JP2663829B2 - 立体駐車設備 - Google Patents
立体駐車設備Info
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- JP2663829B2 JP2663829B2 JP8041693A JP8041693A JP2663829B2 JP 2663829 B2 JP2663829 B2 JP 2663829B2 JP 8041693 A JP8041693 A JP 8041693A JP 8041693 A JP8041693 A JP 8041693A JP 2663829 B2 JP2663829 B2 JP 2663829B2
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- vehicle
- pallet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下の複数段(複数
階)にそれぞれ多数の車両を駐車し得る立体駐車設備に
関するものである。
階)にそれぞれ多数の車両を駐車し得る立体駐車設備に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車設備の構成の一例を図1
5、図16に示す。図15において、61は枠組み体で、等間
隔に立設した支柱に複数の前後材と左右材を連結するこ
とにより上下に複数段(図中では4段)の車両駐車スペ
ースを形成している。そして各段床上には、車両幅方向
に3列でかつ車両長さ方向に2行(前後)の駐車区画62
(図中では合計6区画)を形成している。
5、図16に示す。図15において、61は枠組み体で、等間
隔に立設した支柱に複数の前後材と左右材を連結するこ
とにより上下に複数段(図中では4段)の車両駐車スペ
ースを形成している。そして各段床上には、車両幅方向
に3列でかつ車両長さ方向に2行(前後)の駐車区画62
(図中では合計6区画)を形成している。
【0003】前記枠組み体61に対して、最下段の前列の
2区画部62には、横で隣接した駐車区画62間を移動自在
な横行台車65が組み込まれ、これら横行台車65は、車両
63を載置自在なパレット64を昇降するリフタを備えてい
る。また中間段には、前後列の各1駐車区画62を除いて
上記横行台車65が組み込まれ、そして最上段には、車両
63を載置自在なパレット64を昇降するリフタを備えた固
定ユニット66が組み込まれている。
2区画部62には、横で隣接した駐車区画62間を移動自在
な横行台車65が組み込まれ、これら横行台車65は、車両
63を載置自在なパレット64を昇降するリフタを備えてい
る。また中間段には、前後列の各1駐車区画62を除いて
上記横行台車65が組み込まれ、そして最上段には、車両
63を載置自在なパレット64を昇降するリフタを備えた固
定ユニット66が組み込まれている。
【0004】この従来構成によると、たとえば図15の下
から3段目の後列中央に位置している横行台車65Aに対
して入出庫を行う場合、図16(a) に示すように、最下段
の前列中央の横行台車65を横に移動させて前列中央に車
両63の通路を形成するとともに、図16(b) に示すよう
に、目的とする横行台車65Aの真下の各段の区画部62か
ら横行台車65を横に移動させて下方にリフタ移動通路を
形成し、目的とする横行台車65Aからリフタによってパ
レット64を最下段に下降させることにより、横行台車65
Aに対して車両63の入出庫を行っている。
から3段目の後列中央に位置している横行台車65Aに対
して入出庫を行う場合、図16(a) に示すように、最下段
の前列中央の横行台車65を横に移動させて前列中央に車
両63の通路を形成するとともに、図16(b) に示すよう
に、目的とする横行台車65Aの真下の各段の区画部62か
ら横行台車65を横に移動させて下方にリフタ移動通路を
形成し、目的とする横行台車65Aからリフタによってパ
レット64を最下段に下降させることにより、横行台車65
Aに対して車両63の入出庫を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来形
式によると、全ての横行台車65や固定ユニット66はリフ
タを備えていることから、構造が複雑でかつ重量が大と
なり、そして全体が高価になる。また地下の有効利用も
行えなかった。
式によると、全ての横行台車65や固定ユニット66はリフ
タを備えていることから、構造が複雑でかつ重量が大と
なり、そして全体が高価になる。また地下の有効利用も
行えなかった。
【0006】本発明の目的とするところは、奥行方向が
1車両の長さに対応する敷地であっても施工し得、そし
て全体の構造を簡素化かつ軽量化し得、しかも格納効率
を極力向上し得るとともに、地下も有効利用し得る立体
駐車設備を提供する点にある。
1車両の長さに対応する敷地であっても施工し得、そし
て全体の構造を簡素化かつ軽量化し得、しかも格納効率
を極力向上し得るとともに、地下も有効利用し得る立体
駐車設備を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の立体駐車設備は、上下に車両駐車スペースを
有し、上段の車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列
でかつ車両長さ方向に1行の駐車区画を形成するととも
に、各駐車区画には、それぞれ車両を載置自在なパレッ
トを離脱自在に支持する支持装置を設け、さらに上段に
は、支持装置群の下方で列方向に移動自在な移動体を設
け、この移動体に、各支持装置との間でパレットを受け
渡し自在でかつパレットを昇降する昇降手段を設けてい
る。
第1発明の立体駐車設備は、上下に車両駐車スペースを
有し、上段の車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列
でかつ車両長さ方向に1行の駐車区画を形成するととも
に、各駐車区画には、それぞれ車両を載置自在なパレッ
