JPH0732469Y2 - ポータブルボックス - Google Patents

ポータブルボックス

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JPH0732469Y2
JPH0732469Y2 JP1558093U JP1558093U JPH0732469Y2 JP H0732469 Y2 JPH0732469 Y2 JP H0732469Y2 JP 1558093 U JP1558093 U JP 1558093U JP 1558093 U JP1558093 U JP 1558093U JP H0732469 Y2 JPH0732469 Y2 JP H0732469Y2
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JP
Japan
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canvas
awning
pallet
corner
frame
Prior art date
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JP1558093U
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JPH0669128U (ja
Inventor
三男 佐々木
Original Assignee
ジャストジャパン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フォークリフトを利
用して積み重ねることができる複数個のパレットからな
るポータブルボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、駐車スペースを効率的に利用
するための立体駐車装置が種々提案されている。例えば
特公昭64−8155号公報には、パレットに車両を乗
せ、このパレットを天井クレーンで吊って移動させ、車
庫内の適所に置くことにより駐車させるよう構成された
立体駐車装置(駐車設備)が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の立体駐車装
置によれば、パレットを積み重ねる(段積みする)こと
もできるので、床面積に対する駐車能力を増大すること
ができるメリットを有するものである。しかしながら、
天井クレーンを設置しなければならないため、駐車装置
全体の工事が大掛かりとなる、工事費用も高いものとな
る、あらかじめ相当広い駐車スペースを必要とする、等
の解決すべき課題を有している。この保管スペース上の
課題は、パレットに収納される物が、荷物、商品、機材
あるいはボート、ヨット等の小型船舶類等、車両以外の
収納物であっても同様に存在するものである。
【0004】したがってこの考案の主な目的は、天井ク
レーン等の大掛かりな装置を必要とせず、したがって、
きわめて低コストで、少ない保管スペースを最大限有効
に活用することができるとともに、収納物を雨、ほこり
等から保護することができる、改良されたポータブルボ
ックスを提供することである。
【0005】この考案のその他の目的は、この考案に従
って構成されたポータブルボックスの実施例について、
添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明らか
になるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案によれば、地面に載置される一段目のパレ
ットと、その上に積み重ねうる二段目のパレットとを含
む複数個のパレットからなり、該パレットの各々は、矩
形の床部と、該床部の各コーナー部に直立された支柱
と、該支柱上に支持された矩形の天井枠部とを含み、該
床部は、左右両側部を規定する一対の縦フレームと前後
両側部を規定する一対の横フレームとを有するフレーム
手段と、該フレーム手段に設けられた床手段を含み、該
天井枠部は、左右両側部を規定する一対の縦フレームと
前後両側部を規定する一対の横フレームとを有するフレ
ーム手段を含み、該床部の該縦フレームの少なくとも一
方及び該横フレームの少なくとも一方には、フォークリ
フトのフォークが挿入可能な一対の開口がそれぞれ形成
されており、該二段目のパレットの該床部の該フレーム
手段の下面が、該一段目のパレットの該天井枠部の該フ
レーム手段の上面に載置されることにより、該二段目の
パレットが該一段目のパレット上に積み重ねられるよう
構成され、該パレットの各々にはカバー手段が装着さ
れ、該カバー手段は、該天井枠部に装着されて該パレッ
トの各々の天井部を覆う天幕と、該天幕の前後端部にそ
れぞれ上端が連結されて該パレットの各々の前側部及び
後側部を覆う前キャンバス及び後キャンバスと、該天幕
の両側端部にそれぞれ上端が連結されて該パレットの各
々の左側部及び右側部を覆う左キャンバス及び右キャン
バスと、上下方向に延びる両端部がそれぞれ対応する該
前後キャンバスの各左右端部と該左右キャンバスの各前
後端部とにファスナを介して着脱自在に連結されるとと
もに、コーナ部の該支柱の各々に装着されて該パレット
の各々のコーナ部を覆うコーナキャンバスと、該コーナ
キャンバスの各々の上端部と該天幕の各コーナ部間をそ
れぞれ連結するよう設けられたコーナ天幕とを含むよう
構成されたことを特徴とするポータブルボックス、が提
供される。
【0007】
【実施例】以下、この考案に従って構成されたポータブ
