JP3155486U - パレットサポートの組立具 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立てが容易にして、パレットサポート枠体が形成する六面体の収納空間に対し、その側面から物品の出し入れ作業が円滑に行えるパレットサポートの組立具を提供する。【解決手段】二本の支柱2を平行配設し、両支柱を連結固着すると共に両支柱の上端に段積み用受片4を設け、且つ受片4の裏面側に被装着金具5を設ける一方、両支柱2の下端部22にパレット9へ係止できる係止部を設けた一対の金属製枠フレーム1と、棒状主部71の両端に装着金具72を設けた一対の金属製連結部材7と、を具備し、係止部をパレット9の矩形基台に係る対向二辺部91,92の各端部に係止させて、パレット9に対し一対の前記枠フレーム1を起立させ、両枠フレーム1の両サイド1a,1bにて対向する被装着金具5に装着金具72を取付けることにより、連結部材7で両枠フレーム1を連結し、パレット9上に収納空間Sを有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体Fが組立て形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、パレット間に物品の収容空間を形成して、上下に積重ね可能にするパレットサポートの組立具に関する。
例えば、パレット上にパレットサポートの各パーツを組付け、段積み可能にしてパレット間に物品の収納空間を形成し、各種物品の保管や輸送に供する一方、不使用時には分解してコンパクト化が図れるパレットサポートの組立具がある。
そして、パレットサポートが形成する収容空間への出し入れを容易にする組立式パレットも提案されている(例えば特許文献1)。
特開2000−168775号公報
しかるに、特許文献1の組立式パレットは、「組立式パレットにおけるパネルの上端コーナー部となる箇所に、水平なヒンジ軸を中心として上下方向に回転可能に、且つ上方へ回転させた時にパレット上端面コーナー部に乗り、下方に回転させた時はパネル外側面に沿う段積み用のフラップを設けた」構成にとどまり、パレットサポートの収容空間への出し入れの作業性向上には限界があった。確かに「段積みを安定するフラップは、段積み時のみパレットコーナー部にセットすればよいので、当該パレットに入れる作業の際にも邪魔にならない」が、それは平面視開口四角形に形成されたパレットサポート枠体の上方からパレット上に物品を入れる場合に限られていた。現実の作業では、図1の鎖線矢印に示すごとく、パレットサポート枠体の側方からその収容空間へ物品の出し入れする作業の要望も高かった。しかしながら、こうした要望も特許文献1の組立式パレットでは対応できなかった。パレットサポート枠体で、収納空間を形成する六面体の各側面は第1パネル,第2パネル、さらに縦補強材が在り、その側面を横切って収容空間へ出入りするのを拒んだ。他の従来品も、組立式パレットがその構造上、一定の強度を必要とすることから、収納空間を形成するパレトサポート枠体の六面体の各側面に、収納空間への物品の出し入れを妨げる補強部材が存在しており、対応できないでいた。
本考案は上記問題点を解決するもので、組立てが容易にして、パレットサポート枠体が形成する六面体の収納空間に対し、その側面から物品の出し入れ作業が円滑に行えるパレットサポートの組立具を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の考案の要旨は、二本の支柱(2,2)を平行配設し、その両支柱をバー又は板材で連結固着すると共に、両支柱(2,2)の上端(21)にそれぞれ段積み用受片(4)を設け、且つ該受片の裏面(4b)側に被装着金具(5)を設ける一方、両支柱(2,2)の下端部(22)にパレット(9)へ係止できる係止部(6)を設けた一対の金属製枠フレーム(1,1)と、棒状主部(71)の両端に装着金具(72)を設けた一対の金属製連結部材(7,7)と、を具備し、前記係止部をパレット(9)の矩形基台に係る対向二辺部(91,92)の各端部に係止させて、該パレットに対し一対の前記枠フレーム(1,1)を起立させ、両枠フレーム(1,1)の両サイド(1a,1b)にて対向する前記被装着金具(5,5)に前記装着金具(72,72)を取付けることにより、前記連結部材(7)で両枠フレーム(1,1)を連結し、パレット(9)上に収納空間(S)を有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体(F)が組立て形成されることを特徴とするパレットサポートの組立具にある。
