JP5819484B1 - 組立式梱包容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】底部分の寸法に対して高さが高い側面部分を備える場合であっても分解して底部分に積み重ねることができる組立式梱包容器を提供する。【解決手段】組立式梱包容器は、底部分となる矩形のスキッドと、スキッドの前後に立設される側面部分の1対の棲枠と、スキッドの左右に立設される側面部分の1対の側枠と、を有し、組み立て使用された後にスキッド上に分解収納して返送することを繰り返す組立式梱包容器であって、スキッドの周囲に設けられ棲枠および側枠をスキッド上に収納可能な高さに調整する棲枠用のスキッドフレーム26および側枠用のスキッドフレーム27と、棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27の交差部に設けられ収納する棲枠または側枠との干渉を防止する空間部28と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、組立式梱包容器に関する。
組立式梱包容器として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1に開示された組立式梱包容器は、箱状の枠体やパネルを備えた箱体とされる。組立式梱包容器の場合は、底部分(スキッド)の前後・左右に側面部分(前後の棲枠、左右の側枠)を立設して構成される。
組立式梱包容器には、1回の輸送にのみ使用するものと、組立と分解とを繰り返して使用する(いわゆるリターナブルケース)ものとがある。
繰り返し使用するリターナブルケースでは、輸送時には、例えば枠体の内部に自動車や2輪車などの部品を収納し、輸送完了後は、底部分のスキッド上に側面部分の棲枠および側枠を分解して積み重ねて輸送元に送り返すことが行われる。
特開平9−301363号公報
特許文献1に記載の組立式梱包容器では、底部分(スキッド)の前後・左右の寸法に比べ、高さ寸法の大きい枠体や箱体を必要とする場合に、高さ寸法に応じた側面部分(棲枠および側枠)とすると、分解して底部分(スキッド)上に積み重ねたときに、棲枠や側枠の一部がはみ出してしまい輸送に支障をきたす。
このため、底部分(スキッド)の寸法に比べて高さの高い側面部分(棲枠および側枠)を備える場合であっても分解して底部分に積み重ねることができる組立式梱包容器が望まれている。
本発明は、上記の要望に鑑みてなされたもので、底部分の寸法に対して高さが高い側面部分を備える場合であっても分解して底部分に積み重ねることができる組立式梱包容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の組立式梱包容器は、
底部分となる矩形のスキッドと、
前記スキッドの前後に立設される側面部分の1対の棲枠と、
前記スキッドの左右に立設される側面部分の1対の側枠と、を有し、
前記スキッドの前後・左右の寸法に比べ前記棲枠および前記側枠の高さの寸法が大きく、組み立て使用された後に前記スキッド上に前記棲枠および前記側枠を分解収納して返送することを繰り返す組立式梱包容器であって、
前記スキッドの周囲に設けられ前記棲枠および前記側枠を前記スキッド上に収納可能な高さに調整する棲枠用、および側枠用のスキッドフレームと、
前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームの交差部に設けられ収納する前記棲枠または前記側枠との干渉を防止する空間部と、を備える、
ことを特徴とする。
また、前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームは、異なる高さ構成する、
ようにしても良い。
前記空間部の外側には、直交する前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームとを連結するコーナー部材を設ける、
ようにしても良い。
前記スキッドは、
前後寸法の長さの板材または左右寸法の長さの板材に、それぞれフォークリフトの爪の間隔をあけて形成される平面部と、
前記平面部以外の前記板材の両側に前記スキッドの高さで形成される折起し部と、
前記折起し部の上端に形成され床材を支持する支持部と、でフォーク用ポケット部材を構成し、
