JP6935245B2 - 収容ラック - Google Patents

収容ラック Download PDF

Info

Publication number
JP6935245B2
JP6935245B2 JP2017127936A JP2017127936A JP6935245B2 JP 6935245 B2 JP6935245 B2 JP 6935245B2 JP 2017127936 A JP2017127936 A JP 2017127936A JP 2017127936 A JP2017127936 A JP 2017127936A JP 6935245 B2 JP6935245 B2 JP 6935245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
base material
support portion
base
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017127936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019011082A (ja
Inventor
武彦 島田
武彦 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2017127936A priority Critical patent/JP6935245B2/ja
Publication of JP2019011082A publication Critical patent/JP2019011082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6935245B2 publication Critical patent/JP6935245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、収容ラックに係り、特に、建物の一部を構成するパネル材を積載して収容する収容ラックに関する。
建物の一部を構成するパネル材を積載して収容する収容ラックは、既に知られている。一例を挙げて説明すると、特許文献1には、収容ラックの一例として、住宅の外壁パネルを積載して収容する車載可能なラックが記載されている。
特許文献1の収容ラックには、外壁パネルを支持する横架材が鉛直方向に複数配置されており、横架材には、上方に突出した係合ピンを備える固定治具が取り付けられている。一方、外壁パネルのフレームに係合孔が形成されており、横架材の上に外壁パネルが載置されると、上述の係合ピンが係合孔に差し込まれるようになる。この結果、横架材に載せられた外壁パネルが運搬中に位置ずれしてしまう(水平方向に移動してしまう)のを抑制することが可能となる。
特開2016−88607号公報
ところで、外壁パネル等のパネル材には、その厚み方向の一端側で露出している下地材を備えるものが存在する。下地材を備えるパネル材に関して言うと、諸処の事情により下地材に上述の係合孔が設けられない場合がある。かかる場合には、特許文献1に記載の収容ラックのように、パネル材が載置される部分(横架材)に取り付けた固定治具の係合ピンをパネル材の係合孔に差し込んで当該パネル材の位置ずれを抑えるという構成が、採用し難くなる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、下地材を備えるパネル材の位置ずれを抑制することが可能な収容ラックを提供することである。
前記課題は、本発明の収容ラックによれば、建物の一部を構成するパネル材を積載して収容する収容ラックであって、前記パネル材中、該パネル材の厚み方向の一端において露出した状態で延出している下地材を載せることで前記パネル材を支える支持部と、該支持部に取り付けられ、鉛直方向及び前記支持部に載せられた前記下地材の延出方向の双方と交差する交差方向において前記下地材と当接することにより、前記交差方向における前記パネル材の移動を規制する規制部とを有し、前記規制部は、前記支持部に載せられた前記下地材の延出方向に沿って延出した丸棒形状の棒状体によって構成され、前記規制部は、木質の角材からなる前記下地材と当接することで前記交差方向における前記パネル材の移動を規制することにより解決される。
上記のように構成された本発明の収容ラックには、下地材を備えるパネル材を載せて支持する支持部と、支持部に取り付けられた規制部と、が設けられている。そして、規制部は、鉛直方向及び支持部に載せられた下地材の延出方向の双方と交差する交差方向において下地材と当接することで、交差方向におけるパネル材の位置ずれ(移動)を規制する。このような構成であれば、パネル材の下地材にピン差し込み用の孔が開けられない状況であっても、交差方向におけるパネル材の位置ずれを適切に抑制することが可能である。
また、下地材の延出方向に沿って延出した棒状体が規制部として設けられることで、パネル材の位置ずれを比較的簡単な構成にて抑制することが可能となる。
また、規制部をなす棒状体が丸棒形状であるため、規制部が曲面にてパネル材の下地材と当接することになる。このため、規制部との接触によって下地材が傷むのを抑えることが可能となる。
また、規制部が木質の角材からなる下地材と当接するので、規制部をなす棒状体の形状を丸棒形状として下地材が傷むのを抑える効果がより有意義なものとなる。
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記収納ラックは、さらに前記規制部とは異なる他の規制部により前記パネル材の移動を規制し、前記他の規制部は、前記延出方向における前記パネル材の移動を規制すると、好適である
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記パネル材は、前記パネル材の厚み方向の前記一端とは反対側の他端において露出する部分である仕上げ材と、前記パネル材の厚み方向において前記下地材と前記仕上げ材との間に設けられた中間材とを有し、前記他の規制部は、前記中間材と当接することで、前記延出方向における前記パネル材の移動を規制すると、より好適である