請求項2の考案たるパレットサポートの組立具は、請求項1で、枠フレーム(1,1)の各受片(4)の下面(4b)側に、該枠フレームの正面視で、板片(15)が枠フレーム中央側に位置する該受片(4)の先端部(41)から前記支柱(2)側の基端部(42)へ向け下降傾斜するように固着され、さらに該板片の下面(15b)に、扁平筒状の前記被装着金具(5)が前記先端部(41)側から前記基端部(42)側へ向け下降傾斜するようにして固着される一方、前記装着金具(72)は前記主部(71)から直角に屈曲して延設される板状突出部(72a)にして、前記パレット(9)に対し起立させた両枠フレーム(1,1)の両サイド(1a,1b)にて対向する前記被装着金具(5,5)に、該突出部(72a)を挿入することにより、連結部材(7)で両枠フレーム(1,1)を連結することを特徴とする。
請求項3の考案たるパレットサポートの組立具は、請求項2で、被装着金具(5)の筒口(50)を前記先端部(41)側から前記基端部(42)側へ向け小さくすると共に、前記突出部(72a)は主部(71)寄り基端(α)から先端(β)に向け、前記筒口(50)に合わせてその幅を小さくしたことを特徴とする。
請求項4の考案たるパレットサポートの組立具は、請求項3で、連結部材(7)の主部(71)が筒状パイプを扁平化させた部材からなり、さらに前記支柱(2)はL型鋼製で、該支柱の長手方向に対し直交する平板状隅板片(18)が該支柱下端部(22)に固着され、且つ該隅板片(18)の下面(18b)に突起片(6a)からなる前記係止部(6)が垂設され、その突起片(6a)の板幅(W1)をパレット(9)の上面に形成された通孔(95)の孔幅(W2)に合わせて、該通孔(95)への該突起片(6a)の挿着により、L型鋼製支柱(2)の前記隅板片(18)よりも下方部位のL型内壁面(29)をパレット(9)の角部側壁(99)に当接させると共に、前記隅板片(18)をパレット(9)の角部上面(9a1)に当接させて、一対の枠フレーム(1,1)がパレット(9)に対し起立することを特徴とする。
本考案のパレットサポートの組立具は、枠フレームと連結部材とで組立てや分解が簡単であるばかりか、パレット上でパレットサポートがつくる六面体の収納空間の側面で、被装着金具に連結部材の両装着金具が取付けられる側面にあっては、受片裏面側の高い地点に被装着金具を設け、該被装着金具に連結部材が装着して両枠フレームを連結するので、枠体側面の開口を大きくでき、そこから収容空間への物品の出し入れがスムーズとなり、パレットサポート枠体の段積み状態にあっても、物品の出し入れ作業の飛躍的向上が図れるなど多大な効を奏する。
本考案のパレットサポートの組立具を用いて、パレット上に組立て形成されたパレットサポートの枠体の概略斜視図である。 (イ)が図1の枠フレームの正面図で、(ロ)が(イ)のIV-IV線矢視図である。 (ロ)が図1の連結部材の正面図で、(イ)が(ロ)の平面図で、(ハ)が(ロ)の側面図である。 パレット上に枠フレームを起立させた後、被装着金具に連結部材の両装着金具を取付けることにより両枠フレームを連結する断面説明図である。 被装着金具に装着金具を取付ける図4の様子を示す部分拡大斜視図である。 パレット上に枠フレームを起立させた状態下、該枠フレームの支柱下端部とパレットとの位置関係を表す説明斜視図である。 図1でパレット上に組立て形成されたパレットサポートの枠体の正面図である。
以下、本考案に係るパレットサポートの組立具について詳述する。図1〜図7は本考案のパレットサポートの組立具の一形態で、図1はその組立てられた枠体の全体斜視図、図2が枠フレーム、図3は連結部材の説明図で、図4はパレットの対向二辺部の各端部に支柱を係止させて一対の枠フレームを起立させ、さらに両枠フレームを連結部材で連結しようとする説明図、図5は被装着金具に装着金具を取付ける様子の拡大斜視図、図6はパレットに起立した枠フレームの支柱下端部とパレットとの位置関係を表す説明斜視図、図7はパレット上に組立てられたパレットサポート枠体の正面図を示す。
