JP7388861B2 - パネル積載ラック及びパネル施工方法 - Google Patents
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Description
具体的な積載、運搬方法について説明すると、工場の製造ラインから取り出された直後の建築用パネル(例えば、外壁パネルや庇パネル)は、積載ラックに水平に積載された状態で工場内に保管される。その後、積載ラックに水平に積載された状態でトラック等の運搬車両に積み込まれ、施工現場に運搬される。
運搬された建築用パネルは、施工現場に据え付けられたレッカー等によって積載ラックとともに積み下ろされ、施工現場に保管される。そして、施工現場に据え付けられたクレーン等によって、一枚ずつ吊り上げられ、建物本体の所定部位に取り付けられる。
そのため、建築用パネルの積載、運搬作業を効率良くするとともに、建築用パネルを安定して吊り上げることができ、吊り上げた建築用パネルを建物本体に効率良く取り付けることが可能な技術が求められていた。
特に、各種の建築用パネルのうち、矩形状のパネルフレームの上面、前面及び両側面に仕上げ面材が固定されてなる庇パネル等の建築用パネルにおいて、当該仕上げ面材の損傷、破損等を防止することが可能な技術が求められていた。
また、本発明の他の目的は、建築用パネルを安定して吊り上げることができ、吊り上げた建築用パネルを安定して建物本体に設置することが可能なパネル積載ラック及びパネル施工方法を提供することにある。
上記構成により、建築用パネルの積載、運搬、吊り上げ作業を効率良く行うことが可能なパネル積載ラックを実現することができる。
詳しく述べると、建物本体の所定部位に建築用パネルを取り付けるにあたって、吊り上げ装置によって建築用パネルを直接吊り上げるものではなく、建築用パネルが積載されたパネル積載ラックを吊り上げるため、建築用パネルを安定して吊り上げることができ、かつ、吊り上げた建築用パネルを建物本体に効率良く設置することができる。
また上記構成により、例えば庇パネルのように、水平に積載され、建物本体の所定部位に向かって水平に吊り上げられる建築用パネルの吊り上げ作業を効率良く行うことが可能なパネル積載ラックとなる。
また、パネル固定部がパネル受け部の長尺方向において間隔を空けて配置されており、かつ、ラック吊り上げ部が支柱部の上方部分に設けられているため、建築用パネルをより安定させて積載、運搬し、吊り上げることができる。
上記構成により、例えば庇パネルのように、建物本体の所定部位にそのまま水平状態で上下方向から設置される建築用パネルを安定して吊り上げることができ、かつ、効率良く設置することができる。
また、つなぎ部材が、パネル受け部よりも上方位置に配置されているため、例えば、建物本体の所定部位に建築用パネルを設置するにあたって、つなぎ部材と、建物本体の所定部位とが上下方向で干渉してしまうことを抑制でき、建築用パネルを安定して設置することができる。
上記構成により、パネル積載ラックに対し建築用パネルを上下方向に複数積載することができ、かつ、積載ラックを分割することで建築用パネルを1枚ずつ効率良く吊り上げることができる。
上記構成により、例えば庇パネルのように、水平に積載され、建物本体に向かって水平に吊り上げられ、建物本体の所定部位にそのまま水平状態で上下方向から設置される建築用パネルを効率良く、かつ安定して施工することができる。
上記構成により、建築用パネルを一層安定して吊り上げることができる。
また、吊り上げた建築用パネルを効率良く、かつ安定して設置することができる。
また、建物本体の所定部位に建築用パネルを設置するにあたって、一対のパネル受け部材と、建物本体の所定部位とが上下方向で干渉してしまうことを抑制でき、建築用パネルを効率良く、かつ安定して設置することができる。
上記構成により、仕上げ面材を有する建築用パネルにおいて仕上げ面材の損傷、破損等を極力防止しながら、当該建築用パネルを積載、運搬、吊り上げ及び設置することができる。
また、建築用パネルを安定して吊り上げることができ、吊り上げた建築用パネルを安定して建物本体に取り付けることができる。