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記収容ラックにおいて最も上方に位置する前記パネル材を建て起こす際に用いられる建て起こし治具が、前記支持部に取り付けられており、前記建て起こし治具は、前記パネル材の一端部を吊り上げながら前記パネル材を建て起こす際に前記パネル材の一端部とは反対側に位置する前記パネル材の他端部を保持する保持部を備え、前記建て起こし治具が前記支持部に取り付けられ、且つ前記下地材が前記支持部に載せられた状態では、前記規制部が前記交差方向において前記下地材よりも前記保持部に近い位置に配置されていると、より一層好適である。
上記の構成では、収容ラックにおいて最も上方に位置するパネル材を建て起こし治具によって建て起こすことが可能である。また、建て起こし治具が支持部に取り付けられ、且つ下地材が支持部に載せられた状態では、規制部がパネル材の下地材よりも建て起こし治具の保持部に近い位置に配置されている。このような構成では、上記のパネル材の一端部を吊り上げて他端部を保持部に保持させる際に、規制部が下地材に当接(厳密には衝突)する可能性がある。したがって、上記の構成であれば、規制部をなす棒状体の形状を丸棒形状として下地材が傷むのを抑える効果がさらに有意義なものとなる。
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記支持部は、角柱状の長尺部材によって構成されており、前記支持部の上方部分に嵌合させて前記支持部に組み付けられるベース部を更に有し、前記規制部は、前記ベース部の表面のうち、前記ベース部が前記支持部に組み付けられた状態で前記ベース部の上端に位置する面に固定されていると、尚一層好適である。
上記の構成では、支持部の上方部分に嵌合可能なベース部に規制部が固定されている。このような構成によれば、ベース部を支持部の上方部分に組み付けることにより、簡単に規制部を支持部に設けることが可能となる。
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記収容ラックは、車両の荷台に載置可能であり、前記規制部は、前記車両の走行方向において前記下地材と当接すると、益々好適である。
上記の構成によれば、車載可能な収容ラックに積載されたパネル材が運搬中に位置ずれしてしまうこと(厳密には、車両の進行方向における位置ずれ)を規制部によって抑制することが可能となる。
また、上述した収容ラックの構成に関して、前記収容ラックは、前記建物の外壁を構成する前記パネル材としての外壁パネルを収容し、前記支持部は、前記外壁パネルの横幅方向に沿って延出している前記外壁パネルの前記下地材を、該下地材の延出方向と前記支持部の延出方向とが互いに沿った状態で支持していると、一段と好適である。
上記の構成では、収容ラックにおいて、外壁パネルの下地材の延出方向と支持部の延出方向とが互いに沿った状態で外壁パネルの下地材が支持部に載せられている。そして、下地材が規制部と当接することで、外壁パネルの位置ずれ(鉛直方向及び下地材の延出方向の双方と交差する方向における位置ずれ)を抑制することが可能となる。
本発明の収容ラックによれば、下地材を備えるパネル材の、鉛直方向及び下地材の延出方向の双方と交差する方向における位置ずれを抑制した状態で、当該パネル材を適切に収容することが可能になる。
収容ラックに収容されるパネル材の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る収容ラックの斜視図である。 パネル材が収容された状態の収容ラックを後方から見た図である。 建て起こし治具を示す図である。 建て起こし治具を用いてパネル材を建て起こしている様子を示す図である。 第一の位置ずれ抑制治具を示す斜視図である。 第一の位置ずれ抑制治具とパネル材とを前後方向から見た図である。 第一の位置ずれ抑制治具とパネル材とを左右方向から見た図である。 第二の位置ずれ抑制治具を示す斜視図である。 第二の位置ずれ抑制治具とパネル材とを前後方向から見た図である。 第三の位置ずれ抑制治具を示す斜視図である。 第三の位置ずれ抑制治具とパネル材とを前後方向から見た図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る収容ラックについて図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれる。また、以下に説明する収容ラック各部のサイズ、材質及び形状については、あくまでも一例に過ぎず、本発明の収容ラックの機能を発揮するものである限り、自由に設計することが可能である。
また、以下の説明中、収容ラック各部(収容ラック内に収容された物を含む)の位置や姿勢に関する内容については、特に断る場合を除き、収容ラックが水平面上に置かれた状態での位置や姿勢であることとする。
<<本実施形態に係る収容ラックの概要>>
本実施形態に係る収容ラックについて概説すると、当該収容ラックは、建物の一部を構成するパネル材を積載して収容するラックである。ここで、建物の一部を構成するパネル材としては、例えば、建物の外壁を構成する外壁パネル、建物の内壁を構成する内壁パネル、建物の床を構成する床パネル、及び、建物の天井を構成する天井パネル等が挙げられる。以下では、外壁パネルを収容する収容ラックを例に挙げ、その構成について説明することとする。なお、当然ながら、本発明は、外壁パネル以外のパネル材を収容する収容ラックにも適用可能である。
また、本実施形態に係る収容ラックは、車両、厳密にはトラック等の運搬車両(不図示)の荷台に載置可能である。すなわち、本実施形態に係る収容ラックは、車載可能なラック(以下、車載ラック1)である。より詳しく説明すると、車載ラック1は、建物の建設現場へ外壁パネルを車両にて運搬する際に用いられ、車載ラック1内に外壁パネルが積載された(収容された)状態で車両の荷台に載置される。外壁パネルは、その厚み方向が鉛直方向に沿い、且つ、鉛直方向に複数枚重ねられた状態で車載ラック1内に収容される。
そして、車両が建設現場に到着すると、車両の荷台から車載ラック1が降ろされ、その後、車載ラック1に収容された外壁パネルが車載ラック1の外に取り出される。この際、外壁パネルは、クレーン等の吊上げ装置によって上から順に取り出される。吊り上げ時、外壁パネルは、倒伏状態(厚み方向が鉛直方向に沿った状態)から起立状態へと状態を変え、起立状態を保ちながら所定の搬送先まで搬送される。このように本実施形態では車載ラック1内の外壁パネルを取り出す際、外壁パネルの一端部を吊り上げて当該外壁パネルを建て起こすことになっている。
