JP6007090B2 - パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック - Google Patents

パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック Download PDF

Info

Publication number
JP6007090B2
JP6007090B2 JP2012267550A JP2012267550A JP6007090B2 JP 6007090 B2 JP6007090 B2 JP 6007090B2 JP 2012267550 A JP2012267550 A JP 2012267550A JP 2012267550 A JP2012267550 A JP 2012267550A JP 6007090 B2 JP6007090 B2 JP 6007090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
erection
rack
erected
erection jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012267550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014114087A (ja
Inventor
佐竹 孝
孝 佐竹
秋水 田中
秋水 田中
武彦 島田
武彦 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2012267550A priority Critical patent/JP6007090B2/ja
Publication of JP2014114087A publication Critical patent/JP2014114087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6007090B2 publication Critical patent/JP6007090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、パネル建起こし治具及びパネルの積載ラックに係り、特に、積載ラックに平積みされた、建物を構成する外壁パネルを吊り上げ時に建て起こすために用いられる、パネル建起こし治具及びパネル建起こし治具を備えたパネルの積載ラックに関する。
従来から、工場にて製造された幅や厚さの異なる外壁パネルを運搬等するために、外壁パネルを積載することが可能な積載ラックが知られている。
外壁パネルは、積載ラックに平積みされた状態で、トラック等の運搬車両に積み込まれ、建築現場に輸送される。輸送された外壁パネルは、積載ラックに平積みされた状態から、建築現場に据え付けられたクレーン等によって、外壁パネルの組み付け時に上方部に相当する一端部を一枚ずつ吊り上げられ、建て起こすように持ち上げられ、建物の所定位置に取り付けられる。
このとき、上下に多段積みされた外壁パネルのうち、上段の外壁パネルの一端部を吊り上げて、外壁パネルを建て起こすように持ち上げるときに、施工業者が外壁パネルの他端部を支持しなくても、吊り上げられた上段の外壁パネル他端部と積まれた下段の外壁パネルとの接触による損傷、破損等を防止可能な技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の複合パネルの積載ラック101は、図6に示すように、複合パネル130の一端部を持ち上げる際に、複合パネル130の他端部に取り付けられ、複合パネル130を支持する受け具140を備えている。
受け具140は、上下に多段積みされた複合パネル130の外側面と連結するための上部回動フレーム141と、下部回動フレーム143と、上部回動フレーム141及び下部回動フレーム143を連結する支持部材145と、を備えており、上方の複合パネル130の穴部に上部受け部材142を挿入し、下方の複合パネルの穴部に下部受け部材144を挿入して構成されるものである。
上方の複合パネル130の一端部を持ち上げたときの回転に伴い、上部回動フレーム141、下部回動フレーム143、及び支持部材145が回転し、下部受け部材144が下方の複合パネル130の穴部に引っ掛かると共に、支持部材145の下端部が下方の複合パネル130と当接する状態となり、下部回動フレーム143及び支持部材145が固定される。上部の複合パネル130は、上部回動フレーム141が支持部材145を支点として回転することによって、上部回動フレーム141に支持されながら持ち上げられる。
このように構成されているため、多段積みされた複合パネル130のような重量物の一端部を持ち上げる際に、作業者が他端部を支持することなく、部材同士の接触による損傷、荷崩れを防止することができる。
特開平09−175774号公報
