JP3032162B2 - 格納場における入出庫室の構造 - Google Patents

格納場における入出庫室の構造

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JP3032162B2
JP3032162B2 JP8288271A JP28827196A JP3032162B2 JP 3032162 B2 JP3032162 B2 JP 3032162B2 JP 8288271 A JP8288271 A JP 8288271A JP 28827196 A JP28827196 A JP 28827196A JP 3032162 B2 JP3032162 B2 JP 3032162B2
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睦和 郷
利明 広瀬
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば立体駐車場
などの格納場において、格納物が出し入れされる入出庫
室の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車場においては、自動車
(格納物)が出し入れされる入出庫室と、この自動車が
格納される格納室と、この入出庫室と格納室とを連通す
る昇降室と、この昇降室を通って入出庫室と格納室との
間で自動車を搬送する昇降リフトとを備えている。前記
昇降リフトにあっては、自動車を載置して昇降室で昇降
する格納物昇降台を有している。前記入出庫室にあって
は、格納物載置台を有するターンテーブルを設け、この
ターンテーブルの回転に伴い、その格納物載置台が、自
動車の入出可能位置にある格納物昇降台に対し自動車を
受け渡し又は受け取り可能にする昇降台昇降可能位置
と、自動車を載置可能にする格納物入出可能位置とを取
り得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記入出庫室にあって
は、ターンテーブルの格納物載置台が格納物入出可能位
置にある状態で、この格納物載置台の両側に昇降許容空
間ができる。この昇降許容空間は、前記格納物昇降台が
昇降するために必要である。
【0004】しかし、このような昇降許容空間がある
と、運転者は、この昇降許容空間に落ちないように気を
配る必要があるばかりではなく、ターンテーブルの格納
物載置台にのみ足を載せて自動車に対し乗降する必要が
ある。従って、自動車に対する乗降に相当注意しなけれ
ばならない。
【0005】本発明は、自動車に対する乗降を容易に行
い得ることを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜9)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかる格納場は、下記のように構成されてい
る。
【0007】格納物(4)が出し入れされる入出庫室
(1)と、この格納物(4)が格納される格納室(3)
と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連通する昇
降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出庫室
(1)と格納室()との間で格納物(4)を搬送する
昇降リフト(5)とを備えている。前記昇降リフト
(5)にあっては、格納物(4)を載置して昇降室
(2)で昇降する格納物昇降台(17,18)を有して
いる。前記入出庫室(1)にあっては、格納物載置台
(29)を有するターンテーブル(22)を床(F)に
設け、このターンテーブル(22)の回転に伴い、その
格納物載置台(29)が、格納物(4)の入出可能位置
(P)にある格納物昇降台(17,18)に対し格納物
(4)を受け渡し又は受け取り可能にする昇降台昇降可
能位置(Q)と、格納物(4)を載置可能にする格納物
入出可能位置(P)とを取り得る。
【0008】前記入出庫室(1)にあっては、ターンテ
ーブル(22)の格納物載置台(29)が格納物入出可
能位置(P)にある状態でこの格納物載置台(29)の
両側の床(F)にできる昇降許容空間(S)のうち、格
納物昇降台(17,18)の昇降軌跡範囲内に突出する
閉鎖位置と、この昇降軌跡範囲から退避する開放位置と