前記フォーク用ポケット部材を、前記平面部同士で直交させて井桁状に組み合わせ、直交する前記折起し部の一方に連結用フランジ部を設けて他方の前記折起し部に当てて連結して構成する、
ようにしても良い。
本発明によれば、底部分の寸法に対して高さが高い側面部分を備える場合であっても分解して底部分に積み重ねることができる。
本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかる組立状態の一部分を拡大した概略斜視図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかる分解収納状態の概略斜視図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかるスキッドの平面図、側面図、正面図および部分拡大図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかる棲枠の正面図、部分平面図および部分側面図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかる側枠の正面図、部分平面図および部分側面図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかるコーナーブラケットの平面図および側面図である。 本発明の組立式梱包容器の一実施の形態にかかる天枠の平面図、側面図および正面図である。
以下、本発明の組立式梱包容器の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
組立式梱包容器1は、パネルを備えた箱体またはパネルの無い枠体とされるが、ここでは、底部分以外は、パネルの無い枠体の組立式梱包容器の場合について説明する。
組立式梱包容器1は、底部分となるスキッド2と、前後の側面部分となる1対の棲枠3と、左右の側面部分となる1対の側枠4とを備えて枠体で構成される。なお、本組立式梱包容器1での前後・左右は、説明の便宜上の前後・左右であって、前後と左右とを入れ替えることも可能である。
組立式梱包容器1の底部分となるスキッド2は、スキッド上面となる床板21を省略した図3に示すように、井桁状に組み合わせたフォーク用ポケット部材22,23を備える。
スキッド2の前後方向に配置される前後フォーク用ポケット部材22は、スキッド2の前後方向の長さの金属板材で作られる。前後フォーク用ポケット部材22は、左右方向のフォーク爪の挿入間隔に対応する2つの平面部22aを備える。前方の平面部22aの前側、後方の平面部22aの後側、および2つの平面部22aの中間の3箇所には、左右両側をフォーク爪を挿入可能なスキッド2の高さで垂直に折り起こした折起し部22bが形成される。折起し部22bの上端縁には、外側に折り曲げた支持部22cが水平に形成され、床板21を支持できるようにしてある。
スキッド2の左右方向に配置される左右フォーク用ポケット部材23は、スキッド2の左右方向の長さの金属板材で作られる。左右フォーク用ポケット部材23は、前後方向のフォーク爪の挿入間隔に対応する2つの平面部23aを備える。左方の平面部23aの左側、右方の平面部23aの右側、および2つの平面部23aの中間の3箇所には、前後両側をフォーク爪を挿入可能なスキッド2の高さで垂直に折り起こした折起し部23bが形成される。折起し部23bの上端縁には、外側に折り曲げた支持部23cが水平に形成され、床板21を支持できるようにしてある。また、左右フォーク用ポケット部材23には、2つの平面部23aの左右端に位置する垂直の折起し部23bの両端縁に外側に折り曲げた連結用フランジ部23dが形成してある。
スキッド2では、2つの左右フォーク用ポケット部材23を左右方向のフォーク爪の挿入間隔をあけて配置し、各平面部23aにそれぞれ、2つの前後フォーク用ポケット部材22の平面部22aを載せるように組みわせて井桁状とする。左右フォーク用ポケット部材23の連結用フランジ部23dを前後フォーク用ポケット部材22の折起し部22bに当ててスポット溶接などで連結する。
さらに、スキッド2のフォーク爪の挿入部分以外の部分と4隅には、板材を曲げ加工した断面形状が略コ字状の補強フレーム24をスポット溶接などで取り付けてある。スキッド2の4隅の補強フレーム24同士は、4隅に段積み用空間をあけてスキッド2の内側で直角に当てられ、角部補強板25を介して溶接してある。また、図示省略したが、スキッド2には、前後フォーク用ポケット部材22と左右フォーク用ポケット部材23とが交差することで形成される左右方向中央部に、補強フレームが取り付けられて補強してある。