しかし、特許文献1のような積載ラックの受け具140は、上部回動フレーム141と、下部回動フレーム143と、上部回動フレーム141及び下部回動フレーム143を連結する支持部材145とから構成されており、繰り返し使用等によって受け具140の連結機構の機能性が低下する恐れがあった。
そのため、コンパクトな構成からなり、耐久性に優れた、パネルを建て起こすための治具が望まれていた。
また、特許文献1の積載ラック101は、複合パネル130の穴部に受け具140を取り付けることで、持ち上げられた複合パネル130の他端部を保持する構成であり、複合パネル130と受け具140の接触により、複合パネル130が損傷する恐れがあった。
そのため、例えば、積載ラックに直接取り付け可能な、パネルを建て起こすための治具が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、積載ラックに積載されたパネルの一端部を持ち上げて建て起こす際に他端部を良好に支持することができ、コンパクトな構成で耐久性に優れた、パネル建起こし治具及びパネルの積載ラックを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、積載ラックに積載されたパネルの損傷を防止でき、積載ラックに直接取り付け可能な、パネル建起こし治具及びパネルの積載ラックを提供することにある。
前記課題は、本発明のパネル建起こし治具によれば、積載ラックに平積みされた、建物を構成するパネルの一端部を吊り上げて建て起こす際に用いられるパネル建起こし治具であって、前記積載ラックに取り付けられる取付部と、該取付部から連続して、前記積載ラック反対側に向って側方に張り出すように設けられ、前記パネルの建て起こし時に該パネルを支持するパネル支持面と、を備え、該パネル支持面には、該パネル支持面の張り出し方向に直交して延びる支持溝が形成され、該支持溝は、前記パネルの建て起こし時に該パネルの他端部を支持すること、により解決される。
このように、パネル建起こし治具は積載ラックに取り付けられ、パネル建起こし治具のパネル支持面には、パネル支持面の張り出し方向に直交して延びる支持溝が形成され、支持溝は、パネルの建て起こし時にパネルの他端部を支持するため、支持溝が、パネルの一端部を吊り上げて建て起こした際に、パネルの他端部を下方から支持することができる。
詳しく言うと、パネルの一端部を吊り上げたときに、パネルの他端部が下方に移動して、パネル支持面に形成された支持溝内に収まり、パネル他端部の端面及び底面が支持溝に当接支持されることになる。その結果、パネルが、パネル建起こし治具によって支持された状態で支持溝を支点として回転しながら建て起こされて、持ち上げられる。このとき、パネル他端部は支持溝に当接支持されているため、下方に平積みされたパネルや積載ラックとの接触による損傷を防止することができる。
従って、積載ラックに積載されたパネルの一端部を持ち上げて建て起こす際に他端部を良好に支持することができ、コンパクトな構成で耐久性に優れた、パネル建起こし治具を提供できる。
また、積載ラックに積載されたパネルの損傷を防止でき、積載ラックに直接取り付け可能な、パネル建起こし治具を提供できる。
このとき、前記パネル支持面には、前記取付部反対側の端部に立設された壁部と、該壁部と前記取付部の間に配設された凸部が形成され、前記支持溝は、前記壁部と前記凸部の間に形成されており、前記壁部は、前記凸部よりも上方に突出していると良い。
このように、支持溝は、壁部と凸部の間に形成されており、壁部は、凸部よりも上方に突出しているため、パネルの一端部を吊り上げたことでパネルの他端部が下方に移動したときに、パネル他端部が、パネル支持面の取付部反対側の端部に立設され、上方に突出した壁部によって支持溝内に一層収まり易くなって支持されることになる。また、パネル他端部が壁部に一層当接し易い状態で、パネルが壁部を支点として回転しながら建て起こされることになる。
このとき、前記壁部は、少なくとも前記凸部側の上端部分にR形状を備え、前記パネル支持面の張り出し方向に直交して延びると良い。
このように構成されているため、パネルの一端部を持ち上げたときに、パネルが壁部のR形状を備えた部分を支点として回転しながら建て起こされることとなり、角形状からなる部分を支点として建て起こされる場合と比較して、良好にパネルを建て起こすことができる。
このとき、前記凸部の上面は、滑らかな面からなり、該上面には、前記取付部に隣接して、該取付部側に向かって下方傾斜する傾斜面が形成されていると良い。
このように構成されているため、パネル建起こし治具が、積載ラックに取り付けられた際に、積載ラックに対して若干遊びがあって傾いて取り付けられた場合にも、積載ラックに平積みされたパネルに対して略平行な支持面となるように、適宜傾斜面を形成することができる。従って、パネルの一端部を持ち上げたときに、下方に移動したパネル他端部が、凸部に良好に支持されると共に、凸部から支持溝に向ってガイドされ易くなり、パネルを良好に建て起こすことができるようになる。
