JPH0133628B2 - - Google Patents

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JPH0133628B2
JPH0133628B2 JP967383A JP967383A JPH0133628B2 JP H0133628 B2 JPH0133628 B2 JP H0133628B2 JP 967383 A JP967383 A JP 967383A JP 967383 A JP967383 A JP 967383A JP H0133628 B2 JPH0133628 B2 JP H0133628B2
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rail
guide rail
moving
rails
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Shigeru Sakamoto
Toshiharu Ishii
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、天井クレーン形搬送装置及びこれ
を利用した駐車設備に関し、特に、構築物の天井
下側などに上部において支持されたガイドレール
に、これと交差する方向に延びる移動レールを取
付け、移動レールには、吊り機を移動可能に取付
けて天井クレーンのように構成するとともに、複
数のブランチレールを、移動レールと高さ及び延
び方向を同じくして天井下側などに取付け、ブラ
ンチレールの一端面を、移動レールの一端面と近
接して対向させ且つ各ブランチレールはガイドレ
ールの延び方向に並んで設置されていて、移動レ
ールがガイドレールに沿つて移動して、いずれか
のブランチレールと一線上に並んだときに、吊り
機が移動レールとブランチレールとの間を往復で
きるようにする。かくして天井クレーン形搬送装
置の移動レールのスパンを小さくすることを可能
にして、構築物内の空間に柱、壁等の障害物があ
つても、これを避けて、構築物内の広い領域に荷
を搬送することを可能にする一方、構築物内の空
間に柱、壁等の設置を可能にして、構築物の屋
根、天井、柱等の構造の小規模化を可能にする。
従来の天井クレーン形搬送装置としては、例え
ば第1,2図に示すようなものがある。すなわ
ち、1は、車庫のような構築物であり、周囲を柱
2と壁3と屋根4とにより囲んで、その内部に荷
を収納する空間5を形成する。柱2の上部には2
本のガイドレール6,6を同一の高さで平行に固
定し、両ガイドレール6,6間に移動レール7,
7を掛渡す。移動レール7,7は、ガイドレール
6,6に沿つて移動可能に掛渡されており、その
移動レール7,7に、吊り機8が、移動レール
7,7に沿つて移動可能に取付けられる。吊り機
8としては、例えばホイストが代表的な例として
用いられる。8aは、吊り機8のフツク、8b
は、吊り機8のワイヤロープである。
而して、荷をガイドレール6,6の延び方向に
移動する場合には、荷を吊り機8に吊つた状態で
移動レール7,7をガイドレール6,6に沿つて
移動させる。また、荷を移動レール7,7の延び
方向に移動させる場合には、吊り機8を移動レー
ル7,7に沿つて移動させる。かくして、構築物
1内においては、いずれの位置にも荷を移動させ
ることができる。
しかしながら、かかる従来例においては、空間
5内に柱9や壁(図示しない)等の障害物がある
場合には、これが移動レール7,7の移動の障害
となるため、前記天井クレーンを設置することが
できない。このため、前記天井クレーンを用いる
ためには、構築物1内の空間5には柱9等の障害
物を設けることができない。したがつて、前記天
井クレーンを用いる構築物1は、空間5の両側に
ある柱2相互間のスパンが大となるため、屋根4
の構造を、前記大スパンに耐える大規模なものと
しなければならず、また、その屋根4を支える柱
2の構造も大規模にする必要がある。さらに、移
動レール7,7の長さも大になるため、移動レー
ル7,7の構造や、移動レール7,7を支持する
ガイドレール6,6の構造も大規模にしなくては
ならないという不具合がある。さらにまた、多層
階の建物における1階や地下階のように、上層階