<<外壁パネルの構成>>
車載ラック1の構成について説明するにあたり、車載ラック1に収容される外壁パネルについて図1を参照しながら説明する。図1は、車載ラック1に収容される外壁パネルの一例を示す図であり、2種類の外壁パネルをそれぞれ斜め下方から見たときの図である。
車載ラック1に収容される外壁パネルは、複数種類あり、そのうちの一つは、通常サイズの外壁パネル(以下、通常パネル2A)である。もう一つは、横幅の長さが通常パネル2Aの横幅の半分となった外壁パネル(以下、ハーフパネル2B)である。通常パネル2Aは、外壁の一般部を構成する部分であり、ハーフパネル2Bは、外壁のコーナー部(入隅部や出隅部)を構成する部分である。
通常パネル2A及びハーフパネル2Bは、それぞれ、図1に示すように仕上材21、中間材22及び下地材23を有する。仕上材21は、外壁において屋外側で露出する部分であり、例えば石膏ボードやサイディングボード等によって構成されている。中間材22は、外壁パネルの厚み方向において仕上材21よりも屋内側で仕上材21と隣接する部分である。中間材22は、矩形状に枠組みされた不図示のフレーム、当該フレームの内側に充填された断熱材、及びフレームと断熱材を覆う被覆フィルムによって構成されている。
下地材23は、外壁パネル中、当該外壁パネルの厚み方向の一端(屋内側の端)で露出した状態で延出している部分である。下地材23は、長尺な木質の角材からなり、具体的には、角材状に成形された単板積層材や硬質木片セメント材からなる。また、下地材23は、図1に示すように、外壁パネルの高さ方向に沿って延出している下地材23と、外壁パネルの横幅方向に沿って延出している下地材23と、によって構成されている。ここで、外壁パネルの高さ方向とは、外壁パネルの上下方向であり、当該外壁パネルを備える建物が完成した段階では鉛直方向に沿う方向である。外壁パネルの横幅方向とは、外壁パネルの高さ方向及び厚み方向の双方と交差する方向であり、当該外壁パネルを備える建物が完成した段階では水平方向に沿う方向(より厳密には、梁間方向又は桁行方向)である。
通常パネル2A及びハーフパネル2Bの各々において、外壁パネルの横幅方向に沿って延出している下地材23(以下、横方向の下地材23)は、上下一対設けられており、中間材22の横幅方向の一端から他端に向かって長く延出している。なお、通常パネル2Aにおける横方向の下地材23は、ハーフパネル2Bにおける横方向の下地材23よりも長くなっている。
また、通常パネル2A及びハーフパネル2Bの各々において、外壁パネルの高さ方向に沿って延出している下地材23(以下、縦方向の下地材23)は、上下一対設けられた横方向の下地材23の間に挟まれており、横幅方向において複数設けられている。なお、通常パネル2Aには、縦方向の下地材23が、ハーフパネル2Bに設けられた縦方向の下地材23よりも多く設けられている。
<<車載ラック1の詳細構成>>
次に、車載ラック1の詳細構成について図2〜図5を参照しながら説明する。図2は、車載ラック1の外観を示す斜視図である。図3は、外壁パネルが収容された状態の車載ラック1を後方から見た図である。図4は、後述する建て起こし治具40を示す図であり、車載ラック1に取り付けられた状態の建て起こし治具40を側方から見た図である。図5は、建て起こし治具40を用いて外壁パネル(図5では、通常パネル2A)を建て起こしている様子を示す図である。
なお、以下の説明中、「前後方向」とは、車両の荷台に載置された状態にある車載ラック1の前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。また、「左右方向」とは、車両の荷台に載置された状態にある車載ラック1を車両正面から見たときの左右方向であり、車両の横幅方向と一致する方向である。
車載ラック1は、図2及び図3に示すように、車載ラック1の底部をなす左右一対の基台部10と、一対の基台部10の上において前後方向に離れた状態で設けられた一対の支持ピース11と、前後一対の支持ピース11同士を連結する繋ぎ部15と、を有する。
左右一対の基台部10の各々は、前後方向に長く延出した角筒型の鋼材からなり、車載ラック1を車両の荷台に載せる際に、荷台の上面に載置される。前後一対の支持ピース11は、車載ラック1において外壁パネルを下方から支持する部分であり、左右一対の基台部10に組み付けられている。また、支持ピース11は、上下方向に複数積み重ねることが可能である。そして、車載ラック1には、積み重ねた支持ピース11の数に応じた個数(具体的には、支持ピース11の個数から1つ少ない数)だけ外壁パネルを積載することが可能である。
支持ピース11の構成について図2及び図3を参照しながら説明すると、支持ピース11は、鋼材からなり、正面視で略H形をなしている。より詳しく説明すると、支持ピース11の左右両端部には立設部12が設けられており、左右一対の立設部12の間には支持部13が架設されている。立設部12は、鉛直方向に延出しており、角筒状の部分と、当該角筒状の部分の上部から上方に向かって爪状に延出している部分と、を有する。支持ピース11を積み重ねる際には、上側の支持ピース11の立設部12の下部に設けられた角筒状の部分の内側に、下側の支持ピース11の立設部12の上部に設けられた爪状の延出部分が入り込んで嵌合する。
支持部13は、鋼材からなり、詳しくは、中空角柱状の長尺部材によって構成されている。支持部13は、立設部12と直交するように左右方向に沿って直線状に延出している。そして、支持部13は、図3に示すように、外壁パネル中の下地材23を載せることで外壁パネルを下方から支える。より具体的に説明すると、支持部13は、外壁パネルの横幅方向に沿って延出している下地材23(すなわち、横方向の下地材23)を、当該下地材23の延出方向と支持部13の延出方向(すなわち、左右方向)とが互いに沿った状態で支持している。
なお、上下に積み重ねられた支持ピース11の群は、前後方向に間隔を開けて一対設けられている。したがって、車載ラック1において、外壁パネルは、前後方向に離れた位置に配置された一対の支持部13によって支持されることになる。また、本実施形態において、前後一対の支持部13に載せることが可能な外壁パネルの個数は、通常パネル2Aであれば1枚、ハーフパネル2Bであれば2枚である。ただし、前後一対の支持部13に載せることが可能な外壁パネルの個数については、特に限定されるものではない。