このとき、前記取付部は、前記パネル支持面反対側に突出形成され、前記積載ラックの外側面に設けられた取付穴に取り付けられる軸部からなり、該軸部の外表面のうち、少なくとも上面には、該軸部の突出方向に直交して延びる取付溝が形成されていると良い。
このように、軸部の外表面のうち、少なくとも上面には、軸部の突出方向に直交して延びる取付溝が形成されているため、軸部が、積載ラックの取付穴に取り付けられた後に取付穴から抜ける方向に力が加わったとしても、軸部に形成された取付溝が、取付穴に引っ掛かる構成となり、パネル建起こし治具の抜けを防止できる。
このとき、前記軸部と前記パネル支持面を連結する連結部と、該連結部から前記軸部側に突出形成され、前記積載ラックのうち、前記取付穴を備えた部分の底面と当接する当接部と、を備え、前記軸部及び前記当接部は、前記積載ラックのうち、前記取付穴から前記底面にかけての部分を挟持すると良い。
このように、軸部及び当接部は、積載ラックのうち、取付穴から底面にかけての部分を挟持するため、パネル建起こし治具が積載ラックに安定して固定され、パネルの建て起こし時にパネルによる下方荷重が加わるときにも、パネル建起こし治具がパネルを強固に支持することが可能になる。
このとき、建物を構成するパネルを平積みするための積載ラックであって、前記パネルの収容空間の土台を構成する基台部材と、対向する該基台部材上に立設され、該基台部材間を連結するパネル受け部材と、前記パネルの一端部を吊り上げて建て起こす際に用いるパネル建起こし治具と、を備え、該パネル建起こし治具は、前記パネル受け部材に取り付けられる取付部と、該取付部から連続して、前記積載ラック反対側に向って側方に張り出すように設けられ、前記パネルの建て起こし時に該パネルを支持するパネル支持面と、を備え、該パネル支持面には、該パネル支持面の張り出し方向に直交して延びる支持溝が形成され、該支持溝は、前記パネルの一端部を吊り上げる際に、該パネルを建て起こし可能に該パネルの他端部を支持するパネルの積載ラックとして構成しても良い。
このように構成することにより、平積みされたパネルの一端部を持ち上げて建て起こす際に他端部を良好に支持することができ、コンパクトな構成で耐久性に優れた、パネル建起こし治具を備えたパネルの積載ラックを提供できる。また、直接取り付け可能な、パネル建起こし治具を備えたパネルの積載ラックを提供できる。
本発明のパネル建起こし治具及びパネルの積載ラックによれば、積載ラックに積載されたパネルの一端部を持ち上げて建て起こす際に他端部を良好に支持することができ、コンパクトな構成で耐久性に優れた、パネル建起こし治具及びパネルの積載ラックを提供することができる。
また、積載ラックに積載されたパネルの損傷を防止でき、積載ラックに直接取り付け可能な、パネル建起こし治具及びパネルの積載ラックを提供することができる。
本発明に係るパネルの積載ラックを示す概略斜視図である。 本発明に係るパネル建起こし治具を積載ラックに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図2のパネル建起こし治具を積載ラックに取り付けた状態を示す側面断面図である。 図3の積載ラックからパネルを吊り上げている状態を示す側面図である。 図3の積載ラックからパネルを吊り上げた状態を示す側面図である。 従来例のパネルの積載ラックの説明図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができる。
図1は、本発明に係るパネルの積載ラックを示す概略斜視図である。図2は、本発明に係るパネル建起こし治具を積載ラックに取り付ける前の状態を示す斜視図である。図3は、図2のパネル建起こし治具を積載ラックに取り付けた状態を示す側面断面図である。図4は、図3の積載ラックからパネルを吊り上げている状態を示す側面図である。図5は、図3の積載ラックからパネルを吊り上げた状態を示す側面図である。図6は、従来例のパネルの積載ラックの説明図である。
なお、以下の説明におけるパネルの一端部とはパネルの組み付け時に上方部に相当する部分であり、パネルの他端部とはパネルの組み付け時に下方部に相当する部分である。また、前後方向とは積載ラックが組み立てられた状態における基台の長手方向であって、左右方向とは積載ラックが組み立てられた状態におけるパネル受け部材の長手方向である。積載ラックに対してパネル建起こし治具を取り付ける側が後方側となる。
本実施形態は、パネル建起こし治具を取り付け可能であって、このパネル建起こし治具が、積載されたパネルの一端部を吊り上げる際に他端部を支持すると共に、パネルの建て起こし時に支点となる支持溝を備えていることを特徴とするパネルの積載ラックの発明に関するものである。
