JPH10102808A - 4縦列型昇降式駐車装置 - Google Patents

4縦列型昇降式駐車装置

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JPH10102808A
JPH10102808A JP25573896A JP25573896A JPH10102808A JP H10102808 A JPH10102808 A JP H10102808A JP 25573896 A JP25573896 A JP 25573896A JP 25573896 A JP25573896 A JP 25573896A JP H10102808 A JPH10102808 A JP H10102808A
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JP
Japan
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parking device
floor
entrance
cage
pallet
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Application number
JP25573896A
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English (en)
Inventor
Setsuo Matsunuma
世津雄 松沼
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IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降式駐車装置を4縦列に連設する。 【解決手段】 縦方向に隣り合って設けた2条のケージ
昇降路に沿って昇降する2基のケージと、ケージ昇降路
を囲むように前後左右に、かつ、多段に設けられた格納
棚とを有する4縦列型昇降式駐車装置であって、手前側
から順に手前側駐車装置、入口側駐車装置、中間駐車装
置および奥側駐車装置となっており、かつ、手前側駐車
装置の1階部分が前面空地となっており、ケージおよび
格納棚の長手方向に、ケージと格納棚との間および隣り
合う格納棚との間で自動車を載置したパレットを横行さ
せて受け渡しを行うパレット横送り装置を設け、ケージ
および格納棚の幅方向に、ケージと格納棚との間および
隣り合う格納棚の間で自動車を載置したパレットを縦行
させて受け渡しを行うパレット縦送り装置を設け、入口
側駐車装置の入口床面には、昇降可能な昇降床を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式駐車装置に
係るもので、特にパレットを使用する4縦列型昇降式駐
車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昇降式駐車装置は、自動車を駐車格納す
る格納棚と自動車昇降装置とを組み合わせて立体的に自
動車を格納する装置で、この昇降式駐車装置を間口が狭
く、奥行きの長い敷地に適用して駐車台数を増すものと
して2縦列型昇降式駐車装置がある。2縦列型昇降式駐
車装置は、入口側駐車装置と奥側駐車装置とから構成さ
れている。これら入口側駐車装置と奥側駐車装置の中央
にはケージ昇降路がそれぞれ設けられており、このケー
ジ昇降路内をケージが昇降するようになっている。ま
た、ケージ昇降路の側部には多段に格納棚が設けられて
いる。そして、ケージ上に載置したパレットに自動車を
自走して直接乗り入れ、ケージを上昇させて格納しよう
とする格納棚へ移載して格納するようになっている。一
般に駐車装置には、入口の前方に少なくとも5m角の空
地を設ける必要がある。前方空地の上方空間の有効利用
を図るものとして、特開平1−207573がある。こ
の公報によれば、入口側駐車装置の1階部分の前方を空
地にして乗入れ待機部とし、入口側駐車装置の1階部分
を自動車の乗入れ部とするとともに、入口側駐車装置の
1階部分と2階部分のパレツトの昇降は、1階部分と2
階部分との間で昇降する補助リフタ(第2昇降床)によ
り行い、2階以上は、2階部分で補助リフタから受け渡
されたパレットを、入口側駐車装置と手前側駐車装置と
を連通するように設けた昇降路を昇降するケージ(第1
昇降床)に載せ、ケージ上に設けた移動台車を入口側駐
車装置と手前側駐車装置との間で往復移動させて手前側
駐車装置と入口側駐車装置の格納棚へ格納するようにし
