JPH11223038A - エレベータ方式の駐車装置 - Google Patents

エレベータ方式の駐車装置

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JPH11223038A
JPH11223038A JP10316397A JP31639798A JPH11223038A JP H11223038 A JPH11223038 A JP H11223038A JP 10316397 A JP10316397 A JP 10316397A JP 31639798 A JP31639798 A JP 31639798A JP H11223038 A JPH11223038 A JP H11223038A
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lift
parking
turntable
vehicle
pallet
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テ−ウェン パーク
O Ien Kon
オー−イェン コン
Sen-Sun Lee
セン−スン リー
Je Wan Kim
ジェ−ワン キム
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    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H6/00Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
    • E04H6/08Garages for many vehicles
    • E04H6/12Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles
    • E04H6/18Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions
    • E04H6/185Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions using comb-type transfer means
    • E04H6/186Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions using comb-type transfer means without transverse movement of the car after leaving the transfer means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの手段により各駐車室の駐車手段を駐車
室と乗降路との間で水平移動させ、組立生産性を向上さ
せて原価を節減し、リフトが乗降するときに該手段を作
動させ、リフトが指定層のパレット位置に到達したとき
追加動作を行わず直ちにパレットを横移動でき、車両の
入出庫にかかる時間を短縮し得るエレベータ方式の駐車
装置及びその駐車方法を提供する。 【解決手段】 中央部に乗降路を形成して乗降路の左右
両側に複数層の駐車室Pを形成するために複数の垂直柱
と水平柱とを組み合わせて形成されるメインフレーム
と、乗降路に乗降可能に設置されるリフトとを備える。
リフトを乗降駆動する。駐車室の各層に設置されて車両
が駐車され、水平方向に移動可能なパレットと備える。
パレットを駐車室から乗降路側に水平に引っ張り且つ乗
降路側から駐車室側に押し出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ方式の駐
車装置(Elevator Type Parking System)に関し、詳しく
はリフトに設置される一つの駐車手段稼動手段により各
駐車室の被動される駐車手段を駐車室と乗降路との間で
水平移動できるようにし、組立生産性を向上させて製造
単価を節減し、且つ、リフトが乗降作動するとき駐車手
段稼動手段を作動させて、リフトが指定層のパレット位
置に到達したときに追加作動を行わずパレットを横行さ
せるので、車両の入出庫にかかる時間を大幅に短縮し得
るエレベータ方式の駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータ方式の駐車装置は中央
に乗降通路が形成され、乗降通路の両側に複数層の駐車
室を備えたタワータイプ(Tower type)構造をしており、
乗降通路を沿ってリフト(Lift)が乗降しながら複数層の
駐車室に車両を駐車させるか、または駐車室に駐車され
た車両を出庫するようになっていた。
【0003】このような従来のエレベータ方式の駐車装
置の一例として、大韓民国公開実用新案92−1822
8号の“パレット横行/乗降式駐車装置”では、駆動モ
ータにより駆動されるスプロケットに巻取されたチェー
ンの一端にリフトが固定され、他端にはバランス重り(B
alance Weight)が固定され、駆動モータにより走行する
チェーンの両端にそれぞれ固定されたリフト及びバラン
ス重りが互いに反対方向に乗降するように構成され、各
駐車室の各層には車両を積載するための駐車手段として
いわゆる駐車パレット(Pallet)を支持するパレット支持
台がそれぞれ設置されて構成されていた。
【0004】このように構成された従来のパレット横行
/乗降式駐車装置で車両を入庫させる場合は、駆動モー
タの駆動により空っぽのリフトを入庫指定層のパレット
よりも低い位置まで移動させ、リフトに設置された駐車
手段稼動手段によりパレットをリフトの上部に移動させ
た後、リフトを乗入出場に下降させてリフト上に載置さ
れたパレット上に車両を搭載させ、リフトを再び指定層
に移動させて車両の搭載されたパレットをパレット支持
台に乗せた後、リフトを乗入出場に下降させることによ
り車両1台の駐車を完了していた。
【0005】また入庫された車両を出庫させる場合は、
空っぽのリフトを指定層のパレットよりも低い位置まで
移動させ、横行手段により車両の搭載されたパレットを
リフト上に移動させた後、リフトを下降させ、この状態
で運転者が搭乗して車両を出庫すると、再びリフトを指
定層に移動させ、横行手段によりパレットをパレット支
持台に載せた後、リフトを乗入出場に下降させることに
より、車両1台の出庫を完了していた。
【0006】また従来のエレベータ方式の駐車装置の他
の例として大韓民国公開特許94−7326号公報の
“パレット横行/乗降及びリフト乗降式駐車装置”は、
上述したパレット横行/乗降式駐車装置のリフトに回転
支持台を設け、車両の入庫及び出庫を行うとき、車両の
方向を転換し得るようにさせたものである。また従来の
エレベータ方式の駐車装置のその他の例として大韓民国
特許公告第91−8092号公報の“パレット横行/リ
フト乗降式駐車装置”では、リフト及びパレットに交互
に配置される複数個のリフトフォーク(Lift fork) 及び
パレットフォーク(Pallet Fork) を形成し、これらリフ
トフォーク及びパレットフォークが交差するとき互いに
干渉を起こさないようにして、リフトは乗降作動だけ
を、パレットは横行作動だけをそれぞれ行って、車両の
入出庫を行うようにしていた。
【0007】即ち、パレット横行/リフト乗降式駐車装
置で車両を入庫する場合は、先ず、乗入出場に位置した
リフトに車両が乗入して車両の車輪がリフトのリフトフ
ォークに載せられると、リフトを乗降作動させて駐車室
の指定層パレットよりもやや高い位置まで移動させ、次
いで駐車室の各パレット毎に設置された駐車手段稼動手
段を作動させてパレットをリフトの下部に移動させた状
態でリフトを下降させてリフトフォークに安着されてい
た車両の車輪をパレットフォークに安着させる。このと
きリフトフォーク及びパレットフォークは交互に配置さ
れるように形成されているのでリフトが下降するとリフ
トのリフトフォークはパレットのパレットフォークと行
き違って下方に通過される。
【0008】次いで駐車手段稼動手段を再び作動させて
車両の搭載されたパレットを駐車室側に横移動させ、リ
フトを再び乗入出場に移動させて、車両1台の入庫を終
了していた。一方、車両を出庫する場合は、リフトを駐
車室の指定層のパレットよりもやや低い位置に移動させ
た後、駐車手段稼動手段を作動させて指定層のパレット
をリフトの上部に移動させた状態でリフトを上昇させ
て、パレットのパレットフォークに安着されている車両
をリフトのリフトフォークに移動させる。
【0009】次いで駐車手段稼動手段を作動させてパレ
ットを再び駐車室に移動させた後、リフトを乗降作動さ
せて乗入出場に移動させて、車両1台の出庫を終了して
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来のパレット横行/乗降式駐車装置では、車両を入庫す
るとき、乗入出場に位置するリフトを指定層のパレット
位置まで移動させた後、指定層のパレットを横移動させ
てリフト上に載置させたた状態でリフトを作動させて乗
入出場に移動させ、次いで車両が乗入してリフトに載置
されたパレット上に車両が安着されると、再びリフトを
作動させて車両の搭載されたリフトを指定層まで移動さ
せた後、リフトを乗入出場に復帰させるべきであり、ま
た車両を出庫するときも、乗入出場に位置するリフトを
指定層のパレット位置まで移動させ、車両が搭載されて
いる指定層のパレットを横移動させてリフト上に載せた
後、リフトを乗入出場に下降させて車両を出庫させ、再
びリフトを乗降作動させてリフト上に置かれたパレット
を指定層に移動させてリフトを乗入出場に復帰させるよ
うになっているため、車両の入出庫にかかる時間が極め
て長いという不都合な点があった。
【0011】また従来のパレット横行/乗降及びリフト
乗降式駐車装置では、上述したパレット横行/乗降式駐
車装置の作動に、車両の入出庫を行うとき、乗入出場で
リフト上に置かれたパレット上に搭載された車両を回転
させて車両の方向を転換させる段階が追加されただけ
で、その他の構成はパレット横行/乗降式駐車装置と同
様であり、従って車両を入出庫するときにかかる時間が
極めて長いという不都合な点があった。
【0012】また従来のパレット横行/リフト乗降式駐
車装置では、パレットを駐車室及び乗入出場に移動させ
ないで駐車室内だけで横行させるので、車両の入出庫に
かかる時間を短縮し得るというメリットはあるが、パレ
ットを横行させる駐車手段稼動手段が各層の駐車室毎に
別々設置されるようになっているため、駐車装置の組立
生産性の低下及び原価上昇を招くという不都合な点があ
った。
【0013】またリフトが指定層のパレット位置に到達
したとき、追加動作によりやっとパレットが横移動でき
る状態に駐車手段稼動手段に結合するようになっている
ため、その追加動作を行う時間だけ全体の動作時間が遅
延されるという不都合な点があった。また従来の各駐車
装置では、パレットが駐車室に停止した状態またはリフ
トと一致する位置に横移動した状態で流動が発生したり
正位置を離脱する憂いがあるので、運転上安定性が低下
されて事故が発生する恐れがあるという不都合な点があ
った。
【0014】またリフトがターンテーブルと一致する位
置で下降した状態で、車両が乗入するか乗出する場合、
車両がリフトの前側を通過する過程で、車両の重量がリ
フトの前側だけに負荷される偏荷重によりリフトが下方
に傾いてしまい、このようにリフトの前側が下方に傾く
とリフト乗降駆動手段に無理な荷重が作用してしまうと
いう不都合な点があった。
【0015】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
され、パレットが水平移動及び乗降移動を並行する駐車
装置の入出庫にかかる時間を改善し得るようにパレット
は水平移動だけを行い、リフトは乗降する方式を採用す
るが、駐車室の各層毎にパレットの能動的横行駆動手段
を採用せず、リフトに設置する1つの駐車手段パレット
稼動手段により各駐車室のパレットを水平横移動できる
ようにして、組立生産性の向上及び原価節減を図り得る
エレベータ方式の駐車装置を提供することを第1の目的
とする。
【0016】また本発明の第2の目的はリフトに設置さ
れた駐車手段稼動手段により駐車手段を横移動できる形
態に前記駐車手段稼動手段と駐車手段とを接続する動作
がリフトの乗降動作と一緒に行われるので、リフトが指
定層のパレット位置に到達したとき追加動作を行わず直
ちに横移動できるようにして、車両の入出庫にかかる時
間を短縮し得るエレベータ方式の駐車装置を提供しよう
とする。
【0017】また本発明の第3の目的は車両の乗入出
場、即ち、駐車装置のロビー(lobby)が駐車装置の上部
または中間部に設けられた上部乗入式または中間乗入式
の駐車装置に適用して、乗入出場にターンテーブルを設
置しながらも乗入出場の下部に位置する駐車室に対する
車両の入出庫を可能にさせると共に、車両の方向を転換
するためにリフト及び車両を最下端に移動させず乗入出
場で直ちに転換し得るようにして、入出庫にかかる時間
を短縮し得るエレベータ方式の駐車装置を提供しようと
する。
【0018】また本発明の第4の目的は車両の搭載され
たパレットをリフト側に水平移動させたとき、駐車手段
及び車両の重量がリフトに負荷されないようにしてリフ
ト乗降駆動手段に無理な荷重がかかることを防止し得る
エレベータ方式の駐車装置を提供しようとする。更に本
発明の第5の目的はパレットが駐車室に横移動した状態
及びリフト側に水平移動した状態で、駐車手段パレット
が定められた位置から流動したり離脱することを防止し
得るエレベータ方式の駐車装置を提供しようとする。
【0019】また本発明の第6の目的は駐車手段パレッ
トの水平移動をより円滑に行い得るエレベータ方式の駐
車装置を提供しようとする。また本発明の第7の目的は
車両の入出庫の際、運転者が車両に搭乗するか、または
下車するとき、運転者が安全に立って上下車できる足場
手段の具備されたエレベータ方式の駐車装置を提供しよ
うとする。
【0020】更に本発明の第8の目的は車両を入出庫す
るとき、車両の偏荷重によりリフトが傾くことを防止し
てリフト乗降駆動手段に偏荷重が負荷されることを防止
し得るエレベータ方式の駐車装置を提供しようとする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は中央
部に乗降路を形成して該乗降路の左右両側に複数層の駐
車室を形成するために複数の垂直柱と水平柱とを組み合
わせることにより形成されるメインフレームと、前記乗
降路に乗降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降
駆動するリフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設
置されて車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手
段と、前記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室
から乗降路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から
駐車室側に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段
に固定され、前記駐車手段稼動手段により被動されるこ
とにより前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段
とを備えて構成されるエレベータ方式の駐車装置を提供
することにより達成される。
【0022】また本発明の第2の目的は駐車手段稼動手
段に包含される掛止部材をリフトが所定の層に到達する
前に予め前記被動手段に包含される係止部材と接続でき
る位置に水平移動させることにより達成される。また本
発明の第3の目的は中央部に乗降路を形成して該乗降路
の左右両側に複数層の駐車室を形成するために複数の垂
直柱と水平柱とを組み合わせることにより形成されるメ
インフレームと、前記メインフレームに形成された乗降
路に乗降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降駆
動するリフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設置
されて車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手段
と、前記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室か
ら乗降路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から駐
車室側に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段に
固定され、前記駐車手段稼動手段により被動されること
により前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段
と、前記乗降路中、車両が進入または進出するロビー層
に設置されて積載された車両の前後方向を転換させるタ
ーンテーブルと、該ターンテーブルを乗降路と駐車室と
の間で横移動させるターンテーブル横行手段とを備えて
構成されることを特徴とするエレベータ方式の駐車装置
を提供することにより達成される。
【0023】また本発明の第4の目的は駐車手段パレッ
トをメインフレームのパレット支持桿に設置されたパレ
ット横行案内レールにより支持された状態で横移動させ
ることにより、車両の搭載されたパレットをリフト側に
横移動させたとき、パレット及び車両の重量がリフトに
かからないようになってリフト乗降駆動手段に無理した
荷重が加わることを防止させたエレベータ方式の駐車装
置を提供することにより達成される。
【0024】更に本発明の第5の目的及び第6の目的は
前記駐車手段側部に回転可能にローラを設置し、該ロー
ラを移動案内する案内レールを駐車室及び乗降路上に設
置し、該案内レールの形状を“U”字状の部材で構成