本実施形態に係る積載ラック1は、図1に示すように、積載ラック1の土台となる一対の基台部材10と、一対の基台部材10上に立設され、各基台部材10を連結するパネル受け部材20と、パネル受け部材20の外側面に取付けられるパネル建起こし治具40と、を主に備えており、パネル受け部材20の上面に各種建物を構成するパネル30を積載可能な構成となっている。
基台部材10は、積載ラック1の土台となる部材であって、金属材料から形成された角パイプ形状の長尺体からなり、図1に示すように、二本の基台部材10が、基台部材10の長手方向と直交方向に所定の間隔をおいて配置されている。
なお、本実施形態の基台部材10は、軽量化のために、二本の角パイプ形状の長尺体を用いているが、これに限定されることなく、所定幅の長尺な板体等を用いて剛性を高めても良い。
基台部材10の長手方向の両側端部の上面には、パネル受け部材20と嵌合させるための不図示の嵌合穴と、この嵌合穴よりも長手方向外側に形成された不図示のブレス取付用金具とが設けられている。
パネル受け部材20は、パネル30を積載する部材であって、金属材料の角パイプから形成された略H形状の長尺体からなり、図1に示すように、基台部材10の長手方向に所定の間隔をおいて二本立設されている。
パネル受け部材20は、基台部材10の長手方向と直交する方向に長尺なパネル受け部21と、パネル受け部21の左右両端部に溶接され、パネル受け部21に対して垂直に延出する分割支柱部22と、から主に構成されている。
分割支柱部22は、各基台部材10の上面に設けられた不図示の嵌合穴に対して着脱可能に挿嵌され、基台部材10の上方に延出するように配置されている。
分割支柱部22は、分割支柱部22の下端部に設けられた不図示の嵌合軸と、上端部に設けられた不図示の嵌合穴と、を備え、分割支柱部22同士が上下方向において互いに着脱可能に嵌合されており、複数の分割支柱部22が、基台部材10の上方に立設され、全体として積載ラック1の支柱部を構成するものである。
複数のパネル受け部材20から構成される高さ寸法は、積載ラック1を運搬車両の荷台に積み込んだときに、運搬車両の輸送高さ制限を越えない程度の高さになるように設定されている。
一対のパネル受け部21の上面には、図1に示すように、一枚のパネル30が積載されるように構成されており、パネル30は、パネル受け部材20によって支持された状態で、一対のパネル受け部材20よりも基台部材10の長手方向外側に突出するように積載されている。
パネル受け部21のうち、パネル受け部21の幅方向の外側面には、図2に示すように、パネル建起こし治具40を取り付けるための略円形状からなる取付穴23が形成されている。
本実施形態における積載ラック1は、基台部材10上にパネル受け部材20を立設させた構成となっているが、これに限定されることなく、パネルを積載可能な構成となっていれば適宜変更可能である。例えば、公知な基台部材と、この基台部材上に立設される複数の公知な支柱部材と、この支持部材に懸架するように配設される複数の公知な受け部材とから構成されていても良い。
また、本実施形態の積載ラック1は、フォークリフト等を用いて運搬車両に積み込み可能とするために、パネル受け部材20よりも剛性の高い基台部材10を備えており、フォークリフト等で基台部材10の底面を支持して持ち上げられる構成からなるが、積載ラックに別途吊り具を取り付けて、直接積載ラックをクレーン等で吊り上げて運搬車両に積み込む場合には、基台部材10を不要の構成としても良い。
パネル30は、建物の外壁を構成する矩形状の部材であって、図1に示すように、矩形状の面材31と、面材31に固定された矩形状のパネルフレーム32とから主に構成されている。
面材31は、セラミック系の外壁材や耐水合板等から形成され、面材31の外側端部31aが、パネルフレーム32の外側端部よりも外側に突出して設けられている。
面材31の建物の屋内側となる内面には、パネルフレーム32が不図示の結合用ビス等により固定されている。
パネルフレーム32は、断面略コ字形状の金属製の長尺部材を溶接等して矩形状に枠組みすることにより形成されている。パネルフレーム32の外側面には、所定の間隔をおいて形成された不図示のパネル組み立て用のボルト穴が形成されている。
なお、枠組みされたパネルフレーム32によって囲まれる空間には、グラスウールや発泡ウレタン等から構成される不図示の断熱材が充填されている。
パネルフレーム32の一端側の外側面の所定位置には、パネル30を吊り上げる際に用いられる二本のパネル用吊り具33が取り付けられる。パネル用吊り具33は、金属材料からなり、ワイヤーロープ等の不図示の懸吊部材を取付可能な環状の懸吊部33a備えている。
パネル建起こし治具40は、パネル30の一端部を吊り上げたときにパネル30の他端部を支持して、パネル30の建起こしを支援する部材である。
パネル建起こし治具40は、図2に示すように、パネル受け部材20側の取付方向に延出する長尺な円筒体からなる円筒部41と、円筒部41の上面に溶接され、円筒部41の長手方向と直交する幅方向に延出した略矩形板状体からなるパネル支持部42と、パネル支持部42よりもパネル受け部材20側に配設され、円筒部41に嵌通された略L字形状の折り曲げ板状体からなる折り曲げ部47と、から主に構成されている。