ている。また、特開平5−106359に開示されたエ
レベータ式立体駐車装置は、建屋の中央部に設けたエレ
ベータシャフト(ケージ昇降路)を昇降するエレベータ
(ケージ)に隣接して、その前後左右および対角位置の
合計8箇所に配設された格納スペース(格納棚)と、エ
レベータおよび格納棚の床に、自動車を載せたパレット
を縦方向、横方向に選択的に移動するパレット搬送手段
を備えている。
【0003】図13は、特開平5−106359に示さ
れたエレベータ式立体駐車装置の平面図である。図にお
いて、aは駐車装置の建屋であり、bはその中央に設け
たエレベータシャフト(ケージ昇降路)である。Eはエ
レベータシャフトを昇降するエレベータ(ケージ)であ
り、dはそのエレベータ床である。P1〜P8は格納ス
ペース(格納棚)であり、cは格納スペースP1〜P8
に格納されているパレットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2縦列型昇降式駐車装置の考え方を、そのまま4縦列型
昇降式駐車装置に適用し、運転者が直接車を運転して一
番奥の昇降式駐車装置に乗り入れるようにすると、入出
庫口にいる管理人と運転者とが10m以上離れてしまう
ので、管理人は運転者が駐車装置内から外へ出たかどう
か確認するのが容易でなく、運転者が駐車装置の中に入
っているのに誤って扉を閉めてしまうことなどが考えら
れ、奥側駐車装置の監視を十分に行うことができないな
どの理由から、4縦列の駐車装置は奥側駐車装置まで直
接乗り入れる方式では法律上認可されず建設することが
できなかった。また、特開平1−207573の立体駐
車装置は、2縦列駐車装置であり、そのまま4縦列に応
用することはできない。また、特開平5−106359
は1基のエレベータで入出庫を行っているので、4縦列
では入出庫に時間がかかりすぎ、格納効率を高めるには
必ずしも十分ではない。という問題がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、駐車装置を
4縦列に配置して駐車能力を高めるとともに、2基のケ
ージを備えて全体の入出庫時間を短縮するとともに円滑
性を向上し、かつ、入口側駐車装置の前面空地の上方空
間を有効利用する4縦列型昇降式駐車装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願第1発明は、縦方向に隣り合って設けた2条の
ケージ昇降路に沿って昇降する2基のケージと、ケージ
昇降路を囲むように前後左右に、かつ、多段に設けられ
た格納棚とを有する4縦列型昇降式駐車装置であって、
手前側から順に手前側駐車装置、入口側駐車装置、中間
駐車装置および奥側駐車装置となっており、かつ、手前
側駐車装置の1階部分が前面空地となっており、これら
のケージおよび格納棚の長手方向には、ケージと格納棚
との間および隣り合う格納棚との間で自動車を載置した
パレットを横行させて受け渡しを行うパレット横送り装
置を設けるとともにケージおよび格納棚の幅方向には、
ケージと格納棚との間および隣り合う格納棚との間で自
動車を載置したパレットを縦行させて受け渡しを行うパ
レット縦送り装置を設け、また、入口側駐車装置の入口
床面には、中間駐車装置のケージ上に自動車を入出庫す
るときは、上昇して自動車の通路となり、入口側駐車装
置のケージ上に自動車を入出庫するときは、入口側駐車
装置のケージ降下の邪魔にならないようにケージ昇降路
の下方に降下する昇降床を設けたことを特徴とする4縦
列型昇降式駐車装置を提供する。
【0007】本願第2発明は、ケージ昇降路を2階部分
から上方に設けるとともに入口側駐車装置と中間駐車装
置の駐車格納棚の下方に入口床面と2階部分との間およ
び中間床面と2階部分との間を昇降する補助リフトを設
け、かつ、入口床面および中間床面には、入口床面およ
び中間床面と補助リフトとの間でパレットを横行してパ
レットの受け渡しを行うパレット横送り装置を設けてい
る。
【0008】第2発明の好ましい実施形態によれば、補
助リフトの下方に昇降可能な昇降床を設け、補助リフト
が上昇したときは上昇して床面を閉鎖し、補助リフトが
降下するときは邪魔にならないように降下するようにし
ている。
【0009】また、第1発明、第2発明の好ましい実施
形態によれば、入口側駐車装置の入口床面に、中間駐車
装置に自動車を入出庫するときは自動車の通路となり、
自動車を出庫するときは前進で出庫するように自動車の
方向を転換するターンテーブルを設けている。