し、更に該案内レール中ローラと転がり接触する底面上
にローラを制動する制動溝を形成し、案内レール中乗降
路から遠い端部にはローラの過走行を制止し得るストッ
パー及び緩衝部材を設置したエレベータ方式の駐車装置
を提供することにより達成される。
【0025】また本発明の第7の目的は中央部に乗降路
を形成して該乗降路の左右両側に複数層の駐車室を形成
するために複数の垂直柱と水平柱とを組み合わせること
により形成されるメインフレームと、前記メインフレー
ムに形成された乗降路Tに乗降可能に設置されるリフト
と、該リフトを乗降駆動するリフト乗降駆動手段と、前
記駐車室の各層に設置されて車両が駐車され、水平方向
に移動可能な駐車手段と、前記リフトに設置されて、前
記駐車手段を駐車室から乗降路側に水平に引っ張って来
るか、乗降路側から駐車室側に押し出す駐車手段稼動手
段と、前記駐車手段に固定され、前記駐車手段稼動手段
により被動されることにより前記駐車手段を水平方向に
移動させる被動手段と、前記乗降路中、車両が進入また
は進出するロビー層に設置されて積載された車両の前後
方向を転換させるターンテーブルと、該ターンテーブル
を乗降路と駐車室との間で横移動させるターンテーブル
横行手段と、前記ロビー層に設置され、入庫または出庫
のために前記ロビー層の乗降路に待機する前記リフトま
たはターンテーブル上に積載された車両に運転者が乗車
または下車するとき、運転者の体が乗降路内に陥ること
を防止するように運転者が安全に踏む足場手段を提供す
る乗降可能な足場手段とを備えて構成されることを特徴
とするエレベータ方式の駐車装置を提供することにより
達成される。
【0026】また本発明の第8の目的は中央部に乗降路
を形成して該乗降路の左右両側に複数層の駐車室を形成
するために複数の垂直柱と水平柱とを組み合わせること
により形成されるメインフレームと、該メインフレーム
に形成された乗降路に乗降可能に設置されるリフトと、
該リフトを乗降駆動するリフト乗降駆動手段と、前記駐
車室の各層に設置されて車両が駐車され、水平方向に移
動可能な駐車手段と、前記リフトに設置されて、前記駐
車手段を駐車室から乗降路側に水平に引っ張って来る
か、乗降路側から駐車室側に押し出す駐車手段稼動手段
と、前記駐車手段に固定され、前記駐車手段稼動手段に
より被動されることにより前記駐車手段を水平方向に移
動させる被動手段と、前記メインフレームのロビー層に
設置されて、前記リフト上に車両が進入するか、または
前記リフトから車両が進出するとき、車両の偏荷重によ
りリフトが傾けることを防止するためにリフトの下部を
支持する位置及び該支持位置から離脱した支持解除位置
に水平移動可能なリフト傾け防止手段とを備えて構成さ
れることを特徴とするエレベータ方式の駐車装置を提供
することにより達成される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1〜図4に示したように本発明に
係るエレベータ方式の駐車装置は中央部に乗降路Tを形
成して乗降路Tの左右両側に複数層の駐車室Pを形成す
るために複数の垂直柱110と水平柱120とを組み合
わせることにより形成されるメインフレーム100と、
乗降路Tに乗降可能に設置されるリフト200と、リフ
ト200を乗降駆動するリフト乗降駆動手段と、駐車室
Pの各層に設置されて車両が駐車され、水平方向に移動
可能な駐車手段としてのパレット300と、リフト20
0に設置されて、パレット300を駐車室Pから乗降路
側に水平に引っ張り且つ乗降路側から駐車室側に押し出
す駐車手段稼動手段と、パレット300に固定され、駐
車手段稼動手段により被動されることにより駐車手段を
水平方向に移動させる被動手段とを備えて構成される。
【0028】更に図3及び図4に示したように本発明の
駐車装置は乗降路Tのロビー層に設置されたターンテー
ブルを包含して構成することもできる。また図2に示し
たようにメインフレーム100はHビームなどの形鋼等
からなる4本のメイン垂直柱110と、これらメイン垂
直柱110間に設置されて機械的強度を補強する補助垂
直柱(未図示)と、これらメイン垂直柱と補助垂直柱と
を連結する水平柱120とから構成される。
【0029】本発明の装置が独立したタワータイプに設
置されるときは図1に示したようにメインフレーム10
0に外装板130を被せるが、建物の内部に設置される
ときは外装板130を被せずメインフレーム100を建
物の内部に設置する。また外装板130を設置するとき
は乗降路Tのロビー層の前面に車両Vが入出できる入出
口(未図示)が形成され、入出口にはドアー(未図示)
が設置されるが、外装板130を設置しないときは建物
自体に入出口及びドアーが設置される。
【0030】また図1に示したように乗降路Tはメイン
フレーム100の最上端に位置する機械室Mの底面とメ
インフレーム100の最下端との間の中央部に形成さ
れ、機械室Mの内部には後述する乗降駆動モータ、駆動
シーブ及び縦動シーブリフト乗降駆動手段が設置され
る。図1において乗降路Tの最下端にはリフト200が
最下端に下降したときに作動空間を与えるためのピット
(pit) 140が所定深さに形成される。
【0031】また駐車室Pはメインフレーム100の水
平柱120に水平に設置されるパレット支持桿150に
より各層別に区画される。更に図2に示したようにリフ
ト200は入出口側に近接し位置する前方リフト210
及び前方リフトよりも入出口から遠く位置した後方リフ
ト220を包含して構成され、ここではこれらリフト2
10、220は互いに分離された状態である。
【0032】図5は前方リフト210のみを示している
が、前方リフト210とほぼ前後対称して後方リフト2
20が形成される。しかしながら後方リフト220の支
持桿222は前方リフト210の支持桿212よりも少
し短く、リフトフォーク240の個数が前方リフトフォ
ーク230の個数よりも少なく形成されている。なお図
5では前方リフト210と後方リフト220の符号を併
記している。
【0033】各リフト210、220は車両の搭載され
る複数のフォーク230、240と、これらフォーク2
30、240を支持する支持フレームとにより構成さ
れ、ここで、支持フレームは幅の狭く長い鉄板柱または
鉄棒を折曲して形成され、重量及び製造費用を考慮する
と支持フレームに囲まれた内部は空間に形成することが
好ましい。
【0034】詳細にはリフト200は上記のように鉄板
柱または鉄棒が四角形に折曲されて形成され且つ乗降駆
動手段により乗降可能に設置されるリフトフレーム21
1、221と、リフトフレーム211、221に一端部
が固定されて乗降路Tの中央に向かって延長されるフォ
ーク支持桿212、222と、支持桿212、222に
固定されて両駐車室P方向に延長される複数個のリフト
フォーク230、240とを備えて構成される。
【0035】前後方リフト210、220のリフトフォ
ーク230、240には車両Vの前輪または後輪が安着
され、仮に車両Vの前面が入出口に向かった状態で搭載
されるときは前方リフト210のリフトフォーク230
には車両Vの前輪が安着され、後方側リフト220のリ
フトフォーク240には車両Vの後輪が安着される。し
かしながら車両Vの後面が入出口に向かった状態に搭載
されるときは前方リフト210のリフトフォーク230
には車両Vの後輪が安着され、後方リフト220のリフ
トフォーク240には車両Vの前輪が安着される。
【0036】リフトフレーム211、221と支持桿2
12、222とは連結桿213、223により連結固定
され、支持桿212、222は相互平行に延長される2
つの支持桿により構成され、これら支持桿間の間隔は乗
降路Tの左右方向の幅である両駐車室P間の距離よりも
狭く形成され、連結桿213、223は相互平行に延長
される2個の連結桿を有し、これら連結桿の距離は支持
桿212、222の左右方向の幅よりも狭く形成され
る。
【0037】フォーク230、240を支持する支持フ
レーム中、支持桿212、222は枠材及び鉄板により
内部が埋もれた長方形に形成することもできるが、重量
及び製造費用を低減するために、図2及び図4に示した
ように幅の狭く長い柱材を用いて骨格のみを形成した方
が好ましい。各リフトフォーク230、240は各支持
桿212、222を横切って固定され、これら支持桿2
12、222の両側から両駐車室P側に延長された延長
部に車両Vの車輪が載置されるように構成される。
【0038】図2及び図4に示したように前後方リフト
210、220の支持桿212、222はこれらの内側
端が互いに連結されず、所定距離だけ離隔して形成され
て、後述するパレット300の連結桿312との干渉を
回避できるように構成され、リフト210、220の各
連結桿213、223は後述するパレット300の横行
案内ローラ支持桿341との干渉を回避できるように狭
く形成されている。
【0039】各リフト210、220はリフト乗降駆動
手段により乗降路T内で乗降され、且つ、リフト21
0、220が乗降するとき、前後または左右方向の揺動
を防止するために追加的にリフト乗降案内手段を設置す
ることが好ましい。図4に示したようにリフト乗降案内
手段はリフトフレーム211、221に軸設される乗降
案内ローラ250、260と、メインフレーム100に
垂直に固定設置されて乗降案内ローラ250、260を
案内する複数個、図面では4個のリフト乗降案内レール
270とにより構成される。
【0040】また図5に示したように乗降案内ローラ2
50、260はリフトフレーム211、221の両側に
固定されて上下に延長される乗降案内ローラ支持台25
3、263に軸設される。またリフト乗降案内レール2
70及びリフト乗降案内ローラ250、260はリフト
210、220が乗降作動するとき、リフト210、2
20が前後方向及び左右方向に流動せず円滑な乗降作動
を行い得るように案内するためのものであって、図4に
示したように乗降案内レール270はそれぞれ前後方案
内面271及び左右側方案内面272を有する形状に形
成され、図5に示したように乗降案内ローラ250、2
60は前後方案内面271に転がり接触する前後方案内
ローラ251、261と左右側方案内面272に転がり
接触する左右側方案内ローラ252、262とから構成
される。図4の乗降案内ローラ250、260はその概
略図である。
【0041】また図5は前方リフト210の乗降案内ロ
ーラ250だけを示しているが、これと対称して後方リ
フト220の乗降案内ローラ260も設置されるので、
図5は前方リフト210及び後方リフト220の対応部
分に対し、図面符号を併記している。また図4に示した
ようにリフト乗降駆動手段は機械室(図1のM)に設置
される乗降駆動モータ280と、乗降駆動モータ280
により走行される複数本、例えば8本のロープRと、こ
れらロープRを走行させるための駆動シーブ281と、
駆動シーブ281からのロープRの方向を転換させるた
めの複数個の案内シーブ282とを備えて構成され、こ
のように構成されたリフト乗降駆動手段は乗降駆動モー
タ280の一方側に減速器(未図示)を介して駆動シー
ブ281が連結され、複数本のロープRは駆動シーブ2
81を介してその一端はバランス重りBに固定され、他
端は各案内シーブ282により方向転換されて2本ずつ
各リフト210、220のリフトフレーム211、22
1に固定連結されている。
【0042】ここで、各リフトフレーム211、221
に固定される2本ずつのロープRは乗降案内ローラ支持
台253、263の上端に固定され、乗降案内ローラ支
持台253、263を介してリフトフレーム211、2
21に駆動連結され、このように乗降案内ローラ支持台
253、263の上端にロープRを連結するときはター
ンバックルジョイント(未図示)を使用してロープRが
傾くことを防止すると共にロープRに所定の張力を与え
る。
【0043】また図10に示したように各駐車室Pの駐
車手段としてパレット300はメインフレーム100の
垂直柱110と補助柱120との間に横たわって設置さ
れる前後一対のパレット支持桿(図1の150)に乗降
路Tと駐車室Pとの間で横移動可能に支持されるパレッ
トフレーム310と、パレットフレーム310の内側に
対向形成される複数個のパレットフォーク320とを備
えて構成され、ここでは複数個のパレットフォーク32
0はリフト200とパレット300とが上下に交差する
とき、互いに干渉を起こさないようにリフト200のリ
フトフォーク230、240と交互に配置されるように
形成される。
【0044】パレットフレーム310は相互平行に延長
される2個の第1支持柱311aと、これら第1支持柱
311aの両端部が相互異なる第1支持柱に向かって垂
直折曲されて形成され且つその長さは第1支持柱よりも
短く形成される第2柱341とから構成され且つほぼ横
たわった“C ”字状に形成される一対の支持桿311
と、両第1柱311aの中間部を連結する連結板312
とから構成される。
【0045】支持桿311はこれら支持桿311間にリ
フト210、220が上下に通過できるようにこれら支
持桿311間の幅がリフト200のリフトフォーク23
0、240の両自由端間の距離D5よりも長く形成され
(図4及び図10参照)、連結板312はリフト21
0、220とパレット300とが上下に交差するとき互
いに干渉を起こさないようにその前後方向の幅がリフト
210、220の両側の支持桿212、222間の自由
端間の間隔Dよりも狭く形成される。
【0046】また図1〜図4及び図10に示したように
パレット横行案内手段は両側の駐車室Pのパレット支持
桿150の上面に固定設置される左右一対の横行案内レ
ール330と、パレットフレーム310に軸設されて横
行案内レール330に転がり接触される横行案内ローラ
340とから構成され、ここでは左右一対の横行案内レ
ール330はリフト210、220の連結桿213、2
23が通過できるように対向するその内側端を離隔させ
た状態で両案内レール330の乗降路側端部が乗降路T
内に所定量だけ突出するように設置される。
【0047】図10に示したように横行案内ローラ34
0はパレットフレーム310のパレットフレーム支持桿
311の両端が対向する方向に垂直折曲して延長された
横行案内ローラ支持桿341に軸設され、両側の横行案
内ローラ支持桿341はリフト210、220とパレッ
ト300とが上下に交差するときリフト210、220
の連結桿213、223と干渉を起こさないようにその
自由端間の間隔D1がリフト210、220の連結桿2
13、223の一対の連結桿間の距離D2よりも広く形
成される(図4及び図10参照)。
【0048】横行案内ローラ340は各第2柱341毎
に2個ずつ、パレット300全体としては前後各4個ず
つ設置され、ここでの各ローラ340間の間隔軸間距離
は両側の横行案内レール330間の間隔D3よりも広く
設定される(図4及び図10参照)。これはパレット3
00が水平移動して一方の横行案内レールから他方の横
行案内レールに移動する過程において、横行案内レール
330間の間隔内に2個以上の横行案内ローラ340が
同時に位置せず、少なくとも3個の横行案内ローラ34
0が両側の横行案内レールのいずれか一方に支持された
状態で維持されて、パレット300が常に平行を維持し
ながら安定した状態で横移動するためである。
【0049】また図5〜図9に示したように駐車手段稼
動手段はリフト210、220のリフトフレーム21
1、221に設置されて正逆回転する横行駆動モータ3
50、360と、リフトフレーム211、221に回転
可能に支持されて横行駆動モータ350、360により
正逆回転されるボールスクリュー351、361と、ボ
ールスクリュー351、361に螺合されてボールスク
リュー351、361の回転により水平移動するナット
部材355、365と、ナット部材355、365に接
続されて水平移動する掛止部材352、362と、パレ
ット300の乗降路T側側面両端部に固定されてそれぞ
れ乗降路側に突出して延長され且つ掛止部材352、3
62に選択的に引っかかる一対の係止部材370(図1
0)とから構成される。
【0050】ボールスクリュー351、361は横行電
動機構により減速回転するように横行駆動モータ35
0、360に設置され、横行電動機構は通常のギアまた
はチェーン/スプロケットなどを利用した動力伝達機構
が利用されるので具体的に図示してない。図6〜図9に
示したように掛止部材352、362はナット部材35
5、365に下方端が接続されて上方向きに延長される
柱型の掛止部材本体353、363と、掛止部材本体3
53、363の上方端に固定される横たわった“U”字
状の延長桿356、366と、延長桿356、366の
上方自由端にそれぞれ固定される上方掛止357a、3
57b及び下方掛止367a、367bとにより構成さ
れる。
【0051】掛止部材352、362の各掛止357
a、357b、367a、367bは前面または後面と
上下面とが開放されたほぼ横たわった“U”字型の横断
面を有した部材により形成されている。図10に示した
ように係止部材370はパレット300の乗降路側の側
面の前後端部に乗降路側に突出して設置される固定片3
71と、固定片371に軸設され、掛止357a、35
7b、367a、367bに挿入されて引っかかる係止
ローラ372とを備えて構成される。
【0052】好ましくは駐車手段稼動手段は掛止部材3
52、362は水平方向に移動するとき、揺動を防止す
るために掛止部材本体353、363と結合して掛止部
材本体353、363をスライディング可能、即ち摺動
可能に支持する摺動支持体353a、363aと、摺動
支持体353a、363aを水平方向に摺動可能に案内
するためにリフトフレーム211、221に両端部が固
定される案内棒354、364とを追加包含し、ここで
摺動支持体353a、363aには中空が穿孔形成さ
れ、中空に案内棒354、364を貫通させて摺動支持
体353a、363aが案内棒354、364上で摺動
移動可能に支持される。
【0053】各掛止357a、357b、367a、3
67bは横移動するとき、各リフトフレーム211、2
21の上下側桿211a、221aにより案内される。
ここで、各リフトフレーム211、221の上下側桿2