ルボックスの実施例を、添付図面により詳細に説明す
る。図1を参照して、全体を番号2で示すポータブルボ
ックスは、少なくとも、地面に載置される一段目のパレ
ット4と、一段目のパレット4上に積み重ねうる二段目
のパレット4とを含む複数個のパレットからなる。な
お、この明細書においてパレットとは、パレットの外形
部分がボックス形状をなすもの、換言すれば直方体状を
なすものをいう。各パレット4には図示しない収納物が
搭載、収納される。
【0008】この実施例においては、一段目及び二段目
を含む複数個のパレット4の各々は、互いに実質的に同
一の大きさ及び構成を有するとともに相互に積み重ね可
能であるよう構成されている。すなわち、二段目のパレ
ット4が地面に載置され、その上に一段目のパレット4
を積み重ねることも可能である。もちろん、フォークリ
フトの能力に応じて、三段以上の積み重ねも可能であ
る。したがってここでは、それらを代表して図1の二段
目のパレット4の構成について説明する。なお、各図に
おいて同一部分は同一符号で示す。
【0009】図1ないし図3を参照して、パレット4
は、矩形の床部8と、床部8の4つのコーナー部に直立
された支柱Pと、支柱P上に支持された矩形の天井枠部
10とを含んでいる。パレット4にはカバー手段6が装
着されている。先ず、パレット4のカバー手段6を除く
部分について説明する。
【0010】図4ないし図10を参照して、床部8は、
左右両側部を規定する一対の縦フレーム12と前後両側
部を規定する一対の横フレーム14とを有するフレーム
手段と、このフレーム手段に設けられた床板16を含ん
でいる。縦フレーム12と横フレーム14の各々は溝形
鋼により構成され、それぞれ溝側が外側に向くよう配置
されている。図5及び図6に示すように、縦フレーム1
2と横フレーム14の各々の端部は、角パイプ部材15
及びその上下端に固着されたプレート部材17を介して
溶接により連結されている。縦フレーム12と横フレー
ム14の各々の端部付近には、支柱Pを固定するための
取付孔が2個づつ形成されている。フレーム手段の下面
すなわち一対の縦フレーム12、一対の横フレーム1
4、角パイプ部材15及びプレート部材17等の下面
は、実質的に同一面上に位置するよう構成されている。
図8及び図9に示すように、縦フレーム12の少なくと
も一方には、図示しない当業者には周知のフォークリフ
トのフォーク(爪)が挿入可能な一対の開口18が形成
されている。また、図10に示すように、横フレーム1
4の少なくとも一方には、前記フォークが挿入可能な一
対の開口20が形成されている。各開口18及び20は
この例では矩形である。
【0011】床板16は、一対の縦フレーム12間に背
面を上にして配置された複数個のチャンネル形の横プレ
ート部材22及び24の背面により構成されている。各
横プレート部材22及び24は、互いに幅方向に所定の
間隔を置いて配置され、それらの背面は実質的に同一面
上に位置付けられている。各横プレート部材22及び2
4の各端部は、各縦フレーム12の内側に位置する背面
に固着されている。各横プレート部材22及び24の各
背面は、フレーム手段の上面と実質的に同一面上に位置
付けられている。
【0012】符号24で示す2個の横プレート部材は、
床部8の縦方向の中央部寄りの対称位置に配置され、ビ
ームとしての機能を有するよう構成されている。すなわ
ち、2個の横プレート部材24の各々は、他の横プレー
ト部材22より板厚が厚く、しかもその背面からの高さ
が他の横プレート部材22より高く形成されている。2
個の横プレート部材24の各々の一端部は、それぞれ、
そのチャンネル形の底面が、縦フレーム12の少なくと
も一方に設けられた一対の開口18の上縁部付近に位置
するよう配置されている。図11及び図12に示すよう
に、縦フレーム12の各開口18形成位置における外側
には、開口18の両サイドに縦方向に延びる2枚の補強
プレート19が固着され、また開口18の上縁に沿って
横方向に延びる補強プレート21が固着されている。補
強プレート23には、開口18と同形の開口が形成され
ている。横プレート部材24の各々の一端部は、補強プ
レート23に固着されている。なお、縦フレーム12の
他方にも同様な補強プレート23が固着され、横プレー
ト部材24の各々の他端部は、それに固着されている。
またこの実施例では、明確には図示されていないが、縦
フレーム12の他方の対称位置にも、一方側と同様に一
対の開口18が形成され、その周辺の構成も前記一方側
と同様に構成されている。これにより、フォークを一対
の縦フレーム12のいずれの側からも挿入することがで
きる。
【0013】図4、図9及び図10を参照して、2個の
横プレート部材24の一方と一対の横フレーム14の一
方との間及び2個の横プレート部材24の他方と一対の
横フレーム14の他方との間にそれぞれ配置された横プ
レート部材22の各々の下端部には、それぞれ、互いに
平行な2個のチャンネル形の縦プレート部材28が背面
を上にして配置されている。縦プレート部材28の各々
の一端は、それぞれ対応する横フレーム14の内側に位
置する背面に補強プレート29を介して固着されてい
る。またそれらの他端は、それぞれ2個の横プレート部
材24の対応する1個の側部に固着されている。2個の
横プレート部材24の一方と一対の横フレーム14の一
方との間に配置された2個の縦プレート部材28の各々
の一端部は、そのチャンネル形の底面が、横フレーム1
4の一方に設けられた一対の開口18の上縁部付近に位
置するよう配置されている。なお補強プレート29に