円筒部41のパネル受け部材20側の端部には、取付穴23に取り付けられる取付部としての軸部41aが形成されている。
パネル支持部42は、円筒部41の上面に溶接された略矩形状からなる平板部43と、平板部43の上面のうち、軸部41a反対側の端部に溶接され、平板部43の長手方向と直交方向に延びる円筒体からなる壁部44と、平板部43の上面のうち、軸部41a側の端部に溶接され、壁部44の長手方向に延びる板状部材からなる凸部45と、平板部43と壁部44と凸部45とによって囲まれて形成され、壁部44の長手方向に延出する支持溝46とから構成されている。
なお、パネル支持部42の上面は、特許請求の範囲のパネル支持面に相当する。
折り曲げ部47は、軸部41aとパネル支持部42を連結する略矩形状の連結部47aと、連結部47aの下方端部が折れ曲ってパネル受け部材20側に突出し、パネル受け部21の底面と当接する略矩形状の当接部47bとから構成されている。
軸部41aは、略円柱形状からなり、図3に示すように、パネル受け部21の取付穴23に挿通させて取り付けられており、連結部47aが、パネル受け部21のうち、取付穴23を備えた部分と当接するように構成されている。
このとき、軸部41aの直径は、取付穴23の直径よりも若干小さくなるように形成されており、パネル建起こし治具40が、パネル受け部材20に対してパネル受け部材20外側にやや下方傾斜した状態で、パネル受け部材20に連結されることになる。
軸部41aは、軸部41aの長手方向に所定の間隔をおいて円周方向全体にわたって窪んだ取付溝41bを備えている。パネル受け部21のうち、取付穴23を備えた部分の上端部が、取付溝41bに引っ掛かって支持される共に、パネル受け部21の底面が、当接部47bと当接して支持されることにより、パネル建起こし治具40は、パネル受け部21に対して強固に連結される構成となっている。
壁部44は、パネル30の一端部を吊り上げる際に、パネル30の他端部を支持する部分であって、パネル30を建起こすときの支点となる。壁部44は、凸部45よりも上方に突出している。
凸部45の上面は、略平坦状の滑らかな面からなり、図3に示すように、凸部45の上面のうち、軸部41a側の面には、パネル受け部材20側に向かって下方傾斜する略矩形状の傾斜面45aが形成されている。パネル建起こし治具40は、傾斜面45aとパネル受け部21の上面とが略平行になるようにして、パネル受け部21に連結される構成となっている。
支持溝46は、パネル30の一端部を吊り上げる際に、パネル30の他端部を支持する部分であって、略コ字形状に形成されており、壁部44の長手方向に開放されている。
本実施形態のパネル建起こし治具40は、板状体や円筒体を溶接固定することによって形成されているが、適宜一体形成することによって部品数を削減して製造しても良い。
なお、本実施形態のパネル建起こし治具40の底面に、ウールやウレタン等からなるクッション部材を別途取付けても良い。このようにすれば、下段に積載されたパネル30との接触による損傷又は破損等を一層防止することができる。
本実施形態のパネル建起こし治具40は、パネル受け部材20に積載されたパネル30の形状に対応して、パネル受け部材20の所定位置に対して一枚のパネル30毎に二つ取り付けられているが、これに限定されることなく、パネル30の建て起こしが可能であれば、適宜個数及び配置を変更しても良い。
本実施形態のパネル建起こし治具40は、パネル受け部材20に対してやや下方傾斜した状態でパネル受け部材20に連結されているが、パネル受け部材20に対して略平行となるように連結されても良い。
本実施形態の軸部41aの外表面には、軸部41aの長手方向に間隔をおいて4つの取付溝41bが円周方向全体にわたって形成されているが、これに限定されることなく、取付溝の個数や形成位置を適宜変更することが可能である。
また軸部41aは、取付穴23に挿通させて取り付けられているが、軸部41aの取付方法は適宜変更可能であって、例えば、別途雄ネジ部を備える軸部と、別途雌ネジ部を備える取付穴とが螺合されて取り付けられていても良い。
本実施形態の壁部44は、円筒体として形成されているが、これに限定されることなく適宜変更可能であって、例えば楕円体、蒲鉾形状体、又は角柱体等から形成されても良い。
本実施形態の凸部45は、壁部44の長手方向において平板部43よりも短く形成されているが、適宜形状変更可能であって、平板部43と略同じ長さになるように形成されていても良い。
本実施形態の支持溝46は、略コ字形状に形成されているが、これに限定されることなく、略U字形状、略V字形状等から形成されていても良い。
次に、積載ラック1に積載されたパネル30の吊り上げ方法、すなわち、パネル30の一端部を吊り上げる際に、パネル30の他端部をパネル建起こし治具40に支持させて、パネル30を建て起こす方法について、図3乃至図5に基づいて説明する。