11a、221aは各掛止357a、357b、367
a、367bが横移動するときの干渉を回避するため
に、図5に示したように両端の一部を除外した部分の平
面の幅が狭く形成されている。
【0054】図示例では掛止部材352、362には
“コ”字型の断面を有する掛止357a、357b、3
67a、367bを設置し、係止部材370には係止ロ
ーラ372を設置しているが、本発明がこれに限定され
るものではなく、掛止357a、357b、367a、
367bと同一断面を有する係止片を係止部材370側
に設置し、係止ローラと同一構造の掛止ローラを掛止部
材352、362側に設置することもできる。
【0055】掛止部材352、362はその上下端に設
置された各掛止357a、357b、367a、367
bが両側の駐車室Pに位置するパレット300の係止ロ
ーラ372に引っかかる位置の間で往復移動するように
設置される。また図1、図3及び図13に示したように
ターンテーブル400は車両Vが乗入出するとき、その
上面が入出場の底面、即ち、乗降路T中のロビー層の底
面と水平となる状態に設置され、ターンテーブルベース
410と、ターンテーブルベース410上に回転可能に
設置される回転体420と、回転体420を回転させる
ターンテーブル回転駆動手段とを備えて構成される。
【0056】ターンテーブルベース410は相互平行に
延長される左右一対の外郭桿411と、これら外郭桿4
11の中間部を横切って連結して回転体420を回転可
能に支持する連結桿412とを備えて構成される。回転
体420はパレット300と同様に各リフト210、2
20との干渉を起こさないように構成され、即ち、回転
体420は乗入出場の底面上に水平に設置される左右一
対の柱からなる回転フレーム421と、これら回転フレ
ーム421の中間部を横切って連結する連結桿422
と、回転フレーム421の内側面で対向して内側に延長
される複数個のターンテーブルフォーク423とを備え
て構成される。
【0057】ここでの回転フレーム421の両柱間の距
離D4はリフト210、220のリフトフォーク23
0、240の両自由端間の距離D5よりも長く形成さ
れ、ターンテーブルフォーク423はリフト210、2
20とターンテーブル400とが上下に交差するときに
互いに干渉を起こさないようにリフトフォーク230、
240と交互に配置されて形成される。
【0058】複数個のターンテーブルフォーク423の
内、ターンテーブル400の長さ方向上の中央に近接し
た連結桿422側に近接した図面では前後各3個の内側
フォーク423aはターンテーブル400の長さ方向上
の中央から遠い側である連結桿422から遠距離に位置
する図面では前後各3個の外側フォーク423bに比べ
て広い断面積を有するように構成される。
【0059】これはリフト210、220がターンテー
ブル400の位置に下降してリフトフォーク230、2
40とターンテーブルフォーク423とが交互に噛み合
った状態になったときに入出口側の内外側フォーク42
3a、423bは前方リフト210のリフトフォーク2
30と全て交互に噛み合った状態になるが、入出口の反
対側内側では外側フォーク423bだけが後方リフト2
20のリフトフォーク240と交互に噛み合った状態と
なり、内側フォーク423aは後方リフト220のリフ
トフォーク240とは交互に噛み合わなくなる。何故か
というと、後方リフト220のフォークの数よりも対応
するターンテーブルの内側のフォークの数が多いからで
ある。従って、内側フォーク423aの平面広さが外側
フォーク423bの平面広さのように狭く形成される
と、その内側フォーク423a間の間隔が大きくなって
車両Vの乗入出の際、衝撃が甚だしくなるからである。
【0060】即ち、リフト210、220がターンテー
ブル400の位置に下降すると、ターンテーブル400
の内側フォーク423aのいずれか一方の後方に位置す
る側の内側フォークは後方リフト220のリフトフォー
ク240と交互に噛み合わないので、上述したように内
側フォーク423aの平面を広くすることにより、リフ
トフォーク230、240が交互に噛み合ってない内側
フォーク423a上における車両Vが堅固に支持されな
がら進入出が安定した状態で行われるようになる。
【0061】ターンテーブル400の回転体420の前
後方には車両Vが乗入出するとき、車両Vの走行面を提
供して車両Vの墜落を防止するためのデッキパネル(Dec
k Pannel) 430がターンテーブルベース410に固定
設置されている。また図13〜図16に示したようにタ
ーンテーブル回転駆動手段はターンテーブルベース41
0に固定設置されるターンテーブル回転駆動モータ44
0と、回転体420の連結桿422の底面中央に固定さ
れるリングギア441と、ターンテーブル回転駆動モー
タ440の回転軸に同軸連結されてリングギア441に
歯合されて連結桿422を回転させるピニオン442と
を備えて構成される。
【0062】また図14に示したようにリングギア44
1はターンテーブルベース410の中央部に固定設置さ
れた支持軸443に支持され、支持軸443の外周面と
リングギア441の内周面間にはベアリング444が設
置されてリングギア441の回転を円滑にさせるように
構成され、ここでは支持軸443は重量を減らすために
中空の円筒軸を使用した方が好ましい。
【0063】また回転駆動モータ440に減速器が一体
に具備されたときはピニオン442を図示例のようにタ
ーンテーブル回転駆動モータ440の回転軸に直結して
も構わないが、回転駆動モータ440に減速器が一体に
具備されてないときは別途の電動機構を介して連結する
こともできる。またターンテーブル400は乗入出場の
下層駐車室Pで入出庫を行うとき、リフト200及び車
両Vの干渉を防止するために、ターンテーブル横行手段
により乗降路Tの位置とこれを外れた位置の上層駐車室
の下端部に当する位置との間で横移動可能に設置され
る。
【0064】更に図4及び図15〜図17に示したよう
にターンテーブル横行手段は乗入出場のほぼ底面高さに
設置されるターンテーブル横行案内レール450と、タ
ーンテーブルベース410に軸設されてターンテーブル
横行案内レール450に案内されるターンテーブル横行
案内ローラ460を有するターンテーブル横行案内手段
と、ターンテーブル400を横行駆動するターンテーブ
ル横行駆動手段470とを備えて構成される。
【0065】またターンテーブル案内手段のターンテー
ブル横行案内レール450はメインフレーム100に横
たわって固定設置され、チャンネル形鋼を上部開放され
た形状に設置し、その内側底面にターンテーブル横行案
内ローラ460が転がり接触するようになっている。ま
たターンテーブル横行案内ローラ460はターンテーブ
ルベース410の前後端部に軸設され、またターンテー
ブル横行案内ローラ460は外郭桿411の前後端部に
固定結合されたローラ支持桿461に軸設される。
【0066】図16に示したようにターンテーブル横行
駆動手段は乗入出場側からメインフレーム100に固定
されるターンテーブル支持フレーム(未図示)に装着さ
れる正逆駆動型ターンテーブル横行駆動モータ470
と、ターンテーブルベース410に一部が固定されてタ
ーンテーブル横行駆動モータ470の動力によりエンド
レスタイプに走行するターンテーブル駆動チェーン48
0とにより構成され、ターンテーブル横行駆動モータ4
70の軸には駆動スプロケット471が固定設置され、
ターンテーブル横行駆動チェーン480はターンテーブ
ル支持フレーム(未図示)に軸設される一対の回転軸4
81、482の両端に固定設置されるアイドルスプロケ
ット483、484に巻き取りされ、一方の回転軸48
1には駆動スプロケット471に伝動チェーン473で
連結される電動スプロケット472が固定設置され、タ
ーンテーブル横行駆動モータ470の動力が駆動スプロ
ケット471及び伝動チェーン473並びに電動スプロ
ケット472を経由して一方の回転軸481に伝達さ
れ、回転軸481の回転力がアイドルスプロケット48
3、484間に連結されたターンテーブル横行駆動チェ
ーン480に伝達されるようになっている。
【0067】また図16に示したようにターンテーブル
横行駆動チェーン480はスプリング486により弾力
支持される張力調節ローラ485により傾くことなく所
定張力を有して走行できるようになっている。ターンテ
ーブルベース410の一方の外郭桿411とターンテー
ブル横行駆動チェーン480とは連結片487により連
結される。
【0068】一方、図17〜図21に示したように乗降
路のロビーには車両Vの乗入出を行うとき、車両Vから
降りた運転者、または車両Vに乗る運転者が安全に立っ
て動けるように足場手段がターンテーブル400の一方
に乗降可能に設置される。足場手段は上部乗入型または
中間乗入型の駐車装置において乗入出場の下側に形成さ
れた駐車室Pに車両Vを入出庫するとき、ターンテーブ
ル400の両側が底無し状態になるので、運転者が安全
に立って下車及び乗車するようにするためのものであ
る。
【0069】また足場手段の足場500はターンテーブ
ル400とほぼ同一高さで形成されるため、下層駐車室
Pに対する入庫及び出庫のとき、リフト200及び車両
Vがターンテーブル400の位置を通過して下降するよ
うになっているが、そのためにターンテーブル400が
横移動するとき、干渉を起こさないように乗降可能に設
置され、このような足場500はターンテーブルの全長
に対応する長さ及び乗降路Tの両側に設置された駐車室
の幅に対応する幅を有するパネル型に形成される。
【0070】足場手段は足場500がターンテーブル4
00とほぼ同一高さに設置されるので、ターンテーブル
横行手段によりターンテーブル400が横移動するとき
ターンテーブル400との干渉を回避するために、足場
手段500はターンテーブル400が横移動するときは
ターンテーブル400よりも高い位置に上昇し、ターン
テーブル400が本来の位置に復帰したときはターンテ
ーブル400と同一高さに下降するように足場500の
乗降作動のために足場500を乗降案内する足場乗降案
内手段と、足場500を乗降駆動させる足場乗降駆動手
段とを備えて構成される。
【0071】また図17〜図21に示したように足場乗
降案内手段はメインフレーム100の垂直柱に直角に横
に固定され、足場500と離れた上部で各足場500の
両側面と並行に延長される一対の支持台510と、支持
台510の先端部に上端部が固定され、上端部からロビ
ー層の底面に延長される一対の乗降案内レール520
と、足場500の両側面の所定位置に軸設されて乗降案
内レール520により案内される複数個の乗降案内ロー
ラ530とを備えて構成される。
【0072】ここで、乗降案内ローラ530は足場50
0の両側面に所定位置に直立した形で固定設置される一
対のローラ支持桿531に軸設され、安定性を維持する
ために両側のローラ支持桿531に少なくとも2個以上
がそれぞれ軸設置されている。また乗降駆動手段は支持
台510に装着される乗降駆動モータ540と、乗降駆
動モータ540の動力により正逆方向に走行し、その先
端部が乗降案内ローラ530を支持するローラ支持桿5
31の上端部に固定される乗降駆動チェーン550とを
備えて構成される。
【0073】ここで、乗降駆動チェーン550は支持台
510に軸設された乗降駆動スプロケット560に巻き
取りされて乗降駆動モータ540の駆動により正逆方向
に走行するようになっている。また回転軸561の一端
には乗降駆動モータ540の軸に固定された駆動スプロ
ケット562にチェーン564により連結される電動ス
プロケット563が固定設置されて、乗降駆動モータ5
40の動力がチェーン564及び各スプロケット56
2、563を経由して回転軸561及び乗降駆動スプロ
ケット560に伝達されるようになっている。
【0074】乗降駆動スプロケット560に巻き取りさ
れた乗降駆動チェーン550は乗降案内レール520の
上方端側に軸設される案内シーブ565により方向転換
されるように案内されてその走行が円滑に行われる。足
場500は乗降駆動スプロケット560により乗降駆動
チェーン550が巻かれるときは乗降駆動チェーン55
0により引っ張られて上昇されるが、乗降駆動チェーン
550が解けるときは自体重量により下降するようにな
る。
【0075】このように構成された本発明に係るエレベ
ータ方式の駐車装置の駐車方法はリフトが乗入出場側の
ターンテーブルに一致された状態で車両を乗入してリフ
トとターンテーブル上に搭載させる工程と、車両の搭載
されたリフトを上層の指定層パレット位置よりも高い位
置まで上昇させて停止させる工程と、パレットをリフト
の下部に横移動させた後リフトをパレットよりも下降さ
せてリフトに搭載された車両をパレット上に移動させる
工程と、車両の搭載されたパレットを駐車室に横移動さ
せる工程と、リフトをターンテーブルと一致する位置に
下降させる工程とからなる上層入庫工程と、リフトを指
定層のパレットよりも低い位置に上昇させて停止させる
工程と、パレットをリフトの上部に横移動させる工程
と、リフトを上昇させてパレットに搭載された車両をリ
フト上に移動させる工程と、パレットを駐車室に横移動
させる工程と、リフトをターンテーブルと一致する位置
に下降させて車両をリフト及びターンテーブル上に搭載
する工程と、リフト及びターンテーブル上に搭載された
車両を乗出する工程とからなる上層出庫工程と、リフト
が乗入出場側のターンテーブルと一致した状態で車両を
乗入してリフト及びターンテーブル上に搭載させる乗入
工程と、リフトをターンテーブルよりも高い位置に上昇
させて車両をリフトのみに搭載させる工程と、ターンテ
ーブルを乗降路から外れた位置に横移動させる工程と、
車両の搭載されたリフトを下層の指定層のパレット位置
よりも高い位置まで下降させて停止させる工程と、パレ
ットをリフトの下部に横移動させる工程と、リフトをパ
レットよりも低い位置に下降させてリフトに搭載された
車両をパレット上に搭載させる工程と、車両の搭載され
たパレットを駐車室に横移動させる工程と、リフトを上
昇させてターンテーブルよりも高い位置で停止させる工
程と、ターンテーブルを乗降路側に横移動させる工程
と、リフトをターンテーブルと一致する位置に下降させ
る工程とからなる下層入庫工程と、ターンテーブルを乗
降路から外れた位置に横移動させるターンテーブル横行
工程と、リフトを下層指定層のパレット位置よりも低い
位置に下降させて停止させる工程と、車両の搭載された
パレットをリフト上に横移動させる工程と、リフトを上
昇させてパレットに搭載された車両をリフトに移動させ
る工程と、パレットを駐車室側に横移動させる工程と、
車両の搭載されたリフトを乗入出場側に上昇させてター
ンテーブルよりも高い位置で停止させる工程と、ターン
テーブルを乗降路側に横移動させる工程と、リフトをタ
ーンテーブルと一致する位置に下降させて車両をリフト
及びターンテーブル上に搭載させる工程と、リフト及び
ターンテーブル上に搭載された車両を乗出する工程とか
らなる下層出庫工程とにより構成される。
【0076】このようなエレベータ方式の駐車装置の入
庫及び出庫過程を説明する前に、リフトの乗降作動及び
パレットの横行作動並びにターンテーブルの各作動につ
いて説明する。先ず、図4に示したようにリフト200
の乗降動作については機械室Mに設置されたリフト乗降
駆動手段の乗降駆動モータ280が稼動されると、乗降
駆動モータ280の動力が減速器を経由して駆動シーブ
281に伝達されて、リフト210、220とバランス
重りBとが連結された各ロープRが案内シーブ282の
案内で正方向または逆方向に走行され、このとき、乗降
駆動モータ280の駆動方向が正方向、即ち、ロープR
がリフト210、220を引っ張り上げる方向に駆動す
ると、リフト210、220は上昇し、バランス重りB
は下降されるが、反対に、乗降駆動モータ280の駆動
方向が逆方向、即ち、ロープがバランス重りBを引っ張
り上げる方向に駆動すると、リフト210、220は自
体重量により下降するようになる。
【0077】またリフト200の乗降案内作動について
は前後側リフト210、220の各リフトフレーム21
1、221に設置された乗降案内ローラ250、260
が乗降案内レール270を沿って案内され、乗降案内ロ
ーラ250、260はリフトフレーム211、221に
固定されて上下延長されたローラ支持枠253、263
に軸設されると共に、各乗降案内ローラ250、260
は前後方ローラ251、261及び底方ローラ252、
262により構成されて乗降案内レール270の前後方
案内面271及び側方案内面272にそれぞれ転がり接
触しながら案内されるため、各リフト210、220は
前後方向及び左右側方に流動せず安定された状態で乗降
される。
【0078】また図4〜図12に示したようにパレット
300の横行動作については駐車手段稼動手段の横行駆
動モータ350、360が作動すると、電動機構を介し
て連結されたボールスクリュー351、361が回転さ
れ、ボールスクリュー351、361に螺合されたナッ
ト部材355、365が案内棒354、364により横
方向に直線移動され、よって、ナット部材355、36
5に固定結合された掛止部材本体353、363及び掛
止部材本体353、363から上下に延長された延長桿
356、366並びに延長桿356、366の上下端に
設置された掛止357a、357b、367a、367
bが横方向に移動するようになる。
【0079】ここで、掛止部材352、362が駐車室
P側に移動した状態では掛止357a、357b、36
7a、367bがパレット300側の係止ローラ372
に引っかかる位置となり、リフト210、220がパレ
ット300の垂直方向上の位置を通過するとき、掛止3
57a、357b、367a、367bは対向する内側
及び上下端が開放されたほぼ“コ”字型の断面を有して
形成されるので、係止ローラ372と掛止357a、3
57b、367a、367bとの間の干渉が発生されな
い。
【0080】次いでリフト210、220が指定層のパ
レット300よりもやや高い位置に到達すると、下方掛
止357b、367bがパレット300の係止ローラ3
