JPH09217517A - 立体駐車設備 - Google Patents

立体駐車設備

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JPH09217517A
JPH09217517A JP2491996A JP2491996A JPH09217517A JP H09217517 A JPH09217517 A JP H09217517A JP 2491996 A JP2491996 A JP 2491996A JP 2491996 A JP2491996 A JP 2491996A JP H09217517 A JPH09217517 A JP H09217517A
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JP
Japan
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floor
pallet
parking
elevating
lifting
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JP2491996A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Tanaka
勝敏 田中
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇降駆動装置を下段昇降パレットの側方に設け
た構成の立体駐車設備において、下段昇降パレットの昇
降時に、通路用の下段昇降フロアが昇降駆動装置に干渉
することを防止する。 【解決手段】第2駐車階3に、左右方向へ移動自在な横
行パレット14を設け、横行パレット14の両側部に通路用
の固定フロア17を設け、第1駐車階2に、第2駐車階3
との間を昇降する下段昇降パレット19と、下段昇降パレ
ット19の側方に位置して下段昇降パレット19を昇降させ
る昇降駆動装置22と、昇降駆動装置22の上方で昇降自在
な通路用の下段昇降フロア41と、下段昇降フロア41を第
1駐車階2内で受け止める受け体42とを設け、下段昇降
パレット19に、受け体42で受止められた下段昇降フロア
41を下段昇降パレット19の上昇とともに第2駐車階3ま
で持上げる支持体45を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下複数段の駐車
階から成る立体駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車設備としては例
えば、図8に示すように、上下二段の駐車階71,72から
成るものが挙げられる。このうち、上段の駐車階71の前
方に、車両出入口73が形成されている。また、上段の駐
車階71には、車両74を支持可能でかつ左右方向へ移動自
在な横行パレット75が設けられている。また、下段の駐
車階72には、車両74を支持可能でかつ上記上段の駐車階
71との間を昇降する昇降パレット76が設けられている。
上記横行パレット75の両側部には、通路用のフロア77が
設けられており、同様に、昇降パレット76の両側部に
も、通路用のフロア78が設けられている。
【0003】これによると、車両74を下段の駐車階72へ
入庫する場合は、図8の仮想線(A)で示すように、目
的の昇降パレット76を下段の駐車階72から上段の駐車階
71まで上昇させる。この際、目的の昇降パレット76の上
方に横行パレット75がある場合は、前以てこの横行パレ
ット75を左右方向に移動させて目的の昇降パレット76の
上方から退避させておく。
【0004】その後、車両74を車両出入口73から後進さ
せて上段の駐車階71で待機する昇降パレット76に乗り込
ませる。そして、運転者は、車両74から下車し、通路用
のフロア78上を歩行して車両出入口73から退出する。そ
の後、目的の昇降パレット76を上段の駐車階71から下段
の駐車階72まで下降させることにより、車両74を下段の
駐車階72に駐車していた。また、車両74を下段の駐車階
72から出庫する場合は、入庫と逆の手順で行えばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、図8の仮想線で示すように、昇降パレッ
ト76を昇降させる昇降駆動装置79を昇降パレット76の側
方に設けた場合、昇降パレット76の昇降時にフロア78が
昇降駆動装置79に干渉してしまうといった問題があっ
た。
【0006】これを解決するためには、図9に示すよう
に、隣接する昇降パレット76間の間隔を広げればよい
が、これでは横行パレット75のフロア77と上段の駐車階
71まで上昇した昇降パレット76のフロア78との間に大き
な隙間80が形成され、フロア77,78上を歩行する人がこ
の隙間80に転落する危険性があった。また、各駐車階7
1,72の幅が大型化してしまうといった問題もあった。
【0007】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、昇降時、昇降パレットの通行用フロアが昇降パレッ