を取り得る足場テーブル(42)を床(F)に備えてい
る。格納物昇降台(17,18)の昇降方向に対しほぼ
直交する格納物載置台(29)上の載置面(30)に沿
ってこの足場テーブル(42)を前記閉鎖位置と開放位
置との間で移動可能に設けている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に下記
の構成を加えている。足場テーブル(42)は、伸縮可
能に互いに連結された複数の分割テーブル(43,4
4,45)を有し、この各分割テーブル(43,44,
45)の伸縮に伴い、閉鎖位置で伸長状態となり、開放
位置で収縮状態となる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明に下記の構成を加えている。足場テーブル(4
2)は、格納物載置台(29)の両側にできる昇降許容
空間(S)でそれぞれ二分割されている。
【0011】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のうちいずれかの請求項に記載の発明に下記の構成を加
えている。足場テーブル(42)の移動方向は、格納物
(4)の入出方向(A)に沿って設定されている。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のうちいずれかの請求項に記載の発明に下記の構成を加
えている。入出庫室(1)にあっては、格納物(4)の
入出可能位置(P)にある格納物昇降台(17,18)
の上方で、格納物昇降台(17,18)の昇降軌跡範囲
内に突出する閉鎖位置と、この昇降軌跡範囲から退避す
る開放位置とを取り得るように、天井(55)を移動可
能に設けている。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
格納場を図面を参照して説明する。(図1,2に示す格
納場としての立体駐車場内の各室1,2,3について)
この立体駐車場においては、中央室1aとその両側の左
室1b及び右室1cとを有する一階の入出庫室1と、こ
の中央室1aから上方へ各階に延びる昇降室2と、前記
入出庫室1の左室1b及び右室1cの上方で各階ごとに
この昇降室2の左右両側に隣接して設けられた格納室3
とを備えている。この入出庫室1と各格納室3とは昇降
室2により連通されている。前記入出庫室1の右室1c
にあってその右壁には、格納物としての自動車4が出し
入れされる入出口1dが設けられている。なお、自動車
4の入出方向Aを左右方向とし、この左右方向に対し直
交する方向を前後方向とする。
【0014】(図1,2及び図3,7に示す昇降リフト
5について)前記入出庫室1の中央室1aにおいて前後
左右の四隅部分には直線状のガイドレール6,7,8,
9が前記最上階の昇降室2まで立設されている。最上階
の昇降室2の上側にはウインチ10が設置されている。
このウインチ10から吊下された四本のワイヤ11,1
2,13,14が前記各ガイドレール6,7,8,9に
挿通されている。左側の前後両ガイドレール6,8間に
支持腕15が架設されてその前後両端部が昇降可能に支
持されているとともに、右側の前後両ガイドレール7,
9間に支持腕16が架設されてその前後両端部が昇降可
能に支持され、前記各ワイヤ11,12,13,14の
下端部がこの左右両支持腕15,16の前後両端部に連
結されている。なお、左右に分割された前記両支持腕1
5,16は、ウインチ10により互いに連動する。
【0015】この左右両支持腕15,16の相対向内側
には昇降台17,18が設けられている。この左右両昇
降台17,18においては、それぞれ、複数の格納物載
置用フォーク19が左右両支持腕15,16から同一水
平面上で相対向して等間隔Nで突設され、この各フォー
ク19の上面を結ぶ水平面が格納物載置面20(図4,
8,9参照)になっている。
【0016】前記ウインチ10により各ワイヤ11,1
2,13,14が昇降すると、入出庫室1の中央室1a
及び昇降室2で左右両昇降台17,18が互いに連動し
て昇降し、入出庫室1の中央室1aの下方にある地下室
1eで自動車4の入出のために待機する最下降状態と、
各階の昇降室2で格納室3に対する自動車4の入出のた
めに停止する状態とを取り得る。
【0017】(図1及び図2に示す前記入出庫室1内の
