JP3375464B2 - エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備 - Google Patents

エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備

Info

Publication number
JP3375464B2
JP3375464B2 JP22809795A JP22809795A JP3375464B2 JP 3375464 B2 JP3375464 B2 JP 3375464B2 JP 22809795 A JP22809795 A JP 22809795A JP 22809795 A JP22809795 A JP 22809795A JP 3375464 B2 JP3375464 B2 JP 3375464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
level
pallet
deck
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22809795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0972123A (ja
Inventor
剛 伊賀
賢兒 前野
憲司 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP22809795A priority Critical patent/JP3375464B2/ja
Priority to TW084110882A priority patent/TW419561B/zh
Priority to KR1019950037186A priority patent/KR970015984A/ko
Priority to CN95118123A priority patent/CN1086013C/zh
Publication of JPH0972123A publication Critical patent/JPH0972123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375464B2 publication Critical patent/JP3375464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H6/00Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
    • E04H6/08Garages for many vehicles
    • E04H6/12Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles
    • E04H6/18Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions
    • E04H6/28Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions characterised by use of turntables or rotary rings for horizontal transport
    • E04H6/282Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions characterised by use of turntables or rotary rings for horizontal transport turntables, rotary elevators or the like on which the cars are not permanently parked
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H6/00Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
    • E04H6/08Garages for many vehicles
    • E04H6/12Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles
    • E04H6/18Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions
    • E04H6/22Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions characterised by use of movable platforms for horizontal transport, i.e. cars being permanently parked on palettes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、エレベータ式立体
駐車装置、及び該エレベータ式立体駐車装置が入出庫口
側から見て前後に連設され、入出庫時、車両が入出庫口
と各々の立体駐車装置との間を自走するタイプのエレベ
ータ式自走縦重列立体駐車設備に関し、特に乗入れ階の
スペース対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータ式立体駐車装置を下部乗入れ
式のものを例に挙げて説明すると、入庫に際しては、乗
入れ階で待機中の昇降台に車両をパレットごと搭載し、
上記昇降台を入庫しようとする目的の格納棚の側方まで
上昇させて該格納棚に車両をパレットごと格納する一
方、出庫に際しては、昇降台を出庫しようとする車両が
格納されている格納棚の側方まで上昇させて該格納棚か
ら車両をパレットごと受け取り、その後、上記昇降台を
乗入れ階まで下降させ、入出庫口から退出させるように
なされている。
【0003】このようなエレベータ式立体駐車装置にお
いて、乗入れ階に進入した入庫車両の姿勢や乗入れ階か
ら退出しようとする出庫車両の姿勢と、格納棚における
車両の格納姿勢とが水平面内で90°異なる場合、上記
乗入れ階に旋回装置を設け、該旋回装置に車両をパレッ
トごと搭載して車両の向きを水平面内で90°変えるよ
うにしている。
【0004】この場合、一般には、旋回装置に旋回機能
と昇降機能の2つの機能を持たせ、まず、車両をパレッ
トごと搭載した状態の旋回テーブルを上昇させてその周
りのデッキに上記パレットが干渉しないようにし、この
状態でパレットを旋回させて車両の向きを変えた後、上
記旋回テーブルを元の位置に下降させるようにしてい
る。例えば特開昭63−284372号公報や特開平3