パレットサポートの組立具は、一対の枠フレーム1,1と一対の連結部材7,7とを具備する。本実施形態のパレットサポートの組立具では、別にもう一対の連結部材7,7を備える。
枠フレーム1は、二本の支柱2,2をパレット9の一辺の長さ分だけ離間させて平行配設し、その両支柱2をバー3又は板材で連結固着した金属製部材である。ここでは、両支柱2を棒状バー3で連結固着する。枠フレーム1は図2(イ)に示すような略四角形枠状にして左右対称の平面的な部材である。両支柱2,2の上端21には、それぞれ段積み用受片4が設けられ、且つ該受片4の裏面4b側にポケット状の被装着金具5が設けられる。一方、両支柱2,2の下端部22には、パレット9へ着脱自在に係止できる係止部6が設けられる。パレットサポートの組立具として、斯かる枠フレーム1の同形状品が一対用意される。一対の枠フレーム1,1の各係止部6をパレット9の矩形基台に係る対向二辺部91,92の各端部911,921に係止させて、該パレット9に対し両枠フレーム1が起立する。さらに、両枠フレーム1を連結部材7で連結して立体的なパレットサポートの枠体Fが組立てられていく。
ここで、本発明でいう下方とはパレット9上にパレットサポートの枠体Fを組立てた図1,図7の状態で見たときの紙面下方を指し、本発明でいう上方とは図1,図7の状態で見たときの紙面上方を指す。「支柱2の下端部22」は、枠フレーム1の係止部6をパレット9の対向二辺部91,92の端部911,921に係止させて、該パレット9に対し起立させた枠フレーム1,支柱2の起立状態下における支柱下端部で、図2では支柱2の紙面下端部位が相当する。「支柱2の上端21」は、パレット9に対し起立させた枠フレーム1,支柱2の起立状態下における支柱上端で、図2では支柱2の紙面上端が相当する。「受片4の裏面4b」は、段積みされる別のパレットサポートを受け支える表面4aと反対側の面で、パレット9に対し支柱2が起立状態にある時の受片4の下面が相当する。
本実施形態は、図2のように一の枠フレーム1に金属製バー3が二本用いられている。支柱2の中間位置よりも上端寄りの高さで一のバー3が両支柱2を連結する。また、両支柱2の下端部22の箇所で、他のバー3が両支柱2を連結する。枠フレーム1の機械的強度を高め、フレームとしての保形維持を図るためである。図1〜図7は簡略図示するが、実際のバー3は筒状パイプを扁平化させた棒状部材からなり、その両端部31,31をさらに潰し板状化して支柱2に溶接固定する。
支柱2はその形状を特に問わないが、ここでの支柱2はL型鋼製の棒状部材である。その支柱下端部22には支柱2の長手方向に対し直交する平板状隅板片18がL型内壁面29に固着される(図2,図4,図6)。そして、該隅板片18の下面18bに、L型鋼製の突起片6aからなる前記係止部6が垂設される。突起片6aの板幅Wをパレット9の上面に形成された通孔95の孔幅Wに合わせて、通孔95へ該突起片6aを挿着することにより、一対の枠フレーム1,1がパレット9に対し起立する。詳しくは、突起片6aの挿着に加え、L型鋼製支柱2の隅板片18よりも下方部位のL型内壁面29をパレット9の角部側壁99に当接させると共に、隅板片18をパレット9の角部上面9aに当接させることにより、一対の枠フレーム1,1がパレット9の対向二辺部91,92で安定起立する(図6)。
受片4は図1に示すような略方形板で、各支柱2の上端21に溶接固定される。一対の枠フレーム1,1の各係止部6をパレット9の対向二辺部91,92の各端部911,921に係止させ(図1,図6)、パレット9に対し枠フレーム1を起立させた図1,図2の状態で見た時に、受片4の略方形板の板面4aが水平面を形成する。パレット9へパレットサポートを組み立てた枠体Fが、この水平面を保った受片4上に段積みできるようにするためである。支柱上端21でL型鋼がつくる二辺に、受片4に係る略方形板の外側二辺を合わせ、係止部6をパレット9に係止した図1,図2の状態で、受片4の大半がパレット9の上方位置に配される。また、各受片4の略方形板の外周側二辺から上方へ延設される板状堰が設けられ、該堰に段済みストッパ的役割を担わせる。