また、支持部13に支持された外壁パネルの仕上材21と、当該仕上材21の直上位置に配置された支持部13と、の間には、左右方向に若干の幅を有するスペーサ6が設けられている。このスペーサ6が設けられていることで、支持部13の間における外壁パネルの上下動が抑制されるようになる。
また、本実施形態において、車載ラック1には図4に図示の建て起こし治具40を取り付けることが可能である。建て起こし治具40は、金物からなり、車載ラック1の支持部13に対して着脱自在に取り付けられる。より詳しく説明すると、建て起こし治具40は、図4に示すように、建て起こし治具40の外側に向かって延出した係合ピン41を備えている。この係合ピン41が支持ピース11の支持部13の外側面(厳密には、前後方向における外側面)に形成された係合孔13aに差し込まれることで、建て起こし治具40が支持部13に取り付けられる。
建て起こし治具40の構成について説明すると、建て起こし治具40は、図4に示すように、前述の係合ピン41と、側面視でL字状をなすアングル部42と、平板状の基部43と、基部43の表面に設けられた保持部44と、を有する。アングル部42は、係合ピン41が係合孔13aに差し込まれた際に、支持部13の下端角部に沿うように当該下端角部と係合する(重なり合う)。基部43は、アングル部42の後面に溶接されており、また、基部43の下面には係合ピン41が溶接されている。
保持部44は、外壁パネルを建て起こす際に当該外壁パネルの端部(厳密には、建て起こし時に吊り上げられる外壁パネルの一端部とは反対側に位置する当該外壁パネルの他端部)を保持する。保持部44は、建て起こし治具40が支持部13に取り付けられた状態において基部43の上面となる表面上に位置している。また、本実施形態において、保持部44は、金属プレートを逆さU字状に折り曲げることで形成された隆起部44aと、丸鋼からなる押さえ部44bと、を有する。隆起部44aと押さえ部44bとは、係合ピン41の延出方向において互いに離れており、隆起部44aと押さえ部44bとの間に隙間が形成されている。
以上のように構成された建て起こし治具40は、車載ラック1に収容された外壁パネル中、最も上方に位置する外壁パネルを建て起こす際に用いられ、当該外壁パネルの直下に位置する前後一対の支持部13のうち、一方の支持部13に取り付けられる。その後、上記の外壁パネルの一端部(前後一対の支持部13のうち、建て起こし治具40が取り付けられていない方の支持部13に支持されている端部)がクレーン等によって吊り上げられる。このとき、図5に示すように、外壁パネルの他端部(建て起こし治具40が取り付けられた支持部13によって支持されていた端部)が建て起こし治具40に向かって下がり、やがて外壁パネルの他端部中、仕上材21の外縁部が隆起部44aと押さえ部44bとの間の隙間に入り込む。これにより、建て起こし中、外壁パネルの他端部が保持部44によって保持されるようになる。
車載ラック1の構成についての説明に戻ると、車載ラック1には、車両走行時に車載ラック1内の外壁パネルの位置ずれを抑える目的で、専用の治具(以下、第一の位置ずれ抑制治具3、4、5)が設けられている。位置ずれ抑制治具3、4、5は、図2に示すように、積み重ねられた各支持ピース11の支持部13に取り付けられている。そして、位置ずれ抑制治具3、4、5は、支持部13に支持された外壁パネルと当接することで当該外壁パネルの位置ずれを抑制している。位置ずれ抑制治具3、4、5については、次項において詳しく説明する。
<<位置ずれ抑制治具3、4、5の構成>>
次に、位置ずれ抑制治具3、4、5の構成について、既出の図2〜図5と共に、図6〜図12を参照しながら説明する。図6は、第一の位置ずれ抑制治具3を示す斜視図である。図7及び図8は、第一の位置ずれ抑制治具3と通常パネル2Aとを示す図であり、図7は、前後方向から見た図であり、図8は、左右方向から見た図である。図9は、第二の位置ずれ抑制治具4を示す斜視図である。図10は、第二の位置ずれ抑制治具4と通常パネル2Aとを前後方向から見た図である。図11は、第三の位置ずれ抑制治具5を示す斜視図である。図10は、第三の位置ずれ抑制治具5とハーフパネル2Bとを前後方向から見た図である。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、3種類の位置ずれ抑制治具3、4、5が用いられている。具体的に説明すると、通常パネル2Aの位置ずれを抑制するために第一の位置ずれ抑制治具3及び第二の位置ずれ抑制治具4が用いられる。また、ハーフパネル2Bの位置ずれを抑制する目的で第一の位置ずれ抑制治具3及び第三の位置ずれ抑制治具5が用いられる。以下、各位置ずれ抑制治具3、4、5の構成について、それぞれ説明する。
第一の位置ずれ抑制治具3は、図6に図示の治具であり、左右方向において通常パネル2A及びハーフパネル2Bの脇位置に配置され、これらの左右方向及び前後方向における位置ずれを抑制する。第一の位置ずれ抑制治具3は、図6〜図8に示すようにベース部31、枠状規制部32及び棒状規制部33を有する。
ベース部31は、バネ性を有する鋼板を門型に折り曲げることで構成されている。このベース部31は、図2に示すように支持部13の上方部分に嵌合させて当該支持部13に組み付けることが可能である。すなわち、ベース部31をなす鋼板は、支持部13をなす角筒状の長尺鋼材の外縁にフィットするように略U字状に折り曲げられており、支持部13の上方部分に嵌合可能である。
より具体的に説明すると、略U字状をなすベース部31は、その前端部と後端部との間に支持部13を挟み込んだ状態で当該支持部13に嵌合する。なお、ベース部31の裏面(支持部13との対向面)には、不図示の突出ピンが設けられており、この突出ピンが支持部13に形成された係合孔に挿入されることで、ベース部31がより安定した状態で支持部13に組み付けられるようになっている。
また、本実施形態において、ベース部31は、支持部13に組み付けられた状態から取り外すことが可能である。また、本実施形態において、ベース部31は、左右方向において支持部13の両端部に組み付けられており、より詳しくは、図7に示すように立設部12と隣接する位置に配置されている。