も、開口18と同形の開口が形成されている。また、明
確には図示されていないが、この実施例においては、一
対の横フレーム14の他方側にも、前記一方側と同様な
一対の開口18が対称位置に設けられている。したがっ
てその周辺の構成も前記一方側と同様に構成されてい
る。これにより、フォークを一対の横フレーム14のい
ずれの側からも挿入することができる。
【0014】前記床部8において、一対の縦フレーム1
2はそれぞれ実質的に共通の部品から構成されている。
一対の横フレーム14、複数個の横プレート部材22、
2個の横プレート部材24、4個の補強プレート23、
4個の縦プレート部材28、4個の補強プレート29の
それぞれにおいても、同様に共通の部品から構成されて
いる。このような部品の共通化は、製造費を節減する。
【0015】図4、図8、図13及び図14を参照し
て、床部8の一対の縦フレーム12及び一対の横フレー
ム14の内側には、それぞれ少なくとも1個のガイド部
材30が、各々の下面から下方に突出して設けられてい
る。ガイド部材30はこの実施例においては、縦フレー
ム12側に6個、横フレーム14側に2個設けられ、実
質的に共通の部品から構成されている。したがって、こ
こではガイド部材30の一つについて説明する。ガイド
部材30は、図13及び図14に示すように、横フレー
ム14の背面の下方に固着されたL形断面のプレート3
2と、プレート32の下面に固着されたL形断面のプレ
ート34と、プレート34の各端部に両端が固着された
ガイドプレート36とを含んでいる。プレート34は、
図13に示すように、そのL形の向きがプレート32と
逆になるよう配置されている。プレート32の長手方向
中央部には、リブ38が固着されている。ガイドプレー
ト36の下面により、横フレーム14の内側下部から下
方内側に向かって延びる傾斜下面40が形成される。
【0016】図15、図16、図18及び図19を参照
して、パレット4の天井枠部10は、左右両側部を規定
する一対の縦フレーム42と前後両側部を規定する一対
の横フレーム44とを有するフレーム手段を含んでい
る。縦フレーム42と横フレーム44の各々は溝形鋼に
より構成され、それぞれ溝側が外側に向くよう配置され
ている。縦フレーム42と横フレーム44の各々の端部
は、図5及び図6に示すと同様に、角パイプ部材15及
びその上下端に固着されたプレート部材17を介して溶
接により連結されている。各縦フレーム42の中央部付
近には、両端が縦フレーム42の内側背面に固着された
2本のIビーム43が設けられている。各縦フレーム4
2の、Iビーム43接合部位置の溝部には補強版45が
設けられている。フレーム手段の下面すなわち各縦フレ
ーム42及び横フレーム44の上面は、実質的に同一面
上に位置するよう構成されている。各縦フレーム42、
各横フレーム44及び2本のIビーム43は、それぞれ
において実質的に共通の部品から構成されている。なお
この実施例においては、天井枠部10の各縦フレーム4
2と床部8の各縦フレーム12、天井枠部10の各横フ
レーム44と床部8の各横フレーム14、天井枠部10
の各角パイプ部材15及び各プレート部材17と、床部
8の各角パイプ部材15及び各プレート部材17とは、
それぞれにおいて実質的に共通の部品から構成されてい
る。したがって、天井枠部10と床部8との矩形の大き
さは、実質的に同一である。このような部品の共通化
は、製造費を節減する。
【0017】図15ないし図17を参照して、天井枠部
10の各縦フレーム42及び横フレーム44の内側に
は、それぞれ少なくとも1個の受けガイド部材46が設
けられている。受けガイド部材46はこの実施例におい
ては、縦フレーム42側に6個、横フレーム44側に2
個設けられ、実質的に共通の部品から構成されている。
したがって、ここでは受けガイド部材46の一つについ
て説明する。受けガイド部材46は、L形断面のガイド
プレート48からなり、その各端部は横フレーム44の
内側背面に固着されている。この状態において、ガイド
プレート48の上面により、横フレーム44の内側上部
から下方内側に向かって延びる傾斜上面50が形成され
る。
【0018】以上のように構成された天井枠部10は、
床部8の4つのコーナー部に直立された4本の支柱Pの
上端に支持される。図20及び図21を参照して、実質
上同一の構成を有する支柱Pは、角パイプ部材47と、
角パイプ部材47の両端に固着されたプレート部材49
と、各プレート部材49と角パイプ部材47の二つの側
部との間に設けられた補強部材51とを含んでいる。プ
レート部材49の一方には、床部8に対する取付孔が2
個形成され、プレート部材49の他方には、天井枠部1
0に対する取付孔が2個形成されている。角パイプ部材
47の断面形状は、床部8及び天井枠部10の角パイプ
部材15と実質上同一である。
【0019】パレット4は以上のように構成されている
が、次に、地面に載置される一段目のパレット4と、一
段目のパレット4上に積み重ねられる二段目のパレット
4との関係について説明する。一段目のパレット4は、
床部8に設けられたガイド部材30の各々を介して地面
に載置される。もっとも、予め、一段目のパレット4に
ついてはガイド部材30を床部8に設けないよう構成す
ることも考えられる。このような構成としたパレット4
は、一段目のパレットとしてしか使用できないため、互
換性には欠けるが、フレーム手段を介して直接地面に載
置されるので安定性が向上するとともに、ガイド部材3
0を損傷する恐れが少なくなる。なお、いずれの場合に
おいても、地面に載置された一段目のパレット4が車両