72に引っかかるが、リフト210、220が指定層の
パレット300よりもやや低い位置に到達すると、上方
掛止357a、367aがパレット300の係止ローラ
372に引っかかるようになる。
【0081】このように掛止部材352、362の上方
掛止357a、367aまたは下方掛止357b、36
7bがパレット300の係止部材370の係止ローラ3
72に引っかかった状態で、掛止部材352、362が
横方向に移動すると、当該係止ローラ372の結合され
たパレット300は駐車室Pと乗降路Tとの間で横移動
するようになる。
【0082】更にパレット300の横行案内動作につい
てはパレットフレーム310に設置された横行案内ロー
ラ340がパレット支持桿150に設置された横行案内
レール330により案内されるので円滑に行われ、横行
案内ローラ340は各パレットフレーム310の前後に
それぞれ4個ずつ設置され、その設置間隔は両側の横行
案内レール330の内側端部間の間隔よりも広く設定さ
れているので、パレット300が横移動するとき、1個
以上の横行案内ローラ340が両側の横行案内レール3
30の内側端間の間隔に位置せず、常に少なくとも3個
以上の横行案内ローラ340が横行案内レール330に
支持された状態で維持されるので、パレット300の横
移動が安定に維持される。
【0083】またターンテーブル400の回転動作につ
いては車両Vがターンテーブル400のターンテーブル
フォーク423上にだけ載置された状態でターンテーブ
ル回転駆動モータ440が回転すると、回転駆動モータ
440の軸に結合されたピニオン442が回転され、よ
って、ターンテーブルベース410に固定された支持軸
443に支持されると共に回転体420に固定結合され
て、ピニオン442に歯合されたリングギア441が回
転するようになり、よって、回転体420が回転するの
で、ターンテーブル400の回転体420の前後方向を
転換させて、ターンテーブル400の回転体420上に
搭載された車両Vの前後方向が転換されるようになる。
【0084】このとき、回転体420はターンテーブル
ベース410に固定された支持軸443にベアリング4
44により支持されたリングギア441と一緒に回転す
るので、従来ローラ転がり支持方式に比べて騒音及び流
動がなく安定した状態で回転するようになる。またター
ンテーブルの横行動作についてはターンテーブル横行駆
動手段の駆動モータ470が正方向に回転すると、回転
力が駆動スプロケット471、電動スプロケット472
及び伝動チェーン473を経由して伝達されて一方の回
転軸が回転され、回転軸481はアイドルスプロケット
483、484及びターンテーブル横行駆動チェーン4
80を経由して回転軸482に連結されているので、タ
ーンテーブル横行駆動チェーン480が正方向に走行す
るようになる。
【0085】このとき、ターンテーブル横行駆動チェー
ン480はその一部がターンテーブルベース410に連
結片485により連結されているので、ターンテーブル
ベース410及び回転体420を包含するターンテーブ
ル400全体が正方向、即ち、乗降路T側から駐車室P
側に向ける方向に横移動するようになって乗降路Tを外
れて駐車室P側に位置するようになる。
【0086】一方、ターンテーブル横行駆動モータ47
0が逆方向に回転すると、上述した正方向回転時とは逆
方向作用が発生し、ターンテーブル400が駐車室P側
から乗降路T側に横移動するようになる。このようにタ
ーンテーブル400が横移動すると、ターンテーブルベ
ース410に軸設されたターンテーブル横行案内ローラ
460がメインフレーム100に固定設置されたターン
テーブル横行案内レール450に転がり接触しながら案
内されるので、安定されて正確な横行動作が行われるよ
うになる。
【0087】また足場の乗降動作については足場乗降駆
動モータ540が正方向に駆動すると、その回転力が駆
動スプロケット562及びチェーン564並びに電動ス
プロケット563を経由して回転軸561に伝達され、
回転軸561及び乗降駆動スプロケット560が正方向
に回転され、よって、乗降駆動チェーン550が乗降駆
動スプロケット560に巻かれながらその先端にローラ
支持桿531を介して連結された足場手段500を引っ
張り上げて足場手段500をターンテーブル400より
も高い位置に上昇させるようになる。
【0088】一方、乗降駆動モータ540が逆方向に回
転すると、上述した正方向回転時とは逆に作用して足場
500がターンテーブル400の高さに下降される。上
記のように足場500が乗降作動するときは足場500
の両側に結合されたローラ支持桿531に軸設された乗
降案内ローラ530が乗降案内レール520に転がり接
触しながら案内されるので、足場500の乗降作動が円
滑に行われるようになる。
【0089】以下、本発明に係るエレベータ方式の駐車
装置の入庫及び出庫過程を図面に基づいて詳細に説明す
る。先ず、上層入庫動作について説明すると、乗入出場
の上方に位置する上層駐車室Pに車両Vを入庫するとき
は図22aに示したように車両Vが乗入する前にリフト
210、220を乗降させてリフトフォーク230、2
40及びターンテーブルフォーク423が乗入出場の地
面とほぼ一致する同一平面上で互いに交互配置された状
態に位置させると同時に、足場手段乗降手段を作動させ
て足場手段500をターンテーブル400とほぼ同一高
さに位置させる。
【0090】この状態で、入出口を介して乗入する車両
Vはターンテーブル400の回転体420の両端に設置
されたデッキパネル430の前方デッキパネル430を
経由してリフトフォーク230、240及びターンテー
ブルフォーク423の上面を走行して正位置で停止する
ことにより、車両Vの乗入が終了されるようになる。こ
のとき、前方リフト210のリフトフォーク230はタ
ーンテーブルフォーク423の内外側フォーク423
a、423bの全部に対して交互に噛み合うが、後方リ
フト220のリフトフォーク240はターンテーブルフ
ォーク423の外側フォーク423bにだけ交互に噛み
合って内側フォーク423aに対しては交互に噛み合っ
てない。
【0091】ここで、ターンテーブルフォーク423の
外側フォーク423bは平面が狭く形成されているが、
それらの間にリフトフォーク230、240が交互に噛
み合っているので、各フォーク間の隙間が微細になって
車両Vが走行するとき、無理した荷重がフォークに伝達
されることなく安定した状態で走行することができる。
一方、ターンテーブルフォーク423の内側フォーク4
23aではそれらの間にリフトフォーク230、240
は交互に噛み合ってないが、平面が広く形成されている
ので、車両Vが安定して走行することができる。結局、
リフト210、220がターンテーブル400と同一平
面上に位置した状態で、リフトフォーク230、240
及びターンテーブルフォーク423の上面で走行すると
き、衝撃を受けず安定した状態で走行することができ
る。
【0092】正位置で停止した車両Vはその車輪がター
ンテーブルフォーク423の外側フォーク423b及び
リフトフォーク230、240の上面に位置するように
なるので、その後、リフト210、220が上昇すると
き、リフトフォーク230、240に載置された状態の
まま上昇することができる。このとき、足場手段500
は足場乗降駆動手段の乗降作動によりターンテーブル4
00とほぼ同一位置に下降した状態で維持されているの
で、乗入が終了した後、車両Vから降りた運転者が足場
500を踏んで安全に下車することができる。
【0093】一方、一般に乗入した車両Vの方向は前方
側が後方リフト220側に位置する方向に乗入されるの
が通例であるので、駐車後、出庫時には車両Vの後方が
入出口に向かうようになって乗出が面倒臭くなる憂いが
ある。従って、出庫時、車両Vの乗出を簡便に行うため
にターンテーブル400の回転体420を駆動させて車
両Vの前方が入出口に向かうように回転させるが、この
ようなターンテーブル400の回転体420の回転動作
について説明すると、以下のようになる。
【0094】先ず、リフト210、220及びターンテ
ーブル400の上面に車両Vが乗入した状態で、リフト
210、220の乗降駆動手段を作動させてリフト21
0、220をターンテーブル400の回転体420より
もやや低い位置に下降させると、リフト210、220
及びターンテーブル400の上面に搭載された車両Vは
ターンテーブル400の回転体420にだけ載置された
状態になり、次いでターンテーブル回転駆動手段を作動
させると、回転体420が回転して車両Vの方向が転換
され、車両Vの前方が前方リフト210側に位置するよ
うになる。
【0095】このように車両Vの乗入及び運転者の下車
が終了すると、リフト乗降駆動手段の作動によりリフト
210、220が上昇され、よって、リフトフォーク2
30、240及びターンテーブルフォーク423の上面
に搭載された車両Vはリフトフォーク230、240の
上面にだけ載置された状態になって指定層まで上昇する
ようになる。
【0096】一方、リフト210、220に設置されて
パレット300側に設置された係止部材370に引っか
かる駐車手段稼動手段の掛止部材352、362はリフ
ト210、220が上昇して指定層のパレット300に
移動する途中、係止部材370に引っかかる位置に移動
する。即ち、駐車手段稼動手段の掛止部材352、36
2はリフト210、220が指定層のパレット300位
置に到達したときにやっと係止部材370に引っかかる
位置に移動するのではなく、指定層に到達する前に予め
係止部材370に引っかかる位置に移動して、図22b
に示したようにリフト210、220が指定層のパレッ
ト300よりもやや高い位置に到達したときに駐車手段
稼動手段の追加的な作動がなくても掛止部材352、3
62の下方の掛止357b、367bがパレット300
側の係止部材370側に引っかかるようになる。
【0097】次いでリフト210、220が上昇を継続
して指定層のパレット300よりもやや高い位置に到達
すると、メインフレーム100及びリフト210、22
0に設置された位置感知手段(未図示)がリフト21
0、220の位置を感知して、リフト乗降駆動手段の作
動を中止させて、リフト210、220がその位置で停
止するようになる。
【0098】このように駐車手段稼動手段の掛止部材3
52、362をリフト210、220が指定層に移動す
る途中、予め係止部材370に引っかかる位置に移動さ
せることにより、従来のようにリフト210、220が
指定層のパレット300の位置に到達したとき、追加作
動により掛止部材352、362を係止部材370に引
っかかる位置に移動させたことに比べ、追加作動に所要
される時間だけ作動時間を短縮し得るという効果があ
る。
【0099】次いで上記のように車両Vを搭載したリフ
ト210、220が指定層のパレット300よりもやや
高い位置で停止すると、駐車手段稼動手段の横行駆動モ
ータ350、360が作動して電動機構を介して連結さ
れたボールスクリュー351、361が回転され、よっ
て、ボールスクリュー351、361に螺合されたナッ
ト部材355、365が乗降路T側に移動するようにな
り、よって、固定結合された掛止部材352、362が
乗降路T側に移動される。
【0100】より、掛止部材352362の下方掛止3
57b、367bが引っかかっている指定層のパレット
300側の係止部材370を乗降路T側に引っ張って、
図23aに示したように当該パレット300が乗降路T
側に移動してリフト210、220の下方に位置するよ
うになる。このような状態でリフト乗降駆動手段を作動
させてリフト210、220をパレット300よりも下
方に下降させると、図23bに示したようにリフト21
0、220に搭載された車両Vはパレット300の上面
のみに載置された状態となる。
【0101】このとき、リフトフォーク230、240
とパレットフォーク320とは互いに交互に配置されて
いるので、リフト210、220をパレット300より
も下方に下降させる過程で互いに干渉を起こさない。次
いでリフト210、220を掛止部材352、362の
上方掛止357a、367aがパレット300の係止部
材370に引っかかる位置まで下降させた後、停止させ
る。
【0102】次いで駐車手段稼動手段を駆動させて掛止
部材352、362を駐車室P側に移動させると、掛止
部材352、362の上方掛止357a、367aがパ
レット300の係止部材370を駐車室P側に押すの
で、図24aに示したように当該パレット300は車両
Vが搭載された状態で横移動して再び駐車室Pに復帰さ
れる。
【0103】その後、リフト乗降駆動手段を作動させ
て、図24bに示したようにリフト210、220を乗
入出場に下降させて、車両V1台の上層入庫が終了され
るようになる。次に上層出庫動作について説明する。先
ず、乗入出場の上方に位置する上層駐車室Pに駐車され
た車両Vを出庫するときは図25aに示したようにリフ
ト乗降駆動手段によりリフト210、220を指定層に
上昇させると共に、足場乗降手段の作動により足場50
0をターンテーブル400とほぼ同一高さまで維持させ
る。
【0104】次いでリフト210、220の上昇過程に
おいて、駐車手段稼動手段の動作により掛止部材35
2、362を駐車室P側に移動させると、図25bに示
したようにリフト210、220が指定層パレット30
0よりもやや低い位置に到達したとき、掛止部材35
2、362の上方掛止357a、367aがパレット3
00の係止部材370に引っかかるようになる。
【0105】この状態で、リフト210、220を停止
させて駐車手段稼動手段を稼動させて掛止部材352、
362を乗降路T側に移動させると、掛止部材352、
362の上方掛止357a、367aに係止部材37が
引っかかったパレット300は図26aに示したように
リフト210、220の上部に位置するようになる。次
いで図26bに示したようにリフト210、220を再
び上昇させてパレット300よりも高い位置に移動させ
ると、車両Vはリフト210、220の上面にだけ載置
された状態に維持されると共に、リフト210、220
の上昇に伴って掛止部材352、362の下方掛止35
7b、367bがパレット300の係止部材370に引
っかかった状態で維持され、この状態で、駐車手段稼動
手段を駐車室P側に作動させると、掛止部材352、3
62の下方掛止357b、367bに係止部材370が
引っかかったパレット300は図27aに示したように
駐車室Pに復帰するようになる。
【0106】次いで図27bに示したように車両Vの搭
載されたリフト210、220を乗入出場に下降させて
車両Vが入庫するときと同様にリフトフォーク230、
240及びターンテーブルフォーク423に載置された
状態に維持させ、この状態で、運転者がターンテーブル
400とほぼ同一高さに下降された足場手段500に立
って車両Vに乗車して入出口に出ると、車両V1台の出
庫が終了されるようになる。
【0107】このとき、入庫のとき車両Vの前方が入出
口の反対側に向かって駐車された車両Vを出庫するため
には車両Vの前方側が後方リフト220に載置された状
態で下降して前方側が入出口の反対側に向かった状態で
リフト210、220及びターンテーブル400の上面
に搭載された車両を出庫する場合、リフト210、22
0をターンテーブル400の回転体420よりも低い位
置に下降させて車両Vの車輪をターンテーブルフォーク
423の上面のみに載置させた状態でターンテーブル回
転駆動手段により回転体420を回転させて車両Vの前
方が入出口に向かうように転換させて乗出を行うことも
できる。
【0108】下挿入庫動作について説明する。先ず、ロ
ビー層の下部側に位置する下層駐車室Pに車両Vを入庫
するときは車両Vが乗入する前に、図28aに示したよ
うにリフト210、220をロビー層に位置させてリフ
トフォーク230、240及びターンテーブルフォーク
423が乗入出場の地面とほぼ一致する同一平面上で交
互に配置された状態に位置させると共に、足場乗降手段
の作動により足場500をターンテーブル400とほぼ
同一高さに維持させる。
【0109】この状態で、入出口を通って乗入する車両
Vは前方デッキパネル430を経由してリフトフォーク
230、240及びターンテーブルフォーク423の上
面を走行して正位置で停止して車両Vの進入が完了され
る。このとき、前方リフト210のリフトフォーク23
0はターンテーブルフォーク423の内外側フォーク4
23a、423bの全部に対して交互に噛み合うが、後
方リフト220のリフトフォーク240はターンテーブ
ルフォーク423の内の外側フォーク423bにだけ交
互に噛み合って、内側フォーク423aに対しては交互
に噛み合わない。
【0110】ここで、ターンテーブルフォーク423の
外側フォーク423bは平面が狭く形成されているが、
それらの間にリフトフォーク230、240が交互に噛
み合わされているので各フォーク間の隙間が微細にな
り、車両Vが走行するとき、衝撃無しに安定した状態で
走行することができる。一方、ターンテーブルフォーク
423の内側フォーク423aではそれらの間にリフト
フォーク230、240は交互に噛み合ってないが、平
面が広く形成されているので、車両Vが安定して走行す
ることができる。
【0111】正位置で停止した車両Vはその車輪がター
ンテーブルフォーク423の外側フォーク423b及び
リフトフォーク230、240の上面に位置するように
なる。このとき、足場手段500は足場手段乗降駆動手
段の乗降作動によりターンテーブル400とほぼ同一高
さに下降した状態で維持されているので、乗入が終了し
た後、車両Vから降りた運転者が足場500に立って安
全に下車することができる。
【0112】一方、一般に乗入した車両Vの方向は前方
側が後方リフト220側に位置する方向に進入されるの
が通例であるので、出庫時には車両Vの後方が入出口に
向かうようになって進出が面倒臭くなる憂いがある。従
って、出庫時、車両Vの進出を簡便に行うために、ター
ンテーブル400の回転体420を駆動させて車両Vの
前方が入出口に向かうように回転させるが、このような
ターンテーブル400の回転体420の回転動作は上述
した上層入庫のときと同様であるので説明を省略する。