トの側方に設けられた昇降駆動装置に干渉せず、かつ人
が安全に通行用フロア上を歩行でき、幅方向の大型化を
招くことのない立体駐車設備を提供することを目的とし
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、上段の
駐車階に、車両を支持可能でかつ左右方向へ移動自在な
横行パレットを設け、この横行パレットの両側部に通路
用の固定フロアを設け、下段の駐車階に、車両を支持可
能でかつ上記上段の駐車階との間を昇降する昇降パレッ
トと、この昇降パレットの側方に位置して昇降パレット
を昇降させる昇降駆動装置と、昇降駆動装置の上方で昇
降自在な通路用の昇降フロアと、この昇降フロアを下段
の駐車階内で受け止める受け体とを設け、上記昇降パレ
ットに、受け体で受け止められた昇降フロアを昇降パレ
ットの上昇とともに上段の駐車階まで持ち上げる支持体
を設けたことを特徴としたものである。
【0009】これによると、昇降パレットを下段の駐車
階から上昇させた際、昇降パレットの上昇とともに、こ
の昇降パレットの支持体が受け体で受け止められた昇降
フロアを上段の駐車階まで持ち上げる。これにより、昇
降フロアは、上段の駐車階まで上昇した昇降パレットの
側方に、支持体で支持された状態で配設される。また、
昇降パレットを上段の駐車階から下降させた際、昇降フ
ロアは、支持体で支持された状態で、上記昇降パレット
とともに下降し、下段の駐車階内で受け体に受け止めら
れる。この後は、昇降パレットのみが下段の駐車階の下
限位置まで下降する。このように、昇降フロアは、昇降
する昇降パレットの支持体に支持された状態で、昇降駆
動装置の上方で昇降するため、昇降駆動装置に干渉する
ことはない。したがって、横行パレットの固定フロアと
上段の駐車階まで上昇した昇降パレットの昇降フロアと
の間に、昇降駆動装置を避けるための大きな隙間を形成
する必要もなく、人が安全にフロア上を歩行でき、立体
駐車設備の幅方向の大型化を招くこともない。
【0010】さらに、請求項2記載の発明は、昇降フロ
アと下段の駐車階の固定フレームとに、上記昇降フロア
を上下方向へ案内するガイド装置が設けられていること
を特徴としたものである。
【0011】これによると、昇降フロアは、ガイド装置
により案内されるため、正確かつ円滑に昇降する。さら
に、請求項3記載の発明は、ガイド装置は、昇降フロア
から下方へ垂設されたガイド棒と、固定フレームに設け
られかつ上記ガイド棒が上下動自在に嵌入されるガイド
筒体とから構成されていることを特徴としたものであ
る。
【0012】これによると、ガイド棒がガイド筒体に嵌
入された状態で、昇降フロアが上下方向へ案内されるた
め、支持体で支持された昇降フロアが昇降中に支持体か
ら脱落することを防止でき、さらに昇降フロアが受け体
から脱落することも防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。図5〜図7に示すように、
立体駐車設備1には、下段に位置する第1駐車階2と、
中段に位置する第2駐車階3と、上段に位置する第3駐
車階4とが形成されており、上記第1駐車階2は地下に
形成されたピット5内に設けられ、第2駐車階3は地上
1階に位置し、第3駐車階4は地上2階に位置してい
る。上記第1〜第3駐車階2,3,4にはそれぞれ、3
台の車両6を横一列に駐車可能な前位の駐車スペース7
と、3台の車両6を横一列に駐車可能な後位の駐車スペ
ース8とが形成されている。また、第2駐車階3の前方
には車両6の出入口9が形成されている。
【0014】図5に示すように、上記第3駐車階4にお
ける前位の各駐車スペース7と後位の各駐車スペース8
とにはそれぞれ、車両6を支持可能でかつ第2駐車階3
との間で昇降自在な上段昇降パレット11が左右方向に3
台づつ設けられている。各上段昇降パレット11の両側部
には、通路用の上段昇降フロア12が設けられている。
【0015】また、上記第2駐車階3における前位の各
駐車スペース7と後位の各駐車スペース8とにはそれぞ
れ、車両6を支持可能でかつ横方向(左右方向)へ移動
自在な横行パレット14が設けられている。このうち、前
位の横行パレット14の台数は前位の上段昇降パレット11
よりも1台少なく(すなわち左右方向に2台)、後位の
横行パレット14の台数も後位の上段昇降パレット11より
も1台少ない(すなわち左右方向に2台)。図1に示す
ように、各横行パレット14は、複数の車輪15を介して、
レール16に支持案内されている。各横行パレット14の両
側部には、通路用の固定フロア17が設けられている。
【0016】図5に示すように、上記第1駐車階2にお
ける前位の各駐車スペース7と後位の各駐車スペース8
とにはそれぞれ、車両6を支持可能でかつ第2駐車階3
との間で昇降自在な下段昇降パレット19が左右方向に3
台づつ設けられている。このうち、図7に示すように、
前位の各下段昇降パレット19の上方には前後左右4本の
支柱20を介して天井板21が設けられており、車両6は天