のパーク用として使用される場合には、車両6入庫及び
出庫を許容しなければならない。そのためには、地面の
所定の位置に、予めスロープ部材を設置又は載置するこ
とが必要である。
【0020】前記したように、各パレット4における天
井枠部10と床部8との矩形の大きさは、実質的に同一
であるので、二段目のパレット4の床部8のフレーム手
段の下面が、一段目のパレット4の天井枠部10のフレ
ーム手段の上面に載置されることにより、二段目のパレ
ット4が一段目のパレット4上に積み重ねられる。収納
物が搭載されているといないとに係わらず、二段目のパ
レット4を一段目のパレット4上に積み重ねるには、図
示しないフォークリフトのフォークを、縦フレーム12
又は横フレーム14に形成された前記開口18又は20
(図1ないし図3参照)に挿入して所定の高さまで持ち
上げればよい。フォークにより、一段目のパレット4よ
り高く持ち上げられた二段目のパレット4が一段目のパ
レット4上に積み重ねられる際には、二段目のパレット
4の床部8のガイド部材30の各々が、対応する一段目
のパレット4の天井枠部10の受けガイド部材46の各
々にガイドされることにより、二段目のパレット4の、
一段目のパレット4に対する積み重ね位置が規定され
る。具体的には、図22に示すように、二段目のパレッ
ト4が一段目のパレット4に対して、所定の載置位置か
ら水平方向にずれた状態で降ろされた場合においても、
二段目のパレット4の各ガイド部材30のガイドプレー
ト36の傾斜下面40が、一段目のパレット4の各受け
ガイド部材46のガイドプレート48の傾斜上面50に
接触してガイドされる。その結果、図23に示すよう
に、二段目のパレット4のフレーム手段(図示の例では
横フレーム14)の下面が、一段目のパレット4のフレ
ーム手段(図示の例では横フレーム44)の上面に載置
されて、二段目のパレット4が一段目のパレット4上の
所定の位置に積み重ねられる(図1参照)。
【0021】二段目のパレット4が一段目のパレット4
上に積み重ねられた状態において、二段目のパレット4
の各ガイド部材30と、対応する一段目のパレット4の
各受けガイド部材46との間で、一段目のパレット4に
対する二段目のパレット4の水平方向の移動を規制する
よう構成されている。具体的には、図23に示すよう
に、二段目のパレット4の各ガイド部材30の傾斜下面
40は、一段目のパレット4の対応する各受けガイド部
材46の傾斜上面50に対して、その上方に密着して、
或いは所定の隙間を置いて、実質的に平行に位置付けら
れるよう構成されている。
【0022】以上のようにして、パレット4は、フォー
クリフトを利用することにより、立体的に積み重ねるこ
とができる。また横方向及び縦方向に隣接して並べてゆ
くことができる。各パレット4は、直方体上に構成され
ているので、互いに隣接するパレット4同士は、ほとん
ど間隔を置くことなく、密接して並べられる。
【0023】次に各パレット4に装着されたカバー手段
6について説明する。図24を参照して、カバー手段6
は、天幕60と、前キャンバス62及び後キャンバス6
4と、左キャンバス66及び右キャンバス68と、4枚
のコーナキャンバス70と、4枚のコーナ天幕72とを
含む。これらはいずれも合成樹脂製のシート部材からな
る。なおこの実施例では、カバー手段6は更に、前アン
ダーキャンバス71及び後アンダーキャンバス73と、
左アンダーキャンバス75及び右アンダーキャンバス7
7とを含んでいる。天幕60は、天井枠部10に装着さ
れてパレット4の天井部を覆うものであり、図25に示
すように矩形をなし、その4つのコーナ部には面取り部
が形成されている。共通部品から構成されている左キャ
ンバス66及び右キャンバス68は、天幕60の両側端
部にそれぞれ上端が溶着により連結されてパレット4の
左側部及び右側部を覆うもので、図26に示すように矩
形をなし、上端(図の上方)を除く3つの端部にはファ
スナFが設けられている。左キャンバス66及び右キャ
ンバス68の下端部には、下端に沿って延びかつ両端が
開口する袋部66a及び68aが形成されている(図2
7参照)。共通部品から構成されている前キャンバス6
2及び後キャンバス64は、天幕60の前後端部にそれ
ぞれ上端が溶着により連結されてパレット4の前側部及
び後側部を覆うもので、図28に示すように矩形の上端
が山形をなし、山形部を除く3つの端部にファスナFが
設けられている。前キャンバス62及び後キャンバス6
4の下端には、下端に沿って延びかつ両端が開口する袋
部62a及び64aが形成されている。
【0024】共通部品から構成されている各コーナキャ
ンバス70は、図29に示すように矩形であってその上
端が凹部形状をなし、その中央部には、両端が開口する
2つの平行な袋部70aが上下方向に平行に延びるよう
形成されている(図30参照)。またその上下方向に延
びる両端にはファスナFが設けられている。各コーナキ
ャンバス70は、その両端部がそれぞれ対応する前後キ
ャンバス62及び64の各左右端部と左右キャンバス6
6及び68の各前後端部とにファスナFを介して着脱自
在に連結されるとともに、コーナ部の支柱Pの各々に後
述するように取り付けられてパレット4のコーナ部を覆
うものである。共通部品から構成されている各コーナ天
幕72は、図31に示すように台形状をなし、その平行
な2辺のうち長い方の辺(図の上辺)を除く3つの辺が
前記各コーナキャンバス70の凹部に適合する形状をな
している。コーナ天幕72の各々の上端部を規定する前
記長い方の辺は、天幕60の各コーナ部を規定する面取