ターンテーブル22について)図1,3,4,6及び図
2,7,8,9に示すように、前記入出庫室1の中央室
1aの床Fにおいて地下室1eの上方で、円形状のガイ
ドレール21が前記昇降リフト5の左右両支持腕15,
16及び左右両昇降台17,18の昇降軌跡範囲を避け
て設けられている。ターンテーブル22においては、中
央で十字状に交差する長板23及び短板24と、この長
板23の両端でT状に交差する端板25とを有し、この
各板23,24,25間の四箇所でそれぞれ複数の格納
物載置用フォーク26が長板23の両側から同一水平面
上で突設されている。この両端板25の下側には、それ
ぞれ、モータ27とそれにより回転する駆動輪28を一
組とする駆動部が二組ずつ取着されている。この各駆動
輪28がガイドレール21上に支持されてターンテーブ
ル22の全体が水平面上で回転可能になっている。この
ターンテーブル22のうち、長板23の両側に位置する
部分(短板24の両側部分、両端板25の両側部分、両
側の各フォーク26)が格納物載置台29になり、それ
らの上面を結ぶ水平面が格納物載置面30になってい
る。なお、前記入出庫室1の右室1cには入出口1dに
隣接してターンテーブル22への案内床31が設けられ
ている。
【0018】前記ターンテーブル22は、その回転に伴
い、長板23の長手方向すなわち両格納物載置台29の
延設方向が自動車4の入出方向Aに一致する格納物入出
可能位置Pと、この延設方向が自動車4の入出方向Aに
対し直交する昇降台昇降可能位置Qとを取り得る。
【0019】(図1及び図2に示す前記入出庫室1内の
可動体32について)図1,3,4,6及び図2,7,
8,9に示すように、前記ターンテーブル22の下側に
可動体32が付設されている。この可動体32において
は、ターンテーブル22の長板23に沿う長板33の両
側から複数の補助フォーク34が同一水平面上で突設さ
れている。
【0020】入出庫室1の中央室1aの床Fで前記昇降
リフト5の左右両支持腕15,16及び左右両昇降台1
7,18の昇降軌跡範囲を避けて設けられた取付板35
において、その中央部の下側に駆動モータ36が取着さ
れ、この駆動モータ36により回動するスプライン駆動
軸37が上方へ突出している。前記可動体32の長板3
3の中央部にはボス38が設けられ、このボス38にス
プライン駆動軸37が嵌合されて、可動体32がスプラ
イン駆動軸37に対し一体回動可能にかつ上下動可能に
なっている。前記ターンテーブル22の長板23の中央
部には支持孔39が設けられ、この支持孔39にボス3
8が嵌合されて、可動体32がターンテーブル22に対
し単独回動可能にかつ上下動可能になっている。この可
動体32の回動中心32aはターンテーブル22の回動
中心22aと同一に設定されている。
【0021】前記取付板35において、その左右両側部
の下側に駆動シリンダ40が取着され、この左右両駆動
シリンダ40の両ピストンロッド40aが上方へ突出し
ているとともに、それぞれの両ピストンロッド40aの
上端部に載置部41が取着されている。この左右両載置
部41は、左右両ピストンロッド40aの上下動によ
り、上動位置と下動位置とを取り得る。
【0022】(前記ターンテーブル22と可動体32と
の位置関係について)ターンテーブル22の各格納物載
置用フォーク26のうち、その回動中心22aに最も近
い位置で互いに隣接する両フォーク26a,26bにお
いては、この回動中心22aに対し一方のフォーク26
aがなす距離L1 は、この回動中心22aに対し他方の
フォーク26bがなす距離L2 よりも大きく、それらの
距離比がL1 :L2 (L1 >L2 )になっている。ま
た、これらの両フォーク26a,26bに隣接する他の
各フォーク26cは、互いに等間隔Nで並設されてい
る。
【0023】可動体32の各補助フォーク34のうち、
その回動中心32a(前述したようにターンテーブル2
2の回動中心22aと同一)に最も近い位置で互いに隣
接する両フォーク34a,34bにおいては、この回動
中心32aに対し一方のフォーク34aがなす距離M1
は、この回動中心32aに対し他方のフォーク34bが
なす距離M2 よりも大きく、それらの距離比がM1 :M
2 (M1 >M2 )になっている。また、これらの両フォ
ーク34a,34bに隣接する他の各フォーク34c
は、互いに等間隔Nで並設されている。