本実施形態は、建築用パネルを水平に積載し、積載された建築用パネルを建物本体の所定部位に向かって水平に吊り上げる際に用いられるパネル積載ラックを利用したパネル施工方法であって、パネル積載ラックに建築用パネルを積載するパネル積載工程と、パネル受け部材のパネル固定部に建築用パネルを固定するパネル固定工程と、パネル受け部材のラック吊り上げ部に吊り上げ装置の一部を取り付けて、建物本体の所定部位に向かって吊り上げるパネル吊り上げ工程と、建物本体の所定部位に建築用パネルをそのまま積載された状態で設置するパネル設置工程と、設置された建築用パネルをパネル積載ラックから取り外すパネル取り外し工程と、を備えていることを特徴とする発明に関するものである。
また、パネル積載ラック1は、図2に示すように、積載された建築用パネル2を建物本体の所定部位に向かって吊り上げる際に用いられ、かつ、当該所定部位に建築用パネル2をそのまま水平状態で上下方向から設置する際に用いられるものである。
パネルフレーム2aの底面において当該パネルフレーム2aの間口方向の両端部分には、パネル積載ラック1に固定するための固定穴2c,2dがそれぞれ形成されている。
また、パネルフレーム2aの底面において固定穴2c及び固定穴2dの間の部分には、図4に示す建物本体Bの所定部位(具体的には、腕木B1)に上下方向から嵌合させるための切り欠き溝2eが間隔を空けて複数形成されている。
なお、建築用パネル2は、「庇パネル」に特に限定されることなく、「外壁パネル」や「屋根パネル」のような片面仕上げパネル、「腰壁パネル」のような両面仕上げパネルであっても良く、各種の建築用パネルを採用することができる。
本実施形態のパネル積載ラック1では、一対のパネル受け部材10が上下方向に3段積み重ねられて構成されている。パネル積載ラック1の1段目には「長尺な建築用パネル」が積載され、2段目には「中尺な建築用パネル」及び「短尺な建築用パネル」が並んで積載され、3段目には「長尺な建築用パネル」が積載されている。
パネル受け部材10は、建築用パネル2の間口方向の両端部を下方から支持するために間隔を空けて2本立設されている。
また、パネル受け部材10は、建築用パネル2を収容可能な間隔を空けて上下方向に複数重ねて配置することができ、互いに着脱可能となるように構成されている。
なお、パネル受け部12の上面には、水平に積載された建築用パネル2の損傷を抑制するために不図示の弾性体(弾性ゴム材)が間隔を空けて複数取り付けられていても良い。
支柱部11は、上下方向に長尺な横断面ロ字形状の本体部11aと、本体部11aの上端部に形成され、上方に突出する横断面コ字形状の係合凸部11bと、本体部11aの下端部に形成され、上下方向に複数重ねたときに係合凸部11bと着脱可能に係合する係合穴部11cと、を有している。
また、支柱部11は、その本体部11aの外側面から互いに反対側に突出するように一対に設けられ、つなぎ部材20を取り付けるためのつなぎ取り付け部11dと、係合凸部11bの外面に形成され、吊り上げ装置によってパネル積載ラック1を吊り上げるためのラック吊り上げ穴11eと、本体部11aの外面に形成され、例えば図10に示す連結バー部材150を取り付けるための取り付け穴11fと、を有している。
そのため、つなぎ取り付け部11dは、つなぎ部材20を両側方及び下方から保持することができる。
本実施形態では、図2に示すように、パネル積載ラック1を水平に吊り上げるために、長尺な2本の玉掛けワイヤが用いられている。
パネル受け部12の上面には、建築用パネル2を水平に載置した状態で固定するためのパネル固定穴12aが間隔を空けて複数形成されている。
上記構成において、パネル積載ラック1に建築用パネル2を固定するときには、パネル固定穴12aと、建築用パネル2の底面にある固定穴2c,2dとを上下方向に連通させた状態で不図示の固定ボルトによって締結すればよい。
つなぎ部材20の上端部には、補助パネル受け部材30の下端部を上下方向に着脱可能に係合させるための補助係合凸部21が間隔を空けて複数形成されている。
また、つなぎ部材20の下端部のうち、上下方向において補助係合凸部21と対応する位置には、補助パネル受け部材30の上端部を上下方向に着脱可能に係合させるための補助係合穴部22が形成されている。
なお、補助係合凸部21は、係合凸部11bと略同じ形状を有しており、補助係合穴部22は、係合穴部11cと略同じ形状を有している。
補助パネル受け部材30は、建築用パネル2を挟むように間隔を空けて設けられた一対の支柱部31と、一対の支柱部31を連結するパネル受け部32と、から主に構成されている。
当然ながら、支柱部31は、支柱部11と同じ形状を有しており、パネル受け部32は、パネル受け部12と同じ形状を有している。