トを離脱自在に支持する支持装置を設け、さらに上段に
は、支持装置群の下方で列方向に移動自在な移動体を設
け、この移動体に、各支持装置との間でパレットを受け
渡し自在でかつパレットを昇降する昇降手段を設けてい
る。
【0008】また本第2発明の立体駐車設備は、地上側
に上下複数段でかつ地下一段に車両駐車スペースを有す
るとともに、地上側上段と地下の車両駐車スペースは、
車両幅方向に複数列でかつ車両長さ方向に1行の駐車区
画を形成するとともに、各駐車区画には、それぞれパレ
ットを離脱自在に支持する支持装置を設け、地上側上段
と地下には、支持装置群の下方で列方向に移動自在な移
動体を設け、この移動体に、各支持装置との間でパレッ
トを受け渡し自在でかつパレットを昇降する昇降手段を
設けている。
に上下複数段でかつ地下一段に車両駐車スペースを有す
るとともに、地上側上段と地下の車両駐車スペースは、
車両幅方向に複数列でかつ車両長さ方向に1行の駐車区
画を形成するとともに、各駐車区画には、それぞれパレ
ットを離脱自在に支持する支持装置を設け、地上側上段
と地下には、支持装置群の下方で列方向に移動自在な移
動体を設け、この移動体に、各支持装置との間でパレッ
トを受け渡し自在でかつパレットを昇降する昇降手段を
設けている。
【0009】そして本第3発明の立体駐車設備は、地上
側の上下の車両駐車スペース間、地上側上段と地下の車
両駐車スペース間の少なくとも一方に中間段の車両駐車
スペースを設け、この中間段の車両駐車スペースには、
駐車区画の区画数に対して少なくとも1区画分だけ少な
い数でかつ列方向に移動自在な横行台車を設け、各横行
台車はパレットを離脱自在に支持する支持装置を設け、
さらに中間段の車両駐車スペースには、支持装置群の下
方において列方向に移動自在でかつ昇降手段を有する中
間移動体を設けている。
側の上下の車両駐車スペース間、地上側上段と地下の車
両駐車スペース間の少なくとも一方に中間段の車両駐車
スペースを設け、この中間段の車両駐車スペースには、
駐車区画の区画数に対して少なくとも1区画分だけ少な
い数でかつ列方向に移動自在な横行台車を設け、各横行
台車はパレットを離脱自在に支持する支持装置を設け、
さらに中間段の車両駐車スペースには、支持装置群の下
方において列方向に移動自在でかつ昇降手段を有する中
間移動体を設けている。
【0010】さらに本第4発明の立体駐車設備は、地上
側下段の車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列の駐
車区画を形成するとともに、区画数に対して少なくとも
1区画分だけ少ない数でかつ列方向に移動自在な横動体
を設け、各横動体は車両を載置自在に構成している。
側下段の車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列の駐
車区画を形成するとともに、区画数に対して少なくとも
1区画分だけ少ない数でかつ列方向に移動自在な横動体
を設け、各横動体は車両を載置自在に構成している。
【0011】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、上段の車
両駐車スペースにおける支持装置からの出庫は、まず必
要に応じて移動体を移動させ、目的とする支持装置で支
持しているパレットに昇降手段を下方から対向させて、
受け渡し位置に停止させる。この状態で昇降手段を上昇
作動し、パレットを支持装置から持ち上げるとともに、
載置姿勢を離脱させる。
両駐車スペースにおける支持装置からの出庫は、まず必
要に応じて移動体を移動させ、目的とする支持装置で支
持しているパレットに昇降手段を下方から対向させて、
受け渡し位置に停止させる。この状態で昇降手段を上昇
作動し、パレットを支持装置から持ち上げるとともに、
載置姿勢を離脱させる。
【0012】次いで昇降手段を下降作動させることで、
パレットとともに車両を下段の車両駐車スペース側へと
下降し得る。そして昇降手段が着地することで下降が停
止され、この後、ドライバーまたは管理者が車両に乗車
して運転することで出車し得る。なお上述とは逆の作用
によって、下段の車両駐車スペースに入ってきた車両
を、上段の目的とする支持装置に入庫し得る。
パレットとともに車両を下段の車両駐車スペース側へと
下降し得る。そして昇降手段が着地することで下降が停
止され、この後、ドライバーまたは管理者が車両に乗車
して運転することで出車し得る。なお上述とは逆の作用
によって、下段の車両駐車スペースに入ってきた車両
を、上段の目的とする支持装置に入庫し得る。
【0013】また上記した本第2発明の構成によると、
地上側上段の車両駐車スペースに対する入出庫を停止し
ているときに、地下の車両駐車スペースに対する入出庫
を行える。その際に地下側の車両駐車スペースにおける
支持装置からの出庫は、移動体を移動させて、目的とす
る支持装置で支持しているパレットに昇降手段を下方か
ら対向させたのち、昇降手段を上昇作動してパレットを
支持装置から持ち上げ、地上側下段の車両駐車スペース
に位置させることで行える。
地上側上段の車両駐車スペースに対する入出庫を停止し
ているときに、地下の車両駐車スペースに対する入出庫
を行える。その際に地下側の車両駐車スペースにおける
支持装置からの出庫は、移動体を移動させて、目的とす
る支持装置で支持しているパレットに昇降手段を下方か
ら対向させたのち、昇降手段を上昇作動してパレットを
支持装置から持ち上げ、地上側下段の車両駐車スペース
に位置させることで行える。
【0014】そして上記した本第3発明の構成による
と、地上最上段や地下最下段の車両駐車スペースに対す
る入出庫は、地上や地下における中間段の横行台車や中
間移動体を移動させて、目的とする支持装置の下方また
は上方を空にし、そして昇降手段を作動させればよい。
と、地上最上段や地下最下段の車両駐車スペースに対す
る入出庫は、地上や地下における中間段の横行台車や中
間移動体を移動させて、目的とする支持装置の下方また
は上方を空にし、そして昇降手段を作動させればよい。