−194071号公報等参照。このものは上述の如き旋
回装置を備えたエレベータ式立体駐車装置を2基連設し
たエレベータ式自走縦重列立体駐車設備である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
エレベータ式立体駐車装置では、車両の向きを変えるの
に車両を旋回させるだけではなく、旋回時にその周りの
デッキと干渉しないように上昇させる必要があるため、
この上昇ストローク分だけ乗入れ階の上下方向にスペー
スを確保しなければならず、建物全体が上昇ストローク
分だけ高くなって省スペース性が劣る嫌いがある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、旋回装置の昇降機能を
その周りのデッキ側に肩代わりさせることにより、旋回
装置を旋回時に上昇させずに済む分だけ乗入れ階の上下
方向のスペースを狭め、省スペース化を達成しようとす
ることにある。さらには、このことに関連して入出庫効
率をも良くしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、旋回装置周りのデッキを上下方向に可動
式としたエレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自
走縦重列立体駐車設備を対象とし、次のような解決手段
を講じた。
【0008】すなわち、本発明の第1〜の解決手段
は、エレベータ式立体駐車装置に関するものであり、こ
れらは、入出庫時、昇降路を昇降する昇降台と上記昇降
路の側方に階層状に設けられた複数の格納棚との間で車
両をパレットごと受け渡すとともに、乗入れ階に設けら
れた旋回装置により車両の向きを水平面内で格納姿勢又
は退出姿勢になるよう変えるようにしたエレベータ式立
体駐車装置を前提とする。
【0009】第1の解決手段は、昇降デッキプレートを
有する2基の昇降デッキ装置を乗入れ階の入出庫口側か
ら見て手前と奥部との2箇所に、旋回装置を挟むように
上下方向に昇降可能に設ける。そして、上記各昇降デッ
キ装置の昇降デッキプレートを、車両乗入れ・乗出し時
には乗入れ面レベル直下まで上昇させパレットを下方か
ら支持して乗入れ面レベルに位置付ける一方、車両の向
きを変える時には上記旋回装置の旋回動作を阻害しない
レベルまで下降させる。また、ロータリデッキプレート
を有するロータリデッキ装置を入出庫口と手前の昇降デ
ッキ装置との間に上下方向に回転可能に設ける。さら
に、上記ロータリデッキ装置のロータリデッキプレート
の片面に一対の弾性ブロックをパレットの2つの車輪載
置部間の最大幅に対応する間隔をあけて突設する。そし
て、上記ロータリデッキプレートを、入庫時には上記両
弾性ブロックを上向きにしてパレットの両車輪載置部外
側の立上がり部に対応するよう回転させる一方、旋回装
置作動時には上記両弾性ブロックを横向きにして上記パ
レットと干渉しないよう回転させるようにしたことを特
徴とする。
【0010】この構成により、第1の解決手段では、車
両乗入れ時、各昇降デッキ装置の昇降デッキプレートが
乗入れ面レベル直下まで上昇し、車両乗入れ時のパレッ
トの転倒を防ぐべく旋回装置上の空パレットを下方から
支持して乗入れ面レベルに位置付ける。この状態で、入
出庫口から進入した車両が上記空パレットに乗り入れ
る。その後、上記各昇降デッキ装置の昇降デッキプレー
トが上記旋回装置の旋回動作を阻害しないレベルまで下
降し、この状態で旋回装置が作動して上記車載パレット
を水平面内で旋回させ、車両の向きを格納姿勢に変えた
後、昇降台で目的の格納棚の側方に搬送して格納する。
一方、車両乗出し時、各昇降デッキ装置の昇降デッキプ
レートが旋回装置の旋回動作を阻害しないレベルまで下
降し、この状態で上記旋回装置が作動して車載パレット
を水平面内で旋回させ、車両の向きを退出姿勢に変え
る。その後、上記各昇降デッキ装置の昇降デッキプレー
トが乗入れ面レベル直下まで上昇し、車両乗入れ時のパ
レットの転倒を防ぐべく旋回装置上の車載パレットを下
方から支持して乗入れ面レベルに位置付ける。この状態
で、車両がパレットから乗り出して入出庫口から退出す
る。
【0011】したがって、車両の向きが旋回装置の旋回
動作だけで変わり、よって上昇動作が必要な旋回装置の
場合に比べて上下方向のストロークが短くなり、乗入れ
階の天井が低くなってその分省スペース化が図られる。
また、入庫時、両弾性ブロックが乗入れ側から見てパレ
ットの両車輪載置部外側の立上がり部の手前に対応して
位置し、車両がパレットに乗り入れる際にその乗入れ位
置が中心から外れて車輪が上記両立上がり部に接触しよ
うとしても、その手前にある上記両弾性ブロックに当た
って両立上がり部には当たらず、車輪が損傷しない。ま
た、旋回装置作動時には、上記両弾性ブロックが横向き
になってパレットとの干渉が回避され、パレットの姿勢
変更に支障をきたさない。
【0012】第の解決手段は、第1の解決手段におい
て、旋回装置上でパレットが長手方向端部を入出庫口側
に向けて車両乗入れ・乗出し姿勢をとった状態で、利用
者が乗降りする一対の乗降デッキプレートを上記パレッ
トの両側に位置するように昇降台に上載したこと特徴と
する。
【0013】この構成により、第の解決手段では、入
出庫に際し、利用者が上記両乗降デッキプレートを通過
することで乗降りがスムーズに行われる。
【0014】第の解決手段は、第1の解決手段におい
て、旋回装置の旋回テーブルより広いパレット支持プレ
ートを昇降台に上載する。そして、パレットを昇降台か
ら旋回装置に受け渡す際、上記パレット支持プレートを
該旋回装置の旋回テーブル上にパレットと共に受け渡
し、上記パレットを旋回装置上に支持するようにしたこ
と特徴とする。
【0015】この構成により、第の解決手段では、パ
レットは支持面積の広いパレット支持プレートを介して
旋回装置の旋回テーブル上に支持され、旋回テーブルで
ダイレクトに支持する場合に比べてその支持状態が安定
する。
【0016】本発明の第の解決手段は、エレベー
タ式自走縦重列立体駐車設備に関するものであり、これ
らは、エレベータ式立体駐車装置が建物内部に入出庫口
側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、車両が入
出庫口と各々の立体駐車装置との間を自走するエレベー
タ式自走縦重列立体駐車設備であることを前提とする。
【0017】第の解決手段は、上述の如き前提におい
て、少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車
装置が第1の解決手段の立体駐車装置であり、手前の立
体駐車装置の各昇降デッキ装置の昇降デッキプレート
に、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、乗入れ面レ