パレット9に対し起立する前記枠フレーム1,1の各受片4の下面4b側には、板片15が取付けられる。各枠フレーム1には、図2(イ)の枠フレームの正面視で、板片15が枠フレーム1中央側に位置する受片4の先端部41から前記支柱2側の基端部42へ向けて下降傾斜するようにして、受片4,支柱2に固着される。板片15の枠フレーム1中央側は受片4の裏面4bに固着され、板片15の支柱2側は、L型鋼製支柱2のL型内壁面29に固着される。該板片15の下面15bに、図2(イ)の正面視のごとく、扁平筒状の前記被装着金具5が、前記先端部41側から前記基端部42側へ向け下降傾斜するようにして固着される。一の枠フレーム1に設けられる二つの被装着金具5に係る扁平筒状の両筒孔55は、図2(イ)の正面視で、四角形枠状の枠フレーム1がつくる平面と平行にして、且つそれぞれが両側支柱2に向けて左右対称のハの字状に下降傾斜する。板片15の下面に固着される被装着金具5は、パレット9上に一対の枠フレーム1が対向起立する図4の状態で、扁平筒状部の上端内側に切欠部分57を設けて、連結部材7を挿入し易くしている。また被装着金具5の筒口50は、前記先端部41側から前記基端部42側へ向け小さくして、連結部材7の装着金具72を挿着し易くしている。
連結部材7は、枠フレーム1と別体で、長尺の棒状主部71の両端に装着金具72を設けた金属製部材である(図3)。各係止部6をパレット9の対向二辺部91,92の各端部911,921に係止させて、該パレット9に一対の枠フレーム1,1を起立させた状態下、両枠フレーム11,1の両サイド1a,1bにて対向する被装着金具5,5に、図1,図4のごとく、連結部材7の両装着金具72,72をそれぞれ着脱自在に取付けることができる。両被装着金具5への装着金具72の取付けにより、連結部材7でパレット9の対向二辺部91,92に起立する両枠フレーム1,1が連結されると、パレット9上に平面視開口四角形で中空六面体のパレットサポートの枠体Fが組立て形成される(図1,図7)。
立体的なパレットサポート枠体Fが出来た図1で、被装着金具5に取付けて両枠フレーム1,1を連結する連結部材7は、被装着金具5が支柱上端21に設けた受片4の下面4b側に取付けられ、図示のごとく支柱上端21域の高さで横架する。枠体Fを形成する中空六面体で、枠フレーム1がつくる側面は、図2(イ)のごとくその中間高さ領域にバー3が存在するが、連結部材7がある中空六面体の側面では邪魔をする部材が存在せず、図1の鎖線矢印で示すように、中空六面体内への物品の出し入れが可能になる。
本実施形態の連結部材7は、装着金具72が直線状主部71から直角に屈曲して延設される板状突出部72aを有する。パレット9に起立させた両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bにて対向する被装着金具5の各筒口50に該突出部72aを挿着して、一対の連結部材7がそれぞれ取付けられることにより、図1,図7のごとく、パレット9上に収納空間Sを有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体Fが組立て形成される。主部に対し直角に屈曲する突出部72aが、図2(イ),図5の矢印のごとく、パレット9中央側の上方地点から支柱2側へ下降傾斜するようにして、両枠フレーム1に設けたポケット状被装着金具5の筒口50へ挿入されて、枠体Fが組立てられる。突出部72aは上方の筒口50から下降傾斜する被装着金具5の筒孔55へ挿着されるので、連結部材7は挿着を終えた段階で枠フレーム1に安定保持される。突出部72aは主部71寄り基端αから先端βに向け、前記筒口50に合わせてその幅を小さくする(図3)。
図1は簡略図示するが、ここでの連結部材7は図4,図5のように金属製パイプを扁平化させた主部71に突出部72aを溶接一体化する。図示のごとく板状突出部72aの基端α側を主部71の扁平パイプ孔に挿着後、溶接して接合部77を形成する。主部71はパイプを扁平化させたものを用いて、その機械的強度を高めている。
さらに、本実施形態は既述のごとく別にもう一対の連結部材7を備え、また、これらが装着される被装着金具5を枠フレーム1の支柱下端部22に設けている。