前後フォーク用ポケット部材22の支持部22c、左右フォーク用ポケット部材23の支持部23cおよび補強フレーム24上に床板21が載せられ、スポット溶接などで連結固定してある。
これにより、前後・左右方向からフォーク爪を差し込むことができる4方指しのスキッド2が構成される。
また、スキッド2は、板材を曲げ加工した部材を組み合わせて組み立てられているので、中空角材をすのこ状に組み合わせる場合に比べ、軽量化を図ることができる。また、スキッド2を4方差しとすることが容易となる。
この実施の形態では、スキッド2の前後方向の長さLが1190mm、左右方向の幅Wが1145mmであり、組立式梱包容器1の高さHが1243mmとされ、スキッド2の長さLおよび幅Wよりも高さHが大きくなっている。
また、スキッド2の内寸は、前後方向の長さが1145mm、左右方向の幅が1108mmとされている。
スキッド2は、スキッド2の周囲に棲枠3および側枠4をスキッド2上に収納可能な高さに調整する棲枠用のスキッドフレーム26と、側枠用のスキッドフレーム27と、を備えている。また、棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27の4隅の交差部には、棲枠3または側枠4との干渉を防止する空間部28を備える。
棲枠用のスキッドフレーム26は、スキッド2の前後端に左右方向に沿って全長にわたって配置される。棲枠用のスキッドフレーム26は、横断面が中空4角形状とされ、その高さを調整することで、棲枠3の高さをその分だけ低くする。
例えば、スキッド2の高さHsを61mmとし、棲枠用のスキッドフレーム26の高さH1を75mmとすれば、組立式梱包容器1の高さHが1243mmであることから、棲枠3の高さH3を1107mmにすることで、所定の高さ(1243mm)の組立式梱包容器1の棲枠3が構成できる。
側枠用のスキッドフレーム27は、スキッド2の左右端に前後方向に沿って配置され、両端部に空間部28を備える。側枠用のスキッドフレーム27は、横断面が中空4角形状とされ、その高さを調整することで、側枠4の高さをその分だけ低くする。
例えば、スキッド2の高さHsを61mmとし、側枠用のスキッドフレーム27の高さH2を40mmとすれば、組立式梱包容器1の高さHが1243mmであることから、側枠3の高さH4を1142mmにすることで、所定の高さ(1243mm)の組立式梱包容器1の側枠4が構成できる。
棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27との間の空間部28は、後述する棲枠3を収納する場合に、棲枠3の両端部との干渉を防止する。すなわち、側枠用のスキッドフレーム27は、スキッド2の幅方向に対し内側に取り付けるため、スキッド2の幅と略同一幅の棲枠3を収納すると、棲枠3の両端部との干渉を生じるが、空間部28によって干渉を防止する。
空間部28は、例えば側枠用のスキッドフレーム27の幅を16mmとした場合に、空間部28の側枠用のスキッドフレーム27の長さ方向に38mmの空間が形成してある。
棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27との交差部の外側には、直角に形成されたコーナー部材29が当てられて溶接される。
コーナー部材29には、補強フレーム24も溶接され、剛性を高めている。
棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27には、それぞれ棲枠3および側枠4を組み立てるための2種類の棲枠端部固定用部材26aおよび棲枠中央固定用部材26bと1種類の側枠固定部材27aが設けてある。
棲枠端部固定用部材26aは、平面形状がL字状に形成される。棲枠端部固定用部材26aは、スキッドフレーム26上の左右両端部の2箇所に配置され、コーナー部材29に一端部を当てることでスキッドフレーム26の軸方向内側に対向して開口するとともに、上方に開口して溶接されている。
棲枠中央固定用部材26bは、平板状に形成される。棲枠中央固定用部材26bは、スキッドフレーム26の軸方向中間部の外側に上方に突き出して溶接されている。