【0113】以上のように車両V及び運転者の下車が完
了すると、図28bに示したようにリフト210、22
0をターンテーブル400の横移動に干渉を与えない高
さまで上昇させて、車両Vをリフトフォーク230、2
40の上面にだけ載置された状態にして、図29aに示
したようにターンテーブル横行手段によりターンテーブ
ル400を乗降路Tから駐車室P側に移動させて、リフ
ト210、220が下層に下降するとき干渉を与えない
ようにする。
【0114】この状態で、リフト乗降駆動手段の作動に
よりリフト210、220が下降され、車両Vはリフト
フォーク230、240に搭載された状態で指定層まで
下降するようになる。一方、リフト210、220に設
置されてパレット300側に設置された係止部材370
に引っかかる駐車手段稼動手段の掛止部材352、36
2はリフト210、220が乗入出場の下部に下降して
指定層のパレット300に移動する途中、係止部材37
0に引っかかる位置に移動する。
【0115】即ち、駐車手段稼動手段の掛止部材35
2、362はリフト210、220が指定層のパレット
300位置に到達したときにやっと係止部材370に引
っかかる位置に移動するのではなく、指定層に到達する
前に予め係止部材370に引っかかる位置に移動して、
図29bに示したようにリフト210、220が指定層
のパレット300よりもやや高い位置に到達したときに
駐車手段稼動手段の追加的な作動がなくても掛止部材3
52、362の下方の掛止357b、367bがパレッ
ト300側の係止部材370側に引っかかるようにな
る。
【0116】次いでリフト210、220が上昇を継続
して指定層のパレット300よりもやや高い位置に到達
すると、メインフレーム100及びリフト210、22
0に設置された位置感知手段(未図示)がリフト21
0、220の位置を感知してリフト乗降駆動手段の作動
を中止させ、リフト210、220がその位置で停止す
るようになる。
【0117】このように駐車手段稼動手段の掛止部材3
52、362をリフト210、220が指定層に移動す
る途中、予め係止部材370に引っかかる位置に移動さ
せることにより、従来のようにリフト210、220が
指定層のパレット300位置に到達したとき、追加作動
により掛止部材352、362を係止部材370に引っ
かかる位置に移動させたことに比べ、追加作動に所要さ
れる時間だけ作動時間を短縮し得るという効果がある。
【0118】次いで上記のように車両Vを搭載したリフ
ト210、220が指定層のパレット300よりもやや
高い位置で停止すると、駐車手段稼動手段の横行駆動モ
ータ350、360が作動して電動機構を介して連結さ
れたボールスクリュー351、361が回転され、よっ
て、ボールスクリュー351、361に螺合されたナッ
ト部材355、365が乗降路T側に移動するようにな
り、よって、固定結合された掛止部材352、362が
乗降路T側に移動される。
【0119】よって、掛止部材352、362の下方掛
止357b、367bが引っかかっている指定層のパレ
ット300側の係止部材370を乗降路T側に引っ張っ
て、図30aに示したように当該パレット300が乗降
路T側に移動してリフト210、220の下方に位置す
るようになる。このような状態でリフト乗降駆動手段を
作動させてリフト210、220をパレット300より
も下方に下降させると、図30bに示したようにリフト
210、220に搭載された車両Vはパレット300の
上面のみに載置された状態となる。
【0120】このとき、リフトフォーク230、240
とパレットフォーク320とは互いに交互に配置されて
いるので、リフト210、220をパレット300より
も下方に下降させる過程で互いに干渉を起こさない。次
いでリフト210、220を掛止部材352、362の
上方掛止357a、367aがパレット300の係止部
材370に引っかかる位置まで下降させた後、停止させ
る。
【0121】次いでパレット横行駆動手段を駆動させて
掛止部材352、362を駐車室P側に移動させると、
掛止部材352、362の上方掛止357a、367a
がパレット300の係止部材370を駐車室P側に押す
ので、図31aに示したように当該パレット300は車
両Vが搭載された状態で横移動して再び駐車室Pに復帰
される。
【0122】図31bに示したようにその後、リフト乗
降駆動手段を作動させてリフト210、220を乗入出
場に乗降させる。一方、駐車室P側に横移動されたター
ンテーブル400はリフト210、220が乗入出場に
到着する前に再び乗降路T側に横移動させ、リフト21
0、220が乗入出場に到達すると、ターンテーブル4
00及びリフト210、220は最初の乗入時と同様の
状態に復帰される。
【0123】また図32に示したようにターンテーブル
400よりも高い位置に上昇された足場手段500を下
降させて、運転者が足場500に立って乗車、乗出する
ようにする。更にターンテーブル400を再び乗降路T
側に横移動させる時点は車両Vを搭載したリフト21
0、220が下層に再び下降し始めた直後から車両Vを
下層駐車室Pのパレット300に移動させて再び乗入出
場に到着する前までの何れの時点でも良く、足場手段5
00を再びターンテーブル400と同一高さに下降させ
る時点は、ターンテーブル400が乗降路T側に復帰し
た直後からリフト210、220が再び乗入出場に到着
するまでの何れの時点でも良い。
【0124】こうして車両V1台の下層入庫が終了され
る。更に下層出庫動作を説明する。先ず、乗入出場の下
方に位置する駐車室Pに駐車された車両Vを出庫すると
きは、図33に示したようにリフト210、220及び
足場500が乗入出場に位置した状態で、図34aに示
したように足場乗降手段の作動により足場手段500を
ターンテーブル400の横移動に干渉を与えない高さに
上昇させ、図34bに示したようにターンテーブル横行
手段によりターンテーブル400を乗降路T側から駐車
室P側に横移動させて、リフト210、220を下層に
下降させる。
【0125】次いで図35aに示したようにリフト乗降
手段によりリフト210、220を指定層に下降させて
指定層のパレット300よりもやや低い位置に下降させ
る。このときリフト210、220の下降過程におい
て、駐車手段稼動手段の動作により掛止部材352、3
62を駐車室P側に移動させると、リフト210、22
0が指定層パレット300よりもやや低い位置に到達し
たとき、掛止部材352、362の上方掛止357a、
367aがパレット300の係止部材370に引っかか
るようになる。
【0126】この状態でリフト210、220を停止さ
せて駐車手段稼動手段を稼動させて掛止部材352、3
62を乗降路T側に移動させると、掛止部材352、3
62の上方掛止357a、367aに係止部材37が引
っかかったパレット300はリフト210、220の上
部に位置するようになる。次いで図35bに示したよう
にリフト210、220を再び上昇させてパレット30
0よりも高い位置に移動させると、車両Vはリフト21
0、220の上面にだけ載置された状態に維持されると
共に、リフト210、220の上昇に伴って掛止部材3
52、362の下方掛止357b、367bがパレット
300の係止部材370に引っかかった状態で維持さ
れ、この状態で駐車手段稼動手段を作動させて掛止部材
352、362を駐車室P側に移動させると、図36a
に示したようにパレット300は掛止部材352、36
2の下方掛止357b、367bに係止部材370が引
っかかっているので駐車室Pに復帰するようになる。
【0127】次いで図36b〜図37bに示したように
車両Vの搭載されたリフト210、220を乗入出場に
上昇させて車両Vが入庫するときと同様にリフトフォー
ク230、240及びターンテーブルフォーク423に
載置された状態に維持させると共に、上昇された足場手
段500をターンテーブル400とほぼ同一高さに下降
させ、この状態で運転者がターンテーブル400とほぼ
同一高さに下降された足場手段500で車両Vに乗車し
て入出口に出ると、車両V1台の出庫が終了されるよう
になる。
【0128】このとき入庫のとき車両Vの前方が入出口
の反対側に向かって駐車された車両Vを出庫するために
は、車両Vの前方側が後方リフト220に載置された状
態で下降して前方側が入出口の反対側に向かった状態で
リフト210、220及びターンテーブル400の上面
に搭載された車両を出庫する場合、リフト210、22
0をターンテーブル400の回転体420よりも低い位
置に下降させて車両Vの車輪をターンテーブルフォーク
423の上面のみに載置させた状態でターンテーブル回
転駆動手段により回転体420を回転させて車両Vの前
方が入出口に向かうように転換させて乗出を行うことも
できる。
【0129】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置の第1実施例に設置されるパレット横行案内手段の他
の実施例では図38に示したようにパレット横行案内手
段のパレット横行レール330にパレット300の横行
案内ローラ340のいずれか1つが挿入されるローラ制
動溝331を有するパレット離脱及びパレット流動防止
手段を備え、パレット300が駐車室P側に位置すると
きにパレット300の離脱及び流動を防止するように実
施することもできる。
【0130】パレット離脱及び流動防止手段の構成で
は、両側のパレット横行案内レール330の内の一方に
はパレット300が駐車室P側に位置するときパレット
横行案内ローラ340の1つが抜けて制動されるように
外側に外側ローラ制動溝331を形成し、他方にはパレ
ット300が駐車室P側に位置するときパレット横行案
内ローラ340の1つが抜けて制動されるように外側ロ
ーラ制動溝331及びパレット300がリフト200と
一致する位置であるときパレット横行案内ローラ340
のいずれか1つを抜けて制動させる内側ローラ制動溝3
32が形成される。
【0131】またパレット横行案内レール330の外側
端(乗降路から遠い側の端部)には外側支持溝331よ
りも外側にストッパー333が設置され、ストッパー3
33の内側にはパレット300との衝突の際の衝撃を緩
和するための緩衝部材334が付着され、ストッパー3
33の外側面にはストッパー333の強度を補強するた
めに補強部材335がパレット横行案内レール330に
付着されている。
【0132】以下、このように構成されたパレット横行
案内手段以外の構成及び作動は上述した第1実施例と同
様であるので説明を省略し、パレット横行案内手段の特
徴について図面を用いてを説明する。図中、同一部分に
は同一符号を付した。即ちパレット300が駐車室P側
に位置するときはパレット横行案内ローラ340の1つ
が外側ローラ制動溝331に抜けて制動されて離脱及び
流動を防止するようになるが、パレット300とリフト
200とが一致する位置であるときは、パレット横行案
内ローラ340のいずれか1つが内側ローラ制動溝33
2に抜けて制動されて離脱及び流動を防止するようにな
るので、パレット300の上面に車両Vが搭載された状
態で駐車室Pに駐車させた状態では勿論で、リフト20
0からパレット300の上面に車両Vを移動させるとき
及びパレット300からリフト200の上面に車両Vを
移動させるときにもパレット300の流動を防止し、よ
って、リフト200とパレット300との間の車両Vの
移動が安全に行われるようになる。
【0133】またストッパー333は、パレット300
が駐車室P側に移動する過程中、オーバーラン(Over Ru
n)によりパレット横行案内レール330を外れ、パレッ
ト300及び車両Vがメインフレーム100などに衝突
することを防止するためのものである。また図39に示
したように本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のパ
レット横行案内手段のその他の実施例ではパレット30
0が横移動するときに横行案内ローラ340がより円滑
に案内されるようにリフト210、220の連結桿21
2、222にパレット横行案内レール330に相次いで
配置されるパレット横行補助案内レール381、382
を設置して実施することもできる。
【0134】以下、このように構成されたパレット横行
案内手段以外の構成及び作動は上述した第1実施例と同
様であるので説明を省略し、パレット横行案内手段の特
徴を説明する。図中、同一部分には同一符号を付した。
即ちパレット横行案内手段では、パレット横行補助案内
レール381、382がパレット横行案内レール330
と同一平面及び高さに設置されるので、パレット300
が横移動するとき、横行案内ローラ340が常に横行案
内レール330またはパレット横行補助案内レール38
1、382により案内され、よって、パレット300の
横移動がより円滑に行われる。
【0135】また図40〜図46に示したように本発明
に係るエレベータ方式の駐車装置の第2実施例ではリフ
ト210、220のリフトフォーク230、240がタ
ーンテーブル400のターンテーブルフォーク423と
一致された状態でそれらの上面に車両が乗入及び乗出す
るとき、車両の偏荷重により前方リフト210が傾くこ
とを防止するためにリフト傾き防止手段を備えたもので
ある。
【0136】即ちリフト210、220が乗入出場に下
降してリフトフォーク230、240がターンテーブル
400と同一平面上に位置した状態で、車両Vが乗入す
るときは最も先に進入する車両Vの前輪が、また車両V
が乗出するときは車両Vの後輪が、それぞれリフトフォ
ーク230、240の上面に載置される瞬間、その部分
に荷重が偏重してリフト210が下方に傾く憂いがある
ので、本実施例ではそのようなリフト210の傾きを防
止するためのリフト傾き防止手段を備える。
【0137】図40〜図46に示したようにリフト傾き
防止手段はメインフレーム100の固定された支持台6
00に前後方向に進退移動可能に支持されてリフトフレ
ーム211を支持する傾き防止片610と、傾き防止片
610を支持位置及び解除位置に作動させる傾き防止作
動部620とを備えて構成される。支持台600は、メ
インフレーム100の水平柱120に固定桿601によ
り上端が固定されて下方に延長され、傾き防止片610
は、支持台600の中間部に固定された案内ブシング6
11により前後方向に移動可能に支持される。
【0138】また傾き防止作動部620は、支持台60
0の下部にブラケット623により固定されてその直線
作動棒622が上方を向ける直線運動機構621と、直
線運動機構621の直線作動棒622の上方端と傾き防
止片610の前方端部との間に連結されて、直線運動機
構621の上下方向直線運動を傾き防止片610の前後
方向直線運動に転換させるリンク機構624とを備えて
構成される。
【0139】ここで、直線運動機構621としては、油
圧シリンダを用いることが好ましいが、その他の如何な
る種類の直線運動機構でも用いることができる。またリ
ンク機構624は、一端が直線作動棒622の上端及び
傾き防止片610の前端にそれぞれヒンジ連結されると
共に他端が支持台600に固定されたブラケット623
に共通にヒンジ連結される一対のリンク625、526
により構成される。
【0140】傾き防止片610は、支持台600の両端
からリフトフレーム211も両側を支持できるように設
置されるので、リンク機構624のリンク625は、そ
の一端が直線運動機構621の直線作動棒622の上端
にヒンジ連結されると共に、他端は横方向に延長される
連結軸628に連結され、連結軸628の両側にブラケ
ット627及びリンク626の一端が連結され、リンク
626の他端に傾き防止片610が連結される。
【0141】図45に示したようにこのように構成され
たリフト傾き防止手段はリフト210、220が下降し
てリフトフォーク230、240がターンテーブルフォ
ーク423と交互に噛み合って同一平面を形成した状態
で、直線運動機構621の直線作動棒622が下方に作
動すると、下向直線運動がリンク機構624を介して傾
き防止棒610に伝達され、傾き防止棒610が後方に
直線運動しながら、図46に示したように前方リフト2
10のリフトフレーム230が下方に移動してリフトフ
レーム211を支持するようになる。
【0142】このように傾き防止片610がリフトフレ
ーム211を支持した状態で、車両Vが入庫するときは
車両Vの前輪が、車両Vが出庫するときは車両Vの後輪
がそれぞれリフトフォーク230に載置され、よって、
車両Vの重量がリフト210に偏荷重として作用しても
リフト210が下方に傾くことを防止してリフト乗降駆
動手段に無理な力が加えられることを防止できる。
【0143】また図51〜図62に示したように本発明
に係るエレベータ方式の駐車装置の第3実施例ではリフ
ト乗降駆動手段により乗降可能に設置されるリフトフレ
ーム710及びリフトフレーム710の上部に固定結合
されてリフトフレーム710との間にパレット作動空間
を形成する車両支持台720から構成されるリフト70
0と、メインフレーム100の垂直柱110及び補助柱
間に横たわって設置される前後一対のパレット支持桿1
50に乗降路Tと駐車室Pとの間で横移動可能に支持さ
れるパレットフレーム810及びパレットフレーム81
0に一端が固定されて乗降路側とその反対側に向かって
延長され、リフト700のリフトフォーク722と交互
に配置される複数個のパレットフォーク820から構成
されるパレット800と、メインフレーム100の各駐
車室P毎に横たわって設置されるパレット横行案内レー
ル831及び乗降路T側から各駐車室P側に対応する位
置に設置されるパレット横行案内レール832及びパレ
ット800のパレットフレーム810に軸設されて各パ
レット横行案内レール831、832に案内される複数
個のパレット横行案内ローラ840から構成されるパレ
ット横行案内手段とを備えて構成される。
【0144】また図52及び図53に示したようにリフ
ト乗降駆動手段は機械室(図1のM)に設置される乗降
駆動モータ280により走行される複数本、例えば8本
のロープRの一端をバランス重りBに固定すると共に各
2本ずつのロープRの他端を案内シーブ282を介在し