り部に溶着により連結され、その他の辺は各コーナキャ
ンバス70の上端を規定する凹部に溶着により連結され
る。
【0025】共通部品から構成されている左アンダーキ
ャンバス75及び右アンダーキャンバス77は、図34
に示すように、矩形の細長い形状をなし、その下端部に
は両端が開口した袋部75a(77a)が形成されてい
る。また上端にはファスナFが設けられている。左右ア
ンダーキャンバス75及び77は、床部8の左右両端部
上に後述するようにして装着される。前アンダーキャン
バス71及び後アンダーキャンバス73は、長さが異な
るのみで前記左右アンダーキャンバス75及び77と実
質上同様な構成をなす。前後アンダーキャンバス71及
び73は、床部8の前後両端部上に後述するようにして
装着される。左右アンダーキャンバス75及び77及び
前後アンダーキャンバス71及び73の各々の上端部
は、それぞれ対応する左右キャンバス66及び68の各
下端部と前後キャンバス62及び64の各下端部にファ
スナFを介して着脱自在に連結される。カバー手段6を
構成する前記各シート部材はこの実施例では非透明であ
る。このため前後キャンバス62及び64と、左右キャ
ンバス66及び68とには、それぞれ透明のシート部材
からなる窓Wを形成することが好ましい(図24参
照)。なお、前後キャンバス62及び64と、左右キャ
ンバス66及び68とがそれぞれ透明のシート部材から
構成されている場合には、窓Wは不要である。
【0026】図24及び図35を参照して、天幕60
は、コーナ天幕72の部分を除く位置に設けられた吊帯
手段を構成する複数の吊帯にそれぞれ挿入された支持棒
部材を、パレット4の天井枠部10のフレーム手段に固
定することによりにより天井枠部10に吊下げ装着され
る。以下この構成を詳細に説明する。
【0027】天幕60の前後方向に延びる左右各端部位
置には、それぞれ、3つの吊帯74が前後方向に間隔S
を置いて溶着により連結される。各吊帯74は、長さ違
いでその構成は実質上同一である。すなわち各吊帯74
は、図32に示すように、矩形の細長い形状をなし、そ
の上端部には両端が開口した袋部74aが形成されてい
る。また袋部74aでない部分には矩形の孔74bが形
成されている。各吊帯74の下端が天幕60に溶着され
る。天幕60のそれぞれ横方向に延びる前後各端部位置
には、それぞれ2つの吊帯76が間隔を置いて溶着によ
り連結される。各吊帯76は、図33に示すように、上
下方向の幅が一端から他端に向かって広くなるよう構成
された細長い形状をなし、その上端部には両端が開口し
た袋部76aが形成されている。各吊帯76は、その下
端が天幕60に溶着されるが、天幕60の横方向中央部
位置から左右各端部位置に向かって上下方向の幅が広く
なるよう位置付けられる。
【0028】天幕60の横方向中央部位置には、前後方
向に間隔を置いて6つの吊帯78が前後方向に直線状に
配置され、溶着により連結される。各吊帯78は、長さ
違いでその構成は実質上同一である。すなわち各吊帯7
8は、両端が開口した矩形の細長い袋状をなしている。
天幕60の前後方向に間隔を置いた前後方向5つの箇所
には、それぞれ2つの吊帯80が間隔を置いて横方向に
延びるよう溶着により連結される。各吊帯80は長さ違
いでその構成は実質上同一である。すなわち各吊帯80
は、前記吊帯76と同様に上下方向の幅が一端から他端
に向かって広くなるよう構成された細長い形状をなし、
その上端部には両端が開口した袋部が形成されている。
各吊帯80は、その下端が天幕60に溶着されるが、天
幕60の横方向中央部位置から左右各端部位置に向かっ
て上下方向の幅が広くなるよう位置付けられる。各吊帯
80は、前記各吊帯78の間を横切る位置に間隔を置い
て直線状に位置付けられる。
【0029】主として図24及び図36を参照して、天
幕60に取り付けられた前記各吊帯74にはそれぞれ支
持棒部材が挿入され、各支持棒部材は、天井枠部10の
フレーム手段に固定される。すなわち、天幕60の左右
各端部位置に設けられた各吊帯74には、それぞれに対
応した長さの支持棒部材82が挿入され、それぞれ対応
する縦フレーム42の下面にボルトにより取り付けられ
る(図38参照)。各支持棒部材82は長さ違いの帯状
プレートから構成されている。天幕60の前後各端部位
置に取り付けられた各吊帯76には、それぞれに対応し
た長さの支持棒部材84が挿入され、それぞれ対応する
横フレーム44の下面にボルトにより取り付けられる。
各支持棒部材84は長さ違いの帯状プレートから構成さ
れている。天幕60の横方向中央部位置に前後方向に取
り付けられた各吊帯78には、1本の支持棒部材86が
挿入される。支持棒部材86は帯状プレートから構成さ
れている。支持棒部材86の両端は各横フレーム44の
下面に、また中間部分はIビーム43の下面に、それぞ
れボルトにより取り付けられる(図37参照)。天幕6
0の横方向中央部位置に横方向に間隔を置いて取り付け
られた吊帯80のうちの2列はIビーム43の下方に位
置している。この2列の吊帯80には、それぞれに対応
した長さの支持棒部材88が挿入される。各支持棒部材
88は帯状プレートから構成され、それぞれ対応するI
ビーム43の下面にボルトにより取り付けられる。また
他の3列の吊帯80には、それぞれ1本の支持棒部材9
0が挿入される。各支持棒部材90は丸棒から構成さ
れ、平らに成形された両端部がそれぞれ対応する縦フレ
ーム42の下面にボルトにより取り付けられる(図39
参照)。各支持棒部材90は対応する吊帯74の孔74
