JPH05179832A - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

Info

Publication number
JPH05179832A
JPH05179832A JP17117792A JP17117792A JPH05179832A JP H05179832 A JPH05179832 A JP H05179832A JP 17117792 A JP17117792 A JP 17117792A JP 17117792 A JP17117792 A JP 17117792A JP H05179832 A JPH05179832 A JP H05179832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
car
wheel support
elevator
front wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17117792A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Aoki
淳 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AOKI SEIMITSU KOGYO KK
Original Assignee
AOKI SEIMITSU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AOKI SEIMITSU KOGYO KK filed Critical AOKI SEIMITSU KOGYO KK
Priority to JP17117792A priority Critical patent/JPH05179832A/ja
Publication of JPH05179832A publication Critical patent/JPH05179832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、車を出し入れするための時間
を短くできるとともに、強度を小さくでき、しかも、制
御も簡単にできる駐車装置を得ることにある。 【構成】下方に突出するスペーサ脚20を有した台本体19
の前後両端側に車の前輪と後輪とを各別に支持する櫛歯
構造の前輪支持部21と後輪支持部22を設け、かつ左右方
向に沿って並設された複数の駐車台18と、左右方向に延
びて駐車台18群の前側及び後側に夫々配置されたレール
2,3 と、各レール2,3 に転接する車輪37,38 を有すると
共に、昇降機構45及び走行駆動源39を有して自走可能な
受渡し台車4と、前輪支持部21を上下方向に通過可能な
櫛歯構造の前輪支持部76、及びこの支持部76との間にス
ペーサ脚20を逃げる空隙78を形成して設けられ後輪支持
部22を上下方向に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部77を
有し、昇降機構45に連結されて受渡し台車4に昇降可能
に取付けられたパレット5とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車装置などのよ
うに複数台の車を駐車できる駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図29は従来提供されている二段式の駐
車装置である。この駐車装置は、フレームa内の上段と
下段とに夫々複数のパレットbを配置し、これら各パレ
ットbを図示しない昇降手段により昇降可能に設けると
ともに、図示しない横移動機構により横行可能に設けた
ものである。
【0003】この駐車装置によれば、入出庫口が1か所
に限定されていないから、下段のパレットbに対しては
駐車装置を駆動することなく車を出し入れできるが、上
段のパレットbに支持された車を出庫させるには他の車
を移動させなければならない。例えば、図29において
上段の車cを出庫させる場合には、フレームaの前面に
取付けられた図示しない操作盤を操作して、まず、車d
を支持したパレットbをその真上の空きスペースとなっ
ている上段へ移動させた後に、車e〜gを各別に支持し
たパレットbを右方向に移動させて、車cの真下の空き
スペースを作る。この後に、車cを支持したパレットb
を下段に下降させて、車cの出庫を可能にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の駐
車装置は、少なくとも上段の車の出し入れに際しては、
目的とする車以外の車の昇降および横行が必要であると
ともに、出入り口が1か所に限定されている場合には、
下段の車を出し入れする際にも、他の車の昇降および横
行が必要である。そのため、車の入出庫に多くの時間が
かかるという問題がある。さらに、複数の車を同時に横
行させる(換言すれば、大重量物を移動させると同じで
ある。)ために、駐車装置全体に大きな強度を必要とす
るという問題がある。しかも、空きスペースの位置は一
定していないため、任意の空きスペースに応じた最適な
パレットの動かし方が必要であり、したがって、パレッ
トを動かすための制御が複雑であるという問題があっ
た。本発明の目的は、車を出し入れするための時間を短
くできるとともに、強度を小さくでき、しかも、制御も
簡単にできる駐車装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る駐車装置は、下方に突出する
スペーサ脚を中央部に有した台本体の一端側に車の前輪
を支持する櫛歯構造の前輪支持部を設けるとともに、前
記台本体の他端側に車の後輪を支持する櫛歯構造の後輪
支持部を設けて形成され、かつ、間隔的に並設された複
数の駐車台と、これら駐車台が並んだ左右方向に延びて
前記駐車台の両側に夫々配置されたレールと、これらレ
ールに転接する車輪を有するとともに、昇降手段および
走行駆動源を有して前記駐車台の並び方向に自走可能な
台車と、前記前輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構
造の前輪支持部、およびこの支持部との間に前記スペー
サ脚を逃げる空隙を形成して設けられ前記後輪支持部を
上下方向に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、前
記昇降手段に連結されて前記台車に昇降可能に取付けら
れたパレットとを具備したものである。
【0006】また、同様の目的を達成するとともに、上
下両段に対する入出庫を同時にできるようにするため
に、本発明の請求項2に係る駐車装置は、階下に、設置
面に連なる床面を有した複数台分の駐車スペースを形成
するとともに、階上に、下方に突出するスペーサ脚を中
央部に有した台本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯
構造の前輪支持部を設け、前記台本体の他端側に車の後
輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けた複数の駐車
台を、間隔的に並設した駐車スペース構成体と、この構
成体の一端に隣接する入出庫ポジションから前記駐車ス
ペース構成体の他端にわたって、前記駐車台の並び方向
に延びて前記駐車スペース構成体の両側に夫々配置され
たレールと、これらレールに転接する車輪を有するとと
もに、昇降手段および走行駆動源を有して、通常は前記
入出庫ポジションで待機しこの位置から前記駐車台の並
び方向に自走可能な台車と、前記前輪支持部を上下方向
に通過可能な櫛歯構造の前輪支持部、およびこの支持部
との間に前記スペーサ脚を逃げる空隙を形成して設けら
れ前記後輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構造の後
輪支持部を有し、前記昇降手段に連結されて前記台車に
昇降自在に取付けられたパレットとを具備したものであ
る。
【0007】また、同様の目的を達成するとともに、屋
上への車の入出庫に際して省力化を実現できるようにす
るために、本発明の請求項3に係る駐車装置は、下方に
突出するスペーサ脚を中央部に有した台本体の一端側に
車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持部を設けるとと
もに、前記台本体の他端側に車の後輪を支持する櫛歯構
造の後輪支持部を設けて形成され、かつ、屋上に出入口
を有するエレベータが設備された建屋の前記エレベータ
の屋上出入口との間に入出庫ポジションを確保して前記
屋上に間隔的に並設された複数の駐車台と、これら駐車
台の並び方向に延びるとともに一端が前記出入口に位置
して前記駐車台の両側に夫々位置して前記屋上に配置さ
れた屋上レールと、前記エレベータのかごの底部に取付
けられ、このかごが前記屋上に上昇配置された際に前記
屋上レールの一端に連続して配置されるかごレールと、
前記屋上レールおよびこれに連続した前記かごレールに
転接する車輪を有するとともに、昇降手段および走行駆
動源を有して自走可能に形成され、通常は前記入出庫ポ
ジションで待機する受渡し台車と、下方に突出するスペ
ーサ脚を中央部に有した台本体の一端側に車の前輪を支
持する櫛歯構造の前輪支持部を設けるとともに、前記台
本体の他端側に車の後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持
部を設けて形成され、かつ、前記かごレール間に位置し
て前記エレベータかごの底部に上下動可能に取付けられ
た昇降台と、前記エレベータかごの底部に取付けられて
前記昇降台を上下動させる駆動手段と、前記駐車台およ
び昇降台の前輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構造
の前輪支持部、およびこの支持部との間に前記駐車台お
よび昇降台のスペーサ脚を逃げる空隙を形成して設けら
れ前記駐車台および昇降台の後輪支持部を上下方向に通
過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、前記昇降手段に
連結されて前記受渡し台車に昇降自在に取付けられたパ
レットとを具備したものである。
【0008】また、同様の目的を達成するとともに、屋
上への車の入出庫に際して省力化を実現でき、かつ多数
台の屋上駐車に適するようにするために、本発明の請求
項4に係る駐車装置は、下方に突出するスペーサ脚を中
央部に有した台本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯
構造の前輪支持部を設けるとともに、前記台本体の他端
側に車の後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けて
形成され、かつ、屋上に出入口を有するエレベータが設
備された建屋の前記エレベータの屋上出入口との間に入
出庫ポジションを確保して間隔的に並設して形成される
駐車台列を少なくとも2列形成して、前記屋上に設けら
れる多数の駐車台と、前記駐車台列に沿って同列の両側
に夫々位置して前記屋上に配置された第1屋上レール
と、前記入出庫ポジションを通り前記駐車台列と直角に
交差する方向に延びて前記屋上に配置された第2屋上レ
ールと、この第2屋上レールに転接する車輪を有すると
ともに、走行駆動源を有して自走可能に形成され、通常
は前記入出庫ポジションで待機し、この待機位置におい
て一端が前記出入口側に位置される受渡しレールを備え
た床台車と、前記エレベータのかごの底部に取付けら
れ、このかごが前記屋上に上昇配置された際に前記受渡
しレールの一端に連続して配置されるかごレールと、前
記受渡しレール、この受渡しレールが連続される前記第
1屋上レールおよび前記かごレールに夫々転接可能な車
輪を有するとともに、昇降手段および走行駆動源を有し
て自走可能に形成され、通常は前記床台車上に載置さ
れ、この床台車と前記屋上に上昇配置されたエレベータ
かごとの間、および前記駐車台との間を移動する受渡し
台車と、下方に突出するスペーサ脚を中央部に有した台
本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持
部を設けるとともに、前記台本体の他端側に車の後輪を
支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成され、か
つ、前記かごレール間に位置して前記エレベータかごの
底部に上下動可能に取付けられた昇降台と、前記エレベ
ータかごの底部に取付けられて前記昇降台を上下動させ
る駆動手段と、前記駐車台および昇降台の前輪支持部を
上下方向に通過可能な櫛歯構造の前輪支持部、およびこ
の支持部との間に前記駐車台および昇降台のスペーサ脚
を逃げる空隙を形成して設けられ前記駐車台および昇降
台の後輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構造の後輪
支持部を有し、前記昇降手段に連結されて前記受渡し台
車に昇降自在に取付けられたパレットとを具備したもの
である。
【0009】
【作用】請求項1記載の駐車装置において、車を入庫す
る場合には、待機位置にある受渡し台車内のパレット上
に入庫すべき車が乗り込んで支持され、この後、昇降手
段がパレットを上昇させて、その両支持部を駐車台に支
持された車の上端よりも高く配置させる。次に、走行駆
動源が受渡し台車をレールに沿って駐車台側に走行させ
て、空いている駐車台の真上にパレットが対向する位置
へ移動させてから、前記昇降手段がパレットを下降させ
る。そうすると、パレットの櫛歯構造の両支持部が駐車
台の櫛歯構造の両支持部を下方に通過し、それと同時に
パレット上に支持された車が駐車台の両支持部上に受け
渡される。最後に、走行駆動源が受渡し台車をレールに
沿って走行させて元の待機位置に戻す。その際にパレッ
トの両支持部間の空隙によりパレットが駐車台のスペー
サ脚を逃げるから、駐車台にパレットが引っ掛かること
はない。
【0010】また、駐車台上の車を出庫する場合には、
受渡し台車が待機位置にある状態において、昇降手段が
パレットを上昇させて、その両支持部を駐車台の両支持
部よりも少し低く配置させた後、走行駆動源が受渡し台
車をレールに沿って駐車台側に走行させて、出庫すべき
車が載置されている駐車台の真下にパレットが対向する
位置へ移動させる。この際にもパレットの両支持部間の
空隙によりパレットが駐車台のスペーサ脚を逃げるか
ら、駐車台にパレットの両支持部が引っ掛かることはな
い。次に、昇降手段がパレットを上昇させて、その両支
持部を駐車台に支持された車の上端よりも高く配置させ
る。そうすると、パレットの櫛歯構造の両支持部が駐車
台の櫛歯構造の両支持部を上方に通過すると同時に、駐
車台の両支持部に支持された車がパレットの両支持部上
に受け渡される。最後に、走行駆動源が受渡し台車をレ
ールに沿って走行させて元の待機位置に戻してから、昇
降手段がパレットを下降させる。
【0011】請求項2記載の駐車装置において、入出庫
ポジション(待機位置)から駐車スペース構成体の階上
に設けられた複数の駐車台に対する車の入出庫の手順
は、請求項1記載の駐車装置と同様にして行う。また、
駐車スペース構成体が有した階下の複数の駐車スペース
に対しては、その正面側から階上への入出庫とは関係な
く車を出し入れできる。
【0012】請求項3記載の駐車装置において、入出庫
ポジションから屋上に設置された複数の駐車台に対する
車の入出庫の手順は、請求項1記載の駐車装置と同様に
して行う。そして、エレベータのかごに設けられたかご
レールは、かごが屋上に上昇配置された際に屋上レール
と連続するから、受渡し台車は走行駆動源の動作により
かごレールに乗り移ってかご内に出し入れできる。その
際に、パレットの両支持部間の空隙によりパレットがか
ごに取付けた昇降台のスペーサ脚を逃げるから、パレッ
トが昇降台に引っ掛かることはない。昇降台上には入出
庫される車が支持されるとともに、この昇降台は駆動手
段により昇降される。昇降台は、かごへの車の出し入れ
に際しては下降した位置にあり、パレットとの車の受け
渡しに際しては昇降動作する。すなわち、車を入庫する
際には、上昇位置にある昇降台の両支持部の下方にパレ
ットが配置された後に、昇降台が下降されパレットの下
方に配置されることにより、昇降台上の車をパレット上
に受け渡し、また、車を出庫する際には、上昇位置にあ
る昇降台の上方から下方に位置するようにパレットを下
降させて、パレット上の車を昇降台上に受け渡すもので
ある。したがって、エレベータと入出庫ポジションとの
間の車の移動を、人手によることなく受渡し台車を用い
て行うことができる。
【0013】請求項4記載の駐車装置において、受渡し
台車は、その走行駆動源の動作により、床台車の受渡し
レールとエレベータかごのかごレールに沿って、エレベ
ータかごと入出庫ポジションで待機する床台車との間を
移動する。それにより、受渡し台車に取付けられたパレ
ットを介して、このパレットに支持された車をエレベー
タから床台車へ、或いはこの逆に移動させる。エレベー
タ内における昇降台とパレットとの間での車の受渡しは
前記請求項3記載の駐車装置と同様にして行う。また、
床台車は、その走行駆動源の動作により、床台車上に受
渡し台車が載った状態で、第2屋上レールを案内として
屋上の駐車台列と直角に交差する方向に移動して、車が
出し入れされる駐車台列に選択的に位置決めされる。さ
らに、受渡し台車は、その走行駆動源の動作により、床
台車の受渡しレールと第1屋上レールに沿って選択され
た駐車台列との間を移動する。それにより、受渡し台車
に取付けられたパレットを介して、選択された駐車台に
対する車の受渡しがなされる。この受渡し手順は前記請
求項1記載の駐車装置と同様にして行う。したがって、
この請求項4記載の駐車装置においては、エレベータが
1台であるにも拘らず、多数の車を屋上に対して人手に
よることなく自動的に車を移動させて入出庫できる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図15を参照して本発明の第1
実施例を説明する。
【0015】この第1実施例に係る駐車装置は二段式の
ものであって、駐車スペース構成体1と、前後一対のレ
ール2,3と、受渡し台車4と、パレット5とを備えて
いる。
【0016】図2および図5〜図8に詳しく示すように
駐車スペース構成体1が備えるフレーム11は、多数本
の柱12の上端間にわたって取付けられて左右方向に延
びる前フレーム13と、多数本の柱14の上端間にわた
って取付けられ前フレーム13と平行な後フレーム15
とを、前後方向に延びる多数本の架材16で連結して形
成されている。フレーム11の架材16の下方空間、換
言すれば駐車スペース構成体1の下段は、複数台の車
(4輪自動車等)を収納し得る駐車スペース17を形成
しており、このスペース17の入口は前記柱12によっ
て車一台分に応じて仕切られている。駐車スペース17
の床面17aは、この駐車装置の設置面に略面一に連な
っている。
【0017】架材16は二本一組で用いられており、各
組の架材16上には夫々駐車台18が取付けられてい
る。したがって、各駐車台18は左右方向に沿って間隔
的に並設されている。各駐車台18は、図4〜図8に示
すように、台本体19の中央部に下方向に突出する例え
ば4本のスペーサ脚20を突設するとともに、台本体1
9の一端側に後輪支持部21を設けるとともに、台本体
19の他端側に前輪支持部22を設けて形成されてい
る。
【0018】台本体19は図4に詳しく示すように長方
形状の台本体フレームに補強材を架設するとともに、パ
ネル19aを上面に装着して形成されている。各支持部
21,22は、いずれも前記台本体フレームから側方に
水平に突出して設けられているとともに、櫛歯構造、す
なわち、多数本の支持棒を所定間隔ごとに並設してな
る。なお、後輪支持部21は車のホイルベースの長短に
対応するために前輪支持部22よりも前後方向に長く形
成してある。スペーサ脚20は台本体19および各支持
部21,22の下側にパレットの移動空間を確保するた
めに設けられ、その下端は架材16に連結されている。
【0019】前記前後一対のレール2,3は、駐車スペ
ース構成体1の左右方向例えば左端に隣接して設けられ
た入出庫ポジション25から前記構成体1の他端にわた
って左右方向に延びて設けられている。すなわち、前記
構成体1の前側には複数の柱26を介して左右方向に延
びるレールホルダ27が支持されている。このホルダ2
7は前フレーム13よりも高い位置に設けられていると
ともに、このホルダ27と一部の柱26とによって前記
入出庫ポジション25の出入口25aが形成されてい
る。なお、柱26は駐車スペース17の入口と交差しな
い位置に立設されている。そして、このレールホルダ2
7の上面に前側レール2(図1,図2,図14参照)が
固定されている。
【0020】また、前記構成体1の後側には、図12に
示すように左右方向に延びる断面L形の取付け板28が
前記設置面に取付けられ、この板28の水平部分には後
側レール3(図1,図3,図12参照)が固定されてい
る。前記取付け板28の起立した部分には、この板28
の左右方向全長にわたって延びるラック29が固定され
ている。
【0021】図1〜図3に示すように受渡し台車4が有
する台フレーム31は、前後一対の長い第1縦桟32を
前後方向に延びる複数の第1横桟33で連結するととも
に、前後一対の短い第2縦桟34を左右方向に延びる複
数の第2横桟35で連結し、かつ、第1,第2の縦桟3
2,34の上端部を前後方向に延びる一対の第3の横桟
36(一方のみ図1に示す)で連結して形成されてい
る。この台フレーム31の最も下側の第2横桟35に
は、図2に示すように前側レール2に転接する左右一対
の車輪37が取付けられているとともに、最も下側の第
1横桟33には、図3に示すように後側レール3に転接
する左右一対の車輪38が取付けられている。
【0022】台フレーム31の後面下端部には図3に示
すように走行駆動源としての正逆回転自在なブレーキ付
きギヤードモータ39が取付けられ、その出力軸にはピ
ニオン40が取付けられている。ピニオン40は前記ラ
ック29に噛み合されており、したがって、ギヤードモ
ータ39の駆動により受渡し台車4はレール2,3を案
内として左右方向に自走できるようになっている。
【0023】台フレーム31には昇降手段45が取付け
られている。この昇降手段45は、昇降駆動源としての
正逆回転自在なブレーキ付きギヤードモータ46と、チ
ェーン伝動機構47と、一対の駆動ドラム48と、一対
の第1ガイドローラ49と、一対の第2ガイドローラ5
0と、第1ワイヤロープ51、および第2ワイヤロープ
52とを備えている。
【0024】ギヤードモータ46は図3および図12に
示すように最も下側の第1横桟33上に固定されてい
る。図12,図13に示すように各駆動ドラム48は、
第1縦桟32の下部に固定したブラケット64に軸受5
4を介して夫々回転自在に支持されているとともに、セ
パレータ48aを境に隣接する第1巻胴部48bと第2
巻胴部48cを有している。これらドラム48は連結軸
55により繋げられて同期回転されるようになってい
る。チェーン伝動機構47はギヤードモータ46と連結
軸55とを繋いで設けられている。
【0025】一対の第1ガイドローラ49は第1縦桟3
2の上端に固定したブラケット56に回転自在に支持さ
れているとともに、一対の第2ガイドローラ50は第2
縦桟34の上端に固定したブラケット57に回転自在に
支持されている。第1ガイドローラ49の構成は駆動ド
ラム48と同じであるが、第2ガイドローラ50は通常
の溝付きローラである。
【0026】駆動ドラム48に巻き取られる第1ワイヤ
ロープ51は、その一端を駆動ドラム48の第1胴部4
8bに固定するとともに、中間部を第1ガイドローラ4
9の第1胴部および第2ガイドローラ50に経由させ、
かつ、他端をパレット5に固定して配設されている。駆
動ドラム48に巻き取られる第2ワイヤロープ52は、
その一端を駆動ドラム48の第2胴部48cに固定する
とともに、中間部を第1ガイドローラ49の第2胴部に
経由させ、かつ、他端をパレット5に固定して配設され
ている。
【0027】2本の第1ワイヤロープ51とパレット5
との連結は、図14に示すようにパレット5に固定した
チャンネル材58に、第1ワイヤロープ51の他端に固
定したコネクタ59をナット60で止めることでなされ
ている。同様に2本の第2ワイヤロープ52とパレット
5との連結は、図12に示すようにパレット5に固定し
た連結片61に、第2ワイヤロープ52の他端に固定し
たコネクタ62をナット63で止めることでなされてい
る。なお、各ワイヤロープ51,52の以上の連結はパ
レット5の四隅において夫々なされている。
【0028】前記構成の昇降手段45を動作させると、
一対の駆動ドラム48が同期回転するに伴い、このドラ
ム48に対し第1,第2ワイヤロープ51,52が同時
に繰出しまたは巻き取られる。そのため、第1ワイヤロ
ープ51が第1,第2ガイドローラ49,50を経由し
てパレット5の駐車スペース構成体1側を昇降させると
ともに、第2ガイドロープ52が第1ガイドローラ49
を経由してパレット5の駐車スペース構成体1と反対側
を昇降させる。したがってパレット5は平行移動して昇
降されるものである。
【0029】図9〜図10に示すようにパレット5は、
パレット本体71の四隅に縦桟72の下端を夫々連結す
るとともに、各縦桟72の上端を前後方向に延びる第1
横桟73で連結するとともに、左右方向に延びる第2縦
桟74で連結して形成されている。パレット本体71は
パレット5の底をなすものであって、その前後両端部に
装着したパネル75間には、車の前輪を支持する前輪支
持部76と、車の後輪を支持する後輪支持部77とが設
けられている。これら支持部76,77は前記駐車台1
8の両支持部21,22と同じ櫛歯構造であって、その
多数本の支持棒は前記支持部21,22の支持棒間の隙
間を通って上下方向に前記支持部21,22を通過可能
になっている。
【0030】パレット本体71の両支持部76,77と
の間には空隙78が設けられている。空隙78は前記ス
ペーサ脚20を逃げるためのものであって、そのため
に、図8に示す前後方向に対向するスペーサ脚20間の
寸法Aよりも大きく空隙78は形成されている。
【0031】駐車スペース構成体1と反対側に位置した
パレット5の縦桟72の下端部には、図12および図1
3に示すように複数の第1ローラ81と第2ローラ82
とが夫々回転自在に取付けられている。なお、図13中
符号83はローラ81または82を支持した固定の取付
け軸である。また、前記第1縦桟32には上下方向略全
長にわたって延びるガイド板84が固定されている。こ
のガイド板84の一面には第1ローラ81が転接されて
いるとともに、他面には第2ローラ82が転接されてい
る。このようなガイド構造は、パレット5の振れを抑制
してパレット5を円滑に昇降させるのに役立っている。
【0032】なお、以上の構成において各ワイヤロープ
51,52および各モータ39,46以外の部品は鋼材
などの鉄系金属材料で形成されている。また、この駐車
装置の必要な各所には受渡し台車4およびパレット5の
位置を検出するためのリミットスイッチなどの各種位置
センサー(図示しない)が設けられているとともに、受
渡し台車4およびパレット5の動きを支持する操作盤
(図示しない)は、入出庫ポジション25の出入口25
aに臨む柱26などに取付けられるものである。次に、
前記構成の二段式駐車装置による車の入出庫動作を説明
する。
【0033】この駐車装置において、その入出庫時以外
の状態では、受渡し台車4は駐車スペース構成体1の一
端に隣接した入出庫ポジション25に位置されていると
ともに、パレット5は最も下がってこの駐車装置の設置
面に支持され、そのパレット本体71が設置面と略面一
となっている。しかも、駐車スペース構成体1の下段の
各駐車スペース17の正面(前面)はいずれも開放され
ている。したがって、駐車スペース17への車の出入り
は、以下説明する駐車スペース構成体1の上段への車の
出入りに関係なく行うことができる。
【0034】駐車スペース構成体1の上段へ車を入庫す
る場合に、車は、出入口25aを通って入出庫ポジショ
ン25に乗り込んで、その前輪をパレット本体71の前
輪支持部76に載せるとともに、後輪を同本体71の後
輪支持部77に載せた状態でパレット5に支持される
(図1の二点鎖線Eの状態参照)。
【0035】この後、運転者は下車して操作盤を介して
駐車スペース構成体1の上段の空いている駐車台18を
指定して、この駐車装置を動作させる。この動作により
図15の矢印イ〜ホに代表して示すように受渡し台車4
およびパレット5が動かされて、車の駐車がなされる。
【0036】詳しくは、まず、昇降手段45が動作され
てパレット5を上昇させ、その両支持部76,77を駐
車台18に支持された車の上端よりも高く配置させる
(図1,図2の二点鎖線Fの状態参照)。なお、この時
の昇降手段45の動作は、ギヤードモータ46の正転動
作によりチェーン伝動機構47を介して駆動ドラム48
に第1,第2のワイヤロープ51,52を同時に巻き取
るものである。それによって、パレット5がガイド84
を案内としてがたつくことなく円滑に図15中矢印イ方
向へ上昇される。
【0037】次に、ギヤードモータ39が正転動作され
るから、そのピニオン40とラック29との噛み合いの
変化により、受渡し台車4が車輪37,38を転動させ
ながらレール2,3に沿って図15中矢印ロ方向へ走行
する。その際、既述のパレット5の高さにより、既に駐
車スペース構成体1の上段に駐車されている車G(図1
5参照)は邪魔にならない。このような受渡し台車4の
移動により、パレット5を空いている駐車台18の真上
に対向位置させる。そして、受渡し台車4の停止下にお
いて昇降手段45のギヤードモータ46が逆転動作され
るから、パレット5が図15中矢印ハ方向に下降され
る。
【0038】そうすると、パレット5の櫛歯構造の両支
持部76,77が空いている駐車台18の櫛歯構造の両
支持部21,22を下方に通過するので、それと同時に
パレット5のパレット本体71上に支持された車が駐車
台18の両支持部21,22上に受け渡される。
【0039】この後、ギヤードモータ39が逆転動作さ
れるので、受渡し台車4が車輪37,38を転動させな
がらレール2,3に沿って図15の矢印ニ方向に走行し
て入出庫ポジション25上に戻る。その際にパレット5
は駐車台18の下方を水平に移動するが、パレット5が
有した両支持部間76,77の空隙78により、パレッ
ト5は入出庫ポジション25側に位置した駐車台18の
スペーサ脚20を逃げるから、駐車台18にパレット5
が引っ掛かることはない。
【0040】最後に、昇降手段45のギヤードモータ4
6が再び逆転動作されるから、パレット5が図15中矢
印ホ方向に下降されて、元の状態に戻って次の階上への
入出庫に備えて待機する。
【0041】また、駐車スペース構成体1の階上の駐車
台18上に駐車された車を出庫する場合には、操作盤に
より出庫すべき車を指定して、この駐車装置を動作させ
ることにより、図15の矢印ト〜ルに代表して示すよう
に受渡し台車4およびパレット5が動かされて、車の出
庫がなされる。
【0042】詳しくは、まず、入出庫ポジション25に
受渡し台車4が待機している状態において、昇降手段4
5のギヤードモータ46の正転動作によりパレット5を
図15の矢印ト方向に上昇させて、パレット5の両支持
部76,77を駐車台18の両支持部21,22よりも
少し低く配置させる。
【0043】この後、ギヤードモータ39が正転動作さ
れるので、受渡し台車4が車輪37,38を転動させな
がらレール2,3に沿って図15の矢印チ方向に走行さ
れ、出庫すべき車H(図15参照)が載置されている駐
車台18の真下に、パレット5のパレット本体71を対
向配置させる。この際にも、パレット5の両支持部7
6,77間の空隙78によりパレット5が、出庫すべき
車Hが載置されている駐車台18の前側に位置した他の
駐車台18のスペーサ脚20を逃げるから、駐車台18
にパレット5が引っ掛かることはない。
【0044】次に、受渡し台車4の停止下において昇降
手段45のギヤードモータ46が再び正転動作されるか
ら、図15の矢印リ方向にパレット5が上昇されて、そ
の両支持部76,78は前記他の駐車台18に支持され
た車Gの上端よりも高く配置される。
【0045】そうすると、パレット5の櫛歯構造の両支
持部76,77が、出庫すべき車Hが乗っている駐車台
18の櫛歯構造の両支持部21,22を上方に通過する
と同時に、この駐車台18の両支持部21,22に支持
された車Hがパレット5の両支持部76,78上に受け
渡される。
【0046】この後、ギヤードモータ39が逆転動作さ
れるので、受渡し台車4が車輪37,38を転動させな
がらレール2,3に沿って図15の矢印ヌ方向に走行さ
れて、この受渡し台車4は入出庫ポジション25に戻さ
れる。この際、既述のパレット5の高さにより、既に駐
車スペース構成体1の上段に駐車されている車G(図1
5参照)は邪魔にならない。
【0047】最後に、昇降手段45のギヤードモータ4
6が逆転動作されるから、パレット5が図15中矢印ル
方向に下降されて、元の状態に戻って次の階上への入出
庫に備えて待機する。次に、図16〜図20を参照して
屋上駐車式の駐車装置に適用した本発明の第2実施例を
説明する。
【0048】この駐車装置が設けられる建屋は周知の車
用エレベータを備えているとともに、このエレベータの
出入口91(図17参照)は建屋の屋上Kに設けられて
いる。なお、図17において92は上下方向に移動して
開閉される出入口扉であって、その開閉は例えば後述の
第2扉装置の開閉に連動されるようになっている。
【0049】屋上Kには複数の駐車台18が左右方向に
沿って間隔的に並設されており、その並び方向には出入
口91が位置されている。この出入口91とこれに最も
近い駐車台18との間に入出庫ポジション25が確保さ
れている。なお、駐車台18の構成は前記第1実施例の
ものと同様であるので、同様な構成部分には同一符号を
付してその説明は省略する。前記屋上Kには駐車台18
群の前側および後側に夫々位置して屋上レールとしての
レール2,3が配置されている。勿論、これらのレール
2,3のエレベータ側一端は出入口91の近傍にまで延
びている。
【0050】入出庫ポジション25には受渡し台車4が
常時待機されている。この受渡し台車4は入出庫ポジシ
ョン25からエレバータ内および駐車台18にわたって
左右方向に移動される自走可能なものであるとともに、
受渡し台車4にはパレット5が昇降手段を介して昇降可
能に取付けられている。なお、これら受渡し台車4およ
びパレット5等は前記第1実施例のものと同様な構成で
あるので、同様な構成部分には同一符号を付してその説
明を省略する。また、図18に示すようにラック29は
屋上Kのみに設けられており、受渡し台車4が備えるギ
ヤードモータ39は、次に述べるエレベータかご95内
に受渡し台車4が乗り移って収納された際にも、エレベ
ータかご95の外に配置されてピニオン40とラック2
9との噛み合いを維持するようになっている。
【0051】エレベータが備えるエレベータかご95
は、図16に示す第1扉装置96と図17に示す第2扉
装置97とを有している。第1扉装置96はエレベータ
かご95の前面に設けられて、このかご95と地上側外
部とにわたって車を出し入れする際に開閉されるもので
ある。第2扉装置97はエレベータかご95の一側に設
けられて、エレベータかご95と屋上Kとにわたって車
を出し入れする際に開閉されるものである。
【0052】エレベータかご95の底部構造をなす底部
骨組み構体101の前後両端部には、互いに平行な前後
かごレール102,103が設けられている。これらの
レール102,103の第2扉装置側端部は、エレベー
タかご95が屋上に上昇配置された際に、図18に代表
して示すように前後のレール2,3に連続して配置され
るようになっている。
【0053】底部骨組み構体101の中央部には昇降台
104とこれを上下動させる駆動手段105とが設けら
れ、昇降台104を囲む前記骨組み構体101の周部に
は図示しない底パネルが装着される。昇降台104は、
前記駐車台18と同様構造であり、したがって、下方に
突出するスペーサ脚106を中央部に有した台本体10
7の一端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持部
108を設けるとともに、台本体107の他端側に車の
後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部109を設けて形
成されている。
【0054】この昇降台105はかごレール101,1
02間に位置して前記エレベータかご95の底部に上下
動可能に取付けられている。すなわち、底部骨組み構体
101には上下方向の4個の昇降ガイド110が取付け
られ、これらガイド110にスペーサ脚106が夫々摺
動可能に挿通されている。駆動手段105は図16に示
すように台本体107の下方に位置して底部骨組み構体
101に取付けられており、これはウオーム歯車機構付
きモータのウオームホイールの中心部に設けたインナー
ギヤ溝に昇降軸111を螺合させて形成されたもので、
その昇降軸111の上端111aは台本体107に連結
されている。
【0055】底部骨組み構体101には昇降台104の
真下に対向して逃げ部112が設けられている。逃げ部
112は昇降台104を下降させたときに、この昇降台
104を収納するとともに、昇降台104の上面を底部
骨組み構体101の上面と略面一に配置させるために設
けられている。逃げ部112には櫛歯構造の支持棒11
3が並設されており、これらは昇降台104が下降した
ときに、この台104の各支持部108,109の支持
棒間の隙間に入り込んで、これら両支持棒により車を支
持するようになっている。
【0056】次に、前記第2実施例での車の入出庫につ
いて説明する。なお、入出庫ポジション25から駐車台
18に対する受渡し台車4およびパレット5の動作は前
記第1実施例と同様であるので、その説明は省略し、こ
こでは入出庫ポジション25とエレベータかご95との
間での車の受渡し動作を説明する。
【0057】エレベータかご95に建屋の外部から車が
乗り込む状態では、エレベータかご95は最も下がって
いるとともに、その昇降台104は下降されていて、底
部骨組み構体101の上面と略面一となっている。した
がって、図示しないエレベータ扉を開くと、それに伴っ
て第1扉装置96が上昇して開くので、その状態で車を
エレベータかご95内に乗り込ませることができる。こ
の後には、運転者が下車してエレベータ外に出て、操作
盤を操作する。勿論、操作盤には空いている駐車台の位
置が表示されている。
【0058】そうすると、エレベータかご95が上昇し
て、このかご95は屋上に停止する。この直後に、第2
扉装置97が上昇して開くので、それに連動して出入口
扉92も上昇して出入口91が開放される。また、この
状態になるまでに駆動手段105が動作されて、その昇
降軸111を介して昇降台104を上昇させる(この状
態は図16,図17に示される。)。
【0059】次に、入出庫ポジション25に位置してい
る受渡し台車4のギヤードモータ39が逆転駆動される
ので、受渡し台車4が車輪37,38を転動させながら
レール2,3に沿って図20の矢印オ方向に移動され
る。それにより、車輪37,38はレール2,3からこ
れに連続するように位置されたかごレール102,10
3に乗り移り、受渡し台車4がエレベータかご95内に
移動すると同時に、パレット5の両支持部76,77
が、上昇位置にある昇降台104の真下に丁度位置され
る(図16参照)。この際において、パレット5の両支
持部76,77間の空隙78によりパレット5が、入庫
すべき車J(図20参照)が載置されている昇降台10
4のスペーサ脚106を逃げるから、昇降台104にパ
レット5が引っ掛かることはない。
【0060】この後、受渡し台車4の停止下において昇
降台104が駆動手段105により下降される。そのた
め、入庫すべき車Jが乗っている昇降台104の櫛歯構
造の両支持部108,109が、パレット5の櫛歯構造
の両支持部76,77を下方に通過して逃げ部112内
に配置されると同時に、昇降台104に支持された車J
がパレット5の両支持部76,78上に受け渡される。
【0061】そして、受渡し台車4のギヤードモータ3
9が正転駆動されるので、受渡し台車4が車輪37,3
8を転動させながらかごレール102,103およびレ
ール2,3に沿って図20の矢印カ方向に移動されて、
車Jとともに受渡し台車4はエレベータかご95から屋
上Kの入出庫ポジション25に戻る。なお、これ以降は
既述のイ〜ニの矢印で示す動作が自動的に実行されて、
目的とする駐車台18に対する車Jの受け渡しが自動的
になされるものであり、その際の動作は前記第1実施例
の場合と同じである。
【0062】また、駐車台18に駐車している車例えば
車H(図20参照)を屋上から出庫させるには、エレベ
ータの操作盤により、出庫すべき車Hを指定して、この
駐車装置を出庫動作させる。その際における入出庫ポジ
ション25と駐車台18とにわたる目的とする車Hの受
け渡しは、既述のチ〜ルの動作により自動的になされる
ものであり、その際の動作は前記第1実施例の場合と同
じである。
【0063】そして、この後にエレベータかご95への
出し入れが自動的になされる。すなわち、昇降台104
は下降されていて、底部骨組み構体101の上面と略面
一となっており、この状態でエレベータかご95は屋上
に上昇してくる。そして、第2扉装置97および出入口
扉92が連動して開いた後に、入出庫ポジション25に
位置している受渡し台車4のギヤードモータ39が逆転
駆動されるので、受渡し台車4が車輪37,38を転動
させながらレール2,3に沿って図20の矢印ヨ方向に
移動される。それにより、受渡し台車4がエレベータか
ご95内に移動すると同時に、車Hを支持しているパレ
ット5の両支持部76,77が、下降位置にある昇降台
104の真上に丁度位置される。
【0064】この後、受渡し台車4の停止下において昇
降台104が駆動手段105により図20のタ方向に上
昇され、その櫛歯構造の両支持部108,109が、パ
レット5の櫛歯構造の両支持部76,77を上方に通過
する。そのため、入庫すべき車Jはこれが載っていたパ
レット5の両支持部76,78上から昇降台104の両
支持部108,109上に受け渡される。
【0065】そして、受渡し台車4のギヤードモータ3
9が正転駆動されるので、受渡し台車4が車輪37,3
8を転動させながらかごレール102,103およびレ
ール2,3に沿って図20の矢印レ方向に移動されて、
エレベータかご95から屋上Kの入出庫ポジション25
に戻る。この際において、パレット5の両支持部76,
77間の空隙78によりパレット5が、上昇配置されて
いる昇降台104のスペーサ脚106を逃げるから、昇
降台104にパレット5が引っ掛かることはない。な
お、これ以降はエレベータかご95が建屋の例えば1階
まで下降し、その間に昇降台104も下降され、建屋の
1階においてエレベータ内に運転手が乗り込んで、車H
をエレベータ外に移動させるものである。
【0066】なお、本発明は図21に示すように左右方
向に並んだ駐車台18群からなる駐車台列を複数設ける
とともに、その列数に応じて受渡し台車4を設け、か
つ、各受渡し台車4に対して選択的に車を出し入れする
走行台車体151を設けても良い。走行台車体151は
受渡し台車4の移動方向と直角に交差する方向に自走可
能であり、その移動によりいずれかの駐車台列を選択す
る。そして、走行台車体151は図示しない受け渡し装
置を有している。この受け渡し装置は、車を走行台車体
151から受渡し台車4内のパレット5に、またはこの
逆にて受け渡すものである。したがって、このようにし
て実施する場合には、駐車台数をより多く確保できる。
また、図22〜図28は屋上駐車式の駐車装置に適用し
た本発明の第4実施例を示している。
【0067】図22中201は建屋の屋上Kに出入口を
有する車用エレベータであって、そのエレベータかご9
5の構成は前記第2実施例の図16〜図19に示した構
成と同様であるので、その説明は省略するが、このエレ
バータかご95には、前後一対のかごレール102,1
03、図示しない昇降台およびその駆動手段などが設け
られている。
【0068】屋上Kには、エレベータ201の屋上出入
口との間に入出庫ポジション25を確保して複数の駐車
台列α,β,γ…が設けられている。各駐車台列α,
β,γ…は、左右方向に沿って間隔的に並設される多数
の駐車台18により夫々形成されている。各駐車台18
の構成は前記第1実施例の図4〜図8に示した構成と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0069】屋上Kには駐車台列α,β,γ…に沿って
同列の前側および後側に夫々位置して第1屋上レール2
02が固定されている。これらのレール202は同一ピ
ッチで設けられている。このピッチは前記かごレール1
02,103間の離間距離に等しい。
【0070】さらに、屋上Kには、駐車台列α,β,γ
…および第1屋上レール202と直角に交差する方向に
延びるとともに、各駐車台列α,β,γ…にわたる長さ
を有した一対の第2屋上レール203が固定されてい
る。この第2屋上レール203は前記入出庫ポジション
25を通っており、この例では第2屋上レール203の
一端部が入出庫ポジション25に配置されている。
【0071】なお、図22中202aは補助第1屋上レ
ール、18aは補助駐車台であって、前記エレベータ2
01が図22に示すように建屋の角部に設備されている
場合に、屋上Kのスペースを有効に利用して屋上Kでの
駐車台数をより多く確保するために設けられている。
【0072】第2屋上レール203には通常は入出庫ポ
ジション25に待機される床台車204が支持されてい
る。床台車204の構成は図23〜図28に示されてい
る。すなわち、型材を長方形状に組んでなる台車枠20
5の四隅には、夫々二つづつの車輪206が取付けられ
ている。これらの車輪206は夫々第2屋上レール20
3に転接されるものであって、その取付け構造は図2
7,図28に示されている。図27,図28中207は
支軸ブラケット、208は軸受、209は支え軸であっ
て、この軸209を中心に車輪206は回転される。
【0073】台車枠205の長手方向中間部には架材2
10が横架され、その両端部には夫々走行駆動源として
の正逆回転可能なブレーキ付きギャードモータ211が
取付けられている。これらモータ211は同期して駆動
されるとともに、その出力軸212には図26に代表し
て示すように駆動車輪213が固定されている。なお、
図26中214は出力軸212を軸受215を介して回
転自在に支持する軸受ブラケット、216はモータブラ
ケットである。駆動車輪213は第2屋上レール203
に夫々転接されている。したがって、一対の前記モータ
211を動作させることにより、駆動車輪213を介し
て床台車204は第2屋上レール203に沿って移動さ
れる。
【0074】台車枠205の長さ方向両端上面部には、
この床台車204の移動方向と直角に交差する方向に延
びる受渡しレール217が夫々固定されている。これら
一対の受渡しレール217間の離間距離は前記かごレー
ル102,103間の離間距離に等しい。
【0075】そして、図22に示されるように両受渡し
レール217の一端および他端は、床台車204が入出
庫ポジション25に待機された状態において、エレベー
タかご95の前記かごレール102,103の端部、お
よび第1列の駐車台列αの前後に設けられた第1屋上レ
ール202の端部に夫々接近位置して、これらと直線を
なして連続されるようになっている。なお、前記第2屋
上レール203は第1屋上レール202よりも低い位置
に設けられ、それにより、受渡しレール217と前記各
レール102,103および第1屋上レール202との
高さが略同じとなるようにしている。
【0076】なお、図22〜図25、および図28中5
は、床台車204を介して駐車台18とエレベータかご
95との間を移動されるパレットであり、このパレット
の構成は、前記第2実施例の図16〜図19に示した構
成と同様であるので、その説明は省略する。
【0077】この第4実施例での車の入出庫において、
床台車204上に載せられた受渡し台車4は、その走行
駆動源の動作により、受渡しレール217を案内として
左右方向に移動され、エレベータかご95に対して出入
れされる他、駐車台列α,β,γ…に対して移動され
る。そして、床台車204はそのモータ211を動作さ
せることにより、任意に指定される駐車台列α,β,γ
…のうちいずれかの列の端部に連続するように移動配置
される。したがって、エレベータ201が一台であるに
も拘らず、複数の駐車台列α,β,γ…を屋上Kに設け
て、そのうちから任意に指定した駐車台列α,β,γ…
の中の選択された駐車台18に対して車を自動的に出入
れすることができ、また、以上のように複数の駐車台列
α,β,γ…を設け得るので、屋上Kでの駐車台数を多
くできる。
【0078】なお、この第4実施例において、エレベー
タは駐車台列の並び方向の一端部ではなく、中間部に位
置して設けても良く、したがって、駐車台列は第2屋上
レールの両側に夫々設けることもできる。
【0079】
【発明の効果】本発明は以上詳記したように構成されて
いるので次に記載する効果がある。
【0080】請求項1〜4に記載の駐車装置において
は、他の車を移動させることなく、車を目的の駐車台に
対して自動的に入出庫できるから、車を出し入れするた
めの時間を短くできるとともに、移動する車は目的の1
台のみであるので、装置の強度を小さでき安価な構成と
でき、しかも、受渡し台車の移動およびそれに取付けら
れたパレットの上下動により目的とする車のみを入出庫
をするから、制御も簡単にできる。
【0081】また、請求項2に記載の駐車装置において
は、駐車スペース構成体が有した階下の複数の駐車スペ
ースに対し、その正面側から階上への入出庫とは関係な
く車を出し入れできるから、駐車スペース構成体の上下
両段に対する入出庫を同時にでき、使用し易いという効
果もある。
【0082】また、請求項3に記載の駐車装置において
は、エレベータと屋上の入出庫ポジションとの間の車の
移動も受渡し台車の出入りにより、人手によることなく
行うことができるから、屋上への車の入出庫に際し省力
化も実現できるという効果もある。
【0083】また、請求項4に記載の駐車装置において
も、エレベータと屋上の入出庫ポジションとの間の車の
移動も受渡し台車の出入りにより、人手によることなく
行うことができるから、屋上への車の入出庫に際し省力
化も実現できるとともに、この駐車装置は第2屋上レー
ルおよび受渡し台車を備えるから、屋上での駐車台数を
多くできるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る駐車装置を図2中矢
印N方向から見た側面図。
【図2】同実施例の駐車装置を図1中矢印Z方向から見
た正面図。
【図3】同実施例の駐車装置を図1中矢印Y方向から見
た後面図。
【図4】同実施例の駐車装置が備える駐車台の平面図。
【図5】同実施例の駐車装置が備える駐車スペース構成
体の平面図。
【図6】同実施例の駐車装置が備える駐車スペース構成
体を図5中矢印M方向から見た正面図。
【図7】同実施例の駐車装置が備える駐車スペース構成
体を図5中矢印W方向から見た側面図。
【図8】同実施例の駐車装置が備える駐車台を図7中矢
印V方向から見た正面図。
【図9】同実施例の駐車装置が備えるパレットの正面
図。
【図10】同実施例の駐車装置が備えるパレットの側面
図。
【図11】同実施例の駐車装置が備えるパレットを図1
1中矢印U−U線に沿って示す断面図。
【図12】同実施例の駐車装置を図3中矢印T−T線に
沿って示す断面図。
【図13】同実施例の駐車装置を図12中矢印S−S線
に沿って示す断面図。
【図14】同実施例の駐車装置の受渡し台車案内構造を
示す断面図。
【図15】同実施例の駐車装置の入出庫手順を示す図。
【図16】本発明の第2実施例に係る駐車装置を図17
中矢印R−R線に沿って示す断面図。
【図17】同第2実施例の駐車装置を図16中矢印P−
P線に沿って示す断面図。
【図18】同第2実施例の駐車装置を図16中矢印O方
向から見た背面図。
【図19】同第2実施例の駐車装置が備えるエレベータ
かごの底部を示す平面図。
【図20】同第2実施例の駐車装置の入出庫手順を示す
図。
【図21】本発明の第3実施例に係る駐車装置を概念的
に示す図。
【図22】本発明の第4実施例に係る駐車装置を概念的
に示す図。
【図23】同第4実施例の駐車装置が備える床台車を示
す平面図。
【図24】同第4実施例の駐車装置が備える床台車を示
す側面図。
【図25】同第4実施例の駐車装置が備える床台車を一
部切欠して示す正面図。
【図26】図23中B−B線に沿う断面図。
【図27】図28中C−C線に沿う断面図。
【図28】図23中D−D線に沿う断面図。
【図29】従来の2段式駐車装置を示す正面図。
【符号の説明】 1…駐車スペース構成体、2,3…レール、4…受渡し
台車、5…パレット、17…駐車スペース、17a…床
面、18…駐車台、19…台本体、20…スペーサ脚、
21…前輪支持部、22…後輪支持部、25…入出庫ポ
ジション、37,38…車輪、39…ギヤードモータ
(走行駆動手段)、45…昇降手段、76…前輪支持
部、77…後輪支持部、78…空隙、91…出入口、9
5…エレベータかご、102,103…かごレール、1
04…昇降台、105…駆動手段、106…スペーサ
脚、107…台本体、108…前輪支持部、109…後
輪支持部、201…エレベータ、駐車台列…α,β,
γ、202…第1屋上レール、203…第2屋上レー
ル、204…受渡し台車、206…車輪、211…ギャ
ードモータ(走行駆動手段)、213…駆動車輪、21
7…受渡しレール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に突出するスペーサ脚を中央部に有
    した台本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前
    輪支持部を設けるとともに、前記台本体の他端側に車の
    後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成さ
    れ、かつ、間隔的に並設された複数の駐車台と、 これら駐車台の並び方向に延びて前記駐車台群の両側に
    夫々配置されたレールと、 これらレールに転接する車輪を有するとともに、昇降手
    段および走行駆動源を有して前記駐車台の並び方向に自
    走可能な受渡し台車と、 前記前輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構造の前輪
    支持部、およびこの支持部との間に前記スペーサ脚を逃
    げる空隙を形成して設けられ前記後輪支持部を上下方向
    に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、前記昇降手
    段に連結されて前記受渡し台車に昇降可能に取付けられ
    たパレットとを具備した駐車装置。
  2. 【請求項2】 階下に、設置面に連なる床面を有した複
    数台分の駐車スペースを形成するとともに、階上に、下
    方に突出するスペーサ脚を中央部に有した台本体の一端
    側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持部を設け、
    前記台本体の他端側に車の後輪を支持する櫛歯構造の後
    輪支持部を設けた複数の駐車台を、間隔的に並設した駐
    車スペース構成体と、 この構成体の一端に隣接する入出庫ポジションから前記
    駐車スペース構成体の他端にわたって、前記駐車台の並
    び方向に延びて前記駐車スペース構成体の両側に夫々配
    置されたレールと、 これらレールに転接する車輪を有するとともに、昇降手
    段および走行駆動源を有して、通常は前記入出庫ポジシ
    ョンで待機しこの位置から前記駐車台の並び方向に自走
    可能な受渡し台車と、 前記前輪支持部を上下方向に通過可能な櫛歯構造の前輪
    支持部、およびこの支持部との間に前記スペーサ脚を逃
    げる空隙を形成して設けられ前記後輪支持部を上下方向
    に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、前記昇降手
    段に連結されて前記受渡し台車に昇降自在に取付けられ
    たパレットとを具備した駐車装置。
  3. 【請求項3】 下方に突出するスペーサ脚を中央部に有
    した台本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前
    輪支持部を設けるとともに、前記台本体の他端側に車の
    後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成さ
    れ、かつ、屋上に出入口を有するエレベータが設備され
    た建屋の前記エレベータの屋上出入口との間に入出庫ポ
    ジションを確保して前記屋上に間隔的に並設された複数
    の駐車台と、 これら駐車台の並び方向に延びるとともに一端が前記出
    入口に位置して前記駐車台の両側に夫々位置して前記屋
    上に配置された屋上レールと、 前記エレベータのかごの底部に取付けられ、このかごが
    前記屋上に上昇配置された際に前記屋上レールの一端に
    連続して配置されるかごレールと、 前記屋上レールおよびこれに連続した前記かごレールに
    転接する車輪を有するとともに、昇降手段および走行駆
    動源を有して自走可能に形成され、通常は前記入出庫ポ
    ジションで待機する受渡し台車と、 下方に突出するスペーサ脚を中央部に有した台本体の一
    端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持部を設け
    るとともに、前記台本体の他端側に車の後輪を支持する
    櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成され、かつ、前記か
    ごレール間に位置して前記エレベータかごの底部に上下
    動可能に取付けられた昇降台と、 前記エレベータかごの底部に取付けられて前記昇降台を
    上下動させる駆動手段と、 前記駐車台および昇降台の前輪支持部を上下方向に通過
    可能な櫛歯構造の前輪支持部、およびこの支持部との間
    に前記駐車台および昇降台のスペーサ脚を逃げる空隙を
    形成して設けられ前記駐車台および昇降台の後輪支持部
    を上下方向に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、
    前記昇降手段に連結されて前記受渡し台車に昇降自在に
    取付けられたパレットとを具備した駐車装置。
  4. 【請求項4】 下方に突出するスペーサ脚を中央部に有
    した台本体の一端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前
    輪支持部を設けるとともに、前記台本体の他端側に車の
    後輪を支持する櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成さ
    れ、かつ、屋上に出入口を有するエレベータが設備され
    た建屋の前記エレベータの屋上出入口との間に入出庫ポ
    ジションを確保して間隔的に並設して形成される駐車台
    列を少なくとも2列形成して、前記屋上に設けられる多
    数の駐車台と、 前記駐車台列に沿って同列の両側に夫々位置して前記屋
    上に配置された第1屋上レールと、 前記入出庫ポジションを通り前記駐車台列と直角に交差
    する方向に延びて前記屋上に配置された第2屋上レール
    と、 この第2屋上レールに転接する車輪を有するとともに、
    走行駆動源を有して自走可能に形成され、通常は前記入
    出庫ポジションで待機し、この待機位置において一端が
    前記出入口側に位置される受渡しレールを備えた床台車
    と、 前記エレベータのかごの底部に取付けられ、このかごが
    前記屋上に上昇配置された際に前記受渡しレールの一端
    に連続して配置されるかごレールと、 前記受渡しレール、この受渡しレールが連続される前記
    第1屋上レールおよび前記かごレールに夫々転接可能な
    車輪を有するとともに、昇降手段および走行駆動源を有
    して自走可能に形成され、通常は前記床台車上に載置さ
    れ、この床台車と前記屋上に上昇配置されたエレベータ
    かごとの間、および前記駐車台との間を移動する受渡し
    台車と、 下方に突出するスペーサ脚を中央部に有した台本体の一
    端側に車の前輪を支持する櫛歯構造の前輪支持部を設け
    るとともに、前記台本体の他端側に車の後輪を支持する
    櫛歯構造の後輪支持部を設けて形成され、かつ、前記か
    ごレール間に位置して前記エレベータかごの底部に上下
    動可能に取付けられた昇降台と、 前記エレベータかごの底部に取付けられて前記昇降台を
    上下動させる駆動手段と、 前記駐車台および昇降台の前輪支持部を上下方向に通過
    可能な櫛歯構造の前輪支持部、およびこの支持部との間
    に前記駐車台および昇降台のスペーサ脚を逃げる空隙を
    形成して設けられ前記駐車台および昇降台の後輪支持部
    を上下方向に通過可能な櫛歯構造の後輪支持部を有し、
    前記昇降手段に連結されて前記受渡し台車に昇降自在に
    取付けられたパレットとを具備した駐車装置。
JP17117792A 1991-06-28 1992-06-29 駐車装置 Pending JPH05179832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17117792A JPH05179832A (ja) 1991-06-28 1992-06-29 駐車装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18348491 1991-06-28
JP3-183484 1991-06-28
JP17117792A JPH05179832A (ja) 1991-06-28 1992-06-29 駐車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05179832A true JPH05179832A (ja) 1993-07-20

Family

ID=26493976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17117792A Pending JPH05179832A (ja) 1991-06-28 1992-06-29 駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05179832A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107663965A (zh) * 2017-11-02 2018-02-06 山东天辰智能停车股份有限公司 一种梳齿式汽车横向智能搬运器
CN109138555A (zh) * 2018-11-02 2019-01-04 三江学院 一种梳齿交换式的立体停车库
CN109403695A (zh) * 2018-12-10 2019-03-01 金华市西比特立体车库有限公司 一种多层停车设备
CN109403696A (zh) * 2018-12-10 2019-03-01 金华市西比特立体车库有限公司 一种梳齿型多层停车设备及车辆充电方法
CN109441176A (zh) * 2018-11-14 2019-03-08 深圳市简道三捷智能停车科技有限公司 一种立体停车设备升降装置
CN109826475A (zh) * 2019-03-08 2019-05-31 谢法丽 无避让立体车库用上层车位托盘升降机构
CN115126313A (zh) * 2022-07-07 2022-09-30 杭州大中泊奥科技股份有限公司 轿厢车库
CN116290965A (zh) * 2023-04-28 2023-06-23 石家庄腾辉科技有限公司 一种用于电动自行车停车设备的运输平台

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04250275A (ja) * 1990-12-05 1992-09-07 Ascii Corp 収納システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04250275A (ja) * 1990-12-05 1992-09-07 Ascii Corp 収納システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107663965A (zh) * 2017-11-02 2018-02-06 山东天辰智能停车股份有限公司 一种梳齿式汽车横向智能搬运器
CN109138555A (zh) * 2018-11-02 2019-01-04 三江学院 一种梳齿交换式的立体停车库
CN109441176A (zh) * 2018-11-14 2019-03-08 深圳市简道三捷智能停车科技有限公司 一种立体停车设备升降装置
CN109403695A (zh) * 2018-12-10 2019-03-01 金华市西比特立体车库有限公司 一种多层停车设备
CN109403696A (zh) * 2018-12-10 2019-03-01 金华市西比特立体车库有限公司 一种梳齿型多层停车设备及车辆充电方法
CN109826475A (zh) * 2019-03-08 2019-05-31 谢法丽 无避让立体车库用上层车位托盘升降机构
CN115126313A (zh) * 2022-07-07 2022-09-30 杭州大中泊奥科技股份有限公司 轿厢车库
CN116290965A (zh) * 2023-04-28 2023-06-23 石家庄腾辉科技有限公司 一种用于电动自行车停车设备的运输平台
CN116290965B (zh) * 2023-04-28 2023-09-15 石家庄腾辉科技有限公司 一种用于电动自行车停车设备的运输平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3174553B2 (ja) エレベータ方式の駐車装置
JPH05179832A (ja) 駐車装置
US2817446A (en) Apparatus for parking automobiles
JP3701090B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置
JP2620829B2 (ja) 駐車装置
JPH03228974A (ja) エレベータ式立体駐車装置
JP2001040895A (ja) 格納設備
JP3800453B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置
JPH06264638A (ja) 立体駐車場
JP3426978B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP4341567B2 (ja) 駐車装置の乗込床
JP2899623B2 (ja) 平面往復式立体駐車装置
JP3960566B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置
JP3240490B2 (ja) 立体駐車装置の車両入出庫装置
JP3748659B2 (ja) 縦列型昇降式駐車装置
JP3912710B2 (ja) 3縦列中間乗入型昇降式駐車装置
JP2001040894A (ja) 格納設備
JPH11210257A (ja) 立体駐車装置用のエレベータ装置
JP3960567B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置
JP3916112B2 (ja) 中間乗入3縦列型昇降式駐車装置
JP4117862B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置
JPH0996120A (ja) 昇降パレット式エレベータ装置および立体式駐車設備
JPS6114521Y2 (ja)
JP2666675B2 (ja) 立体駐車設備
JPH05118153A (ja) 立体駐車装置及びその方法