ベルまで上昇し車路としての機能を付与したことを特徴
とする。
【0018】この構成により、第の解決手段では、入
出庫口から乗入れ階に進入した入庫車両は、手前の立体
駐車装置の各昇降デッキプレートを通過して奥部の立体
駐車装置に進入する一方、奥部の立体駐車装置からの出
庫車両は、逆に手前の立体駐車装置の各昇降デッキプレ
ートを通過して入出庫口から退出する。よって、奥部の
立体駐車装置用に入退出専用の車路を設けずに済む。
【0019】第の解決手段は、第の解決手段におい
て、手前の立体駐車装置の各昇降デッキ装置の昇降デッ
キプレートにパレット支持具を上下動可能に設ける。そ
して、該パレット支持具を、上記昇降デッキプレートが
乗入れ面レベルに達していない時には該昇降デッキプレ
ート面から上方に突出させ、昇降デッキプレートが乗入
れ面レベル直下に達した際にパレットを下方から支持し
て乗入れ面レベルに位置付けて車両の入出庫時のパレッ
トの転倒を防ぐ一方、奥部の立体駐車装置に対する入出
庫時、上記昇降デッキプレートが乗入れ面レベルに達す
ると車両の通過の邪魔にならないよう該デッキプレート
面とほぼ同じレベルまで下方に後退させることを特徴と
する。
【0020】この構成により、第の解決手段では、パ
レット支持具は、奥部の立体駐車装置に対して入出庫す
る時には、昇降デッキプレートのデッキプレート面とほ
ぼ同じレベルまで下方に後退し、車両の通過の邪魔にな
らない。
【0021】第の解決手段は、第4の解決手段におい
て、手前の立体駐車装置のロータリデッキ装置のロータ
リデッキプレートに、奥部の立体駐車装置に対する入出
庫時、両弾性ブロックを下向きにして該両弾性ブロック
が車両の通過を邪魔しないよう回転する機能を付与した
ことを特徴とする。
【0022】この構成により、第の解決手段では、両
弾性ブロックは、奥部の立体駐車装置に対して入出庫す
る時には、下向きになって車両の通過の邪魔にならな
い。
【0023】第の解決手段は、上述の如き前提におい
て、少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車
装置が第2の解決手段の立体駐車装置であり、手前の立
体駐車装置の昇降台の両乗降デッキプレートに、奥部の
立体駐車装置に対する入出庫時、乗入れ面レベルに位置
し車路としての機能を付与したことを特徴とする。
【0024】この構成により、第の解決手段では、第
の解決手段と同様に、奥部の立体駐車装置に対する入
出庫時、入出庫車両は、乗降デッキプレートを通過して
入退出し、奥部の立体駐車装置用に入退出専用の車路を
設けずに済む。
【0025】第の解決手段は、上述の如き前提におい
て、少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車
装置が第3の解決手段の立体駐車装置であり、手前の立
体駐車装置の昇降台に上載されたパレット支持プレート
に、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、乗入れ面レ
ベルに位置し車路としての機能を付与したことを特徴と
する。
【0026】この構成により、第の解決手段において
も、第の解決手段と同様に、奥部の立体駐車装置に対
する入出庫時、入出庫車両は、パレット支持プレートを
通過して入退出し、奥部の立体駐車装置用に入退出専用
の車路を設けずに済む。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0028】図1〜5において、1は鉄塔からなる建
物、2は該建物1の地上階に設けられた入出庫口であっ
て、上記建物1内部には、下部乗入れ方式のエレベータ
式立体駐車装置Aが入出庫口2側から見て前後に2基連
設され、この前後2基の立体駐車装置A,Aでもって、
入出庫時、車両Cが入出庫口2と各々の立体駐車装置A
との間を自走するエレベータ式自走縦重列立体駐車設備
Bが構成されている。
【0029】上記建物1内部の地上階には、各々の立体
駐車装置Aごとに乗入れ階3が構成され、該各立体駐車
装置Aでは、乗入れ階3を1階としてその上方である2
階以上(上端部分を除く)を駐車階4とし、建物1内部
の上端部分を駆動装置類が設置された機械室(図示せ
ず)としている。上記建物1内部の機械室下方には、昇
降路5が上記乗入れ階3に達するように設けられ、上記
駐車階4の昇降路5両側方には多数の格納棚6,6,…
が階層状に設けられ(図5参照)、該各格納棚6は案内
ローラ7,7,…を有する2条の棚レール8,8でもっ
て構成されている。
【0030】上記各立体駐車装置Aの昇降路5には、入
出庫時、昇降路5を昇降する昇降台9が設置され、該昇
降台9は四隅に連結された4本のワイヤロープ(図示せ
ず)によって吊下げ支持され、該各ワイヤロープを上記
機械室の駆動装置類の起動によって巻上げあるいは巻戻
しすることにより、上記昇降台9を昇降路5に沿って昇
降させるようになっている。そして、この昇降台9と各
格納棚6との間で車両CをパレットPごと受け渡すよう
にしている。
【0031】上記各立体駐車装置Aの乗入れ階3にはピ
ット10が凹設され、入出庫口2側から見て手前と奥部
の立体駐車装置Aのピット10には旋回機能のみを有す
る旋回装置11が、奥部の立体駐車装置Aのピット10
には旋回機能と昇降機能の両機能を有する旋回装置11
´がそれぞれ設置され、各々の旋回装置11,11´に
より車両Cの向きを水平面内で格納姿勢又は退出姿勢に
なるよう変えるようにしている。つまり、入出庫時、車
両Cは乗入れ階3で待機中のパレットPに前進運転で乗
り入れたり、パレットPから乗り出したりする一方、格
納時には建物1の構造上それと直交する方向に向きを変
えている。
【0032】入出庫口2側から見て手前の立体駐車装置
Aの乗入れ階3の入出庫口2と後述する手前の昇降デッ
キ装置26との間には、ロータリデッキプレート12を
有するロータリデッキ装置13が上下方向に回転可能に
設けられている。図6及び図7に拡大詳示するように、
該ロータリデッキ装置13のロータリデッキプレート1
2は幅の狭い矩形形状をしており、その片面にはゴム等
の弾性体からなる一対の弾性ブロック14,14がパレ
ットPの2つの車輪載置部p1 ,p1 間の最大幅Wに対
応する間隔をあけて突設され、該各弾性ブロック14は
片面だけであってその反対面には設けられていない。
【0033】上記ロータリデッキプレート12の両端は
回転軸15,15によって支持枠16,16上端に回転
可能に水平に支持され、一方(図6及び図7で左側)の
回転軸15にはモータ17の出力軸17aが連結され、
該モータ17の正転・逆転作動によって上記ロータリデ
ッキプレート12を上下方向に回転させるようになって
いる。具体的には、上記ロータリデッキプレート12