の大荷重を受ける構築物1にあつては、空間5に
柱9や壁を設けて、これによつて前記大荷重を分
担しなければならないから、このような構築物1
にあつては、前記天井クレーンを設置することが
できない。
この発明は、このような従来の不具合に着目し
てなされたものであり、その目的は、天井クレー
ンを設置する構築物の空間に、柱、壁等の設置を
可能にして、構築物の屋根、天井、柱等の構造の
小規模化を可能にすることにあり、またその目的
は、構築物の空間に柱、壁等が設置されていて
も、これを避けて構築物の広い領域に荷を搬送す
ることにある。
すなわち、この出願は、図示のように、建物な
どの構築物1に上部において支持されたガイドレ
ール11と、ガイドレール11の下側に支持され
てこれと交差する方向に延び、ガイドレール11
に沿つて移動する移動レール12と、移動レール
12に、その延び方向に移動可能に支持され、且
つ荷13を吊つて昇降させる吊り機14と、高さ
と延び方向とを前記移動レール12と同一にして
前記移動レール12と接続可能な位置で建物など
の構築物1に固定され、且つガイドレール11の
延び方向に並んで設置された複数のブランチレー
ル15とを備えたことを特徴とする天井クレーン
形搬送装置、を特定発明とし、且つ、自動車を移
動させるために障害となる柱、壁等の障害物16
が内部にある車庫10の、前記障害物16のない
領域10aの上部に、上部において支持されたガ
イドレール11と、ガイドレール11の下側に支
持されてこれと交差する方向に延び、ガイドレー
ル11に沿つて移動する移動レール12と、移動
レール12に、その延び方向に移動可能に支持さ
れ、且つ自動車17を搭載したボツクスパレツト
18を吊つて昇降させる吊り機14と、高さと延
び方向とを前記移動レール12と同一にして前記
移動レール12と接続可能な位置で車庫10に固
定され、且つガイドレール11の延び方向に並ん
で前記障害物16を避けて設置された複数のブラ
ンチレール15とを備えたことを特徴とする、天
井クレーン形搬送装置を利用した駐車設備、を併
合発明とする。
以下に、この発明の原理を第3,4図にしたが
つて説明する。
1は建築物であり、周囲を柱20と壁21と屋
根22とにより囲んで、その内部に荷を収納する
空間23を形成する。空間23には、屋根22を
支える柱16aが立設されていて、柱16aは、
空間23内で荷を移動させるための障害物16と
なつている。空間23内の、前記障害物がない領
域10aには、屋根22の下側にガイドレール1
1,11を固定し、ガイドレール11,11はそ
の上部において屋根22の下側に固定される。ガ
イドレール11,11には、その下側に、ガイド
レール11,11に沿つて移動する移動レール1
2,12を支持させ、この移動レール12,12
が前記領域10a全体に移動できるようにする。
ガイドレール11,11には、荷を吊つて昇降さ
せる吊り機14を、ガイドレール11,11に沿
つて移動可能に支持する。空間23内の、前記領
域10a以外の領域10bには、屋根22の下側
にブランチレール15,15を固定する。ブラン
チレール15,15は、端面が移動レール12,
12の端面と近接して対向し、且つ移動レール1
2,12の延び方向と同一方向に延びており、移
動レール12,12の移動方向に並んで、しかも
柱16aを避けて設置されている。
而して、荷をガイドレール11,11の延び方
向に移動する場合には、領域10a内で荷を吊り
機14に吊つた状態で移動レール12,12をガ
イドレール11,11に沿つて移動させる。ま
た、領域10a内で荷を移動レール12,12の
延び方向に移動させる場合には、吊り機14を移
動レール12,12に沿つて移動させる。さら
に、領域10a内から領域10b内に荷を移動さ
せる場合には、移動レール12,12を移動させ
て、いずれかのブランチレール15,15に接続
して、この状態で移動レール12,12からブラ
ンチレール15,15に吊り機14を移動させ
る。反対に領域10bから領域10a内に荷を移
動させる場合には、移動レール12,12を移動
させてブランチレール15,15に接続した状態
で、ブランチレール15,15から移動レール1
2,12に吊り機14を移動させ、さらに移動レ
ール12,12をガイドレール11,11に沿つ
て移動させればよい。かくして、前記動作を適宜
組み合せれば、障害物16たる柱16aを避け
て、広い空間23の或る点から他の点に自在に荷
を搬送することができる。
前記した第3,4図の天井クレーン形搬送装置
の障害物16があつてもこれを避けて構築物1内
で広く荷を搬送できるという性質を専ら利用して
駐車設備を構成した例が、第5〜7図に示され
る。
すなわち、車庫10を構築物1とし、自動車1
7を個別に搭載したボツクスパレツト18を荷1
3とし、車庫10には入口25と出口26とを設
け、入口25の内側に、自動車17の向きを変え
るターンテーブル27を設置する。他に、第3,
4図と同一記号で示したものは、第3,4図を説
明した前記と同一の構成及び作用である。
そして、入口25から前進して車庫10内に入
る自動車17は、ターンテーブル27上にあるボ
ツクスパレツト18に乗り入れ、ここで、ボツク
スパレツト18に固定される。ボツクスパレツト
18はターンテーブル27により180度旋回され
て、自動車17は前部が入口25方向に向けら
れ、この状態で天井クレーン形搬送装置により車
庫10内の適宜位置に搬送されて駐車される。こ
の駐車は、空間23の高さによつては、図示のよ
うにボツクスパレツト18を2段積み又は3段以
上に積んで行なう。
車庫10から出る自動車17は、天井クレーン
形搬送装置により、当該ボツクスパレツト18を
取り出し、出口26内側まで搬送する。そして、
ここから自動車17を前進させれば、自動車17
は予め出口26側を向いているため、車庫10か
ら出ることができる。
かかる構成の車庫10によれば、ボツクスパレ
ツト18が段積みされていて、下側のボツクスパ
レツト18を取り出す場合に、上側のボツクスパ
レツト18を一旦移動させる他は、入出庫する自
動車17が搭載されたボツクスパレツト18以外
は一切移動されない。このため、自動車搭載用の
台が無端コンベヤ式に連続されてなる駐車設備の
ように、一台の自動車の入出庫のために多数の自
動車を移動させることはないから、自動車が他に
衝接する等の事故を未然に防止することができ
る。また、入出庫する自動車17のボツクスパレ
ツト18のみが移動されるため、移動のための駆
動力も、1台のボツクスパレツト分で足りるとい
う効果もある。
なお、ブランチレール15は、ガイドレール1
1の一側にだけ配置されているが、両側に配置す
ることもできることは言うまでもない。
第8図には、第5〜7図に示した駐車設備の実
施例が示される。
構築物1たる車庫10の床29上面に梁30が
突出している、所謂逆梁構造をなす。このため、
車庫10の下層階においては、天井面が平面にな
るから、ダクト配管等の自由度が増大する等の効
果がある。また、車庫10の空間23には、壁1
6bが突出していて、これが障害物16をなす。
ボツクスパレツト18の最上部には、2本の平
行な水平棒18aが固定されていて、この水平棒
18aにおいて、ボツクスパレツト18が吊り機
14に吊られるようになつている。吊り機14は
2台あつて、14aで示される吊り機は予備のも
のである。他に第3〜7図と同一記号で示したも
のは、第3〜7図を説明した前記と同一の構成及
び作用である。
吊り機14の一例は第9図以下に示される。す
なわち、第9図と第10図とは、この吊り機14
の好適な実施例の全体を示している。
これらの図において、吊りフレーム118は、
平面矩形をなし、中央部上面を、相互に離隔対向
して配置されている2本の梁部材118a,11
8bによつて剛結補強してある。そして、さら
に、吊りフレーム118内は、前記梁部材118
a,118bの下で、これらと直交する如く相互
に離隔対向して配置されている2本の仕切部材1
18c,118dによつて仕切られている。
前記梁部材118a,118b間で前記仕切部
材118c,118dとこれらに対向する外側部
材118e,118fとが画定する第1室13
3、第2室134の上に、相互に離隔対向して渡
設した各一対の案内板118g,118hが吊り
フレーム118の構成の一部として配置してあ
る。
この案内板118g,118hの内側には、相
互に対向する2段深の縦長凹溝でなる懸吊案内1