これにより、両端部の棲枠端部固定部材26aの間に上方の開口から棲枠3を差し込んで左右両端部を位置決めすることができる。また、棲枠中央固定用部材26bにより、棲枠3は、スキッド2の前後方向外側への位置ずれが防止される。
側枠固定用部材27aは、横断面形状が略コ字状とされて上方が開口し、開口の後方が高く、開口の前方が低く形成され、前方の低い上端縁に内側、すなわち後方側に曲げられた押え部が形成されている。側枠固定用部材27aは、側枠用のスキッドフレーム27の両端部に後方の高い部分をスキッド2の内側に配置して溶接してある。
これにより、側枠固定用部材27aの開口部から側枠4をスキッド2の外側に傾けるようにして差し込んだ後、側枠4を内側に起こすようにすることで固定することができる。
棲枠3は、矩形断面の中空角材を用いて略4角形状に形成されており、スキッド2の前後に配置されて立設連結される。中空角材は、棲枠3をスキッド2上に水平に積み重ねた場合の厚さ(立設時の奥行き)が小さくなり、組立式梱包容器1の内容積をできるだけ大きくできるように断面形状および寸法を設定し、板材を曲げ加工してある。
棲枠3は、図1に斜視外観を、図4に詳細を示すように、左右両端に配置されるそれぞれ2本の端部柱部材31と、4本の端部柱部材31の上端部を連結する上辺部材32と、4本の端部柱部材31の下端部を連結する下辺部材33と、で略4角形状に枠組みされている。棲枠3は、上辺部材32および下辺部材33の間に中間部柱部材34が配置される。さらに、棲枠3は、補強のため補強部材35が斜めに取り付けられている。棲枠3では、両端の2本の端部柱部材31の内側の上隅部に上連結板35aが溶接され、中央の中央柱部材34の内側の下端部に下連結板35bが溶接されている。補強部材35は、上連結板35aと下連結板35bとの間に斜めに配置されて溶接されている。
棲枠3は、下辺部材33が棲枠用のスキッドフレーム26の2つの棲枠端部固定用部材26aの間に差し込んで連結位置決めできる寸法とされ、スキッド2の幅Wよりは短くなっている。上辺部材32は、スキッド2の幅Wと略同一の長さとしてある。
例えば、棲枠3は、上辺部材32が1140mm、下辺部材33が1105mm、高さH3が1107mmとしてある。
棲枠3は、立設状態を保持するための連結構造として、上辺部材32にスキッド2の内側(側枠4側)に直角に突き出す連結突片32aが溶接してある。
上辺部材32には、上下方向に開口する嵌合受け部32bが設けられ、平面形状がハット形の板材を溶接して形成されている。嵌合受け部32bには、後述するコーナーブラケット5の嵌合突片54を嵌合することで、棲枠3と側枠4との上端隅部が連結固定される。
側枠4は、矩形断面の中空角材を用いて略4角形状に形成されており、スキッド2の左右に配置されて立設連結される。中空角材は、棲枠3と同様に、側枠4をスキッド2上に水平に積み重ねた場合の厚さ(立設時の奥行き)が小さくなり、組立式梱包容器1の内容積をできるだけ大きくできるように断面形状および寸法を設定し、板材を曲げ加工してある。
側枠4は、図1に斜視外観を、図5に詳細を示すように、左右両端に配置されるそれぞれ1本の端部柱部材41と、2本の端部柱部材41の上端部を連結する上辺部材42と、2本の端部柱部材41の下端部を連結する下辺部材43と、で略4角形状に枠組みされている。側枠4は、上辺部材42および下辺部材43の間に中間部柱部材44が配置される。さらに、側枠4は、補強のため補強部材45が斜めに取り付けられている。側枠4では、両端の端部柱部材41の上隅部に上連結板45aが溶接されている。補強部材45は、上連結板45aと下辺部材43との間に斜めに配置されて溶接されている。
側枠4は、下辺部材43が側枠用のスキッドフレーム27の2つの側枠端部固定用部材27aの間に差し込んで連結位置決めできる寸法とされ、スキッド2の長さLよりは短くなっている。上辺部材42は、スキッド2の長さLと略同一の長さとしてある。
例えば、側枠4は、上辺部材42が1140mm、下辺部材33が1078mm、高さH4が1142mmとしてある。
側枠4は、立設状態を保持するための連結構造として、上辺部材42には、上下方向に開口する嵌合受け部42aが設けられ、平面形状がハット形の板材を溶接して形成されている。嵌合受け部42aには、後述するコーナーブラケット5の嵌合突片54を嵌合することで、棲枠3と側枠4との上端隅部が連結固定される。なお、側枠4の上端隅部は、棲枠3の直角に突き出す連結突片32aが上辺部材42の中空部に挿入されて連結位置決めされる。