は、入庫時には上記両弾性ブロック14,14を上向き
にしてパレットPの両車輪載置部p1 ,p1 外側の立上
がり部p2 ,p2 に対応するよう回転する(図8(a)
参照)一方、旋回装置11作動時には上記両弾性ブロッ
ク14,14を横向きにして上記パレットPと干渉しな
いよう回転し(図8(c)参照)、さらには、奥部の立
体駐車装置Aに対する入出庫時、両弾性ブロック14,
14を下向きにして該両弾性ブロック14,14が車両
Cの通過を邪魔しないよう回転するようになっている
(図8(b)参照)。
【0034】また、上記モータ17側の支持枠16上端
には、ロータリデッキプレート12の係合孔12aに係
脱可能に係合するストッパー18が流体若しくは電動駆
動のシリンダ19のピストンロッド19a先端に連結さ
れて出退可能に配置され、上記ロータリデッキプレート
12を回転させる際には、上記シリンダ19の収縮作動
により上記ストッパー18を後退させて上記係合孔12
aより離脱させる一方、上記デッキプレート12を両弾
性ブロック14,14の上向き姿勢及び下向き姿勢に保
持する際には、上記シリンダ19の伸張作動により上記
ストッパー18を進出させて上記係合孔12aに係合さ
せるようになっている。
【0035】一方、上記両立体駐車装置A,Aの間には
間仕切りドア20が開閉可能に設けられ、奥部の立体駐
車装置Aの上記間仕切りドア20内側には、スイングデ
ッキプレート21を有するスイングデッキ装置22が鉛
直姿勢と水平姿勢をとり得るように90°の範囲で上下
方向に回転可能に設けられている。図12及び図13に
拡大詳示するように、該スイングデッキ装置22のスイ
ングデッキプレート21は、上記ロータリデッキ装置1
3のロータリデッキプレート12と同様に幅の狭い矩形
形状をしており、その片面にはゴム等の弾性体からなる
一対の弾性ブロック14,14がパレットPの2つの車
輪載置部p1 ,p1 間の最大幅Wに対応する間隔をあけ
て突設されている。
【0036】上記スイングデッキ装置22のスイングデ
ッキプレート21の裏面側にはモータ23が設置され、
その出力軸23aにはアーム24の一端が連結されてい
るとともに、該アーム24の他端には押上げローラ24
a,24aが連結され、上記モータ23の正転・逆転作
動により、車両Cが両立体駐車装置A,Aを通過する際
には通路を確保すべく上記スイングデッキプレート21
を水平姿勢(図13実線参照)に保持し、奥部の立体駐
車装置AでパレットPが旋回する際にはパレットPとの
干渉を避けるべく上記スイングデッキプレート21を鉛
直姿勢(図13仮想線参照)をとるようになっている。
なお、上記スイングデッキプレート21が水平姿勢をと
っている状態で、押上げローラ24a,24aはスイン
グデッキプレート21から離れているが、該スイングデ
ッキプレート21は、旋回時にパレットPを案内支持す
る支持ローラ40,40で下方から水平に支持されてい
る。
【0037】上記手前の立体駐車装置Aの乗入れ階3の
入出庫口2側から見て手前と奥部との2箇所には、昇降
デッキプレート25を有する2基の昇降デッキ装置2
6,26が上記旋回装置11を挟むように上下方向に昇
降可能に設けられている。
【0038】図9及び図10に拡大詳示するように、上
記昇降デッキ装置26の昇降デッキプレート25は、支
持台27に一対の平行リンク28,28によって昇降可
能に水平に支持され、該両平行リンク28,28はロッ
ド29によって連結されているとともに、一方(図9右
側)の平行リンク28の下端にはその下方に設置された
揺動シリンダ30のピストンロッド30a先端に連結さ
れ、該揺動シリンダ30の伸縮作動を3段階に切り換え
ることにより上記昇降デッキプレート25の高さを3段
階に変位させるようになっている。具体的には、上記昇
降デッキプレート25は、車両乗入れ・乗出し時には乗
入れ面レベル直下まで上昇しパレットPを下方から支持
して乗入れ面レベルに位置付けて車両Cの入出庫時のパ
レットPの転倒を防ぐ(図9及び図10一点鎖線参照)
一方、車両Cの向きを変える時には上記旋回装置11の
旋回動作を阻害しないレベルまで下降し(図9及び図1
0実線参照)、さらに、奥部の立体駐車装置Aに対する
入出庫時、乗入れ面レベルまで上昇し車路としての機能
を付与するようになっている(図9及び図10二点鎖線
参照)。
【0039】また、上記各昇降デッキ装置26の昇降デ
ッキプレート25には、2つのパレット支持具31,3
1が上下動可能に設けられている(図4参照)。図11
に拡大詳示するように、上記各パレット支持具31に
は、三角形状のレバー32の1つ目の角部が固定され、
2つ目の角部には連結部材33の上端が回動可能に連結
され、該連結部材33の下端には長孔33aが形成さ
れ、該連結部材33の下端は上記長孔33aにボルト3
4を挿入することで支持台27に上下方向に移動可能に
連結されている。また、上記レバー32の3つ目の角部
はコイルスプリング35によって昇降デッキプレート2
5に連結され、上記レバー32はコイルスプリング35
のばね力によって常時図11時計回り方向に付勢され、
各パレット支持具31を昇降デッキプレート25上面か
ら上方に突出させている。
【0040】具体的には、上記各パレット支持具31
は、上記昇降デッキプレート25が乗入れ面レベルに達
していない時には、上記コイルスプリング35のばね力
によりレバー32を図11時計回り方向に回転させ、デ
ッキプレート面から上方に突出し(図11実線参照)、
昇降デッキプレート25が乗入れ面レベル直下に達した
際にパレットPを下方から支持して乗入れ面レベルに位
置付ける一方、奥部の立体駐車装置Aに対する入出庫
時、上記昇降デッキプレート25が乗入れ面レベルに達
すると、コイルスプリング35のばね力に抗してレバー
32が図11反時計回り方向に回転させ車両Cの通過の
邪魔にならないようデッキプレート面とほぼ同じレベル
まで下方に後退する。これらの動作は、上記昇降デッキ
プレート25の昇降動作に連動して行われるものであ
る。すなわち、昇降デッキプレート25が上昇すると、
連結部材33が下方に引っ張られ、これによりレバー3
2がコイルスプリング35のばね力に抗して図11反時
計回り方向に回転し、その結果、各パレット支持具31
が倒れてその高さが昇降デッキプレート25の上面とほ
ぼ同じになるのである。
【0041】一方、奥部の立体駐車装置Aにもデッキが
旋回装置11´を挟むように両側に設けられているが、
こちらのデッキは固定デッキ36であり、旋回装置11
´の旋回時にパレットPと干渉しないように乗入れ面レ
ベルより低い位置に設けている。
【0042】上記両立体駐車装置A,Aの各昇降台9に
は、一対の乗降デッキプレート37,37が距離を隔て
て上載され、該両乗降デッキプレート37,37は、旋
回装置11,11´上でパレットPが長手方向端部を入