【0010】さらに、第1発明、第2発明の好ましい実
施形態によれば、入口側駐車装置の入口,入口側駐車装
置と中間駐車装置との間に、開閉可能な扉を設けてい
る。
【0011】第1発明の4縦列型昇降式駐車装置によれ
ば、入口側駐車装置または中間駐車装置のケージ上に載
置したパレットに自動車を自走して直接乗り入れ、ケー
ジを格納しようとする格納棚まで上昇させる。そして、
2階以上は手前側駐車装置、入口側駐車装置、中間駐車
装置および奥側駐車装置に特定せず、前後左右いずれか
かの格納棚へパレットごと縦行または横行させて移載す
るとともに、循環させて格納する。また、第2発明の4
縦列型昇降式駐車装置によれば、ケージ昇降路を2階部
分から上方に設け、入口側駐車装置および中間駐車装置
へは、入口側駐車装置の入口床面または中間駐車装置の
中間床面まで自走して入口床面上または中間床面上に載
置したパレットに直接乗り入れた後、このパレットを入
口側駐車装置の入口床面または中間駐車装置の中間床面
の両側に設けた各補助リフトの一方の補助リフトに横行
させて移載し、補助リフトにより2階部分まで上昇させ
る。次に2階以上を昇降するケージ上に横行させて移載
する。そして、第1発明のケージによる格納手順と同様
にして格納しようとする格納棚まで上昇させ、前後左右
の格納棚へパレットごと縦行または横行させて移載する
とともに、循環させて格納する。管理人は、入口側駐車
装置と中間駐車装置のみを監視すればよいので運転者の
安全を十分監視することができる。また、入口側駐車装
置と中間駐車装置にそれぞれケージを設けたので一方の
ケージが入庫作業中、他方のケージは出庫作業を行うこ
とができる。さらに、1階と2階部分とを補助リフトに
より昇降させるので補助リフトの入庫作業中にケージは
出庫準備を行うことができ円滑性がさらに向上する。ま
た、手前側駐車装置を、入口側駐車装置前方の空地の上
方に設けたので、空地の上方空間の有効利用を図ること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面に基づいて説明する。図1ないし図6は本願第1
発明の一実施形態を示すものでる。図1は4縦列型昇降
式駐車装置の側面図、図2,図3は図1の1階床面の平
面図で、図2は入口側駐車装置の昇降床が上昇して通路
を形成し、中間駐車装置のケージが1階床面に降りた状
態を示す図、図3は入口側駐車装置および中間駐車装置
のケージが1階床面に降りた状態を示す図、図4は図1
の2階以上の各階の平面図、図5は図3のA−A矢視
図、図6はケージの側面図である。
【0013】図1ないし図6において、1は4縦列型昇
降式駐車装置で、手前側から順に手前側駐車装置1A、
入口側駐車装置1B、中間駐車装置1Cおよび奥側駐車
装置1Dを連設している。2は4縦列型昇降式駐車装置
1の建屋である。入口側駐車装置1Bおよび中間駐車装
置1Cには縦方向に隣り合って2条のケージ昇降路4,
4Aが設けられており、この2条のケージ昇降路4,4
Aに沿って2基のケージ5,5Aが昇降するようになっ
ている。
【0014】ケージ5,5Aは、長手方向に、後述する
格納棚との間で自動車を載置したパレット11(以下
「実パレット」という。)を横行させて受け渡しを行う
パレット横送り装置7を設け、幅方向に、パレット11
を縦行させて受け渡しを行うパレット縦送り装置6を設
けている(本実施形態では長手方向および幅方向の両端
部に設けている)。6aはパレット縦行用ガイドで、パ
レット11を支持する複数個のローラをパレット縦行用
チェーン6bおよびパレット縦行用チェーン駆動装置6
cにより駆動する(図6)。7aはパレット横行用ガイ
ドで、図示しないパレット横行用チェーンおよびパレッ
ト横行用チェーン駆動装置によりパレット11を支持す
る複数個のローラをパレット縦行用ガイド6aと同様に
駆動するようになっている。なお、7bはパレット横行
用ガイド7aを昇降させる油圧シリンダで、パレット1
1を横行させるときは、パレット縦行用ガイド6aより
もわずかに上昇してパレット11を支持して横行させ、
パレット11を縦行させるときは、パレット縦行用ガイ
ド6aよりもわずかに降下してパレット11の縦行の邪
魔にならないようにする。
【0015】3は2階以上のケージ昇降路4,4Aを囲
むように前後左右および対角位置に配設された格納棚
で、図4に示すように、3A,3B,3C,3D,3
E,3F,3G,3H,3I,3Jの10個の格納棚か
ら構成されている。また、これらの格納棚3A,3B,
3C,3D,3E,3F,3G,3H,3I,3Jに
