JP3556042B2 - 昇降式駐車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降式駐車装置に係るもので、特にパレットを使用する昇降式駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昇降式駐車装置は、自動車を駐車格納する格納棚と自動車昇降装置とを組み合わせて立体的に自動車を格納する装置で、格納棚を自動車の前後方向に設ける縦式,左右方向に設ける横式および円周上に設ける円形旋回式の3形式がある。
【0003】
図11および図12は、従来の横式の昇降式駐車装置に関するものであり、図11は昇降式駐車装置の平面図、図12は昇降式駐車装置の縦断面図である。
図11および図12において、aは駐車装置の建屋であり、bはその支柱である。cは建屋aの地上部分に設けた入出庫口、2は建屋aの中央に設けたケージ昇降路、eはケージ昇降路2内を昇降するケージで、建屋aの上方に設けられた巻上装置(図示せず)に巻着された4本のワイヤロープgに吊り下げられている。iはケージ上に設けられたパレット横行用ローラガイド、hはケージ昇降路2の側部に多段に設けた格納棚であり、fはその格納棚h上に設けたパレット横行用ローラガイドである。jは自動車搬送用のパレットで、各格納棚hに1枚ずつ保管されている。xはケージ昇降路2の下方部に設けた凹状のピットである。mはこのピットx内に設けたターンテーブルであり、nはそのターンテーブルm上に設けた旋回板である。
【0004】
そして、パレットjは、各格納棚hが満車になるまで、通常、ケージe上に空パレットjが載置されていて、入庫して来る自動車13に備えて待機している。
【0005】
自動車13が入庫する場合は、入出庫口cから建屋a内に導入し、予め旋回板n上に載置して待機していた空パレットj上に停止した後、ターンテーブルmを駆動して旋回板nを旋回させ自動車13をパレットjごと90°方向転換する。
【0006】
次に、巻上装置(図示せず)によりワイヤロープgを巻き上げ、ケージeをケージ昇降路2内を吊り上げて上昇し、パレットjを保管していない格納しようとする格納棚hの前まで移動し、格納棚hに対して位置決めをする。
【0007】
引き続き、ケージeに設けられた横行駆動装置(図示せず)を駆動して、自動車13をパレットjごと、格納棚h上の横行用ローラガイドfに案内させて格納棚hへ格納する。なお、横行駆動装置は、ローラガイドの一部のローラを駆動するようにしたもの、ケージの幅方向に無端状のチエーンを張り渡しチエーンから張り出したブラケットをパレツトに係合してパレツトを横行させるものなどがある。
【0008】
格納されている自動車13を出庫させる時は、格納棚hに設けられている横行駆動装置(図示せず)を駆動して、自動車13をパレットjごと、ケージe上の横行用ローラガイドiに案内させてケージeへ移載する。そして、巻上装置(図示せず)によりワイヤロープgを巻き下げ、ケージeをケージ昇降路2内を吊り下げて降下し、入出庫口cへ移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の昇降式駐車装置においては、駐車装置の昇降路の地上側にはピットを設けるとともに、そのピット内にターンテーブルを、ケージまたはケージと格納棚にはパレット横行装置をそれぞれ設けているため、それらの装置を駆動するための駆動装置を別々に設けなければならなかった。したがって、装置が複雑となり、設備およびメンテナンスの費用が高価となるなどの問題があった。
【0010】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本発明は、ケージにターンテーブルを設け、パレットの旋回と横行とを兼用させるようにして設備およびメンテナンス費用の削減を図るようにするとともに、パレットをケージ内に横行させる際に発生する騒音の発生を防止するようにした昇降式駐車装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、建屋の中央に設けたケージ昇降路と、該ケージ昇降路の側部に多段に設けられ、パレット横行用ガイドを有する自動車格納棚と、該格納棚に沿って前記ケージ昇降路を昇降し、かつ、パレット横行用ガイドを有して、格納棚との間で自動車を載置したパレットを横行させて受け渡しを行うケージとを備えた昇降式駐車装置であって、前記ケージには、パレット昇降装置およびパレット旋回装置を有するとともに上部に設けた旋回板の隅部に上向きの突起を有するターンテーブルを設け、パレットには、長手方向に所要の長さにわたって開口が下向きの溝を設け、前記ターンテーブルは、高い位置と低い位置との間で昇降可能となっており、ターンテーブルの高い位置では前記パレットの溝にターンテーブルの突起が深く侵入するとともにターンテーブルでパレットを押し上げてパレットの旋回を行い、ターンテーブルの低い位置では上記突起がパレットの溝に浅く侵入するがターンテーブルがパレット下面に当接せずに旋回してパレットの横行を行うようになっているとともにターンテーブルにはターンテーブルをケージ内で横行させる横行手段が連結されていることを特徴とする昇降式駐車装置が提供される。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記ケージには、載置されたパレットの横行を規制するパレツト固定装置を設けている。
【0013】
本発明によれば、ケージにターンテーブルを設け、ターンテーブルの高さが高い位置ではパレットの溝内に突起を深く侵入させるとともに、パレットを押し上げてパレットの旋回を行い、低い位置ではパレットの溝内に突起を浅く侵入させてパレットの横行を行い、ターンテーブルのみでパレットの旋回と横行とを行うことができる。また、ターンテーブルにはターンテーブルをケージ内で横行させる横行手段が連結されていて、左右の格納棚のどちらの側からでもパレツトを引き出すことができるとともに、格納棚からケージ内にパレットを引き出してケージに乗り移る際、ターンテーブルの回転速度を変えなくても突起の動きの横方向の成分がほぼ零になる点で突起が溝から外れるようになるので突起に大きな力がかからず騒音も発生しない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、従来のものと共通の部材については同じ符号を用いており説明を省略する。
図1ないし図10は本発明の一実施形態を示すものでる。
図1および図2において、1は駐車装置の建屋(図示せず)に設けた支柱であり、2はその建屋の中央に設けたケージ昇降路である。3はこのケージ昇降路2内を昇降するケージで、建屋の上方に設けられた巻上装置(図示せず)に巻着された4本のワイヤロープ5により4隅が吊り下げられている。なお、3aはケージ3の主フレームである。6はケージ昇降路2の側部に多段に設けられ、パレット横行用ガイド7(本実施形態ではレール)を有する格納棚である。前記ケージ3はこの格納棚6に沿って昇降し、格納棚6との間で自動車搬送用のパレット8を横行させて受け渡しを行う。9はそのパレット8の下面の4隅に設けた横行用車輪であり、10はその長手方向に所要の長さにわたって開口が下向きになるように設けた溝である。
【0015】
前記ケージ3には、パレット昇降装置22およびパレット旋回装置12を有するターンテーブル35が設けられている。このパレット昇降装置22は、図2,図3,図5および図6に示すように、前記ケージ3のケージ主フレーム3aの4隅に設けたスラスト軸受34を介して回転可能に立設した4本のパレット旋回装置昇降用ボールねじ(ボールねじ)23とこのボールねじ23に嵌装した従動スプロケット24とボールねじ23にボールを介して螺合し、前記パレット昇降フレーム31に固設したナット27を有している。さらに駆動スプロケット28を嵌装した回転軸26と従動スプロケット24および駆動スプロケット28間に掛け回すように設けた無端状チエーン30と回転軸26を回転駆動することにより、無端状チエーン30を回動する昇降装置駆動装置25とを有している。なお、29は無端状チエーン30の緊張調整用スプロケットである。
【0016】
前記パレット旋回装置12は、前記パレット昇降装置22の上部に設けられている。そして、図2,図3,図5および図6に示すように、パレット旋回装置12は、パレット昇降フレーム31の上部に固着された固定環14aとこの固定環14aの内側にボール20を介して旋回可能に内嵌され、内歯16を有する旋回環14とこの旋回環14の内側に内歯16と噛合するように配設した歯車15とこの歯車15を回転駆動する旋回駆動装置17と旋回環14の上部に固着され、隅部に上向きの突起19を有する旋回板18とから構成されている。
【0017】
