JP3435593B2 - 乗込場における載置台の移載装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は駐車装置の乗込場の
載置台に、入出庫する車両を昇降リフトの昇降で駐車室
への入出庫動作と、ターンテーブルに設けられた昇降駆
動部の昇降で回転室と乗込場との往復動を、別々に動作
させる事ができる載置台の移載装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の駐車場５２における入庫動作は、
図１０に示すように第１・第２乗込場２・３を地上面Ｇ
Ｌの昇降空間１５に隣接させて左右に設けてある。その
昇降空間１５は、回転台付載置台５１が設けられ車両を
方向転換可能にする回転室５０としている。回転台付載
置台５１は、回転室５０で回転するときに第１・第２乗
込場２・３まで回転台付載置台５１が入り込むため、１
台しか配置することができない。従って、第１乗込場２
又は第２乗込場３のどちらか一方側に回転台付載置台５
１が移動している。他方の回転台付載置台５１が移動し
ていない第１・第２乗込場２・３には、載置台がないの
で車両Ｃを乗り入れることができず、１台の回転台付載
置台５１を横行させて入出庫の処理をしていた。

【０００３】入庫する車両Ｃは、第２乗込場３の回転台
付載置台５１に車両Ｃを乗り込み、車両Ｃを搭載した回
転台付載置台５１を回転室５０に横行移動して、回転台
付載置台５１の下方で待機させていた昇降リフト９を上
昇させ回転台付載置台５１の車両Ｃを受け取る。車両Ｃ
を搭載した昇降リフト９は、収納室１３まで上昇して収
納室１３の横行トレイ１４を昇降リフト９の下面に横行
させる。横行した横行トレイ１４は、昇降リフト９を下
降させることで車両Ｃを受け取り、昇降リフト９をその
まま下降させる。車両Ｃは、横行トレイ１４に搭載され
て、収納室１３に横行して収納され入庫を完了する。

【０００４】出庫動作は、車両Ｃを搭載した横行トレイ
１４を収納室１３から昇降空間１５に横行して、横行ト
レイ１４に搭載されている車両Ｃを昇降リフト９を上昇
させることで昇降リフト９が車両Ｃを受け取り、横行ト
レイ１４を元の収納室１３に戻す。車両Ｃを搭載した昇
降リフト９は下降をはじめる。次に、第１・第２乗込場
２・３に設置してある回転台付載置台５１を回転室５０
に移動させ、昇降リフト９を回転室５０の回転台付載置
台５１の下面を過ぎ、ピットＰ１まで下降させて回転台
付載置台５１に車両Ｃを渡す。回転台付載置台５１は、
回転して車両Ｃを出口方向側に方向転換する。そして、
回転台付載置台５１は第１・第２乗込場２・３に横行し
て車両Ｃを乗り出して完了する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の駐車
場の乗込場は、載置台を回転させる空間でスペースをと
り、一台分の載置台しか入出庫の処理ができないため
に、２つの載置台があっても１つの載置台が稼働中は他
の載置台の動作ができなく、入出庫処理に時間を要して
いた。

【０００６】本発明は、入出庫処理時間の少ない駐車場
を目的として、乗込場に配置する載置台を複数台にし、
乗込場位置以外で載置台を回転させると共に昇降装置を
内蔵して乗込場との往復動を可能にする回転台を配し、
昇降リフトを他の車両の搬送の処理とを同時に動作する
回転台に設けた載置台の移載装置を提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、昇降
リフトが昇降する昇降空間があり、昇降空間の左右に駐
車室が駐車室と昇降空間とを往復動する横行トレイを駐
車室に配置して、昇降空間で昇降リフトと横行トレイと
を移動により車両の受け渡し可能にした駐車装置があ
る。その駐車装置の車両の乗込面位置は、昇降リフトと
車両の受け渡しを可能にする複数台の載置台を配置す
る。乗込面位置の下段には回転室を設け、回転室で回転
可能にした回転台を設ける。回転台は、前後の両端に昇
降リフトの昇降を案内するガイドレールを立設すると共
に、載置台を支持して横行可能にした昇降ローラ体を設
け、該昇降ローラ体に乗込面位置の昇降空間と回転室と
を上下動する昇降駆動部を設ける。昇降駆動部は、載置
台を乗込面位置の昇降空間と回転室とを往復動すると共
に、回転台の回転により方向転換する動作をする構成と
する。

