JPS6210365Y2 - - Google Patents

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JPS6210365Y2
JPS6210365Y2 JP9890179U JP9890179U JPS6210365Y2 JP S6210365 Y2 JPS6210365 Y2 JP S6210365Y2 JP 9890179 U JP9890179 U JP 9890179U JP 9890179 U JP9890179 U JP 9890179U JP S6210365 Y2 JPS6210365 Y2 JP S6210365Y2
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JP
Japan
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building
wall
cargo handling
end wall
hoist
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JP9890179U
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JPS5541495U (ja
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は天井走行起重機を備えた建屋、例えば
倉庫、工場建屋等に関するものである。
〔考案の背景〕
倉庫、工場等において、出入荷又は機械材料等
の搬出入に当つては、貨物自動車の如き運搬車輛
を直接倉庫内又は工場内に引き入れて天井走行起
重機を利用して行うのが普通である。しかしこの
ように直接運搬車輛を建屋内に引き入れ荷積、荷
卸を行う場合、出入口として相当の面積を必要と
し、荷積、荷卸時において、建屋内が外部に対し
て開放された状態となり、又運搬車輛の車輪に付
着した泥土により建屋内が外部から汚染される傾
向が強い。これは、収庫物、又工場取扱物品によ
つては全く避けなければならない事態であり、こ
のような場合には直接運搬車引き入れは不可能で
あり、建屋内中間運搬機を必要とし、一般にフオ
ークリフトの如きものが使用されている。又特に
倉庫にいては、運搬車輛を直接引き入れて荷積、
荷卸を行うには可成りの余地面積の空間を倉庫内
に残す必要あり、荷積面積がその分だけ減少する
のである。
〔考案の目的〕
本考案は以上の背景から案出されたものであ
り、出入荷において 建屋の荷積面積の減少を最少限にでき、 車輛に付着した泥土等により建屋内が外部か
ら汚染されるのを防止できる、天井走行起重機
を備えた建屋を提供することを目的とする。
〔目的を達成するための手段〕
本考案の天井走行起重機を備えた建屋は、通常
の建屋と同様に概略は両側壁とこれと直交する端
部壁とから成る。又、両側壁の内面には水平方向
に沿つて起重機の支持部を有する。
そして、このような建屋の一隅に設けられる荷
役用開口部の形状に本考案の特徴がある。即ち、
この一隅には通常、隅柱が存在するが、この隅柱
まで前記起重機の支持部が延長され起重機が荷役
用開口部の直上まで移動できるようにする。さ
て、延長された支持部の下方においては、端部壁
が建屋内側に傾斜された状態で斜壁を形成する。
他方、延長された支持部の上方においては、端部
壁が通常の建屋と同様に側壁と直交した状態で残
されている。そして、前記斜壁の上端辺と、端部
壁の下端辺と、側壁の内面とにより三角形状の荷
役用開口部を形成する。これにより車輛は建屋の
外側に位置したままで、しかも従来の天井走行起
重機をそのまま使用して、荷役作業ができる。
この「三角形状」は荷役用開口部を平面図上で
表現したとき表われるものであり実施例によつて
は、斜壁の上端辺の高さを端部壁の下端辺の高さ
よりも低く設けることにより、立体的な縁を有す
る荷役用開口部を形成することもできる。このよ
うに斜壁の上端辺の高さを低くすると、荷役作業
の際に懸吊フツクや荷が斜壁に接触せず作業が容
易になる。
〔考案の実施例〕
図面において、建屋1には天井走行起重機2を
支持する起重機支持部3,4がその対向両側壁
5,6に沿つて柱16又は梁17に通常のように
支持されて配設される。この支持部3,4上を走
行するガーター7,8を有する天井走行起重機2
上には巻上げ装置9が載置されている。この巻上
げ装置9はガーター7,8に支持されたビーム1
0,11上をこれに沿つて移動し得るものであ
る。
これら走行起重機および、支持部等は通常のも
のであり、又これらを備えた建屋構造も通常のも
のであるので、細部に亘る詳細な図示及び説明は
省略される。
建屋1の一隅にのみ本実施例の荷役用開口部は
設けられる。そして、天井走行起重機2の支持部
3より下方において、端部壁12が建屋1内側に
傾斜された状態で斜壁13を形成する。この傾斜
は水平面内で行なわれ、従つて斜壁13自体は垂
直に位置する。他方、支持部3より上方において
は、端部壁12′が通常の建屋と同様に側壁5と
直交した状態で残されている。そして、前記斜壁
13の上端辺13aと、、前記残された端部壁1
2′の下端辺12′aと、側壁5の内面とによつて
第4図(斜線部)に示すように三角形状をなす開
口部14が形成される。この「三角形状」は荷役
用開口部を平面図上で表現したときに表われるも
のであり、本実施例においては斜壁13の上端辺
13aの高さは端部壁12′の下端辺12′aの高