32はケージ4の4隅に設けたワイヤロープ係止用のスプリングボックスである(図1および図2に示す)。なお、図2に示す33は、ケージ3とのバランスを取るために設けたカウンタウエイトで、図示していないワイヤロープにより吊り下げられ、ケージ4の昇降に合わせ昇降するようになっている。
【0018】
図4は旋回板18が2段階に昇降するときのパレット8と旋回板18との関係を示す一部拡大図で、実線で示すパレット8は、その下部に設けたパレット横行用車輪9を介してケージ3(図示せず)上に設けたパレット横行用ガイドレール4上に載置されている。この時、旋回板18の隅部に設けられた突起19(本実施形態ではローラ)は、パレット8に設けた溝10内に浅く侵入していて、旋回板18はパレット8の下面には当接しない状態を示している。この状態でパレット旋回装置12を旋回してパレット8の横行を行う。2点鎖線で示すパレット8は、旋回板18に押し上げられた状態を示している。パレット8の下面が旋回板18の上面に貼付されたゴムマット21を挟んで当接するとともに旋回板18の隅部に設けられた突起(ローラ)19がパレット8に設けた溝10に深く侵入してパレット旋回装置12により旋回するようになっている。
【0019】
図5および図6に示すように、3bはケージ3のケージフレームである。36はこのケージフレーム3bの下方部に左右に掛け渡すように設けられた桁状の2本のケージフレームで、その上面にはフランジ37aを有するガイドレール37が敷設されている(図6)。38はケージ主フレーム3aの下面に下向きに配設されたスライド部材で、前記ガイドレール37上に横行可能に載置されてターンテーブル35を支持している。39は一端をケージフレーム3bにブラケット42を介して枢着された油圧シリンダ等のアクチュエータで、そのピストンロッド39aの端部は、ケージ主フレーム3aの下面に下向きに配設されたブラケット43を介して枢着されている。ターンテーブ35の横行手段44は、以上述べたようにして構成されている。41はケージフレーム3bの左右にブラケット40を介して設けられたパレット固定装置で、油圧シリンダ等のアクチュエータで構成されており、その先端に設けられた突起41aは上下に昇降可能で、ターンテーブル35に載置されたパレツト8の溝10に侵入させてパレット8の横行を規制するようになっている(図6)。パレツト8の溝10は、図8に示すように、左右のパレットの対峙する位置に設けられている。なお、図8において、Lはアクチュエータ39の作動により横行するターンテーブル35の横行距離であり、Rは旋回板18の突起19の回転半径である。
【0020】
次に本実施形態の作用について述べる。
本発明の昇降式駐車装置においては、ケージ3はワイヤロープ5の巻き上げ巻き下げによりケージ昇降路2内を昇降し、ケージ3上の自動車13を格納棚6上に横行させて受け渡しを行う。以下、自動車13の入出庫口とケージ3とが90°ずれている場合の例について説明する。
【0021】
パレット8を格納棚6から引き出す時は、ケージ3をワイヤロープ5によりケージ昇降路3内を吊り上げて上昇し、空パレット8が載置されている格納棚6の前まで移動し、一旦停止して格納棚6に対して位置決めをする。そして、図9(A)に示すように、ターンテーブル35をパレット8Aの格納されている左側の格納棚6の方に移動する。続いて旋回板18を左回りに旋回させて突起19をパレット8Aの溝10内に侵入させ、そのまま旋回板18を旋回させてパレット8Aをケージ3上に横行させる。引き続き、旋回板18を旋回させると突起19はパレット8Aの溝10内から外れて、図9(B)に示すように、図9(A)に示す元の位置にもどる。突起19が溝10から外れる際には、突起19の動きの横方向の成分は零となっていて、突起19に大きな力がかからないので騒音を発生することがない。突起19がパレット8Aの溝10内から外れると、図6に示す右側のアクチュエータ41を上昇させて突起41aをパレット8Aの溝10内に侵入させ、パレット8Aの横行を規制する。
【0022】
また、パレット8Bを格納棚6から引き出すときは、図10(A)に示すように、前記パレット8Aの時とは反対に、ターンテーブル35をパレット8Bの格納されている格納棚6の方に移動する。そして、旋回板18を右回りに旋回させて突起19をパレット8Bの溝10内に侵入させ、そのまま旋回板18を旋回させてパレット8Bをケージ3上に横行させる。引き続き、旋回板18を旋回させると突起19はパレット8Bの溝10内から外れて、図10(B)に示すように、図10(A)に示す元の位置にもどる。突起19がパレット8Bの溝10内から外れると、図6に示す左側のアクチュエータ41を上昇させて突起41aをパレット8Bの溝10内に侵入させ、パレット8Bの横行を規制する。