bを貫通する。図40ないし図42を参照して、各コー
ナキャンバス70の各々の袋部70aには、それぞれ2
本の支持棒部材92が挿入される。各支持棒部材92は
帯状プレートから構成され、それぞれ対応する支柱Pに
ボルトにより取り付けられる。
【0030】以上のようにして天幕60は天井枠部10
に吊下げ支持され、各コーナキャンバス70は各支柱P
に取り付けられる。天幕60には、横方向中央部位置か
ら左右各端部位置に向かって低くなるような水勾配が形
成される。天幕60におけるコーナ天幕72の部分及び
左右各端部位置に設けられた複数の吊帯74間の間隔S
は、天幕60の排水口を構成する。
【0031】図44を参照して、左右アンダーキャンバ
ス75及び77の袋部75a及び77aには、それぞれ
1本の取付棒部材79が挿入される。各取付棒部材79
は、帯状プレートから構成され、床部8の左右両端部
上、すなわち各縦フレーム12上にボルトにより取り付
けられる。前後アンダーキャンバス71及び73の袋部
71a及び73aには、それぞれ1本の取付棒部材81
が挿入される。各取付棒部材81は、帯状プレートから
構成され、床部8の前後両端部上、すなわち各横フレー
ム14上にボルトにより取り付けられる。
【0032】左右キャンバス66と68の各袋部には、
それぞれ巻き上げ用の棒部材94(図41及び図43参
照)が抜けないように挿入されている。各棒部材94は
丸棒部材から構成され、各キャンバスに応じた長さを有
している。図示はしないが前後キャンバス62と64の
各袋部にも、それぞれ巻き上げ用の棒部材が抜けないよ
うに挿入されている。各棒部材は丸棒部材から構成さ
れ、各キャンバスに応じた長さを有している。天井枠部
10の各42縦フレーム及び各横フレーム44には、そ
れぞれ上端が各フレーム42及び44に固定され、他端
が各フレーム42及び44に設けられた係止部に着脱自
在に係止されてリング状に保持される係止バンド手段が
設けられている。各係止バンド手段は実質上同一の構成
を有するので、ここではその一つについて説明する。図
45及び図46を参照して、係止バンド手段は帯状のバ
ンド部材96から構成され、その上端はフレーム42に
例えば図示しないボルトにより固定される。その下端に
は係止リング98が設けられている。バンド部材96は
左キャンバス66の内側に吊下げた形で配置される。一
方係止部は、フレーム42のチャンネル状の下部外端に
下方から上方に突出するよう設けられたボルト100か
らなる。したがって、左キャンバス66を下方からその
巻き上げ用棒部材94を中心にして巻き上げた後、その
下方からバンド部材96の係止リング98をボルト10
0に係止することにより、左キャンバス66はフレーム
42にしっかりと保持される。
【0033】図1を参照して、各パレット4はカバー手
段6により周囲をカバーされる。前後キャンバス62及
び64、左右キャンバス66及び68の各々は、ファス
ナFを利用することにより、前後アンダーキャンバス7
1及び73、左右アンダーキャンバス75及び77、並
びに各コーナキャンバス70からそれぞれ外すことがで
きる。そして巻き上げ用棒部材94を中心にして巻き上
げた後、天井枠部10のフレーム12又は14にバンド
部材96により保持することができる。このようにして
パレット4の各側面は、容易に開放することができ、収
納物の積み降ろしはどの側面からも行なうことができ
る。バンド部材96の係止リング98をボルト100か
ら外すことにより、前後キャンバス62及び64、左右
キャンバス66及び68の各々は、パレット4の各側面
をカバーする位置に垂れ下げられる。次いで、ファスナ
Fを利用して、それらの両側端部を各コーナキャンバス
70に連結し、それらの下端を前後アンダーキャンバス
71及び73、左右アンダーキャンバス75及び77に
連結することにより、前後キャンバス62及び64、左
右キャンバス66及び68の各々は、パレット4の各側
面をしっかりとカバーする位置に保持される。天幕60
上の水は、その水勾配により左右両端部に流れ、次い
で、コーナ天幕72の部分及び吊帯74間の間隔Sから
排水される。
【0034】以上、この考案を、実施例に基づいて詳細
に説明したが、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の範囲内において、さまざまな変形
あるいは修正ができるものである。なおパレット4は、
車両、荷物、商品、機材あるいはボート、ヨット等の小
型船舶類等、様々な物品の収納に利用することができ
る。
【0035】
【考案の効果】(1)少なくとも、地面に載置される一
段目のパレットと、一段目のパレット上に積み重ねうる
二段目のパレットとを含む複数個のパレットからなり、
各パレットの床部の縦フレームの少なくとも一方及び横
フレームの少なくとも一方には、フォークリフトのフォ
ークが挿入可能な一対の開口がそれぞれ形成されている
ので、フォークリフトを利用してパレットを移動・積み
重ね・積み降ろしすることができる。したがって、天井
クレーン等の大掛かりな装置を必要とせず、きわめて低
コストで、少ない収納スペースを最大限有効に活用する
ことができるポータブルボックスが得られる。 (2)各パレットの縦及び横の何れの方向からもフォー
クの挿入が可能であるため、各パレットの移動・積み重
ね作業を敷地の状況に合わせてスムーズに行うことがで
きる。 (3)複数個のパレットは、立体的に積み重ねることが
できるとともに、横方向及び縦方向に隣接して隙間なく
並べてゆくことができるので、狭い収納スペースに多く