さよりも低くされていて、立体的な荷役用開口部
を形成している。即ち、本実施例の荷役用開口部
は三角形状の開口部14に加え切欠部22をも有
するものである。
また、支持部3は第2図に示すように隅柱18
の位置まで存在し、ガーター7は反対側のガータ
ー8と同様に、この隅柱18の位置まで、移動が
可能であり、この位置にガーター7が来たときに
おいて、巻上機9は第2図に示すように前記開口
部14内に位置することができる。従つて懸吊フ
ツク19が第3図および第4図2点鎖線19′で
示す如く、屋外において荷役のため昇降し得るの
である。
また、外部と屋内との連通面積を少くするため
に、第4図に示すように、切欠部22より上方に
位置する端部壁12′の下端辺12′aの高さH
を、荷役に必要な高さ、即ちトラツク等の運搬車
輛が荷積状態で三角形状の開口部14の下に出入
できる高さに構成している。
以上の実施例によれば、建屋(工場倉庫等)の
作業格納スペースが極めて有効に使用できるばか
りか、作業者の安全対策上極めて有効であり、更
にはトラツク等の運搬車輛の進入が無いため、タ
イヤ等に附着して持込まれる泥砂がなく、又排気
もなく、建屋内の汚染がなく産業衛生上、機器の
保護にも極めて有効である。
また、単に端部壁および側壁の一部の形状を変
更して斜壁部を構成するのみで足りるので、即成
の建屋からの改造も容易である。又そのために特
殊の工法又は構成を必要とせず、従来の建築工法
で実施できるので実施は極めて容易である。
又、斜壁13の上端辺13aの高さを低くして
切欠部22を形成しているので、懸吊フツク1
9′等が斜壁13に接触せず荷役作業が容易にな
る。
〔他の実施例〕
(1) 前記実施例において荷役用開口部は建屋1の
一隅にのみ設けられているが、他の実施例にお
いては複数ヶ所、最大四隅に設けることができ
る。この場合、複数の起重機を備えれば複数ヶ
所で同時に荷役作業ができ、少ない開口面積で
大量の入出荷が可能になる。
(2) 前記実施例においては切欠部22を設けてい
るが、他の実施例においては必ずしも設けなく
ても本考案の効果は得られる。
〔考案の効果〕
本考案の天井走行起重機を備えた建屋によれ
ば、 車輛が建屋に入る必要がないので、荷役のた
めに生ずる建屋の荷積面積の減少を最少限にで
き、 荷役用開口部の開口面積を小さくでき、又車
輛が建屋に入る必要がないので、建屋内が外部
から汚染される可能性を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の建屋を示す水平
断面図、第2図はその隅部のみを示す同様の拡大
断面図、第3図は第1図の左側面図及び第4図は
建屋の隅部を示す一部拡大斜視図である。 図面中、2……起重機、3,4……起重機支持
部、5,6……側壁、5′……隅部の側壁、5′
a,12′a……下端辺、12……端部壁、1
2′……隅部の端部壁、13……斜壁部、13a
……上端辺、14……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両側壁とこれに直交する端部壁とから成り、
    前記両側壁の内面に水平方向に沿つて起重機の
    支持部を有する建屋の少なくとも一隅に設けら
    れる荷役用開口部であつて、 この一隅に存在する隅柱まで前記支持部が延
    長され、延長された支持部の下方における端部
    壁が建屋内側に傾斜されて斜壁を形成し、この
    斜壁の上端辺と、延長された支持部の上方にお
    ける端部壁の下端辺と、側壁の内面とにより平
    面図上で三角形状をなす荷役用開口部を形成し
    ていることを特徴とする天井走行起重機を備え
    た建屋。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、斜
    壁の上端辺の高さは端部壁の下端辺の高さより
    も低く設けられることにより荷役用開口部の縁
    辺が立体的に形成されている天井走行起重機を
    備えた建屋。
JP9890179U 1979-07-17 1979-07-17 Expired JPS6210365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9890179U JPS6210365Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9890179U JPS6210365Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5541495U JPS5541495U (ja) 1980-03-17
JPS6210365Y2 true JPS6210365Y2 (ja) 1987-03-11

Family

ID=29035109

Family Applications (1)

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JP9890179U Expired JPS6210365Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

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JPS5541495U (ja) 1980-03-17

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