【0024】ちなみに、可動体32の前記距離M1 、距
離M2 及び間隔Nは、それぞれターンテーブル22の前
記距離L1 、距離L2 及び間隔Nと同一になっている。
また、前記昇降台17,18の各格納物載置用フォーク
19の間隔Nも、ターンテーブル22及び可動体32の
間隔Nと同一になっている。
【0025】このように各格納物載置用フォーク26や
各補助フォーク34を配設したので、ターンテーブル2
2と可動体32との位置関係は、次のようになる。 * ターンテーブル22が前記格納物入出可能位置Pに
ある場合 図3,4,6に示すように、可動体32はその長板33
で前記左右両載置部41上に載って上動し、ターンテー
ブル22の下側に接近するとともに、この可動体32の
各補助フォーク34はターンテーブル22の格納物載置
台29にあってその各格納物載置用フォーク26間の隙
間Gに位置する閉鎖状態(閉鎖回動位置、回動不能位
置)となる。
【0026】* ターンテーブル22が前記昇降台昇降
可能位置Qにある場合 図7,8,9に示すように、可動体32は前記左右両載
置部41上から離れ、自重で下動してターンテーブル2
2の下側に対し離間するとともに、この可動体32が1
80度回動してその各補助フォーク34が前記隙間Gの
昇降台昇降軌跡範囲内から退避してターンテーブル22
の各格納物載置用フォーク26の下側に位置する開放状
態(開放回動位置、回動許容位置)となる。従って、前
記昇降台17,18の各格納物載置用フォーク19がこ
の隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通って昇降し得る。
【0027】(図3及び図7に示す前記入出庫室1内の
足場テーブル42について)図3,5,6に示すよう
に、ターンテーブル22の格納物載置台29が前記格納
物入出可能位置Pにある状態で、この格納物載置台29
の前後両側には円形状のガイドレール21の内側で昇降
許容空間Sができる。この前後両昇降許容空間Sにおい
てそれぞれ左右に二分割された両足場テーブル42が設
置されている。この各足場テーブル42においては、固
定分割テーブル43と中間分割テーブル44と可動分割
テーブル45とを有し、この固定分割テーブル43が床
Fに取着されている。この固定分割テーブル43の両側
に長孔46が設けられているとともに、この中間分割テ
ーブル44の両側にローラ47が支持されてこの両長孔
46に係入され、この両ローラ47が両長孔46を転動
して中間分割テーブル44が固定分割テーブル43に対
し左右方向へ移動する。この中間分割テーブル44の両
側に長孔48が設けられているとともに、この可動分割
テーブル45の両側にローラ49が支持されてこの両長
孔48に係入され、この両ローラ49が両長孔48を転
動して可動分割テーブル45が中間分割テーブル44に
対し左右方向へ移動する。中間分割テーブル44はその
内側に固定分割テーブル43を収納できるとともに、さ
らに可動分割テーブル45はその内側に中間分割テーブ
ル44を収納でき、各足場テーブル42は全体として伸
縮可能に互いに連結されている。
【0028】入出庫室1の前後両壁面内側において、前
側の左右両ガイドレール6,7間を結ぶ左右方向と、後
側の左右両ガイドレール8,9間を結ぶ左右方向に沿っ
て、それぞれ駆動部50が設けられている。この前後両
駆動部50においては、上下の横杆51が互いに平行に
左右方向へ架設され、この各横杆51には多数のガイド
ローラ52が左右方向へ並設されている。この各ガイド
ローラ52は駆動モータ53により回転する。この前後
両駆動部50の左右両側において、それぞれ、移動レー
ル54がその上下両部で各ガイドローラ52に支持され
ている。各駆動モータ53が回転すると、前側の左右両
移動レール54及び後側の左右両移動レール54は、各
ガイドローラ52の回転により左右方向へ移動し、前側
の左右両ガイドレール6,7間中央部及び後側の左右両
ガイドレール8,9間中央部で互いに接近する状態(図
3,5,6参照)と、前側の左右両ガイドレール6,7
及び後側の左右両ガイドレール8,9から離れて互いに
離間する状態(図7,9参照)とを取り得る。
【0029】この各移動レール54の下端部は前記各可
動分割テーブル45に連結されている。前述したよう
に、前側の左右両移動レール54及び後側の左右両移動