【0015】さらに中間段の車両駐車スペースにおける
横行台車からの入出庫は、まず目的とする横行台車に向
かって中間移動体を移動させ、目的とする横行台車の真
下の位置に停止させる。この状態で、中間移動体の昇降
手段を前述と同様に作動させることで、目的とする横行
台車に対して車両を入出車し得る。
横行台車からの入出庫は、まず目的とする横行台車に向
かって中間移動体を移動させ、目的とする横行台車の真
下の位置に停止させる。この状態で、中間移動体の昇降
手段を前述と同様に作動させることで、目的とする横行
台車に対して車両を入出車し得る。
【0016】さらに上記した本第4発明の構成による
と、地上側上段や地下側の車両駐車スペースにおける支
持装置や横行台車からの入出庫は、地上側下段の車両駐
車スペースに位置している横動体を横行させ、受け渡し
位置の上方や下方から対向する駐車区画を空にすればよ
い。そして地上側下段の車両駐車スペースへの入出庫
は、地上側上段や地下側での入出庫作業が停止している
ときに行え、その際に横動体に対する車両の入出庫は、
この横動体がどの位置に停止していても行える。
と、地上側上段や地下側の車両駐車スペースにおける支
持装置や横行台車からの入出庫は、地上側下段の車両駐
車スペースに位置している横動体を横行させ、受け渡し
位置の上方や下方から対向する駐車区画を空にすればよ
い。そして地上側下段の車両駐車スペースへの入出庫
は、地上側上段や地下側での入出庫作業が停止している
ときに行え、その際に横動体に対する車両の入出庫は、
この横動体がどの位置に停止していても行える。
【0017】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図9に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、立体駐車
設備の本体となる枠組み体1を、所定の間隔で立設した
支柱と、隣接した支柱間を連結する複数の前後材ならび
に左右材により構成し、さらに前後材と左右材により、
上下に2段(複数段)の車両駐車スペース2A,2Bを
形成している。そして両車両駐車スペース2A,2B
に、車両幅方向である列方向3に6列(複数列)でかつ
車両長さ方向である行方向4に1行の駐車区画5A,5
Bを形成している。
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、立体駐車
設備の本体となる枠組み体1を、所定の間隔で立設した
支柱と、隣接した支柱間を連結する複数の前後材ならび
に左右材により構成し、さらに前後材と左右材により、
上下に2段(複数段)の車両駐車スペース2A,2Bを
形成している。そして両車両駐車スペース2A,2B
に、車両幅方向である列方向3に6列(複数列)でかつ
車両長さ方向である行方向4に1行の駐車区画5A,5
Bを形成している。
【0018】なお上段の車両駐車スペース2Aにおい
て、車両6はパレット15を介して取り扱うものでる。こ
こでパレット15の外部には、列方向3の両端でかつ行方
向4の二箇所(複数箇所)に被係止部16(図6参照)を
形成している。
て、車両6はパレット15を介して取り扱うものでる。こ
こでパレット15の外部には、列方向3の両端でかつ行方
向4の二箇所(複数箇所)に被係止部16(図6参照)を
形成している。
【0019】図1〜図7に示すように、上記の枠組み体
1において、上段の車両駐車スペース2Aには、行方向
4において一対でかつ断面がI字状の梁部材7を、列方
向3に沿って全長に設けている。そして梁部材7には、
その下部にそれぞれ列方向3に沿った案内レール8を配
設している。
1において、上段の車両駐車スペース2Aには、行方向
4において一対でかつ断面がI字状の梁部材7を、列方
向3に沿って全長に設けている。そして梁部材7には、
その下部にそれぞれ列方向3に沿った案内レール8を配
設している。
【0020】そして上段の車両駐車スペース2Aにおい
て、各駐車区画5Aには、それぞれ前記パレット15を離
脱自在に支持する支持装置10を設けている。すなわち支
持装置10は、矩形枠状の本体11を有し、この本体11の内
部には、列方向3の両端でかつ行方向4の二箇所(複数
箇所)から係止部12を突設することで構成している。前
記パレット15は、これら係止部12に被係止部16を上方か
ら係止させることで支持装置10に支持され、またパレッ
ト15を列方向3で少しずらせて、係止部12の上方から被
係止部16を側方へ逃がすことで、本体11の中を通してパ
レット15を昇降動し得るよう構成してある。
て、各駐車区画5Aには、それぞれ前記パレット15を離
脱自在に支持する支持装置10を設けている。すなわち支
持装置10は、矩形枠状の本体11を有し、この本体11の内
部には、列方向3の両端でかつ行方向4の二箇所(複数
箇所)から係止部12を突設することで構成している。前
記パレット15は、これら係止部12に被係止部16を上方か
ら係止させることで支持装置10に支持され、またパレッ
ト15を列方向3で少しずらせて、係止部12の上方から被
係止部16を側方へ逃がすことで、本体11の中を通してパ
レット15を昇降動し得るよう構成してある。
【0021】さらに上段の車両駐車スペース2Aには、
前記支持装置10群の下方で列方向3に移動自在な移動体
20を設けている。すなわち移動体20は、長形平枠状の本
体21と、この本体21の四隅に設けた車輪22と、左右一対
の車輪22に連動して本体21に設けた駆動装置(モータ)
23とにより構成している。そして前記案内レール8に車
輪22を介して載置することで、列方向3に移動自在に構
成している。ここで移動体20は、案内レール8の厚さな
どにより、支持装置10群の下方をくぐり抜けて列方向3
に移動自在である。
前記支持装置10群の下方で列方向3に移動自在な移動体
20を設けている。すなわち移動体20は、長形平枠状の本
体21と、この本体21の四隅に設けた車輪22と、左右一対
の車輪22に連動して本体21に設けた駆動装置(モータ)
23とにより構成している。そして前記案内レール8に車
輪22を介して載置することで、列方向3に移動自在に構
成している。ここで移動体20は、案内レール8の厚さな
どにより、支持装置10群の下方をくぐり抜けて列方向3
に移動自在である。
【0022】前記移動体20に、各支持装置10との間でパ
レット15を受け渡し自在でかつパレット15を昇降する昇
降手段25を設けている。すなわち、この昇降手段25は、
本体21の列方向3で対向する一対のフレームの内側で、
かつ行方向4の二箇所にそれぞれ一対の定プーリー26,
27を有している。
レット15を受け渡し自在でかつパレット15を昇降する昇
降手段25を設けている。すなわち、この昇降手段25は、
本体21の列方向3で対向する一対のフレームの内側で、
かつ行方向4の二箇所にそれぞれ一対の定プーリー26,
27を有している。
【0023】そして本体21の行方向4の一端側に、列方
向3に沿った駆動軸28を設けるとともに、この駆動軸28
に減速装置29を介して連動する昇降駆動装置(モータ)
30を本体21に設けている。前記駆動軸28には、幅方向の
両端部に巻き上げドラム31を設け、これら巻き上げドラ
ム31からの4本の吊り下げワイヤロープ32を各箇所の定
プーリー26,27対に上方から張設するとともに、その遊
端は固定具33を介して本体21に固定している。
向3に沿った駆動軸28を設けるとともに、この駆動軸28
に減速装置29を介して連動する昇降駆動装置(モータ)
30を本体21に設けている。前記駆動軸28には、幅方向の
両端部に巻き上げドラム31を設け、これら巻き上げドラ
ム31からの4本の吊り下げワイヤロープ32を各箇所の定
プーリー26,27対に上方から張設するとともに、その遊
端は固定具33を介して本体21に固定している。
【0024】さらに本体21の内部を通して昇降自在な昇
降体34を設けている。この昇降体34は矩形平枠状であっ
て、各箇所の定プーリー26,27対に対応する四箇所に動
プーリー35を設けている。これら動プーリー35は昇降体
34の下部に設けてあり、そして一対の定プーリー26,27
間において、吊り下げワイヤロープ32に対して上方から
係止している。
降体34を設けている。この昇降体34は矩形平枠状であっ
て、各箇所の定プーリー26,27対に対応する四箇所に動
プーリー35を設けている。これら動プーリー35は昇降体
34の下部に設けてあり、そして一対の定プーリー26,27
間において、吊り下げワイヤロープ32に対して上方から
係止している。
【0025】上記した昇降手段25の構成によると、昇降
駆動装置30の駆動により駆動軸28などを介して巻き上げ
ドラム31を正逆に回転させることで、吊り下げワイヤロ
ープ32を巻き取りまたは繰り出し得、以て動プーリー35
を介して昇降体34を昇降し得る。その際に昇降体34の上
昇は、真上に位置した支持装置10で支持しているパレッ
ト15に下方から当接し、これら支持装置10からパレット
15を持ち上げるように構成してあり、また昇降体34の下
降は、下段の車両駐車スペース2Bに着地するように構
成してある。
駆動装置30の駆動により駆動軸28などを介して巻き上げ
ドラム31を正逆に回転させることで、吊り下げワイヤロ
ープ32を巻き取りまたは繰り出し得、以て動プーリー35
を介して昇降体34を昇降し得る。その際に昇降体34の上
昇は、真上に位置した支持装置10で支持しているパレッ
ト15に下方から当接し、これら支持装置10からパレット
15を持ち上げるように構成してあり、また昇降体34の下
降は、下段の車両駐車スペース2Bに着地するように構
成してある。
【0026】なお、図示しているように、4本(複数
本)の吊り下げワイヤロープ32は、昇降体34に設けた動
プーリー35群が常に同じ高さになるようにその長さを設
定している。また吊り下げワイヤロープ32をそれぞれ4
本とすることで、荷重を分散するとともに、安全性を高
めている。
本)の吊り下げワイヤロープ32は、昇降体34に設けた動
プーリー35群が常に同じ高さになるようにその長さを設
定している。また吊り下げワイヤロープ32をそれぞれ4
本とすることで、荷重を分散するとともに、安全性を高
めている。
【0027】図1、図3に示すように、前記下段の車両
駐車スペース2Bにおいて、駐車区画5Bには、区画数
に対して少なくとも1区画分だけ少ない台数、すなわち
5台の横動体40を、列方向3に移動自在でかつ車両6を
直接に載置自在に設けている。この横動体40は、前記移
動体20と同様な構成であって、本体41と車輪42と駆動装
置43とからなる。そして床側に設けた横方向レール44に
車輪42を介して載置することで、列方向3に移動自在に
構成している。
駐車スペース2Bにおいて、駐車区画5Bには、区画数
に対して少なくとも1区画分だけ少ない台数、すなわち
5台の横動体40を、列方向3に移動自在でかつ車両6を
直接に載置自在に設けている。この横動体40は、前記移
動体20と同様な構成であって、本体41と車輪42と駆動装
置43とからなる。そして床側に設けた横方向レール44に
車輪42を介して載置することで、列方向3に移動自在に
構成している。
【0028】上記各駆動装置23,30,43などは、マイク
ロコンピュータからなる制御装置13からの指令により駆
動され、その動作が制御されている。また、信号伝送ラ
イン、給電ラインを省略している。
ロコンピュータからなる制御装置13からの指令により駆
動され、その動作が制御されている。また、信号伝送ラ
イン、給電ラインを省略している。
【0029】以下に、上記した第一の実施例において車
両6の出車作業を説明するが、たとえば図8、図9にお
いては、説明をより分かり易くするため、6列の支持装
置10の位置をイ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘとする。なお指令
信号は、ドライバーや管理者が出庫操作することで、制
御装置13から出力される。ここで、図8(a) や図9に示
すように、出庫を行う駐車区画5A(支持装置10)とし