井板21上を前後に通過して後位の各駐車スペース8に出
入り可能となっている。
【0017】また、上記第1駐車階2には、各下段昇降
パレット19の側方に位置してこれら下段昇降パレット19
を昇降させる昇降駆動装置22が設けられている。すなわ
ち、図1〜図3に示すように、上記昇降駆動装置22は、
各下段昇降パレット19の両側方に位置する昇降自在な可
動フレーム23a,23bと、これら両可動フレーム23a,
23bの両側方に立設された固定フレーム24a,24bと、
下段昇降パレット19を昇降駆動させるモータ25と、この
モータ25で回転駆動される前後方向の回転軸26と、前後
で複数本のチェン29,31,35,38,39とから構成されて
いる。
【0018】上記モータ25は左右いずれか一側方の固定
フレーム24aの後部に設けられており、上記回転軸26は
軸受けを介して一側方の固定フレーム24aの上部横材40
に回転自在に設けられている。上記モータ25が回転する
ことによって、スプロケット27,28と駆動チェン29とを
介して回転軸26が回転駆動される。上記回転軸26には前
後一対のスプロケット30が設けられ、これらスプロケッ
ト30には、一端が一側方の固定フレーム24aに連結され
かつ他端が一側方の可動フレーム23aの縦部材53に連結
された第1チェン31が巻張されている。また、両固定フ
レーム24a,24bの下部および他側方の固定フレーム24
bの上部にはそれぞれスプロケット32,33,34が前後一
対設けられ、これらスプロケット32,33,34には、一端
が一方の可動フレーム23aの下部横材54に連結されかつ
他端が他方の可動フレーム23bの下部に連結された第2
チェン35が巻張されている。さらに、両可動フレーム23
a,23bの上部にはそれぞれスプロケット36,37が前後
一対設けられている。このうち一側方のスプロケット36
には、一端が下段昇降パレット19の一側部に連結されか
つ他端が一側方の固定フレーム24aの下部に連結された
第3チェン38が巻張されている。同様に、他側方のスプ
ロケット37には、一端が下段昇降パレット19の他側部に
連結されかつ他端が他側方の固定フレーム24bの下部に
連結された第4チェン39が巻張されている。
【0019】上記第1駐車階2には、下段昇降パレット
19ごとに、各昇降駆動装置22の上方で昇降自在な左右一
対の通路用の下段昇降フロア41と、これら下段昇降フロ
ア41を第1駐車階2内で受け止める左右一対の受け体42
とが設けられている。上記受け体42は、両固定フレーム
24a,24bの前後一対の縦材43の上端部にそれぞれ設け
られている。図4に示すように、これら受け体42の上面
には緩衝用のゴム板44が取付けられている。
【0020】また、図1〜図3に示すように、各下段昇
降パレット19の両側部の前後端にはそれぞれ、受け体42
で受け止められた下段昇降フロア41を下段昇降パレット
19の上昇とともに第2駐車階3まで持ち上げる支持体45
が設けられている。これら支持体45は、下段昇降パレッ
ト19の昇降とともに、昇降駆動装置22の前後方で昇降す
る。これら各支持体45の上面には、緩衝用のゴム板46が
取付けられている。
【0021】図3,図4に示すように、上記下段昇降フ
ロア41はガイド装置48により上下方向へ案内されてい
る。すなわち、上記ガイド装置48は、下段昇降フロア41
から下方へ垂設された前後一対のガイド棒49と、上記ガ
イド棒49が上下動自在に嵌入されるガイド筒体50とから
構成されている。上記各ガイド筒体50は、両固定フレー
ム24a,24bの前後一対の縦材43の上部から前後外方へ
突出して設けられたアーム51に取付けられている。各ガ
イド棒49の下端には、ガイド筒体50からの脱抜を防止す
る抜止め板52が設けられている。
【0022】以下、上記構成における作用を説明する。
例えば第2駐車階3の前位の駐車スペース7に車両6を
駐車する場合、図6に示すように、車両6を出入口9か
ら後進させて前位の横行パレット14上に乗り込ませて停
止させればよい。その後、運転者は、車両6から下車
し、固定フロア17上を歩行して出入口9より退出する。
また、第2駐車階3の前位の駐車スペース7から車両6
を出庫する場合、運転者は、固定フロア17上を歩行して
横行パレット14上の車両6に乗車し、車両6を前進させ
て出入口9から退出させればよい。
【0023】また、第3駐車階4の前位の駐車スペース
7に車両6を駐車する場合、前位の上段昇降パレット11
を第3駐車階4から第2駐車階3まで下降させる。この
際、上段昇降パレット11の下方に横行パレット14が存在
している場合は、この横行パレット14を左右方向(幅方
向)に横行させて退避させておく。その後、車両6を出
入口9から後進させて第2駐車階3に待機している上段
昇降パレット11上に乗り込ませる。その後、運転者は、
車両6から下車し、上段昇降フロア12(あるいは上段昇
降フロア12とこれに隣接している固定フロア17)上を歩
行して出入口9より退出する。その後、上記上段昇降パ
レット11を第2駐車階3から第3駐車階4まで上昇させ