【０００８】

【０００９】請求項２の発明は、回転台の昇降ローラ体
を複数体配置して、複数の載置台を保持する構成とす
る。

【００１０】請求項３の発明は、回転台の位置と複数の
乗込面の位置を少なくとも１箇所の乗込面を乗込面に対
して１段下方の位置に昇降駆動部が連動する回転台を配
置し、他の乗込面の位置を回転台に対して多段に離れた
位置にする構成とする。

【００１１】請求項１の構成では、昇降リフトが載置台
の車両を入出庫する動作中であっても、別の載置台を回
転台の昇降ローラ体により昇降して方向転換させる動作
をする作用がある。

【００１２】

【００１３】請求項２の構成では、回転台に昇降ローラ
体を組み込んだ状態で回転台の回転と、昇降ローラ体の
昇降とができる作用がある。

【００１４】請求項３の構成では、回転台に近い方の乗
込面の載置台を回転台の昇降駆動部で入出庫の処理をし
て、離れた位置の乗込面の載置台を昇降リフトで入出庫
の処理をすることで、入出庫の処理に干渉することなく
両方とも可動することができる作用がある。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施形態を図面で示し説明する。 （第１の実施形態）図１は、第１実施形態として駐車装
置１の地上面ＧＬ位置に第１乗込場２と第２乗込場３の
２箇所の乗込場を示し、第１・第２乗込場２・３に挟ま
れた中央部に開口部２８があり、その開口部２８の下段
位置には、回転台６が配置してある回転室５が設けられ
ている。回転台６は、車両Ｃを搭載して回転可能にした
円板形状のもので、４箇所にガイドレール８ａが立設さ
れ、載置台を昇降可能にする昇降駆動部２９を内蔵して
いる。第１乗込場２と第２乗込場３には、第１載置台１
６と第２載置台１７が横行可能に配置してある。

【００１６】開口部２８の上方は、昇降空間１５であっ
て、４隅にガイドレール８が立設され、ガイドレール８
の案内により昇降リフト９が昇降するようにしてある。
また、前記回転台６に立設されたガイドレール８ａと昇
降空間１５のガイドレール８間には隙間があり、昇降空
間１５に固定されたガイドレール８の下方を回転台６の
ガイドレール８ａが回転することができる。昇降リフト
９は、ガイドレール８とガイドレール８ａが同位置にい
るときに通過することができ、回転台６のガイドレール
８ａ内に降下することができる。

【００１７】第１・第２乗込場２・３の上部は、昇降空
間１５に隣接して収納室１３が備えられている。昇降空
間１５と収納室１３には、ローラ体１１で繋がってい
る。ローラ体１１は、複数個のローラ１２が横方向に面
一に軸着して、駆動モータ（図示略）により同方向に等
回転するようにしてあり、横行トレイ１４の両端を支持
して移動可能にしてある。

【００１８】収納室１３には、横行トレイ１４が配置さ
れ、車両Ｃを搭載して収納することができる。横行トレ
イ１４は、収納室１３と昇降空間１５を往復動して、昇
降空間１５の位置で昇降リフト９とすれ違い可能にして
あり、昇降リフト９から車両Ｃを受け取ることや、横行
トレイ１４上の車両Ｃを昇降リフト９に渡すことができ
る。

【００１９】昇降リフト９は、図示略の昇降装置からチ
ェンＳで吊り下げてあり、チェンＳの巻き上げ・巻き戻
しにより昇降する。チェンＳは、ガイドレール８内を鉛
直方向に吊り下げてあり、昇降リフト９の両端に固定し
てある。昇降リフト９の両端には、昇降リフト９のホー
ク９ａ上に車両Ｃを搭載したとき、片持ち状の荷重を保
持する吊り下げ部材３１がガイドレール８の内壁に沿っ
て挿入されて、その吊り下げ部材３１にチェンＳが固定
されている。

【００２０】図２は、回転室５内に設置される回転台６
を示めすものである。回転台６は、円板状のもので中心
に回転軸７を備え、回転軸７を中心にして回転可能にし
てあり、回転台６の外周の接触面２０に当接する回転台
駆動装置２１により駆動回転する。この回転台駆動装置
２１は一例であり、回転台６の下面に駆動する車輪を設
ける方式とか、ベルト・チェンで伝達する方式でもよ
い。