は、前記ケージ5,5Aと同じように、長手方向に、ケ
ージ5,5Aと格納棚3との間および隣り合う格納棚3
との間で実パレット11を横行させて受け渡しを行うパ
レット横送り装置7を設け、幅方向に、ケージ5,5A
と格納棚3との間および隣り合う格納棚3との間で実パ
レット11を縦行させて受け渡しを行うパレット縦送り
装置6を設けている(本実施形態では長手方向および幅
方向の両端部に設けている)。したがって、各格納棚3
A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3
I,3Jは、ケージ5,5Aの周りに縦・横の長方形に
10個並べた配置となっている。なお、格納棚3でパレ
ット11を横行させるときは、ケージ5,5Aのパレッ
ト横行用ガイド7aと同様に、パレット横送り装置7
は、図示しない油圧シリンダにより上昇してパレット1
1を支持するようにしている。
【0016】図2,図5に示すように、8は入口側駐車
装置1Bの入口床面で、中間駐車装置1Cのケージ5A
上に自動車を入出庫するときは、上昇して自動車の通路
となり、入口側駐車装置1Bのケージ5上に自動車を入
出庫するときは、入口側駐車装置1Bのケージ5降下の
邪魔にならないようにケージ昇降路4の下方に降下する
昇降床9を設けている。この昇降床9は、入口側駐車装
置1Bの下方のピット18内に設けられ、昇降床昇降手
段10により昇降するようになっている。13は手前側
駐車装置1Aの1階部分に設けた前面空地であり、12
はこの空地13内に設けたターンテーブルである。この
空地13の上方に、手前側駐車装置1Aが入口側駐車装
置1Bに接して設けられている。
【0017】17は入口側駐車装置1Bの入口に設けた
入口扉であり、17Aは入口側駐車装置1Bと中間駐車
装置1Cとの間に設けた奥扉で、自動車入出庫の際、こ
れらの入口扉17および奥扉17Aを適宜開閉して入口
側駐車装置1Bと中間駐車装置1Cを各別に操作し、入
口側駐車装置1Bおよび中間駐車装置1C内で各別に入
出庫の作業ができるようになっている(図1,図2,図
3)。なお、14は入口側駐車装置1Bおよび中間駐車
装置1Cの上方に設けたケージ昇降装置であり、15は
ケージ5,5Aを吊り下げるワイヤロープである(図
1)。図2,図3に示すように、16は奥側駐車装置1
Dの格納棚3の下方(1階)に設けた機械室である。
【0018】次に本実施形態の作用について述べる。入
口側駐車装置1Bのケージ5と中間駐車装置1Cのケー
ジ5Aは、ワイヤロープ15の巻き上げ巻き下げにより
ケージ昇降路4,4A内を昇降する。そして、ケージ
5,5A上の自動車をパレット11ごと各階の格納棚3
B,3C,3G,3Hへ横行させて移載するか、格納棚
3E,3Jへ縦行させて移載する。引き続き、パレット
横送り装置7により前後左右のいずれか隣り合う格納棚
3に循環させて移載して格納してもよい。なお、各階の
格納棚3には、4隅の位置(3A,3D,3F,3I)
に載置されているパレット11を出庫する際、ケージ
5,5Aに受け渡しできる格納棚3まで循環して移載す
るため、パレット11が載置されていない空の箇所を1
箇所設けておく。
【0019】自動車を格納するときは、入口側駐車装置
1Bのケージ5または中間駐車装置1Cのケージ5A
を、格納しようとする格納棚3まで上昇させ、格納棚3
から空パレット11を受け取り降下し、ケージ5,ケー
ジ5A上に空パレット11を載せたまま自動車の入庫に
備える。
【0020】ケージ5を使用して自動車を格納するとき
は、入庫しようとする自動車は、自走してケージ5上の
空パレット11に直接乗り入れる。運転者が自動車から
離れたのを確認した後、ケージ5を先に空パレット11
を受け取った格納棚3まで上昇し、格納棚3と位置合わ
せをし、ケージ5のパレット横送り装置7および格納棚
3Bまたは格納棚3Hのいずれかのパレット横送り装置
7により横行させてパレット11を格納棚3Bまたは格
納棚3Hのいずれかへ受け渡すか、ケージ5のパレット
縦送り装置6および格納棚3Jのパレット縦送り装置6
により縦行させてパレット11を格納棚3Jへ受け渡
す。引き続き、その格納棚3の隣り合う格納棚3A,3
B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3I,3J
の間で横行または縦行させて受け渡しする。そして、循
環させて格納する。格納が終わるとケージ5は、その階
の格納棚3に空パレツト11がある場合には、空パレツ