てリフト700のリフトフレーム710に固定連結して
構成される。
【0145】また図53に示したようにリフトベース7
10はリフト乗降駆動手段のロープRに連結される左右
一対のベース柱711と、それら一対のベース柱711
の両端部から上方に延長される一対の垂直柱730と、
一方の垂直柱730の上端部から対向する垂直柱730
の上端部に向かって延長され、所定間隔だけ互いに離隔
された一対の上部柱721と、両ベース柱711の長さ
方向上の中央部分を横切って連結する連結桿712とを
備えて構成される。複数のリフトフォーク722は、一
端部が上部柱721に固定され、上部柱721から対向
する駐車室に向かって延長される。リフトフレーム71
0は上方側中央部の開放されたほぼ矩形または“C”字
状のフレームである。ここで、リフトフレーム710の
ベース柱711から上部柱721までの高さはパレット
800の高さよりも高いので、リフトフレーム710の
内部空間にパレット800が通過することができる(図
54及び図55参照)。
【0146】
【外2】
【0147】更にパレットフレーム810は、リフト7
00の内側で乗降作動できる幅に形成され、複数のパレ
ットフォーク820は長柱811に固定され、長柱81
1から乗降路側またはその反対側に延長されて形成され
ている。またリフト700のリフトフォーク722及び
パレット800のパレットフォーク820もリフト70
0とパレット800とが上下に交差するときに互いに干
渉を起こさないように交互に配置される。
【0148】駐車室Pに設置されるパレット横行案内レ
−ル831は、駐車室P毎にメインフレーム100の垂
直柱110に横たわって固定設置されるパレット支持桿
150に支持され、一方、乗降路T側に設置されるパレ
ット横行案内レール832はレール支持桿160により
メインフレーム100に固定設置され、リフト700が
乗降作動するときに干渉を起こさないようにその水平方
向の長さlがリフトフレーム710の幅、即ち両ベース
柱711間の間隔D7または両上部柱721間の間隔D
6よりも短く形成されている。ここで、両上部柱721
間の間隔D6と両ベース柱711間の間隔D7は同一で
ある。
【0149】また横行案内レール831とパレット横行
案内レール832との間には少なくともリフトベースフ
レーム711及び車両支持台フレーム721の厚さだけ
の間隔が形成されるので、パレット横行案内ローラ84
0間の配置間隔をパレット横行案内レール831、83
2間の間隔よりも広くすることにより、パレット800
が横移動するとき、ローラが抜けることなく両側のパレ
ット横行案内レール831、832間を走行することが
できる。
【0150】即ちパレット横行案内ローラ840は各パ
レットフレーム831、832の前後方にそれぞれ4個
ずつ設置され、それら間の間隔を両側パレット横行案内
レール831、832間の間隔よりも広く設定すること
により、パレット800が横移動するとき、1個以上の
パレット横行案内ローラ840が両側パレット横行案内
レール831、832間に位置せず、常に少なくとも3
個以上のパレット横行案内ローラ840が両側のパレッ
ト横行案内レール831、832に支持された状態で維
持されて、パレット800の横移動が安定した状態で行
われる様になっている。
【0151】また図53〜図56に示したようにパレッ
ト横行駆動手段はリフトベース710のリフトベースフ
レーム711の前後方向の中間部に横方向に軸設されて
駆動モータ(未図示)により正逆回転するボールスクリ
ュー850と、ボールスクリュー850に螺合されるナ
ット部材851と、ナット部材851に固定結合されて
上下部に掛止853、854が設置される左右一対の掛
止部材852と、パレット800のパレットフレーム8
10の両側に設置されて掛止853、854に選択的に
係止される係止部材860とから構成される。
【0152】ここで、掛止部材852は、ナット部材8
51に下方端が接続されて上方向きに延長される柱型の
掛止部材本体856と、掛止部材本体856の上方端に
固定される横たわった“U”字状の延長桿と、延長桿の
上方自由端にそれぞれ固定される上方掛止853及び下
方掛止854とにより構成される。好ましくは、駐車手
段稼動手段は、掛止部材352、362は、水平方向に
移動するとき、揺動を防止するために掛止部材本体35
3、363と結合して掛止部材本体353、363を摺
動可能に支持する摺動支持体353a、363aと、摺
動支持体353a、363aを水平方向に摺動可能に案
内するためにリフトフレーム211、221に両端部が
固定される案内棒354、364とを追加包含し、ここ
で、摺動支持体353a、363aには中空が穿孔形成
され、中空に案内棒354、364を貫通させて摺動支
持体353a、363aが案内棒354、364上で摺
動移動可能に支持される。
【0153】また掛止853、854は、掛止部材85
2の上下端に軸設されるローラにより構成され、係止部
材860は掛止853、854が引っかかるように上下
面及び前面または背面が開放されたほぼ横たわった
“U”字型の横断面を有した板材で構成される。以下、
このように構成された本発明に係るエレベータ方式の駐
車装置の第3実施例の他の構成及び作動は上述した第1
実施例と同様であるので説明を省略し、本実施例の特徴
について図面を用いてを説明する。図中、同一部分には
同一符号を付した。
【0154】先ず、パレットの横行作用を説明する。駐
車手段稼動手段の横行駆動モータ(未図示)によりボー
ルスクリュー850が正逆回転すると、ボールスクリュ
ー850に螺合されたナット部材851が左右横方向に
直線移動し、よって、ナット部材851と一体に固定結
合された両側の掛止部材852が案内棒855の案内に
より左右横方向に直線運動を行い、それら両側の掛止部
材852の上端に設置された掛止853、854が左右
横方向に移動するようになる。
【0155】また掛止853、854が駐車室P側に移
動した状態では、掛止853、854のいずれか1つが
パレット800に設置された係止部材860に係止され
る位置となり、リフト700がパレット800の位置に
到達したとき、掛止部材852の掛止853、854の
いずれか1つが係止部材860に係止されるようにな
る。
【0156】ここで、掛止853、854はローラで構
成され、係止部材860は上下端及び前面または背面が
開放されたほぼ横たわった“U”字型の横断面を有した
板材で形成されるので、掛止部材852が駐車室P側に
移動して掛止853、854が係止部材860に係止さ
れる位置になった状態で、リフト700がパレット80
0の位置を通過すると、掛止853、854と係止部材
860との間の干渉は起こされず、リフト700が指定
層パレット800の位置に到達すると、当該パレット8
00側の係止部材860に掛止853、854のいずれ
か1つが係止されるようになる。
【0157】このように掛止853、854のいずれか
1つが係止部材860に係止された状態で、横行駆動モ
ータ(未図示)によりボールスクリュー850が逆方向
に回転すると、ナット部材851及び掛止部材852が
案内棒855の案内によりリフト700側に移動し、よ
って、当該パレット800がリフト700側に横移動す
るようになる。
【0158】また掛止853、854のいずれか1つが
係止部材860に引っかかった状態で、横行駆動モータ
(未図示)によりボールスクリュー850が正方向に回
転すると、ナット部材851及び掛止部材852が案内
棒855の案内により駐車室P側に移動し、よって、当
該パレット800が駐車室P側に横移動するようにな
る。
【0159】次にパレットの横行案内作用を説明する。
パレットフレーム810に設置されたパレット横行案内
ローラ840がパレット支持桿150に設置されたパレ
ット横行案内レール831及び乗降路Tに設置されたパ
レット横行案内レール832により案内されるので、パ
レット800の横移動が円滑に行われる。
【0160】パレット横行案内ローラ840は、駐車室
P側ではパレット支持桿150に設置されたパレット横
行案内レール831により案内されるが、乗降路T側で
はリフトベースフレーム711に設置されたパレット横
行案内レール832により案内されるようになってい
る。このときパレット横行案内ローラ840は、各パレ
ットフレーム810の前後方にそれぞれ4個ずつ設置さ
れ、それら間の間隔は両側パレット横行案内レール83
1、832間の間隔よりも広く設定されているので、パ
レット800が横移動するときに、1個以上のパレット
横行案内ローラ840が両側のパレット横行案内レール
831、832の間に位置せずに、常に少なくとも3個
以上のパレット横行案内ローラ840がパレット横行案
内レール831、832に支持された状態で維持される
ので、パレットの横移動が安定した状態で行われる。
【0161】以下、車両Vの入庫過程を説明する。先
ず、図57aに示したように車両が乗入する前にリフト
700を乗入出場に下降させた状態に維持させ、この状
態で入出口を通って乗入される車両Vは車両支持台72
0のリフトフォーク722の上面に搭載される。次いで
車両Vの乗入が完了すると、リフト乗降駆動手段の作動
により車両Vの搭載されたリフト700がリフト乗降案
内レール720及びリフト乗降案内ローラ742の案内
により指定層に上昇され、このように車両Vが搭載され
たリフト700が指定層まで上昇する過程中、パレット
横行駆動手段の作用により掛止部材852を駐車室P側
に移動させて係止部材860に係止できる状態に維持さ
せる。
【0162】この状態でリフト700が上昇して、図5
7bに示したように指定層に到達して車両支持台720
が指定層のパレット800よりも高い位置に停止する
と、予め駐車室P側に移動された掛止部材852のいず
れか1つ図面では左側の掛止部材であるの下方掛止85
4が指定層の係止部材860に係止され、このように掛
止854が係止部材860に係止された状態で、パレッ
ト横行駆動手段の作用により掛止部材852をリフト7
00側に作動させると、指定層のパレット800がパレ
ット横行案内手段の案内により横移動し、図58aに示
したようにリフト700のリフトベース710と車両支
持台720との間に位置するようになる。
【0163】次いで図58bに示したようにリフト乗降
駆動手段を作動させリフト700を下降させて車両支持
台720よりも低い位置にさせると、車両支持台720
のリフトフォーク722に搭載された車両Vはパレット
800のパレットフォーク820の上面に搭載され、図
59aに示したようにパレット横行駆動手段が作動して
掛止部材852を駐車室P側に移動させ、よって、車両
Vの搭載されたパレット800はパレット横行案内手段
の案内により駐車室P側に横移動する。
【0164】次いで図59bに示したように車両Vをパ
レット800側に渡したリフト700はリフト乗降駆動
手段の作用により乗入出場に下降されて、車両V1台の
駐車が完了される。次に車両Vの出庫過程を説明する。
先ず、図60aに示したように乗入出場に位置するリフ
ト700をリフト乗降駆動手段により指定層まで上昇さ
せるが、このときリフト700が指定層に到達する前に
パレット横行駆動手段により掛止部材852を駐車室P
側に移動させてリフト700が指定層に到達して車両支
持台720が指定層のパレット800よりも低い位置に
到達したときに、図60bに示したように両側の掛止部
材852のいずれか1つ図面では左側の掛止部材である
の上方掛止853が指定層のパレット800の係止部材
860に係止され、このように掛止853が係止部材8
60に係止された状態で、パレット横行駆動手段の作用
により掛止部材852をリフト700側に作動させる
と、図61aに示したように車両Vの搭載された指定層
のパレット800がパレット横行案内手段の案内により
横移動し、リフト700の車両支持台720の上部に位
置するようになる。
【0165】次いで図61bに示したように車両Vの搭
載されたパレット800が車両支持台720上に位置す
ると、車両支持台乗降駆動手段の作用により車両支持台
720が上昇し、パレット800に搭載された車両Vは
車両支持台720のリフトフォーク722の上面に搭載
された状態となる。このように車両Vがリフトフォーク
722の上面に搭載された状態で、パレット横行駆動手
段により掛止部材852が駐車室P側に移動すると、図
62aに示したように車両Vをリフト700側に渡した
パレット800はパレット横行案内手段の案内により駐
車室P側に横移動され、図62bに示したように車両V
が渡されたリフト700はリフト乗降駆動手段により乗
入出場に下降され、この状態で運転者が乗車して乗入出
場を抜け出すと、車両V1台の出庫が完了されるように
なっている。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るエレベ
ータ方式の駐車装置では、パレットはパレット横行案内
レールに沿って横移動可能に設置され、リフトには1つ
の駐車手段稼動手段のみを設置して各駐車室のパレット
を駐車室と乗降路との間で横移動させるようになってい
るので、組立生産性が向上されて原価を節減し得るとい
う効果がある。
【0167】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置では、リフトに設置された駐車手段稼動手段をリフト
が指定層の車両を入庫、または出庫するためにパレット
を横移動させる位置に到達する前にパレットを横移動で
きる姿勢に作動させるので、リフトが指定層のパレット
に到着した後、追加作動によりパレットを横移動させる
状態にパレットを駐車手段稼動手段に結合する従来の技
術に比べて入出庫に所要される時間を大幅に短縮し得る
という効果がある。
【0168】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置では、パレットをメインフレームのパレット支持桿に
設置されたパレット横行案内レールにより支持された状
態で横移動させるので、車両の搭載されたパレットをリ
フト側に横移動させたとき、パレット及び車両の重量が
リフトにかからないようにして、リフト乗降駆動手段に
無理な荷重が加えられることを防止し得るという効果が
ある。
【0169】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置では、ターンテーブルを乗降路と駐車室との間で横移
動可能に設置してリフトをターンテーブルの下方に下降
できるようにしているので、上部乗入式及び中間乗入式
の駐車装置において下層に対する入庫、出庫が可能にな
るという効果がある。更に本発明に係るエレベータ方式
の駐車装置では、ロビー層に乗降可能な足場手段を設置
して運転者が足場手段の足場に立って下車及び乗車でき
るようにするので、下車及び乗車がより安全に行われ、
且つ、足場をターンテーブルと同一高さとターンテーブ
ルの横移動に干渉を起こさない高さ間で乗降可能にする
ことにより、上部乗入式及び中間乗入式駐車装置におけ
る下層入庫及び出庫がより円滑に行い得るという効果が
ある。
【0170】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置では、パレット横行案内レールに軸設されたパレット
横行案内ローラを支持するパレット流動及び離脱防止手
段を備えているので、パレットが駐車室側に横移動した
状態及びリフト側に横移動した状態では、パレットが定
められた位置で流動または離脱することなく安定した姿
勢を維持することができるという効果がある。
【0171】また本発明に係るエレベータ方式の駐車装
置では、リフトがターンテーブルと一致した状態で車両
が進入出するとき、前方リフトに偏重される車両の荷重
をリフト傾き防止手段により支持するようになっている
ので、リフトの傾きを防止すると共にリフト乗降駆動手
段に偏荷重がかかることを防止し得るという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置を示し
た平面図である。
【図2】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のリフ
ト及び駐車手段を示した平面図である。
【図3】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐車
手段及びターンテーブルを示した平面図である。
【図4】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のリフ
ト、パレット、リフト乗降手段及びターンテーブルを示
した斜視図である。
【図5】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の後方
リフトを示した斜視図である。
【図6】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の後方
リフトを示した側面図である。
【図7】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の後方
リフトを示した正面図である。
【図8】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐車
手段稼動手段を示した正面図である。
【図9】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐車
手段稼動手段を示した側面図である。
【図10】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐
車手段パレットを示した斜視図である。
【図11】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐
車手段横行案内手段を示した平面図である。
【図12】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐
車手段横行案内手段を示した正面図である。
【図13】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のタ