出庫口2側に向けて車両乗入れ・乗出し姿勢をとった状
態で、上記パレットPの両側に位置し、入出庫時に利用
者が乗降りできるようになっている(図5参照)。ま
た、手前の立体駐車装置Aの昇降台9の両乗降デッキプ
レート37,37は、昇降台9が乗入れ階3に着床した
状態において、上記両昇降デッキ装置26,26に受け
渡して支持され、奥部の立体駐車装置Aに対する入出庫
時、乗入れ面レベルに位置して車路としての機能を付与
するようになっている。奥部の立体駐車装置Aの昇降台
9の両乗降デッキプレート37,37は、昇降台9が乗
入れ階3に着床した状態において、上記両固定デッキ装
置36,36に受け渡して支持され、固定デッキ装置3
6,36と同様に、旋回装置11´の旋回時にパレット
Pと干渉しない位置、すなわち乗入れ面より低い位置で
支持されるようになっている。
【0043】上記両立体駐車装置A,Aの各昇降台9に
は、旋回装置11,11´の旋回テーブル11a,11
´aより広いパレット支持プレート38が受け部9a,
9a,…によって下方から支持されて上載され、該パレ
ット支持プレート38は、パレットPを昇降台9から旋
回装置11,11´に受け渡す際、該旋回装置11の旋
回テーブル11a,11´a上にパレットPと共に受け
渡され、上記パレットPを旋回装置11,11´上に支
持してパレットPが撓まないようにしている。また、手
前の立体駐車装置Aの昇降台9に上載されたパレット支
持プレート38は、奥部の立体駐車装置Aに対する入出
庫時、乗入れ面レベルに位置し車路としての機能を付与
するようになっている。
【0044】なお、上記昇降台9の長手方向両端には、
案内ローラ39,39,…が設けられ、この案内ローラ
39と上記各格納棚6の案内ローラ7との間で車両Cを
パレットPごと受け渡すようになっている。
【0045】次に、上記実施例の入庫の要領を説明す
る。
【0046】まず、車両Cの進入に備えてロータリデッ
キ装置13は両弾性ブロック14,14を上向きにした
表向き姿勢になっている(図8(a)参照)。また、両
昇降デッキ装置26,26は各昇降デッキプレート25
を乗入れ面レベル直下まで上昇させ、旋回装置11上の
空パレットPを下方から支持して乗入れ面レベルに位置
付けている。
【0047】次いで、車両Cが入出庫口2から乗入れ階
3に進入し上記空パレットPに乗り入れる。
【0048】この際、上記両弾性ブロック14,14
が、図4に仮想線で示す上記空パレットPの両車輪載置
部p1 ,p1 外側の立上がり部p2 ,p2 の手前に対応
していることから、車両Cが空パレットPに乗り入れる
際にその乗入れ位置が中心から外れて車輪が上記両立上
がり部p2 ,p2 に接触しようとしても、その手前にあ
る上記両弾性ブロック14,14に当たって両立上がり
部p2 ,p2 には当たらず、車輪の損傷を防止すること
ができる。
【0049】さらに、この状態で昇降台9の両乗降デッ
キプレート37,37が上記パレットPの両側に位置し
ていることから、利用者はこれを両乗降デッキプレート
37,37を通過することで、つまり踏み台として利用
することでスムーズに降車することができる。
【0050】その後、手前の立体駐車装置Aに入庫する
場合には、上記ロータリデッキ装置13のストッパー1
8をシリンダ19の収縮作動により後退させてロータリ
デッキプレート12の係合孔12aから離脱させ、この
状態でモータ17を作動させて上記ロータリデッキプレ
ート12を図8(c)の鉛直姿勢に回転させ、旋回装置
11の旋回に備える。また、上記各昇降デッキ装置26
の昇降デッキプレート25を揺動シリンダ30の伸張作
動により下降させ、旋回装置11の旋回動作を阻害しな
いようにするとともに車載パレットPを旋回装置11上
に受け渡す。
【0051】この状態で上記空パレットPは、支持面積
が広いパレット支持プレート38を介して旋回装置11
上に支持されていることから、車両Cを搭載しても旋回
テーブル11aでダイレクトに支持する場合のようには
撓まずその支持状態を安定させることができる。
【0052】その後、上記旋回装置11を作動させて車
載パレットPの向きを水平面内で90°変えた後、昇降
台9を目的の格納棚6側方まで上昇させ、車両Cをパレ
ットPごと格納棚6に受け渡して格納する。
【0053】一方、奥部の立体駐車装置Aに格納する場
合には、上記ロータリデッキ装置13のストッパー18
をシリンダ19の収縮作動により後退させてロータリデ
ッキプレート12の係合孔12aから離脱させ、この状
態でモータ17を作動させて上記デッキプレート12を
図8(b)の裏向き姿勢に回転させ、両弾性ブロック1
4,14をデッキプレート面の下方に位置させる。ま
た、手前の立体駐車装置Aの昇降台9はパレットPを搭
載しない状態で下降し、乗降デッキプレート37,37
を昇降デッキ装置26,26に支持させて、パレット支
持プレート38を旋回テーブル11aに支持させる一
、上記各昇降デッキ装置26の昇降デッキプレート2
5を最上段に上昇させる。これによりパレット支持具3
1,31が下方に後退して昇降デッキプレート25の表
面がフラットになるとともに、乗降デッキプレート3
7,37も旋回装置11上のパレット支持プレート38
と同じ高さとなり、ロータリデッキプレート12、昇降
デッキプレート25、乗降デッキプレート37及びパレ
ット支持プレート38でもって車両Cが通過する車路を
構成する。
【0054】その後、間仕切りドア20を開いて奥部の
立体駐車装置Aで待機中の空パレットPに乗り入れ、ス
イングデッキ装置22のモータ23を作動させてスイン
グデッキプレート21を図13の仮想線の鉛直姿勢に回
転させて車載パレットPの旋回に干渉しないようにし、
この状態で上記旋回装置11´を旋回作動させて上記車
載パレットPの向きを水平面内で90°変え、さらに、
昇降台9を目的の格納棚6側方まで上昇させ、車両Cを
パレットPごと格納棚6に受け渡して格納する。
【0055】なお、出庫の要領は入庫と逆の要領で行え
ばよいので説明を省略する。この場合、ロータリデッキ
装置13の各弾性ブロック14をロータリデッキプレー
ト12の下方に位置させているので、車両Cの退出動作
の邪魔をすることはない。
【0056】このように、本実施例では、立体駐車装置
Aの旋回装置11を旋回動作だけにし、その代わりに手
前の立体駐車装置Aの昇降デッキ装置26の各昇降デッ
キプレート25を下降させ、これにより旋回時における
パレットPの干渉を避けるようにしていることから、旋
回装置11を上昇させない分だけ乗入れ階3の天井を低
くしてその省スペース化を図ることができる。
【0057】なお、上記実施例では、手前の立体駐車装
置Aのみ昇降デッキ装置26等を設けたが、奥部の立体
駐車装置Aも同様に構成してもよく、さらには、3基以
上の立体駐車装置Aを連設した自走縦重列立体駐車設備