の収納物を収納することが可能である。また敷地に合わ
せたレイアウトも可能である。 (4)パレットの各々には、天井部を覆う天幕と、前側
部及び後側部を覆う前キャンバス及び後キャンバスと、
左側部及び右側部を覆う左キャンバス及び右キャンバス
と、コーナ部を覆うコーナキャンバスと、コーナ天幕と
を含む、カバー手段が装着されている。その結果、倉
庫、車庫等の大掛かりな建造物によることなく、比較的
簡単かつ安価な手段により、パレットの各々に収納され
た収納物を雨、ほこり等から保護することができる。 (5)天幕に、縦中央部位置から左右各端部位置に向か
って低くなるような水勾配を形成し、天幕におけるコー
ナ天幕部及び左右各端部位置に設けられた複数の吊帯間
の間隔を、天幕の排水口とした場合には、天幕上の水は
容易に排水され、天幕自体の撓みが防止されるとともに
パレットの取り扱いも容易となる。 (6)前後キャンバスと左右キャンバスは、上下方向に
延びる各端部において、それぞれ対応するコーナキャン
バスにファスナを介して着脱自在に連結されている。そ
の結果、前後キャンバス、左右キャンバスは、それぞれ
対応するコーナキャンバスに対する連結をファスナを介
して解除できるので、必要に応じてパレットの何れかの
側面を選択して広く開口でき、収納物の積み降ろし作業
を容易に行なうことができる。 (7)床部の左右両側部上には、それぞれ前後方向に延
びる左右アンダーキャンバスが装着され、床部の前後両
側部上には、それぞれ左右方向に延びる前後アンダーキ
ャンバスが装着され、各アンダーキャンバスの上端部
は、それぞれ対応する左右キャンバスの各下端部と前後
キャンバスの各下端部にファスナを介して着脱自在に連
結された場合には、パレットの周囲が確実に覆われるの
で、収納物を雨、ほこり等から一層確実に保護すること
ができる。 (8)左右キャンバス及び前後キャンバスの各下端部付
近にはそれぞれ各下端部に沿って延びる巻き上げ用棒部
材が挿入され、天井枠部の一対の縦フレーム及び横フレ
ームには、それぞれ一端が対応するフレームの各々に固
定され、下端がフレームの各々に設けられた係止部に着
脱自在に係止されてリング状に保持される係止バンド手
段が設けられた場合には、巻き上げた左右キャンバス、
前後キャンバスを天井枠部に容易かつ確実に保持するこ
とができる。その結果、パレットの側面を容易に開口状
態に保持することができ、収納物の積み降ろし作業を容
易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に従って構成されたポータブルボック
スの一実施例の使用状態を示す斜視概略図。
【図2】図1に示す二段目のパレットの側面図。
【図3】図2を右方から見た後面図。
【図4】図1に示す二段目のパレットの床部を示す平面
図。
【図5】図4のH部詳細図。
【図6】図5を下方から見た側面図。
【図7】図5を右方から見た側面図。
【図8】図4を下方から見た側面図。
【図9】図4のA−A矢視断面図。
【図10】図4を左方から見た正面図。
【図11】図4のB−B矢視断面図。
【図12】図11を左方から見た図。
【図13】図4のC−C矢視断面図。
【図14】図13を右側から見た図。
【図15】図1に示す二段目のパレットの天井枠部を示
す平面図。
【図16】図15を下方から見た側面図。
【図17】図15のE−E矢視断面図。
【図18】図16のF部詳細図。
【図19】図18のG−G矢視断面図。
【図20】図1に示す二段目のパレットの支柱の一つを
示す側面図。
【図21】図20の上面図。
【図22】図1に示す二段目のパレットの床部のガイド
部材と一段目のパレットの天井枠部の受けガイド部材と
の位置関係を示す側断面図。
【図23】図22の他の作動態様を示す側断面図。
【図24】図1に示す二段目のパレットのカバー手段を
構成するキャンバス類を展開して示す平面概略図。
【図25】天幕の平面概略図。
【図26】左(右)キャンバスの平面概略図。
【図27】図26のI−I矢視断面概略図。
【図28】前(後)キャンバスの平面概略図。
【図29】コーナキャンバスの平面概略図。
【図30】図29のJ−J矢視断面概略図。
【図31】コーナ天幕の平面概略図。
【図32】天幕の前後方向に設けられた吊帯の一つを示
す平面概略図。
【図33】天幕の横方向に設けられた吊帯の一つを示す
平面概略図。
【図34】左アンダーキャンバスを示す平面概略図。
【図35】カバー手段の装着状態を示す斜視概略図。
【図36】天幕の各支持棒部材が天井枠部のフレーム手
段に固定された状態を概略的に示す見上げ図。
【図37】図36のK−K矢視断面図。
【図38】図36のL−L矢視断面図。
【図39】図36のM−M矢視断面図であって天地を正
常にして示す図。
【図40】図2のN−N矢視断面図。
【図41】コーナキャンパス部分の取付状態を示す側面
概略図。
【図42】コーナ天幕部分の取付状態を概略的に示す見
上げ斜視図。
【図43】図41のP−P矢視断面概略図。
【図44】各アンダーキャンバスの棒部材が床部のフレ
ーム手段に固定された状態を概略的に示す見下げ図。
【図45】天井枠部の縦フレームに係止バンドが装着さ
れた状態を左キャンバスの内側から見た図であって一部
を破断して示す図。
【図46】図45のQ−Q矢視断面図。
【符号の説明】