て、上段の車両駐車スペース2Aにおける[ニ]の位置
が選択され、そして移動体20は[ハ]に位置しているも
のとする。
両6の出車作業を説明するが、たとえば図8、図9にお
いては、説明をより分かり易くするため、6列の支持装
置10の位置をイ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘとする。なお指令
信号は、ドライバーや管理者が出庫操作することで、制
御装置13から出力される。ここで、図8(a) や図9に示
すように、出庫を行う駐車区画5A(支持装置10)とし
て、上段の車両駐車スペース2Aにおける[ニ]の位置
が選択され、そして移動体20は[ハ]に位置しているも
のとする。
【0030】この状態で、まず制御装置13の部分を出庫
操作すると、[ハ]の位置に停止している移動体20の移
動が行われる。すなわち移動体20の移動は、駆動装置23
の作動により[ニ]側へと行われ、これにより移動体20
は図8(b) や図9仮想線に示すように、[ニ]の位置に
停止される。同時に、下段の車両駐車スペース2Bに位
置している横動体40が移動して、前述した[ニ]の位置
に下方から対向する駐車区画5Bを空にする。
操作すると、[ハ]の位置に停止している移動体20の移
動が行われる。すなわち移動体20の移動は、駆動装置23
の作動により[ニ]側へと行われ、これにより移動体20
は図8(b) や図9仮想線に示すように、[ニ]の位置に
停止される。同時に、下段の車両駐車スペース2Bに位
置している横動体40が移動して、前述した[ニ]の位置
に下方から対向する駐車区画5Bを空にする。
【0031】前述したように上段の車両駐車スペース2
Aにおいては、目的とする支持装置10の下方に移動体20
が入り込んで、[ニ]の支持装置10で支持しているパレ
ット15の真下に昇降体34を位置させて停止される。
Aにおいては、目的とする支持装置10の下方に移動体20
が入り込んで、[ニ]の支持装置10で支持しているパレ
ット15の真下に昇降体34を位置させて停止される。
【0032】この状態で、まず昇降駆動装置30を吊り下
げワイヤロープ32の巻き取り方向に作動させ、昇降体34
を上昇させる。すると上昇する昇降体34はパレット15に
下方から当接したのち、図5の仮想線トに示すように、
このパレット15を支持装置10から持ち上げる。この持ち
上げが終了した時点で移動体20が少し移動され、図6の
仮想線に示すように、昇降体34を介して支持しているパ
レット15の被係止部16を、支持装置10の係止部12から移
動方向に逃がす。
げワイヤロープ32の巻き取り方向に作動させ、昇降体34
を上昇させる。すると上昇する昇降体34はパレット15に
下方から当接したのち、図5の仮想線トに示すように、
このパレット15を支持装置10から持ち上げる。この持ち
上げが終了した時点で移動体20が少し移動され、図6の
仮想線に示すように、昇降体34を介して支持しているパ
レット15の被係止部16を、支持装置10の係止部12から移
動方向に逃がす。
【0033】次いで昇降駆動装置30を吊り下げワイヤロ
ープ32の繰り出し方向に作動させ、昇降体34を下降させ
ることで、パレット15ならびに車両6は、図5の仮想線
チに示すように、移動体20内を通って下降し得る。そし
て図8(c) に示すように、昇降体34が着地することで下
降が停止され、この後、ドライバーまたは管理者が車両
6に乗車して運転することで出車し得る。
ープ32の繰り出し方向に作動させ、昇降体34を下降させ
ることで、パレット15ならびに車両6は、図5の仮想線
チに示すように、移動体20内を通って下降し得る。そし
て図8(c) に示すように、昇降体34が着地することで下
降が停止され、この後、ドライバーまたは管理者が車両
6に乗車して運転することで出車し得る。
【0034】その後に昇降駆動装置30を吊り下げワイヤ
ロープ32の巻き取り方向に作動させ、昇降体34を上昇さ
せて移動体20の位置にすることで一連の出車作業を終え
る。なお上述とは逆の作用を行うことによって、下段の
車両駐車スペース2Bに停車している車両6を、上段の
車両駐車スペース2Aにおける[ニ]の位置に入庫し得
る。また移動体20の停止位置を変化させることで、
[イ],[ロ],[ハ][ホ],[ヘ]の位置の支持装
置10に対する入出庫も同様に行える。
ロープ32の巻き取り方向に作動させ、昇降体34を上昇さ
せて移動体20の位置にすることで一連の出車作業を終え
る。なお上述とは逆の作用を行うことによって、下段の
車両駐車スペース2Bに停車している車両6を、上段の
車両駐車スペース2Aにおける[ニ]の位置に入庫し得
る。また移動体20の停止位置を変化させることで、
[イ],[ロ],[ハ][ホ],[ヘ]の位置の支持装
置10に対する入出庫も同様に行える。
【0035】なお下段の車両駐車スペース2Bへの入出
庫は、上段側での入出庫作業が停止しているときに行わ
れる。すなわち横動体40に対する車両6の入出庫は、こ
の横動体40がどの位置に停止していても行える。
庫は、上段側での入出庫作業が停止しているときに行わ
れる。すなわち横動体40に対する車両6の入出庫は、こ
の横動体40がどの位置に停止していても行える。
【0036】図10〜図12は本発明の第二の実施例を示
す。上下段の車両駐車スペース2A,2B間に中間段
(中間1段を示しているが複数段であってもよい。)の
車両駐車スペース2Cを設けている。そして中間段の車
両駐車スペース2Cには、区画数に対して少なくとも1
区画分だけ少ない台数、すなわち実施例では5台の横行
台車50を、列方向3に移動自在に設けている。そして横
行台車50は、前記パレット15を離脱自在に支持すべく構
成している。
す。上下段の車両駐車スペース2A,2B間に中間段
(中間1段を示しているが複数段であってもよい。)の
車両駐車スペース2Cを設けている。そして中間段の車
両駐車スペース2Cには、区画数に対して少なくとも1
区画分だけ少ない台数、すなわち実施例では5台の横行