枠状規制部32は、鋼材からなり、前後方向から見たときに矩形状をなした中空枠体である。この枠状規制部32は、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態でベース部31の上端に位置する面に固定(溶接)されている。また、枠状規制部32は、通常パネル2Aやハーフパネル2Bの厚みよりも若干短い高さを有している。より詳しく説明すると、枠状規制部32の高さは、下地材23の厚みと中間材22の厚みとを足し合わせた長さよりもやや短くなっている。
そして、枠状規制部32は、左右方向における内側の側面(外壁パネルと対向する側の側面)に当接面32aを備えている。そして、図7に示すように、ベース部31が支持部13に組み付けられ、且つ外壁パネルが支持部13に載置された状態では、当該外壁パネルの中間材22の側面(厳密には、左右方向において外側に位置する側面)が上記の当接面32aと当接している。このように外壁パネルの中間材22の側面が枠状規制部32の当接面32aと当接することで、外壁パネルの左右方向における位置ずれが抑制される。
なお、本実施形態では、外壁パネルの左右方向における位置ずれを抑制するために外壁パネルの中間材22の側面に当接する部分として、矩形枠をなす枠状規制部32を用いているが、これに限定されるものではない。パネルの中間材22の側面に当接する部分の形状については、良好に当接し得る形状である限り、いかなる形状であってもよい。
棒状規制部33は、鋼製の棒状体によって構成され、より詳しくは、丸棒形状の棒状体(すなわち、丸鋼)によって構成されている。この棒状規制部33は、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態でベース部31の上端に位置する面に固定(溶接)されている。また、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態において、棒状規制部33は、当該支持部13の延出方向(すなわち、左右方向)に沿って延出している。換言すると、支持部13に外壁パネルの下地材23が載せられた状態にあるとき、棒状規制部33は、当該支持部13に載せられた下地材23の延出方向に沿って延出している。
さらに、図6に示すように、棒状規制部33の延出方向先端部は、ベース部31よりも外側にはみ出ている。そして、ベース部31が支持部13に組み付けられ、且つ外壁パネルが支持部13に載置された状態にあるとき、棒状規制部33中、ベース部31からはみ出た部分は、前後方向において支持部13に載せられた下地材23と隣接する位置にあり、当該下地材23と当接している。このように棒状規制部33中、ベース部31からはみ出た部分が、前後方向において、支持部13に載せられた下地材23と当接することにより、外壁パネルの前後方向における位置ずれが抑制されることになる。
つまり、第一の位置ずれ抑制治具3における棒状規制部33は、規制部に相当し、前後方向(換言すると、車両の走行方向)において支持部13上の下地材23と当接することにより、前後方向における外壁パネルの移動を規制する。ここで、前後方向は、鉛直方向及び支持部13に載せられた下地材23の延出方向(すなわち、左右方向)の双方と交差する交差方向に相当する。
なお、本実施形態では、第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33が前後方向において下地材23よりも後側に位置し、当該下地材23の後面と当接している。ただし、これに限定されるものではなく、棒状規制部33が前後方向において下地材23よりも前側に位置し、当該下地材23の前面と当接してもよい。また、前後一対の支持ピース11のうち、前側の支持ピース11が有する支持部13に取り付けられた第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33が下地材23の前面と当接する一方で、後側の支持ピース11が有する支持部13に取り付けられた第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33が下地材23の後面と当接してもよい。
また、棒状規制部33は、その外周面にて下地材23と当接するが、棒状規制部33の外周面は、円弧状に湾曲している。このように棒状規制部33の外周面が円弧面となっていれば、棒状規制部33が下地材23と当接したときに下地材23が傷んでしまうのを抑えることが可能である。特に、本実施形態では下地材23が木質の角材からなるので、棒状規制部33が円弧面にて下地材23と当接することによる上述の効果が、より有意義に発揮されることになる。
さらに、前述の建て起こし治具40が支持部13に取り付けられ、且つ当該支持部13に下地材23(詳しくは、横方向の下地材23)が載せられた状態では、図5に示すように、棒状規制部33が、前後方向において下地材23よりも建て起こし治具40の保持部44(厳密には、隆起部44aと押さえ部44bとの間の隙間)に近い位置に配置されている。このような位置関係では、支持部13に支持された外壁パネルを建て起こす際に、当該外壁パネルの端部(厳密には、吊り上られている側とは反対側の端部)にて左右方向に延出する下地材23が棒状規制部33と当接(厳密には衝突)する可能性がある。かかる場合であっても、丸鋼からなる棒状規制部33であれば、下地材23と棒状規制部33との衝突を緩和させ、棒状規制部33の損傷を軽減させることが可能となる。
第二の位置ずれ抑制治具4は、図9に図示の治具であり、図10に示すように通常パネル2Aを支持している支持部13の左右方向中央部分にて、通常パネル2Aの前後方向における位置ずれを抑制する。第二の位置ずれ抑制治具4は、図9及び図10に示すようにベース部31及び棒状規制部33を有する。第二の位置ずれ抑制治具4におけるベース部31及び棒状規制部33の形状や機能は、第一の位置ずれ抑制治具3におけるベース部31及び棒状規制部33の形状や機能と略同様である。
第二の位置ずれ抑制治具4のベース部31は、第一の位置ずれ抑制治具3のベース部31と同様、バネ性を有する鋼板を門型に折り曲げることで構成されている。そして、第二の位置ずれ抑制治具4のベース部31は、図2に示すように通常パネル2Aを支持する支持部13の上方部分に嵌合させて当該支持部13に組み付けられる。