ト11を循環させてケージ5に受け取るか、その階の格
納棚3に空パレツト11がない場合には、ケージ5を再
び昇降させて他の階の空いている格納棚3から空パレッ
ト11を受け取り降下し、ケージ5上に空パレット11
を載せたまま自動車の入庫に備える。
【0021】次にケージ5Aを使用して格納するとき
は、ケージ5Aを上昇させて格納しようとする格納棚3
から空パレット11を受け取り降下してケージ5A上に
空パレット11を載せたまま自動車の入庫に備える。そ
の間、入口側駐車装置1Bのケージ5を上昇させるとと
もに、ケージ5下方部の昇降床9を上昇させて中間駐車
装置1Cへの自動車の通路とする。そして、入庫しよう
とする自動車は、昇降床9上を自走してケージ5A上の
空パレット11に直接乗り入れる。引き続き、ケージ5
により格納した手順と同じ手順により格納する。
【0022】自動車を出庫させるときは、ケージ5また
はケージ5Aのいずれか一方を出庫指令のあった自動車
が格納されている格納棚3まで上昇させ、格納棚3A,
3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3I,3
Jの間で横行または縦行させて循環させ、ケージ5また
はケージ5Aへ受け取った後、降下して出庫する。な
お、この出庫がケージ5Aによるときは、ケージ5を上
昇させるとともに、昇降床9を上昇させて昇降床9を自
動車の通路とする。
【0023】図7は本願第1発明の他の実施形態を示す
もので、図は1階床面の平面図である。上記第1発明の
実施形態では、ターンテーブル12を、入口側駐車装置
1B前方の空地13内に設けたが、本実施形態では、タ
ーンテーブル12を入口側駐車装置1Bの入口床面8の
中央部に、図示しない昇降装置により昇降可能で、か
つ、図示しない回転装置により回転可能に配設し、入出
庫の際、ターンテーブル12を回転させて入口側駐車装
置1B内で前進入庫、前進出庫を行うようにしている。
なお、ターンテーブル12を回転するときは、入口床面
8よりも上方にわずかに上昇させて行う。
【0024】図8ないし図12は、本願第2発明の実施
形態を示すもので、図8は4縦列型昇降式駐車装置の側
面図、図9は図8の1階床面の平面図、図10は図8の
2階部分の平面図、図11は図9のB−B矢視図であ
る。入口側駐車装置1Bの格納棚3B,格納棚3Hの下
方および中間駐車装置1Cの格納棚3C,格納棚3Gの
下方には、図11に示すように、入口床面19および中
間床面19Aの両側に入口床面19および中間床面19
Aを挟むように補助リフト20,補助リフト20Aがそ
れぞれ設けられている。なお、図11では入口側駐車装
置1B側だけを示している。
【0025】入口床面19および中間床面19Aは、長
手方向両端部にパレット11を支持するパレット横行用
ガイド7aを有するパレット横送り装置7を設けてお
り、補助リフト20,補助リフト20Aとの間でパレッ
ト11を横行して受け渡しを行う。なお、入口床面19
は中間駐車装置1Cに自動車を入出庫するときは自動車
の通路となるように構成されている(図9)。
【0026】補助リフト20,補助リフト20Aは、建
屋2に副って立設されたレール12を介して図示しない
昇降装置により入口床面19および中間床面19Aと2
階部分との間を昇降するように構成されている。また、
これらの補助リフト20,補助リフト20Aは、長手方
向両端部に設けたパレット11を支持する横行用ガイド
7aを有するパレット横送り装置7を有しており、入口
床面19と入口側駐車装置1Bのケージ5との間、中間
床面19Aと中間駐車装置1Cのケージ5Aとの間でパ
レット11を横行させて受け渡しを行う。なお、20b
は補助リフト20,補助リフト20Aの建屋2側に立設
した支持フレームで、上下にローラ20bを有してレー
ル12aに沿って昇降する(図11)。格納棚3は、2
階部分では、格納棚3A,3J,3I,3D,3E,3
Fとなっており、本願第1発明のようにパレット11を
循環させることはないので、パレット11を載置してい
ない空の箇所は必要としない。3階以上については、図
4に示す第1発明と同じである。
【0027】なお、補助リフト20,補助リフト20A
のいずれか一方、例えば右側を入庫専用とし、他方、例
えば左側を出庫専用にすることにより、右側で実パレッ
ト11を1階から2階部分まで上昇させて入庫作業を行
っている間に左側では2階部分でケージ5,5Aから空
パレット17を受け取り1階まで降下して入庫に備える
ことができるなど入出庫を円滑に行うことができる。