積載ラック1に積載されたパネル30の吊り上げ方法では、最初に、図3に示すように、パネル受け部材20の外側面に設けられた取付穴23にパネル建起こし治具40を取り付ける。
このとき、パネルフレーム32の他端部の端面の位置が、パネル受け部材20の長手方向と直交する方向において、凸部45又は支持溝46と略同じ位置にあって、凸部45又は支持溝46の上方に配置されると良い。
このように配置することによって、パネル30の一端部を吊り上げるときに、パネル30の他端部が、図3に示すように略平面からなる凸部45の上面に支持され、さらに図4に示すように、支持溝46側に案内され易くなる。
さらに望ましくは、パネル30の他端部の端面の位置が、パネル受け部材20の長手方向と直交する方向において、支持溝46と略同じ位置にあって、支持溝46の上方に配置されると、パネル30他端部が支持溝46側に一層案内され易くなり、壁部44と当接させ易くなる。
次に、積載ラック1に積載された最上段のパネル30の一端部の外側面に形成された不図示のパネル組み立て用のボルト穴に図1に示すパネル用吊り具33を取り付ける。
なお、工場等において事前に積載ラック1にパネル建起こし治具40が取り付けられ、また、パネル30にパネル用吊り具33が取り付けられる場合には、建築現場において次工程から、積載ラック1に積載されたパネル30の吊り上げ方法を行うことになる。
次に、パネル30に取り付けられた図1に示すパネル用吊り具33と、クレーン等の吊り上げ設備に設けられた不図示の吊フックとの両方に不図示の懸吊部材を取り付け、パネル30の一端部を、クレーン等によっていわゆる2点吊りの状態で吊り上げる。
パネル30の一端部を吊り上げると、パネル30がパネル受け部材20に支持された部分を支点として回転して、図4に示すように、パネル30の他端部が下方に移動し、パネル建起こし治具40の上面と当接して支持される。
詳しく言うと、パネル30の一端部の吊り上げによって、パネル30の他端部は下方に移動し、図3に示すように、略平面からなる凸部45の上面に支持される。さらにパネル30の吊り上げ進行に伴い、パネル30他端部は、図4に示すように、支持溝46側にスライドするように案内され、パネル30他端部の下端の一部分が支持溝46内に入り込み、そして壁部44と当接する状態で支持される。その後、パネル30は、壁部44を支点として回転しながら建て起こされる。
次に、図5に示すように、最上段のパネル30の吊り上げが完了すると、最上段に取り付けられたパネル受け部材20を下段側に取り付けられたパネル受け部材20から一つ上方に引き抜いて取り外す。
以降、最下段のパネル30の吊り上げが完了するまで、順次、上述したような手順を繰り返す。
なお、各パネル受け部材20にパネル建起こし治具40を一度に取り付けても良く、各パネル30にパネル用吊り具33を一度に取り付けて、作業性を向上させても良い。
また、本実施形態のパネル30の吊り上げ方法では、積載ラック1にパネル建起こし治具40を取り付ける工程の後に、パネル30にパネル用吊り具33を取り付ける工程を行っているが、先にパネル30にパネル用吊り具33を取り付ける工程を行っても良い。
以上のように、本実施形態に係る積載ラック1によれば、積載ラック1に積載されたパネル30の吊り上げを行う際に、パネル同士の接触を避けることができるため、パネル30の損傷や破損等を防止することができる。
また、積載された複数のパネル30の吊り上げ作業を順次行う際に、上段のパネル30のパネル用吊り具33に懸吊部材を接続して吊り上げ、吊り上げ完了後に不要となったパネル受け部材20を一つ取り外す作業を行えば連続的に作業できるため、作業効率を向上させることができる。
本実施形態の壁部44は、円筒体から形成されているが、壁部44のうち、少なくとも支持溝46側の部分がR形状を備えていると良い。さらに望ましくは、壁部44のうち、少なくとも支持溝46側の上端部分がR形状を備えていると良い。このように形成されることにより、壁部44は、パネル30を建て起こす際にパネル30を支持する支点として機能し易くなる。
本実施形態の支持溝46の長手方向と直交する幅は、図4に示すように、壁部44及び凸部45の形状、配置によって調整されるものであり、パネル30を支持する際にパネル30の幅や厚みに合わせて適宜変更可能である。例えば、パネルの一端部を吊り上げた際に、パネル30の他端部の下端が、支持溝46の底面に相当する平板部43と当接しない構成にすることで、パネル30とパネル建起こし治具40が接触する部分が減ることになり、接触による損傷や破損等を防止し易くなる。
特に、パネル30の他端部が、支持溝46内に入り込み、壁部44に当接支持された状態から、パネル30が壁部44を支点として建て起こされ、パネル30の吊り上げが完了する状態までに、パネル30の外装となる面材31をパネル建起こし治具40と接触させないように構成されていると良い。