より詳しく説明すると、第二の位置ずれ抑制治具4のベース部31は、その前端部と後端部との間に支持部13の左右方向中央部を挟み込んだ状態で当該支持部13に嵌合する。なお、第二の位置ずれ抑制治具4のベース部31の裏面(支持部13との対向面)には、不図示の突出ピンが設けられており、この突出ピンが支持部13の左右方向中央部に形成された係合孔に挿入されることで、ベース部31がより安定した状態で支持部13に組み付けられるようになっている。
第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33は、第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33と同様、丸鋼によって構成されており、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態でベース部31の上端に位置する面に固定(溶接)されている。また、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態において、棒状規制部33は、左右方向に沿って延出している。換言すると、支持部13に通常パネル2Aの下地材23が載せられた状態にあるとき、棒状規制部33は、当該下地材23の延出方向に沿って延出している。
そして、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33は、規制部に相当し、支持部13に支持された通常パネル2Aの下地材23と当接することで、前後方向(換言すると、車両の走行方向)における通常パネル2Aの移動を規制する。
なお、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33は、前後方向において通常パネル2Aの下地材23よりも後側に位置し、当該下地材23の後面と当接することになっている。ただし、これに限定されるものではなく、棒状規制部33が前後方向において下地材23よりも前側に位置し、当該下地材23の前面と当接してもよい。
また、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33は、第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33と同様、円弧面である外周面にて下地材23と当接する。これにより、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33が下地材23と当接したときに下地材23が傷んでしまうのを抑えることが可能である。
さらに、通常パネル2Aを支持している支持部13に第二の位置ずれ抑制治具4及び前述の建て起こし治具40が取り付けられ、かつ、通常パネル2Aの下地材23が支持部13に載せられた状態では、図5に示すように、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33が、前後方向において下地材23よりも建て起こし治具40の保持部44に近い位置に配置されている。このような位置関係では、支持部13に支持された通常パネル2Aを建て起こす際に、通常パネル2Aの端部(吊り上られている側とは反対側の端部)にある横方向の下地材23が棒状規制部33と衝突する可能性がある。しかし、棒状規制部33が丸鋼であるため、下地材23と棒状規制部33との衝突を緩和させ、以て棒状規制部33の損傷が軽減されるようになる。
第三の位置ずれ抑制治具5は、図11に図示の治具であり、図12に示すようにハーフパネル2Bを支持している支持部13の中央部分に配置され、ハーフパネル2Bの左右方向及び前後方向における位置ずれを抑制する。第三の位置ずれ抑制治具5は、図11及び図12に示すようにベース部31、枠状規制部32及び棒状規制部33を有する。第三の位置ずれ抑制治具5におけるベース部31、枠状規制部32及び棒状規制部33の形状や機能は、第一の位置ずれ抑制治具3におけるベース部31、枠状規制部32及び棒状規制部33の形状や機能と略同様である。
第三の位置ずれ抑制治具5のベース部31は、第一の位置ずれ抑制治具3のベース部31と同様、バネ性を有する鋼板を門型に折り曲げることで構成されており、図2に示すようにハーフパネル2Bを支持する支持部13の上方部分に嵌合させて当該支持部13に組み付けられる。
より詳しく説明すると、第三の位置ずれ抑制治具5のベース部31は、その前端部と後端部との間に支持部13の左右方向中央部を挟み込んだ状態で当該支持部13に嵌合する。なお、第三の位置ずれ抑制治具5のベース部31の裏面(支持部13との対向面)には、不図示の突出ピンが設けられており、この突出ピンが支持部13の左右方向中央部に形成された係合孔に挿入されることで、ベース部31がより安定した状態で支持部13に組み付けられるようになっている。なお、第三の位置ずれ抑制治具5のベース部31は、図12に示すように左右方向においてハーフパネル2Bの脇に位置する部分に組み付けられる。
第三の位置ずれ抑制治具5の枠状規制部32は、第一の位置ずれ抑制治具3の枠状規制部32と同様、前後方向から見たときに矩形状をなした中空枠体からなる。また、枠状規制部32は、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態でベース部31の上端に位置する面に固定(溶接)されている。また、枠状規制部32の高さは、ハーフパネル2Bの厚みよりも若干短い高さとなっており、下地材23の厚みと中間材22の厚みとを足し合わせた長さよりもやや短くなっている。
さらに、第三の位置ずれ抑制治具5の枠状規制部32は、左右側面に当接面32aを備えている。そして、図12に示すように、ハーフパネル2Bを支持している支持部13のうち、ハーフパネル2Bの脇位置にベース部31が組み付けられた状態では、図12に示すように、枠状規制部32の側面、すなわち当接面32aがハーフパネル2Bの中間材22の側面に当接する。このようにハーフパネル2Bの中間材22の側面が枠状規制部32の当接面32aと当接することで、ハーフパネル2Bの左右方向における位置ずれが抑制される。