ればよい。また、第3駐車階4の前位の駐車スペース7
から車両6を出庫する場合、運転者は、第2駐車階3ま
で下降した上段昇降パレット11の上段昇降フロア12(あ
るいは上段昇降フロア12とこれに隣接している固定フロ
ア17)上を歩行して上段昇降パレット11上の車両6に乗
車し、車両6を前進させて出入口9から退出させればよ
い。
【0024】また、第1駐車階2の前位の駐車スペース
7に車両6を駐車する場合、前位の下段昇降パレット19
を第1駐車階2から第2駐車階3まで上昇させる。すな
わち、図1,図2に示すように、モータ25が回転駆動す
ることによりスプロケット27,28と駆動チェン29とを介
して回転軸26が回転し、スプロケット30,32,33,34と
第1および第2チェン31,35とを介して両可動フレーム
23a,23bが上昇し、さらに、スプロケット36,37と第
3および第4チェン38,39とを介して下段昇降パレット
19が上昇する。
【0025】この際、上記下段昇降パレット19の上昇と
ともに、図1の実線および図3の仮想線で示すように、
上記下段昇降パレット19の支持体45が、昇降駆動装置22
の前方と後方を上昇して、受け体42で受け止められた下
段昇降フロア41を第2駐車階3まで持ち上げる。これに
より、下段昇降フロア41は、第2駐車階3まで上昇した
下段昇降パレット19の両側方に、支持体45で支持された
状態で配設される。その後、車両6を出入口9から後進
させて第2駐車階3に待機している下段昇降パレット19
上に乗り込ませる。その後、運転者は、車両6から下車
し、下段昇降フロア41(あるいは下段昇降フロア41とこ
れに隣接している固定フロア17)上を歩行して出入口9
より退出する。その後、モータ25を逆回転させることに
より、上記下段昇降パレット19を第2駐車階3から第1
駐車階2まで下降させればよい。
【0026】この際、下段昇降フロア41は、支持体45で
支持された状態で、上記下段昇降パレット19とともに下
降し、図2,図3に示すように第1駐車階2内で受け体
42に受け止められる。この後は、下段昇降パレット19の
みが第1駐車階2の下限位置まで下降する。この際、下
段昇降パレット19の支持体45は昇降駆動装置22の前方と
後方を下降する。
【0027】このように、下段昇降フロア41は、昇降す
る下段昇降パレット19の支持体45に支持された状態で、
昇降駆動装置22の上方で昇降するため、昇降駆動装置22
に干渉することはない。また、下段昇降パレット19の支
持体45は、昇降駆動装置22の前方と後方を昇降するた
め、昇降駆動装置22に干渉することはない。したがっ
て、横行パレットの固定フロア17と第2駐車階3まで上
昇した下段昇降パレット19の下段昇降フロア41との間
に、昇降駆動装置22を避けるための大きな隙間を形成す
る必要もなく、人が安全にフロア17,41上を歩行でき、
立体駐車設備1の幅方向の大型化を招くこともない。
【0028】さらに、下段昇降フロア41の昇降の際に
は、図4に示すように、ガイド棒49がガイド筒体50に嵌
入された状態で、下段昇降フロア41が上下方向へ案内さ
れて正確かつ円滑に昇降するため、支持体45で支持され
た下段昇降フロア41が昇降中に支持体45から脱落するこ
とを防止でき、さらに下段昇降フロア41が受け体42から
脱落することも防止できる。
【0029】また、第1駐車階2の前位の駐車スペース
7から車両6を出庫する場合、運転者は、第2駐車階3
まで上昇した下段昇降パレット19の下段昇降フロア41
(あるいは下段昇降フロア41とこれに隣接している固定
フロア17)上を歩行して下段昇降パレット19上の車両6
に乗車し、車両6を前進させて出入口9から退出させれ
ばよい。
【0030】さらに、後位の各駐車スペース8に車両6
を駐車する場合、図7に示すように、入出庫口9から進
入した車両6は、第1駐車階2にある前位の下段昇降パ
レット19の天井板21上を前方から後方へ通過し、後位の
各横行パレット14または後位の下段昇降パレット19ある
いは後位の上段昇降パレット11に乗り込む。これによ
り、車両6を後位の各駐車スペース8に駐車することが
できる。また、後位の各駐車スペース8から車両6を出
庫する場合、車両6は第1駐車階2にある前位の下段昇
降パレット19の天井板21上を後方から前方へ通過し、出
入口9から退出すればよい。
【0031】上記実施の形態では3階構造の立体駐車設
備1を挙げたが、2階構造または4階構造以上の立体駐
車設備1であってもよい。また、後位の駐車スペース8
を有さない立体駐車設備1であってもよく、この場合に
は前位の下段昇降パレット19の天井板21も不要となる。
さらに、各駐車階2,3,4はそれぞれ、3台分の車両
6が横一列に駐車可能に形成されているが、3台に限定
されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、昇降パレットを下段の駐車階
から上昇させた際、昇降パレットの上昇とともに、この
昇降パレットの支持体が受け体で受け止められた昇降フ