台車50を、列方向3に移動自在に設けている。そして横
行台車50は、前記パレット15を離脱自在に支持すべく構
成している。
【0037】すなわち前記横行台車50は前記移動体20な
どと同様な構成であって、本体51と、車輪52と、駆動装
置(モータ)53とにより構成している。そして前記梁材
7の上部に設けた支持レール9に車輪52を介して載置す
ることで、列方向3に移動自在に構成している。
どと同様な構成であって、本体51と、車輪52と、駆動装
置(モータ)53とにより構成している。そして前記梁材
7の上部に設けた支持レール9に車輪52を介して載置す
ることで、列方向3に移動自在に構成している。
【0038】さらに横行台車50における本体51の内部に
は、支持装置を構成する係止部54を突設している。前記
パレット15は、これら係止部54に被係止部16を上方から
係止させることで横行台車50に支持され、また横行台車
50を列方向3で少し移動させて、係止部54の上方から被
係止部16を前後へ逃がすことで、横行台車50の中を通し
てパレット15を昇降動し得るよう構成してある。
は、支持装置を構成する係止部54を突設している。前記
パレット15は、これら係止部54に被係止部16を上方から
係止させることで横行台車50に支持され、また横行台車
50を列方向3で少し移動させて、係止部54の上方から被
係止部16を前後へ逃がすことで、横行台車50の中を通し
てパレット15を昇降動し得るよう構成してある。
【0039】そして中間段の車両駐車スペース2Cに
は、前記横行台車50群の下方で列方向3に移動自在な中
間移動体55を設けている。すなわち中間移動体55は、上
段の車両駐車スペース2Aに設けた移動体20と同様の構
成であって、各部に同一符号を付して詳細は省略する。
は、前記横行台車50群の下方で列方向3に移動自在な中
間移動体55を設けている。すなわち中間移動体55は、上
段の車両駐車スペース2Aに設けた移動体20と同様の構
成であって、各部に同一符号を付して詳細は省略する。
【0040】以下に、上記の第二の実施例において車両
6の出車作業を説明するが、前述したように上段の車両
駐車スペース2Aに対する入出庫を行う場合、下段の車
両駐車スペース2Bと同様に、横行台車50や中間移動体
55を移動させて[ニ]などの真下が空にされる。
6の出車作業を説明するが、前述したように上段の車両
駐車スペース2Aに対する入出庫を行う場合、下段の車
両駐車スペース2Bと同様に、横行台車50や中間移動体
55を移動させて[ニ]などの真下が空にされる。
【0041】そして中間段の車両駐車スペース2Cにお
ける横行台車50から出庫を行うに際して、まず目的とす
る横行台車50に向かって中間移動体55の移動が行われ
る。すなわち中間移動体55の移動は、駆動装置23の作動
により行われ、これにより中間移動体55は目的とする横
行台車50の真下の位置に停止される。同時に、下段の車
両駐車スペース2Bに位置している横動体40が移動し
て、前述した目的とする横行台車50に下方から対向する
駐車区画5Bを空にする。
ける横行台車50から出庫を行うに際して、まず目的とす
る横行台車50に向かって中間移動体55の移動が行われ
る。すなわち中間移動体55の移動は、駆動装置23の作動
により行われ、これにより中間移動体55は目的とする横
行台車50の真下の位置に停止される。同時に、下段の車
両駐車スペース2Bに位置している横動体40が移動し
て、前述した目的とする横行台車50に下方から対向する
駐車区画5Bを空にする。
【0042】前述したように中間段の車両駐車スペース
2Cにおいては、目的とする横行台車50の下方に中間移
動体55が入り込んで、横行台車50で支持しているパレッ
ト15の真下に昇降体34を位置させて停止される。この状
態で、中間移動体55の昇降手段25を前述と同様に作動さ
せ、以て目的とする横行台車50で支持していた車両6を
出車し得る。なお中間移動体55の停止位置を変化させる
ことで、他の位置の横行台車50に対する入出庫を行え
る。
2Cにおいては、目的とする横行台車50の下方に中間移
動体55が入り込んで、横行台車50で支持しているパレッ
ト15の真下に昇降体34を位置させて停止される。この状
態で、中間移動体55の昇降手段25を前述と同様に作動さ
せ、以て目的とする横行台車50で支持していた車両6を
出車し得る。なお中間移動体55の停止位置を変化させる
ことで、他の位置の横行台車50に対する入出庫を行え
る。
【0043】図13は本発明の第三の実施例を示す。すな
わち地下に車両駐車スペース2Dを形成し、この車両駐
車スペース2Dに、上段の車両駐車スペース2Aの支持
装置10と同様な構成の支持装置56を複数設けている。そ
して支持装置56群の下方で移動自在な移動体57を設ける
とともに、この移動体57にリフト式の昇降手段58を設け
ている。
わち地下に車両駐車スペース2Dを形成し、この車両駐
車スペース2Dに、上段の車両駐車スペース2Aの支持
装置10と同様な構成の支持装置56を複数設けている。そ
して支持装置56群の下方で移動自在な移動体57を設ける
とともに、この移動体57にリフト式の昇降手段58を設け
ている。
【0044】この第三の実施例によると、地上側の両車
両スペース2A,2Bに対する入出庫は前述と同様にし
て行われる。そして地下の車両駐車スペース2Dに対す
る入出庫を行う場合、下段の車両駐車スペース2Bの横
行台車50を移動させて、地下の車両駐車スペース2Dに
おける目的とする支持装置56の真上が空にされる。
両スペース2A,2Bに対する入出庫は前述と同様にし
て行われる。そして地下の車両駐車スペース2Dに対す
る入出庫を行う場合、下段の車両駐車スペース2Bの横
行台車50を移動させて、地下の車両駐車スペース2Dに
おける目的とする支持装置56の真上が空にされる。
【0045】この状態で、地下の移動体57を目的とする
支持装置56の真下に位置させたのち、昇降手段58を上昇
作動させることで、目的とする支持装置56を地上側下段
の車両駐車スペース2Bに位置して入出車を行える。な