19が構成されている。この懸吊案内119は、
特に第11図に示す如く、その上端に下向きの掛
止面130を有し、その下端に支持面117を有
している。
懸吊案内119の各対には、第11図の如く相
互に離隔して2枚のプーリ101を回転自由な状
態で支持する懸吊横軸102の両端が挿入されて
いる。この懸吊横軸102の前記両端は、2段に
形成してあり、懸吊案内119の形状に合致する
ようになつている。
かかる懸吊横軸102と懸吊案内119とプー
リ101との関係は、特に第11図に明確に示し
てある。第9図、第11図において、133はワ
イヤロープであり、特に、第9図に一点鎖線で示
す昇降装置Lにプーリ101を介して懸吊横軸1
02を懸吊する。
なお、第9図にGで示すのは、ガイドバーであ
り、吊りフレーム118を上下方向に案内して横
揺れや傾きを防止するように前記昇降装置Lから
垂下する。また、第9図の吊りフレーム118
は、第8図のボツクスパレツト18の上端にある
水平棒18aに、下面の座部132で着座した状
態を示している。なお、図中121は着座ガイド
である。而して、図中114はフツクであり、こ
れは、吊りフレーム118の四隅に、懸吊横軸1
02と平行な第1軸113(第10図参照)に枢
着されている。第9図および第10図において、
131はリンク機構であり、これは、ラチエツト
109の一端を枢支している。第11図に見る如
く、一組のプーリ101,101の間において、
懸吊横軸102には、その軸心と交差する如く、
リンク機構131の第1アーム131aを固定的
に連設垂下してある。この第1アーム131a
は、第3スプリング122によつて、常時下方に
付勢されている。而して、懸吊横軸102は、常
時下方に付勢される。第3スプリング122は、
その下端が吊りフレーム118の下部に止着され
る。いま、第10図、第12図にしたがつて、懸
吊横軸102からフツク114に到る作動機構を
詳細に説明する。
懸吊横軸102に垂下固設した第1アーム13
1aの中途部に、ピン103を介して第2アーム
131bがその一端で枢着されており、この第2
アーム131bの他端には、ピン104を有し、
これに吊りフレーム118内に渡設された固定軸
107に一端において揺動自在に支持された第3
アーム131dの自由端と、第4アーム131c
の一端とが枢着されている。この第4アーム13
1cは、その他端をフツク114が枢設されてい
る吊りフレーム118の側方に向けるように延設
する。
フツク114を枢架している第1軸113と平
行な第2軸110に、この回転方向に自由な状態
で一端を支えてある第5アーム131eの他端
に、ピン105を介して、前記第4アーム131
cの他端を枢着する。
かくして、第1アーム131a、第2アーム1
31b、第3アーム131d、第4アーム131
c、第5アーム131eは、リンク機構131を
構成する。
前記第2軸110には、ラチエツトホイル11
1と、カムピース112とが固定され、この第2
軸110の回転により周期回転するようになつて
いる。
カムピース112は、長八角形をなして、フツ
ク114の背面に接合する如く配置されている。
而して、フツク114は、一端を吊りフレーム1
18の下部に止着した第1スプリング120の他
端を係着して、常時その背面方向に付勢し、前記
カムピース112との接合状態を保障される。し
たがつて、第12図に見る如く、カムピース11
2の長辺がフツク114の背面に当接している状
態では、フツク114は座部132より後退した
位置にある。
リンク機構131の第4アーム131cの中途
部には、ピン106により、ラチエツト109が
その後端で枢着されており、而して、このラチエ
ツト109は、その先端が前記ラチエツトホイル
111の歯面の上に掛かつて支持されている。そ
して、ラチエツト109の先端は、2段の爪先に
形成されている。また、ラチエツト109は、第
2スプリング108によつて、先部が常時ラチエ
ツトホイル111の歯面上に弾接する如く付勢さ
れる。
上述の如きフツクの作動機構は、もちろん、吊
りフレーム118の左右フツク114,114に
対して、全く対称に構成されている。また、前記
した如き第1室133と第2室134との各内部
において、懸吊横軸102、リンク機構131、