レール54が互いに接近すると、各足場テーブル42に
おいて各可動分割テーブル45は、昇降台17,18の
昇降方向に対し直交する格納物載置台29上の載置面3
0に沿って自動車4の入出方向Aへ移動し、その移動に
伴い各可動分割テーブル45内から各中間分割テーブル
44及び固定分割テーブル43が順次引き出されて伸長
状態となる。この伸長状態で、各足場テーブル42は、
ターンテーブル22の格納物載置台29の前後両側にで
きる前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡
範囲を含む)内に突出する閉鎖位置となる。
【0030】また、前述したように、前側の左右両移動
レール54及び後側の左右両移動レール54が互いに離
間すると、各足場テーブル42において各可動分割テー
ブル45は、同じく自動車4の入出方向Aへ移動し、そ
の移動に伴い各可動分割テーブル45内に各中間分割テ
ーブル44及び固定分割テーブル43が順次収納されて
収縮状態となる。この収縮状態で、各足場テーブル42
は、前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡
範囲を含む)から退避する開放位置となる。
【0031】(図3及び図7に示す前記入出庫室1内の
天井55について)自動車4の入出可能位置Pにある昇
降台17,18及びターンテーブル22の上方で、前記
左側の前後両移動レール54の上端部間及び右側の前後
両移動レール54の上端部間には、それぞれ、天井55
が架設されて左右に二分割されている。前記足場テーブ
ル42を移動させる駆動部50は、この天井55を移動
させる駆動部50と兼用されている。
【0032】前述したように、前側の左右両移動レール
54及び後側の左右両移動レール54が互いに接近する
と、左右両天井55は、前記各足場テーブル42ととも
に、昇降台17,18の昇降方向に対し直交する格納物
載置台29上の載置面30に沿って自動車4の入出方向
Aへ移動し、各足場テーブル42の伸長状態で、昇降室
2の下方空間(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含
む)内に突出する閉鎖位置(図3,5,6参照)とな
る。
【0033】また、前述したように、前側の左右両移動
レール54及び後側の左右両移動レール54が互いに離
間すると、左右両天井55は、前記各足場テーブル42
とともに、同じく自動車4の入出方向Aへ移動し、各足
場テーブル42の収縮状態で、昇降室2の下方空間(昇
降台17,18の昇降軌跡範囲を含む)から退避する開
放位置(図7,9参照)となる。
【0034】(立体駐車場の入出庫作用の概略につい
て) * 図1及び図3〜6に示す状態 昇降台17,18は、前記最下降状態にある。
【0035】ターンテーブル22は、前記格納物入出可
能位置Pにある。可動体32は、上動して前記閉鎖状態
(閉鎖回動位置、回動不能位置)にあり、この可動体3
2の各補助フォーク34がターンテーブル22の格納物
載置台29にあってその各格納物載置用フォーク26間
の隙間Gに位置する。
【0036】各足場テーブル42は、伸長状態で、ター
ンテーブル22の格納物載置台29の前後両側にできる
前記昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡範囲
を含む)内に突出する閉鎖位置にある。
【0037】左右両天井55は、各足場テーブル42の
伸長状態で、昇降室2の下方空間(昇降台17,18の
昇降軌跡範囲を含む)内に突出する閉鎖位置にある。 * 自動車4の入庫 この入出庫可能状態で、自動車4が入出庫室1内に乗り
入れられてその各車輪4aがターンテーブル22の格納
物載置台29上に載置される。運転車は自動車4から降
りてターンテーブル22から退避する。
【0038】* 図1及び図3〜6に示す状態から図2
及び図7〜9に示す状態への動き 各足場テーブル42は、収縮する。左右両天井55は、
互いに開く。
【0039】ターンテーブル22は、自動車4の載置状
態で、可動体32とともに、前記格納物入出可能位置P
から前記昇降台昇降可能位置Qへ向けて90度回動す
る。可動体32は、下動後に180度回動する。
【0040】* 図2及び図7〜9に示す状態 ターンテーブル22は前記昇降台昇降可能位置Qにあ