組立式梱包容器1では、図1および図6に示すように、棲枠3と側枠4とが交差する上端隅部は、コーナーブラケット5を用いて連結固定する。
コーナーブラケット5は、直角3角形状の天板部51を備えており、直角を挟む2辺の先端部側に、棲枠3の外側面および側枠4の外側面に当られる垂直片52が下方に折り起こして形成されている。
垂直片52には、内側に突き出す係止突起52aが形成され、上辺部材32,42の下側に係止されて抜け止めとされる。
天板部51には、直角の2辺の基端部側に、上方に折り起こしてストッパ部53がそれぞれ形成され、組立式梱包容器1を段積みする場合のスキッド2の4隅の位置決め用とずれ落ち防止用とされる。
天板部51には、棲枠3の嵌合受け部32bおよび側枠4の嵌合受け部42aに嵌合される2つの嵌合突片54が下方に突き出して設けられる。2つの嵌合突片54は、板材の両端部を下方に折り曲げて形成され、板材部分が天板部51に溶接されている。
組立式梱包容器1では、図1および図7に示すように、上部開口を連結するための天枠6を備え、天枠6が前後の棲枠3を連結するように配置される。
天枠6は、板材を曲げ加工した中空角材の天枠部材61の両端上面にL字状の係止片62が下方に突き出して溶接されている。係止片62には、前後の棲枠3の上辺部材32の下側に係止される係止突起62aが内側に突き出して形成される。
これにより、前後の棲枠3、3の外側に被せるように天枠6を装着し、上辺部材32の下側に係止突起62aを係止することで、前後の棲枠3、3を連結する。
このように構成した組立式梱包容器1では、例えば天部分および前部分を開口した状態で貨物などを収納する場合には、スキッド2の後部の棲枠用のスキッドフレーム26上に棲枠3を配置して立設する。すなわち、棲枠用のスキッドフレーム26上の両端部の棲枠端部固定部材26aの間に上方の開口から棲枠3を差し込んで左右の位置を位置決めするとともに、棲枠中央固定用部材26bにより、棲枠3のスキッド2の前後方向外側への位置ずれを防止して立設する。
次に、スキッド2の左右に側枠4、4を配置し、側枠用のスキッドフレーム27の側枠固定用部材27aの開口部から側枠4をスキッド2の外側に傾けるようにして差し込んだ後、側枠4を内側に起こすようにして立設する。
このとき、棲枠3の上辺部材32の連結突片32aを側枠4の上辺部材42の中空部に挿入して互いを連結する。
そして、棲枠3と側枠4、4とが接する上部隅部には、コーナーブラケット5を被せるようにし、棲枠3の嵌合受け部32bと側枠4の嵌合受け部42aに嵌合突片54をそれぞれ嵌合するとともに、垂直片52を上辺部材32,42の外側に当て係止突起52aを上辺部材32,42の下側に係止する。
こうしてスキッド2への3つの枠、すなわち棲枠3と2つの側枠4の組立が完了する。
この後、貨物の収納を行い、終了後、後部の棲枠3の組立と同様にして前部の棲枠3を組み立て、さらに、天枠6を棲枠3、3の中間部に取り付けて組立式梱包容器1への梱包と完全な組み立てが完了する。
このような組立式梱包容器1に貨物を収納した状態で段積みする場合には、組立式梱包容器1の上端四隅のコーナーブラケット5のストッパ部53によって2段目のスキッド2の四隅のコーナー部材29が外側に外れることを防止して位置決めすることができる。
こうして海上コンテナなどに入れて輸送した後、輸送先では、組立と逆の手順で組立式梱包容器1が分解され、貨物が取り出される。この後、スキッド2から取り外した2つの棲枠3、2つの側枠4、天枠6および4つのコーナーブラケット5をスキッド2上に積み重ねて返送する。
まず、図示省略したが、スキッド2の床板21上に天枠6を、スキッド2の略対角線方向に配置して収納する。
次に、スキッド2上に前後の棲枠3をそれぞれ組立状態からスキッド2側に倒すようにして、上辺部材32をスキッド2の空間部28に位置させて互い違いに積み重ねる。
こうすることで、スキッド2の幅Wと略同一長さの上辺部材32を備える棲枠3であっても側枠用のスキッドフレーム27と干渉せずにスキッド2からはみ出すことなく、しかも上下に隙間や空間を空けることなく積み重ねることができる。
