル縁材同士を突き合わせる時に、互
    いに突き合わされるパネル縁材において、一方のパネル
    縁材に形成した凸条部と他方のパネル縁材に形成した凹
    溝部とを嵌め合わせて位置決めさせ、且つ、この互いに
    突き合わせた縁材同士を固定手段で固定するパネル組立
    式コンテナの組立方法。
  25. (25)貨物を積み込む前に一つの横側面と天井面の以
    外のパネルを組立て、貨物を積み込んだ後にその一つの
    横側面と天井面のパネルを組み付けることを特徴とする
    請求項24に記載のパネル組立式コンテナの組立方法。
  26. (26)互いに組立てられたパネルのパネル縁材同士を
    直接にボルトからなる固定手段で固定する請求項24又
    は25に記載のパネル組立式コンテナの組立方法。
  27. (27)固定手段を連結板とボルトとで構成し、互いに
    嵌合された複数のパネル縁材にわたって連結板を当てが
    い、連結板を各パネル縁材にボルトで連結する請求項2
    4又は25に記載のパネル組立式コンテナの組立方法。
  28. (28)互いに連結されるパネル縁材のうちの一つのパ
    ネル縁材に予め連結板を分解不能に固定していることを
    特徴とする請求項27に記載のパネル組立式コンテナの
    組立方法。
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