Bにも適用することができるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、昇降デッキ装置の昇降デッキプレート
を、車両乗入れ・乗出し時には乗入れ面レベル直下まで
上昇させパレットを下方から支持して乗入れ面レベルに
位置付ける一方、車両の向きを変える時には旋回装置の
旋回動作を阻害しないレベルまで下降させるようにした
ので、車両の向きを旋回装置の旋回動作だけで変えるこ
とができ、上昇動作を不要とする分だけ乗入れ階の天井
を低くしてその省スペース化を図ることができる。
、入出庫口と手前の昇降デッキ装置との間にロータリ
デッキ装置を上下方向に回転可能に設け、該ロータリデ
ッキ装置のロータリデッキプレートの片面に一対の弾性
ブロックを突設し、上記ロータリデッキプレートを、入
庫時には上記両弾性ブロックを上向きにしてパレットの
両立上がり部に対応するよう回転させる一方、旋回装置
作動時には上記両弾性ブロックを横向きにして上記パレ
ットと干渉しないよう回転させた。したがって、入庫
時、車両がパレットに乗り入れる際にその乗入れ位置が
中心から外れても上記両弾性ブロックで車輪が損傷しな
いよう両立上がり部に当たらないようにすることができ
る。また、旋回装置作動時には、上記ロータリデッキプ
レートがパレットと干渉しないよう横向きになるので、
パレットの姿勢変更に支障をきたさないようにできる。
【0059】請求項に係る本発明によれば、パレット
が旋回装置上で車両乗入れ・乗出し姿勢をとった際、利
用者が乗降りする一対の乗降デッキプレートを上記パレ
ットの両側に位置するように昇降台に上載したので、入
出庫に際し、利用者が上記両乗降デッキプレートを通過
することで乗降りをスムーズに行うことができる。
【0060】請求項に係る本発明によれば、パレット
を昇降台から旋回装置に受け渡す際、上記昇降台上に上
載したパレット支持プレートを旋回装置にパレットと共
に受け渡し、上記パレットを旋回装置上に支持するよう
にしたので、パレットをパレット支持プレートで安定し
て旋回装置上に支持することができる。
【0061】請求項に係る本発明によれば、奥部の立
体駐車装置に対して入出庫する際、手前の立体駐車装置
の両昇降デッキ装置の昇降デッキプレートに車路として
の機能を付与したので、専用の入退出車路を設けること
なく該各昇降デッキプレートを通過して入退出すること
ができ、設備費用を低減することができる。
【0062】請求項に係る本発明によれば、手前の立
体駐車装置の各昇降デッキ装置の昇降デッキプレートに
パレット支持具を上下動可能に設け、該パレット支持具
を、上記昇降デッキプレートが乗入れ面レベルに達して
いない時にはデッキプレート面から上方に突出させ、昇
降デッキプレートが乗入れ面レベル直下に達した際にパ
レットを下方から支持して乗入れ面レベルに位置付ける
一方、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、上記昇降
デッキプレートが乗入れ面レベルに達すると車両の通過
の邪魔にならないようデッキプレート面とほぼ同じレベ
ルまで下方に後退させた。したがって、パレット支持具
を奥部の立体駐車装置に対して入出庫する時に、昇降デ
ッキプレートのデッキプレート面とほぼ同じレベルまで
下方に後退させ、車両の通過の邪魔にならないようにす
ることができる。
【0063】請求項に係る本発明によれば、手前の立
体駐車装置のロータリデッキ装置のロータリデッキプレ
ートに、奥部の立体駐車装置に対して入出庫する際、両
弾性ブロックを下向きにして該両弾性ブロックが車両の
通過を邪魔しないよう回転する機能を付与したので、両
弾性ブロックを奥部の立体駐車装置に対して入出庫する
時に下向きにして車両の通過の邪魔にならないようにで
きる。
【0064】請求項に係る本発明によれば、奥部の立
体駐車装置に対して入出庫する際、手前の立体駐車装置
の昇降台の両乗降デッキプレートに車路としての機能を
付与したので、専用の入退出車路を設けることなく両乗
降デッキプレートを通過して入退出することができ、設
備費用を低減することができる。
【0065】請求項に係る本発明によれば、奥部の立
体駐車装置に対して入出庫する際、手前の立体駐車装置
の昇降台に上載されたパレット支持プレートに車路とし
ての機能を付与したので、専用の入退出車路を設けるこ
となくパレット支持プレートを通過して入退出すること
ができ、設備費用を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ式自走縦重列立体駐車設備を一部破
断して示す正面図である。
【図2】エレベータ式自走縦重列立体駐車設備を一部破
断して示す側面図である。
【図3】エレベータ式自走縦重列立体駐車設備の乗入れ
階の平面図である。
【図4】エレベータ式自走縦重列立体駐車設備において
入出庫口側から見て手前の立体駐車装置の乗入れ階を乗
入れ階側から見た平面図である。
【図5】エレベータ式自走縦重列立体駐車設備において
入出庫口側から見て奥部の立体駐車装置の乗入れ階を最
下段の格納棚側から見た平面図である。
【図6】ロータリデッキ装置の平面図である。
【図7】ロータリデッキ装置の正面図である。
【図8】(a)は入出庫口側から見て手前の立体駐車装
置に対し入出庫する際におけるロータリデッキの回転姿
勢を示す側面図、(b)は入出庫口側から見て奥部の立
体駐車装置に対し入出庫する際におけるロータリデッキ
の回転姿勢を示す側面図、(c)は入出庫口側から見て
手前の立体駐車装置の旋回装置作動時におけるロータリ
デッキの回転姿勢を示す側面図である。
【図9】昇降デッキ装置の正面図である。
【図10】昇降デッキ装置の側面図である。
【図11】昇降デッキ装置のパレット支持具取付け部分
を示す側面図である。
【図12】スイングデッキ装置を一部破断して示す平面
図である。
【図13】図12のXIII−XIII線における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 2 入出庫口 3 乗入れ階 5 昇降路 6 格納棚 9 昇降台 11,11´ 旋回装置 11a,11´a 旋回テーブル 12 ロータリデッキプレート 13 ロータリデッキ装置 14 弾性ブロック 25 昇降デッキプレート 26 昇降デッキ装置 31 パレット支持具 37 乗降デッキプレート 38 パレット支持プレート A エレベータ式立体駐車装置 B エレベータ式自走縦重列立体駐車