2 ポータブルボックス 4 パレット 6 カバー手段 8 床部 10 天井枠部 12 縦フレーム 14 横フレーム 16 床板 18及び20 開口 26 ガイドプレート 28 縦プレート部材 30 ガイド部材 36 ガイドプレート 40 傾斜下面 42 縦フレーム 44 横フレーム 46 受けガイド部材 48 ガイドプレート 50 傾斜上面 60 天幕 62 前キャンバス 64 後キャンバス 66 左キャンバス 68 右キャンバス 70 コーナキャンバス 72 コーナ天幕 F ファスナ P 支柱 S 間隔(排水口)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に載置される一段目のパレットと、
    その上に積み重ねうる二段目のパレットとを含む複数個
    のパレットからなり、該パレットの各々は、矩形の床部
    と、該床部の各コーナー部に直立された支柱と、該支柱
    上に支持された矩形の天井枠部とを含み、該床部は、左
    右両側部を規定する一対の縦フレームと前後両側部を規
    定する一対の横フレームとを有するフレーム手段と、該
    フレーム手段に設けられた床手段を含み、該天井枠部
    は、左右両側部を規定する一対の縦フレームと前後両側
    部を規定する一対の横フレームとを有するフレーム手段
    を含み、該床部の該縦フレームの少なくとも一方及び該
    横フレームの少なくとも一方には、フォークリフトのフ
    ォークが挿入可能な一対の開口がそれぞれ形成されてお
    り、該二段目のパレットの該床部の該フレーム手段の下
    面が、該一段目のパレットの該天井枠部の該フレーム手
    段の上面に載置されることにより、該二段目のパレット
    が該一段目のパレット上に積み重ねられるよう構成さ
    れ、該パレットの各々にはカバー手段が装着され、該カ
    バー手段は、該天井枠部に装着されて該パレットの各々
    の天井部を覆う天幕と、該天幕の前後端部にそれぞれ上
    端が連結されて該パレットの各々の前側部及び後側部を
    覆う前キャンバス及び後キャンバスと、該天幕の両側端
    部にそれぞれ上端が連結されて該パレットの各々の左側
    部及び右側部を覆う左キャンバス及び右キャンバスと、
    上下方向に延びる両端部がそれぞれ対応する該前後キャ
    ンバスの各左右端部と該左右キャンバスの各前後端部と
    にファスナを介して着脱自在に連結されるとともに、コ
    ーナ部の該支柱の各々に装着されて該パレットの各々の
    コーナ部を覆うコーナキャンバスと、該コーナキャンバ
    スの各々の上端部と該天幕の各コーナ部間をそれぞれ連
    結するよう設けられたコーナ天幕とを含むよう構成され
    たことを特徴とするポータブルボックス。
  2. 【請求項2】 該天幕は、該コーナ天幕部を除く位置で
    あって、その横方向に延びる前後各端部位置、前後方向
    に延びる左右各端部位置、前後方向に延びる横方向中央
    部位置及び横方向に延びかつ前後方向に間隔を置いた前
    後方向複数位置、の各々において、該天幕に取り付けら
    れた吊帯手段にそれぞれ挿入された支持棒部材を、該天
    井枠部の該フレーム手段に固定することにより該天井枠
    部に吊下げ装着され、 該前キャンバス及び後キャンバスの上端は、その中央部
    から横方向に向かって低くなるよう傾斜し、更に、該前
    後方向複数位置に設けられた該吊帯手段の各々は、該横
    方向中央部位置から該左右各端部位置に向かって上下方
    向の幅が広くなるよう構成されることにより、該天幕に
    は、該横方向中央部位置から該左右各端部位置に向かっ
    て低くなるような水勾配が形成され、 該左右各端部位置に設けられた該吊帯手段の各々は、前
    後方向に間隔をおいて配置された複数の吊帯から構成さ
    れ、該コーナ天幕は、該天幕の各コーナ部から該コーナ
    キャンバスの各々の上端部に向かって下方に傾斜するよ
    う構成され、該コーナキャンバスの各々は、上下方向に
    延びる棒部材によりそれぞれ対応する該支柱に装着さ
    れ、 該天幕における該コーナ天幕部及び該左右各端部位置に
    設けられた該複数の吊帯間の該間隔は、該天幕の排水口
    を構成することを特徴とする請求項1記載のポータブル
    ボックス。
  3. 【請求項3】 該床部の左右両端部上には、それぞれ前
    後方向に延びる左アンダーキャンバス及び右アンダーキ
    ャンバスが装着され、該床部の前後両端部上には、それ
    ぞれ左右方向に延びる前アンダーキャンバス及び後アン
    ダーキャンバスが装着され、該左右アンダーキャンバス
    及び該前後アンダーキャンバスの各々の上端部は、それ
    ぞれ対応する該左右キャンバスの各下端部と該前後キャ
    ンバスの各下端部にファスナを介して着脱自在に連結さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のポータブルボック
    ス。
  4. 【請求項4】 該左右キャンバスの該下端部付近及び該
    前後キャンバスの該下端部付近にはそれぞれ該下端部の
    各々に沿って延びる巻き上げ用棒部材が挿入され、 該天井枠部の該一対の縦フレーム及び該一対の横フレー
    ムには、それぞれ上端が該フレームの各々に固定され、
    下端が該フレームの各々に設けられた係止部に着脱自在
    に係止されてリング状に保持される係止バンド手段が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のポータブルボ
    ックス。
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