本実施形態では、積載ラック1に積載されるパネル30として、外壁パネルを採用したが、これに限定されることなく、屋根パネル、ドアパネル等のように、建物に用いられる幅、長さ、及び厚みの異なるパネル30を積載ラック1に自由な配置で積載可能である。
このとき、パネル30を積載するパネル受け部材20の形状を適宜変更すると良い。
本実施形態では、主として本発明に係るパネル建起こし治具を備えたパネルの積載ラックに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、パネル建起こし治具40の形状又は構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
1 積載ラック
10 基台部材
20 パネル受け部材
21 パネル受け部
22 分割支柱部
23 取付穴
30 パネル
31 面材
31a 外側端部
32 パネルフレーム
33 パネル用吊り具
33a 懸吊部
40 パネル建起こし治具
41 円筒部
41a 軸部(取付部)
41b 取付溝
42 パネル支持部
43 平板部
44 壁部
45 凸部
45a 傾斜面
46 支持溝
47 折り曲げ部
47a 連結部
47b 当接部
101 積載ラック
130 複合パネル
140 受け具
141 上部回動フレーム
142 上部受け部材
143 下部回動フレーム
144 下部受け部材
145 支持部材

Claims (7)

  1. 積載ラックに平積みされた、建物を構成するパネルの一端部を吊り上げて建て起こす際に用いられるパネル建起こし治具であって、
    前記積載ラックに取り付けられる取付部と、
    該取付部から連続して、前記積載ラック反対側に向って側方に張り出すように設けられ、前記パネルの建て起こし時に該パネルを支持するパネル支持面と、を備え、
    該パネル支持面には、該パネル支持面の張り出し方向に直交して延びる支持溝が形成され、
    該支持溝は、前記パネルの建て起こし時に該パネルの他端部を支持することを特徴とするパネル建起こし治具。
  2. 前記パネル支持面には、前記取付部反対側の端部に立設された壁部と、該壁部と前記取付部の間に配設された凸部が形成され、
    前記支持溝は、前記壁部と前記凸部の間に形成されており、
    前記壁部は、前記凸部よりも上方に突出していることを特徴とする請求項1に記載のパネル建起こし治具。
  3. 前記壁部は、少なくとも前記凸部側の上端部分にR形状を備え、前記パネル支持面の張り出し方向に直交して延びることを特徴とする請求項2に記載のパネル建起こし治具。
  4. 前記凸部の上面は、滑らかな面からなり、
    該上面には、前記取付部に隣接して、該取付部側に向かって下方傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のパネル建起こし治具。
  5. 前記取付部は、前記パネル支持面反対側に突出形成され、前記積載ラックの外側面に設けられた取付穴に取り付けられる軸部からなり、
    該軸部の外表面のうち、少なくとも上面には、該軸部の突出方向に直交して延びる取付溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のパネル建起こし治具。
  6. 前記軸部と前記パネル支持面を連結する連結部と、
    該連結部から前記軸部側に突出形成され、前記積載ラックのうち、前記取付穴を備えた部分の底面と当接する当接部と、を備え、
    前記軸部及び前記当接部は、前記積載ラックのうち、前記取付穴から前記底面にかけての部分を挟持することを特徴とする請求項5に記載のパネル建起こし治具。
  7. 建物を構成するパネルを平積みするための積載ラックであって、
    前記パネルの収容空間の土台を構成する基台部材と、
    対向する該基台部材上に立設され、該基台部材間を連結するパネル受け部材と、
    前記パネルの一端部を吊り上げて建て起こす際に用いるパネル建起こし治具と、を備え、
    該パネル建起こし治具は、
    前記パネル受け部材に取り付けられる取付部と、
    該取付部から連続して、前記積載ラック反対側に向って側方に張り出すように設けられ、前記パネルの建て起こし時に該パネルを支持するパネル支持面と、を備え、
    該パネル支持面には、該パネル支持面の張り出し方向に直交して延びる支持溝が形成され、
    該支持溝は、前記パネルの一端部を吊り上げる際に、該パネルを建て起こし可能に該パネルの他端部を支持することを特徴とするパネルの積載ラック。