【００２１】回転台６の中央部を通る両端には、補助柱
１９が各２本立設され、補助柱１９間に昇降ローラ体１
８が設けられている。補助柱１９は、回転台６の回転に
より昇降空間１５に備えられたガイドレール８と同位置
にくるように設定されている。昇降ローラ体１８は、複
数個のローラ１２が横方向に面一に軸着されて、駆動モ
ータ（図示略）により同方向に等回転して、第１乗込場
２と昇降空間１５間、第２乗込場３と昇降空間１５間を
第１・２載置台１６・１７のレール３２を支持して横行
させる。補助柱１９のローラ１２は、乗込面４の下面を
回転するときに接触しない位置に備えられ、第１・２載
置台１６・１７のレール３２の下面を支持する。

【００２２】図３は、乗込面４を示す平面図であり、第
１乗込場２と第２乗込場３に第１・第２載置台１６・１
７が配置され、昇降空間１５の回転台６に昇降リフト９
が補助柱１９のガイドレール８ａ内に挿入されている。
第１乗込場２と第２乗込場３の乗込面４は、第１・第２
載置台１６・１７によって地上面ＧＬと面一のフラット
面が形成されている。図３では第１・第２載置台１６・
１７のホーク１４ａの間隙を塞ぐ閉塞材の図示を略して
説明する。第１・第２載置台１６・１７の下面には、床
面３３が縞鋼板等の鉄板によりピットＰを塞ぎ、車両Ｃ
及び人が安全に通行できるようにしてある。

【００２３】車両Ｃの入出庫動作について、図４乃至図
７に示し説明する。図４（ａ）は、車両Ｃが収納室１３
内に駐車している状態で、昇降リフト９が駐車されてい
る車両Ｃ１を受け取り第１乗込場２に出庫指令され、第
２乗込場３に入庫する車両Ｃ２が乗り込むところであ
る。回転台６は、補助柱１９をガイドレール８と連結さ
せ、昇降ローラ体１８を第１乗込場２のローラ体１１の
水平まで上昇させて、第１載置台１６を第１乗込場２か
ら昇降空間１５の位置にある回転体６の昇降ローラ体１
８に横行させる。

【００２４】図４（ｂ）の車両Ｃ１は、昇降リフト９が
下降して第１載置台１６に受け渡しされる。昇降リフト
９は、回転体６内で停止する。第１載置台１６は横行し
て第１乗込場２に移動される。入庫する車両Ｃ２は、第
２乗込場３の第２載置台１７上で停車している。第２乗
込場３の第２載置台１７は昇降空間１５へ横行される
と、回転体６内で停止していた昇降リフト９が上昇して
きて、第２載置台１７に載置してある車両Ｃ２を図５
（ａ）のように昇降リフト９が受け取り、指令された収
納室１３まで上昇させ、空になった第２載置台１７は元
の第２乗込場３に横行して戻り次の入庫又は出庫に待機
する。

【００２５】車両Ｃ１を搭載した第１載置台１６は、昇
降リフト９が２階２Ｆまで上昇すると昇降空間１５の位
置に横行して昇降ローラ体１８に第１載置台１６が挿入
すると、図５（ｂ）のように昇降ローラ体１８が下降し
て回転体６内に収納され、空になっている第２乗込場３
に入庫する車両Ｃ３が乗り入れる。回転体６内に収納さ
れた第１載置台１６は、図６のように回転室５内で１８
０゜回転して、車両Ｃ１の方向転換をする。昇降リフト
９はすでに入庫を終え、第１・第２乗込場２・３のロー
ラ体１１の下方位置に下降して待機している。

【００２６】（第２の実施形態）回転した車両Ｃ１は、
図７（ａ）のように昇降ローラ体１８を複数組み備えた
ものでは、第１昇降ローラ体２２と第２昇降ローラ体２
３がエンドレス状にした昇降駆動部２９により、第１載
置台１６が回転室５内でも第２載置台１７を第１・第２
乗込場２・３から昇降空間１５に横行させることができ
る。昇降空間１５に横行した車両Ｃ３は、待機していた
昇降リフト９を上昇させて車両Ｃ３を受け取り指令され
た階の収納室１３に入庫される。第１昇降ローラ体２２
が上昇して第１乗込場２のローラ体１１と水平位置で停
止し、図７（ｂ）のように第１乗込場２へ横行させる。
第１乗込場２に横行してきた車両Ｃ１は、駐車装置１か
ら乗り出し完了する。