ーンテーブルを示した斜視図である。
【図14】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のタ
ーンテーブルを示した正面図である。
【図15】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置のタ
ーンテーブル横行手段を示した平面図である。
【図16】図15のA−A線断面図である。
【図17】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の足
場手段を示した斜視図である。
【図18】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の足
場手段を示した平面図である。
【図19】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の足
場駆動手段を示した部分拡大平面図である。
【図20】図18のB−B線断面図である。
【図21】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の足
場手段の乗降作動状態を示した図18のC−C線断面図
である。
【図22】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図23】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図24】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図25】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図26】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図27】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の上層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図28】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図29】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図30】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図31】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図32】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層入庫過程を説明する作動状態図である。
【図33】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図34】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図35】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図36】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図37】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置にお
ける車両の下層出庫過程を説明する作動状態図である。
【図38】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐
車手段横行案内手段の他の実施例を示した縦断面図であ
る。
【図39】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の駐
車手段横行案内手段のその他の実施例を示した平面図で
ある。
【図40】本発明の第2実施例のリフト及びターンテー
ブル並びにリフト傾き防止手段を示した平面図である。
【図41】本発明の第2実施例のリフト及びターンテー
ブル並びにリフト傾き防止手段を示した側面図である。
【図42】本発明の第2実施例のリフト及びターンテー
ブル並びにリフト傾き防止手段を示した正面図である。
【図43】本発明第2実施例のリフト及びリフト傾き防
止手段の配置関係を示した平面図である。
【図44】本発明の第2実施例のリフト及びリフト傾き
防止手段の配置関係を示した側面図である。
【図45】本発明の第2実施例のリフト傾き防止手段の
非作動状態を示した拡大側面図である。
【図46】本発明の第2実施例のリフト傾き防止手段の
作動状態を示した拡大側面図である。
【図47】本発明の第2実施例に係るエレベータ方式の
駐車装置における上層入庫過程を説明するフローチャー
トである。
【図48】本発明の第2実施例に係るエレベータ方式の
駐車装置における上層出庫過程を説明するフローチャー
トである。
【図49】本発明の第2実施例に係るエレベータ方式の
駐車装置における下層入庫過程を説明するフローチャー
トである。
【図50】本発明の第2実施例に係るエレベータ方式の
駐車装置における下層出庫過程を説明するフローチャー
トである。
【図51】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例を示した正面図である。
【図52】図39のA−A線断面図である。
【図53】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例を示した部分斜視図である。
【図54】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例のリフトが指定層のパレットに到達した状態を
示した図である。
【図55】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例のパレットがリフト側に横行移動した状態を示
した図である。
【図56】図40のB−B線断面図である。
【図57】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を入庫する状態を示した作動状態
図である。
【図58】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を入庫する状態を示した作動状態
図である。
【図59】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を入庫する状態を示した作動状態
図である。
【図60】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を出庫する状態を示した作動状態
図である。
【図61】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を出庫する状態を示した作動状態
図である。
【図62】本発明に係るエレベータ方式の駐車装置の第
3実施例に従って車両を出庫する状態を示した作動状態
図である。
【符号の説明】
100…メインフレーム 200,700…リフト 210…前方リフト 220…後方リフト 211,221…リフトフレーム 212,222…支持桿 213,223…連結桿 230,240,722…リフトフォーク 250,260…乗降案内ローラ 270…乗降案内レール 300,800…パレット 310,810…パレットフレーム 320,820…パレットフォーク 330…横行案内レール 340…横行案内ローラ 350,360…横行駆動モータ 351,361,850…ボールスクリュー 352,362,852…掛止部材 370,860…係止部材 381,382…横行補助案内レール 400…ターンテーブル 410…ターンテーブルベース 420…回転体 423…ターンテーブルフォーク 440…回転駆動モータ 441…リングギア 442…ピニオン 500…足場手段 510…足場手段支持台 520…足場手段乗降案内レール 530…足場手段乗降案内ローラ 540…足場手段乗降駆動モータ 550…足場手段乗降駆動チェーン 560…足場手段乗降駆動スプロケット 600…支持台 610…リフト傾き防止片 620…傾き防止作動部 621…直線運動機構 622…直線作動棒 624…リンク機構 710…リフトベース 720…車両支持台 831,832…パレット横行案内レール 840…パレット横行案内ローラ 851…ナット部材 853,854…掛止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 58487/1997 (32)優先日 1997年11月6日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (72)発明者 リー セン−スン 大韓民国,キュンサンナム−ド,チャンウ ォン,バンリン−ドン,556,ラッキー アパート 13−403 (72)発明者 キム ジェ−ワン 大韓民国,キュンサンナム−ド,ジンジ ュ,サンデー 1−ドン,293−21

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に乗降路を形成して該乗降路の左
    右両側に複数層の駐車室を形成するために複数の垂直柱
    と水平柱とを組み合わせることにより形成されるメイン
    フレームと、該メインフレームに形成された乗降路に乗
    降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降駆動する
    リフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設置されて
    車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手段と、前
    記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室から乗降
    路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から駐車室側
    に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段に固定さ
    れ、前記駐車手段稼動手段により被動されることにより
    前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段とを備え
    て構成されることを特徴とするエレベータ方式の駐車装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リフトは車両の車輪が搭載される複
    数個のフォークと、これらフォークが固定されて支持さ
    れる支持フレームとを包含して構成され、ここで、支持
    フレームにより囲まれた内側部分は空っぽであり、前記
    リフト乗降駆動手段は、モータと、該モータに接続され
    て回転可能な複数個のシーブと、一端が前記各シーブの
    いずれか1つを介して前記支持フレームに固定され、前
    記シーブにより巻き上げられたり解きほぐされたりする
    ことにより前記支持フレームを上昇または下降させるロ
    ープと、該ロープの他端が固定されるバランス重りと、
    前記支持フレームに回転可能に支持される複数のローラ
    と、前記支持フレームが乗下降するとき前記各ローラが
    転がり接触できるように案内する複数の垂直案内レール
    とを包含して構成されたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベータ方式の駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記リフトは前記駐車手段が水平方向に
    移動するときに前記駐車手段を案内する案内レールを備
    えることを特徴とする請求項1または2記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記リフトは車両が進入するときに車輪
    が先に触る前方リフトと、後で触る後方リフトとの2つ
    に分離されたリフトを有しており、各リフトは、直立し
    た矩形のリフトフレームと、該リフトフレームから前記
    乗降路の中央に向かって水平に延長される支持桿と、該
    支持桿に固定、支持されて両駐車室方向に延長され、車
    両の車輪が搭載される複数個のリフトフォークとから構
    成され、前記リフト乗降駆動手段は、モータと、該モー
    タに接続されて回転可能な複数のシーブと、一端が前記
    各シーブのいずれか1つを介して前記リフトフレームに
    固定され、前記シーブにより巻き上げられたり解きほぐ
    されたりすることにより前記リフトフレームを上昇また
    は下降させるロープと、該ロープの他端が固定されるバ
    ランス重りと、前記リフトフレームに回転可能に支持さ
    れる複数のローラと、前記リフトフレームが乗下降する
    とき前記各ローラが転がり接触できるように案内する複
    数の垂直案内レールとを包含して構成されたことを特徴
    とする請求項1または2記載のエレベータ方式の駐車装
    置。
  5. 【請求項5】 前方リフトのリフトフォークの数は後方
    リフトのリフトフォークの数よりも多いことを特徴とす
    る請求項4記載のエレベータ方式の駐車装置。
  6. 【請求項6】 前記リフトは、上方側中央部の開放され
    た矩形の一対のリフトフレームと、該リフトフレーム
    中、上部フレームから対向した駐車室に向かって延長さ
    れた複数個のフォークとを有して構成され、ここで、前
    記リフトフレームにより囲まれた内側部分は空っぽであ
    り、前記リフト乗降駆動手段は、モータと、該モータに
    接続されて回転可能な複数個のシーブと、一端が前記各
    シーブのいずれか1つを介して前記リフトフレームに固
    定され、前記シーブにより巻き上げられたり解きほぐさ
    れたりすることにより前記リフトフレームを上昇または
    下降させるロープと、該ロープの他端が固定されるバラ
    ンス重りと、前記リフトフレームに回転可能に支持され
    る複数のローラと、前記リフトフレームが乗下降すると
    き前記各ローラが転がり接触できるように案内する複数
    の垂直案内レールとを包含して構成されたことを特徴と
    する請求項1または2記載のエレベータ方式の駐車装
    置。
  7. 【請求項7】 前記リフトは、左右一対のベース柱と、
    これら各ベース柱の両端部から上方に延長される一対の
    垂直柱と、該一対の垂直柱それぞれの上端部から対向し
    た垂直柱の端部に向かって延長され所定間隔だけ互いに
    離隔された一対の上部柱と、前記各ベース柱の長さ方向
    の中間部分間を連結する連結桿を有するリフトフレーム
    と、前記上部柱に一端が固定されて上部柱から対向する
    駐車室に向かって延長される複数個のフォークとを備え
    て構成されることを特徴とする請求項2記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の上部柱の内、車両が進入する
    とき車輪が先に接近するようになる上部柱に固定される
    フォークの数は車両が後で接近する上部柱に固定される
    フォークの数よりも多いことを特徴とする請求項5記載
    のエレベータ方式の駐車装置。
  9. 【請求項9】 前記駐車手段は少なくとも一対の柱に接
    続して構成されてほぼ横たわった矩形を有する一つのフ
    レームを備え、該フレームにより囲まれた内部は空っぽ
    であり、前記駐車手段は前記フレームの柱に固定され、
    該柱から乗降路側またはその反対側に向かって延長され
    る複数のフォークと、前記各柱の両端部に回転可能に支
    持される複数個のローラと、これらローラが転がり接触
    できるように案内し、各駐車室内に水平に設置される一
    対の案内レールとを備えて構成されることを特徴とする
    請求項1記載のエレベータ方式の駐車装置。
  10. 【請求項10】 前記駐車手段は、一対の横たわった
    “C”字型の柱を対向するように配置したフレームと、
    これら両柱の長さ方向の中間部を横切って接続される一
    つの連結板と、前記各柱の両端部に回転可能に支持され
    る複数個のローラと、前記両柱に一端が固定されて乗降
    路側またはその反対側に向かって延長される複数個のフ
    ォークと、前記各ローラが転がり接触できるように案内
    して水平に設置される案内レールとを備えて構成される
    ことを特徴とすることを特徴とする請求項1または9記
    載のエレベータ方式の駐車装置。
  11. 【請求項11】 【外1】
  12. 【請求項12】 前記一対の案内レールは駐車室から乗
    降路側に突出するように延長され、対向する両駐車室の
    案内レールはそのレールの上面に転がるローラ間の間隔
    よりも短い間隔を置いて配置されることを特徴とする請
    求項9記載のエレベータ方式の駐車装置。
  13. 【請求項13】 前記案内レールは対向する両駐車室内
    の各一対の案内レールと、乗降路を横切るように設置さ
    れる一対の案内レールとを備えて構成されることを特徴
    とする請求項9記載のエレベータ方式の駐車装置。
  14. 【請求項14】 前記駐車室内に位置する案内レールに
    は前記ローラのいずれか1つが抜けて停止されるローラ
    制動溝が形成されることを特徴とする請求項9記載のエ
    レベータ方式の駐車装置。
  15. 【請求項15】 前記乗降路上に位置する案内レールに
    は前記ローラのいずれか1つが抜けて停止されるローラ
    制動溝が形成されることを特徴とする請求項9または1
    3記載のエレベータ方式の駐車装置。