【0028】図8,図11に示すように、22は補助リ
フト20および補助リフト20Aの下方のピット18上
に設けた昇降床で、補助リフト20,補助リフト20A
が上昇したときは昇降床昇降装置23により上昇して床
面を閉鎖し、補助リフト20,補助リフト20Aが降下
するときは補助リフト20,補助リフト20Aの邪魔に
ならないように床面の下方に降下する。
【0029】次に本実施形態の作用について述べる。補
助リフト20を使用して格納するときは、ケージ5を上
昇させ、格納しようとする格納棚3の前で停止し、格納
棚3およびケージ5のパレツト横送り装置7またはパレ
ツト縦送り装置6により空パレット11を横行または縦
行させて受け取り2階部分まで降下させる。同時に、図
11に示す左側の補助リフト20を2階部分まで上昇さ
せる。そして、ケージ5のパレツト横送り装置7および
左側の補助リフト20のパレツト横送り装置7によりケ
ージ5から空パレット11を受け取り降下し、補助リフ
ト20および入口床面19のパレット横送り装置7によ
り空パレット11を入口床面19に移載して自動車の入
庫に備える。
【0030】入庫しようとする自動車は、入口床面19
上の空パレット11に直接乗り入れる。運転者が自動車
から離れたのを確認した後、入口床面19のパレット横
送り装置7および右側の補助リフト20のパレット横送
り装置7により実パレット11を右側の補助リフト20
に移載して2階部分まで上昇する。そこで待機している
ケージ5へ補助リフト20のパレット横送り装置7およ
びケージ5のパレツト横送り装置7により実パレット1
1を横行させてケージ5に移載する。なお、2階以上に
ついては第1発明の手順と同じであり、説明を省略す
る。
【0031】次に、補助リフト20Aを使用して格納す
るときは、ケージ5Aを上昇させ、格納しようとする格
納棚3の前で停止し、格納棚3およびケージ5Aのパレ
ット横送り装置7により空パレット11を横行させて受
け取り2階部分まで降下させる。同時に、左側の補助リ
フト20Aを2階部分まで上昇させる。そして、左側の
補助リフト20Aはケージ5Aから空パレット11を受
け取り降下し、補助リフト20Aおよび中間床面19A
のパレツト横送り装置7により空パレット11を中間床
面19Aに移載して自動車の入庫に備える。
【0032】入庫しようとする自動車は、入口側駐車装
置1Bの入口床面19を通路として走行し、中間駐車装
置1Cの中間床面19A上の空パレット11に直接乗り
入れる。以降は入口側駐車装置1Bに入庫する場合と同
じであり説明を省略する。
【0033】図12は本願第2発明の他の実施形態を示
すもので、図は1階床面の平面図である。上記第2発明
の実施形態では、ターンテーブル12を、入口側駐車装
置1B前面の空地13内に設けたが、本実施形態では、
図7に示す第1発明の他の実施形態と同様に、ターンテ
ーブル12を入口側駐車装置1Bの入口床面19の中央
部に設けたものであり、説明を省略する。
【0034】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、ケージ,各格納棚,補助リフトおよ
び入口床面,中間床面のパレット横行用ガイドおよびケ
ージ,各格納棚のパレット縦行用ガイドは、パレットを
載置する複数のガイドローラがチェーンにより回転駆動
するように構成されているが、そのチェーン駆動による
ガイドローラに替えて、いずれの方向にも自在に回転す
る複数の球面ローラを配設し、この球面ローラ上にパレ
ットを載置するとともに、格納棚の長手方向および幅方
向に設けたチェーンとこのチェーンの所定箇所に上方に
向けて昇降するように設けた突起をパレット下面の所定
箇所に下方を開放するように設けた穴内に嵌入させ、チ
ェーンを回転させることによりパレットを横行または縦
行させるようにしてもよい。このようにすると、パレッ
トを横行または縦行させる際、長手方向のガイドローラ
も幅方向のガイドローラも高さ位置を変更する必要がな
い。また、ケージの昇降をワイヤロープに替えてチェー
ンで行ってもよいなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、4縦列にして駐車台
数を増やすことができるとともに、駐車装置の管理人
は、入出庫のとき、入口側駐車装置から中間駐車装置ま
で運転者の監視をすればよく、かつ、入口側駐車装置と
中間駐車装置には各別にケージを設けたので両駐車装置
とも各別に昇降して駐車格納することができるので円滑
性がよく、しかも、駐車装置前方の空地上方の空間の有