また、スキッド2の幅Wに対して、組立式梱包容器1の高さHが高くても棲枠用のスキッドフレーム26の高さH1を調整して棲枠3の高さを調整してあるので、スキッド2上に棲枠3を収納することができる。例えば、スキッド2の高さHsを61mmとし、棲枠用のスキッドフレーム26の高さH1を75mmとすれば、組立式梱包容器1の高さHが1243mmであることから、棲枠3の高さH3を1107mmにすることで、組立式梱包容器1を構成でき、スキッド2上に棲枠3を収納できることになる。
この後、2つの側枠4をスキッド2上に、棲枠3と同様に、スキッド2の前後方向から倒すようにして積み重ねる。側枠4を積み重ねる場合には、既に2つの棲枠3が積み重ねてあるので、側枠4の上辺部材42の両端部が側枠用のスキッドフレーム27と干渉せずに積み重ねることができる。しかし、2つの側枠4をスキッド2の左右方向から積み重ねるようにすると、上辺部材2の両端部が棲枠用のスキッドフレーム26と干渉し、積み重ねることができなくなる。なお、2つの側枠4は、互い違いに積み重ねても、同一方向で積み重ねても良い。
こうすることで、スキッド2の長さLと同一長さの上辺部材42を備える側枠4であっても棲枠用のスキッドフレーム26と干渉せずにスキッド2からはみ出すことなく、しかも上下に隙間や空間を空けることなく積み重ねることができる。
また、スキッド2の長さLに対して、組立式梱包容器1の高さHが高くても側枠用のスキッドフレーム27の高さH2を調整して側枠4の高さをスキッド2上に収納することができる。例えば、スキッド2の高さHsを61mmとし、側枠用のスキッドフレーム27の高さH2を40mmとすれば、組立式梱包容器1の高さHが1243mmであることから、側枠3の高さH4を1142mmにすることで、組立式梱包容器1が構成でき、スキッド2上に側枠4を収納できることになる。
スキッド2上には、2つの棲枠3および2つの側枠4の積み重ねた空間に4つのコーナーブラケット5が収納されて、組立式梱包容器1の全ての部材が収納された状態となる。
スキッド2上に積み重ねた状態で収納されたすべての部材は、4隅のコーナー部材29の高さの範囲内に収納され、返送中の部材の飛び出しや部材のずれを防止することができる。
なお、上記の組立式梱包容器の分解収納では、スキッド2上に、前後の棲枠3を先に積み重ねるようにしたが、先に左右の側枠4を積み重ねるようにしても良い。この場合、先に積み重ねる側枠4は、上辺部材42が外側となるように互い違いに積み重ねるようにして干渉を防止する必要がある。
このような組立式梱包容器1によれば、底部分となる矩形のスキッド2と、スキッド2の前後に立設される側面部分の1対の棲枠3と、スキッド2の左右に立設される側面部分の1対の側枠4と、を有し、組み立て使用された後にスキッド2上に分解収納して返送することを繰り返す組立式梱包容器1であって、スキッド2の周囲に設けられ棲枠3および側枠4をスキッド2上に収納可能な高さに調整する棲枠用のスキッドフレーム26および側枠用のスキッドフレーム27と、棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27の交差部に設けられ収納する棲枠3または側枠4との干渉を防止する空間部28と、を備えているので、棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27の高さ分だけ、棲枠3や側枠4の高さを低くすることができ、底部分のスキッド2の寸法に対して高さが高い側面部分の棲枠3および側枠4を備える場合であっても分解して底部分伸すキッド2上に積み重ねることができる。
組立式梱包容器1は、棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27の高さを変えて構成したので、棲枠3と側枠4の高さを変えることで、棲枠3と側枠4とを簡単に識別することができ、組み立て作業を容易にすることができる。
組立式梱包容器1は、空間部28の外側に、直交する棲枠用のスキッドフレーム26と側枠用のスキッドフレーム27とを連結するコーナー部材29を設けて連結したので、連結強度を確保することができるとともに、分解して積み重ねた棲枠3および側枠4がスキッド2からずり落ちることを防止するストッパとして機能させることができる。また、組立式梱包容器1を段積みする場合の位置ずれを防止することもできる。