る。可動体32は、下動して前記開放状態(開放回動位
置、回動許容位置)にあり、この可動体32の各補助フ
ォーク34が前記隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内から退
避してターンテーブル22の各格納物載置用フォーク2
6の下側に位置する。
【0041】各足場テーブル42は、収縮状態で、前記
昇降許容空間S(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含
む)から退避する開放位置にある。左右両天井55は、
各足場テーブル42の収縮状態で、昇降室2の下方空間
(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含む)から退避す
る開放位置にある。
【0042】* 図示しない自動車4の格納作用及び搬
出作用 図2及び図7〜9に示す昇降台昇降可能状態で、前記昇
降台17,18が上昇すると、その各格納物載置用フォ
ーク19がこの隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通り、
自動車4が格納物載置台29から昇降台17,18に受
け渡されて載置され、昇降台17,18とともに上昇す
る。
【0043】詳述しないが、自動車4が昇降台17,1
8に載置されて任意階の昇降室2まで搬送され、そこで
昇降台17,18が停止する。そして、自動車4は昇降
台17,18から横行トレー56に移し換えられて任意
階の昇降室2から格納室3に格納される。または逆に、
自動車4は、横行トレー56から昇降台17,18に移
し換えられて格納室3から任意階の昇降室2へ搬出され
る。次に、昇降台17,18が下降すると、前記昇降台
昇降可能状態で、その各格納物載置用フォーク19が前
記隙間Gの昇降台昇降軌跡範囲内を通り、自動車4が昇
降台17,18からターンテーブル22の格納物載置台
29に受け取られて載置される。その後、昇降台17,
18が最下降状態になる。
【0044】* 図1及び図3〜6に示す状態から図2
及び図7〜9に示す状態への動き 可動体32は、180度回動した後に上動し、この可動
体32の各補助フォーク34がターンテーブル22の格
納物載置台29にあってその各格納物載置用フォーク2
6間の隙間Gに位置する。
【0045】ターンテーブル22は、自動車4の載置状
態で、可動体32とともに、前記昇降台昇降可能位置Q
から前記格納物入出可能位置Pへ向けて90度回動す
る。各足場テーブル42は、伸長する。
【0046】左右両天井55は、互いに閉じる。 * 自動車4の出庫 図2及び図7〜9に示す入出庫可能状態で、運転車が自
動車4に乗り込み、自動車4がターンテーブル22の格
納物載置台29上から離れ、入出庫室1から出される。
【0047】本実施形態は下記(イ)〜(ト)の特徴
(後記する他の技術的思想以外)を有する。 (イ) 図3,5,6 に示すように、ターンテーブル
22の格納物載置台29が格納物入出可能位置Pにある
状態でこの格納物載置台29の両側にできる昇降許容空
間S(昇降台17,18の昇降軌跡範囲を含む)内に、
足場テーブル42が突出して、その昇降許容空間Sを閉
鎖する。従って、運転者は、この足場テーブル42も利
用して、自動車4に対する乗降を容易に行うことができ
る。
【0048】(ロ) 図7に示すように、足場テーブル
42が昇降許容空間Sの昇降軌跡範囲から退避して、そ
の昇降許容空間Sを開放する。従って、足場テーブル4
2の付設にもかかわらず、昇降台17,18を支障なく
昇降させることができる。
【0049】(ハ) 格納物昇降台17,18の昇降方
向に対しほぼ直交する格納物載置台29上の載置面30
に沿って、足場テーブル42が前記閉鎖位置と開放位置
との間で移動する。従って、入出庫室1の床Fを有効に
利用して足場テーブル42を設けることができる。
【0050】(ニ) 上記(ハ)と関連して、足場テー
ブル42の移動方向は、自動車4の入出方向Aに沿って
設定されている。従って、自動車4の入出方向Aに対し
直交する自動車4の幅方向で、立体駐車場のサイズを小
さくすることができる。
【0051】(ホ) 上記(ハ)(ニ)と関連して、足
場テーブル42は、伸縮可能に互いに連結された複数の
分割テーブル43,44,45を有し、この各分割テー