【0023】
続いて、ターンテーブル35をアクチュエータ39を作動してケージ3の中央まで移動する。
【0024】
その後、ケージ3をワイヤロープ5によりケージ昇降路2内を降下し、入出庫口で、パレット昇降装置22の昇降駆動装置25により回転軸26を回転して無端状チエーン30を回動し、駆動スプロケット28および従動スプロケット24を回転させることによりボールねじ23を回転させてナット27を作動することによりターンテーブル35を上昇させ、ターンテーブル35の旋回板18の上面をパレット8の下面に当接して押し上げる。この時、旋回板18の隅部に設けられた突起19はパレット8に設けた溝10内に深く侵入する。そして、パレット旋回装置12の旋回駆動装置17を駆動して歯車15を回転させ旋回環14を旋回させパレット8を90°方向転換した後、再びターンテーブル35を下降し、パレット8の両端部を入出庫口およびその反対側に設けた支持材(図示せず)に支持させ、自動車13の入庫に備える。
【0025】
自動車13が入庫する場合は、自動車13を入出庫口から建屋内に導入し、予めターンテーブル35上に載置して待機していたパレット8上に停止する。続いて、前記と同様にしてパレット8を旋回して自動車13をパレット8ごと90°方向転換させる。その後、ターンテーブル35を下降させパレット8をガイドレール4上に載置する。この時、突起19は溝10内に浅く侵入している。
【0026】
次に、ケージ3をワイヤロープ5によりケージ昇降路3内を吊り上げて上昇し、格納しようとする格納棚6の前まで移動し、一旦停止して格納棚6に対して位置決めをする。
【0027】
そして、前記空パレット8を格納棚6から取り出した時とは反対の方法で、自動車13を載置した実パレット8をケージ3から格納棚6に移動する。すなわち、ターンテーブル35を格納する棚側に移動し、ターンテーブル35を旋回すると突起19はパレット8の溝10から外れて停止する。
【0028】
次に、ケージ3を昇降させて空パレット8が載置されている格納棚6の前まで移動し、格納棚6から空パレット8を移載してケージ昇降路2内を降下し、入出庫口で次に入庫して来る自動車13に備えて待機する。
【0029】
また、格納されている自動車13を格納棚6から出庫する時は、一旦ケージ3を上昇させて空パレット8をパレット8が載置されていない格納棚6へ移載する。引き続き、ケージ3を出庫する自動車13が格納されている格納棚6の前まで移動し、前記のようにターンテーブル35を格納棚6の方へ移動して旋回させ、旋回板18の突起19をパレツト8の溝10に浅く侵入させて格納棚6からパレット8を移載する。引き続き、ターンテーブル35をケージ3中央の元の位置にもどしてケージ昇降路2内を降下し、入出庫口でパレット旋回装置22を上昇させ、ターンテーブル35の旋回板18の上面をパレット8の下面に当接して押し上げ、パレット旋回装置12により旋回板18を旋回し、自動車13をパレット8ごと90°方向転換させ、次いでターンテーブル35を下降させて自動車13を出庫する。
【0030】
次に、ケージ3は前記のように上昇して格納棚6から空パレット8を受け取り、再び降下して入出庫口へ移動し、次に入庫して来る自動車のために待機する。
【0031】
次に、入出庫口がケージ3の長手方向の延長線上にある場合について説明する。この場合は、ターンテーブル35を入庫時または出庫時に180°方向転換することにより、自動車13は前進入庫、前進出庫が可能となる。
【0032】
前記ターンテーブル35の引き出したい自動車13が載置されている格納棚6側への移動は、ケージ3が格納棚6の前に停止してから行ってもよいが、ケージ3が昇降している間に、あらかじめ、移動を行ってもよい。