  16. 【請求項16】 前記案内レールの水平方向上の両端部
    中、乗降路から遠い方の端部に固定されて前記ローラが
    オーバーランすることを停止させるストッパーと、該ス
    トッパーよりも乗降路側に近く案内レール上に設置され
    る緩衝手段とを追加備えることを特徴とする請求項9記
    載のエレベータ方式の駐車装置。
  17. 【請求項17】 前記駐車手段稼動手段は前記リフトに
    設置されて駐車室と乗降路との間に水平移動可能な掛止
    部材と、該掛止部材を水平移動させる駆動手段とから構
    成され、前記被動手段は前記駐車手段に固定され、前記
    掛止部材に引っかかって該掛止部材の移動により移動さ
    れる係止部材からなることを特徴とする請求項1記載の
    エレベータ方式の駐車装置。
  18. 【請求項18】 前記駐車手段稼動手段はリフトのフレ
    ームに固定されるモータと、リフトのフレームに回転可
    能に支持され前記モータに接続されて乗降路を横切る方
    向に延長されるボールスクリューと、該ボールスクリュ
    ーに螺合されて該ボールスクリューの回転により水平移
    動するナット部材と、該ナット部材に接続されて該ナッ
    ト部材に従って水平移動する掛止部材と、ここで掛止部
    材は、前記ナット部材に下方端が接続されて上向きに延
    長される柱型の掛止部材本体と、該掛止部材本体の上方
    端に固定される横たわった“U”字状の延長桿と、該延
    長桿の上方自由端及び下方自由端にそれぞれ固定される
    上方掛止及び下方掛止と、により構成され、前記被動手
    段は、駐車手段の乗降路側面の両端部に固定され、それ
    ぞれ乗降路側に突出するように延長される一対の係止部
    材から構成されることを特徴とする請求項17記載のエ
    レベータ方式の駐車装置。
  19. 【請求項19】 前記駐車手段稼動手段は前記掛止部材
    が水平方向に移動するとき、揺動を防止するために前記
    掛止部材本体と結合して該掛止部材本体を摺動可能に支
    持する摺動支持体と、該摺動支持体を水平方向に摺動可
    能に案内するために前記リフトフレームに両端部が固定
    される案内棒とを追加包含し、ここで、前記摺動支持体
    には中空が形成され、該中空に前記案内棒を貫通させて
    前記摺動支持体が前記案内棒上で摺動移動可能に支持さ
    れることを特徴とする請求項18記載のエレベータ方式
    の駐車装置。
  20. 【請求項20】 前記上方掛止及び下方掛止は、上下端
    が開放されて前面、または背面が開放された横断面がほ
    ぼ横たわった“U”字状の板材で形成され、前記係止部
    材は前記掛止に挿入されて引っかかるローラにより構成
    されることを特徴とする請求項18記載のエレベータ方
    式の駐車装置。
  21. 【請求項21】 前記上方掛止及び下方掛止はローラに
    より構成され、前記係止部材は上下端が開放され、前面
    または背面が開放されたほぼ横たわった“U”字状の板
    材で形成され、前記ローラが前記係止部材のU字型の溝
    に挿入されて引っかかることを特徴とする請求項18記
    載のエレベータ方式の駐車装置。
  22. 【請求項22】 前記駐車手段稼動手段はリフトのフレ
    ームに固定されるモータと、リフトのフレームに回転可
    能に支持され前記モータに接続されて乗降路を横切る方
    向に延長されるボールスクリューと、該ボールスクリュ
    ーに螺合されて該ボールスクリューの回転に従って水平
    移動するナット部材と、該ナット部材に接続されて該ナ
    ット部材に従って水平移動する掛止部材とにより構成さ
    れ、ここで、掛止部材は前記ナット部材に下方端が接続
    されて上向きに延長される柱型の掛止部材本体と、該掛
    止部材本体の上方端に中心部が固定される水平支持桿
    と、該水平支持桿の両端部にそれぞれ固定される一対の
    横たわった“U”字状の延長桿と、前記一対の延長桿の
    上方及び下方の両自由端にそれぞれ固定される上方掛止
    及び下方掛止とから形成され、前記被動手段は駐車手段
    の乗降路側面の中央部に固定されて乗降路側に突出する
    ように延長される一つの係止部材からなることを特徴と
    する請求項17記載のエレベータ方式の駐車装置。
  23. 【請求項23】 前記駐車手段稼動手段は前記掛止部材
    が水平方向に移動するとき、揺動を防止するために前記
    掛止部材本体と結合して該掛止部材本体を摺動可能に支
    持する摺動支持体と、該摺動支持体を水平方向に摺動可
    能に案内するために前記リフトフレームに両端部が固定
    される案内棒とを追加包含し、ここで、前記摺動支持体
    には中空が形成され、該中空に前記案内棒を貫通させて
    前記摺動支持体が前記案内棒上で摺動移動可能に支持さ
    れることを特徴とする請求項22記載のエレベータ方式
    の駐車装置。
  24. 【請求項24】 前記上方掛止及び下方掛止は、上下端
    が開放されて前面、または背面が開放されたほぼ横たわ
    った“U”字状の横断面を有する板材で形成され、前記
    係止部材は前記掛止に挿入されて引っかかるローラによ
    り構成されることを特徴とする請求項22記載のエレベ
    ータ方式の駐車装置。
  25. 【請求項25】 前記上方掛止及び下方掛止はローラに
    より構成され、前記係止部材は上下端が開放され、前面
    または背面が開放されたほぼ横たわった“U”字状の板
    材で形成され、前記ローラが前記係止部材のU字型の溝
    に挿入されて引っかかることを特徴とする請求項22記
    載のエレベータ方式の駐車装置。
  26. 【請求項26】 中央部に乗降路を形成して該乗降路の
    左右両側に複数層の駐車室を形成するために複数の垂直
    柱と水平柱とを組み合わせることにより形成されるメイ
    ンフレームと、前記メインフレームに形成された乗降路
    に乗降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降駆動
    するリフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設置さ
    れて車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手段
    と、前記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室か
    ら乗降路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から駐
    車室側に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段に
    固定され、前記駐車手段稼動手段により被動されること
    により前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段
    と、前記乗降路中、車両が進入または進出するロビー層
    に設置されて、積載された車両の前後方向を転換させる
    ターンテーブルと、該ターンテーブルを乗降路と駐車室
    との間で横移動させるターンテーブル横行手段とを備え
    て構成されることを特徴とするエレベータ方式の駐車装
    置。
  27. 【請求項27】 前記ターンテーブルはその上面が前記
    ロビー層の底面と水平状態に設置され、前記乗降路中ロ
    ビー層に位置するターンテーブルベースと、該ターンテ
    ーブルベース上に回転可能に設置される回転体と、該回
    転体を回転させるターンテーブル回転駆動手段とを備え
    て構成されることを特徴とする請求項26記載のエレベ
    ータ方式の駐車装置。
  28. 【請求項28】 前記ターンテーブルベースは互いに平
    行に延長される一対の外郭桿と、該外郭桿の中間部を横
    切って連結され前記回転体を回転可能に支持する連結桿
    とから構成されることを特徴とする請求項27記載のエ
    レベータ方式の駐車装置。
  29. 【請求項29】 前記回転体は乗入出場の底面上に水平
    に設置されて相互平行する左右一対の柱からなる回転フ
    レームと、該回転フレームの中間部を横切って連結する
    連結桿と、前記回転フレームの両柱の内側面に一端が固
    定され、これら両柱から互いに対向した相手側に延長さ
    れる複数個のターンテーブルフォークとを備えて構成さ
    れることを特徴とする請求項27記載のエレベータ方式
    の駐車装置。
  30. 【請求項30】 前記回転フレームの両柱間の距離は前
    記リフトのリフトフォークの両自由端間の長さよりも長
    いことを特徴とする請求項29記載のエレベータ方式の
    駐車装置。
  31. 【請求項31】 前記ターンテーブルフォークは前記リ
    フトフォークと交互に配置されて前記リフトとターンテ
    ーブルとが上下に交差するとき、互いに干渉を起こさな
    いように構成されたことを特徴とする請求項29記載の
    エレベータ方式の駐車装置。
  32. 【請求項32】 前記複数個のターンテーブルフォーク
    中、ターンテーブルの長さ方向の中央に近接した内側フ
    ォークは、前記中央から遠距離に位置する外側フォーク
    に比べて広い断面積を有することを特徴とする請求項2
    9記載のエレベータ方式の駐車装置。
  33. 【請求項33】 前記ターンテーブルの回転体の前後方
    には前記乗降路のロビー層の平面と高さが一致するよう
    に、車両の乗入出時に車両の走行面を提供して車両の墜
    落を防止するためのデッキパネルが、ターンテーブルベ
    ースに固定設置されることを特徴とする請求項27記載
    のエレベータ方式の駐車装置。
  34. 【請求項34】 前記ターンテーブル回転駆動手段は前
    記ターンテーブルベースに固定設置されるターンテーブ
    ル回転駆動モータと、該ターンテーブル回転駆動モータ
    の回転軸に接続するピニオンと、前記回転体の連結桿の
    底面中央に接続され、前記ピニオンの外側歯車と噛合さ
    れて連結桿を回転させるリングギヤと、該リングギヤの
    内周面と外部軸が歯合されるように設置されるベアリン
    グと、前記ターンテーブルベースの中央部に固定設置さ
    れて前記ベアリングの内部軸と接続される支持軸とから
    構成されることを特徴とする請求項27記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  35. 【請求項35】 前記ターンテーブル横行手段は前記メ
    インフレームに横に支持されて乗降路から駐車室まで延
    長されて設置される少なくとも一対のターンテーブル横
    行案内レールと、前記ターンテーブルベースに軸設され
    て前記ターンテーブル横行案内レールにより案内される
    ターンテーブル横行案内ローラとから構成されるターン
    テーブル横行案内手段と、前記メインフレームに固定設
    置されるターンテーブル横行駆動モータと、該ターンテ
    ーブル横行駆動モータにより正逆走行し、その一端が前
    記ターンテーブルベースに固定されたターンテーブル横
    行駆動チェーンからなるターンテーブル横行駆動手段と
    を備えて構成されることを特徴とする請求項26記載の
    エレベータ方式の駐車装置。
  36. 【請求項36】 中央部に乗降路を形成して該乗降路の
    左右両側に複数層の駐車室を形成するために複数の垂直
    柱と水平柱とを組み合わせることにより形成されるメイ
    ンフレームと、前記メインフレームに形成された乗降路
    Tに乗降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降駆
    動するリフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設置
    されて車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手段
    と、前記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室か
    ら乗降路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から駐
    車室側に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段に
    固定され、前記駐車手段稼動手段により被動されること
    により前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段
    と、前記乗降路中、車両が進入または進出するロビー層
    に設置されて積載された車両の前後方向を転換させるタ
    ーンテーブルと、該ターンテーブルを乗降路と駐車室と
    の間で横移動させるターンテーブル横行手段と、前記ロ
    ビー層に設置され、入庫または出庫のために前記ロビー
    層の乗降路に待機する前記リフトまたはターンテーブル
    上に積載された車両に運転者が乗車または下車すると
    き、運転者の体が乗降路内に陥ることを防止するように
    運転者が安全に踏める足場を提供する乗降可能な足場手
    段とを備えて構成されることを特徴とするエレベータ方
    式の駐車装置。
  37. 【請求項37】 前記乗降可能な足場手段は運転者が踏
    めるようにロビー層の地面とロビー層の乗降路との間に
    設置される一つの足場と、前記ターンテーブルが横移動
    するとき、該ターンテーブルとの干渉を回避できるよう
    に、前記足場を乗降案内する足場乗降案内手段と、前記
    足場を乗降駆動する足場乗降駆動手段とを備えて構成さ
    れることを特徴とする請求項36記載のエレベータ方式
    の駐車装置。
  38. 【請求項38】 前記足場乗降案内手段は前記メインフ
    レームの垂直柱に直角を成して一端が固定され、前記足
    場の上方に離隔された位置からそれぞれ前記足場の両面
    と平行に延長される一対の支持台と、該支持台の先端部
    に上端部が固定され、該上端部から前記ロビー層の底面
    まで延長される一対のレールと、前記足場の両側面の所
    定位置に回転可能に設置される案内ローラと、前記足場
    の両側面の所定位置に直立した形に固定されて、前記案
    内ローラを回転可能に支持するローラ支持桿とを備えて
    構成されることを特徴とする請求項37記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  39. 【請求項39】 前記足場乗降駆動手段は前記支持台に
    装着される駆動モータと、該駆動モータの動力により正
    逆方向に走行し、その先端は前記案内ローラが支持され
    るローラ支持桿の上端に固定される駆動チェーンとから
    構成されることを特徴とする請求項37記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  40. 【請求項40】 中央部に乗降路を形成して該乗降路の
    左右両側に複数層の駐車室を形成するために複数の垂直
    柱と水平柱とを組み合わせることにより形成されるメイ
    ンフレームと、該メインフレームに形成された乗降路に
    乗降可能に設置されるリフトと、該リフトを乗降駆動す
    るリフト乗降駆動手段と、前記駐車室の各層に設置され
    て車両が駐車され、水平方向に移動可能な駐車手段と、
    前記リフトに設置されて、前記駐車手段を駐車室から乗
    降路側に水平に引っ張って来るか、乗降路側から駐車室
    側に押し出す駐車手段稼動手段と、前記駐車手段に固定
    され、前記駐車手段稼動手段により被動されることによ
    り前記駐車手段を水平方向に移動させる被動手段と、前
    記メインフレームのロビー層に設置されて、前記リフト
    上に車両が進入するか、または前記リフトから車両が進
    出するとき、車両の偏荷重によりリフトが傾くことを防
    止するためにリフトの下部を支持する位置及び該支持位
    置から離脱した支持解除位置に水平移動可能なリフト傾
    き防止手段とを備えて構成されることを特徴とするエレ
    ベータ方式の駐車装置。
  41. 【請求項41】 前記リフト傾き防止手段は前記メイン
    フレームのロビー層にて水平柱の底面に固定された支持
    台と、該支持台により支持され、前後方向に進退移動の
    可能な傾き防止片と、該傾き防止片を前記リフトの下部
    を支持する支持位置及び前記リフトの下部支持状態を解
    除した解除位置に作動させる傾き防止作動部とを備えて
    構成されることを特徴とする請求項40記載のエレベー
    タ方式の駐車装置。
  42. 【請求項42】 前記傾き防止片は前記支持台の中間部
    に固定された案内ブーシングにより前後方向に移動可能
    に支持されることを特徴とする請求項41記載のエレベ
    ータ方式の駐車装置。
  43. 【請求項43】 前記傾き防止作動部は前記支持台の下
    部に支持されて上下方向に作動する直線運動機構と、該
    直線運動機構の直線作動部の上端と前記傾き防止片の一
    端部との間に連結されて、前記直線運動機構の上下方向
    の直線運動を前記傾き防止片の前後方向直線運動に転換
    させるリンク機構とから構成されることを特徴とする請
    求項41記載のエレベータ方式の駐車装置。
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