ブル43,44,45の伸縮に伴い、前記閉鎖位置で伸
長状態となり、前記開放位置で収縮状態となる。従っ
て、入出庫室1の床Fで収縮状態の足場テーブル42の
占有面積を狭くすることができる。
【0052】(ヘ) 上記(ハ)(ニ)(ホ)と関連し
て、足場テーブル42は、格納物載置台29の両側にで
きる昇降許容空間Sでそれぞれ二分割されている。従っ
て、入出庫室1の床Fで収縮状態の足場テーブル42の
占有面積をより一層狭くすることができる。
【0053】(ト) 入出庫室1にあっては、格納物4
の入出可能位置Pにある格納物昇降台17,18の上方
で、格納物昇降台17,18の昇降軌跡範囲内に突出す
る閉鎖位置と、この昇降軌跡範囲から退避する開放位置
とを取り得るように、天井55を移動可能に設けた。従
って、運転者は乗降時に落下物に対する心配をする必要
がなくなる。
【0054】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記(イ)のように構成してもよい。 (イ) 前後左右の各足場テーブル42を分割せずに一
体化する。
【0055】〔他の技術的思想〕各実施形態から把握で
きる技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項5において、天井55は、格納物昇降台
17,18の昇降方向に対しほぼ直交する格納物昇降台
17,18上の格納物載置面20に沿って閉鎖位置と開
放位置との間で移動可能に設けられている。従って、入
出庫室1の床Fの上方空間を有効に利用して天井55を
設けることができる。
【0056】(ロ) 請求項5または上記(イ)におい
て、天井55は二分割されている。従って、天井55を
開放位置にした場合に、天井55の下方空間のために必
要となる入出庫室1の床Fの面積を小さくすることがで
きる。
【0057】(ハ) 請求項5または上記(イ)または
上記(ロ)において、天井55の移動方向は、格納物4
の入出方向Aに沿って設定されている。従って、自動車
4の入出方向Aに対し直交する自動車4の幅方向で、立
体駐車場のサイズを小さくすることができる。
【0058】(ニ) 請求項5または上記(イ)または
上記(ロ)または上記(ハ)において、足場テーブル4
2を移動させる駆動部50と、天井55を移動させる駆
動部50とを兼用している。従って、駆動部50を簡単
にすることができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる格納場によれ
ば、例えば格納物(4)が自動車の場合、運転者は、入
出庫室(1)の床(F)を有効に利用して設けた足場テ
ーブル(42)も利用して、格納物(4)に対する乗降
を容易に行うことができるとともに、この足場テーブル
(42)の付設にもかかわらず、格納物昇降台(17,
18)を支障なく昇降させることができる。
【0060】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、入出庫室(1)の床(F)で収縮状態の
足場テーブル(42)の占有面積を狭くすることができ
る。請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2
の発明の効果に加え、入出庫室(1)の床(F)で収縮
状態の足場テーブル(42)の占有面積をより一層狭く
することができる。
【0061】請求項4の発明によれば、請求項1から請
求項3のうちいずれかの請求項に記載の発明の効果に加
え、格納物(4)の入出方向(A)に対し直交する格納
物(4)の幅方向で、格納場のサイズを小さくすること
ができる。
【0062】請求項5の発明によれば、請求項1から請
求項4のうちいずれかの請求項に記載の発明の効果に加
え、運転者は乗降時に落下物に対する心配をする必要が
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる立体駐車場において入出
庫室内のターンテーブルが格納物入出可能位置にある状
態を示す概略正断面図である。
【図2】 同じく入出庫室内のターンテーブルが昇降台
昇降可能位置にある状態を示す概略正断面図である。
【図3】 図1の状態にあって入出庫室を示す平断面図
である。
【図4】 図3のX1 ーX1 線部分断面図である。
【図5】 図3のX2 ーX2 線部分断面図である。