お移動体57の停止位置を変化させることで、他の位置の
支持装置56に対する入出庫を行える。
支持装置56の真下に位置させたのち、昇降手段58を上昇
作動させることで、目的とする支持装置56を地上側下段
の車両駐車スペース2Bに位置して入出車を行える。な
お移動体57の停止位置を変化させることで、他の位置の
支持装置56に対する入出庫を行える。
【0046】図14は本発明の第四の実施例を示す。地上
側下段の車両駐車スペース2Bと地下の車両駐車スペー
ス2Dとの間に中間段(中間1段を示しているが複数段
であってもよい。)の車両駐車スペース2Eを設けてい
る。そして中間段の車両駐車スペース2Eには、前述し
た地上側中間段の車両駐車スペース2Cと同様な構成の
横行台車50や中間移動体55を、列方向3に移動自在に設
けている。
側下段の車両駐車スペース2Bと地下の車両駐車スペー
ス2Dとの間に中間段(中間1段を示しているが複数段
であってもよい。)の車両駐車スペース2Eを設けてい
る。そして中間段の車両駐車スペース2Eには、前述し
た地上側中間段の車両駐車スペース2Cと同様な構成の
横行台車50や中間移動体55を、列方向3に移動自在に設
けている。
【0047】上記の第四の実施例においては、第一〜第
三の実施例の組合せ動作によって、地下中間段の車両駐
車スペース2Eを含めて入出庫を行える。上述したよう
に、固定状の支持装置10,56と、昇降手段25,58を備え
列方向3に移動自在な移動体20,55,57とを備えたこと
により、移動体20,55,57のみ昇降手段25,58を備え、
支持装置10,56は昇降手段を備えていないことから、全
体を構造簡単にかつ軽量化し得る。
三の実施例の組合せ動作によって、地下中間段の車両駐
車スペース2Eを含めて入出庫を行える。上述したよう
に、固定状の支持装置10,56と、昇降手段25,58を備え
列方向3に移動自在な移動体20,55,57とを備えたこと
により、移動体20,55,57のみ昇降手段25,58を備え、
支持装置10,56は昇降手段を備えていないことから、全
体を構造簡単にかつ軽量化し得る。
【0048】さらに、移動体20,55,57や横行台車50な
どは、製作工場において製作し、かつ充分に調整したの
ち施工現場に必要な数だけ運搬し得、そして予め架設し
ている枠組み体1に組み込むことで、所望規模の立体駐
車設備を構成でき、工事は簡素に短期間で行うことがで
きる。また、移動体20,55,57や横行台車50などは、故
障部分のみを枠組み体1から除去したのち、新たに組み
込むことで、補修を迅速に、運転停止時間を短時間にし
て行える。
どは、製作工場において製作し、かつ充分に調整したの
ち施工現場に必要な数だけ運搬し得、そして予め架設し
ている枠組み体1に組み込むことで、所望規模の立体駐
車設備を構成でき、工事は簡素に短期間で行うことがで
きる。また、移動体20,55,57や横行台車50などは、故
障部分のみを枠組み体1から除去したのち、新たに組み
込むことで、補修を迅速に、運転停止時間を短時間にし
て行える。
【0049】上記実施例では、列方向3において6列形
式の立体駐車設備を示したが、これは2列〜5列の形
式、6行以上の形式などであってもよい。また地上や地
下の上下の段数は任意であり、これらの形式により立体
駐車設備の規模を任意に設定して、格納効率をさらに大
幅に向上させることができる。
式の立体駐車設備を示したが、これは2列〜5列の形
式、6行以上の形式などであってもよい。また地上や地
下の上下の段数は任意であり、これらの形式により立体
駐車設備の規模を任意に設定して、格納効率をさらに大
幅に向上させることができる。
【0050】上記実施例では、移動体20,55,57や横行
台車50として自走形式を示したが、これらは、たとえば
枠組み体1との間に設けた電動シリンダーで押し引き移
動させるなど、他から動力を受けて移動する形式であっ
てもよい。
台車50として自走形式を示したが、これらは、たとえば
枠組み体1との間に設けた電動シリンダーで押し引き移
動させるなど、他から動力を受けて移動する形式であっ
てもよい。
【0051】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、奥行方
向が1車両の長さに対応する敷地であっても施工でき、
狭い敷地でも容易に採用することができる。また固定状
の支持装置と、昇降手段を備え列方向に移動自在な移動
体とにより構成することで、上段においては、移動体の
み昇降手段を備え、支持装置は昇降手段を備えていない
ことになり、全体を構造簡単にかつ軽量化でき、安価に
提供することができるとともに、入出庫の速度アップを
図ることができる。
向が1車両の長さに対応する敷地であっても施工でき、
狭い敷地でも容易に採用することができる。また固定状
の支持装置と、昇降手段を備え列方向に移動自在な移動
体とにより構成することで、上段においては、移動体の
み昇降手段を備え、支持装置は昇降手段を備えていない
ことになり、全体を構造簡単にかつ軽量化でき、安価に
提供することができるとともに、入出庫の速度アップを
図ることができる。
【0052】また上記構成の本第2発明によると、地下
を有効利用でき、同敷地スペース、同段数の従来の地上
のみの立体駐車設備に比較して、大幅に格納台数を増す
ことができ、格納効率を向上できる。
を有効利用でき、同敷地スペース、同段数の従来の地上
のみの立体駐車設備に比較して、大幅に格納台数を増す
ことができ、格納効率を向上できる。
【0053】さらに上記構成の本第3発明によると、地
上または地下の少なくとも一方を多数段として、格納台
数を増すことができ、格納効率を向上できる。そして上
記構成の本第4発明によると、地上最下段の大部分をも
車両の駐車に利用でき、格納効率を向上できる。
上または地下の少なくとも一方を多数段として、格納台
数を増すことができ、格納効率を向上できる。そして上
記構成の本第4発明によると、地上最下段の大部分をも
車両の駐車に利用でき、格納効率を向上できる。