ラチエツト109、ラチエツトホイル111、フ
ツク114のアセンブリが各1基計2基構成され
ている。しかし、このようなアセンブリは、吊り
フレーム118の大きさにより適当な数を選択す
ることができることはもちろんである。
次に、この吊り機14の作動を説明する。
第12図は、吊りフレーム118が、ボツクス
パレツトの水平棒18aに着座し、なお、懸吊横
軸102は、昇降装置によつて吊られて懸吊案内
119の上端にある状態を示している。この場
合、リンク機構131の第4アーム131cは、
後退した位置にあり、カムピース112は、その
長辺がフツク114の背面に接合していわゆる非
作用の状態にあり、フツク114は後退位置にあ
る。
懸吊横軸102を降下させると、第13図の如
く、リンク機構131の第1アーム131aは降
下し、リンク作用により第4アーム131cをラ
チエツトホイル111の方に前進させる。
而して、ラチエツト109は前進してその爪先
の後段面でラチエツトホイル111を押して回転
せしめる。而して、ラチエツトホイル111は、
第2軸110を回転させカムピース112を約
90゜強回転させる。したがつて、カムピース11
2は突出した短辺がフツク114の背面を押し、
いわゆる作用状態に位相に設定される。これによ
つて、フツク114は水平棒18aの下から座部
の方に押されて枢動する。
そこで、昇降装置により懸吊横軸102を、第
14図のように吊り上げて懸吊案内119の上端
まで上昇させると、リンク機構131の第1アー
ム131aも上昇し、リンク作用により第4アー
ム131cは後退する。これによつてラチエツト
109も後退し、その位置で、爪先の前段面がラ
チエツトホイル111の歯を後方から支えるよう
にして支える。この場合、カムピース112は、
前述の作用位置の位相を維持している。そして、
ラチエツト109は、懸吊横軸102が懸吊案内
119の上端の掛止面130に支えられてそれ以
上上方移動しないから、後退することなく、した
がつて、ラチエツトホイル111が逆回転するの
を防止し、カムピース112の作用位置の位相を
ロツクする。
そして、懸吊横軸102を介して吊りフレーム
118を昇降装置で吊り上げ、所定の場所に運搬
移動した後、吊りフレーム118を降下し、水平
棒18aの上に着座させ、さらに懸吊横軸102
を降下させると、第15図の如く、前述と同様の
リンク作用により、ラチエツト109が前進し
て、ラチエツトホイル111を前回と同方向に回
転させ、カムピース112の前回と反対側の長辺
をフツク114の背面に接合せしめ、以つて、非
作動の位相に設定する。而して、フツク114
は、第1スプリング120により後退方向に枢動
し水平棒18aを解放する。このようにして、1
回の荷の吊り上げ、運搬、解放の動作が終了する
が、ここで吊りフレーム118を吊り上げ、ある
いは懸吊横軸102を懸吊案内119の上端まで
上昇させると、懸吊横軸102を懸吊案内119
に沿つて降下させて再びフツク114を作動させ
るためのいわゆるスタンバイの状態となる。
以上から明らかなように、この発明によれば、
ガイドレールに移動可能に支持された移動レール
がブランチレールと一線上に位置したときには、
吊り機が、移動レールとブランチレールとの間で
移動できるため、吊り機による荷扱いをすること
ができる空間を、移動レールの移動空間のみに限
らず、構築物内に広く確保することができるとと
もに、ブランチレール間には、天井と床との間に
屋根や天井の荷重を支持する柱や壁等を設置する
ことができるから、天井や屋根のスバンを小さく
することもできる。このため、天井や屋根及びこ
れらを支持する柱や壁等の規模を小さくすること
ができるから、建築物の建築コストが低くなると
ともに、移動レールも、従来の天井クレーンに比
べてブランチレールの長さ分だけ短縮できるか
ら、そのスパンも小さくなり、したがつて移動レ
ールが同一の荷重を支持するとすれば、この発明
の移動レールは従来の長い移動レールよりも細く
することもできる。
また、この発明の天井クレーン形搬送装置を利
用した駐車設備によれば、天井クレーン形搬送装
置の前記効果に加えて、構築物たる車庫に自動車
を出入れする作業は、出入れの対象物である1台
の自動車だけを搬送するだけで足り、出入れの対
象ではない他の自動車は駐車状態をそのまま継続
する。このため、自動車どうしが衝接する事故を
可及的に防止することができる一方、天井クレー
ン形搬送装置の駆動力も、自動車1台分だけで足
りるから、自動車搭載用の台が無端コンベヤ式に
多数連続されて、全体が同時に搬送されるように
構成した駐車設備に比して、安全性とランニング
コストにおいて効果が大である。さらに、多数の
自動車が駐車可能な車庫の多くは、多層階の構築
物の下層に設けられるのが一般的であり、かかる
車庫は、上層階の荷重を支持するための柱や壁が
内部に設けられているものの、この発明によれ
ば、柱や壁という障害物を避けてブランチレール
を配置するため、内部に柱や壁があつても、天井
クレーン形搬送装置により、車庫全体にわたつて
自動車を入出庫できる効果がある。しかも自動車
はボツクスパレツトに収容するため、車庫内の上
下方向空間が大であれば、自動車を多層にして駐
車させることができるため、駐車能力も増大する
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平断面図、第2図は第1図の
―線断面図、第3図はこの発明の原理を示す
平断面図、第4図は第3図の―線断面図、第
5図は第3,4図の天井クレーン形搬送装置を駐
車設備に利用した平断面図、第6図は第5図の正
面図、第7図は第6図の側面図、第8図は第5〜
7図の具体例を示す一部破断斜視図、第9図は吊
り機の一例を示す斜視図、第10図は同平面図、
第11図は同一部縦断面図、第12図は吊り機の
フツクが開いた状態の要部正面図、第13図はフ
ツクが水平棒に係合した状態の要部正面図、第1
4図はフツクが開き始める直前の要部正面図、第
15図はフツクが開き終えた状態の要部正面図で
ある。 1…構築物(10…車庫)、10a…障害物の
ない領域、10b…障害物のある領域、11…ガ
イドレール、12…移動レール、13…荷(17
…自動車、18…ボツクスパレツト)、14…吊
り機、15…ブランチレール、16…障害物(1
6a…柱、壁16b)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 建物などの構築物に上部において支持された
    ガイドレールと、ガイドレールの下側に支持され
    てこれと交差する方向に延び、ガイドレールに沿
    つて移動する移動レールと、移動レールに、その
    延び方向に移動可能に支持され、且つ荷を吊つて
    昇降させる吊り機と、高さと延び方向とを前記移
    動レールと同一にして前記移動レールと接続可能
    な位置で建物などの構築物に固定され、且つガイ
    ドレールの延び方向に並んで設置された複数のブ
    ランチレールとを備えたことを特徴とする天井ク
    レーン形搬送装置。 2 車庫が前記構築物であり、自動車を個別に搭
    載するボツクスパレツトが荷であり、この荷の上
    部において吊り機に係合させる特許請求の範囲第
    1項記載の天井クレーン形搬送装置。 3 自動車を移動させるために障害となる柱、壁
    等の障害物が内部にある車庫の、前記障害物のな
    い領域の上部に、上部において支持されたガイド
    レールと、ガイドレールの下側に支持されてこれ
    と交差する方向に延び、ガイドレールに沿つて移
    動する移動レールと、移動レールに、その延び方
    向に移動可能に支持され、且つ自動車を搭載した
    ボツクスパレツトを吊つて昇降させる吊り機と、
    高さと延び方向とを前記移動レールと同一にして
    前記移動レールと接続可能な位置で車庫に固定さ
    れ、且つガイドレールの延び方向に並んで前記障
    害物を避けて設置された複数のブランチレールと
    を備えたことを特徴とする天井クレーン形搬送装
    置を利用した駐車設備。
JP967383A 1983-01-24 1983-01-24 天井クレ−ン形般送装置及びこれを利用した駐車設備 Granted JPS59134274A (ja)

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