【0033】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ケージには昇降装置および旋回装置を有するターンテーブルを設け、このターンテーブルの上部の旋回板の隅部に上向きの突起を設けて高い位置と低い位置の間で昇降可能になっており、パレットには、長手方向に所要の長さにわたって開口が下向きの溝を設け、パレットの旋回を行う時は、ターンテーブルを上昇させ、その上段位置で前記パレットの溝にターンテーブルの旋回板の突起を深く侵入させ当接してパレットを押し上げてパレットの旋回を行い、パレットの横行を行う時は、ターンテーブルの低い位置で突起をパレットの溝に侵入させるがターンテーブルはパレット下面に当接しない状態で旋回させてパレットの横行を行い、パレットの旋回と横行とを1つの駆動装置で行うことができる。また、ターンテーブルをケージ内で横行可能にしたので左右どちらの側からもパレットを引き出すことができるとともに、パレットの引き出しが完了した時点では、突起の動きの横方向の成分が零となる状態で突起は溝から外れているので、引き出してケージ内でパレットを停止させた際のパレットの慣性モーメントによる騒音の発生を防止することができるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】パレツトの昇降装置と旋回装置を有するターンテーブルの拡大図である。
【図4】ターンテーブルが2段階に昇降する状態を示す一部拡大図である。
【図5】ターンテーブルの横行手段を示す正面図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
【図7】図6のB−B矢視図である。
【図8】ターンテーブルの横行と旋回状態を示す平面図である。
【図9】(A)はターンテーブルが左側に移動して左側の格納棚のパレットを引き出そうとしている図、(B)はパレットをターンテーブルに移載した図である。
【図10】(A)はターンテーブルが右側に移動して右側の格納棚のパレットを引き出そうとしている図、(B)はパレットをターンテーブルに移載した図である。
【図11】従来の昇降式駐車装置の平面図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 ケージ昇降路
3 ケージ
3a ケージ主フレーム
3b ケージフレーム
4 パレット横行用ガイド
5 ワイヤロープ
6 格納棚
7 パレット横行用ガイド
8 パレット
9 パレット横行用車輪
10 溝
12 パレット旋回装置
13 自動車
14 旋回環
14a 固定環
15 歯車
16 内歯
17 旋回駆動装置
18 旋回板
19 突起
20 ボール
21 ゴムマット
22 パレット昇降装置
23 昇降用ボールねじ
24 従動スプロケット
25 昇降装置駆動装置
26 回転軸
27 ナット
28 駆動スプロケット
29 チエーン緊張用スプロケット
30 チエーン
31 パレット昇降フレーム
32 ワイヤロープ係止部材
33 カウンタウエイト
34 スラスト軸受
35 ターンテーブル
36 ケージフレーム
37 ガイドレール
37a ガイドレールのフランジ部
38 スライド部材
39 アクチュエータ
39a ピストンロツド
40,42,43 ブラケット
41 パレット固定装置
44 パレット横行手段
a 建屋
b 支柱
c 出入口
e ケージ
f 格納棚上の横行用ローラ
g ワイヤロープ
h 格納棚
i ケージ上の横行用ローラ
j パレット
m ターンテーブル
n 旋回板
w カウンタウエイト
x ピット

Claims (2)

  1. 建屋の中央に設けたケージ昇降路と、該ケージ昇降路の側部に多段に設けられ、パレット横行用ガイドを有する自動車格納棚と、該格納棚に沿って前記ケージ昇降路を昇降し、かつ、パレット横行用ガイドを有して、格納棚との間で自動車を載置したパレットを横行させて受け渡しを行うケージとを備えた昇降式駐車装置であって、前記ケージには、パレット昇降装置およびパレット旋回装置を有するとともに上部に設けた旋回板の隅部に上向きの突起を有するターンテーブルを設け、パレットには、長手方向に所要の長さにわたって開口が下向きの溝を設け、前記ターンテーブルは、高い位置と低い位置との間で昇降可能となっており、ターンテーブルの高い位置では前記パレットの溝にターンテーブルの突起が深く侵入するとともにターンテーブルでパレットを押し上げてパレットの旋回を行い、ターンテーブルの低い位置では上記突起がパレットの溝に浅く侵入するがターンテーブルがパレット下面に当接せずに旋回してパレットの横行を行うようになっているとともにターンテーブルにはターンテーブルをケージ内で横行させる横行手段が連結されていることを特徴とする昇降式駐車装置。
  2. 上記ケージには、載置されたパレットの横行を規制するパレツト固定装置を設けた請求項1記載の昇降式駐車装置。
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