【図1】本発明の第一の実施例を示し、立体駐車設備の
側面図である。
側面図である。
【図2】同立体駐車設備の上段の平面図である。
【図3】同立体駐車設備の下段の平面図である。
【図4】同立体駐車設備の展開斜視図である。
【図5】同立体駐車設備の支持装置と移動体部分の側面
図である。
図である。
【図6】同立体駐車設備の支持装置部分の平面図であ
る。
る。
【図7】同立体駐車設備の移動体部分の平面図である。
【図8】同立体駐車設備の車両の出庫手順を示す展開斜
視図である。
視図である。
【図9】同立体駐車設備の概略正面図である。
【図10】本発明の第二の実施例を示し、立体駐車設備の
概略正面図である。
概略正面図である。
【図11】同立体駐車設備の横行台車と移動体部分の側面
図である。
図である。
【図12】同立体駐車設備の横行台車部分の平面図であ
る。
る。
【図13】本発明の第三の実施例を示し、立体駐車設備の
概略正面図である。
概略正面図である。
【図14】本発明の第四の実施例を示し、立体駐車設備の
概略正面図である。
概略正面図である。
【図15】従来の立体駐車設備の構成を説明し、(a) は概
略平面図、(b) は概略正面図、(c) は概略側面図であ
る。
略平面図、(b) は概略正面図、(c) は概略側面図であ
る。
【図16】従来の立体駐車設備の車両の入出庫手順を示す
説明図である。
説明図である。
1 枠組み体(本体) 2A 上段の車両駐車スペース 2B 下段の車両駐車スペース 2C 中間段の車両駐車スペース 2D 地下の車両駐車スペース 2E 中間段の車両駐車スペース 3 列方向(車両幅方向) 4 行方向(車両長さ方向) 5A 駐車区画 5B 駐車区画 6 車両 10 支持装置 12 係止部 15 パレット 16 被係止部 20 移動体 25 昇降手段 30 昇降駆動装置 31 巻き上げドラム 32 吊り下げワイヤロープ 34 昇降体 40 横動体 50 横行台車 54 係止部(支持装置) 55 中間移動体 56 支持装置 57 移動体 58 昇降手段
Claims (4)
- 【請求項1】 上下に車両駐車スペースを有し、上段の
車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列でかつ車両長
さ方向に1行の駐車区画を形成するとともに、各駐車区
画には、それぞれ車両を載置自在なパレットを離脱自在
に支持する支持装置を設け、さらに上段には、支持装置
群の下方で列方向に移動自在な移動体を設け、この移動
体に、各支持装置との間でパレットを受け渡し自在でか
つパレットを昇降する昇降手段を設けたことを特徴とす
る立体駐車設備。 - 【請求項2】 地上側に上下複数段でかつ地下一段に車
両駐車スペースを有するとともに、地上側上段と地下の
車両駐車スペースは、車両幅方向に複数列でかつ車両長
さ方向に1行の駐車区画を形成するとともに、各駐車区
画には、それぞれパレットを離脱自在に支持する支持装
置を設け、地上側上段と地下には、支持装置群の下方で
列方向に移動自在な移動体を設け、この移動体に、各支
持装置との間でパレットを受け渡し自在でかつパレット
を昇降する昇降手段を設けたことを特徴とする立体駐車
設備。 - 【請求項3】 地上側の上下の車両駐車スペース間、地
上側上段と地下の車両駐車スペース間の少なくとも一方
に中間段の車両駐車スペースを設け、この中間段の車両
駐車スペースには、駐車区画の区画数に対して少なくと
も1区画分だけ少ない数でかつ列方向に移動自在な横行
台車を設け、各横行台車はパレットを離脱自在に支持す
る支持装置を設け、さらに中間段の車両駐車スペースに
は、支持装置群の下方において列方向に移動自在でかつ
昇降手段を有する中間移動体を設けたことを特徴とする
請求項1または2記載の立体駐車設備。 - 【請求項4】 地上側下段の車両駐車スペースは、車両
幅方向に複数列の駐車区画を形成するとともに、区画数
に対して少なくとも1区画分だけ少ない数でかつ列方向
に移動自在な横動体を設け、各横動体は車両を載置自在
に構成したことを特徴とする請求項1〜3記載の立体駐
車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041693A JP2663829B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 立体駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041693A JP2663829B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 立体駐車設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294235A JPH06294235A (ja) | 1994-10-21 |
JP2663829B2 true JP2663829B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13717695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8041693A Expired - Lifetime JP2663829B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 立体駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663829B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP8041693A patent/JP2663829B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06294235A (ja) | 1994-10-21 |
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