【図6】 図3のX3 ーX3 線部分断面図である。
【図7】 図2の状態にあって入出庫室を示す平断面図
である。
【図8】 図7のY1 ーY1 線部分断面図である。
【図9】 図7のY2 ーY2 線部分断面図である。
【符号の説明】
1…入出庫室、2…昇降室、3…格納室、4…格納物と
しての自動車、5…昇降リフト、17,18…格納物昇
降台、22…ターンテーブル、29…格納物載置台、3
0…格納物載置台上載置面、42…足場テーブル、4
3,44,45…分割テーブル、55…天井、S…昇降
許容空間、P…格納物入出可能位置、Q…昇降台昇降可
能位置、A…格納物入出方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 E04H 6/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納物(4)が出し入れされる入出庫室
    (1)と、この格納物(4)が格納される格納室(3)
    と、この入出庫室(1)と格納室(3)とを連通する昇
    降室(2)と、この昇降室(2)を通って入出庫室
    (1)と格納室()との間で格納物(4)を搬送する
    昇降リフト(5)とを備え、 前記昇降リフト(5)にあっては、格納物(4)を載置
    して昇降室(2)で昇降する格納物昇降台(17,1
    8)を有し、 前記入出庫室(1)にあっては、格納物載置台(29)
    を有するターンテーブル(22)を床(F)に設け、こ
    のターンテーブル(22)の回転に伴い、その格納物載
    置台(29)が、格納物(4)の入出可能位置(P)に
    ある格納物昇降台(17,18)に対し格納物(4)を
    受け渡し又は受け取り可能にする昇降台昇降可能位置
    (Q)と、格納物(4)を載置可能にする格納物入出可
    能位置(P)とを取り得る格納場において、 前記入出庫室(1)にあっては、ターンテーブル(2
    2)の格納物載置台(29)が格納物入出可能位置
    (P)にある状態でこの格納物載置台(29)の両側の
    床(F)にできる昇降許容空間(S)のうち、格納物昇
    降台(17,18)の昇降軌跡範囲内に突出する閉鎖位
    置と、この昇降軌跡範囲から退避する開放位置とを取り
    得る足場テーブル(42)を床(F)に備え、格納物昇
    降台(17,18)の昇降方向に対しほぼ直交する格納
    物載置台(29)上の載置面(30)に沿ってこの足場
    テーブル(42)を前記閉鎖位置と開放位置との間で移
    動可能に設けたことを特徴とする格納場における入出庫
    室の構造。
  2. 【請求項2】 足場テーブル(42)は、伸縮可能に互
    いに連結された複数の分割テーブル(43,44,4
    5)を有し、この各分割テーブル(43,44,45)
    の伸縮に伴い、閉鎖位置で伸長状態となり、開放位置で
    収縮状態となることを特徴とする請求項1に記載の格納
    場における入出庫室の構造。
  3. 【請求項3】 足場テーブル(42)は、格納物載置台
    (29)の両側にできる昇降許容空間(S)でそれぞれ
    二分割されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の格納場における入出庫室の構造。
  4. 【請求項4】 足場テーブル(42)の移動方向は、格
    納物(4)の入出方向(A)に沿って設定されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかの
    請求項に記載の格納場における入出庫室の構造。
  5. 【請求項5】 入出庫室(1)にあっては、格納物
    (4)の入出可能位置(P)にある格納物昇降台(1
    7,18)の上方で、格納物昇降台(17,18)の昇
    降軌跡範囲内に突出する閉鎖位置と、この昇降軌跡範囲
    から退避する開放位置とを取り得るように、天井(5
    5)を移動可能に設けたことを特徴とする請求項1から
    請求項4のうちいずれかの請求項に記載の格納場におけ
    る入出庫室の構造。
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