効利用を図れるようになるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の4縦列型昇降式駐車装置の一実
施形態を示した側面図である。
【図2】図1の1階床面の平面図で、入口側駐車装置の
昇降床が上昇して通路を形成し、中間駐車装置のケージ
が1階床面に降りた状態を示す図である。
【図3】図1の1階床面の平面図で、入口側駐車装置お
よび中間駐車装置のケージが1階床面に降りた状態を示
す図である。
【図4】図1の2階以上の平面図である。
【図5】図3のA−A矢視図である。
【図6】ケージの側面図である。
【図7】第1発明の他の実施形態を示した1階床面の平
面図である。
【図8】本願第2発明の4縦列型昇降式駐車装置の一実
施形態を示した側面図である。
【図9】図8の1階床面の平面図である。
【図10】図8の2階部分の平面図である。
【図11】図9のB−B矢視図である。
【図12】第2発明の他の実施形態を示した1階床面の
平面図である。
【図13】従来のエレベーター式立体駐車装置の平面図
である。
【符号の説明】
1 4縦列型昇降式駐車装置 2 建屋 3 駐車格納棚 4,4A ケージ昇降路 5 入口側ケージ 5A 中間ケージ 6 パレット縦送り装置 7 パレット横送り装置 8 入口床面 9 昇降床 10 昇降床昇降装置 11 パレット 12 ターンテーブル 13 空地 14 ケージ昇降装置 15 ワイヤロープ 16 機械室 17 入口扉 17A 奥扉 18 ピット 19 入口床面 19A 中間床面 20,20A 補助リフト 21 レール 22,22A 昇降床 23 昇降床昇降装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に隣り合って設けた2条のケージ
    昇降路に沿って昇降する2基のケージと、ケージ昇降路
    を囲むように前後左右に、かつ、多段に設けられた格納
    棚とを有する4縦列型昇降式駐車装置であって、手前側
    から順に手前側駐車装置、入口側駐車装置、中間駐車装
    置および奥側駐車装置となっており、かつ、手前側駐車
    装置の1階部分が前面空地となっており、これらのケー
    ジおよび格納棚の長手方向には、ケージと格納棚との間
    および隣り合う格納棚との間で自動車を載置したパレッ
    トを横行させて受け渡しを行うパレット横送り装置を設
    けるとともにケージおよび格納棚の幅方向には、ケージ
    と格納棚との間および隣り合う格納棚との間で自動車を
    載置したパレットを縦行させて受け渡しを行うパレット
    縦送り装置を設け、また、入口側駐車装置の入口床面に
    は、中間駐車装置のケージ上に自動車を入出庫するとき
    は、上昇して自動車の通路となり、入口側駐車装置のケ
    ージ上に自動車を入出庫するときは、入口側駐車装置の
    ケージ降下の邪魔にならないようにケージ昇降路の下方
    に降下する昇降床を設けたことを特徴とする4縦列型昇
    降式駐車装置。
  2. 【請求項2】 ケージ昇降路を2階部分から上方に設け
    るとともに入口側駐車装置と中間駐車装置の格納棚の下
    方に入口床面と2階部分との間および中間床面と2階部
    分との間を昇降する補助リフトを設け、かつ、入口床面
    および中間床面には、入口床面および中間床面と補助リ
    フトとの間でパレットを横行してパレットの受け渡しを
    行うパレット横送り装置を設けた請求項1記載の4縦列
    型昇降式駐車装置。
  3. 【請求項3】 補助リフトの下方に昇降可能な昇降床を
    設け、補助リフトが上昇したときは上昇して床面を閉鎖
    し、補助リフトが降下するときは邪魔にならないように
    降下するようにした請求項1および請求項2記載の4縦
    列型昇降式駐車装置。
  4. 【請求項4】 入口側駐車装置の入口床面に、中間駐車
    装置に自動車を入出庫するときは自動車の通路となり、
    自動車を出庫するときは前進で出庫するように自動車の
    方向を転換するターンテーブルを設けた請求項1ないし
    請求項3記載の4縦列型昇降式駐車装置。
  5. 【請求項5】 入口側駐車装置の入口,入口側駐車装置
    と中間駐車装置との間に、開閉可能な扉を設けた請求項
    1ないし請求項4記載の4縦列型昇降式駐車装置。
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