第三の位置ずれ抑制治具5の棒状規制部33は、第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33と同様、丸鋼によって構成されており、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態でベース部31の上端に位置する面に固定(溶接)されている。また、ベース部31が支持部13に組み付けられた状態において、棒状規制部33は、左右方向に沿って延出している。換言すると、支持部13にハーフパネル2Bの下地材23が載せられた状態にあるとき、棒状規制部33は、当該下地材23の延出方向に沿って延出している。また、棒状規制部33の延出方向端部は、ベース部31よりも外側に幾分はみ出ている。
そして、第二の位置ずれ抑制治具4の棒状規制部33は、規制部に相当し、棒状規制部33のうち、ベース部31よりも外側にはみ出た部分がハーフパネル2Bの下地材23と当接することで、前後方向(換言すると、車両の走行方向)におけるハーフパネル2Bの移動を規制する。
なお、第三の位置ずれ抑制治具5の棒状規制部33は、前後方向においてハーフパネル2Bの下地材23よりも後側に位置し、当該下地材23の後面と当接することになっている。ただし、これに限定されるものではなく、棒状規制部33が前後方向において下地材23よりも前側に位置し、当該下地材23の前面と当接してもよい。
また、第三の位置ずれ抑制治具5の棒状規制部33は、第一の位置ずれ抑制治具3の棒状規制部33と同様、円弧面である外周面にて下地材23と当接する。これにより、第三の位置ずれ抑制治具5の棒状規制部33が下地材23と当接したときに下地材23が傷んでしまうのを抑えることが可能である。
さらに、ハーフパネル2Bを支持している支持部13に第三の位置ずれ抑制治具5及び前述の建て起こし治具40が取り付けられ、かつ、支持部13にハーフパネル2Bの下地材23が載せられた状態では、図5に示すように、第三の位置ずれ抑制治具5の棒状規制部33が、前後方向において下地材23よりも建て起こし治具40の保持部44に近い位置に配置されている。このような位置関係では、支持部13に支持されたハーフパネル2Bを建て起こす際に、ハーフパネル2Bの端部(吊り上られている側とは反対側の端部)にある横方向の下地材23が棒状規制部33と衝突する可能性がある。しかし、丸鋼からなる棒状規制部33であるため、下地材23と棒状規制部33との衝突を緩和させ、以て棒状規制部33の損傷が軽減されるようになる。
<<その他の実施形態>>
以上までに本発明の収容ラックの構成について一例を挙げて説明してきたが、上述の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態も考えられ得る。例えば、上記の実施形態では、規制部に相当する棒状規制部33が丸鋼によって構成されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、角柱状の棒状体によって棒状規制部33が構成されてもよい。あるいは、ベース部31の上面から突出形成された突起(非棒状体)を設けて当該突起を規制部として用いてもよい。
また、上記の実施形態では、規制部としての棒状規制部33が治具の一部としてベース部31の上面に固定(溶接)されていることとした。また、上記の実施形態では、ベース部31が支持部13に対して着脱自在であり、ベース部31が支持部13に組み付けられることで棒状規制部33が当該支持部13に取り付けられることとした。ただし、これに限定されるものではなく、規制部としての棒状規制部33が支持部13の上面に直接固定(溶接)されていてもよい。
また、上記の実施形態では、左右方向において外壁パネルの脇位置に、枠状規制部32を備える治具(具体的には、第一の位置ずれ抑制治具3及び第三の位置ずれ抑制治具5)を配置することとした。そして、上記の実施形態では、枠状規制部32の側面である当接面32aを外壁パネルの中間材22の側面と当接させることで、外壁パネルの左右方向における位置ずれを抑制することとした。ただし、これに限定されるものではなく、外壁パネルの左右方向における位置ずれを抑制するために中間材22の側面と当接する部分が、丸鋼によって構成されていてもよい。
1 車載ラック(収容ラック)
2A 通常パネル(パネル材、外壁パネル)
2B ハーフパネル(パネル材、外壁パネル)
3 第一の位置ずれ抑制治具
4 第二の位置ずれ抑制治具
5 第三の位置ずれ抑制治具
6 スペーサ
10 基台部
11 支持ピース
12 立設部
13 支持部
13a 係合孔
14 連結部
15 繋ぎ部
21 仕上材
22 中間材
23 下地材
31 ベース部
32 枠状規制部
32a 当接面
33 棒状規制部(規制部)
40 建て起こし治具
41 係合ピン
42 アングル部
43 基部
44 保持部
44a 隆起部
44b 押さえ部

Claims (7)

  1. 建物の一部を構成するパネル材を積載して収容する収容ラックであって、
    前記パネル材中、該パネル材の厚み方向の一端において露出した状態で延出している下地材を載せることで前記パネル材を支える支持部と、
    該支持部に取り付けられ、鉛直方向及び前記支持部に載せられた前記下地材の延出方向の双方と交差する交差方向において前記下地材と当接することにより、前記交差方向における前記パネル材の移動を規制する規制部とを有し、
    前記規制部は、前記支持部に載せられた前記下地材の延出方向に沿って延出した丸棒形状の棒状体によって構成され、
    前記規制部は、木質の角材からなる前記下地材と当接することで前記交差方向における前記パネル材の移動を規制することを特徴とする収容ラック。
  2. 前記収納ラックは、さらに前記規制部とは異なる他の規制部により前記パネル材の移動を規制し、
    前記他の規制部は、前記延出方向における前記パネル材の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の収納ラック。
  3. 前記パネル材は、前記パネル材の厚み方向の前記一端とは反対側の他端において露出する部分である仕上げ材と、前記パネル材の厚み方向において前記下地材と前記仕上げ材との間に設けられた中間材とを有し、
    前記他の規制部は、前記中間材と当接することで、前記延出方向における前記パネル材の移動を規制することを特徴とする請求項2に記載の収納ラック。