【００２７】昇降ローラ体１８は、前後に２組み備えた
ものを説明すると、図８に示すように第１載置台１６と
第２載置台１７を回転台６に収納することができる第１
昇降ローラ体２２と第２昇降ローラ体２３の二対を設け
て、補助柱１９に沿って昇降可能にローラ体駆動モータ
によりエンドレス状に巻回してチェンに固定されてい
る。図８の第１ローラ載置台１６は、第１乗込場２に横
行した後、昇降駆動部２９のローラ体駆動モータ２４に
よりエンドレス状のチェンを回転させ、エンドレス状の
チェンの他方側（図８では右側）へ移動して下降する。

【００２８】第２ローラ載置台１７は、エンドレス状の
チェンの回転により上昇して第２乗込場３のローラ体１
１と水平位置に停止して第２乗込場３に第２載置台１７
を横行させる。回転台６が回転するときは、回転台６の
下面に設けられた回転体駆動輪２５の駆動力で回転す
る。回転体駆動輪２５は、ピットＰに円形の基盤とレー
ルが備えられ、それに沿って回転する。

【００２９】（第３の実施形態）図９では出庫動作の処
理時間を短縮する目的の駐車装置１であり入口より出口
を多くして、地上面ＧＬの位置を第３乗込場２７として
入口専用にして昇降空間１５の片側に備えている（もち
ろん両側に第３乗込場２７を備えてもよい）、そして地
下２階Ｂ２を出口専用として昇降空間１５の両側に２箇
所備えている。入庫する車両Ｃは第３乗込場２７へ乗り
込み、運転者が乗込場の外で操作盤（図示略）によって
指令する。車両Ｃを搭載した第３載置台２７ａは、空の
昇降リフト９がこの階のローラ体１１より下方に停止す
ると、昇降空間１５に横行して昇降リフト９を上昇させ
ることで、車両Ｃを昇降リフト９が受け取り、空になっ
た第３載置台２７ａは元に戻り、車両Ｃを受け取った昇
降リフト９は指令された収納室に昇降して行く。

【００３０】出庫動作は、地下２階Ｂ２に設けられた第
１乗込場２と第２乗込場３を出口として、地下３階Ｂ３
に設けられた回転室５で車両Ｃを方向転換して、前記出
口である第１乗込場２と第２乗込場３に車両Ｃを移動さ
せ乗り出して完了する。第１乗込場２か第２乗込場３に
車両Ｃを移動させるには、出庫車両Ｃを昇降リフト９に
横行トレイ１４から移載して下降させ、第１乗込場２又
は第２乗込場３の第１載置台１６・第２載置台１７を昇
降空間１５に横行させる。昇降空間１５に横行した第１
載置台１６・第２載置台１７は、車両Ｃを搭載した昇降
リフト９が地下３階Ｂ３まで下降すると車両Ｃを昇降リ
フト９から移載させ、車両Ｃを搭載した第１載置台１６
・第２載置台１７は元の第１乗込場２・第２乗込場３に
一旦戻り、昇降リフト９を地下２階Ｂ２以上に上昇さ
せ、次の入出庫車両を受け取りに昇降する。

【００３１】次に、車両を搭載した第１載置台１６・第
２載置台１７は昇降空間１５に横行すると、回転台６の
昇降ローラ体１８が地下３階Ｂ３内に下降して１８０゜
の回転する。回転した回転台６は、車両を搭載した第１
載置台１６・第２載置台１７を支持している昇降ローラ
体１８が地下２階Ｂ２の昇降空間１５まで上昇させる。
昇降ローラ体１８は、第１乗込場２・第２乗込場３のロ
ーラ体１１と水平位置でローラ１２を駆動回転すること
で第１乗込場２・第２乗込場３に移動させることができ
る。移動してきた第１載置台１６・第２載置台１７の車
両Ｃは第１乗込場２・第２乗込場３から乗り出し出庫を
完了する。

【００３２】この実施形態では出口を２箇所設けてある
ため、連続に出庫するときなど出庫車両Ｃを一時待機す
る待機場として、昇降ローラ体１８の昇降と回転台６の
回転により順次方向転換して出庫をすることができる。

【００３３】図９でも、回転室５の高さが低いが高くす
ることで、車両Ｃを回転台６に搭載した状態でも、昇降
リフト９を回転室５の上部に下降させることができ、も
う一方側の第１載置台１６・第２載置台１７に出庫車両
Ｃを搭載させることができ、処理をスピードアップする
ことができる。