JP2012267550A 2012-12-06 2012-12-06 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック Active JP6007090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267550A JP6007090B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267550A JP6007090B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014114087A JP2014114087A (ja) 2014-06-26
JP6007090B2 true JP6007090B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=51170543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012267550A Active JP6007090B2 (ja) 2012-12-06 2012-12-06 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6007090B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6788465B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-25 大和ハウス工業株式会社 吊り上げ用治具
JP6935245B2 (ja) * 2017-06-29 2021-09-15 大和ハウス工業株式会社 収容ラック
JP7245645B2 (ja) * 2018-12-27 2023-03-24 大和ハウス工業株式会社 パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430226Y2 (ja) * 1987-09-04 1992-07-21
JP3200001B2 (ja) * 1995-12-25 2001-08-20 積水ハウス株式会社 重量物の一端を持ち上げるための受け具
JPH11141137A (ja) * 1997-11-10 1999-05-25 Sekisui House Ltd 外壁フック取付補助金具
JP2006274735A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Clion Co Ltd パネルの吊り上げ方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014114087A (ja) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6234206B2 (ja) パネル積載ユニット、パネル積載ラック及びパネル積載方法
KR102197689B1 (ko) 수평으로 조립 설치되는 수직코아구조물 및 그 시공방법
JP6007090B2 (ja) パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック
JP6006978B2 (ja) 運搬装置
JP5300311B2 (ja) 立て管施工方法および立て管ユニット
KR20150030984A (ko) 블록 턴오버 지그용 연결 구조체 및 이를 이용한 블록의 고정 방법
JP5756000B2 (ja) 螺旋階段の取付構造
JP4071249B2 (ja) 索条吊下げ用治具
KR200437673Y1 (ko) 이동식 정자
JP6690912B2 (ja) 建築用パネル仮置き具を備えた建築用パネルの組み付け構造
JP2015067374A (ja) 積載ラック吊り具及び積載ラック吊り方法
JP5468357B2 (ja) パネル部材の積載ラック
JP7245645B2 (ja) パネル建起こし治具及びパネルの積載ラック
JP6285723B2 (ja) 建物の外壁用フレームの積載方法及び建物の製造方法
JP7128619B2 (ja) 回転装置
JP5603805B2 (ja) 吊り治具および吊り治具の取付構造、バルコニーユニットの吊り上げ方法
JP5570925B2 (ja) 竪管施工方法
JP7402650B2 (ja) パネル積載ラック
JP7388861B2 (ja) パネル積載ラック及びパネル施工方法
JP6507122B2 (ja) 建物の屋根構造及び建物屋根構造の施工方法
KR200437672Y1 (ko) 이동식 정자
CN214885622U (zh) 混凝土预制构件的支撑架
JP6320242B2 (ja) 仮設柱の設置方法
JP7086877B2 (ja) ユニット輸送用治具及びユニット輸送用治具を用いた輸送方法
JP2021123865A (ja) パネル積載ラック及びパネル施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6007090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250