  4. 前記収容ラックにおいて最も上方に位置する前記パネル材を建て起こす際に用いられる建て起こし治具が、前記支持部に取り付けられており、
    前記建て起こし治具は、前記パネル材の一端部を吊り上げながら前記パネル材を建て起こす際に前記パネル材の一端部とは反対側に位置する前記パネル材の他端部を保持する保持部を備え、
    前記建て起こし治具が前記支持部に取り付けられ、且つ前記下地材が前記支持部に載せられた状態では、前記規制部が、前記交差方向において前記下地材よりも前記保持部に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の収容ラック。
  5. 前記支持部は、角柱状の長尺部材によって構成されており、
    前記支持部の上方部分に嵌合させて前記支持部に組み付けられるベース部を更に有し、
    前記規制部は、前記ベース部の表面のうち、前記ベース部が前記支持部に組み付けられた状態で前記ベース部の上端に位置する面に固定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の収容ラック。
  6. 前記収容ラックは、車両の荷台に載置可能であり、
    前記規制部は、前記車両の走行方向において前記下地材と当接することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の収容ラック。
  7. 前記収容ラックは、前記建物の外壁を構成する前記パネル材としての外壁パネルを収容し、
    前記支持部は、前記外壁パネルの横幅方向に沿って延出している前記外壁パネルの前記下地材を、該下地材の延出方向と前記支持部の延出方向とが互いに沿った状態で支持していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の収容ラック。
JP2017127936A 2017-06-29 2017-06-29 収容ラック Active JP6935245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017127936A JP6935245B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 収容ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017127936A JP6935245B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 収容ラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019011082A JP2019011082A (ja) 2019-01-24
JP6935245B2 true JP6935245B2 (ja) 2021-09-15

Family

ID=65226324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017127936A Active JP6935245B2 (ja) 2017-06-29 2017-06-29 収容ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6935245B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308169A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Kanto Coil Center:Kk 板運搬用パレット
JP6007090B2 (ja) * 2012-12-06 2016-10-12 大和ハウス工業株式会社 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック
JP6069285B2 (ja) * 2014-11-10 2017-02-01 大和ハウス工業株式会社 収容ラック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019011082A (ja) 2019-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6935245B2 (ja) 収容ラック
TWI828949B (zh) 堆高式起重機
KR102086963B1 (ko) 조립식 파레트
JP7077988B2 (ja) 車両用のバッテリパック
JP2008100726A (ja) フォークリフト用のパレット
JP5280805B2 (ja) 入れ子式ラック
EP1988036B1 (en) Pallet storage system
KR101307027B1 (ko) 지지 부재 조립체
JP6069285B2 (ja) 収容ラック
JPH11253257A (ja) パネル状家具
JP6285723B2 (ja) 建物の外壁用フレームの積載方法及び建物の製造方法
US20090206048A1 (en) Suspended platform for overhead traveling carriage
JP2022074436A (ja) 輸送パレットの段積み用サポートフレーム
JP2883849B2 (ja) 面状物体搬送治具
JP3980981B2 (ja) 入れ子式ラック及び連結ラック
JP6860110B1 (ja) 支柱ユニット
JP5819484B1 (ja) 組立式梱包容器
JP6325020B2 (ja) リターナブル輸送パレット
JP2013230911A (ja) 立体自動倉庫のラックに用いるパレット落下防止装置
JP6813305B2 (ja) 搬送用パレット
JP2006117373A (ja) ラック
JP7019189B2 (ja) 板材支持具及び間仕切り体
JP7149036B2 (ja) パネル受け台、及びパネル取り出し方法
JP2007204126A (ja) パレット
JP2021123918A (ja) 間仕切壁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6935245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150