補助つなぎ部材40Bの上端部には、補助係合凸部41が間隔を空けて複数形成されている。また補助つなぎ部材40Bの下端部のうち、上下方向において補助係合凸部41と対応する位置には、補助係合穴部42が形成されている。
当然ながら、補助係合凸部41は、補助係合凸部21と同じ形状を有しており、補助係合穴部42は、補助係合穴部22と同じ形状を有している。
また、補助つなぎ部材40A及び補助つなぎ部材40Bが、パネル積載ラック1の2段目に1本ずつ配置されている。
そのため、建築用パネル2を安定して積載し、運搬することができる。
また、パネル積載ラック1は、図4に示すように、積載された建築用パネル2を建物本体Bの所定部位に向かって吊り上げる際に用いられるところ、建築用パネル2を安定して吊り上げることができる。
また、パネル積載ラック1は、吊り上げた建築用パネル2(庇パネル)を建物本体Bの所定部位(腕木B1)にそのまま水平状態で上下方向から設置する際に用いられるところ、つなぎ部材20と、建物本体Bの腕木B1とが上下方向で干渉してしまうことを抑制でき、建築用パネル2を安定して設置できる。
そのため、図2に示す吊り上げ装置Lによって建築用パネル2を直接吊り上げるものではなく、建築用パネル2が積載されたパネル積載ラック1を吊り上げるため、建築用パネル2を効率良く、安定して吊り上げることができる。
また上記構成において、ラック吊り上げ穴11eは、パネル固定穴12aよりも上方位置に配置されており、かつ、パネル固定穴12aよりもパネル積載ラック1の短尺方向において外側位置に配置されている。
そのため、パネル積載ラック1が安定して吊り上げ易い形状、構成となる。その結果、例えば庇パネルのように、水平に積載され、建物本体の所定部位に向かって水平に吊り上げられる建築用パネル2の吊り上げ作業を安定して効率良く行うことができる。
次に、パネル積載ラック1を利用したパネル施工方法について図8に基づいて説明する。
具体的には、図4に示すように、建築用パネル2(庇パネル)が積載されたパネル積載ラック1を建物本体Bに向かって水平に吊り上げ、建物本体Bの腕木B1に建築用パネル2をそのまま水平状態で上下方向から設置するパネル施工方法について説明する。
具体的には、一対のパネル受け部材10及びつなぎ部材20を1ユニットとして上下方向に複数重ねてパネル積載ラック1を組み立てる。建築用パネル2の大きさに応じて、パネル受け部材10、補助パネル受け部材30及び補助つなぎ部材40を1ユニットとして構成することもできる。
本実施形態では、三段のパネル積載ラック1として組み立てられている。
パネル積載工程では、一対のパネル受け部材10によって建築用パネル2の間口方向の両端部が支持されるようにして建築用パネル2を積載する。
なお、同じ高さ位置に一対のパネル受け部材10を設置する毎に1枚の建築用パネル2を載置することで、上下方向に間隔を空けながら複数の建築用パネル2を積載することができる。
パネル固定工程では、パネル受け部材10の上面に形成されたパネル固定穴12aと、建築用パネル2に設けられた固定穴2c,2dとを連通させた状態で、不図示の固定ボルトを用いてパネルを固定する。
保管されている間に、図9A(a)に示すように、建物本体Bに腕木B1を設置し、さらに腕木B1に近接した上方部分に外壁パネルB2を設置する(ステップS5)。
なお、この時点で外壁パネルB2を設置しておくことで、作業者の安全をより確保し易くなる。
このとき、パネル積載ラック1の一部とは、図1に示すパネル積載ラック1の最上段に位置する一対のパネル受け部材10及び一対のつなぎ部材20であって、建築用パネル2とは、最上段に位置する長尺な建築用パネル2である。
具体的には、一対のパネル受け部材10と、建物本体Bの腕木B1とが上下方向で重ならないようにして建築用パネル2を水平に設置する。
より具体的には、腕木B1に対し建築用パネル2のパネルフレーム2a(切り欠き溝2e)を上方から嵌合させることで、建築用パネル2を仮固定する。
なお、建築用パネル2を本固定するためには、腕木B1に沿って建築用パネル2をスライド移動させて建物本体B側に引き寄せた後、腕木B1及び建築用パネル2をボルト固定すれば良い。
例えば、図9Bに示すように、建物本体Bに対し建築用パネル2を設置(仮固定)した後に外壁パネルB2を設置するようにしても良い。その場合には、仮固定された建築用パネル2を足場として利用しながら、作業者が外壁パネルB2を設置することができる。