組立式梱包容器1は、スキッド2が前後寸法の長さの板材または左右寸法の長さの板材に、それぞれフォークリフトの爪の間隔をあけて形成される平面部22a,23aと、平面部22a,23a以外の板材の両側にスキッド2の高さで形成される折起し部22b,23bと、折起し部22b,23bの上端に形成され床板21を支持する支持部22c,23cと、でフォーク用ポケット部材22,23を構成し、フォーク用ポケット部材22,23を、平面部22a,23a同士で直交させて井桁状に組み合わせ、直交する折起し部22b,23bの一方23bに連結用フランジ部23dを設けて他方の折起し部22bに当てて連結して構成したので、板材を曲げ加工した部材を組み合わせたスキッド2とすることで、中空角材をすのこ状に組み合わせる場合に比べ、軽量化を図ることができる。また、4方差しのスキッド2を容易に構成することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更可能である。
1 組立式梱包容器
2 スキッド
3 棲枠
4 側枠
5 コーナーブラケット
6 天枠
21 床板
22 前後フォーク用ポケット部材
22a 平面部
22b 折起し部
22c 支持部
23 左右フォーク用ポケット部材
23a 平面部
23b 折起し部
23c 支持部
23d 連結用フランジ部
24 補強フレーム
25 角部補強板
26 棲枠用のスキッドフレーム
26a 棲枠端部固定用部材
26b 棲枠中央固定用部材
27 側枠用のスキッドフレーム
27a 側枠固定用部材
28 空間部
29 コーナー部材
31 端部柱部材
32 上辺部材
32a 連結突片
32b 嵌合受け部
33 下辺部材
34 中間部柱部材
35 補強部材
35a 上連結板
35b 下連結板
41 端部柱部材
42 上辺部材
42a 嵌合受け部
43 下辺部材
44 中間部柱部材
45 補強部材
45a 上連結板
45b 下連結板
51 天板部
52 垂直片
52a 係止突起
53 ストッパ部
54 嵌合突片
61 天枠部材
62 係止片
62a 係止突起

Claims (4)

  1. 底部分となる矩形のスキッドと、
    前記スキッドの前後に立設される側面部分の1対の棲枠と、
    前記スキッドの左右に立設される側面部分の1対の側枠と、を有し、
    前記スキッドの前後・左右の寸法に比べ前記棲枠および前記側枠の高さの寸法が大きく、組み立て使用された後に前記スキッド上に前記棲枠および前記側枠を分解収納して返送することを繰り返す組立式梱包容器であって、
    前記スキッドの周囲に設けられ前記棲枠および前記側枠を前記スキッド上に収納可能な高さに調整する棲枠用、および側枠用のスキッドフレームと、
    前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームの交差部に設けられ収納する前記棲枠または前記側枠との干渉を防止する空間部と、を備える、
    ことを特徴とする組立式梱包容器。
  2. 前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームは、異なる高さ構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の組立式梱包容器。
  3. 前記空間部の外側には、直交する前記棲枠用のスキッドフレームと前記側枠用のスキッドフレームとを連結するコーナー部材を設ける、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の組立式梱包容器。
  4. 前記スキッドは、
    前後寸法の長さの板材または左右寸法の長さの板材に、それぞれフォークリフトの爪の間隔をあけて形成される平面部と、
    前記平面部以外の前記板材の両側に前記スキッドの高さで形成される折起し部と、
    前記折起し部の上端に形成され床材を支持する支持部と、でフォーク用ポケット部材を構成し、
    前記フォーク用ポケット部材を、前記平面部同士で直交させて井桁状に組み合わせ、直交する前記折起し部の一方に連結用フランジ部を設けて他方の前記折起し部に当てて連結して構成する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組立式梱包容器。
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