【００３４】請求項１の発明では、回転台にガイドレー
ルが立設してあり、昇降リフトが昇降空間で昇降するガ
イドレールと連結することができ、回転室内に安全に昇
降リフトを降下させることができると共に、回転台に昇
降装置と横行装置が設けてあるため、昇降リフトが載置
台に車両を搭載するだけで、後は回転台が車両の方向転
換と乗込場へ移動する動作をして入出庫の処理をしてく
れるので、昇降リフトを他の車両の入出庫に動作させる
ことができ、入出庫処理時間を短縮する効果がある。請
求項２の発明では、昇降ローラ体を複数体備えられてい
るため、載置台を連続して移動させることができるた
め、入出庫処理を短縮する効果がある。請求項３の発明
では、乗込場の下段に回転室を設けてあるので回転台と
乗込場の移動が速く、更に他の乗込場とは多段に離れて
いるため昇降リフトの昇降と回転台の回転が干渉しない
ので、昇降リフトと回転台の稼動をあげることができる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】駐車場の縦断面正面図。

【図２】回転台を示す斜視図。

【図３】第１乗込場と第２乗込場と昇降空間を示す平面
図。

【図４】（ａ）乗込場に入庫する車両と出庫動作中の車
両を示す説明用の正面図。 （ｂ）乗込場の入庫・出庫動作中の車両を示す説明用の
正面図。

【図５】（ａ）入庫する車両を昇降リフトが搬送する動
作と方向転換する車両が横行する動作を示す説明用の正
面図。 （ｂ）方向転換する車両が回転台に収納され、次の入庫
車両が乗り入れたところを示す説明用の正面図。

【図６】乗込場に乗り入れた車両と回転台で方向転換す
る車両を示す説明用の正面図。

【図７】（ａ）昇降リフトが入庫車両を受け取り上昇す
る動作と、回転台が方向転換して上昇するところを示す
正面図。 （ｂ）回転台で方向転換した車両を乗込場に横行したと
ころを示す正面図。

【図８】第２実施形態の回転台の昇降ローラ部を示す側
面図。

【図９】第３実施形態の乗込場を示す正面図。

【図１０】従来の駐車装置を示す正面図。

【符号の説明】

１ 駐車装置 ２ 第１乗込場 ３ 第２乗込場 ４ 乗込面 ５ 回転室 ６ 回転台 ８ ガイドレール ８ａ ガイドレール ９ 昇降リフト １１ ローラ体 １２ ローラ １３ 収納室 １４ 横行トレイ １５ 昇降空間 １６ 第１載置台 １７ 第２載置台 １８ 昇降ローラ体 １９ 補助柱 ２１ 回転台駆動装置 ２２ 第１昇降ローラ体 ２３ 第２昇降ローラ体 ２７ 第３乗込場 Ｃ 車両 Ｃ１ 車両 Ｃ２ 車両 Ｃ３ 車両

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 昇降リフトが昇降する昇降空間を設け、
   昇降空間の左右の少なくとも一方向側に駐車室を設け、
   駐車室と昇降空間とを往復動する横行トレイを駐車室に
   配設し、昇降空間で昇降リフトと横行トレイとの移動に
   より車両の受け渡し可能にした駐車装置において、 昇降空間に隣接して車両の乗込場を設け、前記乗込場に
   昇降リフトと車両の受け渡しを可能にする複数台の載置
   台を配置して、乗込場に隣接した昇降空間の下方階に回
   転室を設け、前記回転室には回転可能にした回転台を設
   け、該回転台の前後両端に昇降リフトの昇降を案内する
   ガイドレールを回転台上に立設して回転可能に設けると
   共に、載置台を支持して昇降空間と乗込場とを横行可能
   にさせる昇降ローラ体を設け、該昇降ローラ体には乗込
   面階の昇降空間と下方階の回転室との間を上下動させる
   昇降駆動部を設ける構成により、回転台が載置台を乗込
   面と回転室とを往復動させると共に回転室で方向転換さ
   せることを特徴とする乗込場における載置台の移載装
   置。
2. 【請求項２】 回転台に設けられた昇降ローラ体は、複
   数組に配置されて複数台の載置台を収納可能にしている
   ことを特徴とする請求項１記載の乗込場における載置台
   の移載装置。
3. 【請求項３】 回転台の位置と複数の乗込場の位置は、
   少なくとも１箇所の乗込場に対して下段の位置に回転台
   を配置し、他の乗込場の位置を回転台に対して多段に離
   れた位置に設けることを特徴とする請求項１記載の乗込
   場における載置台の移載装置。