なお、図9Bに示す施工方法を採用する場合には、図8に示すパネル施工方法において、ステップS5の工程を「建物本体に腕木を設置」に変更し、ステップS8の「パネル取り外し工程」の後にステップS8-2の工程「外壁パネルの設置」を新たに追加すれば良い。
次に、パネル積載ラックの第2実施形態について、図10に基づいて説明する。
なお、上述したパネル積載ラック1と重複する内容については説明を省略する。
第2実施形態のパネル積載ラック101は、一対のパネル受け部材110と、パネル受け部材110同士を連結する一対のつなぎ部材120と、つなぎ部材120の上面に立設される一対の補助パネル受け部材130と、補助パネル受け部材130同士を連結する補助つなぎ部材140と、を備えているほか、パネル受け部材110同士を連結する一対の連結バー部材150と、をさらに備えている。
連結バー部材150は、つなぎ部材120よりも下方位置に配置されており、支柱部111に設けられた取り付け穴111fに不図示の固定ボルトを用いて固定されている。
そうすると、建築用パネル2が積載されたパネル積載ラック101をフォークリフト等で持ち上げて運搬するときに、当該フォークリフト(フォーク部)が建築用パネル2の底面に当接してしまうことを避けることができる。
そのため、建築用パネル2が、例えば片面仕上げの庇パネルではなく、両面仕上げのパネルであった場合に、当該仕上げ面材の損傷等を抑制することができる。
なお、片面仕上げの庇パネルの場合であれば、フォークリフト(フォーク部)が庇パネルの底面に当接しても仕上げ面材が損傷することはないため、特に影響はない。
このとき、パネル積載ラック1に連結バー部材150を取り付けたままの状態にしておくと、連結バー部材150と、腕木B1とが干渉してしまう。そのため、建物本体Bに建築用パネル2を設置する前に、具体的にはパネル積載ラック101を吊り上げる前に連結バー部材150を予め取り外しておくと良い。
そうすれば、建築用パネル2の積載、運搬作業から、吊り上げ、設置作業までの一連作業を効率良く行うことが可能なパネル積載ラックとなる。
なお、図8に示すパネル施工方法において、「連結バー部材150を取り外す」工程は、例えば、ステップS6の「パネル吊り上げ工程」の前にステップS5-2として新たに追加すれば良い。
例えば、パネル積載ラックが、建築用パネル(外壁パネル)を「垂直に」積載し、建築用パネルを建物本体に向かって「垂直に」吊り上げる際に用いられるものであっても良い。
その場合には、建物本体の所定部位に建築用パネルをそのまま垂直状態で真横から設置するように用いられると良い。
また例えば、パネル積載ラックが、建築用パネル(屋根パネル)を「斜めに」積載し、建築用パネルを建物本体に向かって「斜めに」吊り上げる際に用いられるものでも良い。
その場合には、建物本体の所定部位に建築用パネルをそのまま斜め状態で斜め外側から設置するように用いられると良い。
すなわち、係合穴部11cが支柱部11の上端部に形成され、係合凸部11bが支柱部11の下端部に形成されていても良い。
そのほか、凸部と穴部の係合関係に特に限定されなくても良い。すなわち、支柱部11が、その上端部に形成される第1係合部と、下端部に形成され、上下方向に複数重ねたときに第1係合部と着脱可能に係合する第2係合部とを有していても良い。
例えば、補助パネル受け部材30が、パネル受け部材10よりもシンプルな形状を有し、組み立て作業をより容易化しても良いし、あるいはパネル受け部材10よりも幅広な形状を有し、建築用パネル2の保持性を高めるようにしても良い。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
2 建築用パネル
2a パネルフレーム
2b 仕上げ面材
2c,2d 固定穴(被固定部)
2e 切り欠き溝
10,110 パネル受け部材
11,111 支柱部
11a 本体部
11b 係合凸部
11c 係合穴部
11d つなぎ取り付け部
11da 底壁部
11db 第1側壁部
11dc 第2側壁部
11e ラック吊り上げ穴(ラック吊り上げ部)
11f,111f 取り付け穴
12,112 パネル受け部
12a パネル固定穴(パネル固定部)
20,120 つなぎ部材
21 補助係合凸部
22 補助係合穴部
30,130 補助パネル受け部材
31 支柱部
31a 本体部(本体部分)
32 パネル受け部