設備 C 車両 P パレット p1 車輪載置部 p2 立上がり部 W 車輪載置部間の最大幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−141114(JP,A) 特開 平7−150800(JP,A) 特開 平7−42399(JP,A) 特開 昭63−284372(JP,A) 実開 平4−94063(JP,U) 実開 平7−26531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/14 601 E04H 6/14 604 E04H 6/18 601 E04H 6/18 606 E04H 6/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出庫時、昇降路を昇降する昇降台と上
    記昇降路の側方に階層状に設けられた複数の格納棚との
    間で車両をパレットごと受け渡すとともに、乗入れ階に
    設けられた旋回装置により車両の向きを水平面内で格納
    姿勢又は退出姿勢になるよう変えるようにしたエレベー
    タ式立体駐車装置であって、 上記乗入れ階の入出庫口側から見て手前と奥部との2箇
    所には、昇降デッキプレートを有する2基の昇降デッキ
    装置が上記旋回装置を挟むように上下方向に昇降可能に
    設けられ、 上記各昇降デッキ装置の昇降デッキプレートは、車両乗
    入れ・乗出し時には乗入れ面レベル直下まで上昇しパレ
    ットを下方から支持して乗入れ面レベルに位置付ける一
    方、車両の向きを変える時には上記旋回装置の旋回動作
    を阻害しないレベルまで下降するようになされており、 上記入出庫口と手前の昇降デッキ装置との間には、ロー
    タリデッキプレートを有するロータリデッキ装置が上下
    方向に回転可能に設けられ、 上記ロータリデッキ装置のロータリデッキプレートの片
    面には、一対の弾性ブロックがパレットの2つの車輪載
    置部間の最大幅に対応する間隔をあけて突設され、 上記ロータリデッキプレートは、入庫時には上記両弾性
    ブロックを上向きにしてパレットの両車輪載置部外側の
    立上がり部に対応するよう回転する一方、旋回装置作動
    時には上記両弾性ブロックを横向きにして上記パレット
    と干渉しないよう回転す ることを特徴とするエレベータ
    式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 昇降台には、旋回装置上でパレットが長
    手方向端部を入出庫口側に向けて車両乗入れ・乗出し姿
    勢をとった状態で、利用者が乗降りする一対の乗降デッ
    キプレートが上記パレットの両側に位置するように上載
    されていること特徴とする請求項1記載のエレベータ式
    立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 昇降台には、旋回装置の旋回テーブルよ
    り広いパレット支持プレートが上載され、 該パレット支持プレートは、パレットを昇降台から旋回
    装置に受け渡す際、該旋回装置の旋回テーブル上にパレ
    ットと共に受け渡され、上記パレットを旋回装置上に支
    持するようになされていることを特徴とする請求項1記
    載のエレベータ式立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 エレベータ式立体駐車装置が建物内部に
    入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、
    車両が入出庫口と各々の立体駐車装置との間を自走する
    エレベータ式自走縦重列立体駐車設備であって、 少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車装置
    は、請求項1記載の立体駐車装置であり、 該手前の立体駐車装置の各昇降デッキ装置の昇降デッキ
    プレートは、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、乗
    入れ面レベルまで上昇し車路としての機能を有すること
    を特徴とするエレベータ式自走縦重列立体駐車設備。
  5. 【請求項5】 手前の立体駐車装置の各昇降デッキ装置
    の昇降デッキプレートには、パレット支持具が上下動可
    能に設けられ、 該パレット支持具は、上記昇降デッキプレートが乗入れ
    面レベルに達していない時には該昇降デッキプレート面
    から上方に突出し、昇降デッキプレートが乗入れ面レベ
    ル直下に達した際にパレットを下方から支持して乗入れ
    面レベルに位置付ける一方、奥部の立体駐車装置に対す
    る入出庫時、上記昇降デッキプレートが乗入れ面レベル
    に達すると車両の通過の邪魔にならないようデッキプレ
    ート面とほぼ同じレベルまで下方に後退することを特徴
    とする請求項記載のエレベータ式自走縦重列立体駐車
    設備。
  6. 【請求項6】 前の立体駐車装置のロータリデッキ装
    置のロータリデッキプレートは、奥部の立体駐車装置に
    対する入出庫時、両弾性ブロックを下向きにして該両弾
    性ブロックが車両の通過を邪魔しないよう回転する機能
    を有することを特徴とする請求項4記載のエレベータ式
    自走縦重列立体駐車設備。
  7. 【請求項7】 エレベータ式立体駐車装置が建物内部に
    入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、
    車両が入出庫口と各々の立体駐車装置との間を自走する
    エレベータ式自走縦重列立体駐車設備であって、 少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車装置
    は、請求項記載の立体駐車装置であり、 該手前の立体駐車装置の昇降台の両乗降デッキプレート
    は、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、乗入れ面レ
    ベルに位置し車路としての機能を有することを特徴とす
    るエレベータ式自走縦重列立体駐車設備。
  8. 【請求項8】 エレベータ式立体駐車装置が建物内部に
    入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、
    車両が入出庫口と各々の立体駐車装置との間を自走する
    エレベータ式自走縦重列立体駐車設備であって、 少なくとも入出庫口側から見て最も手前の立体駐車装置
    は、請求項記載の立体駐車装置であり、 該手前の立体駐車装置の昇降台に上載されたパレット支
    持プレートは、奥部の立体駐車装置に対する入出庫時、
    乗入れ面レベルに位置し車路としての機能を有すること
    を特徴とするエレベータ式自走縦重列立体駐車設備。