一対の枠フレーム1,1の各係止部6をパレット9に起立させ、両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bにて対向する受片裏面4b側の前記被装着金具5,5に、連結部材7の両装着金具72,72を取付けて両枠フレーム1,1を連結するが、両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bにもう一対の連結部材7で連結して、枠体Fを頑強にする。詳しくは、係止部6をパレット9の矩形基台に係る対向二辺部91,92の各端部911,921に係止させて、該パレット9に対し一対の前記枠フレーム1,1を起立させた時に、両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bの下端部の箇所にも前記被装着金具5と同形状品が、筒口50を上方とし且つ筒孔55を垂直方向になるようして固着されている(図6)。図1に示すように、両枠フレーム1,1の一方のサイド(例えば1a)に在る支柱2,2と、これら両支柱2,2を連結する前記連結部材7とで枠体Fがつくる中空六面体の一側面を形成するが、その面を構成する両支柱下端部22にもう一個の連結部材7用の被装着金具5が固着される。両枠フレーム1,1の他方のサイド(例えば1b)に在る支柱2,2も同様に、両支柱2,2を連結する連結部材7とで中空六面体の一側面を形成するが、その面を構成する両支柱下端部22にも、もう一個の連結部材7用の被装着金具5が固着される。支柱下端部22に設けた被装着金具5にもう一対の連結部材7の装着金具72を取付けることにより、両枠フレーム1,1が二対の連結部材7で連結される。中空六面体の枠体Fに係る連結部材7が担う部分が一層頑強になる。もう一対の連結部材7は図示のごとく両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bの下端部域に配される。したがって、二本の連結部材7がある中空六面体(枠体F)の側面であっても、その側面を使って、図1の鎖線矢印のごとく枠体F内のパレット9上への物品の出し入れがスムーズにいく。
尚、パレットサポートの枠体F(F)が組立て形成された図1や図7では、図面を判り易くするため、両支柱下端部22の被装着金具5に挿着,保持された連結部材7を少し高い位置で描くが、実際の連結部材7はその上縁位置がパレット上面9aに一致する。図中、符号9bはパレット9の下面、符号9cはその側面、符号9eはフォークリフトの爪の挿入穴、符号93,94は本実施形態で使用した対向二辺部91,92とは別の対向二辺部91,92を示す。
次に、前記パレットサポートの組立具を用いて、パレットサポートの枠体Fを組み立てる一方法を説明する。枠体Fの組立てに先立ち、前記一対の枠フレーム1と二対の連結部材7が用意される。
まず、矩形基台形状したパレット9の対向二辺部91,92に、一対の枠フレーム1を起立させる。パレット9の4つの角部9dで、係止部6を通孔95に挿着すると同時に、支柱2の隅板片18よりも下方部位のL型内壁面29をパレット9の角部側壁99に当接させ、且つ隅板片18をパレット9の角部上面9aに当接させることにより、一対の枠フレーム1,1をパレット9の対向二辺部91,92に起立させる(図6)。
その後、図2,図5のごとく、パレット9中央上方地点から支柱2側に、連結部材7の突出部72aの先端を下降傾斜させて、該突出部72aを受片裏面4b側に在る被装着金具5に挿着し、両枠フレーム1の上端部を連結部材7で連結する。これで、パレット9上に収納空間Sを有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体Fが組立て形成される。本実施形態は、さらに両枠体Fの下端部を連結部材7で連結する。図6のごとく、もう一対の連結部材7に係る突出部72aを支柱下端部22の被装着金具5に挿着し、両枠フレーム1,1の下端部も連結部材7で連結し、パレットサポートの枠体F(F)の組立てが完了する(図1,図7)。
一方、前記枠体Fを分解するときは、受片裏面4b側の被装着金具5に挿着した連結部材7は、その突出部72aをパレット9中央側に向けて上方傾斜させて引抜く。これで、受片4側の連結部材7は枠フレーム1から分離する。支柱下端部22の被装着金具5に挿着した連結部材7は、垂直上方へ引抜くことで枠フレーム1から分離する。これだけで、枠フレーム1は平面的な枠フレーム1と棒状の連結部材7とに分解される。
このように構成したパレットサポートの組立具は、受片4の裏面4b側に設けた被装着金具5に装着金具72を取付けることにより、連結部材7で両枠フレーム1,1を連結し、パレット9上に収納空間Sを有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体Fが組立て形成されるので、上面側の平面視開口四角形側からだけでなく、前記連結部材7が在る側面を使って収納空間S内のパレット9上に物品の出し入れができる。パレット9上にパレットサポートがつくる六面体の収納空間Sの側面で、連結部材7が在る側面は、受片裏面4b側の高い地点に被装着金具5を設け、且つ該金具に連結部材7が装着して両枠フレーム1を連結するので、その箇所の枠体F側面の開口を大きくできる。したがって、作業者はその側面を利用した物品の出し入れが容易になる。被装着金具5及び装着金具72は、受枠裏面4b側に隠れるので、作業の邪魔にならない。
両支柱2,2の上端21に受片4を設け、且つ該受片4の裏面4b側に被装着金具5が設けられると、該被装着金具5に取付けられる連結部材7は、パレット9上に起立する両枠フレーム1の支柱上端21域に横架する。枠体Fを形成する中空六面体で、両枠フレーム1を前記連結部材7でつなぐ側面では、連結部材7が受片4の裏面側の高い位置に配設されるので、図1の鎖線矢印で示すように、作業者は中空六面体内への物品の出し入れを円滑に行うことができる。特許文献1も含めて、従来はパレット9上に収納空間Sを有する平面視開口四角形のその上面開口を利用するしかなかったが、本考案ではパレット9上で枠体Fが形成する平面視開口四角形の中空六面体に係る側面を使って、横から物品の出し入れができるので頗る便利になる。
パレット9に枠体Fを取付けたパレットサポート枠体Fが段積みされ、その段積みされた高い地点の枠体Fでも、その側面を利用して物品の出し入れが円滑にできるので、労力軽減,作業性向上に極めて有効となる。
そして、被装着金具5へは、前記連結部材7の装着金具72を着脱自在に取付けることができるので、枠フレーム1と連結部材7とで、パレットサポートの枠体Fの組立てや分解が容易になる。
また、受片4の下面4b側に、板片15が枠フレーム1中央側に位置する該受片4の先端部41から支柱2側の基端部42へ向け下降傾斜するように固着されるので、該板片15がパレット9上に起立する支柱2の強度部材になる。
さらに該板片15の下面15bで、扁平筒状の被装着金具5が先端部41側から基端部42側へ向け下降傾斜する一方、装着金具72は板状突出部72aにしているので、パレット9に対し起立させた両枠フレーム1,1の両サイド1a,1bにて対向する前記被装着金具5(5,5)に、該突出部72a(72a)を挿入し、連結部材7で両枠フレーム1,1を楽に連結できる。枠フレーム1への連結部材7の組立て一体化が一層容易になる。図2,図5のごとく、突出部72aが上方の筒口50から下降傾斜して挿着されるので、被装着金具5へ突出部72aを挿着するだけで連結部材7の重量によって枠フレーム1に密着保持される。枠体Fの保形維持に優れる。
突出部72aは主部71寄り基端αから先端βに向け、前記筒口50,筒孔55に合わせてその幅を小さくするので、被装着金具5の筒口50への突出部72aの挿着し易さと挿着後の一体化を一層高める。
加えて、連結部材7の主部71が筒状パイプを扁平化させた部材からなると、組立て形成されるパレットサポート枠体Fの強度アップが図れる。また、枠体Fの外形は扁平化させた分だけ連結部材7の張り出しを小さくでき、同じ設置スペースに枠体Fをより数多く設置可能になり収容効率を上げることができる。
さらにいえば、支柱2をL型鋼製にし、突起片6a,隅板片18を設ければ、通孔95への該突起片6aの挿着による係止にとどまらず、パレット9への支柱2の角部側壁99に当接、さらにパレット9の角部上面9aへの隅板片18当接で、パレット9に対する枠フレーム1,1の起立がより確実に保たれる。