ロアを上段の駐車階まで持ち上げる。これにより、昇降
フロアは、上段の駐車階まで上昇した昇降パレットの側
方に、支持体で支持された状態で配設される。また、昇
降パレットを上段の駐車階から下降させた際、昇降フロ
アは、支持体で支持された状態で、上記昇降パレットと
ともに下降し、下段の駐車階内で受け体に受け止められ
る。この後は、昇降パレットのみが下段の駐車階の下限
位置まで下降する。このように、昇降フロアは、昇降す
る昇降パレットの支持体に支持された状態で、昇降駆動
装置の上方で昇降するため、昇降駆動装置に干渉するこ
とはない。したがって、横行パレットの固定フロアと上
段の駐車階まで上昇した昇降パレットの昇降フロアとの
間に、昇降駆動装置を避けるための大きな隙間を形成す
る必要もなく、人が安全にフロア上を歩行でき、立体駐
車設備の幅方向の大型化を招くこともない。
【0033】さらに、請求項2記載の発明によると、昇
降フロアは、ガイド装置により案内されるため、正確か
つ円滑に昇降する。さらに、請求項3記載の発明による
と、ガイド棒がガイド筒体に嵌入された状態で、昇降フ
ロアが上下方向へ案内されるため、支持体で支持された
昇降フロアが昇降中に支持体から脱落することを防止で
き、さらに昇降フロアが受け体から脱落することも防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における立体駐車設備の下
段昇降パレットの昇降駆動装置の後面図である。
【図2】下段昇降パレットを下降させた際の昇降駆動装
置の後面図である。
【図3】昇降駆動装置の側面図である。
【図4】ガイド装置の側面図である。
【図5】立体駐車設備の正面図である。
【図6】立体駐車設備の斜視図である。
【図7】立体駐車設備の各パレットの配置を示す概略側
面図である。
【図8】従来の立体駐車設備の正面図である。
【図9】従来の立体駐車設備の正面図である。
【符号の説明】
1 立体駐車設備 2 第1駐車階(下段の駐車階) 3 第2駐車階(上段の駐車階) 6 車両 14 横行パレット 17 固定フロア 19 下段昇降パレット 22 昇降駆動装置 24a,24b 固定フレーム 41 下段昇降フロア 42 受け体 45 支持体 48 ガイド装置 49 ガイド棒 50 ガイド筒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段の駐車階に、車両を支持可能でかつ
    左右方向へ移動自在な横行パレットを設け、この横行パ
    レットの両側部に通路用の固定フロアを設け、下段の駐
    車階に、車両を支持可能でかつ上記上段の駐車階との間
    を昇降する昇降パレットと、この昇降パレットの側方に
    位置して昇降パレットを昇降させる昇降駆動装置と、昇
    降駆動装置の上方で昇降自在な通路用の昇降フロアと、
    この昇降フロアを下段の駐車階内で受け止める受け体と
    を設け、上記昇降パレットに、受け体で受け止められた
    昇降フロアを昇降パレットの上昇とともに上段の駐車階
    まで持ち上げる支持体を設けたことを特徴とする立体駐
    車設備。
  2. 【請求項2】 昇降フロアと下段の駐車階の固定フレー
    ムとに、上記昇降フロアを上下方向へ案内するガイド装
    置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の立
    体駐車設備。
  3. 【請求項3】 ガイド装置は、昇降フロアから下方へ垂
    設されたガイド棒と、固定フレームに設けられかつ上記
    ガイド棒が上下動自在に嵌入されるガイド筒体とから構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の立体駐車
    設備。
JP2491996A 1996-02-13 1996-02-13 立体駐車設備 Pending JPH09217517A (ja)

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JP (1) JPH09217517A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009191515A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Nhk Spring Co Ltd 駐車装置
JP2009191566A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Nippatsu Parking Systems:Kk 駐車装置

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JP2009191515A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Nhk Spring Co Ltd 駐車装置
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