JP22809795A 1995-09-05 1995-09-05 エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備 Expired - Fee Related JP3375464B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22809795A JP3375464B2 (ja) 1995-09-05 1995-09-05 エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備
TW084110882A TW419561B (en) 1995-09-05 1995-10-17 Elevator type spatial parking device, and elevator type selfmoving, vertically arranged spatial parking device
KR1019950037186A KR970015984A (ko) 1995-09-05 1995-10-25 엘리베이터식 입체주차장치 및 엘리베이터식 자주종중열 입체주차설비
CN95118123A CN1086013C (zh) 1995-09-05 1995-10-31 升降式立体停车装置以及升降式自行多列立体停车设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22809795A JP3375464B2 (ja) 1995-09-05 1995-09-05 エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0972123A JPH0972123A (ja) 1997-03-18
JP3375464B2 true JP3375464B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=16871149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22809795A Expired - Fee Related JP3375464B2 (ja) 1995-09-05 1995-09-05 エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP3375464B2 (ja)
KR (1) KR970015984A (ja)
CN (1) CN1086013C (ja)
TW (1) TW419561B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100455761C (zh) * 2005-01-11 2009-01-28 新明和工程株式会社 车辆升降装置以及具备该装置的机械式停车设备
JP5013783B2 (ja) * 2006-09-01 2012-08-29 新明和エンジニアリング株式会社 箱形循環式駐車装置
JP4615572B2 (ja) * 2008-02-19 2011-01-19 住友重機械工業株式会社 機械式駐車場
CN101487353B (zh) * 2009-02-12 2010-06-23 河北科技大学 立体车库用多方向车辆存取装置
CN105545044A (zh) * 2016-01-18 2016-05-04 于君 一种用于停车设备的可升降和回转的载车板
CN105971350B (zh) * 2016-06-13 2018-03-06 株洲华盛实业有限公司 一种立体车库上载车板踏板的自动收放方法及装置
CN107542296A (zh) * 2016-06-23 2018-01-05 谭燕斌 一种快捷智能立体停车库
CN107338992B (zh) * 2017-08-02 2023-09-12 芜湖昊葛金自动化科技有限公司 一种螺旋升降式停车库系统
CN108316710A (zh) * 2018-04-10 2018-07-24 胡伟 一种回转梳齿升降立体车库及其控制方法
CN108412280B (zh) * 2018-05-07 2024-01-26 徐州安普瑞特能源科技有限公司 立体停车库中车辆在电梯中旋转调头装置
CN108798098A (zh) * 2018-06-26 2018-11-13 陆建兴 立体停车库载车板

Also Published As

Publication number Publication date
TW419561B (en) 2001-01-21
KR970015984A (ko) 1997-04-28
JPH0972123A (ja) 1997-03-18
CN1086013C (zh) 2002-06-05
CN1144870A (zh) 1997-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3375464B2 (ja) エレベータ式立体駐車装置及びエレベータ式自走縦重列立体駐車設備
JPH04353175A (ja) 立体駐車装置
JP2001207671A (ja) 機械式駐車場のリフト装置
JP3186606B2 (ja) 格納場における入出庫室の構造
JP3606342B2 (ja) 機械式立体駐車装置
JP3047090B2 (ja) エレベータ式立体駐車装置
JPH09158513A (ja) 機械式駐車装置
JP2544434Y2 (ja) 機械式駐車設備の車両乗入部構造
JP2679750B2 (ja) 立体駐車場
JP6010400B2 (ja) 駐車装置
JP3049463B2 (ja) エレベータ式立体駐車装置
JP2005179051A (ja) 移載用昇降台車
JP2869352B2 (ja) 機械式駐車場におけるパレットの半ドア防止装置
JP2633180B2 (ja) 中間乗入型エレベータ式駐車装置及び車両の入出庫方法
JPH028055Y2 (ja)
KR20030015323A (ko) 포크승강기식 주차설비
JP4379850B2 (ja) 複数の入出庫口を有する3縦列型昇降式駐車装置
JP3240490B2 (ja) 立体駐車装置の車両入出庫装置
JP2003097079A (ja) 多層箱形循環式駐車装置
JPH0734704A (ja) 自動格納装置における車両等の入出庫方法
JPH0468177A (ja) 立体駐車装置
JPH02221567A (ja) 垂直循環式駐車装置
JPH09217517A (ja) 立体駐車設備
JPH0467553B2 (ja)
JP2001032560A (ja) 上下一体化した駐車棚を設けた駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081129

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees