JP3186606B2 - 格納場における入出庫室の構造 - Google Patents

格納場における入出庫室の構造

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JP3186606B2
JP3186606B2 JP28827296A JP28827296A JP3186606B2 JP 3186606 B2 JP3186606 B2 JP 3186606B2 JP 28827296 A JP28827296 A JP 28827296A JP 28827296 A JP28827296 A JP 28827296A JP 3186606 B2 JP3186606 B2 JP 3186606B2
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睦和 郷
利明 広瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば立体駐車場
などの格納場において、格納物が出し入れされる入出庫
室の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車場においては、自動車
(格納物)が出し入れされる入出庫室と、この自動車が
格納される格納室と、この入出庫室と格納室とを連通す
る昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と格納室との
間で自動車を搬送する昇降リフトとを備えている。前記
昇降リフトにあっては、自動車を載置して昇降室で昇降
する格納物昇降台を有している。前記入出庫室にあって
は、格納物載置台を有するターンテーブルを設け、この
ターンテーブルの回転に伴い、その格納物載置台が、自
動車の入出可能位置にある格納物昇降台に対し自動車を
受け渡し又は受け取り可能にする昇降台昇降可能位置
と、自動車を載置可能にする格納物入出可能位置とを取
り得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記昇降リフトの格納
物昇降台に複数の格納物載置用フォークを設けるととも
に、前記ターンテーブルの格納物載置台に複数の格納物
載置用フォークを設けている。前記ターンテーブルの昇
降台昇降可能位置で、この格納物昇降台の各格納物載置
用フォークは、この格納物載置台の各格納物載置用フォ
ーク間の隙間を通って昇降し得る。
【0004】しかし、前記ターンテーブルの格納物入出
可能位置では、この隙間が大きく残る。このように大き
な隙間があると、運転者は、この隙間で足を踏み外さな
いように気を配る必要がある。従って、自動車に対する
乗降に相当注意しなければならない。
【0005】本発明は、自動車に対する乗降を容易に行
い得ることを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜9)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかる格納場は、下記のように構成されてい
る。
【0007】格納物(4)が出し入れされる入出庫室
(1)と、この格納物(4)が格納される格納室(3)
と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連通する昇
降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出庫室
(1)と格納室(3)との間で格納物(4)を搬送する
昇降リフト(5)とを備えている。前記昇降リフト
(5)にあっては、格納物(4)を載置して昇降室
(2)で昇降する格納物昇降台(17,18)を有して
いる。前記入出庫室(1)にあっては、格納物載置台
(29)を有するターンテーブル(22)を設け、この
ターンテーブル(22)の回転に伴い、その格納物載置
台(29)が、格納物(4)の入出可能位置(P)にあ
る格納物昇降台(17,18)に対し格納物(4)を受
け渡し又は受け取り可能にする昇降台昇降可能位置
(Q)と、格納物(4)を載置可能にする格納物入出可
能位置(P)とを取り得る。
【0008】前記昇降リフト(5)の格納物昇降台(1
7,18)に複数の格納物載置用フォーク(19)を設
けるとともに、前記ターンテーブル(22)の格納物載
置台(29)に複数の格納物載置用フォーク(26)を
設け、この格納物昇降台(17,18)及びターンテー
ブル(22)のほかに、複数の補助フォーク(34)を
有する可動体(32)をターンテーブル(22)に付設
している。この可動体(32)は、前記ターンテーブル
(22)の格納物入出可能位置(P)で各補助フォーク
(34)を格納物載置台(29)の各格納物載置用フォ
ーク(26)間の隙間(G)に位置させる閉鎖状態と、
格納物昇降台(17,18)の各格納物載置用フォーク
(19)がこの隙間(G)の昇降台昇降軌跡範囲内を通
って昇降し得る前記ターンテーブル(22)の昇降台昇
降可能位置(Q)で、各補助フォーク(34)を前記隙
間(G)の昇降台昇降軌跡範囲内から退避させる開放状
態とを取り得るように、移動可能に設けられている。
【0009】動体(32)は、閉鎖状態になる閉鎖回
動位置と、開放状態になる開放回動位置とを取り得るよ
うに、ターンテーブル(22)の下側で回動可能に設け
られている。
【0010】請求項の発明は、請求項の発明に下記
の構成を加えている。可動体(32)は、閉鎖状態にお
ける閉鎖回動位置で、ターンテーブル(22)に対し接
近する回動不能位置と、ターンテーブル(22)に対し
離間する回動許容位置とを取り得るように、上下動可能
に設けられている。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
格納場を図面を参照して説明する。 (図1,2に示す格納場としての立体駐車場内の各室
1,2,3について)この立体駐車場においては、中央
室1aとその両側の左室1b及び右室1cとを有する一
階の入出庫室1と、この中央室1aから上方へ各階に延
びる昇降室2と、前記入出庫室1の左室1b及び右室1
cの上方で各階ごとにこの昇降室2の左右両側に隣接し
て設けられた格納室3とを備えている。この入出庫室1
と各格納室3とは昇降室2により連通されている。前記
入出庫室1の右室1cにあってその右壁には、格納物と
しての自動車4が出し入れされる入出口1dが設けられ
ている。なお、自動車4の入出方向Aを左右方向とし、
この左右方向に対し直交する方向を前後方向とする。
【0012】(図1,2及び図3,7に示す昇降リフト
5について)前記入出庫室1の中央室1aにおいて前後
左右の四隅部分には直線状のガイドレール6,7,8,
9が前記最上階の昇降室2まで立設されている。最上階
の昇降室2の上側にはウインチ10が設置されている。
このウインチ10から吊下された四本のワイヤ11,1
2,13,14が前記各ガイドレール6,7,8,9に
挿通されている。左側の前後両ガイドレール6,8間に
支持腕15が架設されてその前後両端部が昇降可能に支
持されているとともに、右側の前後両ガイドレール7,
9間に支持腕16が架設されてその前後両端部が昇降可
能に支持され、前記各ワイヤ11,12,13,14の
下端部がこの左右両支持腕15,16の前後両端部に連
結されている。なお、左右に分割された前記両支持腕1
5,16は、ウインチ10により互いに連動する。
【0013】この左右両支持腕15,16の相対向内側
には昇降台17,18が設けられている。この左右両昇
降台17,18においては、それぞれ、複数の格納物載
置用フォーク19が左右両支持腕15,16から同一水
平面上で相対向して等間隔Nで突設され、この各フォー
ク19の上面を結ぶ水平面が格納物載置面20(図4,
8,9参照)になっている。
【0014】前記ウインチ10により各ワイヤ11,1
2,13,14が昇降すると、入出庫室1の中央室1a
及び昇降室2で左右両昇降台17,18が互いに連動し
て昇降し、入出庫室1の中央室1aの下方にある地下室
1eで自動車4の入出のために待機する最下降状態と、
各階の昇降室2で格納室3に対する自動車4の入出のた
めに停止する状態とを取り得る。
【0015】(図1及び図2に示す前記入出庫室1内の
ターンテーブル22について)図1,3,4,6及び図
2,7,8,9に示すように、前記入出庫室1の中央室
1aの床Fにおいて地下室1eの上方で、円形状のガイ
ドレール21が前記昇降リフト5の左右両支持腕15,
16及び左右両昇降台17,18の昇降軌跡範囲を避け
て設けられている。ターンテーブル22においては、中
央で十字状に交差する長板23及び短板24と、この長
板23の両端でT状に交差する端板25とを有し、この
各板23,24,25間の四箇所でそれぞれ複数の格納
物載置用フォーク26が長板23の両側から同一水平面
上で突設されている。この両端板25の下側には、それ
ぞれ、モータ27とそれにより回転する駆動輪28を一
組とする駆動部が二組ずつ取着されている。この各駆動
輪28がガイドレール21上に支持されてターンテーブ
ル22の全体が水平面上で回転可能になっている。この
ターンテーブル22のうち、長板23の両側に位置する
部分(短板24の両側部分、両端板25の両側部分、両
側の各フォーク26)が格納物載置台29になり、それ
らの上面を結ぶ水平面が格納物載置面30になってい
る。なお、前記入出庫室1の右室1cには入出口1dに
隣接してターンテーブル22への案内床31が設けられ
ている。
【0016】前記ターンテーブル22は、その回転に伴
い、長板23の長手方向すなわち両格納物載置台29の
延設方向が自動車4の入出方向Aに一致する格納物入出
可能位置Pと、この延設方向が自動車4の入出方向Aに
対し直交する昇降台昇降可能位置Qとを取り得る。
【0017】(図1及び図2に示す前記入出庫室1内の
可動体32について)図1,3,4,6及び図2,7,
8,9に示すように、前記ターンテーブル22の下側に
可動体32が付設されている。この可動体32において
は、ターンテーブル22の長板23に沿う長板33の両
側から複数の補助フォーク34が同一水平面上で突設さ
れている。
【0018】入出庫室1の中央室1aの床Fで前記昇降
リフト5の左右両支持腕15,16及び左右両昇降台1
7,18の昇降軌跡範囲を避けて設けられた取付板35
において、その中央部の下側に駆動モータ36(駆動
部)が取着され、この駆動モータ36により回動するス
プライン駆動軸37が上方へ突出している。前記可動体
32の長板33の中央部にはボス38が設けられ、この
ボス38にスプライン駆動軸37が嵌合されて、可動体
32がスプライン駆動軸37に対し一体回動可能にかつ
上下動可能になっている。前記ターンテーブル22の長
板23の中央部には支持孔39が設けられ、この支持孔
39にボス38が嵌合されて、可動体32がターンテー
ブル22に対し単独回動可能にかつ上下動可能になって
いる。この可動体32の回動中心32aはターンテーブ
ル22の回動中心22aと同一に設定されている。
【0019】前記取付板35において、その左右両側部
の下側に駆動シリンダ40(駆動部)が取着され、この
左右両駆動シリンダ40の両ピストンロッド40aが上
方へ突出しているとともに、それぞれの両ピストンロッ
ド40aの上端部に載置部41が取着されている。この
左右両載置部41は、左右両ピストンロッド40aの上
下動により、上動位置と下動位置とを取り得る。
【0020】(前記ターンテーブル22と可動体32と
の位置関係について)ターンテーブル22の各格納物載
置用フォーク26のうち、その回動中心22aに最も近
い位置で互いに隣接する両フォーク26a,26bにお
いては、この回動中心22aに対し一方のフォーク26
aがなす距離L1 は、この回動中心22aに対し他方の
フォーク26bがなす距離L2 よりも大きく、それらの
距離比がL1 :L2 (L1 >L2 )になっている。ま
た、これらの両フォーク26a,26bに隣接する他の
各フォーク26cは、互いに等間隔Nで並設されてい
る。
【0021】可動体32の各補助フォーク34のうち、
その回動中心32a(前述したようにターンテーブル2
2の回動中心22aと同一)に最も近い位置で互いに隣
接する両フォーク34a,34bにおいては、この回動
中心32aに対し一方のフォーク34aがなす距離M1
は、この回動中心32aに対し他方のフォーク34bが
なす距離M2 よりも大きく、それらの距離比がM1 :M
2 (M1 >M2 )になっている。また、これらの両フォ
ーク34a,34bに隣接する他の各フォーク34c
は、互いに等間隔Nで並設されている。
【0022】ちなみに、可動体32の前記距離M1 、距
離M2 及び間隔Nは、それぞれターンテーブル22の前
記距離L1 、距離L2 及び間隔Nと同一になっている。
また、前記昇降台17,18の各格納物載置用フォーク
19の間隔Nも、ターンテーブル22及び可動体32の
間隔Nと同一になっている。
【0023】このように各格納物載置用フォーク26や
各補助フォーク34を配設したので、ターンテーブル2
2と可動体32との位置関係は、次のようになる。 * ターンテーブル22が前記格納物入出可能位置Pに
ある場合 図3,4,6に示すように、可動体32はその長板33
で前記左右両載置部41上に載って上動し、ターンテー
ブル22の下側に接近するとともに、この可動体32の
各補助フォーク34はターンテーブル22の格納物載置
台29にあってその各格納物載置用フォーク26間の隙
間Gに位置する閉鎖状態(閉鎖回動位置、回動不能位
置)となる。
【0024】* ターンテーブル22が前記昇降台昇降
可能位置Qにある場合 図7,8,9に示すように、可動体32は前記左右両載
置部41上から離れ、自重で下動してターンテーブル2
2の下側に対し離間するとともに、この可動体32が1
80度回動してその各補助フォーク34が前記隙間Gの
昇降台昇降軌跡範囲内から退避してターンテーブル22
の各格納物載置用フォーク26の下側に位置する開放状
態(開放回動位置、回動許容位置)となる。従って、前
記昇降台17,18の各格納物載置用フォーク19がこ
の隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通って昇降し得る。
【0025】(図3及び図7に示す前記入出庫室1内の
足場テーブル42について)図3,5,6に示すよう
に、ターンテーブル22の格納物載置台29が前記格納
物入出可能位置Pにある状態で、この格納物載置台29
の前後両側には円形状のガイドレール21の内側で昇降
許容空間Sができる。この前後両昇降許容空間Sにおい
てそれぞれ左右に二分割された両足場テーブル42が設
置されている。この各足場テーブル42においては、固
定分割テーブル43と中間分割テーブル44と可動分割
テーブル45とを有し、この固定分割テーブル43が床
Fに取着されている。この固定分割テーブル43の両側
に長孔46が設けられているとともに、この中間分割テ
ーブル44の両側にローラ47が支持されてこの両長孔
46に係入され、この両ローラ47が両長孔46を転動
して中間分割テーブル44が固定分割テーブル43に対
し左右方向へ移動する。この中間分割テーブル44の両
側に長孔48が設けられているとともに、この可動分割
テーブル45の両側にローラ49が支持されてこの両長
孔48に係入され、この両ローラ49が両長孔48を転
動して可動分割テーブル45が中間分割テーブル44に
対し左右方向へ移動する。中間分割テーブル44はその
内側に固定分割テーブル43を収納できるとともに、さ
らに可動分割テーブル45はその内側に中間分割テーブ
ル44を収納でき、各足場テーブル42は全体として伸
縮可能に互いに連結されている。
【0026】入出庫室1の前後両壁面内側において、前
側の左右両ガイドレール6,7間を結ぶ左右方向と、後
側の左右両ガイドレール8,9間を結ぶ左右方向に沿っ
て、それぞれ駆動部50が設けられている。この前後両
駆動部50においては、上下の横杆51が互いに平行に
左右方向へ架設され、この各横杆51には多数のガイド
ローラ52が左右方向へ並設されている。この各ガイド
ローラ52は駆動モータ53により回転する。この前後
両駆動部50の左右両側において、それぞれ、移動レー
ル54がその上下両部で各ガイドローラ52に支持され
ている。各駆動モータ53が回転すると、前側の左右両
移動レール54及び後側の左右両移動レール54は、各
ガイドローラ52の回転により左右方向へ移動し、前側
の左右両ガイドレール6,7間中央部及び後側の左右両
ガイドレール8,9間中央部で互いに接近する状態(図
3,5,6参照)と、前側の左右両ガイドレール6,7
及び後側の左右両ガイドレール8,9から離れて互いに
離間する状態(図7,9参照)とを取り得る。
【0027】この各移動レール54の下端部は前記各可
動分割テーブル45に連結されている。前述したよう
に、前側の左右両移動レール54及び後側の左右両移動
レール54が互いに接近すると、各足場テーブル42に
おいて各可動分割テーブル45は、昇降台17,18の
昇降方向に対し直交する格納物載置台29上の載置面3
0に沿って自動車4の入出方向Aへ移動し、その移動に
伴い各可動分割テーブル45内から各中間分割テーブル
44及び固定分割テーブル43が順次引き出されて伸長
状態となる。この伸長状態で、各足場テーブル42は、
ターンテーブル22の格納物載置台29の前後両側にで
きる前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡
範囲を含む)内に突出する閉鎖位置となる。
【0028】また、前述したように、前側の左右両移動
レール54及び後側の左右両移動レール54が互いに離
間すると、各足場テーブル42において各可動分割テー
ブル45は、同じく自動車4の入出方向Aへ移動し、そ
の移動に伴い各可動分割テーブル45内に各中間分割テ
ーブル44及び固定分割テーブル43が順次収納されて
収縮状態となる。この収縮状態で、各足場テーブル42
は、前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡
範囲を含む)から退避する開放位置となる。
【0029】(図3及び図7に示す前記入出庫室1内の
天井55について)自動車4の入出可能位置Pにある昇
降台17,18及びターンテーブル22の上方で、前記
左側の前後両移動レール54の上端部間及び右側の前後
両移動レール54の上端部間には、それぞれ、天井55
が架設されて左右に二分割されている。前記足場テーブ
ル42を移動させる駆動部50は、この天井55を移動
させる駆動部50と兼用されている。
【0030】前述したように、前側の左右両移動レール
54及び後側の左右両移動レール54が互いに接近する
と、左右両天井55は、前記各足場テーブル42ととも
に、昇降台17,18の昇降方向に対し直交する格納物
載置台29上の載置面30に沿って自動車4の入出方向
Aへ移動し、各足場テーブル42の伸長状態で、昇降室
2の下方空間(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含
む)内に突出する閉鎖位置(図3,5,6参照)とな
る。
【0031】また、前述したように、前側の左右両移動
レール54及び後側の左右両移動レール54が互いに離
間すると、左右両天井55は、前記各足場テーブル42
とともに、同じく自動車4の入出方向Aへ移動し、各足
場テーブル42の収縮状態で、昇降室2の下方空間(昇
降台17,18の昇降軌跡範囲を含む)から退避する開
放位置(図7,9参照)となる。
【0032】(立体駐車場の入出庫作用の概略につい
て) * 図1及び図3〜6に示す状態 昇降台17,18は、前記最下降状態にある。
【0033】ターンテーブル22は、前記格納物入出可
能位置Pにある。可動体32は、上動して前記閉鎖状態
(閉鎖回動位置、回動不能位置)にあり、この可動体3
2の各補助フォーク34がターンテーブル22の格納物
載置台29にあってその各格納物載置用フォーク26間
の隙間Gに位置する。
【0034】各足場テーブル42は、伸長状態で、ター
ンテーブル22の格納物載置台29の前後両側にできる
前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡範囲
を含む)内に突出する閉鎖位置にある。
【0035】左右両天井55は、各足場テーブル42の
伸長状態で、昇降室2の下方空間(昇降台17,18の
昇降軌跡範囲を含む)内に突出する閉鎖位置にある。 * 自動車4の入庫 この入出庫可能状態で、自動車4が入出庫室1内に乗り
入れられてその各車輪4aがターンテーブル22の格納
物載置台29上に載置される。運転車は自動車4から降
りてターンテーブル22から退避する。
【0036】* 図1及び図3〜6に示す状態から図2
及び図7〜9に示す状態への動き 各足場テーブル42は、収縮する。左右両天井55は、
互いに開く。
【0037】ターンテーブル22は、自動車4の載置状
態で、可動体32とともに、前記格納物入出可能位置P
から前記昇降台昇降可能位置Qへ向けて90度回動す
る。可動体32は、下動後に180度回動する。
【0038】* 図2及び図7〜9に示す状態 ターンテーブル22は前記昇降台昇降可能位置Qにあ
る。可動体32は、下動して前記開放状態(開放回動位
置、回動許容位置)にあり、この可動体32の各補助フ
ォーク34が前記隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内から退
避してターンテーブル22の各格納物載置用フォーク2
6の下側に位置する。
【0039】各足場テーブル42は、収縮状態で、前記
昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含
む)から退避する開放位置にある。左右両天井55は、
各足場テーブル42の収縮状態で、昇降室2の下方空間
(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含む)から退避す
る開放位置にある。
【0040】* 図示しない自動車4の格納作用及び搬
出作用 図2及び図7〜9に示す昇降台昇降可能状態で、前記昇
降台17,18が上昇すると、その各格納物載置用フォ
ーク19がこの隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通り、
自動車4が格納物載置台29から昇降台17,18に受
け渡されて載置され、昇降台17,18とともに上昇す
る。
【0041】詳述しないが、自動車4が昇降台17,1
8に載置されて任意階の昇降室2まで搬送され、そこで
昇降台17,18が停止する。そして、自動車4は昇降
台17,18から横行トレー56に移し換えられて任意
階の昇降室2から格納室3に格納される。または逆に、
自動車4は、横行トレー56から昇降台17,18に移
し換えられて格納室3から任意階の昇降室2へ搬出され
る。次に、昇降台17,18が下降すると、前記昇降台
昇降可能状態で、その各格納物載置用フォーク19が前
記隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通り、自動車4が昇
降台17,18からターンテーブル22の格納物載置台
29に受け取られて載置される。その後、昇降台17,
18が最下降状態になる。
【0042】* 図1及び図3〜6に示す状態から図2
及び図7〜9に示す状態への動き 可動体32は、180度回動した後に上動し、この可動
体32の各補助フォーク34がターンテーブル22の格
納物載置台29にあってその各格納物載置用フォーク2
6間の隙間Gに位置する。
【0043】ターンテーブル22は、自動車4の載置状
態で、可動体32とともに、前記昇降台昇降可能位置Q
から前記格納物入出可能位置Pへ向けて90度回動す
る。各足場テーブル42は、伸長する。
【0044】左右両天井55は、互いに閉じる。 * 自動車4の出庫 図2及び図7〜9に示す入出庫可能状態で、運転車が自
動車4に乗り込み、自動車4がターンテーブル22の格
納物載置台29上から離れ、入出庫室1から出される。
【0045】本実施形態は下記(イ)〜(ニ)の特徴
(後記する他の技術的思想以外)を有する。 (イ) 図3,4に示すように、格納物昇降台17,1
8及びターンテーブル22のほかに付設した可動体32
は、ターンテーブル22の格納物入出可能位置Pで、各
補助フォーク34を格納物載置台29の各格納物載置用
フォーク26間の隙間Gに位置させる閉鎖状態を取り得
る。従って、運転者は、ターンテーブル22の格納物載
置台29に足を載せた場合にこの隙間Gで踏み外すこと
なく、自動車4に対する乗降を容易に行うことができ
る。
【0046】(ロ) 図7,9に示すように、格納物昇
降台17,18の各格納物載置用フォーク19がこの隙
間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通って昇降し得るターン
テーブル22の昇降台昇降可能位置Qで、各補助フォー
ク34を隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内から退避させる
開放状態を取り得る。従って、可動体32の付設にもか
かわらず、昇降台17,18を支障なく昇降させること
ができる。
【0047】(ハ) 可動体32は、閉鎖状態になる閉
鎖回動位置と、開放状態になる開放回動位置とを取り得
るように、ターンテーブル22の下側で回動可能に設け
られている。従って、可動体32を回動させるだけの簡
単な構造により、閉鎖状態と開放状態とに設定すること
ができる。
【0048】(ニ) 上記(ハ)と関連して、可動体3
2は、閉鎖状態における閉鎖回動位置で、ターンテーブ
ル22に対し接近する回動不能位置と、ターンテーブル
22に対し離間する回動許容位置とを取り得るように、
上下動可能に設けられている。従って、可動体32を回
動かつ上下動させるだけの簡単な構造により、閉鎖状態
と開放状態とに設定することができる。
【0049】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記(イ)のように構成してもよい。 (イ) 前記実施形態では、図7,9に示すように、タ
ーンテーブル22の回動中心22aと可動体32の回動
中心32aとが同一に設定され、それらの回動中心22
a,32aを含む垂立面に対し左右両昇降台17,18
の各フォーク19の前後方向中心線17a,18aが偏
心している。この構成に代えて、ターンテーブル22の
回動中心22aと可動体32の回動中心32aとを互い
に偏心させるとともに、ターンテーブル22の回動中心
22aを含む垂立面上に左右両昇降台17,18の各フ
ォーク19の前後方向中心線17a,18aを位置させ
る。
【0050】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項2または請求項3において、可動体32
の回動中心32aはターンテーブル22の回動中心22
aと同一に設定されている。従って、これらの回動中心
22a,32aに対しターンテーブル22の各格納物載
置用フォーク26や可動体32の各補助フォーク34を
ずらすだけの簡単な構造により、ターンテーブル22の
格納物載置台29を閉鎖状態と開放状態とに設定するこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる格納場によれ
ば、例えば格納物(4)が自動車の場合、運転者は、タ
ーンテーブル(22)の格納物載置台(29)に足を載
せた時に隙間(G)で踏み外すことなく、格納物(4)
に対する乗降を容易に行うことができるとともに、可動
体(32)の付設にもかかわらず、格納物昇降台(1
7,18)を支障なく昇降させることができる。
【0052】また、可動体(32)を回動させるだけの
簡単な構造により、ターンテーブル(22)の格納物載
置台(29)を閉鎖状態と開放状態とに設定することが
できる。
【0053】請求項の発明によれば、請求項の発明
の効果に加え、可動体(32)を回動かつ上下動させる
だけの簡単な構造により、ターンテーブル(22)の格
納物載置台(29)を閉鎖状態と開放状態とに設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる立体駐車場において入出
庫室内のターンテーブルが格納物入出可能位置にある状
態を示す概略正断面図である。
【図2】 同じく入出庫室内のターンテーブルが昇降台
昇降可能位置にある状態を示す概略正断面図である。
【図3】 図1の状態にあって入出庫室を示す平断面図
である。
【図4】 図3のX1 ーX1 線部分断面図である。
【図5】 図3のX2 ーX2 線部分断面図である。
【図6】 図3のX3 ーX3 線部分断面図である。
【図7】 図2の状態にあって入出庫室を示す平断面図
である。
【図8】 図7のY1 ーY1 線部分断面図である。
【図9】 図7のY2 ーY2 線部分断面図である。
【符号の説明】
1…入出庫室、2…昇降室、3…格納室、4…格納物と
しての自動車、5…昇降リフト、17,18…格納物昇
降台、19…格納物載置用フォーク、22…ターンテー
ブル、26…格納物載置用フォーク、29…格納物載置
台、32…可動体、34…補助フォーク、G…隙間、P
…格納物入出可能位置、Q…昇降台昇降可能位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−240030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 - 6/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納物(4)が出し入れされる入出庫室
    (1)と、この格納物(4)が格納される格納室(3)
    と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連通する昇
    降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出庫室
    (1)と格納室(3)との間で格納物(4)を搬送する
    昇降リフト(5)とを備え、 前記昇降リフト(5)にあっては、格納物(4)を載置
    して昇降室(2)で昇降する格納物昇降台(17,1
    8)を有し、 前記入出庫室(1)にあっては、格納物載置台(29)
    を有するターンテーブル(22)を設け、このターンテ
    ーブル(22)の回転に伴い、その格納物載置台(2
    9)が、格納物(4)の入出可能位置(P)にある格納
    物昇降台(17,18)に対し格納物(4)を受け渡し
    又は受け取り可能にする昇降台昇降可能位置(Q)と、
    格納物(4)を載置可能にする格納物入出可能位置
    (P)とを取り得る格納場において、 前記昇降リフト(5)の格納物昇降台(17,18)に
    複数の格納物載置用フォーク(19)を設けるととも
    に、前記ターンテーブル(22)の格納物載置台(2
    9)に複数の格納物載置用フォーク(26)を設け、こ
    の格納物昇降台(17,18)及びターンテーブル(2
    2)のほかに、複数の補助フォーク(34)を有する可
    動体(32)をターンテーブル(22)に付設し、 この可動体(32)は、前記ターンテーブル(22)の
    格納物入出可能位置(P)で各補助フォーク(34)を
    格納物載置台(29)の各格納物載置用フォーク(2
    6)間の隙間(G)に位置させる閉鎖状態と、格納物昇
    降台(17,18)の各格納物載置用フォーク(19)
    がこの隙間(G)の昇降台昇降軌跡範囲内を通って昇降
    し得る前記ターンテーブル(22)の昇降台昇降可能位
    置(Q)で、各補助フォーク(34)を前記隙間(G)
    の昇降台昇降軌跡範囲内から退避させる開放状態とを取
    り得るように、移動可能に設けられ 前記可動体(32)は、閉鎖状態になる閉鎖回動位置
    と、開放状態になる開放回動位置とを取り得るように、
    ターンテーブル(22)の下側で回動可能に設けられて
    いる ことを特徴とする格納場における入出庫室の構造。
  2. 【請求項2】 可動体(32)は、閉鎖状態における閉
    鎖回動位置で、ターンテーブル(22)に対し接近する
    回動不能位置と、ターンテーブル(22)に対し離間す
    る回動許容位置とを取り得るように、上下動可能に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の格納場に
    おける入出庫室の構造。
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