40(40A,40B),140 補助つなぎ部材
41 補助係合凸部(補助係合部)
42 補助係合穴部
150 連結バー部材
B 建物本体
B1 腕木
B2 外壁パネル
L 吊り上げ装置
L1 吊り上げフック
L2 ワイヤ
Claims (8)
- 建築用パネルを水平に積載するとともに、積載された該建築用パネルを建物本体の所定部位に向かって水平に吊り上げる際に用いられるパネル積載ラックであって、
前記建築用パネルを下方から支持するために所定の間隔を空けて設けられた一対のパネル受け部材を備え、
前記パネル受け部材は、前記建築用パネルを挟むように間隔を空けて設けられ、上下方向に延びている一対の支柱部と、該一対の支柱部を連結するように延びて、前記建築用パネルを上面に載置するためのパネル受け部と、を有し、
該パネル受け部の所定位置には、前記建築用パネルを載置した状態で該建築用パネルを固定するためのパネル固定部が設けられ、
前記支柱部の所定位置には、吊り上げ装置によって前記パネル積載ラックを吊り上げるためのラック吊り上げ部が設けられていることを特徴とするパネル積載ラック。 - 前記パネル固定部は、前記パネル受け部の上面に設けられ、該パネル受け部の長尺方向において間隔を空けて複数配置されており、
前記ラック吊り上げ部は、前記支柱部の上方部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパネル積載ラック。 - 前記パネル積載ラックは、前記建物本体の所定部位に前記建築用パネルをそのまま水平状態で上下方向から設置するために用いられ、
前記パネル受け部材の長尺方向において前記建築用パネルを挟むように間隔を空けて設けられ、前記一対のパネル受け部材を連結する一対のつなぎ部材をさらに備え、
該つなぎ部材は、
前記パネル受け部材のうち、前記支柱部に設けられたつなぎ取り付け部に取り付けられ、
前記パネル受け部よりも上方位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル積載ラック。 - 前記パネル受け部材は、上下方向に複数重ねたときに前記建築用パネルを水平に収容可能な間隔を空けて互いに着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のパネル積載ラック。
- 請求項1に記載のパネル積載ラックを利用したパネル施工方法であって、
前記建築用パネルを下方から支持するために所定の間隔を空けて設けられた一対のパネル受け部材を有する前記パネル積載ラックに前記建築用パネルを水平に積載するパネル積載工程と、
前記パネル受け部材の所定位置に設けられたパネル固定部に前記建築用パネルを載置した状態で固定するパネル固定工程と、
前記パネル受け部材の所定位置に設けられたラック吊り上げ部に吊り上げ装置の一部を取り付けて、前記建築用パネルが固定された前記パネル積載ラックの少なくとも一部を前記建物本体の所定部位に向かって水平に吊り上げるパネル吊り上げ工程と、
前記建物本体の所定部位に前記建築用パネルをそのまま積載された状態で設置するパネル設置工程と、
設置された前記建築用パネルを前記パネル積載ラックから取り外すパネル取り外し工程と、を含むことを特徴とするパネル施工方法。 - 前記パネル設置工程では、前記建物本体の所定部位に前記建築用パネルをそのまま水平状態で上下方向から設置することを特徴とする請求項5に記載のパネル施工方法。
- 前記パネル積載工程では、前記一対のパネル受け部材によって前記建築用パネルの間口方向の両端部が支持されるようにして前記建築用パネルを積載し、
前記パネル設置工程では、前記一対のパネル受け部材と、前記建物本体の所定部位とが上下方向で重ならないようにして前記建築用パネルを水平に設置することを特徴とする請求項6に記載のパネル施工方法。 - 前記パネル施工方法は、板状のパネルフレームと、該パネルフレームの表面に固定される仕上げ面材とを有する前記建築用パネルを施工するために用いられ、
前記パネル固定工程では、前記パネル固定部に対し前記パネルフレームに設けられた被固定部を上下方向から固定し、
前記パネル設置工程では、前記建物本体の所定部位に前記パネルフレームを上下方向から嵌合させることで前記建築用パネルを水平に設置することを特徴とする請求項6又は7に記載のパネル施工方法。
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