このように、本パレットサポートの組立具は上記数々の効果を発揮し極めて有益となる。
尚、本考案においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本考案の範囲で種々変更できる。枠フレーム1,支柱2,バー3,受片4,被装着金具5,係止部6,連結部材7,パレット9,枠体F等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
1 枠フレーム
1a,1b 両サイド
15 板片
15a 下面
18 隅板片
18a 下面
2 支柱
21 上端
22 下端部
29 L型内壁面
4 受片
4b 下面(裏面)
41 先端部
42 基端部
5 被装着金具
50 筒口
6 係止部
6a 突起片
板幅
7 連結部材
71 主部
72 装着金具
72a 突出部
α 基端
β 先端
9 パレット
9a 角部上面
91,92 対向二辺部
95 通孔
孔幅
99 角部側壁
F 枠体(パレットサポートの枠体)
S 収納空間

Claims (4)

  1. 二本の支柱(2,2)を平行配設し、その両支柱をバー又は板材で連結固着すると共に、両支柱(2,2)の上端(21)にそれぞれ段積み用受片(4)を設け、且つ該受片の裏面(4b)側に被装着金具(5)を設ける一方、両支柱(2,2)の下端部(22)にパレット(9)へ係止できる係止部(6)を設けた一対の金属製枠フレーム(1,1)と、
    棒状主部(71)の両端に装着金具(72)を設けた一対の金属製連結部材(7,7)と、を具備し、
    前記係止部をパレット(9)の矩形基台に係る対向二辺部(91,92)の各端部に係止させて、該パレットに対し一対の前記枠フレーム(1,1)を起立させ、両枠フレーム(1,1)の両サイド(1a,1b)にて対向する前記被装着金具(5,5)に前記装着金具(72,72)を取付けることにより、前記連結部材(7)で両枠フレーム(1,1)を連結し、パレット(9)上に収納空間(S)を有する平面視開口四角形のパレットサポートの枠体(F)が組立て形成されることを特徴とするパレットサポートの組立具。
  2. 前記枠フレーム(1,1)の各受片(4)の下面(4b)側に、該枠フレームの正面視で、板片(15)が枠フレーム中央側に位置する該受片(4)の先端部(41)から前記支柱(2)側の基端部(42)へ向け下降傾斜するように固着され、さらに該板片の下面(15b)に、扁平筒状の前記被装着金具(5)が前記先端部(41)側から前記基端部(42)側へ向け下降傾斜するようにして固着される一方、前記装着金具(72)は前記主部(71)から直角に屈曲して延設される板状突出部(72a)にして、前記パレット(9)に対し起立させた両枠フレーム(1,1)の両サイド(1a,1b)にて対向する前記被装着金具(5,5)に、該突出部(72a)を挿入することにより、連結部材(7)で両枠フレーム(1,1)を連結する請求項1記載のパレットサポートの組立具。
  3. 前記被装着金具(5)の筒口(50)を前記先端部(41)側から前記基端部(42)側へ向け小さくすると共に、前記突出部(72a)は主部(71)寄り基端(α)から先端(β)に向け、前記筒口(50)に合わせてその幅を小さくした請求項2記載のパレットサポートの組立具。
  4. 前記連結部材(7)の主部(71)が筒状パイプを扁平化させた部材からなり、さらに前記支柱(2)はL型鋼製で、該支柱の長手方向に対し直交する平板状隅板片(18)が該支柱下端部(22)に固着され、且つ該隅板片(18)の下面(18b)に突起片(6a)からなる前記係止部(6)が垂設され、その突起片(6a)の板幅(W1)をパレット(9)の上面に形成された通孔(95)の孔幅(W2)に合わせて、該通孔(95)への該突起片(6a)の挿着により、L型鋼製支柱(2)の前記隅板片(18)よりも下方部位のL型内壁面(29)をパレット(9)の角部側壁(99)に当接させると共に、前記隅板片(18)をパレット(9)の角部上面(9a1)に当接させて、一対の枠フレーム(1,1)がパレット(9)に対し起立する請求項3記載のパレットサポートの組立具。
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